JPH0645610Y2 - 2サイクルエンジンのバランサギヤ室用ブリーザ装置 - Google Patents
2サイクルエンジンのバランサギヤ室用ブリーザ装置Info
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- JPH0645610Y2 JPH0645610Y2 JP1988125242U JP12524288U JPH0645610Y2 JP H0645610 Y2 JPH0645610 Y2 JP H0645610Y2 JP 1988125242 U JP1988125242 U JP 1988125242U JP 12524288 U JP12524288 U JP 12524288U JP H0645610 Y2 JPH0645610 Y2 JP H0645610Y2
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- Japan
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- balancer
- chamber
- breather
- gear
- gasket
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M9/00—Lubrication means having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M7/00
- F01M9/06—Dip or splash lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/04—Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/22—Compensation of inertia forces
- F16F15/26—Compensation of inertia forces of crankshaft systems using solid masses, other than the ordinary pistons, moving with the system, i.e. masses connected through a kinematic mechanism or gear system
- F16F15/264—Rotating balancer shafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01M—LUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
- F01M13/00—Crankcase ventilating or breathing
- F01M13/04—Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil
- F01M2013/0422—Separating oil and gas with a centrifuge device
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Acoustics & Sound (AREA)
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、バランサギヤ室の内圧を調整する2サイクル
エンジンのバランサギヤ室用ブリーザ装置に関する。
エンジンのバランサギヤ室用ブリーザ装置に関する。
[従来の技術と考案が解決しようとする課題] 一般に、2サイクルエンジンのバランサギヤ室は密閉構
造をなし、且つ、その底部にはオイル溜め室が形成され
ており、上記バランサギヤにて上記オイル溜め室に貯留
されているオイルを掻き上げ、バランサギヤ間などの潤
滑を行っている。
造をなし、且つ、その底部にはオイル溜め室が形成され
ており、上記バランサギヤにて上記オイル溜め室に貯留
されているオイルを掻き上げ、バランサギヤ間などの潤
滑を行っている。
ところで、上記バランサギヤ室は密閉構造であるため、
エンジン始動後の温度上昇、あるいは、エンジン停止後
の温度低下の影響で内圧が変動した場合シール性に問題
がでてくる。そこで、この内圧の変動をブリーザ装置に
よって調整するのであるが、例えば、4サイクルエンジ
ンに採用されているような気液分離性に優れたブリーザ
装置を採用することは、構造の複雑化、形状の大型化を
招き好ましくないばかりか、エンジン温度変化による内
圧変動を調整するものでは能力過剰となり経済性に問題
がある。
エンジン始動後の温度上昇、あるいは、エンジン停止後
の温度低下の影響で内圧が変動した場合シール性に問題
がでてくる。そこで、この内圧の変動をブリーザ装置に
よって調整するのであるが、例えば、4サイクルエンジ
ンに採用されているような気液分離性に優れたブリーザ
装置を採用することは、構造の複雑化、形状の大型化を
招き好ましくないばかりか、エンジン温度変化による内
圧変動を調整するものでは能力過剰となり経済性に問題
