JPH0648865B2 - 色信号処理回路 - Google Patents

色信号処理回路

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JPH0648865B2
JPH0648865B2 JP1106676A JP10667689A JPH0648865B2 JP H0648865 B2 JPH0648865 B2 JP H0648865B2 JP 1106676 A JP1106676 A JP 1106676A JP 10667689 A JP10667689 A JP 10667689A JP H0648865 B2 JPH0648865 B2 JP H0648865B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は色信号処理回路、特に、搬送色信号の周波数変
換動作や色復調動作に際して信号の処理のために用いら
れる搬送波を発生させる回路中に自動位相制御回路(A
PC回路)を備えている各種の機器に適用されうる色信
号処理回路に関する。
(従来の技術) カラーテレビジヨン受像機、カラーVTR、その他の各
種の機器における色信号処理回路における信号処理のた
めに用いられる搬送波を発生させる回路中に自動位相制
御回路(APC回路)を備えているものがある。
第10図は低域変換搬送色信号を1水平走査期間(1H
期間)毎に90゜ずつ位相推移させるとともに、順次の
記録跡毎に低域変換搬送色信号の位相推移の方向を反転
させるようにした低域変換搬送色信号と、輝度信号の低
搬送波周波数被変調波信号とを周波数多重化した信号を
記録信号として順次の記録跡に記録し再生するように構
成されたカラーVTRにおける再生系のAPC回路の構
成例を示しているブロック図である。
第10図に示されている周知構成のAPC回路におい
て、1は再生色信号(再生低域変換搬送色信号)の入力
端子、2は色信号の信号レベルを所定の値に自動調節す
る自動彩度調整回路、3,9は周波数変換回路、4,1
0は帯域通過濾波器、5は1/2バースト回路、6はI
H遅延線、7はカラーキラー回路、8はAFC回路、1
1は可変水晶発振回路、12は基準の水晶発振回路、1
3,16は位相比較回路、14はバーストゲート回路、
15はカラーキラー検波回路、18は加算器であって、
前記した位相比較回路13には水晶発振器12から基準
の色副搬送波が供給されており、また、周波数変換回路
9にはAFC回路から再生された低域変換色副搬送波が
供給されている。
それで、前記したAPC回路は自動彩度調整回路2によ
って信号レベルが一定化された低域変換搬送色信号が供
給される周波数変換回路3で行われる周波数変換動作に
より得られる搬送色信号に対して、周波数変換回路3→
帯域通過濾波器4→1/2バースト回路5→1H遅延線
6と加算器18とを含んで構成されている櫛型フィルタ
→バーストゲート回路14→位相比較回路13→可変水
晶発振回路11→周波数変換回路9→帯域通過濾波器1
0→周波数変換回路3→の閉ループにより周知の自動位
相制御動作が行われる。
(発明が解決しようとする課題) さて、前記したAPC回路ではバーストゲート回路14
によって抜出されたカラーバースト信号の位相と、基準
の水晶発振器12で発振された基準の色副搬送波との位
相とを位相比較回路13で比較し、それから位相誤差信
号を出力して可変水晶発振器11に供給し、可変周波数
発振器11の発振周波数を変化させるようにしている。
ところで前記したAPC回路は、それの直流利得が無限
大で、かつループフィルタなどの時間遅れ要素を含まな
いのものとして構成されていれば、再生色信号(再生低
域変換搬送色信号)の位相変化に対して少しの時間遅れ
もなく位相制御が行われうるのであるが、APC回路を
無限大の直流利得を有するものとして構成することは不
可能であるために、現実のAPC回路では必らず残留位
相誤差が存在しているものであり、また位相比較回路と
してフェーズ・ロックド・ループ(PLL)構成のもの
が使用された場合には、PLLの動作原理で生じる残留
位相誤差が生じているから、APC回路は有限な応答速
度でAPC動作を行っている。
さて、再生色信号(再生低域変換搬送色信号)には、通
常、種々の原因による雑音が混入していてS/Nが劣化
している状態のものになっている。
そして、前記したAPC回路におけるバーストゲート回
路14で抜出されたカラーバースト信号に雑音が混入し
ている場合には、バーストゲート回路14で抜出された
カラーバースト信号が、もともと正しい位相のものであ
ったとしても、位相比較回路13からはカラーバースト
信号に混入した雑音の存在に基づいて生じた位相誤差信
号が出力されることになる。
APC回路は前記のようにカラーバースト信号に混入し
た雑音と対応して発生した位相誤差信号についても、そ
れが零となるようなAPC動作を行うから、再生色信号
に雑音が混入している場合には、APC回路の動作によ
り再生色信号の位相がゆすられることになり、再生画像
上に色ずれを生じさせることになる。
前記のようにカラーバースト信号に混入した雑音によっ
て生じる再生画像中の色ずれは、APC回路の応答速度
を遅くすることによりある程度軽減することができるた
めに、従来からAPC回路では適当な残留位相誤差が存
在している状態でAPC動作が行われるようになされて
いる。
