JP2548455Y2 - 移植機の苗搬送装置 - Google Patents
移植機の苗搬送装置Info
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- JP2548455Y2 JP2548455Y2 JP202792U JP202792U JP2548455Y2 JP 2548455 Y2 JP2548455 Y2 JP 2548455Y2 JP 202792 U JP202792 U JP 202792U JP 202792 U JP202792 U JP 202792U JP 2548455 Y2 JP2548455 Y2 JP 2548455Y2
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- Japan
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- seedling
- belt
- shaped
- transport
- band
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は走行機体に装着され、帯
状苗を苗載台に並行する倒伏状態(横向き状態)から苗
載台に植立する立姿状態に変姿して搬送し、順次植付装
置の植付爪により圃場面に植付ける移植機のベルト挟持
式の苗搬送装置に関するものである。
状苗を苗載台に並行する倒伏状態(横向き状態)から苗
載台に植立する立姿状態に変姿して搬送し、順次植付装
置の植付爪により圃場面に植付ける移植機のベルト挟持
式の苗搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本考案者は、イ草等の植物苗根部を紙製
接着テープで両側からすだれ状に挟着すると共にテープ
部分を外側から糸でつる巻状に巻付けた帯状苗を各条の
搬送終端部で所定植付本数毎に切断した後、植付運動を
する植付爪で挟持して圃場面に植付ける移植部を有する
移植機を提案している(特願平3-180340号)。
接着テープで両側からすだれ状に挟着すると共にテープ
部分を外側から糸でつる巻状に巻付けた帯状苗を各条の
搬送終端部で所定植付本数毎に切断した後、植付運動を
する植付爪で挟持して圃場面に植付ける移植部を有する
移植機を提案している(特願平3-180340号)。
【0003】このような移植機はトラクタ等の走行機体
の後部に移植部を昇降自在に装着しており、機体の中央
には走行機体の進行方向に向けた運転座席が設けられ、
運転者はそこに座乗して走行機体の操縦をしながら所定
の方向に圃場面を走行している。この移植部の上部には
苗箱が苗箱支持フレームに支持されており、苗箱内の帯
状苗を苗載台に並行する倒伏状態で保持して植付けのた
め下方に搬送する第1搬送機構と、下方に搬送された帯
状苗を苗載台に植立する立姿状に変姿して苗繰り出し装
置側に継送する第2搬送機構とが設けられ、さらに苗繰
出し装置の繰出し終端部には植付ガイドが設けられて植
付杆の植付爪により苗を圃場面に植付けるようになって
おり、一般にこれら移植機は複数条植えとなっている。
の後部に移植部を昇降自在に装着しており、機体の中央
には走行機体の進行方向に向けた運転座席が設けられ、
運転者はそこに座乗して走行機体の操縦をしながら所定
の方向に圃場面を走行している。この移植部の上部には
苗箱が苗箱支持フレームに支持されており、苗箱内の帯
状苗を苗載台に並行する倒伏状態で保持して植付けのた
め下方に搬送する第1搬送機構と、下方に搬送された帯
状苗を苗載台に植立する立姿状に変姿して苗繰り出し装
置側に継送する第2搬送機構とが設けられ、さらに苗繰
出し装置の繰出し終端部には植付ガイドが設けられて植
付杆の植付爪により苗を圃場面に植付けるようになって
おり、一般にこれら移植機は複数条植えとなっている。
【0004】上記の第1搬送機構は、複数枚の仕切板の
間の下側に苗搬送ベルトを設け、そのベルトの搬送面上
に搬送される帯状苗の厚みに相当する所定の隙間を保持
して設けた苗押え搬送ベルトが上下一対として設けられ
ており、この苗押え搬送ベルトはその苗搬送終端側の駆
動軸を支点として苗搬送ベルトに対して上下に起伏自在
に支持されている。
間の下側に苗搬送ベルトを設け、そのベルトの搬送面上