がある。
例えば、実公昭60−27765号公報には、バランサギヤ室
の上部にブリーザ室を形成し、このブリーザ室に形成し
た細いキリ孔と大気とをクランクケースとシリンダブロ
ックとを締結するボルト孔を介して連通し、バランサギ
ヤ室の膨脹した空気は、まず、その空気に含まれている
あらかたの油分を上記ブリーザ室で分離した後、狭いキ
リ孔を通る間にさらに高密度に気液分離されて大気へ放
出させるようにした技術が開示されている。
の上部にブリーザ室を形成し、このブリーザ室に形成し
た細いキリ孔と大気とをクランクケースとシリンダブロ
ックとを締結するボルト孔を介して連通し、バランサギ
ヤ室の膨脹した空気は、まず、その空気に含まれている
あらかたの油分を上記ブリーザ室で分離した後、狭いキ
リ孔を通る間にさらに高密度に気液分離されて大気へ放
出させるようにした技術が開示されている。
しかし、この先行技術では、ブリーザ室に流入される空
気に多くの油分が含まれており、この油分を上記ブリー
ザ室であらかた分離させるためには、このフリーザ室の
容積を大きくする必要があり、形状が大型化してしま
う。また、細いキリ孔を必要としているため加工費がか
さむなどの問題がある。
気に多くの油分が含まれており、この油分を上記ブリー
ザ室であらかた分離させるためには、このフリーザ室の
容積を大きくする必要があり、形状が大型化してしま
う。また、細いキリ孔を必要としているため加工費がか
さむなどの問題がある。
[考案の目的] 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、形状が大型
化することなく、加工性が良く、且つ、優れた気液分離
効果を得ることのできる2サイクルエンジンのバランサ
ギヤ室用ブリーザ装置を提供することを目的としてい
る。
化することなく、加工性が良く、且つ、優れた気液分離
効果を得ることのできる2サイクルエンジンのバランサ
ギヤ室用ブリーザ装置を提供することを目的としてい
る。
[課題を解決しようとする手段および作用] (手段) 本考案による2サイクルエンジンのバランサギヤ室用ブ
リーザ装置は、エンジン本体の一側に、クランクケース
とこのクランクケースにガスケットを介して接合するギ
ヤカバーとでバランサギヤ室が形成され、このバランサ
室にバランサギヤが収納されているとともに、このバラ
ンサ室の上部にブリーザ通路が穿設されており、さらに
このブリーザ通路と上記バランサギヤの上側部との間
に、上記ガスケットが突出されているものである。
リーザ装置は、エンジン本体の一側に、クランクケース
とこのクランクケースにガスケットを介して接合するギ
ヤカバーとでバランサギヤ室が形成され、このバランサ
室にバランサギヤが収納されているとともに、このバラ
ンサ室の上部にブリーザ通路が穿設されており、さらに
このブリーザ通路と上記バランサギヤの上側部との間
に、上記ガスケットが突出されているものである。
(作用) この構成によれば、バランサギヤで掻き上げられた油分
を含む膨脹空気は、まず、上記バランサギヤの上側部
と、バランサ室の上部に穿設されているブリーザ通路と
の間に突出されているガスケットに衝突してあらかたの
油分が分離された後、上記ブリーザ通路を介して大気な
どへ放出される。
を含む膨脹空気は、まず、上記バランサギヤの上側部
と、バランサ室の上部に穿設されているブリーザ通路と
の間に突出されているガスケットに衝突してあらかたの
油分が分離された後、上記ブリーザ通路を介して大気な
どへ放出される。
[考案の実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は2サイクルエ
ンジンの要部拡大図、第2図は第1図のII−II断面図、
第3図は第1図のIII−III断面図である。
ンジンの要部拡大図、第2図は第1図のII−II断面図、
第3図は第1図のIII−III断面図である。
(構成) 図中の符号1はエンジン本体で、このエンジン本体1の
クランクケース2の一側にギヤカバー3がガスケット4
を介して接合されて、内部にバサランサギヤ室5が形成
されている。このバランサギヤ室5に、クランク室6か
ら延出したクランクシャフト7と、このクランクシャフ
ト7と平行に延出するバランサドリブンシャフト8とが
貫通されている。
クランクケース2の一側にギヤカバー3がガスケット4
を介して接合されて、内部にバサランサギヤ室5が形成
されている。このバランサギヤ室5に、クランク室6か
ら延出したクランクシャフト7と、このクランクシャフ
ト7と平行に延出するバランサドリブンシャフト8とが
貫通されている。
上記クランクシャフト7のジャーナルが上記クランクケ
ース2にメインベアリング9を介して支承されており、
このクランクシャフト7の上記バランサ室5に臨まされ
た部分にバランサドライブギヤ10が軸装され、キー11に
より回り止めされている。さらに、上記バランサドライ
ブギヤ11の両側面にカラー12,12が当接されており、一
方のカラー12が上記メインベアリング9に挟着され、且
つ、このカラー12が上記クランクケース2にシール部材
13を介して支承されている。また、上記バランサドライ
