JP2008075396A - インサート - Google Patents

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Shohachi Shimizu
昭八 清水
Shinya Tani
真也 谷
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Abstract

【課題】ボルト体の取着において、挿入口へのボルト体の挿入を容易とし、挿入口への挿入後は、ボルト体の端部をコンクリートと接触することなく円滑に螺着部に導き、もって、ボルト体をコンクリートに埋設されたインサートに作業性良く取着する。
【解決手段】コンクリート面65から離間して設けられ、ボルト体66が螺着される螺着部13と、コンクリート打設時にコンクリート型枠に当接する当接面24と、前記当接面24に設けられ、前記ボルト体66の端部67を前記当接面24側から前記螺着部13側に挿入可能で、前記螺着部13より大きい開口を有する挿入口25と、前記挿入口25と前記螺着部13との間に傾斜して設けられ、前記ボルト体66の端部67が前記挿入口25から挿入されて該ボルト体66が螺回動された際、前記ボルト体66の端部67を前記螺着部13に向けて移動させるべく案内する案内面28とを備えた。
【選択図】図14

Description

本発明は、二重天井のコンクリートスラブやコンクリート壁等のコンクリート内に埋設され、吊ボルト等のボルト体が取着されるインサートに関するもので、特に、埋設後にコンクリート面に開口する挿入口から挿入されたボルト体を作業性良く螺着できるインサートに関するものである。
従来より、コンクリート内に埋設されるインサートは、コンクリートの型枠に固定された後、コンクリートを打設し、硬化後に前記型枠を取外すことによってコンクリート内に埋設されている。このようにして埋設されたインサートには吊ボルトや工事用足場を形成するボルト等のボルト体がコンクリート面に開口する挿入口から挿入され、インサートの螺着部に螺着される。
ところが、前記インサートはコンクリート面から離間してコンクリートの内部に埋設されているところ、挿入口はインサートの螺着部とほとんど変わらない大きさに形成されている。したがって、挿入口の開口が小さいために、特にインサートがコンクリートスラブの天井等の高所に埋設されている場合は、ボルト体の端部を挿入口に位置合わせするのが困難で挿入に手間がかかり、ボルト体を作業性良くインサートに取着できなかった。
これに関して、実開平6−20606号公報には、コンクリート面の挿入口をボルト体の外径より大きくしたものが記載されている。
実開平6−20606号公報
しかし、前記実開平6−20606号公報において、コンクリート面の挿入口はボルト体の外径より大きいものの、その挿入口から内部に埋設されているインサートの螺着部までの間はコンクリートが露出する傾斜面に形成されている。このため、ボルト体の取着時に、挿入口から挿入されたボルト体の端部の雄ねじ部がコンクリート傾斜面と接触し、擦られる。このため、コンクリート傾斜面との滑りが悪くボルト体をインサートの螺着部まで円滑に挿入することができなかった。また、コンクリート傾斜面がボルト体の雄ねじ部によって削り取られてその削り粉が落下することがあるとともに、コンクリート傾斜面が荒れてその後にボルト体を付け替えたりするときにその挿入に支障をきたしていた。そして、強く擦られたときには、ボルト体のねじ山が潰れることもあった。
そこで、本発明は、ボルト体の取着において、挿入口へのボルト体の挿入が容易であるとともに、前記挿入口に挿入した後は、ボルト体の端部とコンクリートとの接触による摺動抵抗を受けず、コンクリートが前記接触によって削り取られることもなく、更に、ボルト体のねじ山が潰れることもなく、ボルト体の端部を螺着部に円滑に導くことができ、もって、ボルト体の取着の作業性を向上できるインサートの提供を課題とするものである。
請求項1のインサートは、コンクリート内に埋設され、ボルト体が取着されるものであって、コンクリート面から離間して設けられ、ボルト体が螺着される螺着部と、コンクリート打設時にコンクリート型枠に当接するとともに前記型枠除去後はコンクリート面に露出する当接面と、前記当接面に設けられ、前記ボルト体を前記当接面側から前記螺着部側に挿入可能で、前記螺着部より大きい開口を有する挿入口と、前記挿入口と前記螺着部との間に傾斜して設けられ、前記ボルト体の端部が前記挿入口から挿入された際、前記ボルト体の端部を前記螺着部に向けて移動させるべく案内する案内面とを備えている。
