JP2528340B2 - 小形巻線部品 - Google Patents

小形巻線部品

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JP2528340B2 JP62305884A JP30588487A JP2528340B2 JP 2528340 B2 JP2528340 B2 JP 2528340B2 JP 62305884 A JP62305884 A JP 62305884A JP 30588487 A JP30588487 A JP 30588487A JP 2528340 B2 JP2528340 B2 JP 2528340B2
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精一 木嶋
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、インダクタンス素子、トランス等の小形
巻線部品に関し、回路基板に端子ピンを差し込むことな
く、端子部を回路基板面に接合させて半田付けするとこ
ろの巻線部品に係る。
「従来の技術」 プリント配線基板面に配置して直接半田付けすること
ができる小形巻線部品として、いわゆるチップ形巻線部
品が広く知られている。
チップ形巻線部品には様々な構成のものがあり、第9図
にはこの種のトランスが示してある。
このトランスは、中央脚が偏平となったE形の2つのフ
エライトコア11、12、上記中央脚を内挿させた巻線筒部
を有する鍔付のボビン13、ボビン13の巻線筒部に装備さ
せたコイル14及びボビン鍔の肉厚形成部に植設し、コイ
ル端部を止着させた端子ピン15より構成されている。
上記トランスは、端子ピン15の折曲先端部をプリント配
線基板16の所定部所に載置し、自動半田付装置などを使
ってこの配線基板上に半田付けする。
「発明が解決しようとする問題点」 上記した従来のトランスは、端子ピンが半田付けされ
ると、プリント配線基板16上に機械的に組付けられると
共にこの配線基板16に電気接続されるなどいろいろな点
で有利である。
ただ、上記トランスの場合、端子ピン15が巻線筒部の筒
軸に対して直交する方向、つまり、鍔面に沿う方向に植
設されている関係で、鍔の肉厚形成部から抜け出るおそ
れがある。特に、半田付けされて組付けされたトランス
は、プリント配線基板16より持ち上げる方向の外力や衝
撃力が加わると、その作用力が小さいときでも端子ピン
15が抜け出ることがあり、これより、コイル端部が断線
し、延いてはトランスがプリント配線基板16より脱落す
ることがある。
また、上記トランスの端子ピン15は、コイル端部を半田
付けして止着した後に、L字形に折り曲げるため、トラ
ンス生産能率が折り曲げ工程の増加によって低下すると
いう問題がある。
「問題点を解決するための手段」 本発明は上記した問題点にかんがみ開発したもので、
コアまたはボビンの巻線部の両側に鍔を有し、巻線部に
装備されたコイルが上記鍔に植設された端子ピンに止着
されている巻線部品において、一方側が鍔外面より巻線
部軸方向に植設され、他方側が鍔外面に沿うように折り
曲り、その先端部が鍔外縁または鍔外縁から僅か突出し
た構成の端子ピンを設け、この端子ピンの先端部やや中
寄りにコイル端部を止着してなる小形巻線部品を提案す
る。
「作用」 上記した小形巻線部品の端子ピンは、鍔外面より巻線
部軸方向に植設され、また、鍔外面に沿う方向に折り曲
げられているため、この端子ピンが抜け出ることはほと
んどなく、また、コイル端部を半田付けした後に必ずし
も折り曲げる必要がないので、生産の面でも有利とな
る。
「実施例」 次に、本発明を小形トランスとして実施した一実施例
について図面に沿って説明する。
第1図はトランスの縦断面図、第2図は当該トランスの
分解斜視図である。
これらの図において、21、22はフエライト材からなる同
形状のコアである。これらコア21、22は共にE形のもの
で、左右脚21a、21b及び22a、22bの脚幅に比べて中央脚
21c、22cが肉薄となつている。つまり、中央脚21c、22c
が左右脚方向に長い四辺形断面をなしている。
23は絶縁性巻枠であるボビンで、これは巻線部をなす角
筒部23aの両側に鍔23b、23cが一体に形成してある。こ
のボビン23は角筒部23aより下側となる鍔部分23b1,23c
1を肉厚にすると共にその鍔幅を拡大し、この鍔部分に
端子ピン24が植設してある。
鍔部分23b1,23c1各々の両側に下向きに突出させた凸形
部23b2,23c2はトランスの組付け状態を機械的に安定化
させるもので、必要に応じて設けるものである。
25はボビン巻線部に装備させたコイルで、一次、二次コ
イル、或いは、三次コイルなどから構成され、各コイル
の巻始端部と巻終端部とが端子ピン24に止着されてい
る。
また、この実施例では各端子ピン24が第3図に示すよう
に取り付けられている。
すなわち、予め所定の長さに定めた角柱状の端子ピン24
を用意し、このピン24の一側部24aを鍔外面より巻線部
軸方向(第1図上左右方向)に向けて植設し、その後、
第3図に矢印26をもって示したように、ピン他側部24b
を鍔面に沿う方向に折り曲げ、ピン先端部が凸形部23b2
(また、23c2)と同じ高さに位置するように取り付け
る。
なお、本実施例では鍔部分23b1,23c1にピン他側部24b
を嵌合する凹溝23b3,23c3を形成してあるが、これら凹
溝23b3,23c3を設けないときには第6図に示す取り付け
状態となる。
各端子ピン24には先端部よりやや中寄りの位置、つま
