JP2002248424A - メタリック複合塗膜の補修方法 - Google Patents

メタリック複合塗膜の補修方法

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JP2002248424A
JP2002248424A JP2001052023A JP2001052023A JP2002248424A JP 2002248424 A JP2002248424 A JP 2002248424A JP 2001052023 A JP2001052023 A JP 2001052023A JP 2001052023 A JP2001052023 A JP 2001052023A JP 2002248424 A JP2002248424 A JP 2002248424A
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Norikuni Tabii
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光輝性顔料を含有する淡彩系メタリックベー
ス塗膜とクリヤー塗膜とから構成されるメタリック複合
塗膜における不具合を、より容易にかつ確実に補修する
ための方法を提供すること。 【解決手段】 (1)不具合部分のメタリック複合塗膜を
研磨し、(2)研磨された部分に、元のメタリックベース
塗料の組成に含まれている光輝性顔料と同一種類であっ
てかつそれよりも平均粒径の小さな光輝性顔料を配合さ
せること以外は元のメタリックベース塗料と同一組成で
調製された補修用塗料を塗装して補修用塗膜を形成し、
(3)該補修用塗膜上にメタリックベース塗料を塗装して
メタリックベース塗膜を形成し、さらにその上にクリヤ
ー塗料Bを塗装してクリヤー塗膜Bを形成し、そして
(4)未硬化の塗膜を全て同時に加熱硬化させることを含
む、メタリック複合塗膜の補修方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車車体および
その部品に形成されるメタリックベース塗膜/クリヤー
塗膜から成るメタリック複合塗膜に発生した不具合を補
修する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車車体や部品に形成されるメタリッ
ク複合塗膜は、金属光沢などの高い意匠性を付与する表
面仕上げ塗装である。このメタリック複合塗膜10は、通
常、図1に示すようにメタリックベース塗膜2とクリヤ
ー塗膜1から構成される。ここで、メタリックベース塗
膜2は、深み感や光輝感をだすためにアルミニウム顔料
やマイカ顔料等を含有し、得られる塗膜に均一な光輝感
が得られるように、静電塗装機を使用して塗装される。
メタリック複合塗膜に、塗装ムラや流れ、ゴミの付着に
よって塗膜表面の凹凸や色相差などの「不具合」(図1
中、符号50)が発生し、補修が必要となった場合は、そ
の要補修部分の塗膜をサンドペーパー等で研磨し、補修
用塗料を塗装することにより補修が行われている。補修
用塗料は、通常、手吹きエアースプレー塗装法により塗
装される。
【0003】一般に、手吹きスプレー塗装された塗膜と
静電塗装された塗膜とでは、塗料分配量(供給量)や印
加される電荷が異なる(電荷の有無)ために、種々の相
違点が生じ得る。例えば、図2および3を参照して説明
すると、静電塗装された塗膜の場合(図3(a))、塗料
の吐出量が多く、微粒化が悪いため膜厚が厚くなり、ま
たフリップフロップ性に関しては、ハイライト位置(塗
膜表面に対し法線方向100の位置)から見ると黒く、シ
ェード位置(塗膜表面に対し斜め上方向の位置)から見
ると白く見える。他方、手吹きスプレー塗装されたメタ
リックベース塗膜では(図3(b))、塗料の吐出量が少
なく、微粒化の程度も良いため、得られる塗膜の膜厚が
薄く、フリップフロップ性に関しては静電塗装された塗
膜の場合とは逆に、ハイライト位置から見た場合の塗膜
の色相は白く、シェード位置から見た場合の色相は黒く
なりがちである。その結果、手吹きスプレー塗装された
補修部分の塗膜は、補修部分以外の塗膜と同一の色相を