前記ボルト体は、吊ボルト、工事用足場を形成するボルトなど外周に雄ねじが形成され、コンクリートスラブの天井に吊設されたり、コンクリート壁に取着されるものである。前記螺着部はコンクリート面から離間したコンクリートの内部に設けられている。前記挿入口は円形、楕円形、矩形、多角形等任意の形状に形成できるが、少なくとも前記螺着部の直径より大きい開口を有する。これにより、ボルト体の端部を挿入口に挿入し易くなる。
前記案内面は、前記挿入口から挿入されたボルト体の端部を内部側に離れた位置に配設されている螺着部に導く案内として機能するものである。前記案内面は、挿入口の開口が螺着部より大きいことから傾斜面となっている。前記案内面はこのように形成されているので、ボルト体は挿入口に挿入されると、その端部は案内面に沿って移動し、螺着部まで導かれると同時に該螺着部への螺合を開始する。即ち、ボルト体の端部は内部への挿入過程において案内面に沿って自然と螺着部の開口まで導かれ、螺着部の開口内に円滑に入り込んで螺着される。なお、ボルト体を挿入口から挿入するときは、螺回動させつつ挿入してもよい。前記案内面は、半球殻状、椀状、ドーム状等の湾曲面や直線状の傾斜面など各種形状に形成することができる。
請求項2のインサートは、特に、挿入口が、螺着部と同心円に形成されており、円形の挿入口の中心軸と螺着部の中心軸とは一致している。
請求項3のインサートは、案内面が、挿入口から離間する側に凸となる湾曲面に形成されている。したがって、案内面は挿入口の周端部においてコンクリート面に対する傾斜角度が大きく急激に深くなっているので、ボルト体の端部が前記挿入口の周端部から挿入された場合でも、一旦、挿入口に挿入されると、前記ボルト体の端部は内部側に深く入り込み、挿入口から外れにくくなる。
請求項4のインサートは、案内面が、挿入口から螺着部に向けて直線状に傾斜し、その傾斜角度は45度以上に設定されている。
請求項5のインサートは、案内面と螺着部との間に、内部にボルト体が挿通され、前記螺着部への螺着開始前に前記ボルト体を前記螺着部と同軸状態に起立させる筒段部が設けられている。即ち、案内面と螺着部との間には、案内面に沿って螺着部まで導かれたボルト体を一旦その中心軸が螺着部の中心軸と合致する起立姿勢に保持し、その後、螺着が開始されるよう、筒段部が介在する。前記筒段部は円筒状、多角筒状等に形成され、その内部はボルト体の外径とほぼ同一の大きさに形成される。但し、ボルト体を軸方向に沿って螺着部に適確に螺着できれば、螺着部との間にある程度の隙間があってもよい。
請求項1のインサートは、コンクリート面に開口する挿入口が螺着部より大きい開口を有するから、ボルト体の端部を挿入口に挿入し易い。
一方、挿入口が大きくなると、螺着部までの距離が長くなるが、請求項1のインサートは、前記挿入口と螺着部との間に、傾斜して、ボルト体の端部を前記螺着部に向けて移動させるべく案内する案内面が形成されているから、ボルト体を挿入口に挿入すれば、前記ボルト体は前記案内面に案内されて自ずと螺着部に円滑に導かれるとともに螺着を開始する。その結果、ボルト体をインサートに楽にかつ確実に取着することができ、特に、高所等の離れた位置に埋設されているインサートに対する取着作業においてその効果が大きい。
また、前記挿入口と螺着部との間に前記案内面を設けていることによって、ボルト体の端部を挿入口から挿入して螺着部に移動させるとき、前記ボルト体の端部はコンクリートには全く接触することなく移動するから、コンクリートとの接触による摺動抵抗を受けることなく円滑に螺着部に導いて取着することができるとともに、コンクリート面が接触により削り取られて削り粉が発生したりコンクリート面が荒れたりすることもなく、ボルト体のねじ山が潰れることもない。
請求項2のインサートは、特に、挿入口が、螺着部と同心円に形成されているから、挿入の方向性がなく、ボルト体を挿入口のどの方向からでも挿入でき、取付作業性が向上する。
請求項3のインサートは、案内面が挿入口から離間する側に凸となる湾曲面に形成され、挿入口の周端部において急に深くなるから、一旦、ボルト体の端部が挿入されると挿入口から外れにくい。その結果、ボルト体の端部を挿入口に円滑かつ確実に挿入できる。また、それに伴って、挿入口を大きく形成できるという効果も奏する。
