JP5028137B2 - 薬剤拡散装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、蚊や虻等の害虫を除去、あるいは殺虫するための薬剤を拡散させる薬剤拡散装置に関する。
従来、この種の薬剤拡散装置として、例えば特許文献1に示すものがある。これは、薬剤を保持(含浸を含む)させた薬剤保持体を回転させて、薬剤を大気中に拡散させるものである。また、特許文献2に示すものは、薬剤保持体を固定しておき、これに駆動モータの駆動によるファンからの風を送ってその気流によって薬剤を拡散させるものである。
これら薬剤拡散装置では、消耗品としての薬剤保持体や、駆動モータの電力となる電池を交換可能に構成されている。
特許第3361541号公報 特開2002−291392号公報
上記従来の薬剤拡散装置では、消耗品としての薬剤保持体や電池は交換可能になっているが、薬剤の消耗時間と電池の消耗時間とを一致させて、両者を同時に交換する設計が好ましい。
しかしながら、いわゆる電池切れ状態であって、例えば匂い等により薬剤が薬剤保持体に残っていることを薬剤拡散装置の使用者が確認すると使用者は電池のみを交換し、あるいは、薬剤はなくなったが電池がまだ駆動モータに電力を供給できる状態であることを使用者が確認すると、使用者は薬剤保持体のみを交換する、ということが行われ易い。すなわち、薬剤の残量と電池の電力供給残量とがアンバランスになってしまうという課題があった。
また、使用者が電池を正規の方向とは反対の方向(正極と負極が逆)に装着してしまうことが考えられ、この場合は薬剤拡散装置が駆動しない等の不具合が生じてしまう。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、薬剤の残量と電池の電力供給残量とをバランスよく使用できる薬剤拡散装置の提供を目的としている。
本発明は、拡散装置本体に駆動モータと、該駆動モータに電力を供給するための電池と、薬剤を有する薬剤保持体とが装着されて、駆動モータのモータ軸に薬剤保持体の軸孔が嵌合してモータ軸が回転して薬剤保持体が回転することで薬剤が大気中に拡散されるよう構成され、前記薬剤保持体と電池とが組品として一体に取扱われて拡散装置本体に着脱自在とされている薬剤拡散装置であって、前記電池を収納した収納部が拡散装置本体に設けた電池収納部に着脱自在に収納され、前記収納部は箱状に形成されて電池の径方向に離間し且つ平行に一対で設けられ、各収納部はその上面どうしが、薬剤保持体を支持する連結部材の対向する端部を亙すことで連結されており、収納部の間に前記駆動モータが挿入されていることを特徴としている。
上記構成において、薬剤を有する薬剤保持体と、薬剤保持体を回転させる駆動モータに電力を供給するための電池とを組品として一体に取扱うようにして拡散装置本体に装着することにより、薬剤の残量と電池の電力残量とがほぼ一致するような使用が可能となる。また、薬剤保持体と電池とを拡散装置本体に装着すると、電池が駆動モータの両側に位置するから、薬剤拡散装置の重量バランスが良好となって扱い易く、小型化も可能となる。
本発明の薬剤拡散装置では、収納部および薬剤保持体の拡散装置本体への装着時にモータ軸と軸孔とを軸心方向で対向させるべく薬剤保持体を前記収納部に対して支持する支持手段が設けられた構成を採用できる
上記構成の薬剤拡散装置では、収納部に電池を収納し、支持手段によって収納部に対して薬剤保持体を支持させて薬剤保持体と電池とを組品とした状態で拡散装置本体に装着する。
本発明の薬剤拡散装置では、支持手段は前記連結部材の外周部に周方向に互いに離間して立設する脚状に形成された構成を採用できる
本発明の薬剤拡散装置では、収納部はモータ軸の軸方向から拡散装置本体に装着されるものであることを特徴としている。
本発明の薬剤拡散装置では、収納部はモータ軸の径方向から拡散装置本体に装着されるものであることを特徴としている。
本発明の薬剤拡散装置によれば、薬剤を有する薬剤保持体と、薬剤保持体を回転させる駆動モータに電力を供給するための電池とを組品として一体に取扱うようにして拡散装置本体に装着する構成としたことにより、薬剤の残量と電池の電力残量とがほぼ一致するような使用が可能となる。
また、使用者が電池を誤った方向に設置してしまうという状態を防止することができる。
以下、本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置を、蚊や虻等の害虫を除去、あるいは殺虫するための薬剤を拡散させるための薬剤拡散装置として説明する。
