JPH06447A - カラークリヤー塗装の補修方法 - Google Patents
カラークリヤー塗装の補修方法Info
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- JPH06447A JPH06447A JP15941592A JP15941592A JPH06447A JP H06447 A JPH06447 A JP H06447A JP 15941592 A JP15941592 A JP 15941592A JP 15941592 A JP15941592 A JP 15941592A JP H06447 A JPH06447 A JP H06447A
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- JP
- Japan
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- color
- clear
- coating
- coat
- color clear
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 微粒化着色顔料を含有する着色クリヤートッ
プコート及び光輝顔料を含有するベースコートから成る
上塗りカラークリヤー塗装の補修部と未補修部(オリジ
ナル部)との色合せができるカラークリヤー塗装の補修
方法を得る。 【構成】 カラークリヤー塗装の補修部分の中塗り塗装
3の面を露出させ、清浄にした後、ベースコート補修部
6にベースコートを塗布し、ニゴリクリヤー補修部7に
ベースコート塗料とカラークリヤー塗料を1:4〜1:
15の割合で調合したニゴリクリヤーコートを塗布し、さ
らにカラークリヤー補修部8にカラークリヤーを塗布し
て仕上げる。
プコート及び光輝顔料を含有するベースコートから成る
上塗りカラークリヤー塗装の補修部と未補修部(オリジ
ナル部)との色合せができるカラークリヤー塗装の補修
方法を得る。 【構成】 カラークリヤー塗装の補修部分の中塗り塗装
3の面を露出させ、清浄にした後、ベースコート補修部
6にベースコートを塗布し、ニゴリクリヤー補修部7に
ベースコート塗料とカラークリヤー塗料を1:4〜1:
15の割合で調合したニゴリクリヤーコートを塗布し、さ
らにカラークリヤー補修部8にカラークリヤーを塗布し
て仕上げる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラークリヤー塗装
の補修方法に関する。
の補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の塗装の補修方法としては、例えば
図2に示すように、鋼板1の表面に、電着塗装2、中塗
り塗装3が塗布されこの上にベースコート4とクリヤー
コート5がら成る上塗り塗装が施されている塗装鋼板の
上塗り塗装を補修する場合、先ずベースコート4とクリ
ヤーコート9から成る上塗り塗装のオリジナル部Aに隣
接する補修部Bの中塗り塗装面を露出させ、清浄にした
後、ベースコート補修部6としてベースコートを塗装
し、クリヤーコート補修部10としてクリヤーコートを塗
装する。その後、水研を行ない、さらにクリヤー塗装を
行ない、乾燥させる。仕上げとして、水研及び磨きを行
なう。
図2に示すように、鋼板1の表面に、電着塗装2、中塗
り塗装3が塗布されこの上にベースコート4とクリヤー
コート5がら成る上塗り塗装が施されている塗装鋼板の
上塗り塗装を補修する場合、先ずベースコート4とクリ
ヤーコート9から成る上塗り塗装のオリジナル部Aに隣
接する補修部Bの中塗り塗装面を露出させ、清浄にした
後、ベースコート補修部6としてベースコートを塗装
し、クリヤーコート補修部10としてクリヤーコートを塗
装する。その後、水研を行ない、さらにクリヤー塗装を
行ない、乾燥させる。仕上げとして、水研及び磨きを行
なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の上塗り塗装の補修方法にあっては、上塗り塗
膜構成は、着色ベースコートと透明クリヤーコートで構
成されていたが、カラークリヤー塗装の場合には、塗装
が着色ベースコートと着色クリヤーで構成されるため、
ベースコート塗布時の色味と、カラークリヤー塗装完了
時の色味が異なる。従って、従来技術の補修方法で行な
うと、塗装の厚さにより色味が大幅に変わってしまい、
未補修部(オリジナル部)と補修部で色があわない。ま
た、カラークリヤー塗装のもつ透明感がなくなり、商品
性が劣るという問題点があった。
うな従来の上塗り塗装の補修方法にあっては、上塗り塗