請求項4のインサートは、案内面が直線状に傾斜し、その傾斜角度は45度以上に形成されているから、案内面は直線状の傾斜面ではあるが、傾斜角度が大きいので、ボルト体の端部が挿入口の周端部から挿入された場合でも、挿入口から外れにくく、挿入口への挿入を円滑かつ確実に行なうことができる。
請求項5のインサートは、案内面と螺着部との間に、前記螺着部への螺着開始前に前記ボルト体を前記螺着部と同軸状態に起立させる筒段部が設けられているから、ボルト体が螺着部に対して斜めに挿入されることによって螺着不能となるのを防ぎ、ボルト体を螺着部の中心軸に合致させた状態で適確に螺着することができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。なお、本実施形態においては、二重天井のコンクリートスラブにボルト体として吊ボルトを吊設するためのインサートを例示する。ここで、図1は本発明の実施形態のインサートを示す斜視図、図2はその正面図、図3及び図4は断面図、図5及び図6は図1のインサートの組付図であり、図7及び図8は図1の釘保持部の拡大図である。
本実施形態のインサートは最終的には、図14に示すように、インサート金具11とベース体21とが一体化された形態でコンクリートスラブ64内に埋設されるものである。
図1乃至図8において、インサート1はインサート本体2と、前記インサート本体2に離脱可能に一体化され、釘51をその軸部52に沿って保持する図7及び図8に示した、合成樹脂製の釘保持部41とで構成されている。前記インサート本体2は、図5及び図6に示すように、内部の螺着部13に図14に示す吊ボルトからなるボルト体66が螺着される金属製のインサート金具11と、合成樹脂の一体成形により形成されたベース体21とを一体に組付けてなる。また、前記釘保持部41は、合成樹脂の一体成形により前記インサート本体2の合成樹脂製のベース体21と一体に形成し、コンクリート埋設の型枠取外し後に、連結部46を破断して前記インサート本体2のベース体21と分離するものとなっている。
前記インサート金具11は、図5及び図6に示すように、円筒部12と円盤状の鍔部14とが一体に形成され、中心部に軸方向に沿って貫通孔15が形成されている。前記円筒部12の内面には、外周面に雄ねじを有する前記ボルト体66が螺着される雌ねじからなる螺着部13が形成されている。本実施形態においては、このインサート金具11は釘保持部41を介してベース体21と一体化している。即ち、前記インサート金具11は、後述するように、インサート金具11の螺着部13に釘保持部41の螺合突部44を螺合して両者を組付けるとともに、前記釘保持部41をベース体21とともに一体成形することによって該ベース体21に離脱可能に連結することにより、ベース体21と一体化し、インサート本体2を構成している。
前記インサート金具11の鍔部14は、下面が後述するベース体21の補助支柱30の頂部と当接し、これに支持されて水平姿勢を保つとともに、コンクリート打設後に抜け外れを防止するアンカーとして機能する。なお、前記ボルト体66のねじ径は通常いわゆる3分用のW3/8及び4分用のW1/2のものが使用される。
次に、前記インサート本体2のベース体21は、高さ方向のほぼ中央部に前記インサート金具11の円筒部12の下部を収容する金具収容スリーブ22を備えるとともに、底部側にコンクリートの型枠61と当接する当接面24を有する正四角形状の当接板23が設けられている。そして、前記当接板23の中央には型枠61側に開口する挿入口25が形成されている。ここで、前記金具収容スリーブ22の内径はインサート金具11の円筒部12の外径と略同一に形成されている。また、前記挿入口25は前記螺着部13とは同心円に形成されているとともに、インサート金具11の円筒部12の螺着部13より大きい開口を有し、ペンチや後述する工具を挿入できるようになっている。なお、当接面24は、当然であるが、型枠61と密接すべく平坦面に形成されている。型枠61と密接しない場合には、コンクリート打設時に、隙間からコンクリートのトロが侵入し、インサート1がコンクリート面に対して傾いた状態で埋設されるからである。