図1は本発明の実施形態を示す薬剤拡散装置の蓋体を閉じた状態の斜視図、図2は同じく蓋体を開いた状態で組品を取付けていない状態の概略斜視図、図3は組品の組立て状態を示す斜視図、図4は組品を電池収納箱に上方から装着する状態を示す斜視図、図5は図1の縦方向断面図である。
これらの図に示すように、薬剤拡散装置1は、薬剤を有する拡散装置本体2と、駆動モータ3と、駆動モータ3に電力を供給するための電池(アルカリ乾電池)4,4と、薬剤を有する薬剤保持体5とを備えている。
拡散装置本体2は、上方を開放した中抜きの箱状(直方体形状)に形成されている。拡散装置本体2の内部に駆動モータ3が収納されて固定されている。駆動モータ3は箱体6に収納されて、そのモータ軸7が拡散装置本体2の中心に位置して拡散装置本体2のフレーム状の側壁8に平行(垂直)に箱体6から突出している。
箱体6の両側に、上方を開放部10とした箱状の電池収納部11が配置されている。すなわち電池収納部11は、箱体6を介して離間した一対の電池収納箱12,12から構成されている。電池収納箱12,12の側壁は、拡散装置本体2の側壁8に嵌合するよう設置されている。なお、電池収納箱12,12は直方体形状に形成されている。
拡散装置本体2の側壁8には第一ヒンジ13を介して拡散装置本体2の開放面を覆う蓋体14が開閉自在に取付けられている。蓋体14には、薬剤を大気中に導出するための導出孔15を有するドーム部16が形成されている。
図3および図4に示すように、電池4,4と円盤状の薬剤保持体5とは一体ものとして取扱うことが可能なよう組品17とされている。すなわち、組品17は、電池4,4と電池4,4を保持する一対の電池保持体(収納部に相当する)18,18と、電池保持体18,18の上面どうしを連結する板状の連結部材20と、薬剤保持体5と、薬剤保持体5を連結部材20に対して浮いた状態で支持する複数本の支持脚21とから構成されている。
ここで、電池4,4は正規の方向(正極と負極とが正しい方向)で電池保持体18,18に収納されている。これによって使用者が電池4,4を誤った方向(正極と負極が逆となる方向)に設置してしまうという状態を防止することができる。
電池保持体18,18は電池収納箱12,12に上方から嵌合可能なよう電池収納箱12,12と相対形状に形成されている。電池保持体18,18は電池4,4の径方向に離間して設けられている。
連結部材20は円盤状に形成されており、その外周部両側が電池保持体18,18の上面に固着されており、この構成によって両電池保持体18,18は一体化されている。なお、電池保持体18,18、連結部材20および支持脚21は合成樹脂材から形成されている。
支持脚21は連結部材20の外周部に所定間隔置きに、少なくとも三個設けられている。これら支持脚21はその基部が連結部材20に一体的に形成されて、該基部を中心として連結部材20の径方向外方に向けて傾倒可能に設けられている。
各支持脚21は支持脚本体22と、その上部にほぼ薬剤保持体5の厚み程度だけ支持脚21の長さ方向に離間した保持体支持片23,24とから一体的に形成されている。
保持体支持片23,24は、支持脚本体22の立脚状態、すなわち支持脚本体22が連結部材20の中心軸に沿う方向に対してその径方向外方に向けてわずかに傾斜して立脚した状態において、連結部材20の径方向内方に突出するものである。
すなわち、各支持脚21は下側の保持体支持片23,24の近傍でその支持脚本体22の対向面どうしを結んだ仮想円の径が薬剤保持体5の径にほぼ等しくなるもので、基部で支持脚本体22の対向面どうしを結んだ仮想円の径は、薬剤保持体5の径よりも小さく設定されていることが好ましい。
薬剤保持体5は、保持枠部材25と、保持枠部材25の径方向内方で嵌合して保持される薬剤含浸体26とから構成されている。保持枠部材25は硬質の合成樹脂から形成されており、薬剤含浸体26は薬剤を含浸可能なよう立体的な網状体から形成されている。
なお、保持枠部材25の構成は、薬剤含浸体26を確実に装着可能で上方を開放する形状であれば特に限定されるものではない。
図では保持体支持片23,24は誇張した厚みで描いているが、少なくとも下側の保持体支持片23は、上方からの押圧力により容易に撓むことができるようその弾性が設定されており、具体的には厚みを薄く形成することで、保持枠部材25を上方から押圧した際に容易に下方に撓んで、保持枠部材25を押し下げることができるようになっている。
