JP2003093965A - 鱗片状光輝性顔料を含む塗料を用いた塗膜形成方法及び得られる塗膜 - Google Patents

鱗片状光輝性顔料を含む塗料を用いた塗膜形成方法及び得られる塗膜

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JP2003093965A
JP2003093965A JP2001292347A JP2001292347A JP2003093965A JP 2003093965 A JP2003093965 A JP 2003093965A JP 2001292347 A JP2001292347 A JP 2001292347A JP 2001292347 A JP2001292347 A JP 2001292347A JP 2003093965 A JP2003093965 A JP 2003093965A
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coating
coating film
bright pigment
pigment
paint
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Takeshi Suzuki
武 鈴木
Shinichi Fujiwara
真一 藤原
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鱗片状光輝性顔料を含む塗料を霧化塗装する
場合において、得られる塗膜の仕上がり外観、特にフリ
ップフロップ性に優れた塗膜を得ることができる塗膜形
成方法を提供する。 【解決手段】 鱗片状光輝性顔料を含む塗料を基材に霧
化塗装することからなる塗膜形成方法であって、上記鱗
片状光輝性顔料を含む塗料の上記基材に対する塗着時の
飛行速度が5m/秒以上であることを特徴とする塗膜形
成方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鱗片状光輝性顔料
を含む塗料を基材に霧化塗装することからなる塗膜形成
方法、及び、上記塗膜形成方法により得られる塗膜に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車車体等は、通常、下塗り塗膜、中
塗り塗膜及び上塗り塗膜が順次形成されることにより複
層塗膜が形成されている。このうち、上塗り塗膜につい
ては、光輝性顔料を含むいわゆるメタリックベース塗料
とクリヤー塗料とから形成されるものが近年増加してき
ている。
【0003】この光輝性顔料を含むメタリックベース塗
料は、塗装機の種類や塗装条件等が変わることにより、
基材に塗布された時の光輝性顔料の配向性に影響を与
え、この配向性の相違が原因で、得られる塗膜の仕上が
り外観に不良個所が生じたり、塗装ムラが生じる場合が
あった。この現象は、特に鱗片状の光輝性顔料を含むメ
タリックベース塗料の場合に顕著であり、外観、特にフ
リップフロップ性に優れた塗膜を得ることができる方法
の開発が望まれていた。
【0004】特開平9−206666号公報には、光輝
性顔料を有するベースコート塗料及びクリヤートップコ
ート塗料を順次ウェットオンウェットで自動車車体にエ
アー霧化静電塗装をするにあたり、ベースコートの塗装
エアー及び霧化エアーとパターンエアーの総エアー量を
規定し、コンベアスピード2〜9m/分、レシプロスト
ローク18〜25サイクル/分、ガン距離20〜40c
m、印加電圧−20〜−90kVで塗装することを特徴
とする光輝性顔料を有する塗料の自動車車体塗装方法が
開示されている。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、鱗
片状光輝性顔料を含む塗料を霧化塗装する場合におい
て、得られる塗膜の仕上がり外観、特にフリップフロッ
プ性に優れた塗膜を得ることができる塗膜形成方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、アルミニ
ウム顔料やマイカ等の鱗片状光輝性顔料を含む塗料を霧
化塗装する場合において、この鱗片状光輝性顔料を有す
る塗料が基材に対して塗着する時の飛行速度を一定以上
の速度とすることにより、鱗片状光輝性顔料が基材に平
行に配向しやすくなり、その結果、仕上がり外観、特に
フリップフロップ性に優れ、かつ、平滑な塗膜を得るこ
とができることを見出し、本発明を完成した。
【0007】即ち、本発明は、鱗片状光輝性顔料を含む
塗料を基材に霧化塗装することからなる塗膜形成方法で
あって、上記鱗片状光輝性顔料を含む塗料の上記基材に
対する塗着時の飛行速度が5m/秒以上であることを特
徴とする塗膜形成方法である。
【0008】上記霧化塗装は、回転霧化型静電塗装であ
ることが好ましい。また、上記霧化塗装を行う塗装機と
基材との間のガン距離は、10〜25cmであることが
好ましい。上記鱗片状光輝性顔料を含む塗料は、メタリ
ックベース塗料であって、上記メタリックベース塗料を
基材に霧化塗装した後、更に、ウエットオンウエットで
クリヤー塗料が塗装されるものであることが好ましい。
本発明は、また、上記塗膜形成方法により得られる塗膜
でもある。以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明の塗膜形成方法は、鱗片状光輝性顔
