JPH064393U - 薬剤拡散装置 - Google Patents

薬剤拡散装置

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Publication number
JPH064393U
JPH064393U JP11454991U JP11454991U JPH064393U JP H064393 U JPH064393 U JP H064393U JP 11454991 U JP11454991 U JP 11454991U JP 11454991 U JP11454991 U JP 11454991U JP H064393 U JPH064393 U JP H064393U
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JP
Japan
Prior art keywords
fan
drug
holding
drug diffusion
exterior
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Pending
Application number
JP11454991U
Other languages
English (en)
Inventor
和良 竹中
光良 鈴江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Earth Chemical Co Ltd
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Earth Chemical Co Ltd filed Critical Earth Chemical Co Ltd
Priority to JP11454991U priority Critical patent/JPH064393U/ja
Publication of JPH064393U publication Critical patent/JPH064393U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 揮散性薬剤をファンに保持させた薬剤拡散用
ファンより薬剤を拡散する装置であって、薬剤拡散後の
ファンの取外しを安全にかつ簡単にする。 【構成】 薬剤拡散装置1の外装部10の保持部3a
に、薬剤拡散用ファン2の保持部3bを取り付けること
で、薬剤拡散用ファン収納時に回転駆動部4に装着され
た連結部5に、薬剤拡散用ファンの取付部6を挿合でき
る。更に使用時は回転駆動部4を駆動させ、薬剤拡散用
ファンが保持している揮散性薬剤を開口部12より薬剤
拡散装置1外へ拡散する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は薬剤拡散装置に関し、より詳しくは常温揮散性薬剤を効率良く拡散す る装置において、拡散用ファンを安全に着脱できる機構を持つ薬剤拡散装置に関 する。
【0002】
【従来技術】
既に本考案者らは、特願平3−265562号で送風機のファンの回転による 送風あるいはファンの回転による空気の移動により、揮散性薬剤を強制的に拡散 させる際に、前記薬剤の拡散を十分良好に行いうる方法及びそのための薬剤担体 兼用ファンを提供することを目的として、揮散性薬剤をファンに保持させ、駆動 手段により該ファンを回転させることにより、揮散性薬剤を気中に拡散させるこ とを特徴とする揮散性薬剤の拡散方法を発明した。しかしこの発明は、薬剤を揮 散させる方法及び装置に係る物にすぎず、その実用面において安全性等について の考案、工夫については何ら記載されていない。
【0003】 従来よりファン等を回転させる場合の安全性の確保については、扇風機等に見 られる網状等のカバー、あるいは一般に云う「タッチセンサー」等の物の接触に よりファンの回転を中止する等の方法が用いられて来た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記発明においては揮散性薬剤の拡散が終了した場合、薬剤拡散用フ ァンに薬剤を保持させる、あるいは該ファンを交換する必要がある。しかし従来 方法ではカバーを開けファンをはずす操作は非常に煩雑であると同時に小さな部 品が発生し、簡便には行なえないだけでなく、誤ってファンの回転を停止せずに カバーを開けるといった危険性をも含んでいた。
【0005】 そこで本考案は、揮散性薬剤を保持したファンの交換に伴う、該ファンの取り 付け、取り外しを容易にかつ簡便に行なえる手段を持つ薬剤拡散装置を提供する ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案はファンの内部及び/又はその表面に揮散性薬剤を保持させた薬剤拡散 用ファン2を収納する装置1であって、該装置1の外装部10に保持部3aを持 ち、該保持部3aに薬剤拡散用ファン2の保持部3bを設置することで、外装部 10にある回転駆動部4の連結部5に薬剤拡散用ファン2の取付部6を着脱自在 に構成したことを特徴とする薬剤拡散装置に係る。
【0007】 本考案における薬剤拡散用ファン(以下「ファン」という)は、該ファンを外 装部の保持部に取り付けれる保持部、および回転駆動部にある連結部に着脱自在 な取付部を持つと同時に送風できる形状になっている。そして、ファンを収納す る装置は、前記のファンの保持部と取り付けれる保持部、回転運動を発生する回 転駆動部、回転駆動部により発生した回転運動をファンに伝達するための連結部 、連結部とファンとが着脱自在な取付部、そしてこれらの部材に加え、収納され たファンを保護する外装部からなる。そして外装部内にはファンが回転できる充 分な空間を持っていると同時に、揮散薬剤を外部に放出する開口部を有している 。そしてこの外装部が回転駆動部あるいは連結部を支持している。さらに場合に よっては、外装部は複数の部材から構成されてもよい。
