JPH064661B2 - ホスホニトリル酸エステル混合物からなる組成物及びその製造法 - Google Patents
ホスホニトリル酸エステル混合物からなる組成物及びその製造法Info
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- JPH064661B2 JPH064661B2 JP28145290A JP28145290A JPH064661B2 JP H064661 B2 JPH064661 B2 JP H064661B2 JP 28145290 A JP28145290 A JP 28145290A JP 28145290 A JP28145290 A JP 28145290A JP H064661 B2 JPH064661 B2 JP H064661B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は新規なホスホニトリル酸エステル混合物及びそ
の製造法に関し、その目的とするところはフェノール性
水酸基を有するホスホニトリル酸ポリヒドロキシフェニ
ルエステルを用いてエポキシ基を有する新規なポリホス
ホニトリル酸エステル(ホスホニトリル酸ポリグリシジ
ルオキシフェニルエステル及びポリホスホニトリル酸ポ
リグリシジルオキシフェニルエステルの混合物)を提供
し、該エステル混合物を高収率で得る製造法を提供する
ことにある。
の製造法に関し、その目的とするところはフェノール性
水酸基を有するホスホニトリル酸ポリヒドロキシフェニ
ルエステルを用いてエポキシ基を有する新規なポリホス
ホニトリル酸エステル(ホスホニトリル酸ポリグリシジ
ルオキシフェニルエステル及びポリホスホニトリル酸ポ
リグリシジルオキシフェニルエステルの混合物)を提供
し、該エステル混合物を高収率で得る製造法を提供する
ことにある。
本発明においてホスホニトリル酸エステル及びポリホス
ホニトリル酸エステルについてホスホニトリルハライド
がヘキサクロロシクロトリホスホニトリルの場合につい
て例記すると下記の如くである。
ホニトリル酸エステルについてホスホニトリルハライド
がヘキサクロロシクロトリホスホニトリルの場合につい
て例記すると下記の如くである。
N3P3(OR)x(OφOH)6-x, N3P3(NHR)x(OφOH)6-x, N3P3(NR2)x(OφOH)6-x, N3P3(NH2)x(OφOH)6-x, し、その1例として下記構造を有する重付加体を一部含
む混合物 とし、その1例として前記(I)式のOR基がNHR基である
構造を有する重付加体を一部含む混合物 とし、その1例として前記(I)のOR基がNR2基である
構造を有する重付加体を一部含む混合物 とし、その1例として前記(I)式のOR基がNH2基である
構造を有する重付加体を一部含む混合物 但し、Rはアルキル基又はアリール基、φはフェニル基
を意味し、xは0≦x≦5の範囲の任意の数値である。
む混合物 とし、その1例として前記(I)式のOR基がNHR基である
構造を有する重付加体を一部含む混合物 とし、その1例として前記(I)のOR基がNR2基である
構造を有する重付加体を一部含む混合物 とし、その1例として前記(I)式のOR基がNH2基である
構造を有する重付加体を一部含む混合物 但し、Rはアルキル基又はアリール基、φはフェニル基
を意味し、xは0≦x≦5の範囲の任意の数値である。
本発明により得られたフェノール性水酸基を有するホス
ホニトリル酸エステルは、その用途の1例として、その
分子中にフェノール性水酸基に由来する活性水素を有す
ることから、イソシアネート基、エポキシ基等との反応
性を有し、またエポキシ基を有するポリホスホニトリル
酸エステルもエポキシ基としての反応性を有することか
ら、今後反応性中間体もしくは高分子原料として産業上
非常に有効な化合物である。さらに本発明により得られ
た化合物を使用することにより、該化合物がリンとチッ
素を含んでいることから難燃性、耐熱性等の望ましい性
質を付与するという効果をも併せ有している。
ホニトリル酸エステルは、その用途の1例として、その
分子中にフェノール性水酸基に由来する活性水素を有す
ることから、イソシアネート基、エポキシ基等との反応
性を有し、またエポキシ基を有するポリホスホニトリル
酸エステルもエポキシ基としての反応性を有することか
ら、今後反応性中間体もしくは高分子原料として産業上
非常に有効な化合物である。さらに本発明により得られ
た化合物を使用することにより、該化合物がリンとチッ
素を含んでいることから難燃性、耐熱性等の望ましい性
質を付与するという効果をも併せ有している。
フェノール性水酸基を有するホスホニトリル酸エステル
については、工業化学雑誌Vol.67,NO.9 P1378
(1964)横山正明らと工業化学雑誌Vol.73,NO.6
P1164(1970)奥橋朋弥らによる報告がある。
については、工業化学雑誌Vol.67,NO.9 P1378
(1964)横山正明らと工業化学雑誌Vol.73,NO.6
P1164(1970)奥橋朋弥らによる報告がある。
横山らによる報告によればフェノール性水酸基を有する
ホスホニトリル酸エステルは加熱溶融法により脱塩化水
素反応を行なわせてヘキサクロロシクロトリホスホニト
リル(以下3PNCと記す)と2価フェノールとから得
られるとされている。また同報告によれば3PNCと2
価フェノールの仕込みモル比の相違により生成するホス
ホニトリル酸エステルの構造の相違が示されている。即
ち3PNCに対して2価フェノールを大量に用いた場合
(例えば1:9)には下記〔1〕,〔2〕の如く反応が起
るとされている。
ホスホニトリル酸エステルは加熱溶融法により脱塩化水
素反応を行なわせてヘキサクロロシクロトリホスホニト
リル(以下3PNCと記す)と2価フェノールとから得
られるとされている。また同報告によれば3PNCと2
価フェノールの仕込みモル比の相違により生成するホス
ホニトリル酸エステルの構造の相違が示されている。即
ち3PNCに対して2価フェノールを大量に用いた場合
(例えば1:9)には下記〔1〕,〔2〕の如く反応が起
るとされている。
P3N3Cl6+6(HO-R-OH)→P3N3Cl6-x(O-R-OH)x +xHCl 〔1〕 但し、x<3、n<10である。
また得られた重縮合物には塩素の含有量が少ないとされ
ているがそれでも残存塩基は、2価フェノールがヒドロ
キノンの場合でもモル比1:9の場合でも6.2%と非常
に高い値である。
ているがそれでも残存塩基は、2価フェノールがヒドロ
キノンの場合でもモル比1:9の場合でも6.2%と非常
に高い値である。
さらに3PNCに対し2価フェノールのモル比が小さい
場合即ち3PNCに対する部分置換体の合成では下記
〔3〕の如く反応が起るとされている。
場合即ち3PNCに対する部分置換体の合成では下記