料を含む塗料を基材に霧化塗装することからなるもので
ある。本発明は、鱗片状光輝性顔料を含む塗料を基材に
霧化塗装することにより微粒化した塗料が基材に到達し
たときに、塗料中の鱗片状光輝性顔料を基材に対して平
行に配向させることができる塗膜形成方法である。従っ
て、本発明の塗膜形成方法によって基材に形成される塗
膜中では、鱗片状光輝性顔料が基材に対して平行に配向
しているので、ハイライト部でのL値が大きくなり、シ
ェード部でのL値が小さくなる。この結果、得られる塗
膜におけるフリップフロップ性を向上させることがで
き、優れた仕上がり外観とすることができる。
【0010】本発明における鱗片状光輝性顔料としては
特に限定されず、例えば、アルミニウム、銅、亜鉛、
鉄、ニッケル、スズ等の金属又は合金等の無着色若しく
は着色された金属製光輝材及びその混合物;マイカ顔料
(二酸化チタン被覆マイカ、着色マイカ、金属メッキマ
イカ);グラファイト顔料、アルミナフレーク顔料、金
属チタンフレーク、ステンレスフレーク、板状酸化鉄、
フタロシアニンフレーク、ガラスフレーク、金属メッキ
ガラスフレーク、その他の着色、有色偏平顔料等を挙げ
ることができる。市販品としては、例えば、東洋アルミ
社製アルペースト91−0562等を挙げることができ
る。
【0011】上記鱗片状光輝性顔料としては、更に、一
般的に、塗膜中に存在すると、入射光の角度又は見る角
度の変化に応じて、例えば、金色〜緑色、緑色〜深紅
色、緑色〜青色、銀色〜緑色、金色〜銀色、青色〜赤色
等の各色の間で塗膜の色が次第に移り変わって多色性を
呈するように観察される光干渉性薄片顔料を挙げること
ができる。光干渉性薄片顔料は、比較的粒径が大きい
為、本発明の塗装方法を用いる効果が顕著である。
【0012】上記光干渉性薄片顔料としては、例えば、
フレックスプロダクツ社(FlexProducts,
Inc.)製のクロマフレア(ChromaFlai
r)シリーズ等を挙げることができる。上記クロマフレ
アシリーズには、例えば、ゴールド/シルバー080、
レッド/ゴールド000、マジェンダ/ゴールド33
0、パープル/オレンジ300、ブルー/レッド28
0、シアン/パープル230、グリーン/パープル19
0、シルバー/グリーン060等がある。
【0013】上記光干渉性薄片顔料としては、BASF
社製のパリオクロムマジックシリーズ、例えば、マジッ
クゴールドL−1400、マジックパープルL−552
0、マジックレッドL−4420等も挙げることができ
る。本発明に用いることができる上記光干渉性薄片顔料
としては、特開平2−173162号公報に開示されて
いるように、好ましくは離型層を付着させた担体上にプ
ラズマによりフィルムを形成させて製造される顔料フレ
ーク、例えば、スペクトルの可視域を反射又は吸収し、
波長2〜4μmの光を透過させるよう設計され、SiO
層とこれと交互に配設したSi層とから成る多層フィ
ルムや、SiO /TiO多層体等の顔料フレークを
挙げることもできる。
【0014】上記光干渉性薄片顔料としては、また、特
開平3−120351号公報に開示されているように、
光の干渉によって所望の色を生じさせ得る厚さの干渉被
膜が表面にコーティングしてある基材を粉末化又は小片
化したプラスチック成形用添加材を用いることもでき、
例えば、雲母又はアルミニウム箔等の基材の表面に、Z
rO、ZnS、CeO、TiO等からなる高屈折
膜、MgF、AlF・3NaF、SiO、ThF
、Al等からなる低屈折膜及び上記高屈折膜か
らなる3層の干渉被膜を形成し又は上記3層の干渉被膜
を更に複数回重ねて形成したものを挙げることもでき
る。
【0015】上記鱗片状光輝性顔料の平均粒径(D5
0)としては特に限定されないが、2〜50μmである
ことが好ましく、光輝感の点から、10〜35μmであ
ることがより好ましい。従来の塗膜形成方法では、平均
粒径が比較的大きい場合、例えば、20μm以上である
場合には、塗膜中の鱗片状光輝性顔料が基材に対して平
行に配向していないために、塗膜表面から鱗片状光輝性
顔料の先端が突出していることがあり、得られる塗膜の
仕上がり外観が低下してしまうおそれがあったが、本発
明の塗膜形成方法を用いる場合には、鱗片状光輝性顔料
が基材に対して平行に配向させることができるので、塗
膜表面から鱗片状光輝性顔料の先端が突出するおそれが
なく、得られる塗膜の仕上がり外観も良好なものとする
ことができる。即ち、本発明の塗膜形成方法において
は、特に、鱗片状光輝性顔料の平均粒径が比較的大きい
もの、例えば、20μm以上のものを用いる場合に得ら
れる塗膜の仕上がり外観は、従来の塗膜形成方法により
得られる塗膜の仕上がり外観に比べて著しく改善される
ことになる。また、鱗片状光輝性顔料の厚さは、光輝感
の点から、0.01〜5μmであるものが好ましい。
【0016】上記鱗片状光輝性顔料は、20以上500
以下、好ましくは30以上500以下のアスペクト比を
有するものが好ましい。20未満であると、得られる塗
膜のフリップフロップ性を効率的に向上させることがで
きない。500を超えると物理的な強度が低く、外観が
低下することがある。
【0017】上記鱗片状光輝性顔料の含有量としては特
に限定されず、例えば、上記鱗片状光輝性顔料を含む塗
料の固形分に対する顔料重量濃度(PWC)として0.