ブギヤ11の他方の側面を挟着するカラー12が上記ギヤカ
バー3にシール部材14を介して支承されている。
ース2にメインベアリング9を介して支承されており、
このクランクシャフト7の上記バランサ室5に臨まされ
た部分にバランサドライブギヤ10が軸装され、キー11に
より回り止めされている。さらに、上記バランサドライ
ブギヤ11の両側面にカラー12,12が当接されており、一
方のカラー12が上記メインベアリング9に挟着され、且
つ、このカラー12が上記クランクケース2にシール部材
13を介して支承されている。また、上記バランサドライ
ブギヤ11の他方の側面を挟着するカラー12が上記ギヤカ
バー3にシール部材14を介して支承されている。
また、上記バランサドライブギヤ10のボス10aが上記ギ
ヤカバー3にベアリング15を介して支承されている。
ヤカバー3にベアリング15を介して支承されている。
なお、図示しないが上記バランサドリブンシャフト8も
同様の構造にて上記クランクケース2,ギヤカバー3に支
承され、上記バランサギヤ室5に臨まされた軸部に、上
記バランサドライブギヤ10に噛合するバランサドリブン
ギヤ16が支承されており、さらに、このバランサドリブ
ンシャフト8の上記クランク室6に露呈する軸部にバラ
ンサ(図示せず)が軸着されている。
同様の構造にて上記クランクケース2,ギヤカバー3に支
承され、上記バランサギヤ室5に臨まされた軸部に、上
記バランサドライブギヤ10に噛合するバランサドリブン
ギヤ16が支承されており、さらに、このバランサドリブ
ンシャフト8の上記クランク室6に露呈する軸部にバラ
ンサ(図示せず)が軸着されている。
また、上記バランサギヤ室5の底部に、所定量のオイル
を貯留するオイル溜め17が形成されており、上記ギヤカ
バー3の一側に注油口18が形成されている。
を貯留するオイル溜め17が形成されており、上記ギヤカ
バー3の一側に注油口18が形成されている。
また、上記バランサギヤ室5の上部に上記ガスケット4
の一部が突出されている。第3図に示すように、このガ
スケット4の突出部4aが上記両バランサギヤ10、16の上
部一側面に沿って円弧条にオーバーハングされている。
の一部が突出されている。第3図に示すように、このガ
スケット4の突出部4aが上記両バランサギヤ10、16の上
部一側面に沿って円弧条にオーバーハングされている。
さらに、上記バランサギヤ室5の上方の上記クランクケ
ース2とギヤカバー3の接合面に、ブリーザ室2a,2b,3
a,3bがそれぞれ開口形成されており、この各ブリーザ室
2a,2b,3a,3bの開口部が上記ガスケット4にて閉塞され
ている。
ース2とギヤカバー3の接合面に、ブリーザ室2a,2b,3
a,3bがそれぞれ開口形成されており、この各ブリーザ室
2a,2b,3a,3bの開口部が上記ガスケット4にて閉塞され
ている。
また、上記ギヤカバー3の上記バランサギヤ室5の上部
の接合面に、上記ブリーザ室3aに連通し、且つ、上記ガ
スケット4に当接する半円状のブリーザ通路19が穿設さ
れている。さらに、上記ガスケット4には、上記ブリー
ザ室3a、2aを連通する連通口20と、上記ブリーザ室2b,3
bを連通する他の連通口21とが各々穿設されている。
の接合面に、上記ブリーザ室3aに連通し、且つ、上記ガ
スケット4に当接する半円状のブリーザ通路19が穿設さ
れている。さらに、上記ガスケット4には、上記ブリー
ザ室3a、2aを連通する連通口20と、上記ブリーザ室2b,3
bを連通する他の連通口21とが各々穿設されている。
また、上記ブリーザ室2a,2bが上記クランクケース2の
接合面に穿設されており、この両ブリーザ室2a,2bが上
記ガスケット4に当接する連通溝22を介して連通されて
いる。また、上記ブリーザ室3bが通気孔23を介して大気
に連通されている。
接合面に穿設されており、この両ブリーザ室2a,2bが上
記ガスケット4に当接する連通溝22を介して連通されて
いる。また、上記ブリーザ室3bが通気孔23を介して大気
に連通されている。
(作用) 次に、上記構成による実施例の作用について説明する。
エンジンが始動して、クランクシャフト7が回転する
と、このクランクシャフト7に軸着されたバランサドラ
イブギヤ10が回転し、このバランサドライブギヤ10に噛
合するバランサドリブンギヤ16を軸着するバランサドリ
ブンシャフト8が、このバランサドリブンシャフト8に
軸着されているバランサ(図示せず)を反対方向へ同期
回転させる。
と、このクランクシャフト7に軸着されたバランサドラ
イブギヤ10が回転し、このバランサドライブギヤ10に噛
合するバランサドリブンギヤ16を軸着するバランサドリ
ブンシャフト8が、このバランサドリブンシャフト8に
軸着されているバランサ(図示せず)を反対方向へ同期
回転させる。
また、上記両バランサギヤ10,16が回転すると、バラン
サ室5の底部に形成されたオイル溜め17に貯留されてい
るオイルが掻き上げられ、バランサギヤ10,16間の噛合
部などを潤滑する。そして、この掻き上げられたオイル
がバランサ室5の上部から突出するガスケット4の突出
部4aおよび、バランサ室5の内壁に衝突して液滴され
