JPH0645306U - コイル装置 - Google Patents

コイル装置

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JPH0645306U
JPH0645306U JP8615192U JP8615192U JPH0645306U JP H0645306 U JPH0645306 U JP H0645306U JP 8615192 U JP8615192 U JP 8615192U JP 8615192 U JP8615192 U JP 8615192U JP H0645306 U JPH0645306 U JP H0645306U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
terminal piece
coil bobbin
bobbin
coil device
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Withdrawn
Application number
JP8615192U
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English (en)
Inventor
隆 横山
則夫 佐藤
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication of JPH0645306U publication Critical patent/JPH0645306U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型化された場合でも、充分な機械的接合強度
及び電気的接続の信頼性を確保し得る端子片を有するコ
イル装置を提供する。 【構成】コイルボビン1は、絶縁樹脂成形体で構成さ
れ、取付面側に突起11、12を有する。端子片2は、
金属部材で構成され、相対向する両側面及び上面もしく
は下面の少なくとも3つの面板21〜23を有し、突起
11、12に装着されている。コイルは、コイルボビン
1に巻装され、コイル端末が端子片2に接続される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トランス、チョークコイル等のコイル装置に関し、更に詳しくは、 基板等への実装時の半田付け面積及び半田付強度を増大できるように改良された 端子片を有するコイル装置に係る。
【0002】
【従来の技術】
この種のコイル装置に係る公知文献としては、実開平1ー179410号及び 特開平3ー272111号公報を挙げることができる。実開平1ー179410 号公報では、端子片を、凹部と凸部との組合せによってボビンの端子台に嵌め込 み固定することにより、最終的に半田付け固定する前の搬送途中において、端子 片がズレ動いたり、或いは脱落する自体を招くことなく、機械的に固定できるよ うにしてある。特開平3ー272111号公報では、ボビンに金属片でなる端子 片を取付けた構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来技術によって開示されたコイルボビンまたはコイル装置は、実装 時に、端子片が1面または2面によって回路基板上の導体パターンに接合される だけである。このため、全体形状が小型化された場合、充分に大きな接合強度及 び電気的機械的接続の信頼性を確保することができない。
【0004】 そこで、本考案の課題は、小型化された場合でも、充分な機械的接合強度及び 電気的接続の信頼性を確保し得る端子片を有するコイル装置を提供することであ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題解決のため、本考案は、コイルボビンと、端子片と、コイルとを 有するコイル装置であって、 前記コイルボビンは、絶縁樹脂成形体で構成され、取付面側に1つまたは複数 個の突起を有しており、 前記端子片は、金属部材で構成され、相対向する両側面及び上面もしくは下面 の少なくとも3つの面板を有し、前記開口部側から前記突起に装着されており、 前記コイルは、前記コイルボビンに巻装され、コイル端末が前記端子片に接続 されている。
【0006】
【作用】
コイルボビンは、絶縁樹脂成形体で構成され、取付面側に1つまたは複数個の 突起を有しており、端子片は金属部材で構成され突起に装着されているから、コ イルボビンに対して端子片を機械的に簡単に装着することができる。
【0007】 端子片は、相対向する両側面及び上面もしくは下面の少なくとも3つの面板を 有するから、回路基板上に実装する場合、少なくとも3つの面板を、回路基板上 の導体パターンとの間の半田接続部分として利用できる。このため、小型であり ながら、充分な機械的接合強度を確保し得る。
【0008】 コイルはコイルボビンに巻装され、コイル端末が端子片に接続されているから 、端子片を導体パターンに接続することにより、コイルを導体パターンに導通さ せ得るコイル装置が得られる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案に係るコイル装置を構成するコイルボビン及び端子片の分解斜視 図、図2は同じく正面断面図である。1はコイルボビン、2は端子片、3はコイ ル、4、5はコア(図2参照)である。
【0010】 コイルボビン1は、絶縁樹脂成形体で構成され、取付面側に1つまたは複数個 の突起11、12を有している。突起11、12はコイルボビン1の軸方向の一 端側に設けられており、従って、この実施例は縦置き型のコイル装置を示してい る。突起11、12の数は任意である。端子片2は、金属部材で構成され、相対 向する両側面及び上面もしくは下面の少なくとも3つの面が面板21、22及び 23を有し、面板21〜23の位置する側面とは異なる他の両側面の少なくとも 1つが開口部20または24を有し、開口部20または24側から突起11、1 2に装着されている。コイル3はコイルボビン1に巻装され、コイル端末31、 32が端子片2に接続されている。コイル端末31、32の接続に当っては、端 子片2に突片25を設けており、この突片25にコイル端末31、32を巻付け 、半田付けする。
【0011】 コア4、5は周知の磁性材料によって構成され、コイルボビン1のコア挿入孔 10に挿入されて組み立てられている。コア4、5はEE型、EI型等、従来よ り周知のものによって構成される。
【0012】 上述のように、コイルボビン1は、絶縁樹脂成形体で構成され、取付面側に1 つまたは複数個の突起11、12を有しており、端子片2は金属部材で構成され 、側面が開口部20または24を有し、開口部20または24側から突起11、 12に装着されているから、コイルボビン1に対して端子片2を機械的に簡単に 装着することができる。
【0013】 端子片2は、相対向する両側面及び下面の少なくとも3つの面に、面板21〜 23を有するから、図3に示すように、回路基板6上に実装する場合、面板21 〜23及び面板23から連続する突片25の下側の4カ所を、回路基板6上の導 体パターン7、8との間の半田接続部分として利用できる。このため、小型化し た場合でも、充分な機械的接合強度及び高度の電気的接続の信頼性を確保し得る 。図3において9は半田である。
【0014】 コイル3はコイルボビン1に巻装され、コイル端末31、32が端子片2に接 続されているから、端子片2を導体パターン7に接続することにより、コイル3 を導体パターン7に導通させることができる。
【0015】 コイルボビン1は、突起11、12が端子片2の3つの面板21〜23に対応 する面の少なくとも1つに凹部13、14を有しており、端子片2は、凹部13 、14に対応する面板21、22が凹部13、14に掛け止められる凸部26を 有する。このような構造をとった場合は、図4図に拡大して示すように、端子片 2は、凹部13、14に対応する面板21、22に設けられた凸部26が凹部1 3、14に掛け止められて固定されるので、最終的に半田付け固定する前の搬送 途中において、端子片がズレ動いたり、或いは脱落する事態を招くことなく、機 械的に固定できる。このため、端子片2のズレ及び脱落によるコイル端末31、 32の断線事故がなくなる。図示とは逆に、突起11、12に凸部を設け、端子 片2に凹部を設ける構造であってもよい。
【0016】 図5は端子片の他の実施例を示す図である。この実施例では、端子片2は、相 対向する両側面、上面及び下面の4つの面板21〜23、27を有し、両側面2 1、22とは異なる他の両側面の1つが開口部20を有し、開口部20側から突 起11、12に装着される。面板21には突起26が設けられている。この突起 26は面板22または27にも形成することができる。突起26の代わりに凹部 を設け、コイルボビン側に凸部を設ける構成であってもよい。この端子片2を用 いた場合も前述したと同様の作用効果を得ることができる。
【0017】 図6は本考案に係るコイル装置を構成するコイルボビン及び端子片の他の実施 例における分解斜視図である。この実施例では、突起11、12の下面側に下向 きに突出する突出部111、121を設け、突出部111、121に端子片2を 装着させてある。図示は省略したが、コイルボビン1の軸方向の両側に突起11 、12を配置した横置き型のコイル装置であってもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば次のような効果を得ることができる。 (a)コイルボビンは、絶縁樹脂成形体で構成され、取付面側に1つまたは複数 個の突起を有しており、端子片は金属部材で構成され、突起に装着されているか ら、コイルボビンに対して端子片を機械的に簡単に装着し得る組立の容易なコイ ル装置を提供できる。 (b)端子片は、相対向する両側面及び上面もしくは下面の少なくとも3つの面 板を有するから、少なくとも3つの面板を、回路基板上の導体パターンとの間の 半田接続部分として利用でき、小型化した場合でも、充分な機械的接合強度及び 電気的機械的接続の信頼性を確保し得るコイル装置を提供できる。 (c)コイルはコイルボビンに巻装され、コイル端末が端子片に接続されている から、端子片を導体パターンに接続することにより、コイルを導体パターンに導 通させ得るコイル装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコイル装置を構成するコイルボビ
ン及び端子片の分解斜視図である。
【図2】図1に示したコイルボビンを用いた本考案に係
るコイル装置である。
【図3】図1及び図2に示したコイル装置の実装状態を
示す断面図である。
【図4】図3のA4ーA4線上における拡大断面であ
る。
【図5】端子片の他の実施例を示す図である。
【図6】本考案に係るコイル装置を構成するコイルボビ
ン及び端子片の他の実施例における分解斜視図である。
【符号の説明】
1 コイルボビン 11、12 突起 13、14 凹部 2 端子片 20 開口部 21〜23 面板 3 コイル 31、32 コイル端末