1〜30重量%であることが好ましく、1〜25重量%
であることが実用的な観点からより好ましい。0.1重
量%未満であると、フリップフロップ性を有するメタリ
ック感を充分に付与することができないことがあり、3
0重量%を超えると、塗膜外観が低下する。
【0018】本発明の塗膜形成方法における鱗片状光輝
性顔料を含む塗料としては、上記鱗片状光輝性顔料を含
むものであれば特に限定されるものではない。上記鱗片
状光輝性顔料を含む塗料としては、例えば、上記鱗片状
光輝性顔料に、更に、塗膜形成性樹脂、顔料及びその他
の添加剤を含むものを挙げることができる。
【0019】上記塗膜形成性樹脂としては特に限定され
ず、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキ
ド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等を挙げることが
でき、これらは通常、アミノ樹脂及び/又はブロックイ
ソシアネート樹脂等の硬化剤と組み合わせて用いられ
る。上記塗膜形成性樹脂は、顔料分散性や作業性の点か
ら、アクリル樹脂及び/又はポリエステル樹脂並びにメ
ラミン樹脂の組み合わせが好ましい。
【0020】上記塗膜形成性樹脂の含有量は、上記鱗片
状光輝性顔料を含む塗料の固形分100重量部に対し、
固形分として20〜80重量部であることが好ましい。
20重量部未満であると、塗膜が硬く脆くなり、塗膜物
性に劣ることがあり、80重量部を超えると、作業性、
塗膜の外観や物性が低下することがある。
【0021】上記鱗片状光輝性顔料を含む塗料は、上記
鱗片状光輝性顔料と併用して、鱗片状光輝性顔料以外の
顔料を含むこともできる。このような顔料としては特に
限定されず、例えば、アゾキレート系顔料、不溶性アゾ
系顔料、縮合アゾ系顔料、モノアゾ系顔料、ジスアゾ系
顔料、ジケトピロロピロール系顔料、ベンズイミダゾロ
ン系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ系顔料、チ
オインジゴ系顔料、ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、
ジオキサン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリ
ノン系顔料、ナフトール系顔料、ピラゾロン系顔料、ア
ントラキノン系顔料、アンソラピリミジン系顔料、金属
錯体顔料等の有機系着色顔料;黄鉛、黄色酸化鉄、酸化
クロム、モリブデートオレンジ、ベンガラ、チタンイエ
ロー、亜鉛華、カーボンブラック、二酸化チタン、コバ
ルトグリーン、フタロシアニングリーン、群青、コバル
トブルー、フタロシアニンブルー、コバルトバイオレッ
ト等の無機系着色顔料等を挙げることができる。このよ
うな着色顔料を上記鱗片状光輝性顔料と併用することに
より、得られる塗膜の意匠性の多様化を図ることが可能
となる。
【0022】上記鱗片状光輝性顔料を含む塗料には、更
に、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、珪
酸マグネシウム、クレー、タルク、シリカ、焼成カオリ
ン等の体質顔料を併用してもよい。
【0023】上記鱗片状光輝性顔料を含む塗料に含まれ
る全ての顔料(上記鱗片状光輝性顔料、上記鱗片状光輝
性顔料以外の顔料及びその他の顔料)の上記鱗片状光輝
性顔料を含む塗料の固形分に対する顔料重量濃度(PW
C)は、一般的には0.1〜50重量%であり、好まし
くは0.5〜45重量%である。0.1重量%未満であ
ると、作業性に劣ったり、顔料を添加することによる意
匠性の向上が見られないおそれがあり、50重量%を超
えると、塗膜物性に劣るおそれがある。
【0024】上記その他の添加剤としては特に限定され
ないが、例えば、塗装作業性を確保するために、粘性制
御剤を挙げることができる。上記粘性制御剤としては特
に限定されないが、一般にチクソトロピー性を示すもの
を使用することができ、例えば、架橋性又は非架橋性重
合体微粒子、脂肪酸アマイドの膨潤分散体、アマイド系
脂肪酸、長鎖ポリアミノアマイドのリン酸塩等のポリア
マイド系のもの;酸化ポリエチレンのコロイド状膨潤分
散体等のポリエチレン系のもの;有機酸スメクタイト粘
土、モンモリロナイト等の有機ベントナイト系のもの;
ケイ酸アルミ、硫酸バリウム等の無機顔料;顔料の形状
により粘性が発現する偏平顔料等を挙げることができ
る。
【0025】上記粘性制御剤の含有量は、上記塗膜形成
性樹脂の固形分100重量部に対して、固形分として
0.1〜20重量部であることが好ましい。0.1重量
部未満であると、粘性制御効果が得られず、タレ等の不
具合を招くおそれがあり、20重量部を超えると、仕上
がり外観が低下する傾向にある。より好ましくは、0.
