JPH0644992B2 - エマルジョン製品およびその製造法 - Google Patents

エマルジョン製品およびその製造法

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JPH0644992B2
JPH0644992B2 JP1099905A JP9990589A JPH0644992B2 JP H0644992 B2 JPH0644992 B2 JP H0644992B2 JP 1099905 A JP1099905 A JP 1099905A JP 9990589 A JP9990589 A JP 9990589A JP H0644992 B2 JPH0644992 B2 JP H0644992B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、水と常温において油状もしくは固体状のパラ
フィン系炭化水素とのエマルジョンにレシチン抽出物を
添加してなる新規な製品、特にダイエット食品、緩下剤
もしくは化粧品に関するものである。
本発明の技術分野は、パラフィン系炭化水素のエマルジ
ョンとレシチン抽出物を主成分とするダイエット食品、
緩下剤もしくは化粧品の製造にある。
(従来の技術と発明が解決しようとする課題) 食品の分野において、パン等の上に塗るペースト状の製
品として、例えばバター、パテ、チーズフォンデュ、魚
クリーム等、数多くのものが知られている。
これらの製品の塗布性は、その高い脂質含有率によるも
のである。脂質含有率は、バターにおいては82%、そ
の一部を植物油で置き換えた、いわゆるライトバターで
は約40%であり、この間で変化する。
栄養上の問題の1つは、脂質食品の取り過ぎが心臓血管
系の疾患および肥満を引き起こすということである。
本発明の第1の目的は、生体によって同化される脂質の
全てもしくは大部分が、同化できない油状のパラフィン
系炭化水素によって置き換えられており、脂質が全くあ
るいは殆ど含まれていなくても塗布可能であり、エネル
ギー値がゼロないし微小であるペースト状ダイエット食
品を得ることにある。
油脂物質の一部もしくは全部を鉱油で置き換えたダイエ
ット食品もしくは食餌療法用食品は公知である。
M.クレメール(KREMER)に付与されたフランス
特許71/46658号(公報第2165312号)に
はパラフィン油もしくはワセリンとレシチン等の天然乳
化剤とからなる低カロリー食品、特にケーキ、パテ、チ
ョコレート、プララン等が記載されている。
フランス特許652995号(BECUNDIA HO
LDING)には、パラフィン油、グリセリンおよび水
からなるエマルジョンをパテに添加する工程が含まれる
パンの製造法が記載されている。
フランス特許914504号(N.S.B.Paten
ts)には、微量のパラフィン蝋と脂質炭水化物および
水からなるエマルジョンを小麦粉に添加し、さらに場合
により、少量のグリセリンもしくはレシチンを添加する
工程が含まれるパン、ケーキもしくは同様な製品の製造
法が記載されている。
フランス特許933429号(N.S.B.Paten
ts)には、植物性もしくは動物性の鉱蝋とレシチン等
の乳化剤とからなる水性エマルジョンをパテに添加する
工程を含む方法が記載されている。
従来の特許のいずれにも、水分散性のレシチン抽出物を
含有する水相と脂溶性のレシチン抽出物を含有する油相
とのエマルジョンによって構成される塗布可能なパテ状
態のダイエット食品は開示されていない。
上記3つの特許は保存性を改善することを目的とする、
小麦粉を主成分とするパンもしくはケーキの製造方法に
関するものに過ぎない。
フランス特許71/46658号は小麦粉と卵とを主成
分とする焼きケーキ、チョコレート、プララン、肉とレ
バーとを主成分とする焼きパテ等の食品の製造に関する
ものであり、これらの食品は、バターもしくはマーガリ
ンの代用品あるいは塗布可能なパテの製造を目的とする
本発明のペースト状製品とは大きく異なったものであ
る。
パラフィン油は腸内の食物通過および緩下作用を助ける
ことが知られている。
しかしながら、油の固まりは不快感を与える作用を有し
ており、多くの人々は油状緩下剤を飲むことを嫌ってい
る。
本発明の第2の目的は、吸収しやすい塗布可能なパテ状
緩下剤を得ることにある。
バニシングクリーム、クレンジングクリーム、化粧乳
液、日焼け止めクリーム等のスキンケア用化粧品が知ら
れている。
現在知られている殆どの化粧品は、その組成中に合成界
面活性剤を含んでいる。これらの界面活性剤は陰イオン
