JPH0644633Y2 - フードスライサ - Google Patents

フードスライサ

Info

Publication number
JPH0644633Y2
JPH0644633Y2 JP1988082912U JP8291288U JPH0644633Y2 JP H0644633 Y2 JPH0644633 Y2 JP H0644633Y2 JP 1988082912 U JP1988082912 U JP 1988082912U JP 8291288 U JP8291288 U JP 8291288U JP H0644633 Y2 JPH0644633 Y2 JP H0644633Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
case
food
conveyor
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988082912U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH024797U (ja
Inventor
達男 沼口
Original Assignee
沼口機械工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 沼口機械工業株式会社 filed Critical 沼口機械工業株式会社
Priority to JP1988082912U priority Critical patent/JPH0644633Y2/ja
Publication of JPH024797U publication Critical patent/JPH024797U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0644633Y2 publication Critical patent/JPH0644633Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、食品を切断するためのフードスライサに関す
るものである。
(従来の技術) 従来、斯かるフードスライサとしては、例えば、水平方
向に配設された搬送用ベルトを有するコンベヤと、内方
に前記搬送用ベルトの前面を突出させるべく組み付けら
れた中空のフードケースと、該フードケース内で食品を
剪断せしめる固定刃及び回転刃とを備えてなる食品スラ
イサがあった。
また、本体の前面端に回曲部を有する搬送用ベルト(切
削食品送給用のコンベヤベルト)と、本体の前面から突
出する切削刃物の駆動軸とを設け、前記本体の前面に前
記駆動軸を突出させるフードケース(ケース基板)を開
閉自在に軸支し、このフードケースに前記搬送用ベルト
の回曲部に接近する供給口具を装着し、該フードケース
の開動作により前記供給口具を搬送用ベルトの回曲部前
面から移動して該前面を解放するようにした食品類の切
削機があった(特開昭60−221296号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来例のうち、先例の食品スラ
イサにあっては、内方に搬送用ベルトの前面を突出させ
るべくフードケースを組み付けたうえ、同搬送用ベルト
の前面に回転刃を近接させていることから、斯かる搬送
用ベルトを取り外す際には、一旦、前記フードケース内
から回転刃を取り外さなければならないといった手間を
有し、また、元通りに搬送用ベルトと回転刃とをフード
ケース内に取り付けるには、回転刃と固定刃との位置関
係を良好状態に保持せしめるクリアランスの調整に長時
間を要してしまうといった問題があった。
一方、特開昭60−221296号公報に開示されている食品類
の切削機にあっては、フードケースの開動作で前記供給
口具が搬送用ベルトの回曲部前面から移動して該前面を
解放することにより、搬送用ベルトの取り替え等が可能
になるものであるが、前記フードケースを開動作するた
めには、予め、フードケース内に内設されている回転刃
を駆動軸から取り外しておかなければならないため、取
り外し作業に手間がかかり、また、先例と同様、回転刃
と固定刃とのクリアランスの調整にも時間がかかるもの