膜構成は、着色ベースコートと透明クリヤーコートで構
成されていたが、カラークリヤー塗装の場合には、塗装
が着色ベースコートと着色クリヤーで構成されるため、
ベースコート塗布時の色味と、カラークリヤー塗装完了
時の色味が異なる。従って、従来技術の補修方法で行な
うと、塗装の厚さにより色味が大幅に変わってしまい、
未補修部(オリジナル部)と補修部で色があわない。ま
た、カラークリヤー塗装のもつ透明感がなくなり、商品
性が劣るという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来の問題点に着目してなされたもので、ベースコート
塗装とカラークリヤー塗装の間に、ベースコート塗料と
カラークリヤー塗料を規定割合で調合した、ニゴリクリ
ヤーコートの塗布を行なうことにより、上記問題点を解
決したものである。
従来の問題点に着目してなされたもので、ベースコート
塗装とカラークリヤー塗装の間に、ベースコート塗料と
カラークリヤー塗料を規定割合で調合した、ニゴリクリ
ヤーコートの塗布を行なうことにより、上記問題点を解
決したものである。
【0005】従って、この発明のカラークリヤー塗装の
補修方法は、微粒化着色顔料を含有する着色クリヤート
ップコート及び光輝顔料を含有するベースコートからな
る上塗りカラークリヤー塗装を補修するに当り、補修部
分の中塗り塗装面を露出させ、清浄にした後、上塗りベ
ースコートを塗布し、次いでベースコート塗料とカラー
クリヤー塗料を1:4〜1:15の割合で調合した、ニゴ
リクリヤーコートを塗布し、さらに、カラークリヤーに
よって仕上げることを特徴とする。
補修方法は、微粒化着色顔料を含有する着色クリヤート
ップコート及び光輝顔料を含有するベースコートからな
る上塗りカラークリヤー塗装を補修するに当り、補修部
分の中塗り塗装面を露出させ、清浄にした後、上塗りベ
ースコートを塗布し、次いでベースコート塗料とカラー
クリヤー塗料を1:4〜1:15の割合で調合した、ニゴ
リクリヤーコートを塗布し、さらに、カラークリヤーに
よって仕上げることを特徴とする。
【0006】
【作用】次に作用を説明する。従来技術と同様な方法
で、ベースコートとカラークリヤーコートを塗装する
と、ベースコート中の光輝顔料例えばアルミニウム等の
光の反射が、カラークリヤーの膜厚の薄い周辺ボカシ部
の方が強くなり、周辺ボカシ部のギラギラ感が生じる。
で、ベースコートとカラークリヤーコートを塗装する
と、ベースコート中の光輝顔料例えばアルミニウム等の
光の反射が、カラークリヤーの膜厚の薄い周辺ボカシ部
の方が強くなり、周辺ボカシ部のギラギラ感が生じる。
【0007】また、この発明においては、カラークリヤ
ー塗装の補修部分の中塗り塗装面を露出させ清浄にした
後、上塗りベースコートを塗布し、次いでベースコート
塗料とカラークリヤー塗料を1:4〜1:15の割合で調
合して成るニゴリクリヤーコートを塗布し、さらに、カ
ラークリヤーコートによって仕上げるが、ニゴリクリヤ
ーの調整において、ベースコート塗料の割合が上記範囲
より多いと光輝感および透明感が不足し、ソリッド塗装
のようになる。一方、ベースコート塗料の割合が上記範
囲より少ないと、光輝感が強くなり、補修部周辺ボカシ
部の光輝感が強くなってしまう。
ー塗装の補修部分の中塗り塗装面を露出させ清浄にした
後、上塗りベースコートを塗布し、次いでベースコート
塗料とカラークリヤー塗料を1:4〜1:15の割合で調
合して成るニゴリクリヤーコートを塗布し、さらに、カ
ラークリヤーコートによって仕上げるが、ニゴリクリヤ
ーの調整において、ベースコート塗料の割合が上記範囲
より多いと光輝感および透明感が不足し、ソリッド塗装
のようになる。一方、ベースコート塗料の割合が上記範
囲より少ないと、光輝感が強くなり、補修部周辺ボカシ
部の光輝感が強くなってしまう。
【0008】この発明の好適例においては、着色クリヤ
ートップコートは、光透過率が波長400 nm〜700 nmの波
長範囲において、膜厚30μm のフィルムの透過率を測定
した際の平均透過率で表わして30%〜90%の範囲であ
り、ベースコート塗膜の明度がL値で表わして30以下で
ある。
ートップコートは、光透過率が波長400 nm〜700 nmの波
長範囲において、膜厚30μm のフィルムの透過率を測定
した際の平均透過率で表わして30%〜90%の範囲であ
り、ベースコート塗膜の明度がL値で表わして30以下で
ある。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り説明する。図1はこの発明の一実施例を示す図であ
る。図示するように、鋼板1の表面に電着塗装2、中塗