性(硫酸ラウリルもしくは硫酸ラウリルエーテル)、陽
イオン性(第四アンモニウム)、非イオン性もしくは両
性である。
合成界面活性剤は、生細胞を攻撃する性質を有してお
り、インビトロで細胞培養物に添加された場合、極めて
低い濃度でも細胞増殖の顕著な低下および細胞形状の変
質が認められる。
皮膚化粧品は通常、8〜10時間程度という比較的長時
間、皮膚上に塗布された状態にあり、その塗布は反復さ
れる。
細胞毒素性合成界面活性剤が組成中に存在していると紅
潮、炎症、痒み等の皮膚反応が起こる。
これらの反応は、感受性の高い皮膚を有する人、老人、
幼児等においては、皮膚炎、アレルギー等、より深刻な
皮膚障害を引き起こす。
本発明の第3の目的は、合成界面活性剤が、パラフィン
系炭化水素と共に用いられる天然乳化剤によって置き換
えられており、生細胞を全く攻撃しない化粧品、特にス
キンケア用化粧品を得ることにある。
(課題を解決するための手段) 上記本発明の目的は、油相中に水相を設けたエマルジョ
ンを有する新規な製品群によって達成される。
水相は水分散性のレシチン抽出物を含有しており、その
含有量は水の重量の0.01%〜5%である。このレシ
チン抽出物はフォスファチジルコリンに富んだ抽出物で
ある。
油相は主として油状のパラフィン系炭化水素と精製され
た脂溶性のレシチン抽出物とからなり、後者の含有量は
炭化水素重量の0.01%〜5%である。なお、本発明
において脂溶性レシチン抽出物と、約40%の脂質成分と
約60%のリン脂質を含み、フォスファチジルコリン画分
が極めて少ないか存在せず、イノシトールリン脂質含量
およびフォスファチド酸含量が高いレシチンを意味す
る。その例としては、ルーカス・マイヤー(Lucas-Meye
r)社より販売されているEMULMETIK 100,
TOPICITHIN 50,EMULFLUID E
が挙げられる。
エマルジョンの総重量に対する油相の割合は5%〜90
%の間で変化する。
好ましくは、本発明の製品は、その他に、例えばカリオ
ン、タルクもしくは炭酸カルシウムのような不活性鉱物
粉末を総重量の0.1%〜10%の割合で、水相中に懸
濁状態となるように含有している。
好ましい実施態様によれば、本発明の製品は、その他
に、溶融しており、油相中に添加された融点が50℃を
超えるモノ−ジグリセリドを総重量の0.05%〜10
%の割合で含有している。なお、本発明においてモノ−
ジグリセリドとは、精製および水素化された脂肪から得
られたモノグリセリドとジグリセリドとの混合物であっ
て、モノグリセリド含量が60%を超えているものを意味
する。この製品は欧州委員会ガイドラインによるコード
E 471(European Council Guide Line No.74/329 E
EC)および米国法令21 CFR 185 4505(US
Food, Drug and Cosmetic Act)に属するものである。
その主要な脂肪酸はパルミチン酸およびステアリン酸で
ある。融点は約65℃である。このようなモノ−ジグリセ
リドの一例としてはグリンステッド(Grins ted)社より
販売されているEmuldan HA 50が挙げられ
る。
「パラフィン系炭化水素」という用語はC2n+2の式
を有する全ての飽和炭化水素、すなわちアルカンを示す
ために用いられている。
本願において上記の用語は、分子の中に多数の炭素を有
しており、常温において油状、固体状もしくは蝋状であ
る飽和炭化水素を示すために用いられており、例えば、
ワセリン、パラフィン油、あるいは本来のパラフィンが
含まれる。本来のパラフィンは固体であり、43℃〜6
5℃の間の温度で溶融する。この場合、パラフィンは溶
融後に脂溶性レシチン抽出物と混合され、次いで水相と
混合され、液体である温度においてエマルジョンを形成
する。
水相中に脂溶性レシチン抽出物が存在しているため、乳
化剤として非毒性の天然物質であるレシチン抽出物を用
いるのみで、極めて安定な水と油のエマルジョンを得る
ことが可能である。
レシチンは様々な植物もしくは動物組織内に見出だせる
燐脂質である。
市販のレシチン抽出物の供給源としては、特に卵黄、牛
乳、骨髄、インゲン豆、大豆等がある。
レシチンは細胞膜の浸透現象において重要な役割を果た
しており、したがって、細胞の代謝メカニズムにおいて
も重要である。
フォスファチジルコリンに富み、水に分散するレシチン
抽出物が市販されている。これらの抽出物は例えば「E
PIKURON 145V」もしくは「EMULPUR
N.」という商品名で販売されている。同様に、精製
された脂溶性レシチン抽出物は、例えば「EMULFL