保持枠部材25および薬剤含浸体26の中心には、モータ軸7が挿入される軸孔27,28が形成されている。保持枠部材25の軸孔27は、モータ軸7の径とほぼ同じで、薬剤含浸体26の軸孔28に比べて小径に形成されている。
なお、保持枠部材25の上部には、保持枠部材25に薬剤含浸体26を装着した後に外れてしまうのを防止する係止片30が複数箇所に一体的に形成されている。また、保持枠部材25を押し下げる際に、薬剤含浸体26に使用者の手指が触れないように、保持枠部材25の中央上部に軸孔27を延長させて押え片(図示せず)を設け、この押え片を手指で押し下げるよう構成することが好ましい。
上記構成において、組品17を拡散装置本体2に装着する手順を説明する。先ず、薬剤拡散装置1の使用者は、拡散装置本体2の蓋体14を第一ヒンジ13回りに回動し拡散装置本体2の上方を開放して、モータ軸7を露出させる。
次に、使用者は組品17を手指で把持して電池4,4を電池収納部11に装着すべく組品17を上方、すなわちモータ軸7の軸方向からその電池保持体18,18を、電池収納部11をガイドとしてこれに挿入する。そうすると、薬剤保持体5は各支持脚21に支持されて連結部材20から浮いているから、モータ軸7と軸孔27,28とが上下方向で対向することになる。
このような状態として、薬剤保持体5を下方へ向けて押圧する。そうすると、薬剤保持体5の保持枠部材25によって保持体支持片23,24が下方に撓んで、さらに押圧すると、支持脚本体22の基部で対向面どうしを結んだ仮想円の径は、薬剤保持体5の径よりも小さく設定されているから、支持脚本体22はその基部から径方向外方に倒れ、モータ軸7が両軸孔27,28に嵌合する。
また、電池保持体18,18の間に駆動モータ3が配置された構成となる。
そして使用者は、蓋体14を第一ヒンジ13回りに閉める。上記のようにしてモータ軸7と薬剤保持体5(薬剤含浸体26)とが一体化されるから、モータ軸7の回転、すなわち駆動モータ3の駆動により、薬剤含浸体26が軸心回りに回転して、その際に発生する気流(風力)によって、薬剤が薬剤含浸体26から大気中に拡散(揮散)される。
なお、薬剤保持体5を拡散装置本体2に装着した後に支持脚21が邪魔な場合は、使用者が千切り取る等してこれを無くすることも可能である。
以上のように、本発明の実施形態によれば、電池4,4および薬剤保持体5を組品17として一体ものとして扱うことができるから、あるいは使用者は電池4,4と薬剤保持体5とを一体ものとして扱うよう組品17が構成されているから、電池4,4の電力と薬剤の寿命とが一致するような使用ができ、電池4,4の電力がたくさん残っているのに薬剤が無い、あるいは薬剤がたくさん残っているのに電池の電力残量が無いといった不都合を解消することができる。
なお、使用済みの組品17は、使用者が蓋体14を第一ヒンジ13回りに開け、薬剤保持体5および電池保持体18,18をモータ軸7の軸心方向に引抜くことで容易に取外すことができる。
本発明の別の実施形態を図6ないし図9に基づいて説明する。図6は、別の実施形態を示す薬剤拡散装置1の組品17を取付けていない状態の全体斜視図、図7(a),(b)は組品17の全体構成を示す斜視図、図8は組品17を駆動モータ3および電池保持体18,18側へ向けて装着する際の拡散装置本体2を省略した斜視図、図9(a)は同じく平面図、図9(b)は同じく側面図である。
図6ないし図9に示す実施形態における薬剤拡散装置1は、その組品17をモータ軸7の径方向から拡散装置本体2に装着するものである。
拡散装置本体2の蓋体14はドーム部16と矩形板状の蓋部35とが別体で形成されている。蓋部35は第一ヒンジ13とは異なる第二ヒンジ36を介して側壁8に開閉自在に取付けられており、その中心にはモータ軸7が挿入される挿入孔37が形成されている。
第一ヒンジ13が取付けられている側壁8の対向する側壁部分38の下部には、第一ヒンジ13と平行な軸心を有する第三ヒンジ40を介して側壁部分38が開閉自在に設けられている。
電池収納箱12,12の側壁部分38側は開放されている。この構成により、組品17はモータ軸7の径方向から拡散装置本体2に装着可能となっている。
すなわち組品17は、電池4,4と、板状の連結部材20によって電池4,4の径方向に並行に離間して連結された電池保持体18,18と、薬剤保持体5と、薬剤保持体5を装着するための支持手段としてのホルダー41とを備えている。ホルダー41は連結部材20に第四ヒンジ43を介して回動自在に支持されている。