に搬送される帯状苗の厚みに相当する所定の隙間を保持
して設けた苗押え搬送ベルトが上下一対として設けられ
ており、この苗押え搬送ベルトはその苗搬送終端側の駆
動軸を支点として苗搬送ベルトに対して上下に起伏自在
に支持されている。
【0005】上記の第2搬送機構は、その苗搬送始端側
で苗載台に並行した倒伏状態の帯状苗の根部を上下両面
から保持し、途中でこの帯状苗の搬送姿勢を苗載台に植
立した立姿状態にする1対のひねり形苗搬送ベルトを有
しており、この苗搬送ベルトの始端側に上下に配置した
2個の水平状プーリと、終端側に左右に平行に立設する
2個の垂直状プーリを設けている。
で苗載台に並行した倒伏状態の帯状苗の根部を上下両面
から保持し、途中でこの帯状苗の搬送姿勢を苗載台に植
立した立姿状態にする1対のひねり形苗搬送ベルトを有
しており、この苗搬送ベルトの始端側に上下に配置した
2個の水平状プーリと、終端側に左右に平行に立設する
2個の垂直状プーリを設けている。
【0006】
【考案の解決しようとする課題】上記の第2搬送機構で
は2本の苗搬送ベルトを途中でひねることにより帯状苗
を移送途中でひねりを与えて倒伏状態から立姿状態に90
゜角度を変向させているが、この苗搬送ベルトの帯状苗
を立姿状態に変姿した位置には該苗搬送ベルトが並行し
て帯状苗の根部の両面を押圧するようにその苗搬送ベル
トの苗挟持搬送面に張力を付与する必要がある。
は2本の苗搬送ベルトを途中でひねることにより帯状苗
を移送途中でひねりを与えて倒伏状態から立姿状態に90
゜角度を変向させているが、この苗搬送ベルトの帯状苗
を立姿状態に変姿した位置には該苗搬送ベルトが並行し
て帯状苗の根部の両面を押圧するようにその苗搬送ベル
トの苗挟持搬送面に張力を付与する必要がある。
【0007】しかしながら、このようにベルトの苗挟持
搬送面を苗載台に並行した状態から縦方向にひねりを与
えるねじれタイプの苗搬送ベルトでは、ローラに対して
ベルトが斜めに接するためにこのベルトがずれ上がった
り、浮上がる傾向にある。このようにベルトがずれ上が
ったり、浮上がったりするとこれによって搬送される帯
状苗の位置がずれ、その後の帯状苗の繰り出し切断装置
の部分で帯状苗がよじれたり、苗姿勢が乱れて円滑な繰
り出し、切断、そして植付けができないという問題があ
る。
搬送面を苗載台に並行した状態から縦方向にひねりを与
えるねじれタイプの苗搬送ベルトでは、ローラに対して
ベルトが斜めに接するためにこのベルトがずれ上がった
り、浮上がる傾向にある。このようにベルトがずれ上が
ったり、浮上がったりするとこれによって搬送される帯
状苗の位置がずれ、その後の帯状苗の繰り出し切断装置
の部分で帯状苗がよじれたり、苗姿勢が乱れて円滑な繰
り出し、切断、そして植付けができないという問題があ
る。
【0008】本考案は、前記移植機の苗搬送装置におけ
る帯状苗の苗姿勢の乱れを防止するためになされたもの
であり、帯状苗の姿勢を倒伏状態から立姿状態に変姿さ
せた位置の苗搬送ベルトの苗挟持搬送面に張力を付与す
るテンションローラを設け、このテンションローラ部分
でのベルトのずれ上がりや浮上がりを防止できる移植機
の苗搬送装置を提供することを目的とするものである。
る帯状苗の苗姿勢の乱れを防止するためになされたもの
であり、帯状苗の姿勢を倒伏状態から立姿状態に変姿さ
せた位置の苗搬送ベルトの苗挟持搬送面に張力を付与す
るテンションローラを設け、このテンションローラ部分
でのベルトのずれ上がりや浮上がりを防止できる移植機
の苗搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの本考案に係る移植機の苗搬送装置は、移植機の上方
に設けた苗箱内の帯状苗を引出して該帯状苗を苗載台に
並行する倒伏状態に保持して植付けのために下方に搬送
する第1の搬送機構と、下方に搬送された帯状苗を前記
倒伏状態から立姿姿勢に変姿して苗繰出装置側に継送す
る第2の搬送機構を有し、この第2の搬送機構は帯状苗
を挟持しながら苗載台に並行する倒伏状態から直立する
立姿状態に順次変姿して搬送する2本の苗搬送ベルトか
ら成り、この苗搬送ベルトの帯状苗を立姿状態に変姿し
た位置に、この苗搬送ベルトの苗挟持搬送面に張力を付
与するテンションローラを設けると共に、このテンショ
ンローラの上方にベルト浮上り防止用の鍔部を設けて構