呈さず、補修部分が塗りムラのように目だって、塗膜外
観に違和感として残ることがある。補修部分が目立たな
いように塗膜の不具合を補修するためには、静電塗装法
と同様の配向性を得るように手吹きスプレー塗装する必
要があるが、この技術は熟練を要するものであり、経験
の浅い作業者には困難な作業であった。
【0004】作業者の経験に拠らず、より簡易な補修方
法として、特願平11-340480号(平成11年11月30
日出願)には、メタリックベース塗膜に含まれる鱗片状
アルミニウム顔料よりも小さな平均粒径(D50)、特に
4〜13μmの鱗片状アルミニウム顔料を含む補修塗料
を用いる、メタリック塗膜の部分補修方法が開示されて
いる。この補修塗料に含まれる鱗片状アルミニウム顔料
が、元のメタリックベース塗膜に含まれる鱗片状アルミ
ニウム顔料よりも白いことから、手吹きスプレー塗装さ
れたメタリックベース塗膜に関する従来の欠点(すなわ
ちハイライト位置から見た場合に白く見え、シェード位
置から見た場合には黒く見える)が抑制される。
【0005】別法として、特願2000-310706号(平成1
2年10月11日出願)明細書には、塗装粘度に希釈し
た状態でのVOCが450〜720g/Lであるメタリ
ックベース塗料を手吹きスプレー塗装してメタリックベ
ース塗膜を形成し、その上にクリヤー塗料を塗装してク
リヤー塗膜を形成した後、未硬化のメタリックベース塗
膜とクリヤー塗膜とを同時に硬化すること(いわゆる2
コート1ベーク方式)による、メタリック複合塗膜の不
具合を補修する方法が提案されている。この公報に記載
の方法では、静電塗装される元のメタリックベース塗料
と、補修に使用されるメタリックベース塗料が、VOC
が異なる以外は、全く同一の色相および組成であること
から、補修専用の塗料を設計・製造する必要が無く、ま
た静電塗装法による塗膜と、手吹き塗装法による塗膜
で、共に同等の塗膜外観特性が得られる。
【0006】しかし、これら従来の方法をもってして
も、淡彩系(例えば、シルバー色など)メタリック複合
塗膜の不具合、特に、乾燥膜厚の薄い(例えば、約5μ
m)淡彩系メタリックベース塗膜を含む複合塗膜におけ
る不具合を十分に補修することはできなかった。淡彩系
メタリックベース塗膜とは、着色顔料や体質顔料を殆ど
使用せず、光輝性顔料、主に平坦なアルミニウム粒子や
シリカ粒子などの金属光沢を特徴とするものである。そ
のため、光輝性顔料の種類や粒子寸法の違いおよび塗膜
の乾燥法の違いに依存して配向性が異なり、それによっ
て光り方や色相も変化するため、補修において重ね塗り
による調色ができず、かつ塗膜外観に違和感が発生し易
い。特に、膜厚が薄い塗膜の場合、下地隠蔽力が低いた
めに、補修部分の塗膜と補修部分以外の塗膜との境界に
色相や光輝感の差が生じ、補修部分の輪郭が目立って残
るという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
薄い膜厚の淡彩系メタリックベース塗膜を含むメタリッ
ク複合塗膜における不具合を、より容易にかつ確実に補
修するための方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】従来技術における問題点
を克服するために、本発明者らは、先ず、メタリック複
合塗膜形成時に使用されるメタリックベース塗料を補修
時にも再使用することで、光輝性顔料の種類の相違によ
るフリップフロップ特性の差をなくして塗りムラの発生
を抑制し、そして補修時に、メタリックベース塗料に元
来含まれている光輝性顔料よりも平均粒径の小さな光輝
性顔料を、前記メタリックベース塗料よりも先に補修部
分に適用することで、薄いメタリックベース塗膜の下地
隠蔽性を向上させ得ることを見出し、本発明を完成する
に至った。
【0009】すなわち、本発明は、図1に示すように、
光輝性顔料を含有するメタリックベース塗料を塗装して
成るメタリックベース塗膜2と、その上に塗装されるク
リヤー塗料から成るクリヤー塗膜1から構成されるメタ
リック複合塗膜10における不具合50を補修する方法であ
って、(1)不具合50部分のメタリック複合塗膜10を研磨