であった。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、一旦、組み付けられたフードケースや回転刃を分解
することなく、簡単にして搬送用ベルトの取り外しが行
えるフードスライサを提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成す
るため本考案の要旨とする構成は、両側板に軸支された
原動ローラ及び従動ローラを介して前端側をフードケー
ス内に突出すべく配設された搬送用ベルトを有して切断
前の食品を前記フードケース内へ搬送するコンベヤと、
該食品を前記フードケース内で剪断する固定刃及び回転
刃とを備えたフードスライサにおいて、前記フードケー
スのケース本体側をフレームに固定すると共に、前記ケ
ース本体には、前記搬送用ベルトの前端側を開放すべく
同ケース本体の側面に形成された案内溝と、前記固定刃
の下方から前記案内溝へ連通する切欠部と、前記搬送用
ベルトの幅方向に沿って前記搬送用ベルトの前面側を覆
うべく前記案内溝内に着脱自在に嵌挿されるベルトカバ
ーと、該ベルトカバーを摺動自在に案内し且つ着脱自在
に支持するカバー案内支持部と、前記ベルトカバーの前
後方向の位置を決定する位置決め部とを備えてなるフー
ドスライサに存する。
(作用) 本考案に係るフードスライサは、搬送用ベルトを有する
コンベヤで切断前の食品をフードケース内へ搬送し、当
該食品をフードケース内にある固定刃及び回転刃で剪断
する。フードケースのケース本体がフレームに固定され
ており、該ケース本体の前記固定刃の下方に設けた切欠
部からフードケース内に突出した搬送用ベルトの前面が
ベルトカバーで覆ってあり、このベルトカバーはカバー
案内支持部で搬送用ベルトの幅方向に沿って摺動自在に
案内され、且つ着脱自在に支持され、その前後方向の位
置を位置決め部で位置決めされている。そして、搬送用
ベルトは、ベルトカバーを取外すのみにて、簡単に洗浄
等を行った後、元通りに取付けられるようになってい
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図(a)及び(b)は本考案の実施例に係るフード
スライサ全体の概略を示すそれぞれ正面図及び側面図、
第2図(a)及び(b)は夫々その要部を示す正面図及
び側面図である。
フードスライサは、原動ローラ10,20及び従動ローラ11,
21に夫々巻掛けられた下部ベルト14及び上部ベルト24を
それぞれ有し(第8図及び第9図参照)、切断前の食品
を上下から握るような状態にて前方のフードケース4の
方向へ搬送する下部コンベヤ1及び上部コンベヤ2を備
え、これら両ベルト14,24によって搬送される食品を剪
断するフードケース4内の回転刃42及び固定刃47aと、
伝動部6を介して両コンベヤ1,2及び回転刃42を駆動す
る駆動部5とが設けられている。この駆動部5は、モー
タ台56a上のモータ56、変速プーリー57,58及びこれらの
プーリーとモータプーリー56cに巻掛けられた駆動ベル
ト59を備えている。
また、フードスライサは、フードケース4のケース本体
40がフレーム7に固定されており、当該ケース本体40の
固定刃47aの下方の切欠部40bからフードケース4内に突
出した搬送用ベルトとしての下部ベルト14の前面がベル
トカバー52で覆ってある。このベルトカバー52はカバー
案内支持部48で搬送用ベルトとしての下部ベルト14の幅
方向に沿って摺動自在に案内され、且つ着脱自在に支持
され、その前後方向の位置を位置決め部49で位置決めさ
れている。そして、当該下部ベルト14は、ベルトカバー
52を取外すのみにて、簡単に洗浄等を行った後、元通り
に取付けられるようになっている。
フードケース4は、略八角形をなしフレーム7に固定し
たケース本体40と、当該ケース本体40に対し開閉自在な
揺動蓋体41とを有し、刃主軸46にキーをもって固定され
た回転刃42及びケース本体40の背面板40aに固定した固
定刃47aが内部に収容されている。ケース本体40は、背
面板40a及び上部の斜面板40dを有し、内部に連通して洗
浄水を送り込むための洗浄管43が当該斜面板40dに突設
してある。
第3図は、ケース本体の要部を示す正面図である。
ケース本体は、背面板40aに設けた縦長の長方形開口の
長辺の一部及び垂直板40lの一部を切り欠いて形成した
