JPH0130888Y2 - - Google Patents

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JPH0130888Y2
JPH0130888Y2 JP1981095345U JP9534581U JPH0130888Y2 JP H0130888 Y2 JPH0130888 Y2 JP H0130888Y2 JP 1981095345 U JP1981095345 U JP 1981095345U JP 9534581 U JP9534581 U JP 9534581U JP H0130888 Y2 JPH0130888 Y2 JP H0130888Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、互に嵌係合される一対の釦構成部材
の組合せで構成されるスナツプ釦に関し、詳しく
は、台座部の中心部に雄型または雌型の嵌係止部
を備え、周部に複数本の先端尖鋭な脚を突設した
釦本体と、基布を貫く前記脚先端部に対する係入
部を備えた止め座とから構成されているものに関
する。
冒記したスナツプ釦は、複数本の脚を基布に貫
通させて取付けるので取付強度が大きく、しか
も、複数本の脚を周方向での複数位置に環状に配
置し、これらの脚の基布からの突出部を挿入する
べき止め座側の孔を環状溝に形成してあるから、
例えば、基布を挟んで相対向する部材のうちの一
方の部材に複数本の脚を立設し、他方の部材に前
記脚に対して各別に係入する複数の孔を設けて一
つの釦構成部材を構成してあるもの(一例として
実開昭53−13405号公報参照)に比べて、自動打
止機で基布に取付ける際に、釦本体の中心と止め
座の中心とを一致させるだけで、脚と孔との位置
合わせ作業を別途行うことなく、簡単に取付けが
できる点で有利なものである。
脚を突設した一方の部材と係入用孔を形成した
他方の部材との、自動打止機での取付けに際して
の位置合わせ作業の簡便化を図ることだけについ
てみた場合には、例えば実開昭55−23140号公報、
或いは実開昭52−153503号公報(第3図参照)に
記載されているように、前記基布を挟んで相対向
する部材のうち一方の部材に複数本の脚を立設す
るとともに、他方の部材に係入用の環状溝を設け
るという技術も従来より知られている。
しかしながら、この従来のものは、金属製の板
材をプレス加工して、径方向内方側に複数本の脚
を備えた一方の部材を金属製の一体物によつて形
成し、この一方の部材の金属製脚を、他方の部材
に形成した環状溝に挿入して、金属製脚を環状溝
内周面との接当案内作用で径方向外側に折曲げて
塑性変形させ、この金属製脚の折曲げ部を、環状
溝の径方向外方側周壁を径方向内方側に折曲げて
形成したつば状部分に係合させて固定し、脚つき
の一方の部材を基布に取付けるように構成したも
のである為、長期使用のうちに脚と環状溝との係
合部に緩みが生じ易く、又、スナツプ釦全体が基
布からちぎれて外れ易い問題があつた。
即ち、金属製脚を基布に貫通させ、その突出部
を折曲げて環状溝に係合固定するものであるか
ら、スナツプ釦の使用に際して脚つきの一方の部
材が基布から離れる方向に繰返し引つ張られるに
伴い、金属製脚の折曲げ部が緩み方向に変形し易
いとともに、殊に、基布が織布である場合には、
金属製脚の基布への貫通時にそのエツヂによつて
糸が切れ易く、更に、前述のように金属製脚の折
曲げ部に緩みが生じると、スナツプ釦全体が基布
に対して相対的に動き易くなるから、これによつ
ても織布が一層切れ易くなり、スナツプ釦全体が
基布からちぎれて外れ易くなるのである。
又、この従来のものでは、脚つきの一方の部材
を製作するにあたつて、金属製の板材をプレス加
工して、径方向内方側に位置させた複数本の脚を
形成するので、形成できる脚の長さには限度があ
り、肉厚の厚い基布に対して取付ける場合には、
脚の基布からの突出部の長さが短く、環状溝内で
の折曲げ部が小さくなつて環状溝に対して所定強
度で係合固定できなくなる問題もある。
この問題を解決するためには、前記一方の部材
の台座部の径方向外方側に位置させて複数本の脚