〔3〕の如く反応が起るとされている。
また得られたエステルは残存水酸基のほとんど認められ
ない高重合物であり多くの有機溶媒に不溶である。
ない高重合物であり多くの有機溶媒に不溶である。
次に奥橋らによる報告によればフェノール性水酸基を有
するホスホニトリル酸エステルは塩化ホスホニトリル酸
とヒドロキノンナトリウム塩をただ単に不活性溶媒中で
加熱反応しても脱食塩縮合反応はほとんど進行せず、触
媒としてピリジン、ヨウ化ナトリウムを併用して用い溶
媒として1,1,2,2-テトラクロルエタンを用いた場合に最
適条件で合成されるとなっている。またこの場合にも残
存塩素は7.4%と高い値である。さらに重縮合体の構造
については、横山らの提案している〔2〕の反応式に類
似した重縮合体が得られているものと考えられる。
するホスホニトリル酸エステルは塩化ホスホニトリル酸
とヒドロキノンナトリウム塩をただ単に不活性溶媒中で
加熱反応しても脱食塩縮合反応はほとんど進行せず、触
媒としてピリジン、ヨウ化ナトリウムを併用して用い溶
媒として1,1,2,2-テトラクロルエタンを用いた場合に最
適条件で合成されるとなっている。またこの場合にも残
存塩素は7.4%と高い値である。さらに重縮合体の構造
については、横山らの提案している〔2〕の反応式に類
似した重縮合体が得られているものと考えられる。
上記文献からも明らかな如く重縮合体を含まずまた活性
塩素の完全に置換されたフェノール性水酸基を有するホ
スホニトリル酸エステルは2官能性であるヒドロキノン
を用いて合成することは不可能である。
塩素の完全に置換されたフェノール性水酸基を有するホ
スホニトリル酸エステルは2官能性であるヒドロキノン
を用いて合成することは不可能である。
本発明者らは上記の認識のもとでヒドロキノンの如き2
価フェノールの2官能性に基くホスホニトリルの重縮合
体を全く含まず活性塩素も完全にアリロキシ置換された
フェノール性水酸基を有するホスホニトリル酸エステル
の合成について鋭意研究した結果、2価フェノールの一
方の水酸基をメトキシ化により保護したp−メトキシフ
ェノール(ヒドロキノンモノメチルエーテル)のNa塩
又はK塩と塩化ホスホニトリルとを反応させ、その後に
ピリジンハロゲン化水素酸塩との反応によりメチル保護
基を除去し水酸基にすることで重縮合体を全く含まない
フェノール性水酸基を有するホスホニトリル酸エステル
が高収率で得られることを見い出した。
価フェノールの2官能性に基くホスホニトリルの重縮合
体を全く含まず活性塩素も完全にアリロキシ置換された
フェノール性水酸基を有するホスホニトリル酸エステル
の合成について鋭意研究した結果、2価フェノールの一
方の水酸基をメトキシ化により保護したp−メトキシフ
ェノール(ヒドロキノンモノメチルエーテル)のNa塩
又はK塩と塩化ホスホニトリルとを反応させ、その後に
ピリジンハロゲン化水素酸塩との反応によりメチル保護
基を除去し水酸基にすることで重縮合体を全く含まない
フェノール性水酸基を有するホスホニトリル酸エステル
が高収率で得られることを見い出した。
さらに上記で得られたフェノール性水酸基を有するホス
ホニトリル酸エステルとエピクロルヒドリンとをアルカ
リの存在下に反応させる、いわゆる従来公知のエポキシ
樹脂の合成手段を用いることによってエポキシ基を有
し、かつ重付加物の少ない新規なポリホスホニトリル酸
エステルが高収率で得られることをも見い出した。
ホニトリル酸エステルとエピクロルヒドリンとをアルカ
リの存在下に反応させる、いわゆる従来公知のエポキシ
樹脂の合成手段を用いることによってエポキシ基を有
し、かつ重付加物の少ない新規なポリホスホニトリル酸
エステルが高収率で得られることをも見い出した。
即ち本発明は、P-O-φ-O-P結合による重縮合体を全く含
まず、活性塩素の残存しないフェノール性水酸基を有す
る新規なホスホニトリル酸エステルが高収率で得られる
こと、更にはエポキシ基を有する新規なポリホスホニト
リル酸エステルが高収率で得られることを見い出したこ
とにより完成されたものである。
まず、活性塩素の残存しないフェノール性水酸基を有す
る新規なホスホニトリル酸エステルが高収率で得られる
こと、更にはエポキシ基を有する新規なポリホスホニト
リル酸エステルが高収率で得られることを見い出したこ
とにより完成されたものである。
本発明に使用されるホスホニトリルハライドは特に限定
されないが、例えば特開昭54-145394号公報または特開
昭54-145395号公報に開示されている方法に従って製造
される3量体および4量体のホスファゼンオリゴマー混
合物(重量比85:15〜75:25)、あるいは大環
状ホスファゼンオリゴマー〔(NPCl2)p、p:5〜15〕、線状 q:3〜15〕などが挙げられる。
されないが、例えば特開昭54-145394号公報または特開
昭54-145395号公報に開示されている方法に従って製造
される3量体および4量体のホスファゼンオリゴマー混
合物(重量比85:15〜75:25)、あるいは大環
状ホスファゼンオリゴマー〔(NPCl2)p、p:5〜15〕、線状 q:3〜15〕などが挙げられる。
また、2価フェノールの一方の水酸基がメチル基で保護
された化合物の例としては、p−メトキシフェノール、
o−メトキシフェノール、m−メトキシフェノール等が
挙げられる。
された化合物の例としては、p−メトキシフェノール、
o−メトキシフェノール、m−メトキシフェノール等が
挙げられる。
また部分p−メトキシフェノキシ置換体の未置換塩素を
完全に置換するために用いられるROM(Rはアルカリ
金属と反応性を有する活性水素基を有しない、アルキル
基、ハロアルキル基、置換され又は置換されないアリー
ル基、Mはナトリウム又はカリウムを示す)で表わされ
る化合物の好適な具体例としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、1,1,1,−トリフルオロエタノール、オクタフルオロ
ペンチルアルコール、フェノール、p−メチルフェノー
ル、p−クロルフェノール、p−トリフルオロメチルフ
ェノール等のナトリウム塩及びカリウム塩が使用出来る
が、とりわけナトリウムのフエノラートまたは1,1,1−
トリフルオロエチラートが耐熱性という物性上から好ま
しく、そのまま、またはアルコール溶液もしくはテトラ
ヒドロフラン溶液等として加えられる。また用い得る第
1級または第2級アミン化合物としては具体的には、メ
チルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロ
ピルアミン、アニリン、ジメチルアミン、ジエチルアミ
ン、ジプロピルアミンなどが挙げられ、そのままで、ま
たは、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素系溶媒等に溶解して加えられる。