更に、前記金具収容スリーブ22の下端周縁部からは前記当接板23の当接面24の挿入口25に向けて半球殻状、椀状、ドーム状等の湾曲面をなす空間形成部26が形成されている。前記空間形成部26は内部に前記当接面24の挿入口25において開口する中空空間27を形成するとともに、コンクリート打設時に、前記中空空間27内にコンクリートが侵入するのを防止する。
そして、前記空間形成部26において前記挿入口25からインサート金具11の螺着部13に向かう内面は本発明の特徴とする案内面28を形成している。この案内面28は前記空間形成部26の内面に形成されたものであるから、同じく半球殻状、椀状、ドーム状等の連続した湾曲面となっている。言い換えれば、前記案内面28は挿入口25から離間する側に凸となる湾曲面に形成されている。そして、前記挿入口25はインサート金具11の螺着部13より大きな開口を有しているから、前記挿入口25と前記螺着部13との間で、傾斜するものとなっている。
前記案内面28は、コンクリート埋設後にインサート1にボルト体66を取着する際に、前記ボルト体66の端部を螺着部13に向けて移動させるべく案内する構成部として機能する。これにより、ボルト体66の端部が当接面24の挿入口25において中心から外れた周端部から挿入されても、前記ボルト体66の端部は案内面28に当接しながらその面に沿って中央側に移動し、螺着部13内に導かれる。なお、前記案内面28はこのように機能するものであるから、ベース体21はできる限り滑り性の良い材質で形成するのが望ましい。
前記金具収容スリーブ22の下端周縁部と空間形成部26との境界部の内面には、該内面に沿って、図3、図4等に示すように、僅かに中心側に突出する環状突部29が設けられており、その先端縁部は、後述する、釘保持部41の連結用突部45に形成された連結部46と離脱可能に連結している。これらの連結部分を介して、前記ベース体21と釘保持部41とは合成樹脂の一体成形により一体に形成されている。
前記インサート1の左右両側には、前記ベース体21の当接板23と空間形成部26との接合部上に一対の補助支柱30が立設されている。前記一対の補助支柱30は、前述のように、その上端面がインサート金具11の鍔部12の下面と当接して支持するとともに、該インサート金具11の鍔部12を水平姿勢に保つ。
一方、前記インサート本体2に離脱可能に連結されてインサート1を形成する前記釘保持部41は、図7及び図8に示すように、筒状部42で形成され、その内部には上下に貫通し、釘51が挿通される貫通孔43が設けられている。前記貫通孔43は軸方向のほぼ中間位置で段差が形成され、上半部における上部開口の内径d1は釘51の軸部52より僅かに小さく形成され、前記段部における開口の内径d2はそれより更に小さく形成されて、上部開口から段部に向かうに従って内径は直線的に小さくなっている。これにより、釘51は貫通孔43の上部開口から挿入され、上半部に圧入されることによって釘保持部41に強固に保持されるようになっている。
前記釘保持部41の軸方向のほぼ中間位置における筒状部42の外周面には互いに反対側の2箇所に周方向沿って所定長さの一対の螺合突部44が突設されている。前記螺合突部44は1ピッチ分の雄ねじに形成されていて、前記インサート金具11の円筒部12の螺着部13に螺合して、釘保持部41が前記インサート金具11に取着されるようになっている。
また、前記釘保持部41の筒状部42の外周面における前記螺合突部44より下方には周方向に沿って所定長さの一対の連結用突部45が一体に突設されており、更に、この連結用突部45には前記ベース体21の環状突部29と連結する連結部46が形成されている。前記連結部46は、図7に示すように、前記一対の連結用突部45において、それぞれの先端周縁に周方向に間隔をおいて複数の小さい接合凸部が形成されるとともに、該接合凸部に切欠47が形成され、この部分で破断される構造となっている。即ち、釘保持部41はこのような構造を有する連結部46を介して前記ベース体21つまりはインサート本体2に離脱可能に連結されている。前記釘保持部41をインサート本体2から離脱させるためには、ベース体21に対して釘保持部41をその中心軸を軸に回動することによって前記連結部46の切欠47の形成部分を周方向に破断して行なうことができる。
前記釘保持部41の筒状部42において前記連結用突部45より更に下方の部分はインサート本体2の中空空間27内に突出する突出部48となっており、この突出部48は六角柱状に形成されている。但し、前記突出部48は六角柱状に限られるものではない。