を形成することが考えられるが、板材をプレス加
工して製作する関係上、板取りの際にスクラツプ
部分が多くなり、材料の無駄が生じ易い問題が新
たに生じる。
更に、同一寸法の脚つきの一方の部材を用い
て、その脚を厚みの異なる基布に貫通させると、
その突出部の長さに変動が生じ、突出部の長さが
長すぎると環状溝内で所定の形状に折曲げられ
ず、環状溝を形成してある前記他方の部材自体を
変形破損してしまうおそれがある。
このような脚の長さの長短に関しては、各脚に
対して各別に係入する複数の係入用孔を、前記他
方の部材側に備えているところの前記実開昭53−
13405号公報に記載の従来構造のものにおいても、
基布が薄ければ脚の他方の部材側への突出量が大
になり、前記脚を止着する為の係入用孔から塑性
変形した脚が外方に突出して布地を傷めたり肌を
傷つけたりする欠点があり、逆に基布が厚ければ
脚と孔との係合深さが浅くなつて強固な止着が出
来ない欠点があつた。
要するに何れの場合も基布の厚みに応じてその
都度適当長さの脚を形成してある一方の部材を準
備して取付け作業を行う必要があり、取付作業が
複雑化してその能率が低下する問題もある。
本考案は上記実情に鑑みて為されたものであつ
て、釦本体の材料と環状溝の形状とを工夫するこ
とによつて、脚の突出寸法が一定であつても、ま
た取付強度を任意に設定しても材料の無駄が生じ
ず、取付作業も簡略化でき、しかも長期に亘つて
緩みが生じにくく、基布から外れにくいスナツプ
釦を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本考案の特徴構成
は、互に嵌係合される一対の釦構成部材の組合せ
で構成されるスナツプ釦において、前記釦構成部
材の夫々は、台座部の中心部に雄型または雌型の
嵌係止部を備え、周部に複数本の先端尖鋭な脚を
突設した釦本体と、基布を貫く前記脚先端部に対
する係入部を備えた止め座とから構成され、前記
釦本体は、全体を合成樹脂から一連一体に形成し
てあるとともに、前記止め座は板金で一連一体に
構成してあり、さらに、前記止め座の係入部は、
止め座の周方向に沿う環状の開口を備え、かつ、
その開口よりも内低部側の溝内空間が前記止め座
の半径方向で幅広となる環状溝から形成されてい
て、その環状溝内に挿入された前記脚がこの環状
溝内の径方向ならびに長手方向に塑性変形して広
がるように構成してある点にあり、かかる構成か
ら次の作用効果を奏する。
(イ) 即ち、止め座の環状溝に基布を貫通して挿入
される脚は、この環状溝内で、止め座の半径方
向ばかりでなく、塑性変形に対する許容範囲の
大きい環状溝の長手方向にも塑性変形して拡げ
られて止着されるものであるから、基布の厚さ
の違いに拘らず脚の塑性変形部が、冒頭に記し
た従来例のように、止め座から外方にはみ出し
てしまうおそれがなく、従つて、布地をひつか
けて傷めたり肌を傷つけたりする欠点を無くす
ことが出来る利点がある。
(ロ) そして、合成樹脂の脚の基布からの突出部を
止め座に形成した環状溝内に挿入して、その内
周面との接当によつて塑性変形させるのである
が、従来の金属で作られた脚を備えたもの(実
開昭55−23140号公報、実開昭52−153503号公
報第3図参照)のように、環状溝内周面との接
当案内作用で止め座の径方向で内側もしくは外
側にのみ脚が屈曲変形して係止されるだけのも
のではなく、脚は環状溝の内部で、止め座の半
径方向並びに環状溝の長手方向、および合成樹
脂製脚の挿入方向でも塑性変形して、丁度茸の
ように頭部大径となり、前記環状溝内部を埋め
る状態となつて、半径内外方向に広幅の環状溝
の溝内空間の内周面に接した状態でしつかりと
支持されることとなる。また、脚を抜き出そう
とする外力に対して、塑性変形した大径頭部
が、巾狭の環状溝開口部で強い抜け出し抵抗を
与えられ、脚の抜け出しを強力に阻止される。
従つて、スナツプ釦の使用に際して釦が繰返し
引つ張られても、長年にわたつて緩みが生じに
くい。
(ハ) 更に、基布の厚みの違いによつて、基布から
の突出部の長さに変動があると、その突出部の
長さに応じて環状溝内で塑性変形される量が変
