JPH0644828B2 - 色信号処理回路 - Google Patents

色信号処理回路

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JPH0644828B2
JPH0644828B2 JP1110063A JP11006389A JPH0644828B2 JP H0644828 B2 JPH0644828 B2 JP H0644828B2 JP 1110063 A JP1110063 A JP 1110063A JP 11006389 A JP11006389 A JP 11006389A JP H0644828 B2 JPH0644828 B2 JP H0644828B2
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signal
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英俊 尾崎
彰 郷倉
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Victor Company of Japan Ltd
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は色信号処理回路、特に、自動彩度調節機能を有
する色信号処理回路に関する。
(従来の技術) カラーテレビジョン受像機、カラーVTR、その他の各
種の機器では、従来から例えば第7図に示されているよ
うな構成の自動彩度調節回路(ACC回路)が使用され
ている。
第7図に示されている周知構成のACC回路において、
24はビデオヘッド、25は再生増幅器、26は可変利
得制御回路、27は周波数数変換回路、28は櫛型フィ
ルタ、29はバーストゲート回路、30は振幅検波回
路、31は混合器であって、前記したビデオヘッド24
によって再生された再生信号は、再生増幅器25によっ
て増幅された後に可変利得制御回路26に供給される。
可変利得制御回路26、周波数数変換回路27→櫛型フ
ィルタ28→バーストゲート回路29→振幅検波回路3
0→可変利得制御回路26→の回路は閉ループの自動制
御系を構成していて、バーストゲート回路29によって
抽出されたカラーバースト信号の振幅値が一定値となる
ような自動制御を行う。
(発明が解決しようとする課題) さて、前記のようにACC回路ではバーストゲート回路
29によって抜出されたカラーバースト信号の振幅値が
一定値になるような自動制御動作を行うようになされて
いるが、従来のACC回路では動作電源電圧による動作
範囲の制限、直流利得が無限大でないことなどにより出
力信号レベルが一定となされる範囲が狭く、また、AC
C回路に入力されるカラーバースト信号中に雑音が混入
した場合には、混入した雑音によって出力信号の信号レ
ベルがゆすられるなどの問題点があった。
それで従来のACC回路では前記した雑音によって出力
信号の信号レベルが変動することを軽減するために、ル
ープフィルタの時定数を比較的大きくしている。
さて、複数のビデオヘッドが時間軸上で順次に切換え使
用されるようになされているVTRでは、各ビデオヘッ
ドから再生された再生色信号の信号レベルに差がある
と、再生画像中に色フリッカを生じて再生画像の品質を
低下させる。
各ビデオヘッドから再生された再生色信号の信号レベル
に差があっても、ACC回路の動作によってそれが補正
できれば問題はないが、従来のACC回路における入出
力特性は第8図に例示されているように不充分なため
に、再生画像中に色フリッカを生じさせることが多かっ
た。
また、前記の原因によって再生画像中に色フリッカが生
じていても、色信号のS/Nが悪い場合には、再生画像
中の雑音によって色フリッカがマスクされるために大し
て気にならないこともあるが、色信号の雑音が例えばフ
レームメモリあるいはフィールドメモリを含んで構成さ
れた巡回型の雑音軽減回路等を使用するなどしてして良
好なS/Nを有する再生色信号となされている場合に
は、前記した色フリッカが明瞭に認められるようにな
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は搬送色信号を直交する2つの色差軸で色復調し