次に、コンクリートを打設してから型枠61を取外した後、釘保持部41をコンクリートに埋設されたインサート本体2から離脱させるための工具を説明する。これに使用する工具としては通常のペンチやプライヤ等の挟持工具を使用してインサート本体2の中空空間27内の前記釘保持部41の突出部48を挟持し、回動させて離脱させることもできるが、図9、図10及び図12に示す釘保持部除去工具71を使用すると便利である。この釘保持部除去工具71は釘保持部41の突出部48の外面に係止する係止部73を備えた円筒状の工具本体72と、一端側が前記工具本体72に連結された延長棒部材81とで構成されている。
前記工具本体72の係止部73は該工具本体72の上端部に形成されており、内部に前記釘保持部41の突出部48が挿入される係止孔74を有している。前記係止孔74は前記釘保持部41の筒状部42の突出部48の形状に対応して断面が六角形状に形成されている。一方、前記延長棒部材81は長尺な筒状或いは丸棒状の柄部82で形成され、一端側は前記ねじ77を介して工具本体72に着脱自在に連結されており、他端側は手で把持可能な把持部83を形成している。前記釘保持部除去工具71はこのように形成されているので、延長棒部材81の把持部83を把持して、インサート1の釘保持部41の下方から工具本体72の係止部73をインサート本体2の中空空間27に突出している前記釘保持部41の筒状部42の突出部48に外嵌し、係止させて前記釘保持部41をその中心軸を軸に回動させることができる。なお、前記釘保持部除去工具71は連結用のねじ77を緩めて延長棒部材81を取外し、工具本体72単独で使用することもできる。
次に、上記のように構成された本実施形態のインサート1をコンクリートに埋設する方法を図11乃至図13に基づいて説明する。
まず、図11(a)に示すように、型枠61に打ち込まれる釘51は、頭部53及び軸部52の一部がインサート本体2から上方に突出し、前記釘51の先端部54は前記当接面24の挿入口25から型枠61側に突出しない状態で、釘保持部41内に保持させておく。そして、その状態で、インサート1の当接面24を型枠61の片面に当接させる。
次に、図11(b)に示すように、ハンマー等の工具で釘51の頭部53を叩打し、軸部52の一部及び先端部54を型枠61に打ち込む。釘51を打ち込んだ後は、図11(c)に示すように、型枠61上にコンクリートを打設する。ここで、インサート1には空間形成部26が設けられているので、コンクリートが中空空間27に侵入するのが防止される。
そして、コンクリートが硬化したら、図11(d)に示すように、型枠61を取外す。このとき、釘保持部41は螺合突部44がインサート金具11の螺着部13に螺合し、強固に取着されているので、前記型枠61を下方に取外しただけでは該型枠61についていかず、釘51とともにインサート本体2側にそのまま保持される。型枠61が取外されると、インサート1はコンクリートスラブ64内に埋設され、当接面24がコンクリート面65から露出し、中空空間27が挿入口25を通して外部に臨むこととなる。
型枠61を取外した後は、コンクリート面65から外部に突出している釘51を除去するため、図12に示すように、前記釘保持部除去工具71を使用して、コンクリートスラブ64内に埋設されているインサート1から釘保持部41を釘51と一体に離脱させる。具体的には、まず、図12(a)に示すように、インサート1の下方から前記釘保持部除去工具71を近接させる。次いで、図12(b)に示すように、前記釘保持部除去工具71の係止部73の係止孔74をインサート1の中空空間27内に突出している釘保持部41の突出部48に外嵌し、係止させる。このとき、前記釘保持部除去工具71は工具本体72に延長棒部材81が連結された長尺なものであるから、インサートがコンクリートスラブ64の天井等の高所に埋設されている場合でも、梯子や脚立に登ることなく床面に立った姿勢で遠隔操作により係止部73を係止させることができる。
次に、釘保持部除去工具71の係止部73を釘保持部41の突出部48に係止させたら、前記釘保持部除去工具71の把持部83を回動し、前記釘保持部41をその中心軸を軸に回動する。すると、回動による周方向の力により、釘保持部41の連結部46は切欠47の形成部において剪断による破断を生じ、釘保持部41はベース体21から分離される。連結部46が破断した後は、更に回動を継続することにより、インサート金具11の螺着部13と釘保持部41の螺合突部44との螺合が解除され、前記釘保持部41はインサート本体2から離脱可能な状態となる。