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンと、端子片と、コイルとを
    含むコイル装置であって、 前記コイルボビンは、絶縁樹脂成形体で構成され、取付
    面側に1つまたは複数個の突起を有しており、 前記端子片は、金属部材で構成され、相対向する両側面
    及び上面もしくは下面の少なくとも3つの面板を有し、
    前記突起に装着されており、 前記コイルは、前記コイルボビンに巻装され、コイル端
    末が前記端子片に接続されているコイル装置。
  2. 【請求項2】 前記コイルボビンは、前記突起が前記端
    子片の前記3つの面板に対応する面の少なくとも1つに
    凹部または凸部を有しており、 前記端子片は、前記凹部または凸部に対応する面板が、
    前記凹部または凸部に掛け止められる凸部または凹部を
    有する請求項1に記載のコイル装置。
JP8615192U 1992-11-20 1992-11-20 コイル装置 Withdrawn JPH0645306U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8615192U JPH0645306U (ja) 1992-11-20 1992-11-20 コイル装置

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JP8615192U JPH0645306U (ja) 1992-11-20 1992-11-20 コイル装置

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JPH0645306U true JPH0645306U (ja) 1994-06-14

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JP8615192U Withdrawn JPH0645306U (ja) 1992-11-20 1992-11-20 コイル装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015216582A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 スミダコーポレーション株式会社 アンテナコイル部品およびアンテナ装置
CN108511168A (zh) * 2018-02-02 2018-09-07 桐乡市耀润电子有限公司 电感骨架
US10116053B2 (en) 2013-08-09 2018-10-30 Sumida Corporation Antenna coil component, antenna unit, and method of manufacturing the antenna coil component

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