ところが、残留位相誤差を有している状態でAPC動作
を行うようになされているAPC回路の場合には、例え
ばヘツドたたきの現象を起こすようなカラーVTRから
の再生色信号による再生画像中の特定な位置に筋状の色
ずれを生じさせるようになる。
前記したヘッドたたきの現象は、真円のヘッドドラム1
80゜対称の位置に設けられているビデオヘッドの中間
の特定な位置に他のヘッドが設けられている場合に、記
録再生動作を行っているビデオヘッドと接触している磁
気テープへ前記した他のヘッドが接触を開始したときと
放れるときに磁気テープに生じる振動によってビデオヘ
ッドと磁気テープとの相対速度が変化し、それによって
生じた再生色信号の周波数変化に対してAPC回路が応
答できない場合に生じるものであることは周知のとおり
である。
そして、前記したヘッドたたきによって再生画像中に生
じる筋状の色ずれの部分は、再生色信号のS/Nが悪い
場合には余り目立たないが、例えばフレームメモリある
いはフィールドメモリを含んで構成された巡回型の雑音
軽減回路等を使用するなどしてして良好なS/Nを有す
る再生色信号となされている場合には、ヘッドたたきに
よる筋状の色ずれが明瞭に認められるようになる。
前記したヘッドたたきによっても再生画像中に筋状の色
ずれが生じないようにするためには、APC回路の応答
速度を可能な限り早くすればよいのであるが、既述もし
たようにAPC回路の応答速度を早くした場合には、カ
ラーバースト信号に混入した雑音によって再生画像中に
生じる色ずれが問題になるために、従来からAPC回路
は適当な残留位相誤差が存在している状態でAPC動作
が行われるように構成されているので、ヘッドたたきに
起因して再生画像中に生じる筋状の色ずれの発生を除去
乃至は軽減することができなかった。すなわち、これま
でに説明して来た問題点の所在についての記述中、及び
問題点に対する従来の解決策の記述中で明らかにされて
いるように、従来は搬送色信号中に残留位相誤差が存在
している状態で、問題点の解決を行なおうとしていたの
で良好な結果を得ることができなかったのである。
それで、前記の問題点が良好に解決できるように、残留
位相誤差を除去して問題点の解決を図ろうとしたが、従
来から周知のフィルタ回路を用いたのでは、そのような
ことは実現できなかった。
すなわち、残留位相誤差を除去して問題点を解決するた
めには、搬送色信号の位相を、搬送色信号の振幅とは独
立して信号処理することが必要とされるが、搬送色信号
の位相に対して施されるべき前記の信号処理は、残留位
相誤差に対応した所定の位相推移を、搬送色信号の全帯
域にわたって搬送色信号の振幅を変化させずに搬送色信
号に与えることによって行なわれなければならない。
ところが、搬送色信号の残留位相誤差は、前段に設けら
れているAPC回路の性能に応じて変動するものである
から、搬送色信号の残留位相誤差を除去するためには、
位相推移量が可変なフィルタ回路を使用することが必要
とされることになる。
しかしながら、前記のように残留位相誤差に対応した所
定の位相推移を、搬送色信号の全帯域にわたって搬送色
信号の振幅を変化させずに搬送色信号に与えることがで
き、しかも、位相推移量が可変であるようなフィルタ回
路を従来のフィルタ回路で実現することは困難であった
ので、従来は残留位相誤差を除去して既述の問題点を解
決することは行なわれていなかった。
(課題を解決するための手段) 本発明は直交する2つの色差軸で搬送色信号が色復調さ
れたとしたときに得られるべき2つの色差信号を、前記
した搬送色信号の振幅に対応する色振幅信号と前記した
搬送色信号の位相に対応する色位相信号とに変換して出
力する色振幅,色位相の変換手段と、前記の色振幅,色
位相の変換手段から色同期信号に対応して出力された色
位相信号における残留位相誤差を表わす位相ずれ量信号
を発生して出力する位相ずれ量信号の発生手段と、前記
した色位相信号を被減数とし、前記した位相ずれ量信号
を減数として演算する減算手段と、前記した色振幅信号
と前記した減算手段から出力された色位相信号とに基づ
いて2つの色差信号を生成させる手段とからなる色信号
処理回路、及び直交する2つの色差軸で搬送色信号が色
復調されたとしたときに得られるべき2つの色差信号の
デジタルデータを前記した搬送色信号の振幅に対応する
色振幅のデジタルデータと前記した搬送色信号の位相に
対応する色位相のデジタルデータとに変換する色振幅,
色位相のデータ変換手段と、前記した色振幅,色位相の
データ変換手段によってカラーバースト信号の位相につ
いてのデジタルデータを得る手段と、前記の色振幅,色
位相のデータ変換手段から出力されたカラーバースト信
号のデジタルデータについて、残留位相誤差を表わす位
相ずれ量のデジタルデータを発生する位相ずれ量データ
の発生手段と、前記した色振幅,色位相のデータ変換手
段から出力された色位相のデジタルデータを被減数と
し、前記した位相ずれ量データの発生手段から出力され
た位相ずれ量データを減数として演算する演算手段と、
前記した色振幅のデジタルデータと前記した減算手段か
ら出力された色位相のデジタルデータとに基づいて2つ
の色差信号を生成させる手段とからなる色信号処理回路
を提供する。
(作用) 振幅がAで位相がθで示される搬送色信号が、直交する
2つの色差軸で色復調されたとしたときに得られるべき
入力の2つの色差信号AsinθとAcosθと同様な信号形態