完全に置換するために用いられるROM(Rはアルカリ
金属と反応性を有する活性水素基を有しない、アルキル
基、ハロアルキル基、置換され又は置換されないアリー
ル基、Mはナトリウム又はカリウムを示す)で表わされ
る化合物の好適な具体例としては、メタノール、エタノ
ール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、1,1,1,−トリフルオロエタノール、オクタフルオロ
ペンチルアルコール、フェノール、p−メチルフェノー
ル、p−クロルフェノール、p−トリフルオロメチルフ
ェノール等のナトリウム塩及びカリウム塩が使用出来る
が、とりわけナトリウムのフエノラートまたは1,1,1−
トリフルオロエチラートが耐熱性という物性上から好ま
しく、そのまま、またはアルコール溶液もしくはテトラ
ヒドロフラン溶液等として加えられる。また用い得る第
1級または第2級アミン化合物としては具体的には、メ
チルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、イソプロ
ピルアミン、アニリン、ジメチルアミン、ジエチルアミ
ン、ジプロピルアミンなどが挙げられ、そのままで、ま
たは、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化
水素系溶媒等に溶解して加えられる。
ホスホニトリルハライドとモノメトキシフェノールのN
a塩又はK塩との反応は、好ましくはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エーテル、テトラヒドロフラン等の有機
溶媒中にて、室温下の温度で約1〜20時間、次いで反
応を完結させるために使用した溶媒の還流温度で約1〜
3時間反応を行なう。尚、反応態様としてはメトキシフ
ェノキシ全置換体を得たい場合にはホスホニトリルハラ
イド溶液を、部分メトキシフェノキシ置換体を得たい場
合にはメトキシフェノールのNa塩又はK塩溶液を添加
する方が好ましい結果を与える。
a塩又はK塩との反応は、好ましくはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エーテル、テトラヒドロフラン等の有機
溶媒中にて、室温下の温度で約1〜20時間、次いで反
応を完結させるために使用した溶媒の還流温度で約1〜
3時間反応を行なう。尚、反応態様としてはメトキシフ
ェノキシ全置換体を得たい場合にはホスホニトリルハラ
イド溶液を、部分メトキシフェノキシ置換体を得たい場
合にはメトキシフェノールのNa塩又はK塩溶液を添加
する方が好ましい結果を与える。
また部分メトキシフェノキシ置換体の未置換塩基を前記
アルコラート化合物またはアミン化合物によって置換す
る反応は室温ないし使用した溶媒の還流温度以下で約3
〜8時間の条件下で行なうのが好ましいが、アルコラー
ト化合物を用いる場合、アルコラート溶液を室温下に添
加し、次いで約1〜5時間室温下で攪拌反応したのち、
反応を完結させるために約50〜100℃で約0.5〜2
時間反応させるのが好ましい。尚、この場合にはあらか
じめメトキシフェノールのNa塩又はK塩とアルコラー
ト化合物との混合溶液を調整しておき、該溶液中にホス
ホニトリルハライド溶液を滴下反応させても同様の結果
を得ることが出来る。
アルコラート化合物またはアミン化合物によって置換す
る反応は室温ないし使用した溶媒の還流温度以下で約3
〜8時間の条件下で行なうのが好ましいが、アルコラー
ト化合物を用いる場合、アルコラート溶液を室温下に添
加し、次いで約1〜5時間室温下で攪拌反応したのち、
反応を完結させるために約50〜100℃で約0.5〜2
時間反応させるのが好ましい。尚、この場合にはあらか
じめメトキシフェノールのNa塩又はK塩とアルコラー
ト化合物との混合溶液を調整しておき、該溶液中にホス
ホニトリルハライド溶液を滴下反応させても同様の結果
を得ることが出来る。
また、アミン化合物を用いる場合にはアミン化合物の反
応性及び物理性性質によって適宜反応条件を選択して行
なうことが好ましい。
応性及び物理性性質によって適宜反応条件を選択して行
なうことが好ましい。
次にメトキシフェノキシ置換基のメチル保護基の除去反
応はメチル基1モルに対してピリジンハロゲン化水素酸
塩を約2〜20倍モル使用し、好ましくは約5〜10倍
モル使用して還流温度下で約1時間以内の反応時間とす
ることが好ましく、それ以上の反応時間を費すと反応生
成物の分解による収率低下が起こる。上記ピリジンハロ
ゲン化水素酸塩の例としては、ピリジン塩酸基、ピリジ
ン臭化水素酸塩等を挙げることができる。
応はメチル基1モルに対してピリジンハロゲン化水素酸
塩を約2〜20倍モル使用し、好ましくは約5〜10倍
モル使用して還流温度下で約1時間以内の反応時間とす
ることが好ましく、それ以上の反応時間を費すと反応生
成物の分解による収率低下が起こる。上記ピリジンハロ
ゲン化水素酸塩の例としては、ピリジン塩酸基、ピリジ
ン臭化水素酸塩等を挙げることができる。
次にエポキシ基を有するホスホニトリル酸エステル合成
の実施態様としては、従来公知のフェノール性水酸基を
有する化合物とエピクロルヒドリンをアルカリの存在下
に反応させるエポキシ樹脂合成法と同様である。本発明
における好適な態様としては、ヒドロキシフェノキシ置
換体とエピクロルヒドリンと水との混合溶液を90〜1
05℃に加温した後に適宜NaOHペレット又はNaOH水溶液
等のアルカリを添加し、次いで同温度にて反応を約10
分〜2時間行なう。尚、この反応においては反応温度が
高温かつ反応時間が長い程高分子量の重付加体が得られ
るので目的に応じてその反応態様を選択することが好ま
しい。
の実施態様としては、従来公知のフェノール性水酸基を
有する化合物とエピクロルヒドリンをアルカリの存在下
に反応させるエポキシ樹脂合成法と同様である。本発明
における好適な態様としては、ヒドロキシフェノキシ置
換体とエピクロルヒドリンと水との混合溶液を90〜1
05℃に加温した後に適宜NaOHペレット又はNaOH水溶液
等のアルカリを添加し、次いで同温度にて反応を約10
分〜2時間行なう。尚、この反応においては反応温度が
高温かつ反応時間が長い程高分子量の重付加体が得られ
るので目的に応じてその反応態様を選択することが好ま
しい。
次に、参考例、実施例および比較例を挙げて本発明をよ
り詳細に説明するが、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
り詳細に説明するが、本発明はそれらの実施例のみに限
定されるものではない。
参考例1 還流冷却器、温度計、攪拌機、三塩化りん滴下器および
塩素ガス吹き込み管を備えた1のフラスコにモノクロ
ルベンザン500ml、塩化アンモニウム36.5g(0.6
8モル)および酸化亜鉛0.5gを仕込んで混合分散液を