する工程(図1(b))、(2)研磨された部分に、前記メタ
リックベース塗料に含まれている光輝性顔料の代わり
に、これと同一種類であってかつそれよりも平均粒径の
小さな光輝性顔料を配合させること以外は、メタリック
ベース塗料と同一組成で調製された補修用塗料を塗装し
て補修用塗膜53を形成する工程、、(3)この補修用塗膜5
3上に前記メタリックベース塗料を塗装してメタリック
ベース塗膜52を形成し、さらにその上にクリヤー塗料を
塗装してクリヤー塗膜51を形成する工程、および(4)未
硬化の塗膜51〜53を全て同時に加熱硬化させる工程を含
む、メタリック複合塗膜の補修方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】被補修塗膜(メタリック複合塗
膜) 本発明は、自動車車体などの表面仕上げのために施され
るメタリック複合塗膜の不具合を補修する方法である。
メタリック複合塗膜は、一般に、光輝性顔料を含有する
メタリックベース塗料を静電塗装で塗装して形成される
メタリックベース塗膜と、その上に塗装されるクリヤー
塗料から成るクリヤー塗膜から構成される。
【0011】メタリックベース塗料は、一般に、光輝性
顔料と有機系または無機系の各種着色顔料、塗膜形成性
樹脂および硬化剤等を溶剤に分散・溶解したものであ
る。淡彩系メタリックベース塗料の場合は、主に光輝性
顔料、塗膜形成性樹脂および硬化剤を含有し、必要に応
じて微量の着色顔料が添加される。 光輝性顔料 光輝性顔料は、メタリックベース塗料の特徴的な成分で
あり、例えば、金属または合金等の無着色あるいは着色
された金属性光輝性顔料及びその混合物、干渉マイカ
粉、着色マイカ粉、ホワイトマイカ粉、ガラス粉、グラ
ファイトあるいは無色有色偏平顔料等が包含される。と
りわけ、分散性に優れ、透明感の高い塗膜を形成するこ
とができることから、無着色あるいは着色された金属製
または合金等の光輝性顔料及びその混合物が好ましく使
用され、具体的には、アルミニウム、酸化アルミニウ
ム、銅、亜鉛、鉄、ニッケル、スズ等である。メタリッ
クベース塗料中に含まれる光輝性顔料は、形状や色相は
特に限定されないが、好ましくは平均粒径(D50)が
2〜50μm、好ましくは10〜35μmの範囲、およ
び厚さが0.1〜5μmである鱗片状のものである。
【0012】メタリックベース塗料中の光輝性顔料の含
有量(pigment weight content;以下、PWCという)
は、一般に23.0%以下、好ましくは0.01%〜2
0.0%、より好ましくは0.01%〜18.0%であ
る。光輝性顔料の含有量が23.0%を越えると塗膜外
観が低下する。
【0013】有機系または無機系の各種着色顔料 必要に応じて、着色顔料が含まれる。好適な有機系着色
顔料としては、有機系のアゾキレート系顔料、不溶性ア
ゾ系顔料、縮合アゾ系顔料、ジケトピロロピロール系顔
料、ベンズイミダゾロン系顔料、フタロシアニン系顔
料、インジゴ顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、
ジオキサン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリ
ノン系顔料、金属錯体顔料などが;そして無機系着色顔
料としては、黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、カーボンブ
ラック、二酸化チタンなどが挙げられる。所望により、
これら着色顔料と共に、体質顔料(例えば、炭酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、クレー、タルク等)を併用する。
【0014】前記光輝性顔料と着色顔料、そして場合に
より体質顔料を包含する全顔料の顔料重量濃度(PW
C)は、メタリックベース塗料中、0.1〜50%、好
ましくは0.5%〜40%、より好ましくは1.0%〜2
5%である。PWCが50%を越えると塗膜外観が低下
する。
【0015】塗膜形成性樹脂と硬化剤 メタリックベース塗料に含有される塗膜形成性樹脂とし