UID E」という商品名で販売されている。これらは
いずれもルーカス・マイヤー(Lucas-Meyer)社より販売
されているものである。
本発明によれば、様々な種類の商品を得ることができ
る。特に、本発明によれば、塗布可能なパテ状のダイエ
ット食品もしくは緩下剤、クリーム状、ゲル状もしくは
乳液状のスキンケア用化粧品を得ることができる。
本発明のダイエット食品は、バターもしくはマーガリン
のような外観および堅さを有しており、生体が同化可能
な脂肪の全部または大部分が、生体に同化されない水と
パラフィン油とのエマルジョンによって置き換えられて
おり、極めて低カロリーの製品である。
炭化水素含有量が45%以下である場合、嗅覚的かつ味
覚的に優れた特性を有し、油質が良好である塗布可能な
パテ状ダイエット食品を得ることができる。この際、バ
ナナ、ハシバミ、チョコレート、果実等のような様々な
フレーバを添加して砂糖入りパテを形成することが可能
であり、また、スモークサーモン、アンチョビ、ハーブ
等を添加して塩漬け食品にすることも可能である。
炭化水素含有量が45%〜90%である場合、緩下作用
を有する塗布可能なパテ状ダイエット食品を得ることが
できる。すなわち、パラフィン油のような油状緩下剤を
拒絶していた患者にも吸収されやすい、新規な形の、甘
味のある緩下剤を提供することが可能である。
本発明による塗布可能な製品は、いかなる合成界面活性
剤も含んでおらず、パラフィン油を消化管で同化できる
ようにすることができる。これらの製品は安定した塗布
可能なパテ状の形状を有し、水を滲出させることもな
く、容易にパン等に塗布することができ、常温において
溶融することがなく、口の中で嗅覚的かつ味覚的に満足
度の高い特性を発揮する。
(実施例) 実施例1:塗布可能なパテ状ダイエット食品の調製 非酸化性の鋼で製造され、減圧口を備えた二重壁の容量
150の反応器で、まず油相を調製する。
すなわち、反応器中に以下の物質を導入する。
粘度の高い薬局方パラフィン油 35kg 融点が45℃を超える固体パラフィン 5kg 融点が45℃を超える固体モノ−ジグリセリド 0.3kg 部分的に加水分解され、 燐脂質および脂溶性ジゾ燐脂質を含有する 例えばルーカス・マイヤー社のEMULF LUD Eのような市販の精製レシチン抽 出物 0.5kg 固体生成物が溶融するまで、反応器の2つの壁の間に湯
を循環させ、温度が約70℃〜約80℃となるようにす
る。次いで、200回転/分程度の低速撹拌によりホモ
ゲナイズを行なう。湯の循環を中断し、温度が約55℃
〜約60℃に戻るように放置する。そして,バターの色
のような黄色のパテが得られるような着色剤を添加す
る。この着色剤の一例としては、30%のβカロチン1
gがある。同様に、バターフレーバ100gを添加す
る。
一方、加熱タンク中で、水相を調製する。すなわち、以
下の物質をタンク中に注入する。
純水 50.5 フォスファチジルコリンに富んだ 例えばルーカス・マイヤー社のE PIKURON 145Vのよう な市販の水分散性レシチン抽出物 0.5kg 例えば安息香酸ナトリウムのような 保存剤 0.1kg 例えば精製されたカオリン粉のような 不活性鉱物粉末 2kg このようにして得た混合物を撹拌して均質な懸濁液を
得、約55℃〜約60℃の温度に加熱する。
このようにして調製した水相を、ポンプを用いて、油相
が低速撹拌下で約55℃〜約60℃に維持されている反
応器中に徐々に移す。
水相が全て反応器中に移し換えられた時点で、真空ポン
プを用いて、圧力を約6500パスカル(65mba
r)まで下げ、500回転/分で約10分間激しく撹拌
し、水と油とのエマルジョンを形成する。
その後、温度を約40℃まで下げ、パラフィンおよびモ
ノ−ジグリセリドを凝固させる。
このようにして得たエマルジョンを、コロイドミルタイ
プのホモゲナイザー中を通過させて精製し、次いで、5
0〜60barの圧力下で吹き出しノズルから押し出
す。こうして得られた製品はパテ状であり、ボート状に
包装した後、冷却することが可能である。また、この製
品は吹き出しノズルの出口において冷却して、バターの
ようにパンや板状のものに切り出して供給することも可
能である。
実施例2 以下の物質を用い、上記と同様にして反応器中で油相を
調製する。
粘度の高い薬局方パラフィン油 36.6kg 融点が45℃を超える 固体パラフィン系炭化水素 2.5kg 融点が50℃を超える固体モノ−ジグリセリド 0.4kg 部分的に加水分解され、 リゾ燐脂質を含有し、 炭化水素中に溶解する例えばルーカス・マ イヤー社のEMULFLUID Eのよう な精製レシチン抽出物 0.4kg 30%のβ−カロチン(着色剤) 1g 例えばチョコレートフレーバやハシバミ フレーバのようなフレーバ 125g 水相の調製は実施例1と同一であり、エマルジョンの調