2〜15重量部であり、更に好ましくは、0.3〜10
重量部である。
【0026】上記その他の添加剤としては、上記粘性制
御剤の他に、塗料に通常添加される添加剤、例えば、表
面調整剤、酸化防止剤、消泡剤等を配合してもよい。上
記表面調整剤、酸化防止剤、消泡剤の含有量としては、
当業者が通常用いる量を使用する。
【0027】本発明における鱗片状光輝性顔料を含む塗
料の全固形分含有量は、10〜60重量%であることが
好ましい。10重量%未満であったり、60重量%を超
えると、作業性に劣ったりするおそれがある。より好ま
しくは、15〜50重量%である。
【0028】上記鱗片状光輝性顔料を含む塗料の塗料形
態としては、水溶性、水分散性又はエマルションからな
る水性型のほか、有機溶剤型、非水分散型の何れであっ
てもよい。有機溶剤型、非水分散型塗料の場合の溶剤と
しては、例えば、n−ブタノール、キシレン、トルエン
等の従来公知のものを用いることができる。
【0029】本発明の鱗片状光輝性顔料を含む塗料の製
造方法としては特に限定されず、例えば、顔料等の配合
物を所望により顔料分散樹脂等を用いて分散する等の当
業者に公知の方法を使用することができる。
【0030】本発明の塗膜形成方法における基材として
は特に限定されず、例えば、金属、プラスチック、発泡
体等を挙げることができる。上記金属基材としては特に
限定されず、例えば、鉄、銅、アルミニウム、スズ、亜
鉛等の金属単体、並びに、これらの金属単体を含む合金
及び鋳造物が挙げられる。具体的には、乗用車、トラッ
ク、オートバイ、バス等の自動車の車体及び部品を挙げ
ることができる。上記金属製品は、リン酸塩、クロム酸
塩等で予め化成処理されたものが特に好ましい。このよ
うに化成処理されることにより形成された化成皮膜上
に、更に、カチオン型又はアニオン型の電着塗料を用い
て電着塗膜を形成することができるが、防食性において
優れた積層塗膜を与えるので、カチオン型電着塗料組成
物を用いて電着塗装することが好ましい。
【0031】上記プラスチック基材としては、ポリプロ
ピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリスチレン樹胆、ABS樹脂、塩化
ビニル樹脂、ポリアミド樹脂等の製品を挙げることがで
き、例えば、スポイラー、バンパー、ミラーカバー、グ
リル、ドアノブ等の自動車部品等を挙げることができ
る。上記プラスチック基材は、トリクロロエタンによる
蒸気洗浄又は中性洗剤による洗浄が施されたものが好ま
しく、更に、静電塗装を可能にするためのプライマー塗
装が施されたものであってもよい。
【0032】上記基材には、必要に応じ上述の化成皮
膜、電着塗膜やプライマー塗膜が施された上に、更に中
塗り塗膜が形成されていてもよい。中塗り塗膜が形成さ
れていると、基材や中塗り塗膜下の層の欠陥が隠蔽さ
れ、上塗り塗装後の表面平滑性が確保されて外観が向上
するほか、耐衝撃性、耐チッピング性等の塗膜物性を付
与することが容易になる。
【0033】上記中塗り塗膜を形成する中塗り塗料とし
ては特に限定されないが、通常、顔料、塗膜形成性樹脂
及び硬化剤等を含むものであり、一般的に、メラミン硬
化系又はイソシアネート硬化系のもの等が用いられる。
【0034】本発明の塗膜形成方法における霧化塗装と
しては特に限定されず、例えば、エアスプレー、エアレ
ススプレー、回転霧化型静電塗装等を挙げることができ
るが、なかでも、意匠性を高めることができる点から、
回転霧化型静電塗装であることが好ましい。回転霧化型
静電塗装を行う塗装機としては、例えば、通称「マイク
ロ・マイクロ(μμ)ベル」、「マイクロ(μ)ベ
ル」、「メタベル」等と言われる回転霧化型静電塗装機
を挙げることができる。なかでも、メタベルと言われる
回転霧化型静電塗装機を用いる場合には、強い圧力のシ
ェービングエアーが被塗物に対して垂直方向に働くため
微粒子の飛行速度が速く、シェービングエアーが被塗物
方向に働かず粒子の飛行速度が遅いマイクロ・マイクロ
ベルに比べて塗着時の衝突エネルギーが大きくなり、そ
の結果、微粒化した塗料が基材に塗着したときの基材上
における塗料の変形率が大きくなる。ここで、変形率が