を有する2つの色差信号について(Asinθ/Acosθ)の
演算を行って得られるtanθから位相θと対応する色位
相信号を得る。
前記した色位相信号からsinθ(またはcosθ)と対応す
る信号を作り、入力の色差信号Asinθ(またはAcosθ)
との間で[Asinθ/sinθ(またはAcosθ/cosθ)]の
演算を行って振幅Aと対応する色振幅信号を得る。
カラーバースト信号に関しても、前記した色差信号につ
いて行なったと同様な演算を行なって、カラーバースト
信号の位相θ′の値を抽出し、前記したカラーバースト
信号の位相の値θ′と基準の位相の値180度との差に
より、カラーバースト信号についての残留位相誤差を表
わす位相ずれ量信号Δθを発生させる。
前記のカラーバースト信号の位相ずれ量信号Δθ中の雑
音は、前記位相ずれ量信号Δθをフレームメモリ(また
はフィールドメモリ)と帰還係数回路及び減算器とを含
んで構成されている周知形式の巡回型のノイズリデュー
サ形態のデジタルフィルタに与えて、雑音の除去された
カラーバースト信号の位相ずれ量信号を発生できる。
前記した色位相信号を被減数とし、前記したカラーバー
スト信号の位相ずれ量信号を減数として演算して、位相
ずれの補正された色位相信号を発生させる。
前記した位相ずれの補正された色位相信号と、色振幅信
号とを用いて所定の信号形態の色信号を生成する。
(実施例) 以下、本発明の色信号処理回路の具体的な内容について
添付図面を参照して詳細に説明する。
第1図乃至第3図は本発明の色信号処理回路のそれぞれ
異なる実施例のブロック図であり、また、第4図及び第
5図は第1図乃至第3図示の実施例回路の動作説明用の
信号の状態図、第6図は帰還係数回路の特性例図、第7
図は色振幅信号及び色位相信号の発生回路の構成を示す
ブロック図、第8図及び第9図は第7図に示す色振幅信
号及び色位相信号の発生回路の動作を説明するための図
である。
第1図乃至第3図及び第7図において、19は直交する
2つの色差軸で搬送色信号が色復調されたとしたときに
得られるべき2つの色差信号と同様な信号形態を有する
2つの色差信号の内の一方の色差信号(以下の設例にお
いては、赤の色差信号R−Y信号であるとして説明され
ている)のデジタルデータの入力端子であり、また、2
0は前記した直交する2つの色差軸で搬送色信号が色復
調されたとしたときに得られるべき2つの色差信号と同
様な信号形態を有する2つの色差信号の内の他方の色差
信号(以下の設例においては、青の色差信号B−Y信号
であるとして説明されている)のデジタルデータの入力
端子である。
まず、第1図乃至第3図において、21,25,26は
除算器、27は加算器、29はバーストゲート回路、3
0,31,33,35は減算器、32は帰還係数回路、
38,39は乗算器、34はフレームメモリ(またはフ
ィールドメモリ)、22〜24,28,36,37は演
算回路であり、また、40,41は出力端子である。
第1図乃至第3図において、入力端子19には振幅がA
で位相がθで示される搬送色信号が、直交する2つの色
差軸で色復調されたとしたときに得られるべき2つの色
差信号AsinθとAcosθと同様な信号形態を有する2つの
色差信号(R−Y信号とB−Y信号)のデジタルデータ
の内の一方の色差信号R−Y信号のデジタルデータが供
給されており、また、入力端子20には前記した振幅が
Aで位相がθで示される搬送色信号が、直交する2つの
色差軸で色復調されたとしたときに得られるべき2つの
色差信号AsinθとAcosθと同様な信号形態を有する2つ
の色差信号(R−Y信号とB−Y信号)のデジタルデー
タの内の他方の色差信号B−Y信号のデジタルデータが
供給されている。
第1図乃至第3図において、前記したR−Y信号のデジ
タルデータは除算器21に被除数として供給され、ま
た、前記のB−Y信号のデジタルデータは除算器21に
除数として供給されているから、前記の除算器21では
Asinθ/Acosθ=tanθの演算を行って、除算の結果と
して得られた商tanθと対応するデータを出力して、そ
れを演算回路22に供給する。
演算回路22ではそれに供給されたtanθのデータから
色位相θのデータを出力して、それをバーストゲート回
路29と減算器35とに供給する。また、前記した演算
回路22から出力された色位相θのデータは、第1図示
の実施例では演算回路23,24にも供給されており、
また、第2図示の実施例では演算回路24にも供給され
ており、第3図示の実施例では演算回路23にも供給さ
れている。
前記した演算回路23では、それに供給された色位相θ
のデータをsinθのデータとして除算器25に除数とし
て供給し、また、前記した演算回路24では、それに供
給された色位相θのデータをcosθのデータとして除算
器26に除数として供給する。
第1図及び第2図に示す実施例において、入力端子20
に供給されたB−Y=Acosθのデジタルデータは、除算
器26に被除数として与えられるから、前記の除算器2
6ではAcosθ/cosθの演算を行って色振幅Aのデータ
を出力する。
第1図示の実施例では、前記した除算器26から出力さ
れた色振幅Aのデータが加算器27に供給され、また第
2図示の実施例では、前記した除算器26から出力され
た色振幅Aのデータが乗算器38,39に供給されてい
る。
また、第1図及び第3図に示す実施例において、入力端
子19に供給されたR−Y=Asinθのデジタルデータ
