JPH0647055U - 車載用スピーカのスペーサ - Google Patents

車載用スピーカのスペーサ

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JPH0647055U
JPH0647055U JP9013592U JP9013592U JPH0647055U JP H0647055 U JPH0647055 U JP H0647055U JP 9013592 U JP9013592 U JP 9013592U JP 9013592 U JP9013592 U JP 9013592U JP H0647055 U JPH0647055 U JP H0647055U
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JP
Japan
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hole
spacer
ring
insert nut
engaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP9013592U
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English (en)
Inventor
一馬 加藤
純 笠井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造がきわめて簡単かつ容易で、取付けに際
してスペーサに係合保持したインサートナットが不用意
に回動したり、あるいは取付け後にねじが緩むことがな
いスペーサを提供する。 【構成】 合成樹脂製のリング状本体4の外周縁に沿っ
て上方に突設した側壁5の一部に上方部7aが円形で、
下方部7bが角形の貫通孔7を設け、該貫通孔7内に係
合突起8を突設する。一方、前記貫通孔7と外形が一致
するよう上方部9aを円形とし、下方部9bを角形とす
ると共に、外周部に前記係合突起8と係合する係合凹部
11を設けたインサートナット9を別製し、該インサー
トナット9を前記貫通孔7内に係合保持させてスペーサ
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車載用スピーカをパネル等に取付けるために使用するスペーサに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車載用スピーカをパネル等に取付けるに際して使用されるスペーサは、たとえ ば、図1に示すような磁気回路の挿通部を有する楕円状の合成樹脂からなるリン グ状本体3に一体的に形成した側壁5の各コーナー部に、図6に示すような真鍮 製で外周の中心部に凹状の係合部2を有すると共に、外周面にローレット加工を 施した円筒状のインサートナット1を埋設固定している。 しかして、スペーサを構成する合成樹脂製のリング状本体への円筒状のインサ ートナットの固定方法は、成形金型に事前にインサートナットを仮固定し、しか るのち合成樹脂を充填して行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の円筒状のインサートナットを使用したスペーサは、製造に際して成形金 型内にあらかじめインサートナットを仮固定する必要があるので、その操作に時 間を要し、結果的に成形時間が長くなると共に、インサートナットの成形金型へ の仮固定のために人手もしくは高価な産業用ロボットを必要とするので、得られ るスペーサの価格が高くなるという欠点を有している。
【0004】 また、リング状本体に埋設固定するインサートナットは、全体が円筒状である と共に、その外周面に形成されるローレット加工によるきざみ目は細かく、かつ みぞが浅いので、強い力によって簡単に回転するため使用中に緩みが生ずるおそ れがある。特に、成形加工時に合成樹脂との接着が不十分であると簡単に回動す るという問題がある。
【0005】 さらに、スペーサの成形に際して熱膨張率の異なる真鍮製のインサートナット を埋設固定するため、急激に温度変化によってスペーサ自体に樹脂割れが発生す ると共に、常温が5〜30℃のインサートナットを温度150〜250℃という 高温の合成樹脂中に埋設固定するため、合成樹脂の温度が部分的に下がって諸々 の成形不良を誘発するという問題も有していた。
