JPS6111230B2 - - Google Patents

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JPS6111230B2
JPS6111230B2 JP52130098A JP13009877A JPS6111230B2 JP S6111230 B2 JPS6111230 B2 JP S6111230B2 JP 52130098 A JP52130098 A JP 52130098A JP 13009877 A JP13009877 A JP 13009877A JP S6111230 B2 JPS6111230 B2 JP S6111230B2
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JP
Japan
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glycol
triazine
sym
compounds
ether
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Application number
JP52130098A
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English (en)
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JPS5463093A (en
Inventor
Tsunehiko Kuwamura
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP13009877A priority Critical patent/JPS5463093A/ja
Publication of JPS5463093A publication Critical patent/JPS5463093A/ja
Publication of JPS6111230B2 publication Critical patent/JPS6111230B2/ja
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は新規なsym−トリアジン化合物の製
造法に関する。シアヌル酸、メラミン、塩化シア
ヌル等の簡単なsym−トリアジン化合物はよく知
られており、これらから誘導されたトリアジン化
合物が、樹脂、染料、農薬などの分野において用
いられている。
一方、多数のオキシエチレングループをもつ化
合物としては、ポリエチレングリコール、そのエ
ステル、そのエーテルなどが著名であり、界面活
性剤、医薬、香粧品等の分野で用いられている。
ポリオキシエチレンは鎖式化合物の他環式化合物
も知られており、クラウンエーテルとしてその特
性が注目されている。
芳香族化合物とオキシエチレングループをもつ
置換基を組み合わせた化合物も知られている。例
えばグレイ氏等の報文(Reinhoudt and Gray;
Tetrahedron Letters 1975 No.25、2105頁)に
よれば、1・3−キシリレングリコール及び2・
5−ビス(ヒドロキシメチル)フランとポリエチ
レングリコールとの間の環状エーテルが知られて
いる。また、モンタナリ氏等の報文(Fornasier
and Montanari;同誌1976 No.17、1381頁)によ
れば3個又は6個のアルキルポリオキシエチレン
鎖をO又はNを介してsym−トリアジン環の2、
4、6位に対称につけた化合物が知られている。
しかしこれら先行技術では、トリアジン核の2・
4−位にポリオキシエチレン鎖を有し、6位に別
の置換基をもつたトリアジン化合物は全く知られ
ていなかつた。
本発明は異なる分野で用いられていたsym−ト
リアジン核と、ポリオキシエチレングループ、疎
水性置換基とを1つの化合物の中に組み合わせる
ことにより発明された一群の化合物、即ち一般式 (但し、Y1は水素原子又は原子価結合、Y2は、Y1
が水素原子のときのOH基、Y1が原子価結合のと
〓〓〓〓〓
きは原子価結合、ZはR、RO、RNH、RR1N、
RCH(OH)CH2NH、〔RCH(OH)CH22N、
〔RCH(OH)CH2〕R1N及びRCH(CH)CH2O
(こゝでRR1は脂肪族炭化水素を表わす)より成
る群から選ばれた有機基を表わし、m及びnはそ
れぞれ2以上の整数である) で示される置換sym−トリアジン化合物の製造法
に関するものである。
本発明においては、原料、即ち、疎水性置換基
を持つ6−置換−2・4−ジクロルsym−トリア
ジンと、親水性部分を与えるポリエチレングリコ
ールとを選択することにより、オキシエチレング
ループの数(m+n)、置換基Zの種類、それに
含まれる炭素原子数などにつき変化をもたせた構
造をとることができ、それにより界面活性剤、相
間移動触媒等の分野において目的に応じた物性を
もつた新規化合物を提供することができる。
本発明に含まれる化合物は塩化シアヌルと置換
基Zをもつた化合物(例えばZH)との反応など
によつて得られる6−置換−2・4−ジクロル
sym−トリアジン(以下中間体と称する)をポリ
エチレングリコールと反応させることによつて得
られる。ポリエチレングリコールは、グリコラー
トアニオンの形、例えばカリウムグリコラートと
して核の塩素原子と反応させる。後記するよう
に、モノカリウムグリコラートを選べばジオール
型の生成物が得られ、ジカリウムグリコラートを
選べばクラウン型の生成物が得られる。
中間体のうち、ある種のものは公知である。た
とえば乾燥溶媒中、塩化シアヌルにグリニア試薬
を作用させることにより6−アルキル(C1
C3)中間体が収率40〜50%で得られることが知ら
れている(Hirt等、Helv.chim.Acta 1950.33
1365)。また塩化シアヌルとメタノールとを炭酸
水素ナトリウムの存在下反応させることで6−メ
トキシ中間体が収率約90%で得られることが知ら
れている(松井等、有機化合物合成法第14集28
頁、技報堂)。塩化シアヌルとエチルアミン又は
イソプロピルアミンを反応させて6−エチルアミ
ノ−又は6−イソプロピルアミノ中間体とするこ
とは、農薬合成反応の第1工程として知られてい
る。これらC1〜C3置換基をもつ中間体の他に、
長鎖置換基をもつ中間体もわずかではあるが知ら
れている。即ち小山田氏等の報文(油化学1961.