は、除算器25に被除数として与えられるから、前記の
除算器25ではAsinθ/sinθの演算を行って色振幅A
のデータを出力する。
第1図示の実施例では、前記した除算器25から出力さ
れた色振幅Aのデータが加算器27に供給され、また第
3図示の実施例では、前記した除算器25から出力され
た色振幅Aのデータが乗算器38,39に供給されてい
る。第1図示の実施例では、前記した加算器27からは
2Aのデータが出力されるから、それが演算回路28で
1/2にされて色振幅Aのデータとされ、その色振幅A
のデータが乗算器38,39に供給される。
前記した第1図乃至第3図示の実施例において、入力端
子19,20に供給されるそれぞれの色差信号における
各水平帰線消去期間中の特定な部分にカラーバースト信
号のデータを含ませておくと、色差信号の各水平帰線消
去期間中の特定な部分と対応して演算回路22からはカ
ラーバースト信号の位相データを出力させることができ
る。
次に、第7図は第1図乃至第3図を参照して既述した色
振幅Aのデータの発生手段と色位相θのデータの発生手
段とは異なる構成の色振幅Aのデータの発生手段と色位
相θのデータの発生手段とを示しているブロック図であ
って、この第7図において19は直交する2つの色差軸
で搬送色信号(振幅がA、位相がθ)が色復調されたと
したときに得られるべき2つの色差信号と同様な信号形
態を有している2つの色差信号の内の一方の色差信号
(以下の設例においては、赤の色差信号R−Y信号=As
inθであるとされている)のデジタルデータの入力端子
であり、また、20は前記した直交する2つの色差軸で
搬送色信号が色復調されたとしたときに得られるべき2
つの色差信号と同様な信号形態を有する2つの色差信号
の内の他方の色差信号(以下の設例においては、青の色
差信号B−Y信号=Acosθであるとされている)のデジ
タルデータの入力端子である。なお、以下の説明におい
ては、入力端子19,20に供給されるデジタルデータ
が2の補数によるデータであるとされている。
前記した入力端子19,20にそれぞれ供給されている
色差信号のデジタルデータにおける少なくとも一方の色
差信号の水平帰線消去期間中の特定な位置には、カラー
バースト信号のデジタルデータが存在しているものとな
されている。
また、21,22,25,26,55は演算回路、2
7,46は加算器、42,43は絶対値回路、44は極
性反転回路、45,51〜53,56は切換スイッチ、
47,48は信号発生回路、49,50は論理0値の検
出回路、54はオア回路である。
この第7図において入力端子19に供給されたR−Y信
号のデジタルデータの符号化ビットは絶対値回路42と
信号発生回路47,48とに供給され、また入力端子2
0に供給されたB−Y信号のデジタルデータの符号化ビ
ットは絶対値回路43と信号発生回路47,48とに供
給されている。
前記した絶対値回路42からの出力データAsinθが被除
数信号として供給されている演算回路21では、絶対値
回路43からの出力データAcosθを除数信号として演算
を行って得たtanθのデータを演算回路22に与える。
前記した演算回路22では、それに供給されたtanθの
データから色位相θと対応するデータを出力して、それ
を切換スイッチ47の固定接点Lと極性反転回路44と
に供給する。前記の極性反転回路44では、それに供給
された色位相θのデータを−θのデータとして、前記し
た切換スイッチ45の固定接点Hに供給する。
前記した切換スイッチ45の可動接点vは、信号発生回
路47から出力された切換制御信号によって固定接点L
と固定接点Hとの何れかに切換えられるのであるが、そ
の切換えの態様は第8図中の「スイッチ45への制御出
力」の欄に記載されている制御出力がローレベルの状態
Lのときには切換スイッチ45の可動接点vが固定接点
L側に切換られた状態となされ、また、第8図中の「ス
イッチ45への制御出力」の欄に記載されている制御出
力がハイレベルの状態Hのときには切換スイッチ45の
可動接点vが固定接点H側に切換えられた状態となされ
るのである。
前記した信号発生回路47は、それに対して入力端子1
9から供給されているR−Y信号のデジタルデータにお
ける符号ビットのハイレベルの状態Hとローレベルの状
態Lと、それに対して入力端子20から供給されている
B−Y信号のデジタルデータにおける符号ビットのハイ
レベルの状態Hとローレベルの状態Lとの組合わせに応
じて、前記した第8図中の「スイッチ45への制御出
力」の欄に記載されているような制御出力を切換スイッ
チ45に切換制御信号として供給できるようになされて
いる。
なお、第8図中の「加算器46への出力」の欄に記載さ
れている位相角0゜,180゜は、前記した信号発生回
路47に対して入力端子19から供給されているR−Y
信号のデジタルデータにおける符号ビットのハイレベル
の状態Hとローレベルの状態Lと、それに対して入力端
子20から供給されているB−Y信号のデジタルデータ
における符号ビットのハイレベルの状態Hとローレベル
の状態Lとの組合わせに応じて、後述されている加算器
46に対して供給されるべき信号の位相を示している。
前記した演算回路22から出力された色位相θのデータ
を、前述した極性反転回路44と切換スイッチ45と信
号発生回路47と、後述されている加算器46と切換ス
イッチ51と信号発生回路48と、論理0値の検出回路