【0008】 本考案における揮散性薬剤としては、従来より害虫駆除剤(殺虫剤、殺ダニ剤 )、殺菌剤、忌避剤、芳香剤(香水、ハーブ等)、医薬品(メントール、ユーカ リオイル等、気管、カゼ等吸入用薬剤)等の目的で使用されている各種の薬剤を 使用できる。
【0009】 本考案における使用するファンの大きさ、形状については任意のものを使用で きるが、必要とする送風量の大きさに応じた能力をもつ回転駆動部に好適でかつ 薬剤の揮散量及び/又は保持量に応じたものを使用することはいうまでもない。 更に、送風に係るファンの形状としては、スクリュー状、あるいはプロペラ状に 限らず、平板、水車型、ロータリーファン型などがある。送風作用を行なわせる 場合にはスクリュー状あるいはプロペラ状などが良く、送風により揮散量を大き くできる利点があるが、送風作用を伴う必要がないときには、周囲に空気流を生 ずる程度の回転できる円板などでもよい。ファンの形状に関しては、ファンへの 薬剤の保持方法に応じても変るが、その薬剤の保持方法に適した形状であれば良 い。例えば、ファン内部の空洞内に薬剤を入れる方式を取る場合には、その空洞 を形成しうるような形状とする。そして、ファンに揮散性薬剤を保持させる方法 は、基材への混和、あるいはファン表面に吸油性材を付けこれに揮散性薬剤を含 浸させることで保持できる。
【0010】 本考案における取付部は、ファンが回転するための回転運動を回転駆動部より 連結部を介して受けた場合、ロスなく(例えば滑らず)伝達され、かつ回転運動 と同調してファンが回転するよう着接されれば良い。そして嵌合部は、ファンの 回転をよりスムーズに行えるよう、例えば回転軸がずれないように支持したりあ るいは摩擦が少なければよい。更に、連結部は回転駆動部で発生する回転運動を ロスなく伝達できれば良く、例えばシャフト、歯車などの組合せが例示できる。 そして回転駆動部は、回転運動を発生できれば良く、例えばバネ、ゴムまたはモ ーターを用いたり、カムなどにより往復運動を回転運動に換える装置を用いても よい。
【0011】 また、ファンに接触する空気量を増大させるために、ファンを形成する各ブレ ードに開口を設けることができる。例えばブレードに多数の開口を設けることに より薬剤を効率的に蒸散することができる。その開口の形状としては、網目状の 外に、格子状、ハニカム状等、種々の形を取ることができ、その開口はなるべく 均一に設けることが好ましい。ファンを構成するブレードの形状は、前記したフ ァンの形状によって決まるが、単なる板状でなく、中空状のものでもよい。ブレ ードの厚さは、それを構成する材料が揮散性薬剤を含有するものであるときには 、十分な揮散量を与えうる程度の保持量を有する厚さを有すればよいが、あまり 厚くても薬剤が表面まで拡散してこないので、無駄となるから、適切な厚みを選 択する。ファンを構成する各ブレードは、重量、空気抵抗がなるベく同じように して、回転中のバランスが取れるようにするのが好ましい。
【0012】 また、ファンに保持させる揮散性薬剤が常温で揮散し難いものであって、その 揮散量を多くしたいときには、薬剤拡散装置の空気導入路に加熱器を置いてファ ンと接触する空気を予熱するとか、ファンのそばに加熱器を置いてファンの面を 加熱するなどの手段を採用することができる。
【0013】
【実施例】
以下に本考案の実施例に基づき詳細に説明する。但し、本考案は実施例に限定 されない。
【0014】 実施例1 図1は本考案実施例の1例を示す正面図であり、図2は縦断面図である。図1 および図2において1は装置であり、装置1はファン2、回転駆動部4、連結部 5および外装部10からなり、ファン2は保持部3b、取付部6、ブレード11 および保持補助部13を有し、保持補助部13はファンの取替え時に取付部6を 連結部5に挿合する場合に、容易に取付部6を連結部5に着接するので有利であ る。そして、外装部10は連結部支持部9、回転駆動部支持部8、ヒンジ部7お よび天面14を有し、回転駆動部支持部8は回転駆動部4を固定支持し、連結部 支持部9は連結部5を安定に回転させる(ブレを無くす)のに有利である。更に 天面14は開口部12を有している。
【0015】 使用に際しては回転駆動部4を稼働させることで回転運動を発生させ、この回 転運動を連結部5を介してファン2に伝え、該ファン2を回転させファン中に含 有させた揮散性薬剤を拡散できる。更にファン2を取りはずす時には、天面14 を開けることでファン2の取付部6を連結部5よりはずし、その後保持部3aよ り保持補助部13の保持部3bをはずした後、新たに揮散性薬剤を保持したファ ン2の保持補助部13の保持部3bを、天面14にある保持部3aに取り付けさ せ、連結部5に取付部6を添付した後、天面14を閉めることで取付部6を連結 部5に挿合できる。また、ファンの取外し時に回転駆動部4が回転運動発生中で もファン2の回転はとまり、簡単に危険を回避することが出来る。
【0016】 実施例2 図3は他の実施例の正面図であり、図4はその縦断面図である。ファン2が保 持補助部13、回転駆動部支持部8および連結部支持部9を持たず、ファン2の 中心軸の延長上に保持部3bを持ち、連結部5に切り込み15を有し取付部6が それに合った形状をしており、装置1の天面14が外装部10と取外しできるこ と以外は図1および図2のものと実質的に同一である。 使用に際しては垂直方向より天面14を外装部10に取り付けることでファン 2は装着でき、更に容易に取付部6を連結部5に添付・挿合できると同時に、フ ァン2の回転軸が垂直方向にあるので、回転駆動部4及び連結部5を支持する部 材の必要がない。そして切り込み15に取付部6が組み合わされているので、回 転駆動部4で発生した回転運動をより確実にファン2に伝達できる。