たときに得られる2つの色差信号を、前記した搬送色信
号の振幅に対応する色振幅信号と、前記した搬送色信号
の位相に対応する色位相信号とに変換する色振幅,色位
相の変換手段と、色同期信号と対応して得られる色振幅
信号の雑音を低減する雑音低減手段と、前記した雑音低
減手段から出力された色同期信号に対応した色振幅信号
の振幅値に係数を乗じたときに、予め定められた一定の
振幅値が得られるような係数値を発生させうる係数発生
手段と、前記した係数発生手段に前記した雑音低減手段
から出力された色同期信号に対応した色振幅信号を供給
して発生させた係数値が供給される乗算手段と、前記し
た乗算手段に色振幅,色位相の変換手段から出力された
色振幅信号を供給する手段と、前記の乗算手段から出力
された色振幅信号と前記した色振幅,色位相の変換手段
から出力された色位相信号とに基づいて所定の色差信号
を生成させる手段とからなる色信号処理回路を提供す
る。
(作用) 振幅がAで位相がθで示される搬送色信号が、直交する
2つの色差軸で色復調されたとしたときに得られるべき
入力の2つの色差信号AsinθとAcosθと同様な信号形
態を有する2つの色差信号について(Asinθ/A
cosθ)の演算を行って得られるtanθから位相θと対応
する色位相信号を得る。
前記した色位相信号からsinθ(またはcosθ)と対応す
る信号を作り、入力の色差信号Asinθ(またはA
cosθ)との間で[Asinθ/sinθ(またはAcosθ/
cosθ)]の演算を行って振幅Aと対応する色振幅信号
を得る。
入力の色差信号の中に含まれているカラーバーストの振
幅値を抽出して、それをフレームメモリ(またはフィー
ルドメモリ)と帰還係数回路及び減算器とを含んで構成
されている周知形式の巡回型のノイズリデューサ形態の
デジタルフィルタに与えて、雑音が除去されたカラーバ
ースト信号の振幅信号を発生させる。
前記した雑音低減手段で発生された雑音が除去されたカ
ラーバースト信号の振幅値に係数を乗じたときに、予め
定められた一定の振幅値が得られるような係数値を発生
させうる係数発生手段に、雑音低減手段から出力された
雑音の除去されたカラーバースト信号の振幅信号を供給
し係数値を発生させる。
前記した係数値発生手段から発生された係数値と、色振
幅,色位相の変換手段から出力された色振幅信号とを乗
算器に供給して、振幅の補正された色振幅信号を発生さ
せる。
前記した振幅の補正された色振幅信号と、色位相信号と
を用いて所定の信号形態の色信号を生成する。
(実施例) 以下、本発明の色信号処理回路の具体的な内容について
添付図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の色信号処理回路の一実施例のブロック
図であり、第2図は帰還係数回路の特性例図、第3図は
第1図の実施例回路の動作説明用の信号の状態図、第4
図は色振幅信号及び色位相信号の発生回路の構成を示す
ブロック図、第5図及び第6図は第4図に示す色振幅信
号及び色位相信号の発生回路の動作を説明するための
図、第7図は従来のACC回路の構成を示すブロック図
である。
第1図において、1は直交する2つの色差軸で搬送色信
号が色復調されたとしたときに得られるべき2つの色差
信号と同様な信号形態を有する2つの色差信号の内の一
方の色差信号(以下の設例においては、赤の色差信号R
−Y信号であるとして説明されている)のデジタルデー
タの入力端子であり、また、2は前記した直交する2つ
の色差軸で搬送色信号が色復調されたとしたときに得ら
れるべき2つの色差信号と同様な信号形態を有する2つ
の色差信号の内の他方の色差信号(以下の設例において
は、青の色差信号B−Y信号であるとして説明されてい
る)のデジタルデータの入力端子である。また、3,
7,8は除算器、9は加算器、11はバーストゲート回
路、12,14は減算器、17は乗算器、13は帰還係
数回路、20,21は乗算器、15はフレームメモリ
(またはフィールドメモリ)、4〜7,18,19は演
算回路であり、また、22,23は出力端子である。
第1図において、入力端子1には振幅がAで位相がθで
示される搬送色信号が、直交する2つの色差軸で色復調
されたとしたときに得られるべき2つの色差信号Asin
