JP4512614B2 - 薬剤拡散装置 - Google Patents

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Description

本発明は、害虫駆除、芳香、医療等の各種用途に対応する揮散性の薬剤を大気中に拡散させる薬剤拡散装置に関する。
従来、特許文献1に開示された薬剤拡散装置が知られている。この薬剤拡散装置は、装置本体内に、送風機と揮散性の薬剤と電池を収納し、送風機を電池からの供給電力で駆動し、薬剤収納部に通気して薬剤を拡散させる構造になっている。
特開2005−185139号公報
従来の薬剤拡散装置は、送風機と電池収納部が装置本体の厚さ方向で重なり合うことがないように、電池収納部を送風機の外側に設け、2本の電池を逆向きで装置本体の厚さ方向とは直角な方向に並べて収納しているため、装置本体の厚さは薄くできるものの大きさは損われる。
当該出願人は、電池収納部を送風機の外側に設け、2本の電池を装置本体の厚さ方向に積み重ねて収納することで、2本の電池を1本分の平面積で収納でき、装置全体の薄さをあまり損なうことなく小型化できることを案出した。そして、このような電池収納部を作製し、2本の電池を収納したところ、奥側の電池の取り出しが極めて困難になり、実用的でないこが判明した。
本発明が解決しようとする課題は、電池収納部を送風機の外周側に設け、複数本の電池を装置本体の厚さ方向に積み重ねて収納しても、電池を容易に取り出すことができるようにして、全体の厚さをあまり損なわずに小型化を実現できる薬剤拡散性能の高い薬剤拡散装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、送風機と、揮散性の薬剤と、電池と、これらを収納すると共に、薬剤の揮散を許容する開口を設けた装置本体を備え、送風機を電池からの供給電力で駆動し、薬剤収納部に通気して薬剤を拡散させる薬剤拡散装置において、電池収納部は、送風機の外側に形成し、装置本体の厚さ方向で対向する側壁の一方に電池1本分の大きさであって、装置本体内の通気路に開放する電池出し入れ口を設け、装置本体の厚さ方向とは直角な方向で対向する側壁の一方に電池のプラス電極に接触させるプラス側接点を装置本体の厚さ方向に沿って複数設けると共に、装置本体の厚さ方向とは直角な方向で対向する側壁の他方に電池のマイナス電極に接触させるバネ性を持ったマイナス側接点を装置本体の厚さ方向に沿って複数設け、複数本の電池を同じ向きで装置本体の厚さ方向に積み重ねて収納することを特徴とする。
上記構成を採用することにより、電池収納部から奥側の電池を取り出す際に、手前側の電池のコイルバネや片持ちの板バネからなるバネ性を持ったマイナス側接点が邪魔にならず、奥側の電池が取り出し易くなる。また、電池収納部は、電池出し入れ口を装置本体内の通気路に開放することにより、電池収納部に侵入する塵埃を吸い出して、各接点への塵埃の付着による接触不良を防止することができる。
本発明において、電池収納部は、複数のプラス側接点を設けた側壁と複数のマイナス側接点を設けた側壁を階段状に形成し、複数本の電池を装置本体の厚さ方向とは直角な方向へ位置ずれさせて収納することが好ましい。
上記構成を採用することにより、電池収納部から奥側の電池を取り出す際に、奥側の電池に指先を掛け易く、奥側の電池がより取り出し易くなる。
本発明において、電池収納部は、電池出し入れ口の形状をプラス側接点の側で部分的に大きくすることが好ましい。
上記構成を採用することにより、電池収納部から奥側の電池を取り出す際に、奥側の電池のプラス電極側により指先を掛け易く、奥側の電池がより取り出し易くなる。
本発明において、電池収納部は、複数のプラス側接点を設けた側壁と複数のマイナス側接点を設けた側壁に隣接して装置本体の厚さ方向とは直角な方向で対向する側壁の一方に各電池の極性を示す彫刻を付けることが好ましい。
上記構成を採用することにより、電池収納部への各電池の収納時に、各電池が間違った向きに収納されるのを防止することができる。また、シール表示のように表示機能が磨耗で低下したり、剥がれて消失することもない。
本発明において、電池収納部は、装置本体に一体に形成するベースと単体構造の電池収納ケースからなることが好ましい。