49,50などによって構成されている信号処理回路に
よって所定の信号処理を施してから出力させているの
は、演算回路22に入力されるtanθのデータにおける
θは0゜から360゜までの角度を示すのに、演算回路
22はそれに入力されるtanθのデータにおけるθが0
゜から90゜までの角度についてだけ演算が可能であ
る、ということに基づいている。
すなわち、演算回路22から出力された色位相θのデー
タは、前述した極性反転回路44と切換スイッチ45と
信号発生回路47と、後述されている加算器46と切換
スイッチ51と信号発生回路48と、論理0値の検出回
路49,50などによって構成されている信号処理回路
によって、演算回路22に入力されたtanθのデータが
θが0゜から90゜までの角度の場合には、演算回路2
2から出力された色位相θのデータがそのまま色位相の
データとして出力されるように、また、演算回路22に
入力されたtanθのデータがθが90゜から180゜ま
での角度の場合には、演算回路22から出力された色位
相θのデータが180゜−θのデータとされて色位相の
データとして出力されるように、さらに、演算回路22
に入力されたtanθのデータがθが180゜から270
゜までの角度の場合には、演算回路22から出力された
色位相θのデータが180゜+θのデータとされて色位
相のデータとして出力されるように、さらにまた、演算
回路22に入力されたtanθのデータがθが270゜か
ら360゜までの角度の場合には、演算回路22から出
力された色位相θのデータが−θのデータとされて色位
相のデータとして出力されるようにしているのである。
前記した演算回路22からの出力された色位相θのデー
タは、前記した信号発生回路47から第8図における
「スイッチ46への制御出力」の欄に示されているよう
な切換制御信号によって可動接点vが切換えられている
切換スイッチ45を介して、色位相θのデータ、または
色位相−θのデータとして加算器46に供給される。
加算器46には信号発生回路47から第8図における
「加算器46への出力」の欄に示されているような位相
のデータが供給されているから、前記の加算器46から
は、それに供給された2つのデータの和のデータが出力
されて切換スイッチ51の固定接点に与えられる。
また、前記した切換スイッチ51の固定接点には位相
0゜のデータが供給され、固定接点には位相90゜の
データが供給され、固定接点には位相180゜のデー
タが供給され、固定接点には位相270゜のデータが
供給されている。
前記した絶対値回路42からの出力データが供給されて
いる論理0値の検出回路49と、絶対値回路43からの
出力データが供給されている論理0の検出回路50と
は、それに入力されたデジタルデータの値が論理0値の
場合に、ハイレベルの状態の出力を信号発生回路48に
供給する。
また、前記した信号発生回路48には、入力端子19に
供給されているR−Y信号の符号ビット及び入力端子2
0に供給されているB−Y信号の符号ビットも供給され
ており、この信号発生回路48は、それに供給された前
記した4つのデータの組合わせによって、第9図におけ
る出力の欄に示されている出力〜が切換スイッチ5
1から出力されうるように切換スイッチ51の可動接点
vを切換える切換制御信号を発生する。
なお、第9図中に示されているHはハイレベルの状態の
信号、Lはローレベルの状態の信号、Xは任意のレベル
の信号を示している。
そして、前記した切換スイッチ51の可動接点から出力
されるデータは、色位相θのデータとして出力されるの
である。
前記した切換スイッチ51の可動接点から出力された色
位相θのデータは、演算回路23,24にも供給されて
いるから、前記の演算回路23からは絶対値がsinθの
データが演算回路25に除数信号として供給され、ま
た、前記の演算回路24からは絶対値がcosθのデータ
が演算回路26に除数信号として供給される。
前記した演算回路25には、既述した絶対値回路42か
らR−Y信号のデジタルデータが被除数として供給され
ているから、演算回路25におけるAsinθ/sinθの演
算によって演算回路25からは色振幅Aのデータが出力
されて切換スイッチ52の固定接点Lに与えられる。
また、前記した演算回路26には、既述した絶対値回路
43からB−Y信号のデジタルデータが被除数として供
給されているから、演算回路26におけるAcosθ/cos
θの演算によって演算回路26からは色振幅Aのデータ
が出力されて切換スイッチ53の固定接点Lに与えられ
る。
前記した各切換スイッチ52,53の固定接点Hには、
0と対応するデータが供給されている。そして、前記し
た切換スイッチ52の可動接点vは、論理0値の検出回
路49の出力データによって切換状態が制御され、ま
た、前記した切換スイッチ53の可動接点vは、論理0
値の検出回路50の出力データによって切換状態が制御
されている。
なお、前記した論理0値の検出回路49,50の出力デ
ータはオア回路54を介して、後述されている切換スイ
ッチ56の可動接点vの切換制御にも用いられている。
前記した切換スイッチ52の可動接点vから出力される
色振幅Aのデータは加算器27によって加算された後
に、切換スイッチ56の固定接点Lに供給されるととも
に、演算回路55にも供給されており、前記した演算回
路55によって2倍にされた色振幅2Aのデータは、前