10 754)によれば6−ヘキサデシルオキシ−又
は6−オクタデシルアミノ−2・4−ジクロル
sym−トリアジンが合成され、防水剤として用い
られているが、これらの化合物も本発明における
中間体として用い得る。
本発明にはこれら公知の中間体の他に今回新た
に見出された新規な中間体を用いることもでき
る。新規中間体は大別して2つに分けられる。そ
の1つは長鎖アルキル中間体、長鎖アルコキシ中
間体、長鎖アルキルアミノ中間体、長鎖を含むジ
アルキルアミノ中間体など公知中間体の同族体の
うち、これまで知られていなかつたものである。
これらは公知のものと類似の方法で合成できるこ
とが見出された。これらの中間体を例示すると6
−位にオクチル、ドデシル、ヘキサデシル、ヘキ
シルオキシ、2−エチルヘキシルオキシ、ドデシ
ルシキシ、オレイルオキシ、ドデシルアミノ、N
−ドデシル−N−メチルアミノ等の置換基をもつ
た2・4−ジクロルsym−トリアジンである。
新規中間体のその2はβ−炭素にヒドロキシル
基をもつた脂肪族炭化水素基をもつ1級アルコー
ル、1級又は2級アミンに対応する残基を6位に
もつ中間体である。このような中間体は1・2−
エポキシアルカン(α−オレフインを過酢酸等に
よりエポキシ化して合成でき、炭素数30以上に及
ぶ長鎖のものに至るまで種々の化合物の市販品が
ある)を出発物として合成できる。例えば、1・
2−エポキシアルカンとNH3又は水とを反応させ
て得られる2−ヒドロキシアルキルアミン又は、
1・2−アルカンジオール(いずれも市販品あ
り)と塩化シアヌルとを炭酸水素ナトリウムの如
き塩基の存在下に縮合させることにより6−(2
−ヒドロキシアルキルアミノ)中間体又は6−
(2−ヒドロキシアルコキシ)中間体がそれぞれ
得られる。これらに属する中間体を例示すると6
位に2−ヒドロキシヘキシルアミノ、2−ヒドロ
キシテトラデシルアミノ、ビス(2−ヒドロキシ
ドデシル)アミノ、N−2−ヒドロキシドデシル
−N−エチルアミノ、2−ヒドロキシドデシルオ
キシ、2−ヒドロキシオクタコサオキシ基等の置
換基をもつた2・4−ジクロルsym−トリアジン
である。
次に、本発明の目的とする化合物を二群に大別
し、その構造と性質および製造法を説明する。
〓〓〓〓〓
(1) 6−置換sym−トリアジン−2・4−ジオー
ルビスポリエチレングリコールエーテル 即ち前記の一般式においてY1=H、Y2=OH
である化合物である。これらはトリアジン核に
直結した2個の−(OCH2CH2)m又はnOH基
を親水性としてもつ化合物で、6−位に置換基
をもつトリアジン核の疎水性寄与とあいまつて
界面活性を示す。m又はnとしては2以上の値
をとり、純品としては通常原料の関係で6程度
までであるが、混合物を用いれば20以上に及ぶ
値をとることもできる。(合成されたいくつか
の純品についての曇点、臨界ミセル濃度、表面
張力などの値は実施例中に示した。) これらの化合物は、前記中間体を2・4−位
の塩素でモノカリウムポリエチレングリコラー
トと縮合させることにより得ることができる。
反応は、例えばトルエン溶媒中でカリウムtert
−ブトキシドと過剰量のポリエチレングリコー
ルとを反応させて得たモノカリウムポリエチレ
ングリコラートの中に前記中間体を滴下してお
こなう。通常m、nは同じ値をとることができ
るので、ジ−、トリ−、テトラエチレングリコ
ールなどのうちの1種を用いれば足りるが、必
要に応じ中間体の2個の塩素のうち1個をまず
1種のポリエチレングリコールモノカリウム塩
と反応させたのち、改めて他種のポリエチレン
グリコールと反応させ、m、nの異なる化合物
を得ることもできる。
6−位の置換基は所望の構造に応じてアルキ
ル、アルケニルなど脂肪族炭化水素基基(Rと
略す)、アルコキシ、アルケニルオキシなど脂
肪族、アルコキシ基(RO)、RNH又はRR1Nで
表わされる脂肪族一級又は二級アミノ基、