上記構成を採用することにより、装置本体及び電池収納ケースの形状が簡単になり、装置本体及び電池収納ケースを容易に成型することができる。
また、本発明においては、揮散性薬剤を送風機のファンに保持する、具体的には、その内部及び/又はその表面に揮散性薬剤を保持させると、装置本体の送風機収容部に送風機とともに揮散性薬剤を収容することができ、揮散性薬剤専用の収容部が不要になる分、薬剤拡散装置の小型・薄型化を図ることができる。
本発明によれば、電池収納部を送風機の外側に設け、複数本の電池を装置本体の厚さ方向に積み重ねて収納しても、電池を容易に取り出すことができる。これにより、全体の厚さをあまり損なわずに小型化を実現できる薬剤拡散性能の高い薬剤拡散装置になる。また、電池収納部は、電池出し入れ口を装置本体内の通気路に開放することにより、電池収納部に侵入する塵埃を吸い出して、各接点への塵埃の付着による接触不良を防止することができる。
また、本発明においては、揮散性薬剤を送風機のファンに保持し、具体的には、その内部及び/又はその表面に揮散性薬剤を保持させることで、薬剤拡散装置のより一層の小型・薄型化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1(A)、(B)、(C)は本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置の平面図、側面図、底面図、図2は本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置の図1(A)におけるX−X断面図である。なお、以下の説明では特に断りがない場合、図1(A)における矢印a−b方向を左右方向、矢印c−d方向を前後方向、図1(B)における矢印e−f方向を厚さ方向(上下方向)として説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る薬剤拡散装置1は、送風機10と、薬剤カートリッジ20と、送風機10の電源として使用する単3形の2本の電池30A,30Bと、これらを収納する樹脂製のハウジングである装置本体40から構成されている。
送風機10は、モータ11と、モータ11の回転軸11aに取り付けてその軸方向に沿って送風するプロペラファン12を設け、軸流型に構成されている。
薬剤カートリッジ20は、薬剤含浸体21を略直方体状で厚さを抑えた薄形の薬剤ケース22に収納し、装置本体40に容易且つ安全に着脱できるようにしたものである。薬剤含浸体21は、通気性を持つ紙、布、織物、不織布、スポンジ等からなり、害虫駆除、芳香、医療等の各種用途に対応する揮散性の薬剤を含浸させている。薬剤含浸体21の形状は、図2では直方体状であるが、線状、粒状、シート状、ハニカム状であってもよい。薬剤ケース22は、厚さ方向で対向する両主面(表裏面)側に内外貫通の通気孔22aを複数設けている。
図1(A)(B)(C),図2に示すように、装置本体40は、例えば軟式用のテニスボールを略平行な2平面の間に挟んで押し潰したような外形、即ち平面視略円形で側面視略小判形の外形を備え、装置本体40を床やテーブル等の略水平な平坦面Gに置いた時に下側に位置する略水平な平坦面からなる下端部(底部)41と、上側に位置する略平坦面からなる上端部(天部)42を設け、薬剤拡散装置1の外郭を構成している。
また、装置本体40は、上端部42を下端部41に対して僅かに左上がりに傾斜させると共に、左側略半分の周側部曲率を右側略半分の周側部曲率より僅かに大きくし、左側略半分の容積を右側略半分の容積より大きくしている。このような装置本体40は、中間ケース43と、下ケース44と、上ケース45と、ダクト46と、排気ガイド47と、電池収納ケース48の6ピースから構成されている。
図3は本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置の中間ケースを斜め上から見た斜視図、図5は本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置を裏返しにして下ケースと薬剤カートリッジと全ての電池を取り外したものを斜め上から見た斜視図である。