切欠部40bと、この切欠部40bの背面板40aの部分の近傍
の円形貫通孔40c及び長方形の小透孔40eとを有し、これ
らの周囲の内面側に取付け座40fが設けてあり、切欠部4
0bの周囲及び小透孔40eの下方に複数のねじ孔40g,40h,4
0i,40jが明けてある。
固定刃47aは、口金47(第4図(a)及び(b)参照)
の下部にあって当該口金47と一体になっており、上縁に
刃部分47bが形成してあり、下部の背面に緩斜面47c及び
これに続く急斜面47dを有している。当該口金47は、略
正方形の枠状をなし、両側に一体に張出した張出板47e,
47eに複数のボルト孔47fを有し、ねじ孔40g及びボルト
孔47fを利用して、ボルト72aをもって切欠部40bの上部
に固定されている。
カバー案内支持部48は、第5図(a)及び(b)に示す
ように、上部に形成した凹条48aと、間隔を置いて穿設
したボルト孔48bとを有し、背面板40aの取付け座40fの
下部にねじ孔40hを利用してボルト72bをもって固定して
あり、凹条48aと背面板40aの内壁面とで案内溝G(第2
図(b)参照)を形成しており、下部ベルト14の幅方向
に沿って摺動自在にベルトカバー52を案内し且つ着脱自
在に支持する。
位置決め部49は、長方形の蓋板50と、小蓋板51(第6図
(a)及び(b)参照)とを備え、これらに夫々ボルト
孔50a,51aが穿設してあり、小蓋板51の上端に前上向き
斜面51bが形成してあり、夫々ねじ孔40i,40jを利用して
ボルト72c,72dで背面板40aに固定され、蓋板50は小透孔
40eを塞ぎ、小蓋板51は下部ベルト14の側端面を覆うと
ともに、ベルトカバー52の前後方向の位置決めをするた
めのものである。
ベルトカバー52は、第7図(a)、(b)及び(c)に
示すように、下部ベルト14の前面を覆う前面板52aと、
切欠部40bの一部を補充する補充板52bとを一体に備えて
いる。前面板52aは、小蓋板51の前上向き斜面51bに合わ
せて上端部52cを折り曲げてあり、下端を折り曲げて形
成した水平板52dとこれに連設した垂直板52eとを一体に
有し、当該垂直板52eが摺動自在に案内溝Gに嵌入さ
れ、上端部52cが口金47の急斜面47dと小蓋板51の前上向
き斜面51bとの間に挟まれて前後方向の位置決めがなさ
れる。補充板52bは、側板52gと背板52hとをケース本体4
0の形状に合わせて一体に形成してあり、側板52gの外面
に突設した把手52iを備えている。この把手52iに代え
て、第7図(a)に2点鎖線で示すように、側板52gに
軸72bをを取付け、係止片72aを有しこの軸72bを中心に
して回動自在なハンドル72を設けるとともに、フードケ
ース4の垂直板40lに固定体73を設け、係止片72aを固定
体73に係脱自在に係止させて下部ベルト14の幅方向の位
置を決めて、ベルトカバー52をフードケース4に固定す
ることも可能である。
揺動蓋体41は、ケース本体40の一方の垂直板40kの前端
寄りに設けた蝶番41aをもってケース本体40に開閉自在
に蝶着し、他方の垂直板40lの横向き延設部41bの透孔に
挿通された把手付ボルト41cを、ケース本体40の対応す
る位置に設けた雌ねじに螺合させてケース本体40に対し
閉じた状態で固定される。
揺動蓋体41は、口金47に対応する位置に窓41dを有し、
この窓41dに連通して切断後の食品を送り出すためのシ
ュート44が着脱自在に取り付けてある。
そしてフードケース4は、下部斜面に設けたリミットス
イッチ45により、揺動蓋体41が開いているときに安全の
ために回転刃42が回転しないようになっている。
回転刃42は、前後方向に沿った横向きの刃主軸46にキー
をもって固定した刃ホルダー42aに刃主軸46に関し点対
称に配置し、複数のボルトをもって当該刃ホルダー42a
に固定してあり、刃主軸46と一体になって矢印Aで示す
方向に回転し、下部コンベヤ1と上部コンベヤ2とによ
り搬送されて来る食品を円弧状の刃部分42bと固定刃47a
の刃部分47bとで所定の厚さに切断する。
フードケース4のケース本体40及び揺動蓋体41は、食品
衛生上の配慮に基づき、アルミニュームからなり、刃主
軸46及び刃ホルダー42aはステンレスからなっている。
第8図(a)及び(b)は夫々下部コンベヤとその関連
部分を示す側面図及び平面図、第9図(a)及び(b)
