JP2537441Y2 - 苗移植機の苗箱載せ台 - Google Patents
苗移植機の苗箱載せ台Info
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- JP2537441Y2 JP2537441Y2 JP5671591U JP5671591U JP2537441Y2 JP 2537441 Y2 JP2537441 Y2 JP 2537441Y2 JP 5671591 U JP5671591 U JP 5671591U JP 5671591 U JP5671591 U JP 5671591U JP 2537441 Y2 JP2537441 Y2 JP 2537441Y2
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- Japan
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- seedling
- seedling box
- seedlings
- planting
- frame
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、イ草苗移植機等の苗移
植機における苗箱載せ台に関する。
植機における苗箱載せ台に関する。
【0002】
【従来の技術】本考案の出願人は、図11に示すように
苗台(ホ)上に載置した帯状のイ草苗を倒伏姿勢で搬送
する横搬送部(イ)と、該横搬送部(イ)により送られ
てきた倒伏姿勢の苗を植付杆(ロ)による適正取出し姿
勢に対応した起立姿勢に変姿させる2本の無端帯(捩れ
ベルト)からなる苗姿勢変換搬送部(ハ)とを苗供給側
から苗取出し側にかけて架設した苗搬送装置を備えたイ
草苗移植機を提案しており(特願平3ー69034号
等)、そのものにおいては、横搬送部(イ)の搬送面に
沿ってその上方に設けた棒状の苗押えガイド(ニ)によ
り苗送り作用の良好化を図ると共に、苗姿勢変換搬送部
(ハ)の搬送始端側に設けたテンションローラ(ヘ)に
より捩れベルトの緊張状態を保持するようにしてある。
苗台(ホ)上に載置した帯状のイ草苗を倒伏姿勢で搬送
する横搬送部(イ)と、該横搬送部(イ)により送られ
てきた倒伏姿勢の苗を植付杆(ロ)による適正取出し姿
勢に対応した起立姿勢に変姿させる2本の無端帯(捩れ
ベルト)からなる苗姿勢変換搬送部(ハ)とを苗供給側
から苗取出し側にかけて架設した苗搬送装置を備えたイ
草苗移植機を提案しており(特願平3ー69034号
等)、そのものにおいては、横搬送部(イ)の搬送面に
沿ってその上方に設けた棒状の苗押えガイド(ニ)によ
り苗送り作用の良好化を図ると共に、苗姿勢変換搬送部
(ハ)の搬送始端側に設けたテンションローラ(ヘ)に
より捩れベルトの緊張状態を保持するようにしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の苗台
は、板状又は皿状の苗台を移植機側に一体に設けたもの
が殆どで、容量も少ないものであり、苗を装填した状態
の苗箱を移植機側に出し入れする形で収容するものは未
だ提案されていない。そのため、苗台上の苗が短時間で
なくなってしまい(圃場での植付距離が短い)、その都
度作業を中断して苗補給を行なわなければならず、苗の
補給頻度が多いため作業能率が徒に低下する等の問題が
あった。
は、板状又は皿状の苗台を移植機側に一体に設けたもの
が殆どで、容量も少ないものであり、苗を装填した状態
の苗箱を移植機側に出し入れする形で収容するものは未
だ提案されていない。そのため、苗台上の苗が短時間で
なくなってしまい(圃場での植付距離が短い)、その都
度作業を中断して苗補給を行なわなければならず、苗の
補給頻度が多いため作業能率が徒に低下する等の問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る苗移植機の