大きいということは、鱗片状光輝性顔料を含む微粒化し
た塗料が塗着と同時に球状からドーム状、皿状へと潰れ
る変形率が大きいということであり、この潰れる割合が
大きいほど、形成される塗膜中において鱗片状光輝性顔
料を基材に対して平行に配向させることが可能となる。
これにより、得られる塗膜におけるハイライト部でのL
値をより大きくし、シェード部でのL値をより小さくす
ることができることから、塗膜のフリップフロップ性を
より向上させることができる。
【0035】上記鱗片状光輝性顔料を含む塗料を自動車
車体等の基材に対して塗装する場合には、1ステージ塗
装でもよいが、意匠性を高めるために、多ステージ塗装
の方が好ましく、より好ましくは2ステージ塗装であ
る。2ステージ塗装としては、例えば、マイクロ・マイ
クロベル(μμ)と言われる回転霧化型静電塗装機で塗
装し、更に、メタベルと言われる回転霧化型静電塗装機
で塗装することがより好ましい。これにより、先ず1ス
テージ目で塗着効率を高め、2ステージ目で得られる塗
膜の意匠性を向上させ、より効率的に意匠性の高い塗膜
を得ることが可能となる。つまり、上記鱗片状光輝性顔
料を含有する塗料を塗装する最終ステージで、本発明の
方法を適用することで、特に効率的に意匠性の高い塗膜
を得ることができる。
【0036】本発明の塗膜形成方法において、上記鱗片
状光輝性顔料を含む塗料の上記基材に対する塗着時の飛
行速度が5m/秒以上である。これにより、塗着時にお
ける衝突エネルギーが大きくなり、塗料中の上記鱗片状
光輝性顔料が基材に対して平行に配向し、得られる塗膜
のフリップフロップ性、仕上がり外観を向上させること
ができる。また、霧化塗装として回転霧化型静電塗装を
行う場合には、微粒化した塗料が基材に対して垂直に衝
突するために、より衝突エネルギーが大きくなり、その
結果、得られる塗膜のフリップフロップ性、仕上がり外
観をより向上させることができる。特に、メタベルと呼
ばれる回転霧化型静電塗装を用いる場合に効果が顕著で
ある。塗着時の飛行速度が5m/秒未満であると、衝突
エネルギーが小さいことから、得られる塗膜のフリップ
フロップ性、仕上がり外観が低下するおそれがある。な
お、塗着時の飛行速度とは、微粒化した塗料が基材に到
達する直前の飛行速度を意味するものである。
【0037】本発明の塗膜形成方法において、霧化塗装
を行う塗装機と基材との間のガン距離は、10〜25c
mであることが好ましい。10cm未満であると、静電
塗装の場合には、リークしたり、火災の原因になったり
するおそれがあり、また、塗料の基材からのはねかえり
により、塗着効率が低下するおそれもある。25cmを
超えると、塗着時の飛行速度が遅くなることによって、
衝突エネルギーが小さくなり、鱗片状光輝性顔料が基材
に対して平行に配向せず、フリップフロップ性が低下す
るおそれがある。特に好ましくは12〜23cmであ
る。なお、霧化塗装を行う塗装機と基材との間のガン距
離とは、塗装時において、塗装機のガンの先端と塗装さ
れる基材表面との最短距離を意味するものである。
【0038】本発明の塗膜形成方法において、霧化塗装
を行うメタベル塗装機におけるシェービングエアー圧
は、3.0kg/cm以上であることが好ましい。
3.0kg/cm未満であると、エアー圧が低いため
に鱗片状光輝性顔料を含む塗料の塗着時の飛行速度が小
さくなるおそれがある。より好ましくは、3.5〜5k
g/cmである。
【0039】本発明の塗膜形成方法において、鱗片状光
輝性顔料を含む塗料は、メタリックベース塗料であっ
て、上記メタリックベース塗料を基材に霧化塗装した
後、更に、ウエットオンウエットでクリヤー塗料が塗装
されるものであることが好ましい。ウエットオンウエッ
トでクリヤー塗料を塗装することは、工程数低減化の点
から好ましく、いわゆる2コート1ベーク法により行う
ものである。
【0040】上記クリヤー塗料としては特に限定され
ず、例えば、塗膜形成性樹脂及びその他の添加剤からな
るものを挙げることができる。上記クリヤー塗料におけ
る塗膜形成性樹脂としては特に限定されず、例えば、ア
クリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂等を挙げることができ、これらはアミノ樹脂及び