成されている。
めの本考案に係る移植機の苗搬送装置は、移植機の上方
に設けた苗箱内の帯状苗を引出して該帯状苗を苗載台に
並行する倒伏状態に保持して植付けのために下方に搬送
する第1の搬送機構と、下方に搬送された帯状苗を前記
倒伏状態から立姿姿勢に変姿して苗繰出装置側に継送す
る第2の搬送機構を有し、この第2の搬送機構は帯状苗
を挟持しながら苗載台に並行する倒伏状態から直立する
立姿状態に順次変姿して搬送する2本の苗搬送ベルトか
ら成り、この苗搬送ベルトの帯状苗を立姿状態に変姿し
た位置に、この苗搬送ベルトの苗挟持搬送面に張力を付
与するテンションローラを設けると共に、このテンショ
ンローラの上方にベルト浮上り防止用の鍔部を設けて構
成されている。
【0010】
【作 用】テンションローラの上方の鍔部が台板2Bに
並行する倒伏状態から縦方向に姿勢を変えるための苗搬
送ベルトのずれ上がりや浮上がりを防止して帯状苗の搬
送位置の上方へのずれを防止できる。
並行する倒伏状態から縦方向に姿勢を変えるための苗搬
送ベルトのずれ上がりや浮上がりを防止して帯状苗の搬
送位置の上方へのずれを防止できる。
【0011】
【実 施 例】以下、図面を参照して本考案の実施例を
説明するが、図1は本考案の一実施例の移植機の全体側
面図、図2は図1の移植機の拡大側面図、図3は図2の
帯状苗の搬送機構を背面から見た斜視図である。そして
図4は図3の第2搬送機構の搬送終端部の要部斜視図、
図5は図4の要部平面図、そして図6は図5のA−A矢
視の正断面図である。
説明するが、図1は本考案の一実施例の移植機の全体側
面図、図2は図1の移植機の拡大側面図、図3は図2の
帯状苗の搬送機構を背面から見た斜視図である。そして
図4は図3の第2搬送機構の搬送終端部の要部斜視図、
図5は図4の要部平面図、そして図6は図5のA−A矢
視の正断面図である。
【0012】なお、本考案の移植部の詳細な構造に関し
ては、特願平3-180340号、実願平3-56680号、実願平3
-69034号等で既に提案しており、本明細書に記載のない
部分の構造とその説明はこれらの出願の明細書と図面を
参照するものとする。図1及び図2は移植機の全体構成
を示しており、1は駆動輪と操向輪とを有する走行機体
であり、その後部には多数条植えの移植部2が昇降リン
ク1aによって昇降自在に装着され、かつ、走行機体1
の前部には帯状苗をつづら折り状に収納する苗箱4を支
持する予備苗支持枠5が装備されており、そして走行機
体1の中央には、各図面に示すように機体進行方向Fに
向いた運転席6が設けられている。
ては、特願平3-180340号、実願平3-56680号、実願平3
-69034号等で既に提案しており、本明細書に記載のない
部分の構造とその説明はこれらの出願の明細書と図面を
参照するものとする。図1及び図2は移植機の全体構成
を示しており、1は駆動輪と操向輪とを有する走行機体
であり、その後部には多数条植えの移植部2が昇降リン
ク1aによって昇降自在に装着され、かつ、走行機体1
の前部には帯状苗をつづら折り状に収納する苗箱4を支
持する予備苗支持枠5が装備されており、そして走行機
体1の中央には、各図面に示すように機体進行方向Fに
向いた運転席6が設けられている。
【0013】また、移植部2の苗載台フレーム2A上に
は苗載台の台板2Bが設けられ、苗箱支持フレーム9に
支持された苗箱4の帯状苗を台板2Bに並行する倒伏状
態に保持して下方に搬送する第1搬送機構10と、そこか
ら搬送された帯状苗を台板2Bに植立する立姿状に変姿
して苗繰り出し装置11に継送する第2搬送機構30がそれ
ぞれ各条ごとに設けられ、上記各苗繰り出し装置11にお
ける繰り出し終端部には、植付ガイド13が設けられてお
り、ドライブケース14に回動自在に枢支された植付杆15
の植付爪16により苗を植え付けるようになっている。
は苗載台の台板2Bが設けられ、苗箱支持フレーム9に
支持された苗箱4の帯状苗を台板2Bに並行する倒伏状
態に保持して下方に搬送する第1搬送機構10と、そこか
ら搬送された帯状苗を台板2Bに植立する立姿状に変姿
して苗繰り出し装置11に継送する第2搬送機構30がそれ
ぞれ各条ごとに設けられ、上記各苗繰り出し装置11にお
ける繰り出し終端部には、植付ガイド13が設けられてお
り、ドライブケース14に回動自在に枢支された植付杆15