ては、特に限定されるものではなく、アクリル樹脂、ポ
リエステル樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂等の通常使用されている塗膜形成性樹脂がいずれ
も利用できる。この塗膜形成性樹脂と組み合わせて使用
される硬化剤としては、アミノ樹脂および/またはブロ
ックイソシアネート化合物等が挙げられる。アミノ樹脂
としては、特に限定されるものではなく、ベンゾグアナ
ミンあるいはメラミン樹脂等を用いることができる。他
方、ブロックイソシアネートとしては、トリメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、またはこれらイソシアネートを、活性水素を有する
化合物と反応させてできるイソシアネート等のポリイソ
シアネートに活性水素を有するブロック剤を付加させる
ことによって得られかつ加熱によりブロック剤が解離し
てイソシアネート基が発生して上記樹脂成分中の官能基
と反応し硬化させ得るものが挙げられる。一般には、顔
料分散性あるいは作業性の点から、アクリル樹脂および
/またはポリエステル樹脂とメラミン樹脂との組合せを
より好ましく使用する。メタリックベース塗料中、塗膜
形成樹脂は80〜60重量部含有され、この塗膜形成樹
脂の樹脂固形分100重量部に対して20〜100重量
%の量で硬化剤を使用する。塗料組成物中の硬化剤含有
量が20重量%を下回ると硬化性が不十分となり、10
0%重量%を上回ると硬化膜が堅くなりすぎ脆くなる。
【0016】メタリックベース塗料には、上記以外の各
種添加剤を適宜含有させることができる。
【0017】このような組成のメタリックベース塗料
は、均一な光輝感を得るためにエアー霧化式および/ま
たは回転霧化式等の静電塗装法により、多ステージの塗
装、好ましくは2ステージで乾燥膜厚5〜25μm、好
ましくは10〜20μmとなるように塗装される。例え
ば、「オートREA」と言われる静電エアースプレー塗
装や、通称「μμ(マイクロマイクロ)ベル」、「μ
(マイクロ)ベル」あるいは「メタベル」等と言われる
回転霧化式の静電塗装などが使用できる。メタリックベ
ース塗料組成物をエアー霧化式の静電エアースプレー塗
装によって塗装する場合の具体的な塗装条件は、吐出量
300〜500cc/分、霧化エアー圧2.0〜5.0k
g/cm、パターンエアー圧1.0〜3.0kg/cm
、印可電圧−90〜−60kVであってよい。他方、
回転霧化式の静電塗装機を利用する場合の塗装条件とし
ては、例えば、吐出量200〜350cc/分、コーン
径5〜100mmφ、回転数10000〜30000r
pm、シェービングエアー圧1.5〜4.0kg/cm
2、印可電圧−90〜−50kVを挙げることができ
る。
【0018】メタリックベース塗膜は、それ自体単独で
約100〜180℃の温度において加熱硬化できるが、
メタリックベース塗膜中の光輝性顔料に起因する塗膜表
面の凹凸やチカチカ等を平滑にし、保護するためにメタ
リックベース塗膜上にクリヤー塗料を塗装してクリヤー
塗膜を形成した後、これらを同時に加熱硬化する。
【0019】クリヤー塗料 未硬化のメタリックベース塗膜上に塗装されるクリヤー
塗料は、塗膜形成性樹脂および硬化剤等を含有する、一
般的な上塗り用クリヤー塗料であれば、有機溶剤型、水
性型(水溶性、水分散性、エマルジョン)、非水分散型
のいずれの形態のものでもよい。塗膜形成性樹脂として
は、特に限定されるものではなく、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等を用いる
ことができ、これらをアミノ樹脂および/またはブロッ
クイソシアネート樹脂等の硬化剤と組み合わせて配合す
る。透明性あるいは耐酸エッチング性等の点から、アク
リル樹脂および/またはポリエステル樹脂とアミノ樹脂
との組合わせ、あるいはカルボン酸・エポキシ硬化系を
有するアクリル樹脂および/またはポリエステル樹脂の
組み合わせ等を用いることが好ましい。このようなクリ
ヤー塗料は、塗布時の希釈塗料における固形分含有量を
30〜60重量%、好ましくは35〜55重量%となる