る。
サ室5の底部に形成されたオイル溜め17に貯留されてい
るオイルが掻き上げられ、バランサギヤ10,16間の噛合
部などを潤滑する。そして、この掻き上げられたオイル
がバランサ室5の上部から突出するガスケット4の突出
部4aおよび、バランサ室5の内壁に衝突して液滴され
る。
一方、エンジン始動後の温度上昇に伴ない上記バランサ
室5の空気が膨脹すると、この膨脹した空気が、上記ガ
スケット4の突出部4aを迂回して上記バランサ室5の上
部に開口するブリーザ通路19へ流入される。
室5の空気が膨脹すると、この膨脹した空気が、上記ガ
スケット4の突出部4aを迂回して上記バランサ室5の上
部に開口するブリーザ通路19へ流入される。
このブリーザ通路19は、上記バランサギヤ10,16とガス
ケット4の突出部4aを挟んだ反対側に穿設されているの
で、上記ブリーザ通路19には、上記ガスケット4の突出
部4aに衝突して気液分離された後の膨脹空気のみが流入
される。
ケット4の突出部4aを挟んだ反対側に穿設されているの
で、上記ブリーザ通路19には、上記ガスケット4の突出
部4aに衝突して気液分離された後の膨脹空気のみが流入
される。
そして、上記ブリーザ通路19に流入した膨脹空気はブリ
ーザ室3aに流入され、次いで、連通口20を通り、ブリー
ザ室2aに流入される。そして、このブリーザ室2aに流入
された膨脹空気が連通溝22を通りブリーザ室2bに流入さ
れ、このブリーザ室2bに流入された膨脹空気が連通口21
を経てブリーザ室3bに流入される。
ーザ室3aに流入され、次いで、連通口20を通り、ブリー
ザ室2aに流入される。そして、このブリーザ室2aに流入
された膨脹空気が連通溝22を通りブリーザ室2bに流入さ
れ、このブリーザ室2bに流入された膨脹空気が連通口21
を経てブリーザ室3bに流入される。
そして、このブリーザ室3bに流入された膨脹空気が連通
孔23を介して大気へ放出される。
孔23を介して大気へ放出される。
このように、膨脹空気に含まれているオイルの大部分は
上記ガスケット4の突出部4aに衝突して気液分離さ
れ、、さらに、膨脹空気に含まれている僅かなミスト状
オイルがブリーザ通路19、連通口20,21、および、ブリ
ーザ室2a,2b,3a,3bを通過する間にさらに気液分離され
るので、オイルが膨脹空気とともに連通孔23を介して大
気へ放出されることはない。
上記ガスケット4の突出部4aに衝突して気液分離さ
れ、、さらに、膨脹空気に含まれている僅かなミスト状
オイルがブリーザ通路19、連通口20,21、および、ブリ
ーザ室2a,2b,3a,3bを通過する間にさらに気液分離され
るので、オイルが膨脹空気とともに連通孔23を介して大
気へ放出されることはない。
その結果、上記連通孔23の周辺がオイルで汚損されるこ
とがなく、且つ、オイル消費量も少なくなる。
とがなく、且つ、オイル消費量も少なくなる。
また、エンジン停止後の温度低下に伴い、上記バランサ
室5の空気が収縮すると、外気が上記連通孔23を介し、
上述と逆の動作にて上記バランサ室5に流入される。
室5の空気が収縮すると、外気が上記連通孔23を介し、
上述と逆の動作にて上記バランサ室5に流入される。
なお、本考案は上記実施例に限るものではなく、例え
ば、各ブリーザ室2a,2b,3a,3bに、ブリーザ通過19、連
通口20,21よりも細径のオイル戻し通路を穿設し、バラ
ンサ室5の空気が収縮する際に、上記各ブリーザ室5に
滞留されているオイルを上記オイル戻し通路からバラン
サ室5へ戻すようにしてもよい。
ば、各ブリーザ室2a,2b,3a,3bに、ブリーザ通過19、連
通口20,21よりも細径のオイル戻し通路を穿設し、バラ
ンサ室5の空気が収縮する際に、上記各ブリーザ室5に
滞留されているオイルを上記オイル戻し通路からバラン
サ室5へ戻すようにしてもよい。
[考案の効果] 上記、説明したように本考案によれば、エンジン本体の
一側に、クランクケースとこのクランクケースにガスケ
ットを介して接合するギヤカバーとでバランサギヤ室が
形成され、このバランサ室にバランサギヤが収納されて
いるとともに、このバランサ室の上部にブリーザ通路が
穿設されており、さらにこのブリーザ通路と上記バラン
サギヤの上側部との間に、上記ガスケットが突出されて
いるので、このブリーザ通路には上記ガスケットの突出
部で衝突されて気液分離された後の膨脹空気が流入され
る。よって、4サイクルエンジンに採用されているよう
なブリーザ装置を用いることなく優れた気液分離効果を
得ることができる。
一側に、クランクケースとこのクランクケースにガスケ
ットを介して接合するギヤカバーとでバランサギヤ室が
形成され、このバランサ室にバランサギヤが収納されて
いるとともに、このバランサ室の上部にブリーザ通路が
穿設されており、さらにこのブリーザ通路と上記バラン
サギヤの上側部との間に、上記ガスケットが突出されて
いるので、このブリーザ通路には上記ガスケットの突出
部で衝突されて気液分離された後の膨脹空気が流入され
る。よって、4サイクルエンジンに採用されているよう
なブリーザ装置を用いることなく優れた気液分離効果を