苗箱載せ台は、上記のような実状に基づきなされたもの
であって、前後の横桟と左右の縦桟を一体的に連結して
なるループ状の枠体を植付部からステーを介し苗搬送装
置の下方空間部を通して前方に延出し、該枠体の前後幅
方向中途部下方には中横桟を枠体と一体に設け、苗箱の
底面側が枠体の前部横桟及び中横桟に、前面側が枠体の
後部横桟に夫々当接して苗箱が3点で受止められた傾斜
姿勢で着脱自在に支持されるように構成したことを要旨
とする。
苗箱載せ台は、上記のような実状に基づきなされたもの
であって、前後の横桟と左右の縦桟を一体的に連結して
なるループ状の枠体を植付部からステーを介し苗搬送装
置の下方空間部を通して前方に延出し、該枠体の前後幅
方向中途部下方には中横桟を枠体と一体に設け、苗箱の
底面側が枠体の前部横桟及び中横桟に、前面側が枠体の
後部横桟に夫々当接して苗箱が3点で受止められた傾斜
姿勢で着脱自在に支持されるように構成したことを要旨
とする。
【0005】
【作用】植付作業中、横搬送部上の苗が少なくなると苗
切れ検出用のセンサーがそれを検知しオペレータに苗切
れを報知するので、その時点で空の苗箱を苗箱載せ台の
枠体から機体前方へ向け引出せば苗箱底面が枠体の前部
横桟と中横桟をスライドし苗箱が苗箱載せ台から簡単に
取出される。そして、苗を収容した新たな苗箱を上記と
は逆に後方から枠体上をスサライドさせながら押込むよ
うにして苗箱載せ台に載せた後、苗箱内の苗の繰出始端
側を横搬送部にセットして苗補給を行なう。
切れ検出用のセンサーがそれを検知しオペレータに苗切
れを報知するので、その時点で空の苗箱を苗箱載せ台の
枠体から機体前方へ向け引出せば苗箱底面が枠体の前部
横桟と中横桟をスライドし苗箱が苗箱載せ台から簡単に
取出される。そして、苗を収容した新たな苗箱を上記と
は逆に後方から枠体上をスサライドさせながら押込むよ
うにして苗箱載せ台に載せた後、苗箱内の苗の繰出始端
側を横搬送部にセットして苗補給を行なう。
【0006】
【実施例】本考案の構成を図面に示された一実施例によ
り説明する。図面には、運転席1a、補助者用座席1
b、予備苗支持枠1cを有する乗用田植機の走行部(本
機)Aの後方に昇降リンク機構2を介して6条植えのイ
草苗移植機Pを装着したものが例示されている。イ草苗
移植機Pは、苗載台3、ドライブケース4、植付杆5及
び田面滑走用のフロート6等からなる植付部7を備えて
おり、苗供給側から苗取出し側にかけて苗載台3上に架
設された苗搬送装置8により搬送されてきたイ草苗を植
付杆5で一株ずつ挟持して田面に連続的に植付けるよう
になっている。苗載台3は左右一対の苗搬送装置支持フ
レーム9に底板9a,9bを固定してなり、苗載台3の
傾斜上端側下方には植付部7の条数に対応した6個の苗
箱10を夫々着脱自在に載置する苗箱載せ台11(苗箱
載せ台11の構造は後述する)が連設されている。各苗
箱10内には茎部aを所定長さに切断し且つ根部b寄り
側の茎部aを両側から紙製接着テープTですだれ状に挟
着(テーピング加工)すると共にテープT部分を外側か
ら糸でつる巻状に巻付けてなる帯状のイ草苗(テープ
苗)12がつづら折り状に収容されており(テープ苗の
長さは10乃至12mで植付長さは約100m)、該帯
状イ草苗12は先端側から、各植付条に対応して苗載台
3上に複数組立設した仕切板13間に設けた苗搬送装置
8で植付杆5による苗取出し側に搬送されるようになっ
ている。そして苗搬送装置8は苗を倒伏姿勢で搬送する
横搬送部14と、該横搬送部14により送られてきた倒
伏姿勢の苗12を植付杆5による適正取出し姿勢に対応
した起立姿勢に変姿させる苗姿勢変換搬送部15とで構
成されている。16は植付部ローリング支持ヒッチ、1
7は線引きマーカ、18はステー、19は起倒自在な植
付部スタンド、20は伝動カバー、21苗姿勢変換搬送
部15の搬送終端部側(苗取出し側)に設けた苗繰出切