/又はブロックイソシアネート樹脂等の硬化剤と組み合
わせて用いることができる。透明性、耐酸エッチング性
等の点から、アクリル樹脂及び/又はポリエステル樹脂
とアミノ樹脂との組み合わせ、又は、カルボン酸・エポ
キシ硬化系を有するアクリル樹脂及び/又はポリエステ
ル樹脂等を用いることが好ましい。
【0041】上記クリヤー塗料は、上記メタリックベー
ス塗料を基材に霧化塗装後、未硬化の状態で塗装するの
で、層間のなじみや反転、タレ等を防止するべく、上記
鱗片状光輝性顔料を含む塗料で述べた粘性制御剤を含有
することが好ましい。上記クリヤー塗料中の粘性制御剤
の含有量は、上記クリヤー塗料中の塗膜形成性樹脂の固
形分100重量部に対して0.01〜10重量部である
ことが好ましい。0.01重量部未満であると、粘性制
御効果が得られず、タレ等の不具合を招くおそれがあ
り、10重量部を超えると、外観が低下する傾向にあ
る。より好ましくは、0.02〜8重量部であり、更に
好ましくは、0.03〜6重量部である。
【0042】上記クリヤー塗料中の全固形分含有量は、
好ましくは30〜80重量%であり、より好ましくは4
0〜70重量%である。30重量%未満であると、粘性
が低すぎてなじみやムラ等の外観不良が発生し、80重
量%を超えると、粘性が高すぎて塗膜外観が低下するお
それがある。
【0043】上記クリヤー塗料の塗料形態としては、水
溶性、水分散性又はエマルションからなる水性型のほ
か、有機溶剤型、非水分散型の何れでもよく、必要によ
り、硬化触媒、表面調整剤等を用いることができる。
【0044】上記メタリックベース塗料を塗装後クリヤ
ー塗料を塗装する前に、一定時間室温で放置、又は、例
えば60〜100℃未満にて2〜10分間加熱すること
によって塗膜を予め乾燥させるプレヒート工程を施すこ
ともでき、この工程を施すことによりクリヤーとの混層
を防ぎ、高い架橋度の硬化塗膜が得られる。
【0045】上記クリヤー塗料塗装後の焼き付け硬化
は、通常、100〜180℃にて行うことができ、これ
により高い架橋密度の硬化塗膜が得られる。100℃未
満であると、硬化が充分ではなく、180℃を超える
と、塗膜が固く脆くなる。好ましくは、120〜160
℃である。硬化時間は硬化温度により変化するが、12
0〜160℃で10〜60分間が適当である。
【0046】上記メタリックベース塗料により形成され
るメタリックベース塗膜の乾燥膜厚は、10〜30μm
であることが好ましく、上記クリヤー塗料により形成さ
れるクリヤー塗膜の乾燥膜厚は、5〜60μmであるこ
とが好ましい。これらの上限を超えると、塗装時のワキ
やタレ等の不具合が起こるおそれがあり、下限未満であ
ると、下地の凹凸が隠蔽できなくなるおそれがある。な
お、上記メタリックベース塗料、上記クリヤー塗料によ
る塗装が多ステージ塗装である場合には、それぞれの乾
燥膜厚は、総膜厚を意味するものである。
【0047】上記中塗り塗料及び上記クリヤー塗料を塗
布する方法としては、それぞれ特に限定されず、従来公
知の方法を使用することができるが、例えば、本発明の
塗膜形成方法における霧化塗装により行うことができ
る。また、上記中塗り塗料及び上記クリヤー塗料の調製
方法としてはそれぞれ特に限定されず、例えば、従来公
知の方法を用いることができる。
【0048】上記塗膜形成方法により得られる塗膜は、
塗膜中に鱗片状光輝性顔料が基材に対して平行に配向し
ていることから、仕上がり外観、特にフリップフロップ
性に優れたものであり、また、塗装ムラもなく、意匠性
に優れたものである。これにより、例えば、自動車の車
体や部品等のように優れた意匠性の要求されるものに対
して本発明の上記塗膜形成方法により得られる塗膜を形
成すると、非常に意匠性に優れたものとすることが可能
である。
【0049】本発明の塗膜形成方法は、鱗片状光輝性顔
料を含む塗料を基材に霧化塗装する場合において、この
鱗片状光輝性顔料を含む塗料が基材に対して塗着すると
きの飛行速度が5m/秒以上であるので、塗着時の衝突
エネルギーが大きくなり、得られる塗膜中での鱗片状光
輝性顔料が基材に対して平行に配向し、その結果、仕上
がり外観、特にフリップフロップ性に優れ、かつ、平滑