ように調整される。塗布時の希釈塗料の固形分含有量が
60重量%を越えると外観が低下し、30重量%未満で
は塗装作業性が低下する。
【0020】クリヤー塗料は、好ましくは、先に述べた
μμベル、μベル等の回転霧化式の静電塗装機を用い
て、乾燥膜厚10〜80μm程度、より好ましくは15
〜60μm程度となるように塗装される。
【0021】クリヤー塗料を塗装後、未硬化のメタリッ
クベース塗膜とクリヤー塗膜を同時に加熱硬化させる。
硬化温度は、100〜180℃、好ましくは120〜1
60℃に設定する。この範囲の温度で硬化することによ
り、高い架橋度の硬化塗膜が得られる。硬化温度が18
0℃を越えると、塗膜が固く脆くなり、100℃未満で
は硬化が充分でない。硬化時間は硬化温度により変化す
るが、120℃〜160℃で10〜30分が適当であ
る。
【0022】以下、こうして形成されるメタリック複合
塗膜の不具合を本発明により補修する手順に詳しく説明
する。補修用塗料の調製 塗膜の補修を行なう前に、先ず、補修用塗料を調製す
る。補修用塗料は、前記メタリックベース塗料の組成に
おいて、含まれている光輝性顔料の代わりに、この光輝
性顔料と同一種類であってかつそれよりも平均粒径の小
さな光輝性顔料を配合させること以外はメタリックベー
ス塗料と同一組成で調製される。すなわち、光輝性顔料
としては、先に記載したものがいずれも使用できる。補
修用塗料に好適に使用される光輝性顔料の平均粒径は、
4〜13μmの範囲、より好ましくは4.8〜9μmで
ある。このような光輝性顔料を使用することで、フリッ
プフロップ特性や光りの反射強度などには影響を及ぼず
に、塗膜平滑性を向上させ、下地塗膜の色相も隠蔽でき
ることから、補修の為に、薄いメタリックベース塗膜を
更に上に形成する場合に有益である。
【0023】(1)研磨工程 本発明では、最初に、メタリック複合塗膜の不具合部分
を研磨する。この研磨は、#600〜2000番程度の
サンドペーパー等の研磨材を用いる、いわゆる水研ぎに
より行われ、補修対象部分の欠陥が無くなる程度に、緩
やかに勾配をつけて行うことが好ましい。研磨された部
分は、その後、必要に応じて、溶剤での脱脂処理やタグ
ラグ等を用いた研ぎかす等の除去が行なわれてもよい。
【0024】(2)および(3)補修のための塗装工程 次いで、この研磨した補修対象部分の研ぎ出し部に沿う
ように、前記補修用塗料を、乾燥膜厚2〜10μm、好
ましくは3〜8μmとなるように塗装して、補修用塗膜
を形成する。補修用塗膜の膜厚が下限を下回ると下地隠
蔽性が十分に得られず、また上記上限を超えると、被補
修部との色相差が大きくなり、又補修作業性も困難とな
る。次いで、0.5〜3分間セッティング放置した後、
補修用塗膜上にメタリックベース塗料を乾燥膜厚5〜2
5μm、好ましくは5〜15μmとなるように塗装し
て、補修メタリックベース塗膜を形成する。3〜10分
間セッティング放置した後、さらにその上に、クリヤー
塗料を乾燥膜厚10〜80μm、好ましくは15〜50
μmとなるように塗装して補修クリヤー塗膜を形成す
る。補修に要する塗膜(補修用塗膜、補修メタリックベ
ース塗膜および補修クリヤー塗膜)の総膜厚は、少なく
とも8μm以上、好ましくは30μmとなるように塗装
する。補修のために使用されるクリヤー塗料は、下地と
なる補修メタリックベース塗膜の意匠性を妨げないもの
であれば、先に被補修塗膜の形成に関して記載した元の
クリヤー塗料と同一組成のものであっても、あるいはウ
レタン硬化型の二液型補修用クリヤー塗料であってもよ
い。
【0025】補修のために塗装される補修用塗料、メタ
リックベース塗料およびクリヤー塗料はいずれも手吹き
スプレー塗装法で塗装され、例えば、明治社製手吹きス
プレーガン「ファイナー75」を用いて、吐出量:ダイ
ヤル1.0〜3.5回転、エアー量:ダイヤル0.2〜
1回転、パターン幅:ダイヤル1.0〜3.0回転、ガ
ン距離:20〜40cm、および印可電圧:0kVの条
件で行なわれる。
【0026】(4)硬化工程 これら未硬化の塗膜(補修用塗膜、補修メタリックベー
ス塗膜および補修クリヤー塗膜)を同時に加熱硬化する