なお、釘保持部41ではなく釘51の突出している先端部54をペンチやプライヤ等の工具で掴持して釘51を釘保持部41とともに取外すことも可能であるが、釘51は細径かつ円柱状であるため、滑って掴持しにくく、掴みが滑ったときには反動で怪我をすることもあり危険である。その点、前記釘保持部除去工具71を使用し、釘保持部41を回動させて離脱させる場合はそのような不具合がない。但し、前記不具合がなければ、前記ペンチ等の工具で釘51を掴持して釘保持部41とともに除去しても何ら差し支えない。
釘保持部41が離脱可能な状態となったら、図13に示すように、釘保持部除去工具71を引下げれば、釘保持部41は、自重により前記釘保持部除去工具71の係止部73に載置された状態で、或いは、係止孔74内への圧入により前記係止部73に保持された状態で、釘51とともにインサート本体2から離脱し、下方に引出される。以上により、インサート1は釘保持部41及び釘51が除去された状態でコンクリートスラブ64内に埋設され、施工が完了する。
次に、天井など高所のコンクリートスラブ64内に埋設された本実施形態のインサート1にボルト体66が下方から取着されるときの状態を図14に基づいて説明する。
今、ボルト体66の端部67はインサート1の挿入口25においてその中心から離れた周端部から挿入されるものとする。まず、図14(a)で、ボルト体66は下方からインサート1の挿入口25に向けて押上げられる。
そして、前記ボルト体66の端部67が挿入口25内に挿入されると、図14(b)に示すように、前記ボルト体66の端部67はインサート1の空間形成部26内の案内面28に当接する。そこで、更に、押上げられると、前記空間形成部26の案内面28は半球殻状の湾曲面に形成され、螺着部13の下面周端部に向けて傾斜しているので、前記ボルト体66の端部67は前記案内面28に沿って移動し、図14(c)に示すように、螺着部13の直下に導かれる。このとき、案内面28は空間形成部26に形成されているので、ボルト体66の端部67はコンクリートに接触することがなく、したがって、案内面28に沿って円滑に移動する。その後、ボルト体66は螺着部13の下端開口に挿入され、図14(d)に示すように、前記螺着部13に螺着される。ここで、ボルト体66はその先端角部が面取加工によりテーパ面に形成されていると、螺着部13の開口内への挿入がより容易となる。
次に、本実施形態のインサート1の作用を説明する。
まず、インサート1は、コンクリート面65に開口する挿入口25がインサート金具11の螺着部13より大きい開口を有するから、ボルト体66の端部67を前記挿入口25に挿入し易い。
次に、挿入口25の開口が大きくなると、ボルト体66の端部67の挿入位置から螺着部13までの距離が長くなるが、本実施形態のインサート1は、空間形成部26における前記挿入口25と螺着部13との間の内面が、傾斜して、ボルト体66の端部67を前記螺着部13に向けて移動させるべく案内する案内面28に形成されているから、ボルト体66を挿入口25に挿入すれば、前記ボルト体66は案内面28に案内されて円滑に螺着部13に導かれ、螺着が開始される。なお、ボルト体66を挿入口25に挿入するとき、螺回動しつつ挿入してもよい。ここで、ボルト体66は回動させつつ螺着部13に移動させると、自然と前記螺着部13の直下まで導かれるとともに螺着が開始されることが試作トライにおいて確認されている。その結果、ボルト体66をインサート1に円滑かつ確実に取着することができ、特に、高所等の離れた位置に埋設されているインサート1への取着作業においてその効果は大きい。
そして、空間形成部26において前記挿入口25と螺着部13との間に前記案内面28を設けていることによって、ボルト体66の端部67を挿入口25から挿入して螺着部13に移動させるときに、前記ボルト体66の端部67はコンクリートには一切接触することなく案内面に沿って移動するから、コンクリートとの接触による摺動抵抗を受けずに円滑に螺着部13に導いて取着できるとともに、コンクリート面が接触により削り取られて削り粉が発生したりコンクリート面が荒れたりすることもなく、ボルト体66のねじ山が潰れることもない。