製工程も変わらない。
このようにして、実施例1よりも流動性が高く、軟弱な
パテが得られる。これは、ダイエットデザートとして消
費することが可能である。
その実施例1との本質的な違いは、固体パラフィンの量
が半分になっていることにあり、この結果、パテが軟弱
になっているものと考えられる。
実施例3:低脂肪ダイエットバターの調製 以下の物質を用い、反応器中で油相を調製する。
粘度の高い薬局方パラフィン油 25kg バター 20kg (あるいはバターオイルもしくは植物油15kg) 融点が50℃を超える固体モノ−ジグリセリド 0.5kg 融点が45℃を超える固体パラフィン 0.5kg リゾ燐脂質を含有する 例えばルーカス・マイヤー社のEMLULFUID
Eのような精製レシチン抽出物 0.35kg 例えばアンチョビフレーバのような フレーバ 100g 水相は実施例1および2と同様であるが、塩を添加す
る。
このようにして得た製品の同化可能な脂肪分はわずか1
6%であり、製品は塗布可能なパテ状であり、例えば、
トーストに塗るために用いることができる。
実施例1および2は保存剤として安息香酸を含有してい
るが、ここでは、これをソルビン酸、サリチル酸、もし
くはソルビン酸ナトリウムないしカリウムで置き換え、
味覚用の補助剤および酸化防止剤として作用するクエン
酸もしくはアスコルビン酸を併用することも可能であ
る。
実施例3によるライトバターを得るための油相の調製に
おいては、20kgのバターを16kgの脱臭魚油で置き換
えることが可能である。この魚油は、例えば、オヒョウ
油、タラ油、サーモン油等であり、γ−リノレン酸やリ
ノール酸等のような不飽和脂肪酸を相当量含有している
ためにダイエット上、有意義なものである。
使用される油は、その脱臭処理および安定剤、特にビタ
リンEタイプの酸化防止剤の存在に応じて選択される。
実施例4:塗布可能なパテ状緩下剤の調製 以下の物質を用い、反応器中で油相を調製する。
粘度の高い薬局方パラフィン油 65kg 融点が45℃を超える固体パラフィン 6kg 融点が50℃を超える固体モノ−ジグリセリド 0.5kg 部分的に加水分解され、 リゾ燐脂質を含有する 例えばルーカス・マイヤー社のEMULFLU ID Eのような精製レシチン抽出物 0.6kg バターと同様の着色を得るための 30%のβ−カロチン 1g 芳香組成物 150g 水相の調製工程とエマルジョンの調製法は実施例1と同
様である。最終的には、デザートとしてスプーンで消費
でき、あるいはパン等の上に塗布することができ、パラ
フィン油の濃度が高いために緩下性を有するパテが得ら
れる。
実施例1〜4は、常温において油状もしくは固体状であ
るパラフィン系炭化水素を主成分とする油相中に水相を
設けてなるエマルジョンに場合によって動物脂肪もしく
は植物脂肪を組み合わせてなる新規なダイエット用もし
くは緩下用組成物を得ることができる本発明の方法を示
すものである。これらの製品中における脂溶性レシチン
抽出物およびフォスファチジルコリンに富んだレシチン
抽出物の存在により、いかなる合成界面活性剤も含まな
い極めて安定なエマルジョンを得ることが可能である。
得られた組成物は、バターの代用品、砂糖入りもしくは
塩漬けの塗布可能なパテ、あるいはスプーンで消費され
るクリーム等として、ダイエット用に使用可能なペース
ト状製品である。
また、本発明による常温において油状もしくは固体状で
あるパラフィン系炭化水素に富んだ油相中に水相を設け
たエマルジョンの製造法は、合成界面活性剤がレシチン
抽出物によって置き換えられた、皮膚に塗布可能な化粧
品の製造を可能にするものである。
この際の工程は、実施例1〜4と同様であり、組成のみ
が変えられる。
実施例5:美容クリームの調製 100kgのクリームを得るために以下の物質を反応器中
に物質を導入して油相を調製する。
パラフィン系炭化水素の混合物である ワセリン 15kg パラフィン油 15kg リゾ燐脂質を含有する 例えばルーカス・マイヤー社のEMULFLU ID Eのような脂溶性精製レシチン抽出物 0.5kg 融点が50℃を超える 固体モノ−ジグリセリド 0.75kg 例えばベニバナ油のような植物油 3kg 一方、以下の物質から水相を調製する。