(3コート1ベーク法)。硬化条件としては、各塗料に
用いられている樹脂種により異なるが、例えば、80〜
160℃で10〜30分間の加熱により達成される。
【0027】本発明の方法では、不具合の程度(面積や
深さ、色調の異なり具合等)によって、上記(1)〜(4)の
工程を繰り返し行なってもよいが、補修後の複合塗膜の
総膜厚は、約30〜300μm、好ましくは50〜25
0μmとする。補修後の複合塗膜の総膜厚が上記上限を
越えると冷熱サイクル等の膜物性が低下し、下限を下回
ると膜自体の強度が低下する。
【0028】本発明は、メタリック複合塗膜における不
具合であれば、広域に発生した大面積の不具合であって
も、局所的に形成された小さな不具合であっても、容易
に補修し得るが、特に、補修対象が薄い(約5μm程
度)淡彩系メタリックベース塗膜を含むメタリック複合
塗膜における局所的に点在する小さな不具合の補修に対
して有効に適用される。
【0029】被塗物 本発明の補修対象であるメタリック複合塗膜は、乗用
車、トラック、オートバイ、バス等の車両の車体および
部品の表面に形成される仕上げ塗装である。そのため、
被塗物は、例えば鉄、銅、アルミニウム、スズ、亜鉛等
およびこれらの金属を含む合金などの金属、ガラス、プ
ラスチック、発泡体および鋳造物であってよい。被塗物
が金属基材である場合、メタリック複合塗膜が形成され
る前に、予めリン酸塩、クロム酸塩等で化成処理されて
いることが好ましく、その上に必要により、電着塗料お
よび中塗り塗料によって下塗り塗膜および中塗り塗膜が
形成されていてよい。電着塗料としては、カチオン型及
びアニオン型を使用できるが、カチオン型電着塗料が防
食性において優れた複合塗膜を与える。また、中塗り塗
料としては、カーボンブラックと二酸化チタンを主要顔
料としたグレー系中塗り塗料が多用されるが、各種着色
顔料を組み合わせた、いわゆるカラー中塗り塗料を用い
てよい。
【0030】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例により詳細に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。なお、部及び%は、特に断らない限り、重量部
及び重量%を意味する。実施例1 メタリックベース塗料Aの製造 下記に示す配合(PWC=16%)でライトグレー系の
メタリックベース塗料を調製した。
【0031】
【表1】
【0032】被補修塗膜の作成 このライトグレー色のメタリックベース塗料を用い、以
下の手順で被補修塗膜としてのライトグレーメタリック
色の塗板を作製した。りん酸亜鉛化成処理を施した厚さ
0.8mmのダル鋼板(寸法:20×30cm)に、日
本ペイント社製カチオン電着塗料「V−20」を乾燥膜
厚20μmとなるように電着塗装し、160℃で30分
加熱し硬化させた(下塗り塗膜)。次に、中塗り塗料と
して「OTOH870グレー」(日本ペイント社製)を
硬化膜厚が約25μmになるようにエア−スプレ−塗装
し、室温で3分放置してから140℃で30分加熱し硬
化させた(中塗り塗膜)。その後、前記ライトグレー色
のメタリックベース塗料を、乾燥膜厚で15μmとなる
ように「メタベル」(ランズバーグ社製エアー静電塗装
機)により、塗料の塗出量290(1st.)/260
(2st.)cc/分、エアーモーター回転数2500
0rpm、シェービングエアー圧500NI、印可電圧
−60kV、インターバルタイム1.5分間の2ステー
ジ塗装で静電塗装し、7分間のセッティングの後、その
上にクリヤー塗料「OTO563クリヤー」(日本ペイ
ント社製、アクリル・メラミン樹脂系クリヤー塗料)
を、乾燥膜厚が30μmとなるように手吹き塗装した。
次いで室温にて7分間放置した後、140℃の乾燥器で
30分間焼付けることにより、未硬化のメタリックベー
ス塗膜とクリヤー塗膜を同時に硬化させて、被補修メタ
リック複合塗膜を含む試験用塗板を得た。
【0033】補修用メタリックベース塗料 先ず、アルペーストMH9901の代わりにアルペース
ト97−0510(東洋アルミニウム社製、平均粒径9
μm、固形分65%)5.5重量%を用いたこと以外