の植付爪16により苗を植え付けるようになっている。
【0014】上記第1搬送機構10には、各仕切板12の間
の下部にエンドレスベルトの苗搬送ベルト17が、そして
その上部には苗搬送ベルト17から帯状苗の厚みより若干
少なめの隙間を保持して苗押え搬送ベルト18が設けら
れ、この苗押え搬送ベルト18は駆動軸19を支点として図
中の矢印Xのごとく、上下に起伏自在に設けられてい
る。
の下部にエンドレスベルトの苗搬送ベルト17が、そして
その上部には苗搬送ベルト17から帯状苗の厚みより若干
少なめの隙間を保持して苗押え搬送ベルト18が設けら
れ、この苗押え搬送ベルト18は駆動軸19を支点として図
中の矢印Xのごとく、上下に起伏自在に設けられてい
る。
【0015】第2搬送機構30には、図3で示すように、
その苗搬送始端側で、帯状苗を所定の隙間、すなわち帯
状苗の厚みを保持して挟持しながらその倒伏状態に保持
する上下に平行な2個の水平状プーリ31, 32と、図4の
苗搬送終端側で帯状苗を立姿状態に変姿する左右に平行
に立設した2個の垂直状プーリ33, 34との間にそれぞれ
エンドレスベルトを張設した2枚の苗搬送ベルト40, 41
が配設されている。
その苗搬送始端側で、帯状苗を所定の隙間、すなわち帯
状苗の厚みを保持して挟持しながらその倒伏状態に保持
する上下に平行な2個の水平状プーリ31, 32と、図4の
苗搬送終端側で帯状苗を立姿状態に変姿する左右に平行
に立設した2個の垂直状プーリ33, 34との間にそれぞれ
エンドレスベルトを張設した2枚の苗搬送ベルト40, 41
が配設されている。
【0016】次に、図5に示すごとく、これら2本の苗
搬送ベルト40, 41の帯状苗を立姿状態に変姿した位置の
苗搬送ベルト40の背面を押圧して張力を付与し、これら
の苗搬送ベルト40,41 の苗挟持搬送面間に帯状苗50の挟
持力を与えるためにテンションローラ42を設けると共
に、苗搬送ベルト41にもテンションローラ43を設けてい
る。
搬送ベルト40, 41の帯状苗を立姿状態に変姿した位置の
苗搬送ベルト40の背面を押圧して張力を付与し、これら
の苗搬送ベルト40,41 の苗挟持搬送面間に帯状苗50の挟
持力を与えるためにテンションローラ42を設けると共
に、苗搬送ベルト41にもテンションローラ43を設けてい
る。
【0017】上記のテンションローラ42の上方の端面に
は図6で示すように、ベルト40の浮き上り防止用の大径
の鍔部42Aを設けており、これによりベルト40の浮き上
がりやずれ上がりを防止し、このテンションローラ42に
より苗搬送ベルト40に確実に張力が与えられるように構
成されている。なお、上記テンションローラ42は、ベル
ト41側に設けたベルトタイト45と他のテンションローラ
43との中間部に設けられ、テンションアーム46Aを介し
てボルト46で張設位置を固定されている。
は図6で示すように、ベルト40の浮き上り防止用の大径
の鍔部42Aを設けており、これによりベルト40の浮き上
がりやずれ上がりを防止し、このテンションローラ42に
より苗搬送ベルト40に確実に張力が与えられるように構
成されている。なお、上記テンションローラ42は、ベル
ト41側に設けたベルトタイト45と他のテンションローラ
43との中間部に設けられ、テンションアーム46Aを介し
てボルト46で張設位置を固定されている。
【0018】このテンションローラ42の下方にも、この
実施例では小径の鍔部42Bを設けてベルトのずれを防止
しているが、これはこのテンションローラ42を設けた部
分の苗搬送ベルト40の下部を、図6に示すごとく、帯状
苗50の新芽部50Aが通過するので、ベルト搬送面から鍔
部42Bが突出しないように考慮して新芽部50Aを傷めな
いような鍔部42Bの高さにするためである。また、ベル
ト41,32 の裏面には突条が長手方向に設けてあり、テン
ションローラ42,43 にはこの突条が噛合する溝部が形成
されている。
実施例では小径の鍔部42Bを設けてベルトのずれを防止
しているが、これはこのテンションローラ42を設けた部
分の苗搬送ベルト40の下部を、図6に示すごとく、帯状
苗50の新芽部50Aが通過するので、ベルト搬送面から鍔
部42Bが突出しないように考慮して新芽部50Aを傷めな
いような鍔部42Bの高さにするためである。また、ベル