RCH(OH)CH2NH、〔RCH(OH)CH22N又
は〔RCH(OH)CH2〕R1Nで表わされるβ−
位にヒドロキシル基をもつた脂肪族炭化水素基
を含むアミノ基及びRCH(OH)CH2Oで表わ
されるβ位に水酸基をもつたアルコキシ基の中
から選ばれ、その置換基をもつたアルコキシ基
の中から選ばれ、その置換基をもつた中間体を
用いる。置換基のもつ炭素数は特に制限されな
いが、1〜30、特に4〜18、殊に6〜14のもの
が好適に用いられる。
この群に含まれる化合物を例示すれば、一般
において、Z=CH3C2H5、C4H9、C8H17
C12H25、C16H33、C28H57、CH3O、C6H13O、
C12H25O、C18H35O(△9.10)、C2H5NH、
C6H13NH、C12H25NH、(C2H52N、C12H25
(CH3)N、C4H9CH(OH)CH2NH、
C14H29CH(OH)CH2NH、〔C10H21CH(OH)
CH22N、C10H21CH(OH)CH2NC2H5
C6H13CH(OH)CH2O、C16H33CH(OH)
CH2O等であり、それぞれについてm、nは
2、3、4、6又は主として12−20(混合物)
などである。
(2) 6−置換sym−トリアジン−2・4−ジオー
ルポリエチレングリコール環式エーテル 即ち前記の一般式において、Y1、Y2共に原
子価結合である化合物である。これらは〓C−
N=C<グループを共有するクラウンエーテ
ル・トリアジン結合=環式化合物であつて、m
+nは通常4、5、6、7又は8の値をとり、
それぞれ16、19、22、25又は28員環のクラウン
エーテルを形成する。これらの化合物はクラウ
ンエーテル構造の金属カチオン捕獲能と親水性
と、6−置換トリアジンの疎水性とをあわせ備
え、界面における活性を呈し、アニオン性試剤
を活性化し相間を移動して触媒作用を呈するな
ど特異な性能を示す。なお前記(1)の群も程度は
異なるが同様な活性物質である。
この群の化合物は前記中間体を2・4−位の
塩素でジカリウムポリエチレングリコラートと
縮合さることにより得ることができる。反応は
前記(1)の群の化合物の合成法と同様、トルエン
溶媒中カリウムtert−ブトキシドを用いておこ
なうことができるが、カリウムに対するポリエ
チレングリコールのモル比を1/2以下にとり
ジカリウムを生成させるようにする点が異な
る。ポリエチレングリコールは所望の構造に応
じてテトラ−、ペンタ−、ヘキサ−、ヘプタ
−、又はオクタエチレングリコールの中から選
〓〓〓〓〓
択する。
6−位の置換基の選択については前記(1)群の
化合物の場合と同様である。
この群に含まれる化合物を例示すれば一般式 においてZ=CH3、C3H7、C6H13、C14H29
C18H37、CH3O、C4H9O、C8H17O、C16H23O、
CH3NH、C2H5NH、C12H25NH、(C2H52N、
C16H33(C2H5)N、C6H13CH(OH)
CH2NH、C10H21CH(OH)CH2NH、
〔C10H21CH(OH)CH22N、C10H21CH(OH)
CH2NC2H5、C10H21CH(OH)CH2O等であ
り、それぞれについてm+nは4、5、6又は
8である。
以下実施例により本発明を更に具体的に説明す
る。
例 1 (中間体の合成) 乾燥マグネシウム7.29g(0.3モル)に乾燥エ
ーテル約50mlを加え、臭化ドデシル74.9g(0.3
モル)と乾燥エーテル250mlの溶液を2時間かけ
て18〜24℃で滴下し、その後10時間加熱還流下撹
拌した。
このようにして得たグリニア試薬を塩化シアヌ
ル34.96g(0.185モル)の乾燥ベンゼン溶液
(300ml)に冷却下15〜20℃で滴下した。滴下後4
時間還流下撹拌し、溶媒溜去、乾燥、石油エーテ
ル抽出、減圧蒸留により6−ドデシル中間体(6
−ドデシル−2・4−ジクロルsym−トリアジ