断装置で、茎先繰出し回転体22、苗支持ガイド23,
23a,23c及び帯状苗を1株ずつ分割する切断部2
4等で構成されている。25は切断刃支持伝動ケース
で、ケース25の左右には互いに接近・離間して往復揺
動する切断刃26、受刃27が1組ずつ配置され、6条
植えに対応して3個のケース25が横並びに配設されて
いる。28は樋状の苗根部ガイド、29は植付ガイドで
ある。
り説明する。図面には、運転席1a、補助者用座席1
b、予備苗支持枠1cを有する乗用田植機の走行部(本
機)Aの後方に昇降リンク機構2を介して6条植えのイ
草苗移植機Pを装着したものが例示されている。イ草苗
移植機Pは、苗載台3、ドライブケース4、植付杆5及
び田面滑走用のフロート6等からなる植付部7を備えて
おり、苗供給側から苗取出し側にかけて苗載台3上に架
設された苗搬送装置8により搬送されてきたイ草苗を植
付杆5で一株ずつ挟持して田面に連続的に植付けるよう
になっている。苗載台3は左右一対の苗搬送装置支持フ
レーム9に底板9a,9bを固定してなり、苗載台3の
傾斜上端側下方には植付部7の条数に対応した6個の苗
箱10を夫々着脱自在に載置する苗箱載せ台11(苗箱
載せ台11の構造は後述する)が連設されている。各苗
箱10内には茎部aを所定長さに切断し且つ根部b寄り
側の茎部aを両側から紙製接着テープTですだれ状に挟
着(テーピング加工)すると共にテープT部分を外側か
ら糸でつる巻状に巻付けてなる帯状のイ草苗(テープ
苗)12がつづら折り状に収容されており(テープ苗の
長さは10乃至12mで植付長さは約100m)、該帯
状イ草苗12は先端側から、各植付条に対応して苗載台
3上に複数組立設した仕切板13間に設けた苗搬送装置
8で植付杆5による苗取出し側に搬送されるようになっ
ている。そして苗搬送装置8は苗を倒伏姿勢で搬送する
横搬送部14と、該横搬送部14により送られてきた倒
伏姿勢の苗12を植付杆5による適正取出し姿勢に対応
した起立姿勢に変姿させる苗姿勢変換搬送部15とで構
成されている。16は植付部ローリング支持ヒッチ、1
7は線引きマーカ、18はステー、19は起倒自在な植
付部スタンド、20は伝動カバー、21苗姿勢変換搬送
部15の搬送終端部側(苗取出し側)に設けた苗繰出切
断装置で、茎先繰出し回転体22、苗支持ガイド23,
23a,23c及び帯状苗を1株ずつ分割する切断部2
4等で構成されている。25は切断刃支持伝動ケース
で、ケース25の左右には互いに接近・離間して往復揺
動する切断刃26、受刃27が1組ずつ配置され、6条
植えに対応して3個のケース25が横並びに配設されて
いる。28は樋状の苗根部ガイド、29は植付ガイドで
ある。
【0007】ところで、前記苗搬送装置8を構成する横
搬送部14は及び苗姿勢変換搬送部15は夫々無端帯か
らなり、横搬送部14側の根元寄り側と茎先側の左右に
分配架設された無端帯14aはプーリ支持軸30に支持
されたプーリ31と苗姿勢変換搬送駆動用の第1駆動軸
32,32aに固定のプーリ33間に掛け渡されてい
る。また、苗姿勢変換搬送部15側の無端帯(捩れベル
ト)15a,15bは搬送苗12の茎身方向中途部を挟
持すべく上記横搬送部14側の左右の無端帯14aの中
間部前方に配置されており、夫々左右別体の第1駆動軸
32,32a及び第2駆動軸34,34aに固定のプー
リ35,36と苗繰出切断装置21の取付ブラケット2
1a内に支持されたプーリ37,38間に夫々横向きか
ら縦向き捩れ状態で掛け渡されている。39はプーリ3
1と一体に回転する苗茎先送り用ゴム羽根回転体であ
る。さて、無端帯15a,15bの搬送始端寄りには無
端帯15a,15bの非搬送作用辺側を押圧する上下一
対のテンションローラ40がローラ軸41を介し回転自
在に設けられており、該テンションローラ40は無端帯
15a,15bの捩れ方向に沿った截頭円錐形状に構成
されている。42はテンションプレート、43はテンシ