記した切換スイッチ56の固定接点Hに供給されてい
る。
それで、切換スイッチ56の可動接点vからは、色振幅
2Aのデータが出力される。
第1図乃至第3図及び第7図示の各実施例におけるバー
ストゲート回路29では、入力端子19,20に供給さ
れている色差信号の水平帰線消去期間中の一部の特定の
期間に存在していたカラーバースト信号について、前記
した演算回路22から出力された色位相θ′のデータを
抽出する。
前記した演算回路22から出力された色位相のデータが
供給される第1図乃至第3図示の実施例に示されている
バーストゲート回路29としては例えばラッチ回路を用
いることができ、バーストゲート回路29として用いら
れているラッチ回路29に対して、色差信号の水平帰線
消去期間中に存在しているカラーバースト信号期間の中
間の時間位置でバーストゲートパルスを与えると、バー
ストゲート回路29からは前記したバーストゲートの時
間位置でラッチされた色位相のデータ、すなわち、色差
信号における水平帰線消去期間中に存在しているカラー
バースト信号の位相θ′のデータが、次にバーストゲー
トパルスがバーストゲート回路29に与えられるまでの
1水平走査期間にわたって出力され続けることになる。
ところで、カラーテレビジョン技術において周知のよう
に、色副搬送波をI,Q信号や2つの色差信号によって
所謂直角2相変調して得られる搬送色信号から色信号を
復調するためには、色同期のための信号が必要とされ、
それは例えばカラーバースト信号として水平帰線消去期
間中に挿入して伝送するようにされているが、前記のカ
ラーバースト信号は、搬送色信号と一体的に生成されて
搬送色信号と共に伝されるものではなく、前記した搬送
色信号における基準位相を有する信号をバースト状にし
て複合カラー映像信号における水平帰線消去期間中(例
えば水平同期信号のバックポーチ)に、別途挿入して伝
送している。
また、前記した搬送色信号を色復調して得た色差信号に
は、カラーバースト信号が付いていることはないのであ
り、前述のように入力端子19,20に供給されている
色差信号の水平帰線消去期間中の一部の特定の期間にカ
ラーバースト信号が存在している状態の信号というもの
は、色差信号における水平帰線消去期間中の一部の特定
の期間に、特別に位相基準としてカラーバースト信号を
挿入してあるということを意味している。
前記のようにカラーバースト信号は、搬送色信号の位相
基準として用いられている信号であり、カラーバースト
信号の位相の変化状態により伝送系の状態を知ることも
従来から行なわれている。
そして本発明の色信号処理回路では、前記したバースト
ゲート回路29から出力されたカラーバースト信号の位
相θ′のデータが、例えば前段回路中に設けられている
APC回路のAPC動作によって色差信号中に発生した
残留位相誤差と対応する残留位相誤差を有しているデー
タであることを利用して、前記したバーストゲート回路
29から出力されてカラーバースト信号の位相θ′のデ
ータを減算器30に被減数信号として供給し、前記の減
算器30で予め定められた角度(設例では180゜)だ
け減算することにより、前記した予め定められた角度
(設例では180゜)の信号を基準として、どれだけの
位相のずれが生じたかを前記した減算器30の出力から
得るようにしている。
すなわち、前記した減算器30から得られる出力は、例
えば前段回路中に設けられているAPC回路のAPC動
作によって色差信号中に発生した残留位相誤差と対応す
る小さな数値の位相ずれ量信号Δθとなっているから、
後続する信号処理回路で行われる演算が小な数値で簡単
に行われることはいうまでもない。
前記の減算器30から出力されたカラーバースト信号の
残留位相誤差と対応する位相ずれ量信号のデータは、減
算器31,33に被減数信号として供給される。すなわ
ち、前記した減算器30から出力されたカラーバースト
信号の残留位相誤差と対応する位相ずれ量信号のデータ
中は、カラーバースト信号中に雑音が混入している状態
のデータであるから、それを減算器31,33及び帰還
係数回路32ならびにフレーム(またはフイール)メモ
リ34によって構成されている周知の巡回型の雑音軽減
回路(ノイズリデュサ)によって雑音の無い状態のカラ
ーバースト信号の残留位相誤差を表わす位相ずれ量のデ
ジタルデータΔθを減算器35に与えることができるよ
うにしている。
第4図及び第5図は前記した位相ずれ量データの発生回
路の動作を説明するための図で、第4図はヘッドたたき
による影響が再生色信号中に生じていない場合における
位相ずれ量データの発生回路中の各部におけるデータを
視覚的に理解できるように例示した図であり、また、第
5図はヘッドたたきによる影響が再生色信号中に生じて
いる場合における位相ずれ量データの発生回路中の各部
におけるデータを視覚的に理解できるように例示した図
である。
第4図及び第5図における各(a)は減算器30から減算
器31,33に供給されている各1水平走査期間毎のカ
ラーバースト信号の位相θ′が有するカラーバースト信
号の残留位相誤差を表わす位相ずれ量のデジタルデータ
Δθのデータを示しており、また、第4図及び第5図に
おける各(b)は減算器33から減算器35に供給されて
いる各1水平走査期間毎のカラーバースト信号の雑音が
除去された状態のカラーバースト信号の残留位相誤差を
表わす位相ずれ量のデジタルデータΔθのデータΔθを
示している。