更に、挿入口25が、螺着部13と同心円に形成されているから、挿入の方向性がなく、ボルト体66を挿入口25の任意方向から挿入でき、取付作業性が向上する。
加えて、特にインサート1が高所に埋設されていて離れた位置からボルト体66の取着操作を行なう場合に、挿入口25より奥側の傾斜面の傾斜が小さいと、一旦、ボルト体66の端部67を挿入口25から挿入しても再び該挿入口25の外に外れ易く収容安定性に欠けるところ、本実施形態のインサート1は、前記空間形成部26が半球殻状の湾曲面に形成され、つまり案内面28は挿入口25から離間する側に凸となる湾曲面に形成されており、挿入口25の周端部において急に奥側に深くなっている。このため、一旦、挿入されるとボルト体66の端部67は中空空間27の奥側まで導かれて収まり具合がよく挿入口25から外れにくい。これにより、挿入口25への挿入を円滑に行なうことができる。また、それに伴って、挿入口25を大きく形成できる。
次に、別の実施形態のインサート1を図15に基づいて説明する。
図15において、インサート1は、案内面28と螺着部13との間に、内部にボルト体66が挿通される所定長さの円筒状の筒段部31が形成されている。前記筒段部31は、その内径がボルト体66の外径と略同一に形成されているとともに、中心軸68は螺着部13の中心軸16と一致している。
このように形成された筒段部31は、挿入口25から挿入されたボルト体66の端部67が案内面28の案内によって螺着部13の直下に導かれた後、内部に挿通される。すると、筒段部31は、内径がボルト体66と略同一であって、螺着部13と同軸に形成されているから、内部に挿通されたボルト体66を前記螺着部13と同軸状態に起立させる。その結果、その後のボルト体66の螺着部13への螺着を円滑かつ確実に行なうことができ、ボルト体66が螺着部13に斜め方向から挿入されることによって螺着が不能となるのを防止できる。
なお、前記筒段部は円筒状に限らず、多角筒状等に形成してもよい。また、ボルト体66を軸方向に沿って螺着部13に適確に螺着できれば、螺着部13との間にある程度の隙間があってもよい。この実施形態のインサートは請求項5の態様に相当する。
ところで、上記実施形態の挿入口25は、螺着部13と同心円に形成しているが、これに限られるものではなく、円中心は螺着部13の中心軸と一致していなくてもよい。また、前記挿入口25の開口は円形ではなく、楕円形や正方形、長方形、六角形等の多角形であってもよい。
更に、上記実施形態の案内面28は、挿入口25から離間する側に凸となる湾曲面であって半球殻状等の面に形成しているが、これに限られるものではなく、例えば、図16(a)に示すように、略S字状の断面を有し、螺着部13に近い部分が挿入口25側に凸となる湾曲面となっていて、挿入口25の開口が図1等に示した上記実施形態のインサート1より更に大きくなっている形状とすることもできる。この場合、特に、案内面28において螺着部13に近い部分が挿入口25側に凸となる湾曲面に形成され、該螺着部13の下端開口に集束するような湾曲面となっているので、前記案内面28に沿って移動するボルト体66の端部67は前記湾曲面に沿って滑らかに螺着部13の直下に導かれる。
また、案内面28は、図16(b)に示すように、空間形成部26を円錐台或いは角錐台に形成し、挿入口25から螺着部13にかけての傾斜面が直線状のものとすることも可能である。但し、図16(b)における傾斜角度イが小さいと、前述のように、特に高所に埋設されたインサート1の挿入口25に挿入するときに、挿入口25内へのボルト体66の端部67の収まり具合が悪く開口から外れ易いので、その傾斜角度イは45度以上に設定するのが望ましい。なお、この実施形態は、請求項4の態様に相当する。
そして、前記案内面28は、更に、挿入口25側から螺着部13の下端周縁部に向けて集束する複数の小さい突条を放射状に設けてもよい。この場合、挿入口25から挿入されたボルト体66の端部67は前記案内面28上の突条に沿って中央側に集束し螺着部13側に導かれ易くなる。また、上記実施形態のインサート1は、案内面28と螺着部13との境界部分に磁石等の磁性体を埋設してもよく、これにより、金属製のボルト体66は磁性体に引張られて螺着部13の直下に導かれ易くなる。
なお、上記実施形態のインサート1は、インサート金具11とベース体21とを組付けてなるが、合成樹脂の一体成形等によって一体に形成することもできる。また、前記インサート金具11の鍔部14は、円盤状に形成しているが、この形状に限られるものではない。