θとAcosθと同様な信号形態を有する2つの色差信号
(R−Y信号とB−Y信号)のデジタルデータの内の一
方の色差信号R−Y信号のデジタルデータが供給されて
おり、また、入力端子2には前記した振幅がAで位相が
θで示される搬送色信号が、直交する2つの色差軸で色
復調されたとしたときに得られるべき2つの色差信号A
sinθとAcosθと同様な信号形態を有する2つの色差信
号(R−Y信号とB−Y信号)のデジタルデータの内の
他方の色差信号B−Y信号のデジタルデータが供給され
ている。
第1図において、前記したR−Y信号のデジタルデータ
は除算器3に被除数として供給され、また、前記のB−
Y信号のデジタルデータは除算器3に除数として供給さ
れているから、前記の除算器3ではAsinθ/Acosθ=
tanθの演算を行って、除算の結果として得られた商tan
θと対応するデータを出力して、それを演算回路4に供
給する。
演算回路4ではそれに供給されたtanθのデータから色
位相θのデータを出力して、それを演算回路5,6,1
8,19に供給する。
前記した演算回路5では、それに供給された色位相θの
データをsinθのデータとして除算器7に除数として供
給し、また、前記した演算回路6では、それに供給され
た色位相θのデータをcosθのデータとして除算器8に
除数として供給する。
入力端子2に供給されたB−Y=Acosθのデジタルデ
ータは、除算器8に被除数として与えられるから、前記
の除算器8ではAcosθ/cosθの演算を行って色振幅A
のデータを出力する。
前記した除算器8から出力された色振幅Aのデータが加
算器9に供給される。また、入力端子1に供給されたR
−Y=Asinθのデジタルデータは、除算器7に被除数
として与えられるから、前記の除算器7ではAsinθ/
sinθの演算を行って色振幅Aのデータを出力して、そ
れを加算器9に供給する。
前記した加算器9からは2Aのデータが出力されるか
ら、それが演算回路10で1/2にされて色振幅Aのデ
ータとされ、その色振幅Aのデータが乗算器17とバー
ストゲート回路11に供給される。
入力端子1,2に供給されるそれぞれの色差信号におけ
る各水平帰線消去期間中の特定な部分にカラーバースト
信号のデータを含ませておくと、色差信号の各水平帰線
消去期間中の特定な部分と対応して演算回路4からはカ
ラーバースト信号の振幅データを出力させることができ
る。
次に、第4図は第1図を参照して既述した色振幅Aのデ
ータの発生手段と色位相θのデータの発生手段とは異な
る構成の色振幅Aのデータの発生手段と色位相θのデー
タの発生手段とを示しているブロック図であって、この
第4図において1は直交する2つの色差軸で搬送色信号
(振幅がA、位相がθ)が色復調されたとしたときに得
られるべき2つの色差信号と同様な信号形態を有してい
る2つの色差信号の内の一方の色差信号(以下の設例に
おいては、赤の色差信号R−Y信号=Asinθであると
されている)のデジタルデータの入力端子であり、また
2は前記した直交する2つの色差軸で搬送色信号が色復
調されたとしたときに得られるべき2つの色差信号と同
様な信号形態を有する2つの色差信号の内の他方の色差
信号(以下の設例においては、青の色差信号B−Y信号
=Acosθであるとされている)のデジタルデータの入
力端子である。なお、以下の説明においては、入力端子
1,2に供給されるデジタルデータが2の補数によるデ
ータであるとされている。
前記した入力端子1,2にそれぞれ供給されている色差
信号のデジタルデータにおける少なくとも一方の色差信
号の水平帰線消去期間中の特定な位置には、カラーバー
スト信号のデジタルデータが存在しているものとなされ
ている。
また、3,4,7,8,55は演算回路、9,46は加
算器、42,43は絶対値回路、44は極性反転回路、
45,51〜53,56は切換スイッチ、47,48は
信号発生回路、49,50は論理0値の検出回路、54
はオア回路である。
この第4図において入力端子1に供給されたR−Y信号
のデジタルデータの符号ビットは絶対値回路42と信号
発生回路47,48とに供給され、また、入力端子2に
供給されたB−Y信号のデジタルデータの符号ビットは
絶対値回路43と信号発生回路47,48とに供給され
ている。