前記した各1水平走査期間毎のカラーバースト信号の位
相ずれ量と対応する位相ずれ量のデジタルデータΔθ
は、相次ぐフレーム(あるいはフィールド)間における
相関の無い情報成分(雑音)が除去されたカラーバース
ト信号の位相のデータであり、これは前段回路中に設け
られているAPC回路のAPC動作によって各1水平走
査期間毎のカラーバースト信号に生じた残留位相誤差を
表わす位相ずれ量のデジタルデータΔθになっている。
したがって、前記した各1水平走査期間毎のカラーバー
スト信号に生じた残留位相誤差を表わす位相ずれ量のデ
ジタルデータΔθが減数信号として供給されている減算
器35では、既述した演算回路22から出力された各1
水平走査期間毎の色差信号の位相及びカラーバースト信
号の位相から、前記した各1水平走査期間毎のカラーバ
ースト信号に生じた残留位相誤差を表わす位相ずれ量の
デジタルデータΔθを差引いて、前段回路中に設けられ
ているAPC回路のAPC動作によって色差信号及びカ
ラーバースト信号に含まれている残留位相誤差が除去さ
れた色位相のデジタルデータ(θ−Δθ),(θ′−Δ
θ)を出力して演算回路36,37に供給する。
第4図及び第5図における各(c)は減算器35から出力
されたカラーバースト信号の色位相のデジタルデータ
(θ′−Δθ)を示している。
前記の演算回路36では、それに供給された色位相のデ
ジタルデータ、すなわち、色差信号期間における色位相
のデジタルデータ(θ−Δθ)、とカラーバースト期間
における色位相のデジタルデータ(θ′−Δθ)とに基
づいて、色差信号期間に発生させたsin(θ−Δθ)の
色位相データを乗算器38に供給し、また、カラーバー
スト期間に発生させたsin(θ′−Δθ)の色位相デー
タを乗算器38に供給する。
また、前記の演算回路37では、それに供給された色位
相デジタルデータ、すなわち、色差信号期間における色
位相のデジタルデータ(θ−Δθ)と、カラーバースト
期間における色位相のデジタルデータ(θ′−Δθ)と
に基づいて、色差信号期間に発生させたcos(θ−Δ
θ)の色位相データを乗算器39に供給し、また、カラ
ーバースト期間に発生させたcos(θ′−Δθ)の色位
相データを乗算器39に供給する。
前記した乗算器38,39には、既述のように色振幅A
のデジタルデータが供給されているから、乗算器38か
らは前段回路中に設けられているAPC回路のAPC動
作によってカラーバースト信号に含まれている残留位相
誤差が除去された状態の色差信号R−Y信号が出力端子
40に出力され、また、乗算器39からは前段回路中に
設けられているAPC回路のAPC動作によって色信号
中に含まれている残留位相誤差が除去された状態の色差
信号B−Y信号が出力端子41に出力される。
第6図は既述のようにフレーム(またはフィールド)メ
モリ34と乗算器31,33及び帰還係数回路32とを
用いて構成されている周知の巡回型の雑音軽減回路(ノ
イズリデューサ)と同様な構成形態のものとして構成さ
れている残留位相誤差のS/Nを改善する回路における
帰還係数回路32の入出力特性を例示している図であ
り、図中における45゜に傾斜している点線図示の直線
は帰還率が100%の場合の特性を参考のために示した
ものである。
前記した残留位相誤差のS/Nを改善する回路では、そ
れに供給されるデータが相次ぐフレーム(またはフィー
ルド)で高い相関を有しているから帰還係数回路32の
帰還率としては、第6図中に実線で示す直線のようにが
90%程度というように高い帰還率とが採用されてもよ
い。
なお、これまでに既述した実施例では2つの色差信号と
して、R−Y信号とB−Y信号とを例示した説明を行な
って来たが、直交する2つの色差軸で搬送色信号が色復
調されたとしたときに得られるべき2つの色差信号であ
れば、本発明の信号処理回路の特徴とする色振幅信号と
色位相信号とに変換して所定の信号処理を施すことがで
きるから、前記した2つの色差信号としては、前記した
R−Y信号とB−Y信号とに限られるものではないこと
は勿論である。
また、本発明の信号処理回路は、従来技術についての記
述中で明らかにしたようなAPC回路で生じる不都合な
点を改善するためのものであるから、2つの色差信号の
元になる搬送色信号としては、所謂直角2相変調形式の
信号による搬送色信号であればどのような信号であって
もよい。
なお、図1に示してある信号処理回路では、色振幅信号
を加算器27や演算回路28によって信号処理してお
り、また、図2に示してある信号処理回路では、除算器
26から出力された色振幅信号が直接に乗算器38に供
給している。また、各実施例に示されている本発明の信
号処理回路において色位相信号は、その特定な位相を有
する信号を生成のための信号処理に用いられているが、
本発明の信号処理回路は、色振幅信号や色位相信号を用
いて、良好な状態の搬送色信号や低域変換搬送色信号な
どを生成するために有効に使用できる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明は直交する2つの色差軸で搬送色信号が色復調された
としたときに得られるべき2つの色差信号を、前記した
搬送色信号の振幅に対応する色振幅信号と前記した搬送
色信号の位相に対応する色位相信号とに変換する色振
幅,色位相の変換手段と、前記した色振幅信号と色位相
信号とのうちで少なくとも前記した色位相信号に対して