得た。該分散液を温度130℃に加熱し還流下で三塩化
りん85.1gを0.89g/分の速度で96分間にわたっ
て滴下すると同時に塩素ガス45.4gを0.47g/分の
速度で96分間にわたって供給した。三塩化りんおよび
塩素ガスを供給した後、さらに144分間還流(132
℃)を行って反応を完結した。次いで吸引過して未反
応の塩化アンモニウムを除去し、液を10〜20mmH
gの減圧下にて30〜40℃でモノクロルベンザンを留
去して反応生成物70.4gを得た。該反応生成物の三塩
化りんを基準とした収率は98.1%であった。該反応生
成物中より石油エーテルにより環状ホスファゼンオリゴ
マーを抽出した。石油エーテル留去後の環状ホスファゼ
ンオリゴマーの収量は68.3gであった。吸引過によ
り結晶性の3および4量体と油状の大環状ホスファゼン
オリゴマーとを分離し、結晶性の3および4量体ホスフ
ァセンオリゴマーを64.5g得た。
塩素ガス吹き込み管を備えた1のフラスコにモノクロ
ルベンザン500ml、塩化アンモニウム36.5g(0.6
8モル)および酸化亜鉛0.5gを仕込んで混合分散液を
得た。該分散液を温度130℃に加熱し還流下で三塩化
りん85.1gを0.89g/分の速度で96分間にわたっ
て滴下すると同時に塩素ガス45.4gを0.47g/分の
速度で96分間にわたって供給した。三塩化りんおよび
塩素ガスを供給した後、さらに144分間還流(132
℃)を行って反応を完結した。次いで吸引過して未反
応の塩化アンモニウムを除去し、液を10〜20mmH
gの減圧下にて30〜40℃でモノクロルベンザンを留
去して反応生成物70.4gを得た。該反応生成物の三塩
化りんを基準とした収率は98.1%であった。該反応生
成物中より石油エーテルにより環状ホスファゼンオリゴ
マーを抽出した。石油エーテル留去後の環状ホスファゼ
ンオリゴマーの収量は68.3gであった。吸引過によ
り結晶性の3および4量体と油状の大環状ホスファゼン
オリゴマーとを分離し、結晶性の3および4量体ホスフ
ァセンオリゴマーを64.5g得た。
比較例1(工化誌Vol.73,NO.6(1970)の合成例参照によ
る) 還流冷却器、温度計、攪拌機を備えた500mlのフラス
コ中に3量体13.0g(0.112ユニットモル;NPCl2を1
ユニットとする)と、ヒドロキノン33.3g(0.302モ
ル)及び水酸化ナトリウム12.1g(0.302モル)より
あらかじめ合成したヒドロキノンナトリウム塩および触
媒としてピリジン3.48g(0.044モル)とヨウ化ナト
リウム1.65g(0.011モル)を加えて、1,1,2,2-テト
ラクロルエタン130ml中で146〜148℃で20時間反応
させた。アセトン可溶性の重縮合体22.7gを得た。得
られた重縮合体の残存塩素量は8.2%であった。
る) 還流冷却器、温度計、攪拌機を備えた500mlのフラス
コ中に3量体13.0g(0.112ユニットモル;NPCl2を1
ユニットとする)と、ヒドロキノン33.3g(0.302モ
ル)及び水酸化ナトリウム12.1g(0.302モル)より
あらかじめ合成したヒドロキノンナトリウム塩および触
媒としてピリジン3.48g(0.044モル)とヨウ化ナト
リウム1.65g(0.011モル)を加えて、1,1,2,2-テト
ラクロルエタン130ml中で146〜148℃で20時間反応
させた。アセトン可溶性の重縮合体22.7gを得た。得
られた重縮合体の残存塩素量は8.2%であった。
参考例2 還流冷却器、温度計、攪拌機、滴下ロートを備えた2
の4ツ口フラスコに3PNG116g(1ユニットモ
ル)、テトラヒドロフラン200gを仕込んで溶液を得
た。次に別に調整したp−メトキシフェノールのNa器
のテトラヒドロフラン溶液(P、メトキシフェノール2
97.9g(2.4モル)、ナトリウム50.6g(2.2g-a
toms)、テトラヒドロフラン1200g)を攪拌しながら2
時間かけて実施例3PNC溶液に滴下して反応させた。
Na塩の約1/3量を加えるまでは激しい発熱反応であり
冷却しながら滴下反応を行った。残量の添加時には激し
い発熱反応にならないが最高発熱温度30℃になるよう
に適宜冷却して反応を行った。滴下終了後、引き続き1
4時間室温下での攪拌反応を行った。次に反応完結のた
めに溶媒還流下に3時間反応を行った。反応終了後、溶
媒のテトラヒドロフランを減圧下に留去し、次にトルエ
ン1を加えて再溶解し、更に水1を加えて分液ロー
ト中にて有機層の分液を行った。有機層を5wt%水酸
化ナトリウム水溶液1で4回洗浄し、さらに、(1+
9)HCl水溶液2で1回洗浄し、最後に5wt%重曹
水2で洗浄した。この時の水層はpH試験紙で7〜8で
あった。有機層分液後に、無水硫酸マグネシウムで脱水
処理し、トルエンを留去して茶カッ色の固体であるp−
メトキシフェノキシホスホニトリル酸エステル285.8
g(収率98%)を得た。残存塩素量は0.175%で、融
点は103℃(文献値103〜104℃)であった。
の4ツ口フラスコに3PNG116g(1ユニットモ
ル)、テトラヒドロフラン200gを仕込んで溶液を得
た。次に別に調整したp−メトキシフェノールのNa器
のテトラヒドロフラン溶液(P、メトキシフェノール2
97.9g(2.4モル)、ナトリウム50.6g(2.2g-a
toms)、テトラヒドロフラン1200g)を攪拌しながら2
時間かけて実施例3PNC溶液に滴下して反応させた。
Na塩の約1/3量を加えるまでは激しい発熱反応であり
冷却しながら滴下反応を行った。残量の添加時には激し
い発熱反応にならないが最高発熱温度30℃になるよう
に適宜冷却して反応を行った。滴下終了後、引き続き1
4時間室温下での攪拌反応を行った。次に反応完結のた
めに溶媒還流下に3時間反応を行った。反応終了後、溶
媒のテトラヒドロフランを減圧下に留去し、次にトルエ
ン1を加えて再溶解し、更に水1を加えて分液ロー
ト中にて有機層の分液を行った。有機層を5wt%水酸
化ナトリウム水溶液1で4回洗浄し、さらに、(1+
9)HCl水溶液2で1回洗浄し、最後に5wt%重曹
水2で洗浄した。この時の水層はpH試験紙で7〜8で
あった。有機層分液後に、無水硫酸マグネシウムで脱水
処理し、トルエンを留去して茶カッ色の固体であるp−
メトキシフェノキシホスホニトリル酸エステル285.8
g(収率98%)を得た。残存塩素量は0.175%で、融
点は103℃(文献値103〜104℃)であった。
上記方法にて得たp−メトキシフェノキシホスホニトリ
ル酸エステル262.1g(0.9ユニットモル)とピリジ
ン塩酸塩2080g(18モル)を、2の4ツ口フラスコ
に仕込み、徐々に昇温し、205〜210℃で1時間反
応を行った。室温迄冷却後、水300mlを加えて反応生
成物及び過剰のピリジン塩酸塩を溶解し、濃NaOH水溶液
でpH6〜7に反応溶液を調整した。次に酢酸エチル1