ト41,32 の裏面には突条が長手方向に設けてあり、テン
ションローラ42,43 にはこの突条が噛合する溝部が形成
されている。
【0019】図4に示す如く第2搬送機構30の苗搬送終
端部には苗繰り出し切断装置11が設けられているが、こ
の苗繰り出し切断装置11は2本の軸33A,34Bの下部に
プーリ33,34 を固定し、このプーリ33,34 の上下にスタ
ーホイール状の苗茎繰り出し回転体37, 37Aを設けてい
る。そしてこのプーリ33,34 の近傍には2本の弾性板か
らなる下部ガイド38Aと、中央部に苗受部38bを形成し
た苗受ガイド38Bと、2本の弾性棒からなる上部ガイド
38Cが設けられている。
端部には苗繰り出し切断装置11が設けられているが、こ
の苗繰り出し切断装置11は2本の軸33A,34Bの下部に
プーリ33,34 を固定し、このプーリ33,34 の上下にスタ
ーホイール状の苗茎繰り出し回転体37, 37Aを設けてい
る。そしてこのプーリ33,34 の近傍には2本の弾性板か
らなる下部ガイド38Aと、中央部に苗受部38bを形成し
た苗受ガイド38Bと、2本の弾性棒からなる上部ガイド
38Cが設けられている。
【0020】第2搬送機構30の苗搬送ベルト40,41 によ
って挟持されて移送される帯状苗50はその根部が苗ガイ
ド51によって案内され、苗茎繰り出し回転体37によって
強制的に送出され、そして送出端部において下部ガイド
38Aと苗受ガイド38Bと上部ガイド38Cによって支持す
ると共に苗受部38bで中央部に集合させれる。前記苗ガ
イド46の出口部には、図示していないが切断装置が設け
られており、これによってガイド38A,38B及び38Cに
支持されている帯状苗50の端部を所定株に切断し、植付
爪16によって把持し、植付ガイド13で案内しながら圃場
に植付けることができる。
って挟持されて移送される帯状苗50はその根部が苗ガイ
ド51によって案内され、苗茎繰り出し回転体37によって
強制的に送出され、そして送出端部において下部ガイド
38Aと苗受ガイド38Bと上部ガイド38Cによって支持す
ると共に苗受部38bで中央部に集合させれる。前記苗ガ
イド46の出口部には、図示していないが切断装置が設け
られており、これによってガイド38A,38B及び38Cに
支持されている帯状苗50の端部を所定株に切断し、植付
爪16によって把持し、植付ガイド13で案内しながら圃場
に植付けることができる。
【0021】
【考案の効果】本考案に係る移植期の苗搬送装置は、移
植機の上方に設けた苗箱内の帯状苗を引出して該帯状苗
を苗載台に並行する倒伏状態に保持して植付けのために
下方に搬送する第1の搬送機構と、下方に搬送された帯
状苗を前記倒伏状態から立姿姿勢に変姿して苗繰出装置
側に継送する第2の搬送機構を有し、この第2の搬送機
構は帯状苗を挟持しながら苗載台に並行する倒伏状態か
ら直立する立姿状態に順次変姿して搬送する2本の苗搬
送ベルトから成り、この苗搬送ベルトの帯状苗を立姿状
態に変姿した位置に、この苗搬送ベルトの苗挟持搬送面
に張力を付与するテンションローラを設けると共に、こ
のテンションローラの上方にベルト浮上り防止用の鍔部
を設けて構成されている。
植機の上方に設けた苗箱内の帯状苗を引出して該帯状苗
を苗載台に並行する倒伏状態に保持して植付けのために
下方に搬送する第1の搬送機構と、下方に搬送された帯
状苗を前記倒伏状態から立姿姿勢に変姿して苗繰出装置
側に継送する第2の搬送機構を有し、この第2の搬送機
構は帯状苗を挟持しながら苗載台に並行する倒伏状態か
ら直立する立姿状態に順次変姿して搬送する2本の苗搬
送ベルトから成り、この苗搬送ベルトの帯状苗を立姿状
態に変姿した位置に、この苗搬送ベルトの苗挟持搬送面
に張力を付与するテンションローラを設けると共に、こ
のテンションローラの上方にベルト浮上り防止用の鍔部
を設けて構成されている。
【0022】従って、帯状苗の姿勢を倒伏状態から立姿
状態に変姿させた位置で、ベルトはテンションローラの
上方の鍔部でずれ上がりまたは浮上がりが防止されるの
で、帯状苗の搬送位置が上方にずれて、苗の切断不良
や、欠株等の植付不良の発生を確実に防止することがで
きる。また、鍔部付のテンションローラを用いることで
苗搬送ベルトに張力が確実に付与することができ、帯状
苗を円滑確実に搬送することができる。