信号処理を施す手段とを備えているので、搬送色信号の
位相を、それの振幅とは独立して処理することができる
ため、例えばAPC回路のAPC動作によって、搬送色
信号中に含まれていた残留位相誤差を、搬送色信号の振
幅を変更することなく容易に除去することができるとい
う効果が得られ、また、本発明は直交する2つの色差軸
で搬送色信号が色復調されたとしたときに得られるべき
2つの色差信号の振幅に対応する色振幅信号と、前記し
た搬送色信号の位相に対応する色位相信号とに変換する
色振幅,色位相の変換手段と、色同期信号と対応して前
記の色振幅,色位相の変換手段から出力された色位相信
号の残留位相誤差を表わす位相ずれ量信号を発生する位
相ずれ量信号の発生手段と、前記した色振幅,色位相の
変換手段から出力された色位相信号を被減数とし、前記
した位相ずれ量データの発生手段から出力された色位相
信号の残留位相誤差を表わす位相ずれ量信号を減数とし
て演算する減算手段と、前記した色振幅信号と前記した
減算手段から出力された色位相信号とに基づいて2つの
色差信号を生成させる手段とからなる色信号処理回路で
あるから、APC回路のAPC動作によって搬送色信号
中に含まれている残留位相誤差が除去された状態の色差
信号を容易に得ることもできるのであって、本発明の色
信号処理回路によれば既述した問題点は良好に解決でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の色信号処理回路のそれぞれ
異なる実施例のブロック図であり、また、第4図及び第
5図は動作説明用の信号の状態図、第6図は帰還係数回
路の特性例図、第7図は色振幅信号及び色位相信号の発
生回路の構成を示すブロック図、第8図及び第9図は第
7図に示す色振幅信号及び色位相信号の発生回路の動作
を説明するための図、第10図は自動位相制御回路の一
例構成を示すブロック図である。 1……再生色信号(再生低域変換搬送色信号)の入力端
子、2……色信号の信号レベルを所定の値に自動調節す
る自動彩度調整回路、3,9……周波数変換回路、4,
10……帯域通過濾波器、5……1/2バースト回路、
6……1H遅延線、7……カラーキラー回路、8……A
FC回路、11……可変水晶発振回路、12……基準の
水晶発振回路、13,16……位相比較回路、14,2
9……バーストゲート回路、15……カラーキラー検波
回路、18,27,46……加算器、19,20……2
つの色差軸でカラーバースト信号を含む搬送色信号が色
復調されたとしたときに得られるべき2つの色差信号と
同様な信号形態を有する2つの色差信号の内の各一方の
色差信号のデジタルデータの入力端子、21,25,2
6……除算器、30,31,33,35……減算器、3
2……帰還係数回路、38,39……乗算器、34……
フレームメモリ(またはフィールドメモリ)、22〜2
4,28,36,37,55……演算回路、40,41
……出力端子、42,43……絶対値回路、44……極
性反転回路、45,51,52,53,56……切換ス
イッチ、47,48……信号発生回路、49,50……
論理0値の検出回路、54……オア回路、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直交する2つの色差軸で搬送色信号が色復
    調されたとしたときに得られるべき2つの色差信号を、
    前記した搬送色信号の振幅に対応する色振幅信号と前記
    した搬送色信号の位相に対応する色位相信号とに変換し
    て出力する色振幅,色位相の変換手段と、前記の色振
    幅,色位相の変換手段から色同期信号に対応して出力さ
    れた色位相信号における残留位相誤差を表わす位相ずれ
    量信号を発生して出力する位相ずれ量信号の発生手段
    と、前記した色位相信号を被減数とし、前記した位相ず
    れ量信号を減数として演算する減算手段と、前記した色
    振幅信号と前記した減算手段から出力された色位相信号
    とに基づいて2つの色差信号を生成させる手段とからな
    る色信号処理回路
  2. 【請求項2】直交する2つの色差軸で搬送色信号が色復
    調されたとしたときに得られるべき2つの色差信号のデ
    ジタルデータを前記した搬送色信号の振幅に対応する色
    振幅のデジタルデータと前記した搬送色信号の位相に対
    応する色位相のデジタルデータとに変換する色振幅,色
    位相のデータ変換手段と、前記した色振幅,色位相のデ
    ータ変換手段によってカラーバースト信号の位相につい
    てのデジタルデータを得る手段と、前記の色振幅,色位
    相のデータ変換手段から出力されたカラーバースト信号
    のデジタルデータについて、残留位相誤差を表わす位相
    ずれ量のデジタルデータを発生する位相ずれ量データの
    発生手段と、前記した色振幅,色位相のデータ変換手段
    から出力された色位相のデジタルデータを被減数とし、
    前記した位相ずれ量データの発生手段から出力された位
    相ずれ量データを減数として演算する減算手段と、前記
    した色振幅のデジタルデータと前記した減算手段から出
    力された色位相のデジタルデータとに基づいて2つの色
    差信号を生成させる手段とからなる色信号処理回路
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