な塗膜を得ることができる。更に、本発明の塗膜形成方
法において、霧化塗装を回転霧化型静電塗装すること
や、霧化塗装を行う塗装機と基材との間のガン距離を1
0〜25cmとすることによって塗着時の衝突エネルギ
ーをより大きくすることができることから、より、意匠
性に優れた塗膜を得ることができる。従って、本発明の
塗膜形成方法は、自動車車体や部品等のような意匠性が
要求されるものの塗装に好適に適用することができ、得
られる塗膜は、意匠性に優れるものである。
【0050】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。なお、実施例中、部、%は、それぞれ重量
部、重量%を意味する。
【0051】実施例1塗膜形成方法 1.下地塗膜の作成 20cm×30cm、厚さ0.8mmのダル鋼板をリン
酸亜鉛処理した後、カチオン電着塗料(パワートップU
−50、日本ペイント社製)を乾燥膜厚20μmとなる
ように塗布し160℃で30分間加熱硬化させた後、グ
レー色中塗り塗料(オルガP−2グレー、日本ペイント
社製)を乾燥膜厚30μmとなるようにスプレー塗装
し、室温で約3分間放置後、140℃で20分間加熱し
硬化させて下地塗膜を得た。得られた下地塗膜を3ステ
ージの下記塗装工程によりメタリックベース塗装及びク
リヤー塗装を行った。
【0052】2.塗装工程 (1)メタリックベース塗装1(1ステージ) 得られた下地塗膜に対して、「スーパーラックM−35
0♯シルバーメタリックベース」(日本ペイント社製メ
タリックベース塗料)に「アルペースト91−0562
(平均粒径16μm、厚さ0.5μm、アスペクト比3
2)」(東洋アルミ社製)をアルミニウム製光輝材の含
有量が顔料重量濃度(PWC)として15%となるよう
に配合し、乾燥膜厚8μmとなるように「マイクロ・マ
イクロベル」を用い、印加電圧−80kV、回転数35
000rpm、シェービングエアー圧1.5kg/cm
、吐出量150cc/分、塗装機と基材とのガン距離
30cmで1ステージの回転霧化型静電塗装した。塗装
後、1.5分間のインターバルを行った。
【0053】(2)メタリックベース塗装2(2ステー
ジ) メタリックベース塗装1の後、ウエット・オン・ウエッ
トにより「スーパーラックM−350♯シルバーメタリ
ックベース」(日本ペイント社製メタリックベース塗
料)を乾燥膜厚8μmとなるように「メタベル」(ラン
ズバーグ社製回転霧化型静電塗装機)を用い、印加電圧
−80kV、回転数15000rpm、シェービングエ
アー圧3.5kg/cm、吐出量220cc/分、塗
装機と基材とのガン距離15cmで、1ステージの回転
霧化型静電塗装した。基材に対する塗着時の飛行速度
は、6.4m/秒であった。塗装後に7分間セッティン
グを行った。なお、塗着時の飛行速度は、以下の測定方
法で行った。 (塗着時の飛行速度の測定方法)testo社製携帯型
風速計「testo415」により、ガン先から被塗物
に対して30cm、20cm、15cmそれぞれの位置
でシェービングエアー風速を測定した。
【0054】(3)クリヤー塗装(3ステージ) 次いで、ウエット・オン・ウエットでクリヤー塗料
(「マックフローO−1331クリヤー」(日本ペイン
ト社製)を、乾燥膜厚が30μmとなるように「マイク
ロ・マイクロベル」を用いて、印加電圧−90kV、回
転数25000rpm、シェービングエアー圧1.5k
g/cm、吐出量220cc/分、塗装機と基材との
ガン距離30cmで、1ステージの回転霧化型静電塗装
をし、7分間セッティングした。 (4)焼き付け工程 最後に、得られた塗装板を乾燥機で140℃で30分間
焼き付けを行い、評価用塗膜を得た。
【0055】以下の評価方法に従って、得られた評価用
塗膜におけるL値、フリップフロップ値及び仕上がり外
観の評価を行った。評価方法 (L値)「CM512m−3」(ミノルタ社製変角色差
計)を用いて、得られた評価用塗膜の25°、45°、
75°におけるL値を測定した。 (フリップフロップ値)「CM512m−3」(ミノル
タ社製変角色差計)を用いて測定した25°、75°に
おけるL値からフリップフロップ値(25°におけるL