【0006】 この考案はかゝる現状に鑑み、インサートナットのリング状本体への取付けが きわめて簡単かつ容易で、しかも固定されたインサートナットが回動するおそれ のない車載用スピーカのスペーサを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、この考案の車載用スピーカのスペーサは、磁気回路 部の挿通部を有する合成樹脂製のリング状本体に複数のねじ孔を設けると共に、 該リング状本体の外周縁部を囲繞して所定の高さを有する側壁を上方に向けて一 体的に形成し、該側壁の所定の部位に底面から上面に貫通する貫通孔を下方部は 角形で、上方部は円形となるよう設け、該貫通孔の上方部と下方部との境目の内 周面に係合突起を軸心方向に突設し、該貫通孔の底面から貫通孔とほぼ同形とな るよう下方部の外形が角形で、上方部の外形が円形であって、上下方部の境目の 外周に前記係合突起と係合する係合凹部を有し、かつ軸心を貫通してめねじを形 成したインサートナットの上端部を挿入し、該インサートナットの係合凹部とリ ング状本体に形成した前記係合突起との係合によってリング状本体にインサート ナットを取付けたことを特徴とするものである。
【0008】 この考案において、スペーサを構成する合成樹脂製のリング状本体と、該リン グ状本体の外周部を囲繞して設ける側壁は一体的に形成するもので、該側壁の所 定の部位にスピーカをスペーサに取付けるためのインサートナットを固定するも のである。
【0009】 前記インサートナットは、軸心部にめねじが形成されると共に、その外周部の 形状は、下方部が角形で、上方部は円形で、かつその境目に浅い溝からなる係合 凹部が形成されている。
【0010】 かゝる形状のインサートナットは、各側壁の所要の部位に形成した底面から上 面に貫通する貫通孔内に保持するもので、該貫通孔の形状は、前記インサートナ ットと同様に下方部が角形で、上方部が円形で、その境目にインサートナットに 設けた前記係合凹部と係合する係合突起を軸心に向けて突設したもので、上方の 円形部は上端面に到るに従って縮径するテーパー状とすることによってインサー トナットのリング状本体への挿入が容易となるため好ましい。 前記係合突起は、貫通孔内のほぼ中心部にリング状に形成してもよいが、イン サートナットの係合保持と装着および製造の容易性の点からは、同一円周上に所 定の間隔を存して3つ程度形成することが望ましい。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の車載用スピーカのスペーサの実施例を添付の図面に基づいて 説明する。 この考案の車載用スピーカのスペーサ3は、スピーカの磁気回路部を挿通させ る挿通部4aを有する楕円形状の合成樹脂製のリング状本体4と、該リング状本 体4の外周縁を囲繞して上方に向けて一体的に突設される所定の高さの側壁5と から構成されている。 このリング状本体4の各コーナー部には、スペーサ3をパネル等に取付けるた めのねじ孔6が、また、同じくコーナー部の側壁5には、底面から上面に貫通す る貫通孔7が形成されているもので、実施例におけるリング状本体4は、楕円形 スピーカ用のスペーサで、内径が237×162mm、側壁5の高さが10.5 mmである。
【0012】 前記側壁5のコーナー部に形成される貫通孔7は、図3および図5において明 らかなように、中心部よりやゝ上の上方部7aが円形で、該上方部7a以下の下 方部7bが正方形状の角形となるよう形成すると共に、該貫通孔7内には上方部 7aと下方部7bとの境目に軸心方向に突出する複数(実施例においては3つ) の係合突起8が一体的に設けられている。 なお、前記係合突起8は、リング状本体4を成形するに際し、金型の合わせ目 (パーティング)を利用することによって簡単に形成することができる。
【0013】 一方、前記リング状本体4の各貫通孔7にそれぞれ係合保持するインサートナ ット9は、図4および図5に示すように軸心部にめねじ10を形成すると共に、 外周部の中心よりやや上の上方部9aが円柱状で、かつ上端に到るに従って縮径 する截頭円錐状となすと共に、該上方部9aより下の下方部9bを段部を介して 断面が正方形状の角筒状に形成したもので、その境目には前記貫通孔7に設けた 係合突起8と係合する係合凹部11が設けられている。
【0014】 しかして、それぞれ別個に製作した合成樹脂製のリング状本体4と真鍮製のイ ンサートナット9は、人手もしくは産業用ロボットなどの適宜手段によって、イ ンサートナット9の上方部9aをリング状本体4の貫通孔7の底面側から挿入せ しめ、該貫通孔7の内周面に形成した係合突起8とインサートナット9の外周面 に形成した係合凹部11とを係合させることによってスペーサ3を組み立てるも のである。