わるが、この塑性変形量の差は環状溝内におけ
る塑性変形部分の環状溝方向に沿う長さの差と
して吸収され、従つて基布の厚みによつて脚の
長さの異なる釦本体をその都度準備することな
く、一定の範囲内での厚さの差がある種々の基
布に対して同一の脚長さの釦本体を共通して使
用することが可能であり、スナツプ釦自体の基
布への取付け作業が簡単に行える。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図、第2図および第3図に示す止め座A
は、対向させた第一環状板部1と第二環状板部2
とを、同芯状の内外2つの筒部3,4を介して一
体連設して構成されており、この止め座Aには、
前記釦本体Bの脚9を挿入して止着可能係入部と
して、前記第一環状板部1の全周に亘る環状の開
口を5aと、その開口5aよりも内底部側で、前
記第二環状板部2および内外2つの筒部3,4の
三者で囲撓されるところの溝内空間5bが幅広に
形成された環状溝5が形成されている。この結
果、第一環状板部1は環状溝5の開口部分の両側
の2つの板部分6,7に分かれるが、両板部分
6,7を断面においてハの字状を呈するように環
状溝5の底面である第二環状板部2側に折返し
て、抜け止め片となり、環状溝5は開口側からみ
て奥拡がりの形状に構成されている。内側筒部3
は外側筒部4に比べて上下寸法が大となつてお
り、この結果、第二環状板部2は半径方向外方ほ
ど第一環状板部1に近づくテーパー状になつてい
る。この構成の止め座Aは扁平な円環状の板金を
素材にしてプレス加工をもつて成形することが可
能である。止め座Aの外径は11mm、内径は6mmで
ある。
第1図、第2図および第4図に示すように、雄
型の釦本体Bは、台座部Cの中心部に雄の嵌係止
部8を形成してあるとともに、前記台座部Cの周
方向等間隔の5箇所に先端尖鋭なピン状の結合用
の脚9を突設して形成してあり、全体が合成樹脂
材から一連一体に形成されている。嵌係止部8遊
端周辺の膨出により、雌の嵌係止部(例えば第3
図の8参照)に対して嵌入したときの抜止め部1
0が形成されている。嵌係止部8外側の周溝11
は嵌係止部成形用の型部材の抜きを容易にするた
めに形成されたものである。嵌係止部8の内側に
は一側方に開口する円柱状の空洞12が形成され
ている。脚9はすべて互いに平行であり、その付
け根部はテーパー状に太くなつた補強リブ13を
有している。脚9は嵌係止部8とは反対側に突出
している。この釦本体Bの直径は11mmである。
第1図、第2図および第5図に示す雌型の釦本
体Bは、中心部に雌の嵌係止部8を有しており、
この釦本体Bに前述同様の脚9を周方向等間隔の
5箇所に設けて、釦全体Bと台座部Cとを合成樹
脂材から一連一体に成形してある。脚9の付け根
部にはテーパー状の補強リブ13が設けている。
嵌係止部8は6つの突部14の組合せからなり、
突部どうし間に切込溝15を形成する一方、突部
14夫々の外側にも溝16を形成してある。この
釦本体Bの直径も11mmである。尚、雄雌両釦本体
B,Bの寸法関係を記すと、 a=3.9mm、b=3.5mm、c=3.6mm、d=4.0mm
であり、脚9中心線までの半径rは雄雌何れも
4.4mmである。
雄型あるいは雌型の嵌係止部8を一連一体に成
形してある釦本体Bを止め座Aに対して打込む
と、環状溝5の開口かた進入した脚9は底板であ
る第2環状板部2に激突して塑性変形しながらテ
ーパーに沿つて環状溝の径方向並びに環状溝の長
手方向にも強制的に曲げられ、かつ、膨出させら
れる。そして、この塑性変形部分は第一環状板部
1の2つの板部分6,7によつて抜止めされ、か
つ、内側の板部分6は補強リブ13にくい込んで
強力な抜止めとなる。この様子を第2図で示して
ある。又、第1図、第2図において17は基布で
ある。
上記のように、釦本体Bと止め座Aとが組合わ
されて釦構成部材となり、雄型の嵌係止部8を備
える釦本体Bを用いた釦構成部材と、雌型の嵌係
止部8を備える釦本体Bを用いた釦構成部材との
対で、スナツプ釦が構成される。
尚、図の雄型の釦本体Bに対する嵌合係止対象
は図の雌型の釦本体B以外のものであつてもよい