ョンプーリである。44,45は軸受、46はプーリ滑
り止め用のゴム体である。
搬送部14は及び苗姿勢変換搬送部15は夫々無端帯か
らなり、横搬送部14側の根元寄り側と茎先側の左右に
分配架設された無端帯14aはプーリ支持軸30に支持
されたプーリ31と苗姿勢変換搬送駆動用の第1駆動軸
32,32aに固定のプーリ33間に掛け渡されてい
る。また、苗姿勢変換搬送部15側の無端帯(捩れベル
ト)15a,15bは搬送苗12の茎身方向中途部を挟
持すべく上記横搬送部14側の左右の無端帯14aの中
間部前方に配置されており、夫々左右別体の第1駆動軸
32,32a及び第2駆動軸34,34aに固定のプー
リ35,36と苗繰出切断装置21の取付ブラケット2
1a内に支持されたプーリ37,38間に夫々横向きか
ら縦向き捩れ状態で掛け渡されている。39はプーリ3
1と一体に回転する苗茎先送り用ゴム羽根回転体であ
る。さて、無端帯15a,15bの搬送始端寄りには無
端帯15a,15bの非搬送作用辺側を押圧する上下一
対のテンションローラ40がローラ軸41を介し回転自
在に設けられており、該テンションローラ40は無端帯
15a,15bの捩れ方向に沿った截頭円錐形状に構成
されている。42はテンションプレート、43はテンシ
ョンプーリである。44,45は軸受、46はプーリ滑
り止め用のゴム体である。
【0008】50は前記横搬送部14を構成する無端帯
14aの搬送面に沿ってその上方に回転移動自在に設け
た苗押え搬送帯で、該苗押え搬送帯50は搬送方向前方
側を支点として苗供給側が上下方向に開閉するように起
伏自在に構成されている。本実施例では苗12の根元寄
り側の無端帯14aの上方に苗押え搬送帯50を配置し
たものが例示されている。即ち、前記第2駆動軸34,
34aに対して回動自在に支持されたL字形支持フレー
ム51に、プーリ52を回転自在に軸支しかつ持上げ及
びテンション調整用の把手53を固設したプレート54
を長孔及びボルト(図示せず)を介して進退調整可能に
連結固定してなる取付フレーム55を設け、前記プーリ
52と第2駆動軸に34,34aに固定したプーリ56
間に苗押え搬送帯50を掛渡し、無端帯14aと苗押え
搬送帯50によりイ草苗12の硬い根元寄り側が適度の
押圧力で上下から挟持された状態で搬送されるように構
成したものである。そして、苗押え搬送帯50を無端帯
14aの搬送面に対し適正弾発力を加えるべく支持フレ
ーム51と仕切板13間に張設された引張り弾機57を
介して無端帯14aの方向に付勢させてある。尚、苗押
え搬送帯50は搬送面に対し第2駆動軸34,34aを
中心にして上方に30°乃至45°回動した位置で適宜
のストップ機構により開状態を保持し得るようになって
いる。
14aの搬送面に沿ってその上方に回転移動自在に設け
た苗押え搬送帯で、該苗押え搬送帯50は搬送方向前方
側を支点として苗供給側が上下方向に開閉するように起
伏自在に構成されている。本実施例では苗12の根元寄
り側の無端帯14aの上方に苗押え搬送帯50を配置し
たものが例示されている。即ち、前記第2駆動軸34,
34aに対して回動自在に支持されたL字形支持フレー
ム51に、プーリ52を回転自在に軸支しかつ持上げ及
びテンション調整用の把手53を固設したプレート54
を長孔及びボルト(図示せず)を介して進退調整可能に
連結固定してなる取付フレーム55を設け、前記プーリ
52と第2駆動軸に34,34aに固定したプーリ56
間に苗押え搬送帯50を掛渡し、無端帯14aと苗押え
搬送帯50によりイ草苗12の硬い根元寄り側が適度の
押圧力で上下から挟持された状態で搬送されるように構
成したものである。そして、苗押え搬送帯50を無端帯
14aの搬送面に対し適正弾発力を加えるべく支持フレ
ーム51と仕切板13間に張設された引張り弾機57を
介して無端帯14aの方向に付勢させてある。尚、苗押
え搬送帯50は搬送面に対し第2駆動軸34,34aを
