JP2518870Y2 - 連結具 - Google Patents

連結具

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JP2518870Y2
JP2518870Y2 JP1989018178U JP1817889U JP2518870Y2 JP 2518870 Y2 JP2518870 Y2 JP 2518870Y2 JP 1989018178 U JP1989018178 U JP 1989018178U JP 1817889 U JP1817889 U JP 1817889U JP 2518870 Y2 JP2518870 Y2 JP 2518870Y2
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洋 有坂
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加藤発条株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は二枚の飾板やパネル板を同時に結合するため
の有用な連結具に関する。
[従来の技術] かかる二部品による連結具の従来技術としては実公昭
61-37847号がある。
即ち、パネル板の穿設孔に固着される雌部材と軸部を
備えた雄部材からなり、前記雌部材の嵌入孔内周面には
前記スリットの直上部分から内方に向けて突起を突設
し、雄部材の軸部周面にはネジ部を形成して前記圧入時
にはこの突起を乗り越えて軸部の圧入を許し、かつ圧入
完了時にネジの谷部に係合させて嵌入状態を保持する一
方、パネルの固着を解除する際は雄部材の頭部を捻回し
て突起を案内にその軸部をネジ戻せるようにしたもので
ある。
また、他の例としては実開昭55-179212号がある。
本開示は、皿状頭部より延び雄ねじを形成したピン
と、フランジ部頭部の裏面より分枝して延出しヒンジ部
を介して案内部を合致させることにより一体化した脚体
部を有する受部とよりなり、前記受部はその脚体部にピ
ンを挿入して仮止めできるようにフランジ部頭部より脚
体部にわたって円孔を形成すると共に、ピンを押圧する
ことにより脚体部を外部へ拡大させる膨出部を前記ヒン
ジ部手前の円孔内に形成したものである。
[考案が解決しようとする課題] しかし、かかる従来の連結具においては、いずれも金
型成型上、金型の抜きを考慮した設計がなされていない
ため、突起に対して無理抜きをしなければならず、突起
形状がくずれ、それによって係止状態が弱くなるという
問題点があった。
また、ねじ山に対して突起を嵌入させるに際して、雌
部材の内壁形状がリング形状に形成されている以上、突
起の大きさは制限されるべきものであって、雄ねじのね
じ山も当然にそれに合うように制限される。
そして前記突起が嵌入孔の内壁に向って形成されてい
る以上、ねじとの嵌合により当然回転作動で嵌合する以
上、突起は変形或いは損失という事故が発生する可能性
が大きく、特に仮り止めに対して問題点があった。
以上の条件は前記突起を大きく成型出来ないという事
であり、これは基本的には連結具そのものの形状に対す
る問題点でもある。
[課題を解決するための手段] かくて、本考案は従来の連結具のもつ問題点を有効に
解決せんと案出したものであって、合成樹脂よりなるね
じ体と、前記ねじ体を受け入れ固着するための受体より
構成される連結具であって、ねじ体は拡大した頭部と、
頭部下面より延出した螺子部と、螺子部先端に形成され
た先端案内部より成り、前記受体は、拡大しかつ先端に
従って薄肉となったフランジと、フランジ下面より延出
した一対の基体部と、基体部終端で内方に膨出した一対
の膨大部と、それに連続した一対のヒンジと、ヒンジに
連続した一対の案内壁と、一対の案内壁の両先端を連結
合致した先端合致部より成り、前記フランジ上面より基
体部にわたって上下方向に嵌合孔が形成され、かつ分枝
された前記一対の基体部は各々、一方の第1分枝端面を
受体の軸心方向と直交する中心線から所定間隔を置いて
外方に位置させ、他方の第2分枝端面を前記中心線に可
及的に近接した形状とし、かつ、前記嵌合孔内には、前
記一対の第1分枝端面の内側に沿って前記中心線に平行
に内壁突起が連続形成されることにより、前記第1分枝
端面と、これに対向する位置の前記第2分枝端面との間
に各々画成される空間部を利用して前記中心線X−Xと
平行に金型抜きを可能とした連結具を特徴とするもので
ある。
[作用] 本考案になる連結具は基体部が分枝され、かつ第1分
枝端面を中心線から所定間隔を置いて外方に位置させ、
第2分枝端面を中心線に可及的に近接した形状とし、か
つ、嵌合孔内には、一対の第1分枝端面に沿って中心線
に平行に内壁突起が連続形成されることにより、第1分
枝端面と、これに対向する位置の第2分岐端面との間に
各々金型抜き用の空間部を設けてあり、金型は前記中心
線と平行方向に抜かれるので、金型抜きの際に突起に無
理な力が作用することがなく、突起の無理抜きがないの
で、その分、突起形状を大きく成形出来、ねじ体と突起
との嵌合度合が強くなり仮止め時における脱落が解消さ
れる。
よって、内壁の突起形成に自由度が出来、その長さ、
高さをねじ体に合わせて成型することが可能となった。
また、金型成型が容易で、コスト低減となり、量産効
果が大きい。
更に、ねじ体も合成樹脂で成形出来るので、ねじ山の
形状を自由に形成出来る。
[実施例] 以下、本考案を図示する実施例により詳細に説明す
る。
本実施例にかかる連結具10は、第1図の正面図で示し