状態に変姿させた位置で、ベルトはテンションローラの
上方の鍔部でずれ上がりまたは浮上がりが防止されるの
で、帯状苗の搬送位置が上方にずれて、苗の切断不良
や、欠株等の植付不良の発生を確実に防止することがで
きる。また、鍔部付のテンションローラを用いることで
苗搬送ベルトに張力が確実に付与することができ、帯状
苗を円滑確実に搬送することができる。
【0023】なお、帯状苗載台の茎身が鍔部で図6のよ
うに屈曲押圧されるか、鍔部通過後に復元し、茎身が損
傷されることがない。
うに屈曲押圧されるか、鍔部通過後に復元し、茎身が損
傷されることがない。
【図1】本考案の一実施例の移植機の全体側面図であ
る。
る。
【図2】図1の移植機の拡大側面図である。
【図3】図2の帯状苗の搬送機構の斜視図である。
【図4】苗繰り出し装置の斜視図である。
【図5】第2搬送機構の搬送終端部の平面図である。
【図6】図5におけるA−A矢視正断面図である。
10 第1搬送機構 11 苗繰り出し装置 30 第2
搬送機構 30,31,32,33 プーリ 40,41 苗搬送ベルト 42,4
3 テンションローラ 42A 鍔部 45 ベルトタイト 46 ボルト 50
帯状苗 51 根部 52 苗ガイド。
搬送機構 30,31,32,33 プーリ 40,41 苗搬送ベルト 42,4
3 テンションローラ 42A 鍔部 45 ベルトタイト 46 ボルト 50
帯状苗 51 根部 52 苗ガイド。
Claims (1)
- 【請求項1】 移植機の上方に設けた苗箱内の帯状苗を
引出して該帯状苗を苗載台に並行する倒伏状態に保持し
て植付けのために下方に搬送する第1の搬送機構と、下
方に搬送された帯状苗を前記倒伏状態から立姿姿勢に変
姿して苗繰出装置側に継送する第2の搬送機構を有し、
この第2の搬送機構は帯状苗を挟持しながら苗載台に並
行する倒伏状態から直立する立姿状態に順次変姿して搬
送する2本の苗搬送ベルトから成り、この苗搬送ベルト
の帯状苗を立姿状態に変姿した位置に、この苗搬送ベル
トの苗挟持搬送面に張力を付与するテンションローラを
設けると共に、このテンションローラの上方にベルト浮
上り防止用の鍔部を設けた移植機の苗搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP202792U JP2548455Y2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 移植機の苗搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP202792U JP2548455Y2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 移植機の苗搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560214U JPH0560214U (ja) | 1993-08-10 |
JP2548455Y2 true JP2548455Y2 (ja) | 1997-09-24 |
Family
ID=11517853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP202792U Expired - Lifetime JP2548455Y2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 移植機の苗搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548455Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6711322B2 (ja) * | 2017-06-30 | 2020-06-17 | 井関農機株式会社 | 歩行型苗移植機 |
-
1992
- 1992-01-23 JP JP202792U patent/JP2548455Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0560214U (ja) | 1993-08-10 |
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