を用いて抽出を4回行った後に抽出液を合せて、飽和茫
硝水1で4回洗浄し有機層を分液後、無水硫酸マグネ
シウムにより脱水処理後、減圧下にて酢酸エチルを留去
した。次に残渣をメタノール300mlに溶解し水3中
に投入し結晶析出させる工程を3回繰り返し行い減圧乾
燥後、精製された生成物として淡茶色結晶194.2g
(収率82%)を得た。残存塩素量は0.01%以下であ
り、融点は239℃であった。
ル酸エステル262.1g(0.9ユニットモル)とピリジ
ン塩酸塩2080g(18モル)を、2の4ツ口フラスコ
に仕込み、徐々に昇温し、205〜210℃で1時間反
応を行った。室温迄冷却後、水300mlを加えて反応生
成物及び過剰のピリジン塩酸塩を溶解し、濃NaOH水溶液
でpH6〜7に反応溶液を調整した。次に酢酸エチル1
を用いて抽出を4回行った後に抽出液を合せて、飽和茫
硝水1で4回洗浄し有機層を分液後、無水硫酸マグネ
シウムにより脱水処理後、減圧下にて酢酸エチルを留去
した。次に残渣をメタノール300mlに溶解し水3中
に投入し結晶析出させる工程を3回繰り返し行い減圧乾
燥後、精製された生成物として淡茶色結晶194.2g
(収率82%)を得た。残存塩素量は0.01%以下であ
り、融点は239℃であった。
分析化学便覧(日本分析化学会編)有機編P316に記
載されている無水酢酸およびピリジンによるアセチル化
法によりOH(%)を定量したところ12.7%であった〔理
論値12.9%、実験式N3P3(OφOH)6〕。
載されている無水酢酸およびピリジンによるアセチル化
法によりOH(%)を定量したところ12.7%であった〔理
論値12.9%、実験式N3P3(OφOH)6〕。
第1図に生成物のIRチャート、第2図にGPC(ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー)チャートを示す。
IRチャートよりPN環及び水酸基を有するホスホニト
リル酸エステルであるを確認し、またGPCチャートよ
り重縮合体を含まない単一化合物であることが確認され
た。
ーミエーションクロマトグラフィー)チャートを示す。
IRチャートよりPN環及び水酸基を有するホスホニト
リル酸エステルであるを確認し、またGPCチャートよ
り重縮合体を含まない単一化合物であることが確認され
た。
参考例3 参考例1の方法にて合成した結晶性ホスファゼンオリゴ
マー116g〔3量体と4量体の成分比75:25〕
(1ユニットモル)を使用し実施例1と同様の方法によ
り茶カッ色固体状のp−メトキシフェノキシ誘導体284.
6g(収率97.8%)を得た。残存塩素量は0.093%で,
融点は95〜100℃であった。上記により得たp−メ
トキシフェノキシホスホニトリル酸エステル262.1g
(0.9ユニットモル)を使用した他は実施例1と同様の
方法によりメチル基の除去を行った。得られた生成物は
淡茶色結晶で収量223.6g(収率85%)であった。残
存塩素量は0.01%以下であり、融点は220〜225
℃であり、水酸基含量は 12.8%であった。
マー116g〔3量体と4量体の成分比75:25〕
(1ユニットモル)を使用し実施例1と同様の方法によ
り茶カッ色固体状のp−メトキシフェノキシ誘導体284.
6g(収率97.8%)を得た。残存塩素量は0.093%で,
融点は95〜100℃であった。上記により得たp−メ
トキシフェノキシホスホニトリル酸エステル262.1g
(0.9ユニットモル)を使用した他は実施例1と同様の
方法によりメチル基の除去を行った。得られた生成物は
淡茶色結晶で収量223.6g(収率85%)であった。残
存塩素量は0.01%以下であり、融点は220〜225
℃であり、水酸基含量は 12.8%であった。
参考例4 参考例1にて合成したホスファゼンオリゴマー〔環状及
び線状オリゴマー混合物〕116g(1ユニットモル)
を使用した他は参考例2と同様の方法によりp−メトキ
シフェノキシ誘導体を得た。収量は283.7g(収率97.
5%)で、残存塩素量は0.15%で、茶カッ色の高粘稠
体であった。
び線状オリゴマー混合物〕116g(1ユニットモル)
を使用した他は参考例2と同様の方法によりp−メトキ
シフェノキシ誘導体を得た。収量は283.7g(収率97.
5%)で、残存塩素量は0.15%で、茶カッ色の高粘稠
体であった。
上記により得たp−メトキシフェノキシホスホニトリル
酸エステル262.1g(0.9ユニットモル)を使用した他
は参考例2と同様の方法によりメチル基の除去を行っ
た。得られた生成物は淡茶色、高粘稠体で収量210.4g
(収率80%)であった。残存塩素量は0.01%以下で
あり、水酸基含量は12.7%であった。
酸エステル262.1g(0.9ユニットモル)を使用した他
は参考例2と同様の方法によりメチル基の除去を行っ
た。得られた生成物は淡茶色、高粘稠体で収量210.4g
(収率80%)であった。残存塩素量は0.01%以下で
あり、水酸基含量は12.7%であった。
参考例5 攪拌装置、還流冷却器、温度計、滴下ロートを備えた2
の4ッ口フラスコに3量体116g(1ユニットモ
ル)及びテトラヒドロフラン200gを仕込み溶液とし
た後に、別に調製したp−メトキシフェノールのNa塩
のテトラヒドロフラン溶液(p−メトキシフェノール12
6.5g(1.1モル)、ナトリウム23g(1g-atom)、
テトラヒドロフラン400gより調製)攪拌下に1時間
かけて滴下反応させた。反応は激しい発熱反応であるの
で反応温度が30℃を越えないように適宜冷却して反応
を行った。滴下終了後に室温下でさらに反応を7時間行
った。該反応にて得られた部分置換体の残存塩基量は1
7.21%であり推定構造はN3P3Cl2.98(OφOCH3)3.02であ
る。
の4ッ口フラスコに3量体116g(1ユニットモ
ル)及びテトラヒドロフラン200gを仕込み溶液とし
た後に、別に調製したp−メトキシフェノールのNa塩
のテトラヒドロフラン溶液(p−メトキシフェノール12
6.5g(1.1モル)、ナトリウム23g(1g-atom)、
テトラヒドロフラン400gより調製)攪拌下に1時間
かけて滴下反応させた。反応は激しい発熱反応であるの
で反応温度が30℃を越えないように適宜冷却して反応
を行った。滴下終了後に室温下でさらに反応を7時間行
った。該反応にて得られた部分置換体の残存塩基量は1
7.21%であり推定構造はN3P3Cl2.98(OφOCH3)3.02であ
る。
次に別に調製したナトリウムフェノラートのテトラヒド
ロフラン溶液(フェノール122.3g(1.3モル)、ナトリウ
ム28.8g(1.2モル)、テトラヒドロフラン400g
より調製)を最高発熱温度30℃に冷却制御しながら1
時間かけて滴下した。次いで室温下で5時間、還流温度
で3時間反応を行い反応を完結した。次にテトラヒドロ
フランを留去後にトルエン1を加えて生成物を再溶解