図1(B),図2,図3,図5に示すように、中間ケース43は、略円形の内底板43a周縁部から湾曲した中間周壁43bを一体に立ち上げ、装置本体40の厚さ方向中間部分を構成している。
内底板43aは、その中央部を段差43cを介して外周部より持ち上げ、下表面中央部に、薬剤カートリッジ20の厚さの略半分を嵌め込み位置決めするための凹部43dを設けると共に、凹部43d上側の内底板43a中央部に上下面貫通の大きな通気孔43eを設けている。
また、内底板43aには、凹部43dの左側に上下面貫通の電池出し入れ口43fを設けている。この電池出し入れ口43fは、各電池30A,30Bの1本分の大きさ(長さと直径)と略同じ大きさの略矩形状に形成され、各電池30A,30Bの軸方向に沿う一対の側縁が前後方向に延び、各電池30A,30Bの径方向に沿う一対の側縁が左右方向に延びており、各電池30A,30Bを1本ずつ出し入れすることができる。
また、内底板43aには、凹部43dと電池出し入れ口43fの間に電池出し入れ口43fの右側縁に沿う矩形平板状の電池収納ベース43gを一体に立ち上げている。この電池収納ベース43gは、各電池30A,30Bの長さより長い横幅と、各電池30A,30Bのそれぞれの直径を合わせた高さを備え、各電池30A,30Bを略水平姿勢で装置本体40の厚さ方向に積み重ねた時に、それらを一側方から一体的に覆うことができる。
また、内底板43aには、電池出し入れ口43fの左側に下ケース取り付け用に上下面貫通の挿入口43hを設け、その挿入口43hの左側縁部に第1係合部43iを設けている。
また、内底板43aには、電池出し入れ口43fと挿入口43hの間に、中間周壁43bから挿入口43hの前後側縁に沿って内側へ突出させた一対のリブ43jを介して、電池出し入れ口43fの左側縁に沿う矩形平板状の電池収納ケース押さえ43kを一体に立ち上げ、電池収納ベース43gと対向させている。
さらに、内底板43aは、挿入口43hと反対側の周縁部に、該部を部分的に上側に凹ませて下方と右側方を開放した下ケースロック用の挿入部43mを設け、その挿入部43mの右側方にある中間周壁43bに一体に形成した第2係合部43nの先端を挿入部43mの下側開放部に右側開放部から臨ませている。
図1(B)(C),図2に示すように、下ケース44は、略円形の底板44a周縁部から湾曲した下周壁44bを一体に立ち上げ、中間ケース43の下側に配置し、装置本体40の下側部分を構成している。
下周壁44bには、その上端部に挿入口43hを通して第1係合部43iに離脱可能に係合させる第1相手係合部44cを設け、底板44aには、挿入部43mと対向する位置に上下面貫通の孔44dを設けると共に、その孔44dの上側には、挿入部43mに挿抜可能なバネ性を持った逆V字形のロック片44eを一体に立ち上げている。このロック片44eは、下側の一端部を孔44dの左側縁部に連設して孔44dの上側に片持ちで立ち上げたもので、上側の折返し部と下側の他端部の間に第2係合部43nに離脱可能に係合させる第2相手係合部44fを一体に形成し、下側の他端部に孔44dから底板44aの下表面に突出させるロック操作部44gを一体に形成している。これにより、下ケース44を中間ケース43の下側に着脱自在に取り付けるように構成している。
中間ケース43への下ケース44の取り付けは、第1相手係合部44cを挿入口43hを通して第1係合部43iに係合させた後、下周壁44b上端部を内底板43a下表面周縁部に押し付けて密着させるだけで容易に行うことができる。即ち下周壁44b上端部を内底板43a下表面周縁部に押し付けて密着させる動作に伴って、ロック片44eが挿入部43mに挿入され、第2相手係合部44fが第2係合部43nの内側に重なった状態で係合し、挿入部43mからのロック片44eの抜け止めが行われ、ロックが自動的に掛けられる。
取り付け状態の下ケース44は、第1相手係合部44cと第1係合部43iの係合及び第2相手係合部44fと第1係合部43nの係合(ロック)によって、底板44aが内底板43aと対向し、下周壁44bが中間周壁43bの下側に連続的に繋がれた状態で、中間ケース43の下側に結合されている。