ン)を得た。沸点162−3゜/1.5mmHg、融点25
〜27℃、Cl22.7%(理論値22.3%)、収率29%。
NMR、IR及びCl含量により生成物の純度、構造
を確認した。
同様の方法で6−オクチル中間体(沸点199〜
120゜/2.5mmHg、n20 1.4925、収率40.4%)及び
6−ヘキサデシル中間体(沸点197〜200゜/1mm
Hg、融点39.5〜40.5゜、収率50.2%)とそれぞれ
対応する臭化アルキルから得た。
例 2 (中間体の合成) 255gのヘキサノールと15gの炭酸水素ナトリ
ウムを約5℃に冷却しつゝ撹拌下18.5g(0.1モ
ル)の塩化シアヌルを加えた。同温度で7時間撹
拌後遠心分離によりナトリウム塩を除き、蒸溜に
より6−ヘキシルオキシ中間体(6−ヘキシルオ
キシ−2・4−ジクロルsym−トリアジン)15.6
gを得た。沸点123〜126゜/2mmHg、n20
1.5006。Cl27.9%(理論値28.4%)及びIR、NMR
により目的物を確認した。収率62.4%。
同様の方法で次のように各種中間体が合成でき
た。
2−エチルヘキサノール→6−(2−エチルヘ
キシルオキシ)中間体、ドデカノール→6−ドデ
シルオキシ中間体、オレイルアルコール→6−オ
レイルオキシ中間体、ドデシルアミン→6−ドデ
シルアミノ中間体、エチルブチルアミン→6−エ
チルブチルアミノ中間体、2−ヒドロキシテトラ
デシルアミン→6−(2−ヒドロキシテトラデシ
ルアミノ)中間体、ビス(2−ヒドロキシドデシ
ル)アミン 6−〔ビス(2−ヒドロキシドデシ
ル)アミノ〕中間体、ドデシルメチルアミン→6
−(N−ドデシル−N−メチルアミノ)中間体、
1・2−ヘキサデカンジオール→6−(2−ヒド
ロキシヘキサデシルオキシ)中間体。
例 3 (6−置換sym−トリアジン−2・4−ジオー
ルビスポリエチレングリコールエーテル) トルエン250ml中にt−ブチルアルコール17.8
g(0.24モル)と金属カリウム3.1g(0.08モル)
を加え、70゜で約4時間反応させてカリウムアル
コラートとした。30゜まで冷却後トリエチレング
リコール84.1g(0.56モル)を加えてモノカリウ
ムトリエチレングリコラートを生成させ、これに
例1で合成した6−ドデシル中間体12.7g(0.04
モル)のトルエン50ml溶液を30分かけて滴下し、
その後40℃で1時間撹拌した。反応進行状況は薄
層クロマトグラフイーでチエツクした。
反応混合物から遠心分離により無機塩を除き、
トルエンを溜去し、その後大過剰(1000ml)のア
セトンを加えて更に析出した塩分を除いた。アセ
トン溜去後エーテルを抽出し、抽出物をアセトン
3:ベンゼン2の展開溶媒を用い、シリカゲルカ
ラムで分離した。目的物6−ドデシル−sym−ト
〓〓〓〓〓
リアジン−2・4−ジオールビストリエチレング
リコールエーテルの構造はIR、NMRにより確認
した。収率15%、屈折率n25 1.4829、曇点89℃
(1%)、CMC(臨界ミセル濃度)0.82×10-4
ル/、表面張力γCMC34.8ダイン/cmであつ
た。
例 4 例3と同様にしてトリエチレングリコールと6
−ヘキサデシル中間体とを反応、アセトン2:ベ
ンゼン1展開溶媒でカラム分離して6−ヘキサデ
シルsym−トリアジン−2・4−ジオールビスト
リエチレングリコールエーテルを収率16%で得
た。n20 1.4831、曇点83℃、CMC0.56×10-4、γ
CMC33.7。
例 5 例3同様にジエチレングリコルと6−オクチル
中間体とを反応させ、エーテル抽出の代りに蒸溜
で未反応ジエチレングリコールを除去した残りを
アセトン1:ベンゼン1展開溶媒でカラム分離
し、6−オクチルsym−トリアジン−2・4−ジ
オールビスジエチレングリコールエーテルを収率
18%で得た。n20 1.4930、曇点71℃、CMC24×
10-4、γCMC32.3。