させ、水500mlを加えて水洗分液した。有機層を5%
NaOH水溶液による洗浄及び2%NaOH水溶液による洗浄を
各々1回行った後に、(1+9)HCl水溶液で酸化処理後
に5wt%重曹水で洗浄し、水層pH中性とした。次に有
機層を分液し無水硫酸マグネシウムで脱水処理後にトル
エンを留去し、茶カッ色油状の生成物257.6g(収率9
8.6%)を得た。残存塩素量は0.01%以下であった。
ロフラン溶液(フェノール122.3g(1.3モル)、ナトリウ
ム28.8g(1.2モル)、テトラヒドロフラン400g
より調製)を最高発熱温度30℃に冷却制御しながら1
時間かけて滴下した。次いで室温下で5時間、還流温度
で3時間反応を行い反応を完結した。次にテトラヒドロ
フランを留去後にトルエン1を加えて生成物を再溶解
させ、水500mlを加えて水洗分液した。有機層を5%
NaOH水溶液による洗浄及び2%NaOH水溶液による洗浄を
各々1回行った後に、(1+9)HCl水溶液で酸化処理後
に5wt%重曹水で洗浄し、水層pH中性とした。次に有
機層を分液し無水硫酸マグネシウムで脱水処理後にトル
エンを留去し、茶カッ色油状の生成物257.6g(収率9
8.6%)を得た。残存塩素量は0.01%以下であった。
上記反応で得たp−メトキシフェノキシ部分置換ホスホ
ニトリル酸エステル261.2g(1ユニットモル)とピリ
ジン塩酸塩1167.1g(10.1モル)を2の4ツ口フラ
スコに仕込み、徐々に昇温し205〜210℃で1時間
反応を行った。その後の操作は参考例2と同様に行ない
茶色の樹脂状固体217.4g(収率88%)を得た。残存
塩素量は0.01%以下であり、水酸基含量は6.8%であ
った。第3図のGPCチャートより縮重合体を含んでい
ないことが明らかである。尚、 N3P3(Oφ)2.98(OφOH)3.02における理論水酸基含量は6.
9%である。
ニトリル酸エステル261.2g(1ユニットモル)とピリ
ジン塩酸塩1167.1g(10.1モル)を2の4ツ口フラ
スコに仕込み、徐々に昇温し205〜210℃で1時間
反応を行った。その後の操作は参考例2と同様に行ない
茶色の樹脂状固体217.4g(収率88%)を得た。残存
塩素量は0.01%以下であり、水酸基含量は6.8%であ
った。第3図のGPCチャートより縮重合体を含んでい
ないことが明らかである。尚、 N3P3(Oφ)2.98(OφOH)3.02における理論水酸基含量は6.
9%である。
参考例6 参考例5と同じ仕込み量及び同様の反応操作で得たp−
メトキシフェノキシ基の部分置換体〔N3P3Cl2.98(OφOC
H3)3.02〕反応溶液中に、別に調製した19.2%ナトリ
ウムイソプロポキシドのイソプロパノール溶液(イソプ
ロパノール400g、ナトリウム28.8g(1.2モル)
より調製)を最高発熱温度30℃になるように冷却制御
しながら1時間かけて滴下した。さらに室温下で5時
間、還流温度で3時間反応を行った。反応終了後の後処
理は参考例5と同じ方法により行い、得られた生成物は
黄色油状物で収量は207.6g(収率91.3%)で残存塩素
量は0.02%であった。
メトキシフェノキシ基の部分置換体〔N3P3Cl2.98(OφOC
H3)3.02〕反応溶液中に、別に調製した19.2%ナトリ
ウムイソプロポキシドのイソプロパノール溶液(イソプ
ロパノール400g、ナトリウム28.8g(1.2モル)
より調製)を最高発熱温度30℃になるように冷却制御
しながら1時間かけて滴下した。さらに室温下で5時
間、還流温度で3時間反応を行った。反応終了後の後処
理は参考例5と同じ方法により行い、得られた生成物は
黄色油状物で収量は207.6g(収率91.3%)で残存塩素
量は0.02%であった。
上記反応で得たp−メトキシフェノキシ部分置換ホスホ
ニトリル酸エステル204.7g(0.9ユニットモル)とピ
リジン塩酸塩2102g(18.2モル)を3の4ツ口フラ
スコに仕込み、徐々に昇温し205〜210℃で1時間
反応を行った。その後の操作は参考例2と同様に行ない
茶色高粘稠体181.3g(収率85%)を得た。残存塩素
量は0.01%以下であり、水酸基含量は7.9%であっ
た。
ニトリル酸エステル204.7g(0.9ユニットモル)とピ
リジン塩酸塩2102g(18.2モル)を3の4ツ口フラ
スコに仕込み、徐々に昇温し205〜210℃で1時間
反応を行った。その後の操作は参考例2と同様に行ない
茶色高粘稠体181.3g(収率85%)を得た。残存塩素
量は0.01%以下であり、水酸基含量は7.9%であっ
た。
参考例7 参考例5と同一の仕込み量及び同様の反応操作で得たp
−メトキシフェノキシ部分置換体 〔N3P3Cl2.98(OφOCH3)3.02〕183.7g(0.9ユニットモ
ル)とテトラヒドロフラン400gを攪拌機付き1の
オートクーブに仕込み溶解させ、次いで液体アンモニア
68gを加えて加圧下で室温で48時間反応を行った。
反応終了後に過剰のアンモニアを除き、生成した塩化ア
ンモニウムを別後に液中よりテトラヒドロフランを
留去し、反応生成物として淡黄色の樹脂状固体152.3g
(収率91.6%)を得た。残存塩素量は0.1%であっ
た。
−メトキシフェノキシ部分置換体 〔N3P3Cl2.98(OφOCH3)3.02〕183.7g(0.9ユニットモ
ル)とテトラヒドロフラン400gを攪拌機付き1の
オートクーブに仕込み溶解させ、次いで液体アンモニア
68gを加えて加圧下で室温で48時間反応を行った。
反応終了後に過剰のアンモニアを除き、生成した塩化ア
ンモニウムを別後に液中よりテトラヒドロフランを
留去し、反応生成物として淡黄色の樹脂状固体152.3g
(収率91.6%)を得た。残存塩素量は0.1%であっ
た。
上記反応で得たp−メトキシフェノキシ部分置換体15
0g(0.81ユニットモル)とピリジン塩酸塩1409.1g
(12.2モル)を2の4ツ口フラスコに仕込み、その
後の諸操作は参考例2と同様に行なった。反応生成物は
淡黄色の樹脂状固体で収量は117.5g(収率85%)、
残存塩素量は0.01%以下、水酸基含量は9.8%であっ
た。
0g(0.81ユニットモル)とピリジン塩酸塩1409.1g
(12.2モル)を2の4ツ口フラスコに仕込み、その
後の諸操作は参考例2と同様に行なった。反応生成物は
淡黄色の樹脂状固体で収量は117.5g(収率85%)、
残存塩素量は0.01%以下、水酸基含量は9.8%であっ
た。
参考例8 参考例5と同一の仕込み量及び同様の反応操作で得たp
−メトキシフェノキシ部分置換体 〔N3P3Cl2.98(OφOCH3)3.02〕183.7g(0.9ユニットモ
ル)とテトラヒドロフラン400gを1の反応器に仕
込み、次いでアニリン279.4g(3モル)を1時間かけ
て滴下反応させた。反応は発熱反応であったので30℃
を越えないように冷却しながら行った。滴下終了後、室