中心にして上方に30°乃至45°回動した位置で適宜
のストップ機構により開状態を保持し得るようになって
いる。
【0009】60は横搬送部14上のイ草苗12が無く
なった(又は少なくなった)ことを検知するセンサー
(苗切れ警報検知用センサー)で、このセンサー60は
苗押え搬送帯50の搬送始端寄りの一側方に位置して苗
押え搬送帯50の取付フレーム55にブラケット61を
介して装着されている。そして、センサー60はモニタ
パネル上に設けたブザー又はランプ等の警報手段62に
連係されており、横搬送部14上をイ草苗12が流れて
いる間はセンサー60が苗茎部aに当接し上方に押され
ているためスイッチがOFF状態に保持され、苗12が
切れるとセンサー60が下方に弾性復帰しスイッチがO
Nとなり自動的に警報手段62に表示(又はブザー報
知)されるようになっている。
なった(又は少なくなった)ことを検知するセンサー
(苗切れ警報検知用センサー)で、このセンサー60は
苗押え搬送帯50の搬送始端寄りの一側方に位置して苗
押え搬送帯50の取付フレーム55にブラケット61を
介して装着されている。そして、センサー60はモニタ
パネル上に設けたブザー又はランプ等の警報手段62に
連係されており、横搬送部14上をイ草苗12が流れて
いる間はセンサー60が苗茎部aに当接し上方に押され
ているためスイッチがOFF状態に保持され、苗12が
切れるとセンサー60が下方に弾性復帰しスイッチがO
Nとなり自動的に警報手段62に表示(又はブザー報
知)されるようになっている。
【0010】さて、前記苗箱載せ台11は次のように構
成されている。即ち、前後の横桟63,64と左右の縦
桟65,66を一体的に連結してなるループ状の枠体6
7を植付部7からステー68,69を介し苗搬送装置8
の下方空間部を通して機体進行方向前方に延出し、該枠
体67の前後幅方向中途部下方には中横桟70を枠体6
7と一体に設け、苗箱10の底面側が枠体67の前部横
桟63及び中横桟70に、苗箱前面側が枠体67の後部
横桟64に夫々当接して苗箱10が3点で受止められた
傾斜姿勢で着脱自在に支持されるようになっている。本
実施例では丸パイプからなる横方向に長い方形枠状の枠
体67をブラケット71,72及びボルト73,74等
で植付部7に夫々固定した上部ステー68と下部ステー
69を介して取付けてある。そして、苗箱10のセット
時には苗箱10の側面上部側が苗載台3に固定された仕
切板13に添接保持されるようになっており、植付作業
中は右右の仕切板13が苗載台10の横ずれを防止する
と共に供給テープ苗の誘導ガイドとなるように配慮され
ている。また、苗箱10と苗載台3間の空間部が線引き
マーカー17の収納スペースとなっている。
成されている。即ち、前後の横桟63,64と左右の縦
桟65,66を一体的に連結してなるループ状の枠体6
7を植付部7からステー68,69を介し苗搬送装置8
の下方空間部を通して機体進行方向前方に延出し、該枠
体67の前後幅方向中途部下方には中横桟70を枠体6
7と一体に設け、苗箱10の底面側が枠体67の前部横
桟63及び中横桟70に、苗箱前面側が枠体67の後部
横桟64に夫々当接して苗箱10が3点で受止められた
傾斜姿勢で着脱自在に支持されるようになっている。本
実施例では丸パイプからなる横方向に長い方形枠状の枠
体67をブラケット71,72及びボルト73,74等
で植付部7に夫々固定した上部ステー68と下部ステー
69を介して取付けてある。そして、苗箱10のセット
時には苗箱10の側面上部側が苗載台3に固定された仕
切板13に添接保持されるようになっており、植付作業
中は右右の仕切板13が苗載台10の横ずれを防止する
と共に供給テープ苗の誘導ガイドとなるように配慮され
ている。また、苗箱10と苗載台3間の空間部が線引き
マーカー17の収納スペースとなっている。
【0011】次に、苗搬送装置8の伝動機構について説