例 6 例3と同じようにカリウムt−ブチルアルコラ
ートを縮合剤として例2で得た6−ヘキシルオキ
シ中間体をテトラエチレングリコールと反応させ
た。得られた6−ヘキシルオキシsym−トリアジ
ン−2・4−ジオールビステトラエチレングリコ
ールエーテルはn20 1.4853、曇点88.5゜、CMC21
×10-4モル/であつた。同様の方法で次のよう
に各種の6−置換sym−トリアジン−2・4−ジ
オールビスポリエチレングリコールエーテルが合
成できた。
トリエチレングリコール+6−(2−エチルヘ
キシルオキシ)中間体→6−(2−エチルヘキシ
ルオキシ)sym−トリアジンビストリエチレング
リコールエーテル、トリエチレングリコール+6
−オレイルオキシ中間体→6−オレイルオキシ
sym−トリアジンビストリエチレングリコールエ
ーテル、ジエチレングリコール+6−ヘキシルア
ミノ中間体→6−ヘキシルアミノsym−トリアジ
ンビスジエチレングリコールエーテル、ポリエチ
レングリコール(主として12〜20量体の混合物)
+6−ドデシルアミノ中間体→6−ドデシルアミ
ノsym−トリアジンビスポリエチレングリコール
エーテル、テトラエチレングリコール+6−ドデ
シルメチルアミノ中間体→6−(N−ドデシル−
N−メチルアミノ)sym−トリアジン−2・4−
ジオールビステトラエチレングリコールエーテ
ル、トリエチレングリコール+6−(2−ヒドロ
キシテトラデシルアミノ)中間体→6−(2−ヒ
ドロキシテトラデシルアミノ)sym−トリアジン
ビストリエチレングリコールエーテル、ジエチレ
ングリコール+ビス−2−ヒドロキシドデシルア
ミノ中間体→6−(ビス−2−ヒドロキシドデシ
ルアミノ)sym−トリアジン−2・4−ジオール
ビスジエチレングリコールエーテル、トリエチレ
ングリコール+N−2−ヒドロキシドデシル−N
−エチルアミノ中間体→6−(N−2−ヒドロキ
シドデシル−N−エチルアミノ)sym−トリアジ
ン−2・4−ジオールビストリエチレングリコー
ルエーテル、テトラエチレングリコール+6−
(2−ヒドロキシヘキサデシルオキシ)中間体→
6−(2−ヒドロキシヘキサデシルオキシ)−sym
−トリアジンビステトラエチレングリコールエー
テル。
例 7 (6−置換sym−トリアジン−2・4−ジオー
ルポリエチレングリコール環式エーテル) トルエン500ml中にt−ブチルアルコール17.8
g(0.24モル)と金属カリウム3.1g(0.08モル)
を加え、70℃で約5時間反応させた。30℃に冷却
後ヘキサエチレングリコールHO
(CH2CH2O)5CH2CH2OH11.3g(0.04モル)を加
えてジカリウムヘキサエチレングリコラートを生
成させ、これに例1で合成した6−ドデシル中間
体12.7g(0.04モル)のトルエン300ml溶液を約
15分で滴下し、40〜50゜で約1時間反応させた。
反応混合物から遠心分離により無機塩を除いてか
らトルエンを溜去した。この粗製物(収率約60
%)は、IRでOHの吸収を示さす環式エーテルの
みを含むものと考えられるが、1:1環式エーテ
ルの他に2:2以上の環式エーテルを含んでいる
おそれがあるので、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフイー(酢酸エチルで展開)により目的物の6
−ドデシルsym−トリアジン−2・4−ジオール
ヘキサエチレングリコール環式エーテルを単離し
〓〓〓〓〓
た。収率10%、構造はIR、NMR、分子量測定
(ラスト法、MS)で確認した。曇点25.5℃、融点
26〜27℃、n25 1.4875、CMC1.3、γCMC36.2、ベ
ンゼン中KMoO4明瞭に呈色。
ヘキサエチレングリコールの代りにテトラエチ
レングリコールを用いて得た環式エーテルは融点
50〜51℃であつた(収率10%)。
例 8 例7と同様の方法でヘキサエチレングリコール