は夫々下部コンベヤと上部コンベヤとその関連部分を示
す側断面図及び正断面図である。
下部コンベヤ1は、原動ローラ10及び従動ローラ11と、
これらの原動ローラ10及び従動ローラ11を軸支している
両側板12,13と、原動ローラ10及び従動ローラ11に巻掛
けられている下部ベルト14等を備えている。
原動ローラ10は、ローラ軸10aをもって両側板12,13に軸
支されている。
従動ローラ11は、両側板12,13に設けた長穴12a,13aにロ
ーラ軸11aの両端が摺動自在に嵌入してあり、当該ロー
ラ軸11aの両端に刻設した雌ねじ11bに螺合する把手付調
整ボルト17a,17bを回すことにより当該長穴12a,13aに沿
って変位させ、下部ベルト14の緊張弛緩が自在にできる
ようになっている。
側板12,13は、下部ベルト14上の食品を案内する案内板1
5,16を備え、駆動部5の反対側の側板13は、幅が下部ベ
ルト14の上下部分の間隔よりも多少大きくなっており、
長手方向の略中央に縦方向に沿った貫通孔13bを有し、
駆動部5側にあってフレーム7と一体になっている他方
の側板12に中継部材71,71を介して片持ち式に固定して
あり、下部ベルト14と交差する上方向に沿って突出した
案内板16が当該案内板16及び側板13に縦向きに穿設した
穴に挿入されるノックピン8,8により位置決めされてい
る。この案内板16は、側板13に設けた縦方向に沿った貫
通孔13bに挿通された把手付ボルト17cのみをもって着脱
自在に側板13に固定してある。
下部ベルト14は、ポリエステル繊維を補強材とするポリ
ウレタンゴムからなっていて、フードケース4の背面板
40aに設けた口金47から一部が当該フードケース4内に
嵌入され突出している原動ローラ10と当該原動ローラ10
に対し所定間隔を置いて配置した従動ローラ11とに巻掛
けられ、両側板12,13間に水平に固定したステンレス板1
8により上部が略水平に保持されて食品をフードケース
4へ搬送する。
また、下部コンベヤ1は、原動ローラ10のローラ軸10a
の原動部5側の端部に固定した歯車61aが図示しない歯
車変速装置の出力軸53に固定した歯車53aと噛み合い、
下部ベルト14が回転駆動される。
上部コンベヤ2は、原動ローラ20及び従動ローラ21と、
これらを支持する両フレーム側板22,23と、アーム25,26
と、当該原動ローラ20及び従動ローラ21に巻掛けられた
上部ベルト24と、互いに反対方向へ回動付勢する引張り
ばね27及び28とを備えている。
原動ローラ20及び従動ローラ21は、夫々ローラ軸20a,21
aをもって両フレーム側板22,23及び下部側板38,39に軸
支されている。
フレーム側板23は、図示しない中継部材で一体化された
両下部側板38,39にピン29aで位置決めされ、把手付ボル
ト29をもって当該下部側板39の外側に固定されており、
上部に縦方向に沿って長穴22a,23aが設けてあり、テン
ションローラ30のローラ軸30aの両端に設けた雌ねじ30
b,30bに螺合する把手付ボルト31,31及び上端に横向きに
取り付けたテンションバー32を備えている。当該長穴22
a,23aにテンションローラ30のローラ軸30aの両端が摺動
自在に挿通され、把手付ボルト31,31を回すことによ
り、上部ベルト24のテンションを調整できるようになっ
ている。
アーム26は、両ベルト14,24と交差する方向に沿って当
該ベルト14,24に対し突出し、下部ベルト14の上下部分
の間隔よりも幅が狭くなっており、下部の穴26cがコン
ベヤ軸9の外周の外側から遊嵌合し、所定位置に穿設し
た透孔26aに挿通され先端がフレーム側板23の透孔23bに
挿入される頭付ピン33と当該ピンの頭に穿設した透孔33
a及び所定位置に穿設した透孔26bに外側から挿通される
把手付ボルト34を緩めて取外し、ピン33を抜き取ること
によって、下部ベルト14の上下部分の間に配置したコン
ベヤ軸9を中心にしてフレーム側板23に対し回動自在に
なる。
上部ベルト24は、原動ローラ20及び従動ローラ21と、テ
ンションローラ30と、二つの中間ローラ35,36とに巻掛
けられ、駆動部5側のフレーム側板22とボルト37をもっ
て一体にしてあるアーム25と共に下部ベルト14の上下平
行部分の間に位置させたコンベヤ軸9を中心にして回動