値/75°におけるL値)を求めた。値が大きい程フリ
ップフロップ性が高いことを示す。 (仕上がり外観)「ウェーブスキャン」(ビッグケミー
社製)を用いて、得られた評価用塗膜のSW(ショート
・ウェーブ)の値により評価した。数値の小さいもの程
良好な外観が得られたことを示す。上記評価方法の結果
を表1に示した。
【0056】実施例2 上記メタリックベース塗装2において、塗装機と基材と
のガン距離を25cmにした以外は、実施例1と同様に
して評価用塗膜を得た。上記メタリックベース塗装2の
際、基材に対する塗着時の飛行速度は、5.1m/秒で
あった。得られた評価用塗膜を実施例1と同様の評価方
法により評価し、結果を表1に示した。
【0057】比較例1 上記メタリックベース塗装2において、塗装機と基材と
のガン距離を30cmにした以外は、実施例1と同様に
して評価用塗膜を得た。上記メタリックベース塗装2の
際、基材に対する塗着時の飛行速度は、3.3m/秒で
あった。得られた評価用塗膜を実施例1と同様の評価方
法により評価し、結果を表1に示した。
【0058】
【表1】
【0059】表1から、実施例1、2により得られた塗
膜は、比較例1により得られた塗膜に比べて、25°
(ハイライト部)でのL値が大きく、75°(シェード
部)でのL値が小さいものであったことから、フリップ
フロップ性に優れたものであった。また、仕上がり外観
に関しては、実施例1、2により得られた塗膜は、比較
例1により得られた塗膜に比べて、SWが小さいもので
あったことから、塗膜の艶が優れるものであった。
【0060】
【発明の効果】本発明の塗膜形成方法は、上述の構成よ
りなり、得られる塗膜の仕上がり外観、特にフリップフ
ロップ性に優れた塗膜を得ることができることから、金
属、プラスチック等の基材に好適に適用できるものであ
る。特に、自動車の車体や部品等のような優れた意匠性
が要求されるものに適用することにより、より効果が発
揮されるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 7/14 B05D 7/14 L 7/24 302 7/24 302A 303 303C C09D 5/29 C09D 5/29 201/00 201/00 Fターム(参考) 4D075 AA01 AD18 BB23X BB75X BB99 CB33 DA23 DB02 DC12 EA43 EB01 EC01 4J038 CG001 DB001 DD001 DG001 HA036 HA166 HA486 HA546 KA08 KA15 KA20 NA01 PA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鱗片状光輝性顔料を含む塗料を基材に霧
    化塗装することからなる塗膜形成方法であって、前記鱗
    片状光輝性顔料を含む塗料の前記基材に対する塗着時の
    飛行速度が5m/秒以上であることを特徴とする塗膜形
    成方法。
  2. 【請求項2】 霧化塗装は、回転霧化型静電塗装である
    請求項1記載の塗膜形成方法。
  3. 【請求項3】 霧化塗装を行う塗装機と基材との間のガ
    ン距離は、10〜25cmである請求項1又は2記載の
    塗膜形成方法。
  4. 【請求項4】 鱗片状光輝性顔料を含む塗料は、メタリ
    ックベース塗料であって、前記メタリックベース塗料を
    基材に霧化塗装した後、更に、ウエットオンウエットで
    クリヤー塗料が塗装されるものである請求項1、2又は
    3記載の塗膜形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の塗膜形成
    方法により得られる塗膜。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020241342A1 (ja) * 2019-05-30 2020-12-03 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 複層塗膜形成方法

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