り塗装3が塗布され、この上にベースコート4とカラー
クリヤーコート5から成る上塗りカラークリヤー塗装が
施された塗装鋼板のカラークリヤー塗装を補修する場合
には、ベースコート4とカラークリヤーコート5から成
るオリジナル部Aに隣接する補修部Bの中塗り塗装面ま
で研ぎ出しを行なった上塗り塗装補修部Bに、まず上塗
りベースコート補修部6としてベースコートを塗装した
後、この上にベースコート塗料対カラークリヤー塗料を
1:4〜1:15の割合で、調合したニゴリクリヤー塗料
をニゴリクリヤー補修部7として塗装する。セッティン
グを15〜20分行なった後、カラークリヤー補修部8とし
てカラークリヤー塗装を行なう。さらに、カラークリヤ
ー塗料を用いてボカシを行ない、60℃で30分強制乾燥さ
せる。最後に、# 2000 ペーパーを用いて水研を行な
い、ゴミ取りを行なった後、超微粒子コンパウンドを用
いてツヤ出しを行なう。このようにすることにより上塗
りカラークリヤー塗装のオリジナル部Aと補修部Bとの
色合せができる。
り説明する。図1はこの発明の一実施例を示す図であ
る。図示するように、鋼板1の表面に電着塗装2、中塗
り塗装3が塗布され、この上にベースコート4とカラー
クリヤーコート5から成る上塗りカラークリヤー塗装が
施された塗装鋼板のカラークリヤー塗装を補修する場合
には、ベースコート4とカラークリヤーコート5から成
るオリジナル部Aに隣接する補修部Bの中塗り塗装面ま
で研ぎ出しを行なった上塗り塗装補修部Bに、まず上塗
りベースコート補修部6としてベースコートを塗装した
後、この上にベースコート塗料対カラークリヤー塗料を
1:4〜1:15の割合で、調合したニゴリクリヤー塗料
をニゴリクリヤー補修部7として塗装する。セッティン
グを15〜20分行なった後、カラークリヤー補修部8とし
てカラークリヤー塗装を行なう。さらに、カラークリヤ
ー塗料を用いてボカシを行ない、60℃で30分強制乾燥さ
せる。最後に、# 2000 ペーパーを用いて水研を行な
い、ゴミ取りを行なった後、超微粒子コンパウンドを用
いてツヤ出しを行なう。このようにすることにより上塗
りカラークリヤー塗装のオリジナル部Aと補修部Bとの
色合せができる。
【0010】実施例1 (1) 中塗り塗装面まで露出した、補修部を#600ペーパー
で水研し、補修部周辺部分を No.852 コンパウンド(日
本アールエム(株)製)を用いて磨いた。 (2) クリーナー (No.834 プリクリーノ 日本アールエ
ム (株) 製) でクリーニングを行ない清浄にした。 (3) 調色を終了したカラーベース (SC−カラーベース
日本アールエム (株) 製) 100 重量部に対し、硬化剤
(SC-777 日本アールエム (株) 製)10 重量部、シンナ
ー (SC-レデューサー 日本アールエム (株) 製) 80重
量部の割合で、ベースコート用塗料を調整した。このベ
ースコート用塗料を用いて、W−88-H2 塗装ガンにて、
吐出量開度13/4 回転、パターン開度11/2 回転、手元
エアー圧1〜1.5 Kg/cm2 にて3回塗装した。 (4) カラークリヤー (SC−カラークリヤー 日本アール
エム (株) 製)100 重量部に対し、硬化剤 (SC-707.日
本アールエム (株) 製) 25重量部、カラーベース(SC−
カラーベース 日本アールエム (株) 製) 10重量部、シ
ンナー (SC−レデューサー 日本アールエム (株) 製)
25重量部の割合でニゴリクリヤーを調合した。このニゴ
リクリヤーを用いて、W-88-H2 塗装ガンにて、吐出量開
度13/4 回転、パターン開度11/2 回転、手元エアー圧
1.5 〜2.5 Kg/cm2 にて4〜5回塗装をし、全体の色調
の7〜8割の着色を行なった。 (5) セッティングを 20 ℃で15〜20分行なった。 (6) カラークリヤー (SC−カラークリヤー 日本アール
エム (株)製)100重量部に対し、硬化剤 (SC-707 日本
アールエム (株) 製) 25重量部、シンナー (SC−レデュ
ーサー 日本アールエム (株) 製) 20重量部の割合で、
カラークリヤー塗料を調整した。このカラークリヤー塗
料を用いて、W−88-H2 ガンにて、吐出量開度2回転、
パターン開度11/2 回転、手元エアー圧2.5 〜3 Kg/cm
2 で2回塗装をし、補修部周辺部と色調を合せながら、
肌を合わせた。 (7) (6) で調合したカラークリヤー塗料にシンナーを加
え、補修部周辺部に吹き付け、肌を調整した。 (8) セッティングを20℃で15〜20分行なった後、60℃で
30分強制乾燥させた。 (9) ゴミの付着や肌荒れ部は #2000ペーパーにて水研し