自在であり、後方が下部コンベヤ1に対し開いた状態に
て支持されており、二つの中間ローラ35,36により、下
側部分が下部ベルト14の上側部分に対向しつつ前方へ行
くに従い段階的に緩やかな傾斜角度になり、最前方の下
面を下部ベルト14に当接させ、傾斜させて配置してあ
る。
そして上部コンベヤ2は、説明を省略した歯車変速装置
の出力軸53に固定した歯車53aと噛み合い中間軸62に固
定した歯車62a及び歯車62bと、この歯車62bと噛み合い
中間軸63に固定した歯車63a及びプーリー63bと、コンベ
ヤ軸9に固定されたプーリー63cと、プーリー63b及びプ
ーリー63cに巻掛けられたタイミングベルト63dと、コン
ベヤ軸9の端部に固定されたプーリー63eと、このプー
リー63e及び原動ローラ20のローラ軸20aの端部に固定さ
れたプーリー63fと、これらのプーリーと中間プーリー6
4及び中間ローラ65に巻掛けられたタイミングベルト63g
等の伝動部6を介して、上部ベルト24が駆動部5によっ
て回転駆動される。
上記両側板12,13、両案内板15,16、両フレーム側板22,2
3及び両アーム25,26は、いずれもアルミニュームからな
り、フードケース4のケース本体40及び揺動蓋体41も同
様の材料からなり、各原動ローラ10,20及びコンベヤ軸
9その他の主要な軸は、ステンレスからなり、食品衛生
上の配慮がなされている。
一方の引張りばね27は、フレーム側板22,23の上部に形
成した凹部22c,23cに両端が挿入支持されたテンション
バー32の中央に、ナット27aをもって後端を位置決めし
たねじ棒27bの前端に一端が接続され、他端がフードケ
ース4の背面板40aに後ろ向きに固定したボルト27cの後
端に結合され、上部ベルト24の前端下面を下部ベルト14
の上面に押し付ける方向へ上部コンベヤ2を付勢し、ナ
ット27aを回すことにより付勢力の調整が可能である。
また、他方の引張りばね28は、フレーム側板22の所定箇
所に固定した鈎状突起28aに一端が掛けてあり、他端が
フレーム7に上向きに固定された突起28bに連結され、
前記引張りばね27と反対方向へ上部コンベヤ2を付勢し
ており、両引張りばね27,28によって、下部コンベヤ1
に対する上部コンベヤ2の前端の押圧力のバランスを調
整できるようになっている。
次に、上記構成によるフードスライサの使用方法及び動
作について説明する。
切断対象となる食品は、下部ベルト14上に載せられる
と、下部ベルト14及び上部ベルト24によって、フードケ
ース4の方向へ所定速度で搬送されてフードケース4内
に入り、回転刃42と固定刃47aとにより、所定厚さで切
断される。切断された食品は、シュート44を通じて図示
しない容器等へ収納される。
下部ベルトを取外したいときには、把手52iを掴んでベ
ルトカバー52をカバー案内支持部48に沿って摺動させ引
出して取外すとともに、調整ボルト17a,27bを回して下
部ベルト14を弛め、アーム26を固定している把手付ボル
ト34及び頭付ピン33を取外して当該アーム26を回動させ
略水平にし、縦向きの把手付ボルト17cを取外し案内板1
6を若干持ち上げてノックピン8,8を抜くと、当該案内板
16が取外せる。その後、まず原動ローラ11側の部分を外
し、工具を必要とすることなく下部ベルト14全体を取外
すことができる。
上部ベルト24を取外すときには、更に、上部の把手付ボ
ルト31,31を回して一方のみ取外し、上部ベルト24を弛
めるとともに側方の把手付ボルト29及びフレーム側板23
を取外した後、工具を必要とすることなく上部ベルト24
を取外すことができる。
両ベルト14,24を洗浄した後、取付けるときには、上記
と逆の順序にて組立てることにより、工具を使用せずに
復元できる。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、シュート44に代えて前部コンベヤを揺動蓋体41の窓
41dに接続してもよく、その他種々の変形が可能であ
る。
(考案の効果) 本考案は上述の如く構成され、前記フードケースのケー
ス本体側をフレームに固定すると共に、前記ケース本体
には、前記搬送用ベルトの前端側を開放すべく同ケース
本体の側面に形成された案内溝と、前記固定刃の下方か
ら前記案内溝へ連通する切欠部と、前記搬送用ベルトの