そして、前記インサート1は、コンクリート打設時に型枠61に1本の釘51を使用して固定するものを示しているが、これに限られるものではなく、複数本の釘51を使用して固定するものにも同様に適用できる。また、前記インサート1は、型枠61に固定する前、釘51は型枠61側に突出しないものであるが、予め型枠61側に突出しているものであってもよい。
なお、上記実施形態では、二重天井のコンクリートスラブ64内にボルト体66としての吊ボルトを吊設するためのインサートを示したが、コンクリート壁に工事用足場を形成するボルトを取着するためのインサートなど各種インサートにも同様に適用することができる。
本発明の実施形態のインサートを示す斜視図である。 図1のインサートの正面図である。 図1のA−A切断線による断面図である。 図1のB−B切断線による断面図である。 図1のインサートを形成する状態を示す分解斜視図である。 図5の断面図である。 図5の釘保持部を示す拡大断面図である。 図7の釘保持部を示す拡大斜視図である。 本発明の実施形態のインサートの釘保持部除去工具を示す正面図である。 図9の工具本体の斜視図である。 図1のインサートの埋設方法を示す断面図であり、(a)はインサートを型枠に据付ける状態を示し、(b)は型枠に釘を打ち込んだ状態、(c)はコンクリートを打設した状態、(d)は型枠を取外す状態を示す。 脱型後、図3のインサート本体から釘保持部を離脱させる方法を示す断面図であり、(a)はインサートの下方から釘保持部除去工具を近接させる状態を示し、(b)は釘保持部除去工具の係止部を釘保持部の筒状部に係止させた状態を示す。 図12のインサート本体から釘保持部を離脱させた状態を示す断面図である。 コンクリート埋設された本実施形態のインサートにボルト体が取着される状況を示す断面図であり、(a)はボルト体がインサートの挿入口に近接した状態を示し、(b)は挿入口から挿入されたボルト体の端部が案内面に案内されて螺着部側に移動する状態、(c)はボルト体の端部がインサートの螺着部の直下に到達した状態、(d)はインサートの螺着部へのボルト体の取着が完了した状態を示す。 本発明の実施形態における別のインサートを示す断面図である。 本発明の実施形態のインサートの変形例を示す断面図であり、(a)は挿入口が広いもの、(b)は案内面が直線状に傾斜したものを示す。
符号の説明
1 インサート
13 螺着部
16、68 中心軸
21 ベース体
24 当接面
25 挿入口
31 筒段部
61 型枠
64 コンクリートスラブ
65 コンクリート面
66 ボルト体
67 端部

Claims (5)

  1. コンクリート内に埋設され、ボルト体が取着されるインサートであって、
    コンクリート面から離間して設けられ、ボルト体が螺着される螺着部と、
    コンクリート打設時にコンクリート型枠に当接するとともに前記型枠除去後はコンクリート面に露出する当接面と、
    前記当接面に設けられ、前記ボルト体の端部を前記当接面側から前記螺着部側に挿入可能で、前記螺着部より大きい開口を有する挿入口と、
    前記挿入口と前記螺着部との間に傾斜して設けられ、前記ボルト体の端部が前記挿入口から挿入された際、前記ボルト体の端部を前記螺着部に向けて移動させるべく案内する案内面と
    を備えたことを特徴とするインサート。
  2. 前記挿入口は、螺着部と同心円に形成されたことを特徴とする請求項1に記載のインサート。
  3. 前記案内面は、挿入口から離間する側に凸となる湾曲面に形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインサート。
  4. 前記案内面は、挿入口から螺着部に向けて直線状に傾斜し、その傾斜角度は45度以上に設定されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインサート。
  5. 前記案内面と螺着部との間に、内部にボルト体が挿通され、前記螺着部への螺着開始前に前記ボルト体を前記螺着部と同軸状態に起立させる筒段部が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のインサート。
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