た。 次にコンパウンド荒目 (No. 848 A 日本アールエム
(株)製)にて肌を整え、コンパウンド細目(No.948 C
日本アールエム(株)製)にてツヤ出だしを行なっ
た。
で水研し、補修部周辺部分を No.852 コンパウンド(日
本アールエム(株)製)を用いて磨いた。 (2) クリーナー (No.834 プリクリーノ 日本アールエ
ム (株) 製) でクリーニングを行ない清浄にした。 (3) 調色を終了したカラーベース (SC−カラーベース
日本アールエム (株) 製) 100 重量部に対し、硬化剤
(SC-777 日本アールエム (株) 製)10 重量部、シンナ
ー (SC-レデューサー 日本アールエム (株) 製) 80重
量部の割合で、ベースコート用塗料を調整した。このベ
ースコート用塗料を用いて、W−88-H2 塗装ガンにて、
吐出量開度13/4 回転、パターン開度11/2 回転、手元
エアー圧1〜1.5 Kg/cm2 にて3回塗装した。 (4) カラークリヤー (SC−カラークリヤー 日本アール
エム (株) 製)100 重量部に対し、硬化剤 (SC-707.日
本アールエム (株) 製) 25重量部、カラーベース(SC−
カラーベース 日本アールエム (株) 製) 10重量部、シ
ンナー (SC−レデューサー 日本アールエム (株) 製)
25重量部の割合でニゴリクリヤーを調合した。このニゴ
リクリヤーを用いて、W-88-H2 塗装ガンにて、吐出量開
度13/4 回転、パターン開度11/2 回転、手元エアー圧
1.5 〜2.5 Kg/cm2 にて4〜5回塗装をし、全体の色調
の7〜8割の着色を行なった。 (5) セッティングを 20 ℃で15〜20分行なった。 (6) カラークリヤー (SC−カラークリヤー 日本アール
エム (株)製)100重量部に対し、硬化剤 (SC-707 日本
アールエム (株) 製) 25重量部、シンナー (SC−レデュ
ーサー 日本アールエム (株) 製) 20重量部の割合で、
カラークリヤー塗料を調整した。このカラークリヤー塗
料を用いて、W−88-H2 ガンにて、吐出量開度2回転、
パターン開度11/2 回転、手元エアー圧2.5 〜3 Kg/cm
2 で2回塗装をし、補修部周辺部と色調を合せながら、
肌を合わせた。 (7) (6) で調合したカラークリヤー塗料にシンナーを加
え、補修部周辺部に吹き付け、肌を調整した。 (8) セッティングを20℃で15〜20分行なった後、60℃で
30分強制乾燥させた。 (9) ゴミの付着や肌荒れ部は #2000ペーパーにて水研し
た。 次にコンパウンド荒目 (No. 848 A 日本アールエム
(株)製)にて肌を整え、コンパウンド細目(No.948 C
日本アールエム(株)製)にてツヤ出だしを行なっ
た。
【0011】実施例2 実施例1において、(4) でカラークリヤー (SCカラーク
リヤー)100重量部に対し、硬化剤 (SC-707)25 重量部、
カラーベース (SC−カラーベース)25 重量部、シンナー
(SC- レデューサー) 25重量部の割合でニゴリクリヤー
を調整した以外は同様にしてカラークリヤー塗装の補修
を行なった。
リヤー)100重量部に対し、硬化剤 (SC-707)25 重量部、
カラーベース (SC−カラーベース)25 重量部、シンナー
(SC- レデューサー) 25重量部の割合でニゴリクリヤー
を調整した以外は同様にしてカラークリヤー塗装の補修
を行なった。
【0012】実施例3 実施例1において、(4) でカラークリヤー (SCカラーク
リヤー) 150 重量部に対し、硬化剤 (SC−707)37.5重量
部、カラーベース (SC−カラーベース)10 重量部、シン
ナー(SC- レデューサー) 25重量部の割合でニゴリクリ
ヤーを調整した以外は同様にしてカラークリヤー塗装の
補修を行なった。
リヤー) 150 重量部に対し、硬化剤 (SC−707)37.5重量
部、カラーベース (SC−カラーベース)10 重量部、シン
ナー(SC- レデューサー) 25重量部の割合でニゴリクリ
ヤーを調整した以外は同様にしてカラークリヤー塗装の
補修を行なった。
【0013】比較例1 (1) 中塗り塗装面まで露出した、補修部を #600 ペーパ
ーで水研し、補修部周辺部分を No.852 コンパウンドを
用いて磨いた。 (2) クリーナー (No.834 プリクリーノ) でクリーニン
グを行ない清浄にした。 (3) 調色を終了したカラーベース (SC−カラーベース)1
00重量部に対し、硬化剤(SC-777) 10重量部、シンナー
(SC-レデューサー) 80重量部の割合で、ベースコート用