は、メタリックベース塗料Aと同様にして、補修用メタ
リックベース塗料を調製した。
【0034】補修工程 上記で調製した試験用塗板表面の片側から3分の2程度
の幅を、図1(b)に示す程度に、#1000のサンドペ
ーパーを用いて水研ぎした。次に、ワイピングによって
研ぎかすを除去し、前記補修用メタリックベース塗料
を、図1(c)に示すように、上記水研ぎした補修用塗板
に、明治社製手吹きスプレーガン「ファイナー75」
(ガン先口径1.5)を用いて厚膜部が10μmとなる
ように、0〜10μmの膜厚勾配を設け塗装した。塗装
条件;吐出量2回転、パターン幅1回転、エアー圧0.
25回転、ガン距離25cm、ベース塗装/クリヤー塗
装間のインターバル5分間。
【0035】補修用塗膜53上に、前記ライトグレー色の
メタリックベース塗料を、乾燥膜厚で5μmとなるよう
に手吹き塗装し、7分間のセッティングの後、その上に
前記クリヤー塗料「OTO563クリヤー」を、乾燥膜
厚が35μmとなるように手吹き塗装した。次いで室温
にて7分間放置した後、140℃の乾燥器で30分間焼
付けて、未硬化の3層の塗膜(すなわち、補修用メタリ
ックベース塗膜53、メタリックベース塗膜52およびクリ
ヤー塗膜51)を同時に硬化させて(3コート1ベーク方
式)、補修を完了した。補修された塗膜の総膜厚(図1
(c)中、t)は、(厚膜補修部)50〜(薄膜補修部)40
μmであった。
【0036】評価試験 (1)変角色差(ΔE) 補修部と未補修部を含む試験用塗板上の、図1(c)に示
す薄膜補修部(厚さ約3μmの補修部)、中厚膜補修部
(厚さ約7μmの補修部)および厚膜補修部(厚さ約1
0μmの補修部)において、変角色差計(ミノルタ社製
「CR354変角色差計」)を用い、正反射光から15
度、45度及び110度の位置(図2参照)におけるL
値強度をそれぞれ測定し、その測定値から静電塗装法お
よび手吹きスプレー塗装法の両者間の変角色差(△E)
を算出した。 (2)塗膜外観 試験用塗板上の薄膜補修部、中厚膜補修部および厚膜補
修部それぞれについて、補修部と被補修部との、ハイラ
イト位置およびシェード位置からの色相差及び光輝感の
差を、目視により評価した。以上の結果をそれぞれ表1
にまとめる。
【0037】
【表2】
【0038】表1の結果からは、どの厚さの補修部にお
いても、補修部と被補修部との色の差が抑えられ、仕上
がりにばらつきのない補修作業を行うことができること
が分かる。このことから、本発明によれば、特に補修が
困難とされていた薄いメタリックベース塗膜を含む塗膜
の補修作業が容易にできることが分かる。特に、補修部
と被補修部において、ハイライト位から見た場合とシェ
ード位から見た場合とで見え方が異なるという従来の欠
点を有効に抑えることができた。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、メタリックベース塗膜
に含まれているものよりも小さな粒径の光輝性顔料を補
修部の下地塗膜に適用して下地隠蔽性を向上させ、更に
その上にメタリックベース塗料を再使用することによ
り、補修部の輪郭を残すことなく、補修部と被補修部と
の色の違いや光り方の違いを有効に抑制できるため、作
業者の経験に拠らず容易に塗膜の不具合を補修できる。
特に、本発明は、補修対象が薄い(約5μm程度)淡彩
系メタリックベース塗膜を含むメタリック複合塗膜にお
ける局所的に点在する小さな不具合の補修に対して有効
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の補修方法を模式的に表す工程フロー
図である。
【図2】 一般的なメタリック複合塗膜を含む被塗物表
面における光の入射方向および反射方向を表す図であ
る。
【図3】 静電塗装された塗膜と手吹きスプレー塗装さ
れた塗膜に関するフリップフロップ性の相違点を表す上
面図である。
【符号の説明】
1…クリヤー塗膜、2…メタリックベース塗膜、3…中
塗り塗膜、4…下塗り塗膜、5…被塗物、10…メタリ
ック複合塗膜、50…不具合、51…補修クリヤー塗
膜、52…補修メタリックベース塗膜、53…補修用塗