し、逆に、図の雌型の釦本体Bに対する嵌係止対
象は図の雄型の釦本体B以外のものであつてもよ
い。
又、雄、雌何れの釦本体B,Bと一体に形成さ
れる脚9の数は4本とか6本とか3本など任意で
ある。釦本体B,Bの形、大きさ、色なども任意
である。
止め座Aとしては、第6図のように第二環状板
部2が外側ほど深底のテーパー状のものでもよい
し、第7図のように深さが等しい扁平水平状のも
のでもよく、この場合、脚9の先端の塑性変形に
加熱溶融を併用するとよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るスナツプ釦の実施例を示
し、第1図は打込み前の断面図、第2図は打込み
後、使用状態での断面図、第3図、第4図、第5
図は夫々、第1図における−線、−線、
−線での矢視図、第6図、第7図は夫々別実
施例の断面図である。 5……係入部、5a……開口、5b……溝内空
間、8……嵌係止部、9……脚、17……基布、
A……止め座、B……釦本体、C……台座部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互に嵌係合される一対の釦構成部材の組合せで
    構成されるスナツプ釦であつて、前記釦構成部材
    の夫々は、台座部Cの中心部に雄型または雌型の
    嵌係止部8を備え、周部に複数本の先端尖鋭な脚
    9を突設した釦本体Bと、基布を貫く前記脚9先
    端部に対する係入部5を備えた止め座Aとから構
    成され、前記釦本体Bは、全体を合成樹脂から一
    連一体に形成してあるとともに、前記止め座Aは
    板金で一連一体に構成してあり、さらに、前記止
    め座Aの係入部5は、止め座Aの周方向に沿う環
    状の開口5aを備え、かつ、その開口5aよりも
    内底部側の溝内空間5bが前記止め座Aの半径内
    外方向で前記開口5aよりも幅広となる環状溝か
    ら形成されているスナツプ釦。
JP9534581U 1981-06-25 1981-06-25 スナツプ釦の止め座 Granted JPS581310U (ja)

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JP9534581U JPS581310U (ja) 1981-06-25 1981-06-25 スナツプ釦の止め座

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JPS581310U JPS581310U (ja) 1983-01-06
JPH0130888Y2 true JPH0130888Y2 (ja) 1989-09-21

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ID=29890254

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JP9534581U Granted JPS581310U (ja) 1981-06-25 1981-06-25 スナツプ釦の止め座

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523140B2 (ja) * 1973-05-30 1980-06-20

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5929524Y2 (ja) * 1978-08-03 1984-08-24 スコ−ビル・ジヤパン株式会社 スナツププロング

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5523140B2 (ja) * 1973-05-30 1980-06-20

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JPS581310U (ja) 1983-01-06

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