たねじ体20、第2図の受体30より成り、第3図の断面図
により基体部32の特徴を表わしている。
即ち、ねじ体20と前記ねじ体20を受け入れ固着するた
めの受体30は、いずれも合成樹脂材で成型されるもので
ある。
前記ねじ体20は、拡大しほぼ円形状の頭部21と頭部21
の下面より延出した螺子部22と、螺子部22先端に形成さ
れた先端案内部23より成っている。そして、前記螺子部
22はややピッチ間隔を大きくしてあり、これによって受
体30との嵌合を強固にするのである。
また、受体30は先端に移るに従って薄肉となったフラ
ンジ31を有し、前記フランジ31の下面より延出されて一
対の基体部32が形成されている。
そして前記基体部32は、対称状にそれぞれ分枝してお
り、前記フランジ31から分枝された一対の基体部32の軸
方向中心部にかけて嵌合孔38が穿設されており、その終
端には膨出した一対の膨大部33と、それに連続した一対
のヒンジ34と、ヒンジ34に連続した一対の案内壁35のそ
れぞれが、基体部32と同様に分枝した状態で両側から連
結合致して先端合致部36に至っている。
そして、前記フランジ31上面より基体部32にわたって
上下方向に形成された嵌合孔38は、膨大部33で縮小され
たあと、又拡大して先端合致部36に至るのである。
前記した基体部32は第3図の断面図により説明される
ように、分枝された一対の基体部32は各々、一方の第1
分枝端面32aを受体30の軸心方向と直交する中心線X−
Xから所定間隔を置いて外方に位置させ、他方の第2分
枝端面32bを中心線X−Xに可及的に近接した形状と
し、かつ、前記嵌合孔38内には、前記一対の第1分枝端
面32aに沿って前記中心線X−Xに平行に内壁突起37が
連続形成されることにより、前記第1分枝端面32aと、
これに対向する位置の前記第2分枝端面32bとの間に各
々金型抜き用の空間部を設けた構成となっている。
ここで重要なことは、前記第1分枝端面32aと内壁突
起37の関係である。
即ち、第3図で明らかなように、第1分枝端面32aは
中心線X−Xと平行に連続して延びており、前記第1分
枝端面32aに寄り沿って同じく平行に内壁突起37が形成
されている。
従って、金型構造上で中心線X−Xと平行するB方向
に金型を抜けば、第1分枝端面32aと、これに対向する
位置の前記第2分枝端面32bとの間に各々金型抜き用の
空間部が設けられているため、前記内壁突起37は成型時
における損傷の危険から予防出来るのである。
かくて、上記連結具10は、第4図に従って先ず、受体
30の嵌合孔38にねじ体20を挿入する。前記ねじ体20を回
転させることなく強く押込むと、自己の螺子部22に内壁
突起37が嵌合して両者を一体的に保持する。
このままの状態により、次に第5図に従って受体30を
パネルPの取付孔に挿着する。
この時には、まだパネルに固定される状態ではなく脱
着自在である。
この状態から、更に螺子体20を押圧すれば、前記ねじ
体20は先端案内部23により、膨大部33を押し開き、これ
によって基体部32の外径を拡大させ、パネル板に固定す
る。
上記した説明では、ねじ体20はすべて合成樹脂を主体
として説明したが、これを金属ねじで行ってもよく、こ
の場合には内壁突起37をその大きさに合わせて形成すれ
ばよい。
第6図は、固定された最終状態を示したものである。
なお、再使用のため取り外すには、ドライバー頭の治
具によりねじ体20を回転させれば、内壁突起37をガイド
として前記ねじ体20は受体30から分離する。そのために
前記ねじ体20の頭部21には十文字穴が形成されている。
このように、本連結具10は特殊な基体部32の形状によ
り、内壁突起37が完全な形状に加工出来る。
しかもねじ体20の螺子部形状に合わせて、その大きさ
を決定出来るので、仮止め、本止めのいずれにも完全な
効果が期待出来るのである。
[考案の効果] 本考案は上記構成からなり、以下の効果を奏し得る。
(1) 基体部が分枝され、かつ第1分枝端面を中心線
X−Xから所定間隔を置いて外方に位置させ、第2分枝
端面を中心線X−Xに可及的に近接した形状とし、か
つ、嵌合孔内には、一対の第1分枝端面に沿って中心線
X−Xに平行に内壁突起が連続形成されることにより、
第1分枝端面と、これに対向する位置の第2分岐端面と
の間に各々金型抜き用の空間部を設けてあり、内壁突起
と平行方向に金型抜きがなされるので、突起の無理抜き
をする必要がなく、その分、突起形状を大きく成型出
来、ねじ体と突起との嵌合度合が強くなり仮止め時にお
ける脱落が解消される。
(2) 金型成型が容易で、コスト低減となり、量産効
果が大きい。
(3) 内壁突起の形成に自由度が出来、その長さ、高
さをねじ体の螺子部ねじ山に合わせて成型することが出
来る。
(4) 更に、ねじ体も合成樹脂で成形出来るので、ね
じ山の形状を内壁突起の関係において形状を自由に選択
して形成出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案になる連結具になるもので、第1図はねじ
体の正面図、第2図は受体の正面図、第3図は第2図の
A−A線の断面図で基体部形状を説明する図、第4図は
仮止めの説明図、第5図はパネル板に挿着したときの説
明図、第6図はねじ体を押圧してパネル板に固定したと
きの説明図である。 10……連結具 20……ねじ体 21……頭部 22……螺子部 30……受体 31……フランジ 32……基体部 32a……第1分枝端面 32b……第2分枝端面 33……膨大部 34……ヒンジ 38……嵌合孔 X−X……中心線