前記した絶対値回路42からの出力データAsinθが被
除数信号として供給されている演算回路3では、絶対値
回路43からの出力データAcosθを除数信号として演
算を行って得たtanθのデータを演算回路4に与える。
前記した演算回路4では、それに供給されたtanθのデ
ータから色位相θと対応するデータを出力して、それを
切換スイッチ47の固定接点Lと極性反転回路44とに
供給する。前記の極性反転回路44では、それに供給さ
れた色位相θのデータを−θのデータとして、前記した
切換スイッチ45の固定接点Hに供給する。
前記した切換スイッチ45の可動接点vは、信号発生回
路47から出力された切換制御信号によって固定接点L
と固定接点Hとの何れかに切換えられるのであるが、そ
の切換えの態様は第8図中の「スイッチ45への制御出
力」の欄に記載されている制御出力がローレベルの状態
Lのときには切換スイッチ45の可動接点vが固定接点
L側に切換えられた状態となされ、また、第8図中の
「スイッチ45への制御出力」の欄に記載されている制
御出力がハイレベルの状態Hのときには切換スイッチ4
5の可動接点vが固定接点H側に切換えられた状態とな
されるのである。
前記した信号発生回路47は、それに対して入力端子1
から供給されているR−Y信号のデジタルデータにおけ
る符号ビットのハイレベルの状態Hとローレベルの状態
Lと、それに対して入力端子2から供給されているB−
Y信号のデジタルデータにおける符号ビットのハイレベ
ルの状態Hとローレベルの状態Lとの組合わせに応じ
て、前記した第8図中の「スイッチ45への制御出力」
の欄に記載されているような制御出力を切換スイッチ4
5に切換制御信号として供給できるようになされてい
る。
なお、第8図中の「加算器46への出力」の欄に記載さ
れている位相角0°,180°は、前記した信号発生回
路47に対して入力端子1から供給されているR−Y信
号のデジタルデータにおける符号ビットのハイレベルの
状態Hとローレベルの状態Lと、それに対して入力端2
から供給されているB−Y信号のデジタルデータにおけ
る符号ビットのハイレベルの状態Hとローレベルの状態
Lとの組合わせに応じて、後述されている加算器46に
対して供給されるべき信号の位相を示している。
前記した演算回路4から出力された色位相θのデータ
を、前述した極性反転回路44と切換スイッチ45と信
号発生回路47と、後述されている加算器46と切換ス
イッチ51と信号発生回路48と、論理0値の検出回路
49,50などによって構成されている信号処理回路に
よって所定の信号処理を施してから出力させているの
は、演算回路4に入力されるtanθのデータにおけるθ
は0°から360°までの角度を示すのに、演算回路4
はそれに入力されるtanθのデータにおけるθが0°か
ら90°までの角度についてだけ演算が可能である、と
いうことに基づいている。
すなわち、演算回路4から出力された色位相θのデータ
は、前述した極性反転回路44と切換スイッチ45と信
号発生回路47と、後述されている加算器46と切換ス
イッチ51と信号発生回路48と、論理0値の検出回路
49,50などによって構成されている信号処理回路に
よって、演算回路4に入力されたtanθのデータがθが
0°から90°までの角度の場合には、演算回路4から
出力された色位相θのデータがそのまま色位相のデータ
として出力されるように、また、演算回路4に入力され
tanθのデータがθが90°から180°までの角度
の場合には、演算回路4から出力された色位相θのデー
タが180°−θのデータとされて色位相のデータとし
て出力されるように、さらに、演算回路4に入力された
tanθのデータがθが180°から270°までの角度
の場合には、演算回路4から出力された色位相θのデー
タが180°+θのデータとされて色位相のデータとし
て出力されるように、さらにまた、演算回路4に入力さ
れたtanθのデータがθが270°から360°までの
角度の場合には、演算回路4から出力された色位相θの
データが180°−θのデータとされて色位相のデータ
として出力されるようにしているのである。
前記した演算回路4からの出力された色位相θのデータ
は、前記した信号発生回路47から第5図における「ス
イッチ46への制御出力」の欄に示されているような切