【0017】 実施例3 図5は更に他の実施例の縦断面図であり、装置1が上外装部10aと下外装部 10bからなり、上外装部10aがロータリー型のファン2を保持部3a・3b により保持し、上面に開口部12を持ち、更に上外装部10aが嵌合部16を有 することと、下外装部10bに回転駆動部4および連結部5を有していること以 外は図1から図4の物と実質的に同一である。
【0018】 使用に際しては外装嵌合部16に合わせて上外装部10aを下外装部10bに 嵌合することで、取付部6を連結部5に取付けられ、この場合、上外装部10a 中にファン2が収納されていることより、取替時は上外装部10aそのものを交 換することでファンの交換ができ、更に容易に取替れる。なお上外装部10aの 底部10cを着脱自在に螺着しておき、交換時は底部10cをはずしファン2だ けを交換しうる構成でもよい。
【0019】
【考案の効果】
この出願の考案は前記のような構成であって、ファンを外装部の保持部に支持 しているので、ファンの交換時にまずファンと連結部が外れ、ファンの回転が減 速/停止し安全に交換できる。更に、ファンの交換はファンを外装部の保持部に 取り付けることができるので、部品交換のために工具等を使用する必要はなくか つ細かな部品が発生しないので簡便に交換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の正面図
【図2】第1実施例の縦断面図
【図3】第2実施例の正面図
【図4】第2実施例の縦断面図
【図5】第3実施例の縦断面図
【符号の説明】 1 薬剤拡散装置 2 ファン 3a 嵌合部 4b 回転駆動部 5 連結部 6 取付部 7 ヒンジ部 8 回転駆動部支持部 9 連結部支持部 10 外装部 11 ブレード 12 開口部 13 嵌合補助部 14 天面 15 切り込み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンの内部及び/又はその表面に揮散
    性薬剤を保持させた薬剤拡散用ファン2を収納する装置
    1であって、該装置1の外装部10に保持部3aを持
    ち、該保持部3aに薬剤拡散用ファン2の保持部3bを
    取り付けることで、外装部10にある回転駆動部4の連
    結部5に薬剤拡散用ファン2の取付部6を着脱自在に構
    成したことを特徴とする薬剤拡散装置。
JP11454991U 1991-12-27 1991-12-27 薬剤拡散装置 Pending JPH064393U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11454991U JPH064393U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 薬剤拡散装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP11454991U JPH064393U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 薬剤拡散装置

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JPH064393U true JPH064393U (ja) 1994-01-21

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ID=14640573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11454991U Pending JPH064393U (ja) 1991-12-27 1991-12-27 薬剤拡散装置

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JP (1) JPH064393U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2143331A2 (en) 2000-03-06 2010-01-13 Fumakilla Limited Fan type chemicals diffusing apparatus
JP2010530259A (ja) * 2007-06-14 2010-09-09 フイルメニツヒ ソシエテ アノニム 揮発性物質を計量分配するための装置
JP2016019642A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 株式会社Clox 空気浄化装置

Cited By (3)

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EP2143331A2 (en) 2000-03-06 2010-01-13 Fumakilla Limited Fan type chemicals diffusing apparatus
JP2010530259A (ja) * 2007-06-14 2010-09-09 フイルメニツヒ ソシエテ アノニム 揮発性物質を計量分配するための装置
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