明する。動力は本機AのPTO軸Sから自在継手軸Uを
介し植付部中央伝動ケース75に導入された後、分岐さ
れて一方はドライブケース4を経由して植付杆5に伝達
され、他方は軸継手76、組立誤差吸収用の自在継手軸
77を経由しベベルケース78でさらに切断刃支持伝動
ケース25側と苗搬送装置8側へ分岐されるようになっ
ていて、苗搬送装置8側への動力は変速レバーケース7
9内で変速レバー80により適宜変速(苗搬送速度の変
速により一株の切断量即ち植付本数を調節する。植付杆
5の回転速度は一定)された後、チェン伝動でカウンタ
軸81に伝達され、該カウンタ軸81からチェン伝動で
苗姿勢変換搬送駆動用の第2駆動軸34,34aへ、さ
らに常時噛合のギヤ82,83の回転で第1駆動軸3
2,32aへ伝達され、第1・第2駆動軸32,32
a、34,34aに固定されたプーリ33,35,3
6,56が回転するように構成されている。84はチェ
ンテンショナー、85,86は伝動チェンである。とこ
ろで、第2駆動軸34,34aの軸端側には条止め装置
のピンクラッチ87が装着されている。即ち、第2駆動
軸側の入力スプロケット88は軸34,34aに対して
回転自在で、シフター89に固定のピン90はクラッチ
レバー(条止めレバー)91に設けた引張り弾機91a
により入力スプロケット88に設けたピン穴88a及び
ギヤ82に設けたピン穴82aに嵌入してクラッチが入
状態に保持されており、条止め時にはクラッチレバー
(条止めレバー)91を引張り弾機91aに抗してクラ
ッチ切側に傾動させるとピン90がギヤ82に設けたピ
ン穴82aから外れ第2駆動軸34a又は34の一方の
回転が停止し左右片側の苗搬送が中断されるようになっ
ている。92はシフターアーム、93,94,95はス
プロケット、96は出力軸である。尚、本実施例ではテ
ーピング加工により帯状に連結したイ草苗12を対象と
す苗移植機について説明したが本考案はバラ状のイ草苗
或はイ草苗以外の苗移植機についても適用できる。
明する。動力は本機AのPTO軸Sから自在継手軸Uを
介し植付部中央伝動ケース75に導入された後、分岐さ
れて一方はドライブケース4を経由して植付杆5に伝達
され、他方は軸継手76、組立誤差吸収用の自在継手軸
77を経由しベベルケース78でさらに切断刃支持伝動
ケース25側と苗搬送装置8側へ分岐されるようになっ
ていて、苗搬送装置8側への動力は変速レバーケース7
9内で変速レバー80により適宜変速(苗搬送速度の変
速により一株の切断量即ち植付本数を調節する。植付杆
5の回転速度は一定)された後、チェン伝動でカウンタ
軸81に伝達され、該カウンタ軸81からチェン伝動で
苗姿勢変換搬送駆動用の第2駆動軸34,34aへ、さ
らに常時噛合のギヤ82,83の回転で第1駆動軸3
2,32aへ伝達され、第1・第2駆動軸32,32
a、34,34aに固定されたプーリ33,35,3
6,56が回転するように構成されている。84はチェ
ンテンショナー、85,86は伝動チェンである。とこ
ろで、第2駆動軸34,34aの軸端側には条止め装置
のピンクラッチ87が装着されている。即ち、第2駆動
軸側の入力スプロケット88は軸34,34aに対して
回転自在で、シフター89に固定のピン90はクラッチ
レバー(条止めレバー)91に設けた引張り弾機91a
により入力スプロケット88に設けたピン穴88a及び
ギヤ82に設けたピン穴82aに嵌入してクラッチが入
状態に保持されており、条止め時にはクラッチレバー
(条止めレバー)91を引張り弾機91aに抗してクラ
ッチ切側に傾動させるとピン90がギヤ82に設けたピ
ン穴82aから外れ第2駆動軸34a又は34の一方の
回転が停止し左右片側の苗搬送が中断されるようになっ
ている。92はシフターアーム、93,94,95はス
プロケット、96は出力軸である。尚、本実施例ではテ
ーピング加工により帯状に連結したイ草苗12を対象と
す苗移植機について説明したが本考案はバラ状のイ草苗