温で5時間、還流温度で3時間反応を行って完結した。
生成したアニリン塩酸塩を別後にテトラヒドロフラン
及び過剰のアニリンを留去しトルエン1を加えて再溶
解後に水層のpHが中性になるまで水洗を行った。次に分
液したトルエン溶液を無水硫酸マグネシウムにより脱水
処理しトルエンを留去し、反応生成物として淡黄色の樹
脂状固体219g(収率93.5%)を得た。残存塩素量
は0.02%であった。
−メトキシフェノキシ部分置換体 〔N3P3Cl2.98(OφOCH3)3.02〕183.7g(0.9ユニットモ
ル)とテトラヒドロフラン400gを1の反応器に仕
込み、次いでアニリン279.4g(3モル)を1時間かけ
て滴下反応させた。反応は発熱反応であったので30℃
を越えないように冷却しながら行った。滴下終了後、室
温で5時間、還流温度で3時間反応を行って完結した。
生成したアニリン塩酸塩を別後にテトラヒドロフラン
及び過剰のアニリンを留去しトルエン1を加えて再溶
解後に水層のpHが中性になるまで水洗を行った。次に分
液したトルエン溶液を無水硫酸マグネシウムにより脱水
処理しトルエンを留去し、反応生成物として淡黄色の樹
脂状固体219g(収率93.5%)を得た。残存塩素量
は0.02%であった。
参考例9 参考例5と同様の方法で得たp−メトキシフェノキシ部
分置換体〔N3P3Cl2.98(OφOCH3)3.02〕183.7g(0.9ユ
ニットモル)とテトラヒドロフラン400gを1の反
応器に仕込み、次いでジエチルアミン219.4g(3モ
ル)を1時間かけて滴下反応させた。反応は発熱反応で
あったので反応温度が30℃を越えないように冷却しな
がら反応を行った。滴下終了後室温下で12時間、還流
温度下で7時間反応を行って完結した。反応終了後ジエ
チルアミン塩酸塩を別後に、テトラヒドロフラン及び
過剰のジエチルアミンを留去し反応生成物として淡黄色
樹脂状固体194.7g(収率90%)を得た。残存塩素量
は0.21%であった。
分置換体〔N3P3Cl2.98(OφOCH3)3.02〕183.7g(0.9ユ
ニットモル)とテトラヒドロフラン400gを1の反
応器に仕込み、次いでジエチルアミン219.4g(3モ
ル)を1時間かけて滴下反応させた。反応は発熱反応で
あったので反応温度が30℃を越えないように冷却しな
がら反応を行った。滴下終了後室温下で12時間、還流
温度下で7時間反応を行って完結した。反応終了後ジエ
チルアミン塩酸塩を別後に、テトラヒドロフラン及び
過剰のジエチルアミンを留去し反応生成物として淡黄色
樹脂状固体194.7g(収率90%)を得た。残存塩素量
は0.21%であった。
実施例1 攪拌装置、還流冷却器、温度計を備えた1反応器に参
考例2で合成したヘキサ−p−ヒドロキシフェノキシホ
スホニトリル酸エステル78.9g(0.1モル)、エピク
ロルヒドリン555.2g(6モル)を仕込み加熱溶解させ
た。次に40%NaOH水溶液(NaOH:2.44g、0.061モ
ル)を95〜118℃で65分間かけて滴下した。反応
を完結させるために同温度でさらに15分間反応を行っ
た。反応終了後にエピクロルヒドリン及び水を留去し、
残渣にクロロホルム1を加えて再溶解し、水1を加
えて水洗を2回行った。分液した有機層は無水硫酸マグ
ネシウムにより脱水後クロロホルムを留去し、赤カッ色
の樹脂状固体103g(収率91.5%)を得た。
考例2で合成したヘキサ−p−ヒドロキシフェノキシホ
スホニトリル酸エステル78.9g(0.1モル)、エピク
ロルヒドリン555.2g(6モル)を仕込み加熱溶解させ
た。次に40%NaOH水溶液(NaOH:2.44g、0.061モ
ル)を95〜118℃で65分間かけて滴下した。反応
を完結させるために同温度でさらに15分間反応を行っ
た。反応終了後にエピクロルヒドリン及び水を留去し、
残渣にクロロホルム1を加えて再溶解し、水1を加
えて水洗を2回行った。分液した有機層は無水硫酸マグ
ネシウムにより脱水後クロロホルムを留去し、赤カッ色
の樹脂状固体103g(収率91.5%)を得た。
第4図のIRチャート及び第5図の1H−HMRチャー
トからエポキシ基を有するホスホニトリル酸エステルで
あることが明らかとなり、また第6図のGPC分析の結
果、 を主成分とする生成物であることが判明した。
トからエポキシ基を有するホスホニトリル酸エステルで
あることが明らかとなり、また第6図のGPC分析の結
果、 を主成分とする生成物であることが判明した。
実施例2 実施例1で用いたと同様の反応装置を使用し、参考例5
で合成した部分置換p−ヒドロキシフェノキシ誘導体7
5.6g(0.1モル)、エピクロルヒドリン277.6g(3
モル)及び水10mlを仕込み、加熱溶解後、ペレット状
の水酸化ナトリウム12.4g(0.31モル)を80〜9
5℃で10分間で添加した。添加後90〜95℃で40
分間反応を続行した。反応終了後の諸操作は実施例1と
同様に行ない、赤カッ色の樹脂状固体85.3g(収率9
3.7%)を得た。
で合成した部分置換p−ヒドロキシフェノキシ誘導体7
5.6g(0.1モル)、エピクロルヒドリン277.6g(3
モル)及び水10mlを仕込み、加熱溶解後、ペレット状
の水酸化ナトリウム12.4g(0.31モル)を80〜9
5℃で10分間で添加した。添加後90〜95℃で40
分間反応を続行した。反応終了後の諸操作は実施例1と
同様に行ない、赤カッ色の樹脂状固体85.3g(収率9
3.7%)を得た。
第7図のIRチャート及び第8図の1H−NMRチャー
トよりエポキシ基を有するホスホニトリル酸エステルで
あることが明らかとなり、また第9図のGPC分析の結
果、重付加物の少ない混合物であることが明らかとなっ
た。
トよりエポキシ基を有するホスホニトリル酸エステルで
あることが明らかとなり、また第9図のGPC分析の結
果、重付加物の少ない混合物であることが明らかとなっ
た。
参考例10 参考例2においてp−メトキシフェノールに変えてo−
メトキシフェノールを使用した他は同様の方法にて反応
を行った。その結果茶カッ色の固体であるo−メトキシ
フェノキシホスホニトリル酸エステル284.1g(収率9
7.4%)を得た。残存塩素量は0.15%で、融点は98
〜100℃であった。上記方法にて得たo−メトキシフ
ェノキシホスホニトリル酸エステル262.1g(0.9ユニ
ットモル)とピリジン塩酸塩2080g(18モル)を用い
て参考例2と同様の方法にてヒドロキシ化反応を行っ
た。その結果、淡茶色結晶193.1g(収率81.5%)を
得た。残存塩素量は0.01%以下であり、融点は235
℃であった。アセチル化法によりOH(%)を定量したとこ
ろ12.6%であった。
メトキシフェノールを使用した他は同様の方法にて反応
を行った。その結果茶カッ色の固体であるo−メトキシ
フェノキシホスホニトリル酸エステル284.1g(収率9
7.4%)を得た。残存塩素量は0.15%で、融点は98