純水 58kg フォスファチジルコリンに富んだ 例えばルーカス・マイヤー社のEPIKUR ON 145Vのような水分散性レシチン抽出 物 0.5kg 例えばカオリンのような 不活性鉱物粉末 3kg ソルビトールもしくはグリセリン 5kg サリチル酸、ソルビン酸もしくは 安息香酸のような保存剤 0.075kg 香料 数g 場合により、油相中に、日焼け止めクリームの場合には
懸濁した顔料を添加することが可能であり、またクレン
ジングクリーム、バニシングクリーム、ボディ用液状ク
リーム、ハンドクリーム、ヘアクリーム、着色クリー
ム、日焼け止めクリーム等、使用目的に応じて、水化
剤、酸性化剤、再生剤、保護剤、濾過剤等の薬剤を添加
することも可能である。
得られた製品は多かれ少なかれ液状もしくはペースト状
であるクリームのような堅さを有しており、皮膚上に容
易に塗布可能である。
実施例5に示された量は一例に過ぎず、本発明はこれに
より制限されるものではない。
より一般に、美容クリーム総重量に対する各成分の重量
の割合は以下の範囲で変化する。
ワセリン:0%〜45%、好ましくは12%〜25% パラフィン油:2.5%〜45%、好ましくは12%〜
25% 例えばルーカス・マイヤー社のEMULFLUID E
のような精製レシチン抽出物:0.05%〜10%、好
ましくは0.1%〜3% モノ−ジグリセリド:0.05%〜10%、好ましくは
0.1%〜3% 植物油:0%〜10%、好ましくは2%〜8% 例えばルーカス・マイヤー社のEPIKURON 14
5Vのような水分散性レシチン抽出物:0.05%〜1
0%、好ましくは0.1%〜3% 鉱物粉末:0.5%〜10%、好ましくは0.5%〜6
% 水:100%となるのに充分な量 ソルビトールもしくはグリセリン:0%〜10%、好ま
しくは2.5%〜6% 保存剤:0.01%〜0.5%、好ましくは0.1%〜
0.2% 実施例6:ゲル−クリームの調製 総重量にたいする百分率で表される以下の物質を用い
る。
油相 ワセリン:0%〜20%、好ましくは0%〜6%、例え
ば0% パラフィン油:0%〜20%、好ましくは2%〜15
%、例えば11% 植物油:0%〜20%、好ましくは2%〜10%、例え
ば8% 例えばルーカス・マイヤー社のEMULFLUID E
のような脂溶性レシチン抽出物:0.05%〜20%、
好ましくは0.2%〜10%、例えば0.5% モノ−ジグリセリド:0%〜6%、好ましくは0%〜
0.6%、例えば0% 水相 ソルビトールもしくはグリセリド:0%〜10%、好ま
しくは0%〜5%、例えば0% 不活性鉱物粉末:0%〜10%、好ましくは0.5%〜
6%、例えば0.5% 例えばルーカス・マイヤー社のEPIKURON 14
5Vのような水分散性レシチン抽出物:0.05%〜1
0%、好ましくは0.1%〜3%、例えば1.5% ゲル化剤:0%〜1%、好ましくは0.2%〜1%、例
えば0.7%(例えば「CARBOPOL」と称するポ
リカルボキシポリビニル) エチルアルコール:1%〜60%、好ましくは1%〜5
0%、例えば10% 上記の主成分の他、数滴の香料を添加したり、製品の粘
度を調節するために数滴のトリエタノールアミンを添加
することも可能である。
実施例6による製品は、例えば顔や体用の美容ゲルもし
くはクリーム、日焼け止めクリーム、薬の賦形剤等とし
て使用可能である。
この製品は、アルコールが含まれており、油相の含有量
が少なく、ゲル状の堅さを得るためにゲル化剤が含まれ
ているという点で実施例6のクリームとは異なってい
る。
実施例7:クレンジングクリームの調製 総重量にたいする百分率で表される以下の物質を用い
る。
油相 ワセリン:0.5%〜10%、好ましくは0.5%〜2
%、例えば0.5% パラフィン油:0.5%〜10%、好ましくは0.5%
〜2%、例えば0.5% 例えばルーカス・マイヤー社のEMULFLUID E
のような脂溶性レシチン抽出物:0.01%〜2%、好
ましくは0.1%〜0.5%、例えば0.05% 植物油:0%〜10%、好ましくは0%〜5%、例えば
0% モノ−ジグリセリド:1%〜6%、好ましくは2.5%
〜5%、例えば2.5% 保存剤:0%〜0.5%、好ましくは0.1%〜0.2
%、例えば0.1%(サリチル酸もしくは安息香酸) 水相 ソルビトールもしくはグリセリド:0%〜10%、好ま
しくは2.5%〜6%、例えば2.5% 水:100%となるのに充分な量 例えばルーカス・マイヤー社のEPIKURON 14
5Vのような水分散性のレシチン抽出物:0.05%〜
10%、好ましくは1%〜3%、例えば1.75% 不活性鉱物粉末:0.5%〜10%、好ましくは0.5
%〜6%、例えば2.5%(例えばカオリン) ゲル化剤:0%〜0.5%、好ましくは0.1%〜0.