膜、100…法線方向
フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AE10 BB02X CB13 DA23 DA27 DB02 DC12 EA43 EC11 EC53 4J038 DN011 HA036 HA066 HA166 HA216 HA276 HA486 HA526 HA536 HA546 JA54 JA74 JB16 JB25 JB27 JB28 JC38 KA08 KA18 NA01 PA19 PB07 PB12 PC02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光輝性顔料を含有するメタリックベース
    塗料を塗装して成るメタリックベース塗膜と、その上に
    塗装されるクリヤー塗料Aから成るクリヤー塗膜Aから
    構成されるメタリック複合塗膜における不具合を補修す
    る方法であって、 (1)不具合部分のメタリック複合塗膜を研磨する工程、 (2)研磨された部分に、前記メタリックベース塗料に含
    まれている光輝性顔料の代わりに該光輝性顔料と同一種
    類であってかつそれよりも平均粒径の小さな光輝性顔料
    を配合させること以外は、メタリックベース塗料と同一
    組成で調製された補修用塗料を塗装して補修用塗膜を形
    成する工程、 (3)該補修用塗膜上に前記メタリックベース塗料を塗装
    してメタリックベース塗膜を形成し、さらにその上にク
    リヤー塗料Bを塗装してクリヤー塗膜Bを形成する工
    程、および (4)未硬化の塗膜を全て同時に加熱硬化させる工程を含
    む、メタリック複合塗膜の補修方法。
  2. 【請求項2】 補修用塗料に配合させる光輝性顔料の平
    均粒径が4〜13μmである、請求項1記載メタリック
    複合塗膜の補修方法。
  3. 【請求項3】 クリヤー塗料Aとクリヤー塗料Bが同一
    である請求項1記載のメタリック複合塗膜の補修方法。
  4. 【請求項4】 被塗物上に光輝性顔料を含有するメタリ
    ックベース塗料を塗装し、その上にクリヤー塗料を塗装
    し、これらを同時に加熱硬化して形成されるメタリック
    複合塗膜における不具合を補修するために使用される補
    修用塗料組成物であって、該補修用塗料組成物が、前記
    メタリックベース塗料に含まれている光輝性顔料の代わ
    りに該光輝性顔料と同一種類であってかつそれよりも平
    均粒径の小さな光輝性顔料を配合させること以外は、メ
    タリックベース塗料と同一組成で調製される補修用塗料
    組成物。
  5. 【請求項5】 補修用塗料に配合させる光輝性顔料の平
    均粒径が4〜13μmである、請求項4記載の補修用塗
    料組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の方法により補修されたメ
    タリック複合塗膜。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006168084A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Nissan Motor Co Ltd 積層塗膜構造
JP2006167558A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Nissan Motor Co Ltd 補修塗膜及び補修塗装方法
JP2007169526A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Nippon Paint Co Ltd ぼかし液組成物、および自動車外装塗膜補修方法
JP2008290055A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Nissan Motor Co Ltd 塗膜の補修方法及び補修塗膜

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