換制御信号によって可動接点vが切換えられている切換
スイッチ45を介して、色位相θのデータ、または色位
相−θのデータとして加算器46に供給される。
加算器46には信号発生回路47から第5図における
「加算器46への出力」の欄に示されているような位相
のデータが供給されているから、前記の加算器46から
は、されに供給された2つのデータの和のデータが出力
されて切換スイッチ51の固定接点に与えられる。
また、前記した切換スイッチ51の固定接点には位相
0°のデータが供給され、固定接点には位相90°の
データが供給され、固定接点には位相180°のデー
タが供給され、固定接点には位相270°のデータが
供給されている。
前記した絶対値回路42からの出力データが供給されて
いる論理0値の検出回路49と、絶対値回路43からの
出力データが供給されている論理0値の検出回路50と
は、それに入力されたデジタルデータの値が論理0値の
場合に、ハイレベルの状態の出力を信号発生回路48に
供給する。
また、前記した信号発生回路48には、入力端子1に供
給されているR−Y信号の符号ビット及び入力端子2に
供給されているB−Y信号の符号ビットも供給されてお
り、この信号発生回路48は、それに供給された前記し
た4つのデータの組合わせによって、第6図における出
力の欄に示されている出力〜が切換スイッチ51か
ら出力されうるように切換スイッチ51の可動接点vを
切換える切換制御信号を発生する。
なお、第6図中に示されているHはハイレベルの状態の
信号、Lはローレベルの状態の信号、Xは任意のレベル
の信号を示している。
そして、前記した切換スイッチ51の可動接点から出力
されるデータは、色位相θのデータとして出力されるの
である。
前記した切換スイッチ51の可動接点から出力された色
位相θのデータは、演算回路5,6にも供給されている
から、前記の演算回路5からは絶対値でsinθのデータ
が演算回路7に除数信号として供給され、また、前記の
演算回路6からは絶対値でcosθのデータが演算回路8
に除数信号として供給される。
前記した演算回路7には、既述した絶対値回路42から
R−Y信号のデジタルデータが被除数として供給されて
いるから、演算回路7におけるAsinθ/sinθの演算に
よって演算回路7からは色振幅Aのデータが出力されて
切換スイッチ52の固定接点Lに与えられる。
また、前記した演算回路8には、既述した絶対値回路4
3からB−Y信号のデジタルデータが被除数として供給
されているから、演算回路8におけるAcosθ/cosθの
演算によって演算回路8からは色振幅Aのデータが出力
されて切換スイッチ53の固定接点Lに与えられる。
前記した各切換スイッチ52,53の固定接点Hには、
0と対応するデータが供給されている。そして、前記し
た切換スイッチ52の可動接点vは、論理0値の検出回
路49の出力データによって切換状態が制御され、ま
た、前記した切換スイッチ53の可動接点vは、論理0
値の検出回路50の出力データによって切換状態が制御
されている。
なお、前記した論理0値の検出回路49,50の出力デ
ータはオア回路54を介して、後述されている切換スイ
ッチ56の可動接点vの切換制御にも用いられている。
前記した切換スイッチ52の可動接点vから出力される
色振幅Aのデータは加算器9によって加算された後に、
切換スイッチ56の固定接点Lに供給されるとともに、
演算回路55にも供給されており、前記した演算回路5
5によって2倍にされた色振幅2Aのデータは、前記し
た切換スイッチ56の固定接点Hに供給されている。
それで、切換スイッチ56の可動接点vからは、色振幅
2Aのデータが出力される。
第1図において既述のように加算器9から出力された2
Aのデータは、演算回路10て1/2にされて色振幅A
のデータとされて乗算器17とバーストゲート回路11
とに供給されているが、色差信号の水平帰線消去期間中
に存在しているカラーバースト信号の期間の中間のデー
タを抽出するバーストゲート回路11から出力されるデ
ータは、カラーバースト信号の振幅を示すデータであ
る。
前記したバーストゲート回路11としては例えばラッチ
回路を用いることができ、バーストゲート回路11とし
て用いられているラッチ回路11に対して、色差信号の