或はイ草苗以外の苗移植機についても適用できる。
【0012】上記の構成において、先ず、把手53を持
上げて苗押え搬送帯50を起立させ各苗箱10内に収容
されている帯状イ草苗12の繰出先端側を横搬送部14
の無端帯14a上に夫々載せ、苗押え搬送帯50を下し
た後、フロート6を田面に接地させた状態で本機Aを前
進させ植付を開始すると、イ草苗12は根部b寄りの茎
部aを無端帯14aからなる横搬送部14と苗押え搬送
帯50により挟持されながら倒伏姿勢で搬送される。そ
して横搬送部14の終端部からイ草苗12は苗姿勢変換
搬送部15の無端帯15a,15bに引継がれ両無端帯
15a,15bにより茎身方向中間部を挟持され倒伏姿
勢から徐々に根部bを下方にした起立姿勢に変姿させら
れながら苗繰出切断装置21側まで搬送され、繰出先端
部側から切断刃26及び受刃27でテープT部分を一株
ずつ切断された後、常時回動している植付杆5で挟持さ
れて田面に連続的に植付けられる。ところで、植付作業
中、横搬送部14上の苗が少なくなるとセンサー60が
苗切れを検知しオペレータに苗切れを報知するので、そ
の時点で空の苗箱10を苗箱載せ台11の枠体67から
機体前方へ向け引出せば苗箱底面が枠体67の前部横桟
63と中横桟70をスライドしながら枠体67から外れ
るので、枠体67が丸パイプによりループ状に形成され
ていることと相俟って苗箱10を苗箱載せ台11から簡
単に取出すことができる。そして、苗を収容した新たな
苗箱10を上記とは逆に後方から枠体67上をスサライ
ドさせながら押込むようにして苗箱載せ台11に載せる
と苗箱10の底面側が枠体67の前部横桟63及び中横
桟70に、前面側が枠体67の後部横桟64に夫々当接
して苗箱10が3点で受止められた傾斜姿勢で着脱自在
にかつ確実に支持される。上記のようにして苗箱10を
交換した後、苗箱10内の苗12の繰出始端側を横搬送
部14にセットして植付作業を再開する。
上げて苗押え搬送帯50を起立させ各苗箱10内に収容
されている帯状イ草苗12の繰出先端側を横搬送部14
の無端帯14a上に夫々載せ、苗押え搬送帯50を下し
た後、フロート6を田面に接地させた状態で本機Aを前
進させ植付を開始すると、イ草苗12は根部b寄りの茎
部aを無端帯14aからなる横搬送部14と苗押え搬送
帯50により挟持されながら倒伏姿勢で搬送される。そ
して横搬送部14の終端部からイ草苗12は苗姿勢変換
搬送部15の無端帯15a,15bに引継がれ両無端帯
15a,15bにより茎身方向中間部を挟持され倒伏姿
勢から徐々に根部bを下方にした起立姿勢に変姿させら
れながら苗繰出切断装置21側まで搬送され、繰出先端
部側から切断刃26及び受刃27でテープT部分を一株
ずつ切断された後、常時回動している植付杆5で挟持さ
れて田面に連続的に植付けられる。ところで、植付作業
中、横搬送部14上の苗が少なくなるとセンサー60が
苗切れを検知しオペレータに苗切れを報知するので、そ
の時点で空の苗箱10を苗箱載せ台11の枠体67から
機体前方へ向け引出せば苗箱底面が枠体67の前部横桟
63と中横桟70をスライドしながら枠体67から外れ
るので、枠体67が丸パイプによりループ状に形成され
ていることと相俟って苗箱10を苗箱載せ台11から簡
単に取出すことができる。そして、苗を収容した新たな
苗箱10を上記とは逆に後方から枠体67上をスサライ
ドさせながら押込むようにして苗箱載せ台11に載せる
と苗箱10の底面側が枠体67の前部横桟63及び中横
桟70に、前面側が枠体67の後部横桟64に夫々当接
して苗箱10が3点で受止められた傾斜姿勢で着脱自在
にかつ確実に支持される。上記のようにして苗箱10を
交換した後、苗箱10内の苗12の繰出始端側を横搬送
部14にセットして植付作業を再開する。
【0013】
【考案の効果】本考案は上記のように構成したので、簡
単な構造で苗箱を苗搬送装置の下方空間部に収容できる