〜100℃であった。上記方法にて得たo−メトキシフ
ェノキシホスホニトリル酸エステル262.1g(0.9ユニ
ットモル)とピリジン塩酸塩2080g(18モル)を用い
て参考例2と同様の方法にてヒドロキシ化反応を行っ
た。その結果、淡茶色結晶193.1g(収率81.5%)を
得た。残存塩素量は0.01%以下であり、融点は235
℃であった。アセチル化法によりOH(%)を定量したとこ
ろ12.6%であった。
次に参考例3〜4及び参考例6〜10で得られた化合物の
物性を下記表1に示す。
物性を下記表1に示す。
次に参考例及び実施例で得られた化合物の化学構造につ
いて示す。
いて示す。
参考例2 参考例3 N3P3(OφOH)6とN4P4(OφOH)8の75:25の
混合物 参考例4 参考例5 N3P3(Oφ)2.98(OφOH)3.02 参考例6 N3P3〔OCH(CH3)2〕2.98(OφOH)3.02 参考例7 N3P3(NH2)2.98(OφOH)3.02 参考例8 N3P3(NHφ)2.98(OφOH)3.02 参考例9 N3P3〔N(C2H5)2〕2.98(OφOH)3.02 参考例5〜9は環状3量体の誘導体である。
混合物 参考例4 参考例5 N3P3(Oφ)2.98(OφOH)3.02 参考例6 N3P3〔OCH(CH3)2〕2.98(OφOH)3.02 参考例7 N3P3(NH2)2.98(OφOH)3.02 参考例8 N3P3(NHφ)2.98(OφOH)3.02 参考例9 N3P3〔N(C2H5)2〕2.98(OφOH)3.02 参考例5〜9は環状3量体の誘導体である。
実施例1 少量成分 実施例2 上記化合物は置換基Oφが1〜5の混合物であり、一例
として のような化合物が挙げられる。
として のような化合物が挙げられる。
少量成分 のような縮合物が挙げられる。
第1図は参考例化合物のIRチャート、第2〜3図は参
考例化合物のGPCチャート、第4,7図は本発明目的
物のIRチャート、第6,9図は本発明目的物のGPC
チャート、及び第5,8図は本発明目的物の1H−NM
Rチャートである。
考例化合物のGPCチャート、第4,7図は本発明目的
物のIRチャート、第6,9図は本発明目的物のGPC
チャート、及び第5,8図は本発明目的物の1H−NM
Rチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】残存活性塩素を実質上含有しない一般式 EはDと同じ基、又はアルコキシ、アリールオキシ、ア
ミノ、第1級アミノ又は第2級アミノ基、nは3〜20の
整数、p及びqは環状のときはp=q=0、線状のとき
はp=q=1を示す。ただしD及び である。)で表されるホスホニトリル酸ポリグリシジル
オキシフェニルエステルと少量の一般式 アリールオキシ、アミノ、第1級アミノ又は第2級アミ
ノ基を示す)で表されるポリホスホニトリル酸ポリグリ
シジルオキシフェニルエステルを含むエステル混合物か
らなる反応中間体もしくは高分子原料として有用な組成
物。 - 【請求項2】一般式 BはAと同じ基、又はアルコキシ、アリールオキシ、ア
ミノ、第1級アミノ又は第2級アミノ基、nは3〜20の
整数、p及びqは環状のときはp=q=0、線状のとき
はp=q=1を示す)で表されるホスホニトリル酸ポリ
フェニルエステルとエピクロルヒドリンとをアルカリ
の存在下に反応させることを特徴とする残存活性塩素を
実質上含有しない一般式 EはDと同じ基、又はアルコキシ、アリールオキシ、ア
ミノ、第1級アミノ又は第2級アミノ基、nは3〜20の
整数、p及びqは環状のときはp=q=0、線状のとき
はp=q=1を示す。ただしD及び ある。)で表されるホスホニトリル酸ポリグリシジルオ
キシフェニルエステルを少量の一般式 アリールオキシ、アミノ、第1級アミノ又は第2級アミ
ノ基を示す)で表されるポリホスホニトリル酸ポリグリ
シジルオキシフェニルエステルを含むエステル混合物か
らなる反応中間体もしくは高分子原料として有用な組成
物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28145290A JPH064661B2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | ホスホニトリル酸エステル混合物からなる組成物及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28145290A JPH064661B2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | ホスホニトリル酸エステル混合物からなる組成物及びその製造法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10243682A Division JPS58219190A (ja) | 1982-06-15 | 1982-06-15 | ホスホニトリル酸エステル類及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03163090A JPH03163090A (ja) | 1991-07-15 |
JPH064661B2 true JPH064661B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=17639379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28145290A Expired - Lifetime JPH064661B2 (ja) | 1990-10-18 | 1990-10-18 | ホスホニトリル酸エステル混合物からなる組成物及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064661B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005047995A (ja) * | 2003-07-30 | 2005-02-24 | Kaneka Corp | 難燃性を向上させた耐熱性樹脂組成物およびその利用 |
JP5610252B2 (ja) * | 2008-08-02 | 2014-10-22 | 株式会社伏見製薬所 | グリシジルオキシ基含有環状ホスファゼン化合物およびその製造方法 |
-
1990
- 1990-10-18 JP JP28145290A patent/JPH064661B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03163090A (ja) | 1991-07-15 |
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