幅方向に沿って前記搬送用ベルトの前面側を覆うべく前
記案内溝内に着脱自在に嵌挿されるベルトカバーと、該
ベルトカバーを摺動自在に案内し且つ着脱自在に支持す
るカバー案内支持部と、前記ベルトカバーの前後方向の
位置を決定する位置決め部とを備えたことによって、前
記ベルトカバーを前記カバー案内支持部に沿って手前に
引き抜くだけの簡単操作で、前記フードケースの側面に
形成された前記案内溝が開放されて前記搬送用ベルトの
前端側がフリーになるため、一旦、組み付けられたフー
ドケースや回転刃を、その都度、分解することなく、搬
送用ベルトのみの着脱操作が簡単かつ円滑に行えるフー
ドスライサを提供できることとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案に係るフードスライサ全体の概略
を示す正面図、第1図(b)は同側面図、第1図(c)
はフードケースを開けた状態を示す要部説明図、第1図
(d)はベルトカバーの挿着状態を示す説明図、第2図
(a)及び(b)は夫々その要部を示す正面図及び側面
図、第3図はケース本体の要部を示す正面図、第4図
(a)及び(b)は固定刃を有する口金を示す夫々平面
図及び正面図、第5図(a)及び(b)はカバー案内支
持部を示す夫々正面図及び断面図、第6図(a)及び
(b)は位置決め部を示す夫々正面図及び断面図、第7
図(a)、(b)及び(c)はベルトカバーを示す夫々
側面図、部分平面図及び正面図、第8図(a)及び
(b)は夫々下部コンベヤとその関連部分を示す側面図
及び平面図、第9図(a)及び(b)は夫々下部コンベ
ヤと上部コンベヤとその関連部分を示す側断面図及び正
断面図、第9図(c)は第9図(a)のB−B矢視図で
ある。 1…下部コンベヤ、2…上部コンベヤ、4…フードケー
ス、5…駆動部、6…伝動部、7…フレーム、9…コン
ベヤ軸、10…原動ローラ、10a…ローラ軸、、11…従動
ローラ、11a…ローラ軸、12,13…側板、14…下部ベルト
(搬送用ベルト)、15,16…案内板、17a,17b…把手付調
整ボルト、17c…把手付ボルト、18…ステンレス板、20
…原動ローラ、20a…ローラ軸、21…従動ローラ、21a…
ローラ軸、22,23…フレーム側板、24…上部ベルト、25,
26…アーム、27…引張りばね、27a…ナット、27b…ねじ
棒、27c…ボルト、28…引張りばね、29…把手付ボル
ト、30…テンションローラ、30a…ローラ軸、31…把手
付ボルト、32…テンションバー、34…把手付ボルト、3
5,36…中間ローラ、40…ケース本体、40a…背面板、40b
…切欠部、40c…貫通孔、40d…斜面板、40e…小透孔、4
0f…取付座、40g,40h,40i,40j…ねじ孔、40k,40l…垂直
板、41…揺動蓋体、42…回転刃、46…刃主軸、47…口
金、47a…固定刃、47b…刃部分、47c…緩斜面、47d…急
斜面、47e…張出板、47f…ボルト孔、48…カバー案内支
持部、49…位置決め部、50…蓋板、50a…ボルト孔、51
…小蓋板(位置決め部を構成する)、52…ベルトカバ
ー、52a…前面板、52b…補充板、52c…上端部、52d…水
平板、52e…垂直板、52g…側板、52h…背板、52i…把
手、G…案内溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側板に軸支された原動ローラ及び従動ロ
    ーラを介して前端側をフードケース内に突出すべく配設
    された搬送用ベルトを有して切断前の食品を前記フード
    ケース内へ搬送するコンベヤと、該食品を前記フードケ
    ース内で剪断する固定刃及び回転刃とを備えたフードス
    ライサにおいて、 前記フードケースのケース本体側をフレームに固定する
    と共に、前記ケース本体には、前記搬送用ベルトの前端
    側を開放すべく同ケース本体の側面に形成された案内溝
    と、前記固定刃の下方から前記案内溝へ連通する切欠部
    と、前記搬送用ベルトの幅方向に沿って前記搬送用ベル
    トの前面側を覆うべく前記案内溝内に着脱自在に嵌挿さ
    れるベルトカバーと、該ベルトカバーを摺動自在に案内
    し且つ着脱自在に支持するカバー案内支持部と、前記ベ
    ルトカバーの前後方向の位置を決定する位置決め部とを