と共に、植付部に対する苗箱の出し入れ着脱操作を簡便
に行なうことができるうえ、苗補給時には多め(テープ
苗の場合には長め)に収容した苗を苗箱ごと空箱と交換
できるので苗の補給頻度を極力少なくして作業能率を大
幅に高めることができる。
単な構造で苗箱を苗搬送装置の下方空間部に収容できる
と共に、植付部に対する苗箱の出し入れ着脱操作を簡便
に行なうことができるうえ、苗補給時には多め(テープ
苗の場合には長め)に収容した苗を苗箱ごと空箱と交換
できるので苗の補給頻度を極力少なくして作業能率を大
幅に高めることができる。
【図1】乗用田植機の本機にイ草苗移植機を装着した状
態の側面図である。
態の側面図である。
【図2】乗用田植機の本機にイ草苗移植機を装着した状
態の平面図である。
態の平面図である。
【図3】要部の側面図である。
【図4】苗搬送装置の斜視図である。
【図5】無端帯を外した苗搬送装置の一部切欠正面図で
ある。
ある。
【図6】苗切断部の正面図である。
【図7】苗箱載せ台の平面図である。
【図8】伝動機構の概略説明図である。
【図9】伝動機構の構造を示す説明図である。
【図10】条止め装置の断面図である。
【図11】従来のイ草苗移植機の側面図である。
7 植付部 8 苗搬送装置 10 苗箱 11 苗箱載せ台 12 帯状のイ草苗 63 前部横桟 64 後部横桟 65 縦桟 66 縦桟 67 枠体 68 ステー 69 ステー 70 中横桟
Claims (1)
- 【請求項1】 前後の横桟と左右の縦桟を一体的に連結
してなるループ状の枠体を植付部からステーを介し苗搬
送装置の下方空間部を通して前方に延出し、該枠体の前
後幅方向中途部下方には中横桟を枠体と一体に設け、苗
箱の底面側が枠体の前部横桟及び中横桟に、前面側が枠
体の後部横桟に夫々当接して苗箱が3点で受止められた
傾斜姿勢で着脱自在に支持されるように構成したことを
特徴とする苗移植機の苗箱載せ台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5671591U JP2537441Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 苗移植機の苗箱載せ台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5671591U JP2537441Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 苗移植機の苗箱載せ台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582209U JPH0582209U (ja) | 1993-11-09 |
JP2537441Y2 true JP2537441Y2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=13035182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5671591U Expired - Lifetime JP2537441Y2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 苗移植機の苗箱載せ台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2537441Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP5671591U patent/JP2537441Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0582209U (ja) | 1993-11-09 |
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