25%、例えば0.15%(例えばポリカルボキシポリ
ビニル) 上記主成分の他、数滴の香料を添加したり、製品の粘度
を調節するために数滴のトリエタノールアミンを添加す
ることも可能である。
実施例8:水分含有量の低い賦形剤ベースの調製 総重量にたいする百分率で表される以下の物質を用い
る。
油相 ワセリン:20%〜90%、好ましくは50%〜70
%、例えば68% パラフィン油:2%〜20%、好ましくは5%〜10
%、例えば7% 例えばルーカス・マイヤー社のEMULFUID Eの
ような脂溶性レシチン抽出物:0.05%〜10%、好
ましくは0.2%〜2%、例えば1% 植物油:0%〜10%、好ましくは0.5%〜2%、例
えば1.7% モノ−ジグリセリド:0.05%〜10%、好ましくは
0.5%〜2%、例えば1.7% 保存剤:0%〜0.5%、好ましくは0.1%〜0.2
%、例えば0.1% 水相 ソルビトールもしくはグリセリド:0%〜20%、好ま
しくは2%〜10%、例えば10% 水:100%となるのに充分な量、例えば7% 例えばルーカス・マイヤー社のEPIKURON 14
5Vのような水分散性のレシチン抽出物:0.05%〜
10%、好ましくは0.1%〜3%、例えば0.9% 不活性鉱物粉末:0.5%〜10%、好ましくは0.5
%〜6%、例えば2% さらに、数滴の香料および0%〜2%のビタミンEを添
加することが可能である。
この賦形剤ベースは水分含有量が極めて低く、使用時に
その重量分の水を吸収することができる。
ビタミンA酸、硫酸亜鉛、エリスロマイシン等を混入し
た賦形剤ベースを得ることもできる。
実施例5〜8は様々な化粧品、特にスキンケア用の化粧
品を提供するものであり、全て、主としてパラフィン油
もしくはワセリンのような油状パラフィン系炭化水素か
らなり、油相の中に水相を設けたエマルジョンの形状を
有し、油相の中に溶けるレシチン抽出物を含有すると同
時に、フォスファチジルコリン含有量が高く水相の中に
分散するレシチン抽出物を含有している。
パラフィン系炭化水素は皮膚用化粧品に従来用いられて
いた樹脂性物質の役割を果たすものであり、製品に油性
を付与し、皮膚上に薄膜として塗布できるようなものに
する。
レシチン抽出物は従来エマルジョンを安定するために用
いられていた界面活性剤の役割を果たすものである。
皮膚用化粧品中におけるレシチン抽出物の存在は製品の
効果を増大するものである。すなわち、皮膚上に塗布さ
れたレシチン抽出物は極めて重要な表面として作用す
る。レシチン抽出物は水和剤、再生剤および保護剤とし
ての特性を有している。レシチン抽出物は皮膚の柔軟性
と弾性および皮膚呼吸を高める。また、レシチン抽出物
は界面活性剤の脱脂作用に対して皮膚を保護する。
髪に塗布された場合、レシチンは緩和作用を発揮し、量
感を付与し、調髪性を改善し、静電電荷を減少させる。
レシチンは補剤として、すでにいくつかの化粧品に用い
られている。その使用は補剤としての役割に限られてい
るが、水に不溶性であるため、現在までいくつかの化粧
品の油相の副成分として、あるいは合成界面活性剤と組
み合わせてのみ使用されていた。
本発明の組成物は、いかなる合成界面活性剤も用いるこ
となく、脂溶性もしくは水分散性のレシチン抽出物をよ
り高い割合で含有することができるものである。
本発明による化粧品は、攻撃性も毒性も示さない天然乳
化剤および精製パラフィン系炭化水素を用いることによ
って調製される。これらは様々な生理学的に処方からな
り、天然構造および細胞膜成分に関して共通の特性を有
している。
これらは比類のない生体適合性を発揮するものであり、
紅潮、発熱、血管拡張、落屑、痒み等の皮膚炎症やアレ
ルギーを全く伴わないものである。
この利点は、皮膚もしくは粘膜に長時間接触しなければ
ならない製品において特に有効である。
本発明による化粧品を用いて行なった試験においては、
研磨した皮膚もしくは傷口の上に塗布された場合にも比
類のない耐性を示した。傷口の上に塗布された場合、患
者は冷涼感、鎮静作用および傷口の癒着の加速を得るこ
とができる。