水平帰線消去期間中に存在しているカラーバースト信号
期間の中間の時間位置でバーストゲートパルスを与える
と、バーストゲート回路11からは前記したバーストゲ
ートの時間位置でラッチされた色振幅のデータ、すなわ
ち、色差信号における水平帰線消去期間中に存在してい
るカラーバースト信号の振幅Aのデータが、次にバース
トゲートパルスがバーストゲート回路11に与えられる
までの1水平走査期間にわたって出力され続けることに
なる。
前記したバーストゲート回路11から出力されたカラー
バースト信号の振幅Aのデータは、減算器12と減算器
14とに被減数信号として供給される。
減算器12,14及び帰還係数回路13ならびにフレー
ム(またはフイールド)メモリ15によって構成されて
いる部分は、フレーム(またはフイールド)メモリ15
と減算器12,14及び帰還係数回路13とを用いて構
成されている周知の巡回型の雑音低減回路(雑音低減回
路…ノイズリデューサ)であり、この回路配置ではカラ
ーバースト信号に混入している雑音を除去する動作を行
う。
第2図は前記した雑音低減回路における帰還係数回路1
3の入出力特性を例示している図であり、図中における
45°に傾斜している点線図示の直線は帰還率が100
%の場合の特性を参考のために示したものである。
カラーバースト信号の雑音低減回路では、それに供給さ
れるデータが相次ぐフレーム(またはフイールド)で高
い相関を有しているから帰還係数回路13の帰還率とし
ては、第2図中に実線で示す直線のように90%程度と
いうように高い帰還率とが採用されてもよい。
前記した雑音低減回路では、それに供給されたカラーバ
ースト信号の雑音を除去乃至軽減して係数発生回路16
に供給される。前記の係数発生回路16は前記した雑音
低減回路から雑音の除去されたカラーバースト信号の振
幅値に係数を乗じたときに、予め定められた一定の振幅
値が得られるような係数値を発生させうるようなものと
して、例えば、変換テーブルを用いて構成できる。
前記した係数発生回路16からは、それに雑音低減回路
から供給された雑音の除去されたカラーバースト信号の
振幅値と対応して発生された係数値を発生してそれを乗
算器17に供給する。
前記の乗算器17には演算器10から出力された色振幅
信号が供給されているから、乗算器17からは振幅の補
正された色振幅信号が出力されて乗算器20,21に供
給される。
そして、前記の乗算器20,21には演算回路18から
出力されたsinθのデータが供給されており、また、乗
算器21には演算回路19から出力されたcosθのデー
タが出力されているから、前記乗算器20から出力端子
22には一定の信号レベルになされた色差信号R−Y信
号が出力され、また、乗算器21から出力端子23には
一定の信号レベルになされた色差信号B−Y信号が出力
される。
第3図は第1図に示されている色信号処理回路の動作を
説明するための図で、色信号処理回路中の各部における
データを視覚的に理解できるように例示した図であり、
第3図中におけるAoはACC回路における最終出力振
幅の設定値を示している。
第3図の(a)はバーストゲート11から減算器12,
14に供給されている各1水平走査期間毎のカラーバー
スト信号の振幅Aのデータを示しており、また、第3図
の(b)はフレームメモリ(またはフィールドメモリ)
15から減算器12に供給されている過去の振幅の平均
値のデータであり、さらに、第3図の(c)は減算器1
2から出力されている各1水平走査期間毎のカラーバー
スト信号の振幅のフレーム差分のデータである。
また、第3図の(d)は帰還係数回路13からの出力デ
ータを示しており、第3図の(e)は減算器14から出
力された雑音が除去乃至軽減されたカラーバースト信号
の色振幅のデジタルデータである。
第3図の(f)は前記した第3図の(e)に示されてい
る雑音が除去乃至軽減されたカラーバースト信号の色振
幅のデジタルデータが供給されることによって係数発生
回路16で発生された係数であり、第3図の(g)は乗
算器17からの出力データであり、この出力データは第
3図の(h)に示されている演算回路10から乗算器1
7に供給されている振幅変動を有する色振幅のデータ
に、係数発生回路16で発生された第3図の(f)に示