【0015】 かくして得たスペーサ3は、たとえば、スピーカを取付けんとするパネルの前 面に側壁5が前方に位置する状態でリング状本体4の背面を当接したのち、リン グ状本体4の前面からねじ孔6にタッピングスクリューと称されるねじを入れ、 その先端部をパネルにねじ止めしてパネルにリング状本体4を固定するものであ るが、その際、パネルとねじ孔6との間にスピードナットを介装することによっ て、両者を確実にしかも緩むことなく固定することができる。 しかるのち、リング状本体4の前方から挿通部4a内に磁気回路部を落とし込 み、スピーカフレームの外周縁部を側壁5の頂面に当接し、スピーカフレームの 外周縁部に形成されたねじ孔と側壁5の貫通孔7内に設けたインサートナット9 とを一致させたのち、スピーカフレーム側からマシンスクリューと呼ばれるねじ を挿入し、該マシンスクリューとインサートナット9のねじ孔10とを螺合させ て両者を一体的に固定するものである。 なお、スピーカフレームとリング状本体4とを一体的に固定するに際し、前記 マシンスクリューを利用してグリルをパネルの前面部に固定するものである。
【0016】
【考案の効果】
この考案の車載用スピーカのスペーサは、リング状本体の外周縁に沿って一体 的に突設された側壁の所定の部位に底面から上面に貫通する貫通孔を、上方部が 円形で、下方部が角形となるよう設けると共に、該貫通孔に外形が前記貫通孔と 同形となるよう上方部を円形とし、下方部を角形とした別製のインサートナット を挿入し、貫通孔に形成した係合突起とインサートナットに設けた係合凹部とを 係合させることによってリング状本体に取付用のインサートナットを保持したの で、スペーサの製造がきわめて簡単かつ容易となって大幅なコストダウンを図る ことができる。
【0017】 特に、スペーサを構成するリング状本体とスペーサ取付用のインサートナット はこれを別製とすることによって、インサートナットのモールドによる従来の製 法に比してスペーサの製造を簡単にすることができ、合成樹脂製のリング状本体 のひび割れや材質の相違による成形不良などの発生するおそれが全くないので、 安定して品質のスペーサを得ることができるものである。 また、インサートナットおよび該インサートナットを係合保持するリング状本 体の貫通孔を上方部が円形で、下方部を角形とすることによって該インサートナ ットに取付用のねじを螺合させてもインサートナットが回転することがなく、か つ使用中の振動によってねじが緩むなどのおそれもないなど実用上多大の利点を 有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の車載用スピーカのスペーサの半平面
図である。
【図2】図1における底面図である。
【図3】スペーサを構成する貫通孔の拡大平面図であ
る。
【図4】スペーサを構成するインサートナットの斜視図
である。
【図5】スペーサを構成する貫通孔とインサートナット
との関係を示す一部切欠側面図である。
【図6】従来のスペーサに使用されているインサートナ
ットの斜視図である。
【符号の説明】
3 スペーサ 4 リング状本体 5 側壁 7 貫通孔 8 係合突起 9 インサートナット 11 係合凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気回路部の挿通部を有する合成樹脂製
    のリング状本体に複数のねじ孔を設けると共に、該リン
    グ状本体の外周縁部を囲繞して所定の高さを有する側壁
    を上方に向けて一体的に形成し、該側壁の所定の部位に
    底面から上面に貫通する貫通孔を下方部は角形で、上方
    部は円形となるよう設け、該貫通孔の上方部と下方部と
    の境目の内周面に係合突起を軸心方向に突設し、該貫通
    孔の底面から貫通孔とほぼ同形となるよう下方部の外形
    が角形で、上方部の外形が円形であって、上下方部の境
    目の外周に前記係合突起と係合する係合凹部を有し、か
    つ軸心を貫通してめねじを形成したインサートナットの
    上端部を挿入し、該インサートナットの係合凹部とリン
    グ状本体に形成した前記係合突起との係合によってリン
    グ状本体にインサートナットを取付けたことを特徴とす
    る車載用スピーカのスペーサ。
  2. 【請求項2】 前記リング状本体の貫通孔に形成する係
    合突起は、貫通孔内のほぼ中心部の同一円周上に複数を
    所定の間隔を存して形成したものであることを特徴とす
    る請求項記載の車載用スピーカのスペーサ。
JP9013592U 1992-12-07 1992-12-07 車載用スピーカのスペーサ Pending JPH0647055U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009050820A1 (ja) * 2007-10-19 2009-04-23 Pioneer Corporation スピーカ用取付部材及びスピーカユニットの固定構造
WO2009144818A1 (ja) * 2008-05-30 2009-12-03 パイオニア株式会社 スピーカシステム

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