実施例1〜8に記載された全ての製品は、水相および油
相からなり、油相の割合は5%〜90%の間にあり、該
油相の全体もしくは大部分は常温において油状もしくは
固体状であるパラフィン系炭化水素からなり、該油相は
エマルジョン形成時には液状であり、該油相には炭化水
素の重量に対して0.01%〜5%の脂溶性レシチン抽
出物が添加されており、該水相には水の重量に対して
0.01%〜5%の水分散性レシチン抽出物が添加され
ており、この水分散性レシチン抽出物は水分散性のフォ
スファチジルコリンの含有量が高い市販の抽出物である
という点で共通の特性を有するものである。
上記の必須成分の他に、本発明の製品は、例えばカオリ
ン、タルクもしくは炭酸カルシウムのような不活性鉱物
粉末をエマルジョンの総重量に対して0.1%〜10%
の間の割合で水相中に懸濁した状態で含有するのが好ま
しい。この鉱物粉末はエマルジョンを安定させる効果を
有している。
また同様に、本発明の製品は、融点が50℃を超えるモ
ノ−ジグリセリドをエマルジョンの総重量に対して0.
05%〜10%の間を割合で含有するのが好ましい。こ
れらのモノ−ジグリセリドは製品を常温でペースト状の
堅さにする機能を有している。
好ましくは、本発明の製品は、少量の安息香酸、サリチ
ル酸もしくはソルビン酸のような保存剤を含有すること
ができ、また同様に、少量の植物油、魚油、バター、香
料、ビタミン、着色剤等を含有することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/00 R 7252−4C A 7252−4C 31/01 ACQ 9283−4C 31/685 8314−4C B01F 17/14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水相と油相とのエマルジョンからなり、該
    水相にはフォスファチジルコリンに富んだ水分散性レシ
    チン抽出物が水の総重量に対して0.01%〜5%含ま
    れており、該油相には常温において油状もしくは固体状
    であるパラフィン系炭化水素が含まれており、該パラフ
    ィン系炭化水素の重量に対して0.01%〜5%の脂溶
    性レシチン抽出物が添加されており、前記油相の割合は
    前記エマルジョンの総重量の5%〜90%であることを
    特徴とするエマルジョン製品。
  2. 【請求項2】前記エマルジョンの総重量の0.1%〜1
    0%の割合の不活性鉱物粉末が含まれていることを特徴
    とする請求項1記載のエマルジョン製品。
  3. 【請求項3】前記エマルジョンの総重量の0.05%〜
    10%の割合で、融点が50℃を超えるモノ−ジグリセ
    リド含まれていることを特徴とする請求項1もしくは2
    記載のエマルジョン製品。
  4. 【請求項4】前記エマルジョンの総重量の0.2%〜1
    0%の割合で、融点が50℃を超えるパラフィン系炭化
    水素が含まれており、塗布可能なペースト状になってい
    ることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のエ
    マルジョン製品。
  5. 【請求項5】前記常温において油状もしくは固体状であ
    るパラフィン系炭化水素の割合が前記エマルジョンの総
    重量の10%〜45%であり、ダイエット用の塗布可能
    な製品となっていることを特徴とする請求項3記載のエ
    マルジョン製品。
  6. 【請求項6】前記常温において油状もしくは固体状であ
    るパラフィン系炭化水素の割合が前記エマルジョンの総
    重量の45%〜90%であり、緩下用の塗布製品となっ
    ていることを特徴とする請求項3記載のエマルジョン製
    品。
  7. 【請求項7】前記エマルジョンの総重量に対する割合で