されている係数を乗じて得られたものである。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明は搬送色信号を直交する2つの色差軸で色復調したと
きに得られる2つの色差信号を、前記した搬送色信号の
振幅に対応する色振幅信号と、前記した搬送色信号の位
相に対応する色位相信号とに変換する色振幅,色位相の
変換手段と、色同期信号と対応して得られる色振幅信号
の雑音を低減する雑音低減手段と、前記した雑音低減手
段から出力された色同期信号に対応した色振幅信号の振
幅値に係数を乗じたときに、予め定められた一定の振幅
値が得られるような係数値を発生させうる係数発生手段
と、前記した係数発生手段に前記した雑音低減手段から
出力された色同期信号に対応した色振幅信号を供給して
発生させた係数値が供給される乗算手段と、前記した乗
算手段に色振幅,色位相の変換手段から出力された色振
幅信号を供給する手段と、前記乗算手段から出力された
色振幅信号と前記した色振幅,色位相の変換手段から出
力された色位相信号とに基づいて所定の色差信号を生成
させる手段とからなる色信号処理回路であるから、この
本発明の色信号処理回路では従来のACC回路で問題に
なっていた色フリッカや、再生画像に生じる色むらを除
去することができる他、信号処理がデジタル信号で行わ
れるために色信号処理回路を容易に集積回路化でき、し
たがって特性のばらつきのない色信号処理回路を容易に
提供することができ、さらにまた、雑音低減回路中に用
いられるフレームメモリとしては約500ワードの記憶
容量のものでよいので回路を安価に製作することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の色信号処理回路の一実施例のブロック
図であり、第2図は帰還係数回路の特性例図、第3図は
第1図の実施例回路の動作説明用の信号の状態図、第4
図は色振幅信号及び色位相信号の発生回路の構成を示す
ブロック図、第5図及び第6図は第4図に示す色振幅信
号及び色位相信号の発生回路の動作を説明するための
図、第7図は従来のACC回路の構成を示すブロック
図、第8図は従来のACC回路の入出力特性曲線例図で
ある。 1,2…2つの色差軸でカラーバースト信号を含む搬送
色信号が色復調されたとしたときに得られるべき2つの
色差信号と同様な信号形態を有する2つの色差信号の内
の各一方の色差信号のデジタルデータの入力端子、3,
7,8…除算器、4,5,6,18,19…演算回路、
9,46…加算器、12,14…減算器、11,29…
バーストゲート回路、13…帰還係数回路、17,2
0,21…乗算器、15…フレームメモリ(またはフィ
ールドメモリ)、16…係数発生回路、22,23…出
力端子、42,43…絶対値回路、44…極性反転回
路、45,51,52,53,56…切換スイッチ、4
7,48…信号発生回路、49,50…論理0値の検出
回路、54…オア回路、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送色信号を直交する2つの色差軸で色復
    調したときに得られる2つの色差信号を、前記した搬送
    色信号の振幅に対応する色振幅信号と、前記した搬送色
    信号の位相に対応する色位相信号とに変換する色振幅,
    色位相の変換手段と、色同期信号と対応して得られる色
    振幅信号の雑音を低減する雑音低減手段と、前記した雑
    音低減手段から出力された色同期信号に対応した色振幅
    信号の振幅値に係数を乗じたときに、予め定められた一
    定の振幅値が得られるような係数値を発生させうる係数
    発生手段と、前記した係数発生手段に前記した雑音低減
    手段から出力された色同期信号に対応した色振幅信号を
    供給して発生させた係数値が供給される乗算手段と、前
    記した乗算手段に色振幅,色位相の変換手段から出力さ
    れた色振幅信号を供給する手段と、前記の乗算手段から
    出力された色振幅信号と前記した色振幅,色位相の変換
    手段から出力された色位相信号とに基づいて所定の色差
    信号を生成させる手段とからなる色信号処理回路
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