塗料を調整した。このベースコート用塗料を用いて、W
−88-H2 塗装ガンにて、吐出量開度13/4回転、パターン
開度11/2 回転、手元エアー圧1〜1.5 Kg/cm2 にて3
回塗装した。 (4) セッティングを 20 ℃で15〜20分行なった。 (5) カラークリヤー (SC- カラークリヤー) 100 重量部
に対し、硬化剤 (SC-707)25 重量部、シンナー (SC−レ
デューサー) 20重量部の割合で、カラークリヤー塗料を
調整した。このカラークリヤー塗料を用いて、W−88-H
2 ガンにて、吐出量開度2回転、パターン開度11/2 回
転、手元エアー圧2.5 〜3 Kg/cm2 で2回塗装をし、補
修部周辺部と色調を合せながら、肌を合わせた。 (6) (5) で調合したカラークリヤー塗料にシンナーを加
え、補修部周辺部に吹き付け、肌を調整した。 (7) セッティングを20℃で15〜20分行なった後、60℃で
30分強制乾燥させた。 (8) ゴミの付着や肌荒れ部は #2000ペーパーにて水研し
た。 次にコンパウンド荒目 (No. 848 A)にて肌を整え、コン
パウンド細目(No.948 C) にてツヤ出だしを行なった。
ーで水研し、補修部周辺部分を No.852 コンパウンドを
用いて磨いた。 (2) クリーナー (No.834 プリクリーノ) でクリーニン
グを行ない清浄にした。 (3) 調色を終了したカラーベース (SC−カラーベース)1
00重量部に対し、硬化剤(SC-777) 10重量部、シンナー
(SC-レデューサー) 80重量部の割合で、ベースコート用
塗料を調整した。このベースコート用塗料を用いて、W
−88-H2 塗装ガンにて、吐出量開度13/4回転、パターン
開度11/2 回転、手元エアー圧1〜1.5 Kg/cm2 にて3
回塗装した。 (4) セッティングを 20 ℃で15〜20分行なった。 (5) カラークリヤー (SC- カラークリヤー) 100 重量部
に対し、硬化剤 (SC-707)25 重量部、シンナー (SC−レ
デューサー) 20重量部の割合で、カラークリヤー塗料を
調整した。このカラークリヤー塗料を用いて、W−88-H
2 ガンにて、吐出量開度2回転、パターン開度11/2 回
転、手元エアー圧2.5 〜3 Kg/cm2 で2回塗装をし、補
修部周辺部と色調を合せながら、肌を合わせた。 (6) (5) で調合したカラークリヤー塗料にシンナーを加
え、補修部周辺部に吹き付け、肌を調整した。 (7) セッティングを20℃で15〜20分行なった後、60℃で
30分強制乾燥させた。 (8) ゴミの付着や肌荒れ部は #2000ペーパーにて水研し
た。 次にコンパウンド荒目 (No. 848 A)にて肌を整え、コン
パウンド細目(No.948 C) にてツヤ出だしを行なった。
【0014】比較例2 実施例1において、(4) でカラークリヤー (SC−カラー
クリヤー)100重量部に対し、硬化剤 (SC−707)25重量
部、カラーベース (SC−カラーベース)30 重量部、シン
ナー(SC-レデューサー) 25重量部の割合でニゴリクリヤ
ーを調整した以外は同様にしてカラークリヤー塗装の補
修を行なった。
クリヤー)100重量部に対し、硬化剤 (SC−707)25重量
部、カラーベース (SC−カラーベース)30 重量部、シン
ナー(SC-レデューサー) 25重量部の割合でニゴリクリヤ
ーを調整した以外は同様にしてカラークリヤー塗装の補
修を行なった。
【0015】比較例3 実施例1において、(4) でカラークリヤー (SC−カラー
クリヤー)160重量部に対し、硬化剤 (SC−707)40重量
部、カラーベース (SC−カラーベース)10 重量部、シン
ナー(SC-レデューサー) 25重量部の割合でニゴリクリヤ
ーを調整した以外は同様にしてカラークリヤー塗装の補
修を行なった。
クリヤー)160重量部に対し、硬化剤 (SC−707)40重量
部、カラーベース (SC−カラーベース)10 重量部、シン
ナー(SC-レデューサー) 25重量部の割合でニゴリクリヤ
ーを調整した以外は同様にしてカラークリヤー塗装の補
修を行なった。
【0016】上記実施例1〜3および比較例1〜3で得
られたカラークリヤー塗装の補修部の周辺との色合せに
ついて、ベースコートのギラギラ感、光輝感および総合
評価を目視により行い、得た結果をベースコート塗料、
ニゴリクリヤー塗料およびカラークリヤー塗料のそれぞ
れの配合成分の配合量と一緒に表1に示す。表中〇は結
果が良好であったことを示し、×は不良であったことを
示す。
られたカラークリヤー塗装の補修部の周辺との色合せに
ついて、ベースコートのギラギラ感、光輝感および総合