連結部材20は矩形板状である。連結部材20の側部中央には電池4,4と平行なモータ軸挿入凹部44が形成されている。このモータ軸挿入凹部44は、連結部材20の側部端面20aから電池保持体18,18の長さ方向略半分の位置まで延長されている。なお、連結部材20の側部端面20aは電池保持体18,18の端面18aから長さ方向に位置ずれして配置されている。
ホルダー41は半円盤状の対向板45,46を平行且つ一対に設けて、これらを複数の連結片47によって連結した構成であり、対向板45,46の径は薬剤保持体5の径に比べて大きく設定されている。対向板45,46の離間間隔は、薬剤保持体5の厚みに比べて大きく設定されている。ホルダー41に薬剤保持体5を装着した状態では、軸孔28は、ホルダー41の対向板45,46で覆われることなく露出している。そして、ホルダー41に薬剤保持体5を装着した状態でモータ軸挿入凹部44と軸孔28とは軸心方向で一致した位置にあるようになっている。
一方(下側)の対向板46の端部中心と、連結部材20の側部端面20bの中央部とが前記第四ヒンジ43によって連結されている。
第四ヒンジ43は、一枚の可撓性を有する樹脂板によって形成されておりその一端側はホルダー41すなわち一方の対向板46に固着され、他端側は、連結部材20に固着されている。第四ヒンジ43は、可撓性を有するとともに、その可撓性によってホルダー41を連結部材20の面に沿って移動可能とするものである。
上記構成において、蓋部35を閉じて蓋部35の挿入孔37からモータ軸7を突出させ、第三ヒンジ40回りに側壁部分38を回動させて、側壁部分38で覆われる開口38aを開放しておく。一方で、組品17は、ホルダー41に薬剤保持体5を保持させておき、これを拡散装置本体2に装着する際には、ホルダー41を第四ヒンジ43回りに回動させて連結部材20から離すようにした状態とし、電池保持体18,18を開口38aから(モータ軸7の径方向から)挿入する。
そうすると、電池収納箱12,12の側壁部分38側は開放されているから、電池保持体18,18は電池収納箱12,12をガイドとして容易にこれに挿入される。
また、電池保持体18,18の間に駆動モータ3が配置された構成となる。
続いて、ホルダー41を第四ヒンジ43回りに倒して軸孔28をモータ軸7に挿通嵌合する。この場合、ホルダー41を第四ヒンジ43回りに倒すようにするから、軸孔28はモータ軸7の軸心方向から円滑に挿入されるとは限らない。このような場合であっても、第四ヒンジ43はその可撓性によってホルダー41を連結部材20の面に沿って移動可能とするものであるから、ホルダー41を連結部材20の面に沿って移動させることで、モータ軸7に軸孔28を軸心方向で位置合わせして、モータ軸7に軸孔28を軸心方向から挿入することが可能である。このとき、ホルダー41は蓋部35の上側に位置することになる。
なお、ホルダー41が薬剤保持体5を覆う部分が大きいと薬剤の拡散状態に影響をおよぼすことがあるので、できるだけ被覆面積を小さくするか、組品17の装着後に引き抜くよう設計することが好ましい。
上記のようにして組品17を拡散装置本体2に装着した後にドーム部16を閉じ、駆動モータ3を駆動させることにより、対向板45,46の離間間隔は、薬剤保持体5の厚みに比べて大きく設定されているから薬剤保持体5がモータ軸7とともに円滑に回転することになる。これによって薬剤を大気中に拡散させることができる。
そして、この実施形態によっても、電池4,4と薬剤保持体5とを組品17として一体ものとして取扱うようにしているから、電池4,4の電力と薬剤の寿命とが一致するような使用ができ、電池4,4の電力がたくさん残っているのに薬剤が無い、あるいは薬剤がたくさん残っているのに電池の電力残量が無いといった不都合を解消することができる。
なお、使用済みの組品17は、使用者が蓋体14を第一ヒンジ13回りに開け、薬剤保持体5を第四ヒンジ43回りに回動させてモータ軸7から取外し、電池保持体18,18を開口38aへ(モータ軸7の径方向へ)引抜くようにすることで容易に取外すことができる。
支持手段として、図10に示すものが考えられる。これは、支持脚21は支持脚本体22と、その上部にほぼ薬剤保持体5の厚み程度だけ支持脚21の長さ方向に離間した保持体支持片23,24とから一体的に形成したものに対して、特に保持体支持片23,24を設けることなく、複数の支持脚50を単なる薄板状に形成している。そして、各支持脚50の対向面を、その長さ方向(高さ方向)上部が径方向外方に傾斜するテーパ面状に形成したものである。