と6−ヘキサデシル中間体とを反応させて、6−
ヘキサデシルsym−トリアジン−2・4−ジオー
ルヘキサエチレングリコール環式エーテルを12%
収率(カラム分離による精製収率)で得た。融点
42〜44℃、曇点18℃、フレーム分析によりカリウ
ムを定量すると0.008%で、カリウムが1:1錯
体を作つてとりこまれていると仮定したときの理
論値6.27%に比べて、きわめて少なかつた。
CMC0.74、γCMC33.3、ベンゼン中KMoO4明瞭に
呈色、KI錯塩の融点55〜58℃、KSCN錯塩の融点
62〜70℃。
同様テトラエチレングリコールと6−ヘキサデ
シル中間体とから融点64.5〜65.5℃の環式エーテ
ルを得た。
また、6−オクチル中間体からはヘキサエチレ
ングリコール及びテトラエチレングリコールとの
反応により、それぞれ曇点34℃、n25 1.4940、
CMC2.5、γCMC39.3、ベンゼン中KMoO4明瞭に
呈色及び2℃(n20 1.4935)の環式エーテルを得
た。収率(カラム)は共に15%であつた。
例 9 例2で得た6−ヘキシルオキシ中間体をヘキサ
エチレングリコールと例7と同様の方法で反応さ
せ、カラム分離(展開溶媒アセトン1:ベンゼン
2)により10%収率で、6−ヘキシルオキシsym
−トリアジン−2・4−ジオール−ヘキサエチレ
ングリコール環式エーテル、曇点25〜26、n20
1.4860を得た。
同様にして次の中間体とポリエチレングリコー
ルの組み合わせにより、それぞれ対応する環式エ
ーテルを得た。
6−ヘキシルオキシ中間体+テトラエチレング
リコール、6−メトキシ中間体+ヘキサエチレン
グリコール、6−(2−エチルヘキシル中間体)+
ペンタエチレングリコール、6−ヘキシルアミノ
中間体+ポリエチレングリコール(6〜8量体を
主とする混合物)、6−ドデシルアミノ中間体+
ヘキサエチレングリコール、6−エチルブチルア
ミノ中間体+テトラエチレングリコール、6−
(2−ヒドロキシドデシル)アミノ−及び6−(2
−ヒドロキシテトラデシル)アミノ中間体混合物
+ヘキサエチレングリコール、6−(ビス−2−
ヒドロキシドデシルアミノ)中間体+ヘプタエチ
レングリコール、N−2−ヒドロキシルドデシル
−N−エチルアミノ中間体+ヘキサエチレングリ
コール、1・2−ヘキサデカンジオール+テトラ
エチレングリコール。
例 10 ヨウ化カリウム(5モル倍)による置換反応
(基質は臭化n−オクチル、水中60℃、6時間)
に本発明の化合物(0.05モル当量)を添加したと
ころ次のような収率を得た。
6−ヘキサデシルsym−トリアジン−2・4−ジ
オールビストリエチレングリコールエーテル95% 6−ドデシルsym−トリアジン−2・4−ジオー
ルビステトラエチレングリコールエーテル 92% 6−ヘキサデシルsym−トリアジン−2・4−ジ
オールヘキサエチレングリコール環式エーテル
48% 6−メトキシsym−トリアジン−2・4−ジオー
ルヘキサエチレングリコール環式エーテル(曇点
>100℃、液体n25 1.5050、カリウム0.001%)
0% 〓〓〓〓〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (但し、Y1は水素原子又は原子価結合、Y2は、Y1
    が水素原子のときはOH基、Y1が原子価結合のと
    きは原子価結合、Zはアルキル基またはアルコキ
    シ基(炭素数1〜30)を表わし、mおよびnはそ
    れぞれ2乃至8の整数である)で示される置換
    sym−トリアジン化合物。
JP13009877A 1977-10-29 1977-10-29 Substituted sym-triazine compound Granted JPS5463093A (en)

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