評価を目視により行い、得た結果をベースコート塗料、
ニゴリクリヤー塗料およびカラークリヤー塗料のそれぞ
れの配合成分の配合量と一緒に表1に示す。表中〇は結
果が良好であったことを示し、×は不良であったことを
示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、微粒化着色顔料を含有する着色クリヤートップコ
ートと光輝顔料を含有するベースコートからなるカラー
クリヤー塗装を補修するに当って、ベースコートとカラ
ークリヤートップコートとの間にベースコート塗料と、
カラークリヤー塗料を一定の割合で混合して成るニゴリ
クリヤーを塗布し、さらにカラークリヤーコートによっ
て仕上げる構成としたため、補修部と未補修部の色合せ
ができるという効果が得られる。
れば、微粒化着色顔料を含有する着色クリヤートップコ
ートと光輝顔料を含有するベースコートからなるカラー
クリヤー塗装を補修するに当って、ベースコートとカラ
ークリヤートップコートとの間にベースコート塗料と、
カラークリヤー塗料を一定の割合で混合して成るニゴリ
クリヤーを塗布し、さらにカラークリヤーコートによっ
て仕上げる構成としたため、補修部と未補修部の色合せ
ができるという効果が得られる。
【図1】この発明の塗装鋼板のカラークリヤー塗装の補
修方法を説明するための塗装鋼板の断面図である。
修方法を説明するための塗装鋼板の断面図である。
【図2】従来の塗装鋼板の上塗り塗装の補修方法を説明
するための塗装鋼板の断面図である。
するための塗装鋼板の断面図である。
1 鋼板 2 電着塗装 3 中塗り塗装 4 ベースコート 5 クリヤーコート 6 ベースコート補修部 7 ニゴリクリヤー補修部 8 カラークリヤー補修部 9 クリヤーコート 10 クリヤーコート補修部
Claims (1)
- 【請求項1】 微粒化着色顔料を含有する着色クリヤー
トップコート及び光輝顔料を含有するベースコートから
なる上塗りカラークリヤー塗装を補修するに当り、補修
部分の中塗り塗装面を露出させ、清浄にした後、上塗り
ベースコートを塗布し、次いでベースコート塗料とカラ
ークリヤー塗料を1:4〜1:15の割合で調合した、ニ
ゴリクリヤーコートを塗布し、さらに、カラークリヤー
によって仕上げることを特徴とするカラークリヤー塗装
の補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15941592A JPH06447A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | カラークリヤー塗装の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15941592A JPH06447A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | カラークリヤー塗装の補修方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06447A true JPH06447A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15693252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15941592A Pending JPH06447A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | カラークリヤー塗装の補修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06447A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1015481A (ja) * | 1996-07-02 | 1998-01-20 | Kansai Paint Co Ltd | 赤系塗色の補修塗装方法 |
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1992
- 1992-06-18 JP JP15941592A patent/JPH06447A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1015481A (ja) * | 1996-07-02 | 1998-01-20 | Kansai Paint Co Ltd | 赤系塗色の補修塗装方法 |
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