各支持脚50の長さ方向(高さ方向)上端部または長さ方向中間部でその支持脚50の対向面どうしを結んだ仮想円の径が薬剤保持体5の径にほぼ等しくなるよう設定されており、基部で支持脚本体22の対向面どうしを結んだ仮想円の径は、薬剤保持体5の径よりも小さく設定されている。他の構成は、図3に示したものと同様であるので同一の符号を付してその説明を省略する。
上記のように構成することによっても、薬剤保持体5を各支持脚50で支持した状態で電池4,4と薬剤保持体5とを一体ものの組品17として取扱うことができる。
使用者は組品17を手指で把持して電池4,4を電池収納部11に装着すべく組品17を上方、すなわちモータ軸7の軸方向からその電池保持体18,18を、電池収納部11をガイドとしてこれに挿入する。そうすると、薬剤保持体5は各支持脚50に支持されて連結部材20から浮いているから、モータ軸7と軸孔27,28とが上下方向で対向することになる。このような状態として、薬剤保持体5を下方へ向けて押圧する。そうすると、薬剤保持体5の保持枠部材25によって各支持脚50がその基部から径方向外方に倒れ、モータ軸7が両軸孔27,28に嵌合する。なお、各支持脚50は、組品17の装着後に取除くようにしてもよい。
本発明の実施形態を示す薬剤拡散装置の蓋体を閉じた状態の斜視図 同じく蓋体を開いた状態で組品を取付けていない状態の概略斜視図 同じく組品の組立て状態を示す斜視図 同じく組品を電池収納箱に上方から装着する状態を示す斜視図 同じく図1の縦方向断面図 別の実施形態を示す薬剤拡散装置の組品を取付けていない状態の全体斜視図 同じく図7(a)は第四ヒンジ回りに薬剤保持体を開いた状態の組品の全体構成を示す斜視図、図7(b)は第四ヒンジ回りに薬剤保持体を閉じた状態の組品の全体構成を示す斜視図 同じく組品を駆動モータおよび電池保持体側へ向けて装着する際の拡散装置本体を省略した斜視図 同じく図9(a)は平面図、図9(b)は側面図 別の支持手段を示す組品の斜視図
符号の説明
1…薬剤拡散装置、2…拡散装置本体、3…駆動モータ、4,4…電池、5…薬剤保持体、6…箱体、7…モータ軸、8…側壁、10…開放部、11…電池収納部、12,12…電池収納箱、13…第一ヒンジ、14…蓋体、17…組品、18,18…電池保持体、20…連結部材、21…支持脚、22…支持脚本体、23,24…保持体支持片、25…保持枠部材、26…薬剤含浸体、27,28…軸孔、30…係止片、37…挿入孔、38a…開口、40…第三ヒンジ、41…ホルダー、43…第四ヒンジ、44…モータ軸挿入凹部、45,46…対向板、47…連結片、50…支持脚

Claims (5)

  1. 拡散装置本体に駆動モータと、該駆動モータに電力を供給するための電池と、薬剤を有する薬剤保持体とが装着されて、駆動モータのモータ軸に薬剤保持体の軸孔が嵌合してモータ軸が回転して薬剤保持体が回転することで薬剤が大気中に拡散されるよう構成され、前記薬剤保持体と電池とが組品として一体に取扱われて拡散装置本体に着脱自在とされている薬剤拡散装置であって、
    前記電池を収納した収納部が拡散装置本体に設けた電池収納部に着脱自在に収納され、前記収納部は箱状に形成されて電池の径方向に離間し且つ平行に一対で設けられ、各収納部はその上面どうしが、薬剤保持体を支持する連結部材の対向する端部を亙すことで連結されており、収納部の間に前記駆動モータが挿入されていることを特徴とする薬剤拡散装置。
  2. 納部および薬剤保持体の拡散装置本体への装着時にモータ軸と軸孔とを軸心方向で対向させるべく薬剤保持体を前記収納部に対して支持する支持手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の薬剤拡散装置。
  3. 持手段は前記連結部材の外周部に周方向に互いに離間して立設する脚状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の薬剤拡散装置。
  4. 収納部はモータ軸の軸方向から拡散装置本体に装着されるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の薬剤拡散装置。
  5. 収納部はモータ軸の径方向から拡散装置本体に装着されるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の薬剤拡散装置。
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