得ることができる。
また、構造が簡単であるため、形状が大型化することな
く軽量化が実現でき、さらに、加工性が良く製造工数の
大幅な削減を図ることができる。
く軽量化が実現でき、さらに、加工性が良く製造工数の
大幅な削減を図ることができる。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は2サイクルエ
ンジンの要部拡大図、第2図は第1図のII−II断面図、
第3図は第1図のIII−III断面図である。 1…エンジン本体、2…クランクケース、3…ギヤカバ
ー、4…ガケット、4a…(ガスケットの)突出部、5…
バランサギヤ室、19…ブリーザ通路。
ンジンの要部拡大図、第2図は第1図のII−II断面図、
第3図は第1図のIII−III断面図である。 1…エンジン本体、2…クランクケース、3…ギヤカバ
ー、4…ガケット、4a…(ガスケットの)突出部、5…
バランサギヤ室、19…ブリーザ通路。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン本体の一側に、クランクケースと
このクランクケースにガスケットを介して接合するギヤ
カバーとでバランサギヤ室が形成され、このバランサ室
にバランサギヤが収納されているとともに、このバラン
サ室の上部にブリーザ通路が穿設されており、さらにこ
のブリーザ通路と上記バランサギヤの上側部との間に、
上記ガスケットが突出されていることを特徴とする2サ
イクルエンジンのバランサギヤ室用ブリーザ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988125242U JPH0645610Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 2サイクルエンジンのバランサギヤ室用ブリーザ装置 |
GB8921232A GB2223062B (en) | 1988-09-26 | 1989-09-20 | A two-stroke engine. |
US07/411,307 US4969422A (en) | 1988-09-26 | 1989-09-22 | Breather system for a balancer gear chamber of a two-cycle engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988125242U JPH0645610Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 2サイクルエンジンのバランサギヤ室用ブリーザ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0246012U JPH0246012U (ja) | 1990-03-29 |
JPH0645610Y2 true JPH0645610Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=14905302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988125242U Expired - Lifetime JPH0645610Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 2サイクルエンジンのバランサギヤ室用ブリーザ装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4969422A (ja) |
JP (1) | JPH0645610Y2 (ja) |
GB (1) | GB2223062B (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5474035A (en) * | 1994-07-08 | 1995-12-12 | Outboard Marine Corporation | Engine breather construction |
DE19608066C1 (de) * | 1996-03-02 | 1997-06-05 | Daimler Benz Ag | Kurbelraumentlüftung für eine Brennkraftmaschine |
US5927242A (en) * | 1997-03-25 | 1999-07-27 | Brunswick Corporation | Marine engine with reciprocating force balancer |
JP3964496B2 (ja) * | 1997-05-30 | 2007-08-22 | ヤマハマリン株式会社 | 船外機のオイル戻し構造 |
DE19834380A1 (de) * | 1998-07-30 | 2000-02-03 | Stihl Maschf Andreas | Hubkolbenmaschine |
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