    表される以下の成分、 ワセリン:0%〜45%、 パラフィン油:2.5%〜45%、 脂溶性レシチン抽出物:0.05%〜10%、 モノ−ジグリセリド:0.05%〜10%、 植物油:0%〜10%、 水分散性レシチン抽出物:0.05%〜10%、 不活性鉱物粉末:0.5%〜10%、 ソルビトールもしくはグリセリド:0%〜10%、 保存剤:0.01%〜0.5%、 水:100%となるのに必要な量 からなり、クリームもしくはゲルとして使用可能であ
    り、皮膚上に塗布可能な化粧品であることを特徴とする
    請求項3記載のエマルジョン製品。
  8. 【請求項8】前記エマルジョンの総重量に対する割合で
    表される以下の成分、 ワセリン:0%〜20%、 パラフィン油:0%〜20%、 脂溶性レシチン抽出物:0.05%〜20%、 モノ−ジグリセリド:0%〜6%、 植物油:0%〜20%、 水分散性レシチン抽出物:0.05%〜10%、 不活性鉱物粉末:0%〜10%、 ソルビトールもしくはグリセリド:0%〜10%、 エチルアルコール:1%〜60%、 ゲル化剤:0%〜1%、 保存剤:0%〜0.5%、 水:100%となるのに必要な量 からなり、クリームもしくはゲルとして使用可能であ
    り、皮膚上に塗布可能な化粧品であることを特徴とする
    請求項3記載のエマルジョン製品。
  9. 【請求項9】前記エマルジョンの総重量に対する割合で
    表される以下の成分、 ワセリン:0.5%〜10%、 パラフィン油:0.5%〜10%、 脂溶性レシチン抽出物:0.01%〜2%、 モノ−ジグリセリド:1%〜6%、 植物油:0%〜10%、 水分散性レシチン抽出物:0.05%〜10%、 不活性鉱物粉末:0.5%〜10%、 ソルビトールもしくはグリセリド:0%〜10%、 ゲル化剤:0%〜0.5%、 保存剤:0%〜0.5%、 水:100%となるのに必要な量 からなり、乳液もしくはクレンジングクリームとして使
    用可能な化粧品であることを特徴とする請求項3記載の
    エマルジョン製品。
  10. 【請求項10】前記エマルジョンの総重量に対する割合
    で表される以下の成分、 ワセリン:20%〜90%、 パラフィン油:2%〜20%、 脂溶性レシチン抽出物:0.05%〜10%、 モノ−ジグリセリド:0.05%〜10%、 植物油:0%〜10%、 ソルビトールもしくはグリセリド:0%〜20%、 水分散性レシチン抽出物:0.05%〜10%、 不活性鉱物粉末:0.5%〜10%、 保存剤:0%〜0.5%、 水:100%となるのに必要な量 からなり、水分含有量の低いベースもしくは賦形剤とし
    て使用可能な化粧品であることを特徴とする請求項3記
    載のエマルジョン製品。
  11. 【請求項11】前記常温において油状もしくは固体状で
    あるパラフィン系炭化水素および精製された前記脂溶性
    レシチンの抽出物を反応器に入れることによって油相を
    調製し、約70℃に加熱し、撹拌し、約55℃〜約60
    ℃の間の温度に戻す工程、 水と該水中に懸濁状態となっているフォスファチジルコ
    リンに富んだレシチン抽出物とを含有する水相を容器中
    で調製し、撹拌し、約55℃〜約60℃の間の温度に加
    熱する工程、 前記油相を含んだ前記反応器中に前記水相を徐々に移
    し、前記油相を撹拌しながら、約55℃に維持する工
    程、 前記反応器中の圧力が約6500パスカルに維持される
    ように前記反応器を減圧する工程、 約10分間、激しく撹拌してエマルジョンを形成する工
    程、 温度を約40℃まで低下させる工程、および コロイドミルを通過させることによって前記エマルジョ
    ンを精製する工程 からなることを特徴とする請求項1記載のエマルジョン
    製品の製造法。
  12. 【請求項12】前記油相を含んだ前記反応器中に融点が
    50℃を超えるモノ−ジグリセリドを添加し、前記水相
    中に、カオリン、タルクもしくは炭酸カルシウムのよう
    な鉱物粉末を添加し、請求項3記載の製品を製造するこ
    とを特徴とする請求項11記載の製造法。
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