    備えたことを特徴とするフードスライサ。
JP1988082912U 1988-06-24 1988-06-24 フードスライサ Expired - Lifetime JPH0644633Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988082912U JPH0644633Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 フードスライサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988082912U JPH0644633Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 フードスライサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH024797U JPH024797U (ja) 1990-01-12
JPH0644633Y2 true JPH0644633Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31307647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988082912U Expired - Lifetime JPH0644633Y2 (ja) 1988-06-24 1988-06-24 フードスライサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0644633Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007061941A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Watanabe Foodmach Co Ltd 食品スライサ
JP5367485B2 (ja) * 2009-07-16 2013-12-11 株式会社アイホー 食品切断装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60221297A (ja) * 1984-04-17 1985-11-05 株式会社 榎村鉄工所 食品類切削機のベルト清掃装置
JPS60221296A (ja) * 1984-04-17 1985-11-05 株式会社 榎村鉄工所 食品類の切削機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH024797U (ja) 1990-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2563120A (en) Slicing machine
JPH0644633Y2 (ja) フードスライサ
KR20200065920A (ko) 생선절단장치
JP3146620B2 (ja) コンバインの脱穀排稈装置
JP3632867B2 (ja) 自動糊付機
JP2004194531A (ja) 排藁搬送装置
JP2989822B1 (ja) コンベア
JP2006239853A (ja) 食肉スライサー
JP2835443B2 (ja) コンバイン
JP2672103B2 (ja) 脱穀装置
JP3412781B2 (ja) 自走式根菜収穫機
JPS6225351Y2 (ja)
JPS60221297A (ja) 食品類切削機のベルト清掃装置
JP4499954B2 (ja) コンバイン
JPH03154193A (ja) 自動販売機の商品取出口装置
JP3337002B2 (ja) 脱穀装置
JP3142211B2 (ja) コンバインにおける防塵カバー
JP2835445B2 (ja) コンバイン
JPH0631868Y2 (ja) 脱穀装置
JP3061721B2 (ja) 脱穀機の排塵及び排稈処理装置
JP2000316362A (ja) 脱穀機のフィードチェン駆動構造
JP2695626B2 (ja) 脱穀装置
JPH0129036Y2 (ja)
JP2537441Y2 (ja) 苗移植機の苗箱載せ台
JP2654368B2 (ja) 脱穀装置