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂よりなるねじ体20と、前記ねじ体
    20を受け入れ固着するための受体30より構成される連結
    具10であって、ねじ体20は拡大した頭部21と、頭部21下
    面より延出した螺子部22と、螺子部22先端に形成された
    先端案内部23より成り、前記受体30は、拡大しかつ先端
    に従って薄肉となったフランジ31と、フランジ31下面よ
    り延出した一対の基体部32と、基体部32終端で内方に膨
    出した一対の膨大部33と、それに連続した一対のヒンジ
    34と、ヒンジ34に連続した一対の案内壁35と、一対の案
    内壁35の両先端を連結合致した先端合致部36より成り、
    前記フランジ31上面より基体部32にわたって上下方向に
    嵌合孔38が形成され、かつ分枝された前記一対の基体部
    32は各々、一方の第1分枝端面32aを受体30の軸心方向
    と直交する中心線X−Xから所定間隔を置いて外方に位
    置させ、他方の第2分枝端面32bを前記中心線X−Xに
    可及的に近接した形状とし、かつ、前記嵌合孔38内に
    は、前記一対の第1分枝端面32aの内側に沿って前記中
    心線X−Xに平行に内壁突起37が連続形成されることに
    より、前記第1分枝端面32aと、これに対向する位置の
    前記第2分枝端面32bとの間に各々画成される空間部を
    利用して前記中心線X−Xと平行に金型抜きを可能とし
    たことを特徴とする連結具。
JP1989018178U 1989-02-18 1989-02-18 連結具 Expired - Lifetime JP2518870Y2 (ja)

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JPH02109010U JPH02109010U (ja) 1990-08-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10135492B4 (de) * 2000-07-21 2006-12-28 Nifco Inc., Yokohama Komponentenbefestigungseinrichtung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021537Y2 (ja) * 1979-06-12 1985-06-27 日産自動車株式会社 連結具
JPS61182409U (ja) * 1985-05-07 1986-11-14
JPH0434250Y2 (ja) * 1987-08-03 1992-08-14

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