り、鍔部分23b1,23c1の下面に接近した位置でコイル端
部を半田付けし止着する。
上記したトランスは各端子ピン24の先端部をプリント配
線基板面に半田付けして組付けるが、各端子ピン24の一
側部24aが鍔外面より植設されるため、トランス生産過
程や組付け後において端子ピン24が抜け出たり、傾いた
りすることがほとんど生じない。
また、上記実施例のトランスでは端子ピン24の先端部の
プリント配線基板に対する接触面積が少ないため、組付
けたとき、プリント配線基板面の半田部から各端子ピン
24の先端部が外れることが考えられるが、このような場
合には、各端子ピン24の先端部を第5図に実線をもって
示すように折り曲げ、コ字形の端子ピン24としたり、ま
た、同図に仮線で示すように折り曲げてクランク状の端
子ピン24とし、プリント配線基板との接触面積を増大す
ればよい。
また、プリント配線基板面からの取り外れを防止するた
めには、第8図(a)〜(d)などの手段を施してもよ
い。
第8図(a)は各端子ピン24の先端部を押しつぶした例
を、第8図(b)は各端子ピン24を形成する過程で、そ
の先端部にバリを設けた例を、第8図(c)及び第8図
(d)は各端子ピン24の先端部周囲を凹凸に形成した例
を各々示している。
各端子ピン24の先端部を上記の如く形成すれば、プリン
ト配線基板面の半田が各端子ピン24を確実に保持する。
なお、第8図(c)、(d)に示す凹凸は端子ピン24の
全体に施してもよい。
また、各端子ピン24については、第4図に示したよう
に、先端部が凸形部23b2,23c2より多少突き出るように
してもよい。このように実施すれば、スルースホールを
有するプリント配線基板に組付けるに当って便利であ
る。
次に、第7図は他の実施例を示すボビン27の斜視図で、
この実施例は各端子ピン24を上記実施例同様に鍔部分27
b1,27c1に取り付けると共に、これら鍔部分27b1,27c1
の内側に組付けて安定化を図る凸形部27b2,27c2と同様
の仕切部27b4,27c4が設けてある。
これら仕切部27b4,27c4は各々の端子ピン24の間に位置
するように鍔部分と一体形成し、また、各仕切部27b4
27c4の間にはテーパー27b5,27c5(27c5は図面上省略)
が設けてある。このように、仕切部27b4,27c4とテーパ
ー27b5,27c5とを形成することにより、機械巻線機によ
って行なわれるコイル端部の各端子ピン24に対するから
げが極めて容易となる。このボビン27のその他の構成は
第1図及び第2図に示すものと変わりがない。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、端
子ピン24は角柱状のものにかぎらず、円柱状のもの、板
状のものなどであってもよく、さらに、端子ピン24は植
設させた後に折り曲げる手段にかぎらず、ほぼL字形、
コ字形、クランク形などに予め形成し、この形状の端子
ピンを植設させることもできる。
また、電気絶縁性のコアに巻線された巻線部品ではコア
に直接端子ピンを植設することにより上記同様に実施し
得る。
なお、上記実施例では小形トランスについて説明した
が、インダクタンス素子などの小形巻線部品についても
同じように実施し得る。
「発明の効果」 上記した通り、本発明に係る小形巻線部品は、端子ピ
ンの一方側が鍔外面より植設され、その他方側が鍔面に
沿う方向に折り曲げられ、その先端部を回路基板に固着
させる構成であるから、生産過程はもとより組付け後に
おいても端子ピンの抜け出し、弛みなどがほとんどな
く、その結果、この種の巻線部品におけるコイル端部の
断線による故障が極めて少なくなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を小形トランスとして実施した実施例を示
し、第1図は上記トランスの縦断側面図、第2図は上記
トランスの分解斜視図、第3図〜第6図は端子ピンのい
ろいろな変形例を示す上記トランスの部分的な拡大断面
図、第7図は他の実施例を示すボビンで、ボビンの底面
方向から見た斜視図、第8図(a)〜(d)は端子ピン
に設けたプリント配線基板面からの取り外れを防止する
手段を示す図、第9図は従来例を示す小形トランスの縦
断側面図である。 21、22……コア 23……ボビン 23a……角筒部 23b、23c……鍔 23b1,23c1……鍔部分 23b3,23c3……凹溝 24……端子ピン 24a……一側部 24b……他側部 25……コイル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コアまたはボビンの巻線部の両側に鍔を有
    し、巻線部に装備されたコイルが上記鍔に植設された端
    子ピンに止着されている巻線部品において、一方側が鍔
    外面より巻線部軸方向に植設され、他方側が鍔外面に沿
    うように折り曲り、その先端部が鍔外縁または鍔外縁か
    ら僅か突出した構成の端子ピンを設け、この端子ピンの
    先端部やや中寄りにコイル端部を止着してなる小形巻線
    部品。
  2. 【請求項2】上記端子ピンが、ほぼL字形、コ字形、ク
    ランク形で、その一方側が鍔外面より植設されている特
    許請求の範囲第(1)項記載の小形巻線部品。
  3. 【請求項3】鍔外面に端子ピンを嵌合させる凹溝を設け
    た特許請求の範囲第(1)項記載の小形巻線部品。
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