一方、中間ケース43からの下ケース44の取り外しは、ロック操作部44gを左側へ押圧操作してロック片44eを変形させ、第2相手係合部44fを第2係合部43nから外してロックを解除した状態で、下周壁44b上端部を内底板43a下表面周縁部から引き離しながら、ロック片44eを挿入部43mから引き抜いた後、第1相手係合部44cを第1係合部43iから外し、挿入口43hを通して引き抜くだけで容易に行うことができる。
上記のように中間ケース43の下側に着脱自在に取り付ける下ケース44は、その底板44aの中央部を段差44hを介して外周部より下げ、下表面中央部に一回り小さい凸部44iを設け、その凸部44iが装置本体40の下端部41になっている。これにより、薬剤拡散装置1を略水平な平坦面G上に置いた時には、底板44aの凸部44i下表面が平坦面Gに接触し、底板44aの段差44hが平坦面Gから立ち上がり、底板44aの下表面外周部が平坦面Gから持ち上げ支持される。
また、底板44aには、凸部44iの周囲に上下面貫通の吸気口44jを僅かな間隔で複数設けると共に、凹部43dに対向する凸部44i上表面に薬剤カートリッジ20を持ち上げ支持するための小さな突起44kを複数設けている。これにより、装置本体44の内部下側に、内底板43aと底板44a及び下周壁44bで囲われ、各吸気口44jを介して装置本体44外部と連通した薬剤カートリッジ収納部55を形成している。
さらに、底板44aには、電池出し入れ口43fに対向する凸部44i上表面外周部に複数の電池押さえ44mを一体に立ち上げている。この各電池押さえ44mは、薬剤カートリッジ収納部55の通気性を阻害することがないようピン状に形成され、電池出し入れ口43fの長手方向の中心線に沿って配置されており、それぞれの先端が電池出し入れ口43fの直ぐ下側に延出され、後述する電池収納部からの各電池30A,30Bの脱落を阻止するようになっている。
そして、図2に示すように、薬剤カートリッジ20は、その一方の主面が各突起44k先端で下側から支えられ、底板44aの凸部44i上表面から持ち上げ支持され、厚さの略半分が内底板44aの凹部43dに嵌め込まれ位置決めされた状態で、薬剤カートリッジ収納部55に収納保持されている。
装置本体40への薬剤カートリッジ20の装着は、下ケース44を中間ケース43から取り外し、内底板43a下表面を露出した状態で、薬剤カートリッジ20を内底板43aの凹部43dに嵌め込んだ後、下ケース44を中間ケース43に取り付けるだけで容易に行うことができる。
一方、装置本体40からの薬剤カートリッジ20の取り出しは、下ケース44を中間ケース43から取り外し、薬剤カートリッジ20を内底板43aの凹部43dから抜き取るだけで容易に行うことができる。このような薬剤カートリッジ20の着脱は、装置本体40を裏返しにして行うことで、より容易に行うことができる。
なお、中間ケース43への下ケース44の取り付け構造は、上記した以外に、下ケース44の曲率の小さい右側上端部を中間ケース43に略水平な支点軸を介して開閉可能に取り付け、下ケース44の曲率の大きい左側上端部を中間ケース43に係脱可能に係合(ロック)する蓋構造にしてもよい。また、装置本体40が円筒状の外形を備える場合は、下ケース44の上端部を中間ケース43に着脱可能に締結するネジ構造にしてもよい。
図1(A)(B),図2に示すように、上ケース45は、略円形の天板45a周縁部から湾曲した上周壁45bを一体に垂下し、中間ケース43の上側に配置し、装置本体40の上側部分を構成している。
また、上ケース45は、その上周壁45b下端部を中間周壁43b上端部に突き合い接触させ、天板45aが内底板43aと対向し、上周壁45bが中間周壁43bの上側に連続的に連続的に繋がれた状態で、中間ケース43の上側にネジ結合されている。
天板45aには、その中央部に内外面貫通の大きな円孔45cを設けている。また、電池出し入れ口43fに対向する下表面外周部に電池収納ケース押さえ45dを一体に垂下している。この電池収納ケース押さえ45dはピン状に形成され、電池出し入れ口43fの長手方向の中心線に沿って配置されており、各電池押さえ44mと対向させている。
図2に示すように、ダクト46は、その上側をラッパ状に開いた筒状に形成し、上端部を天板45aの円孔45c周縁部に突き合い接触させ、下端部を内底板43aの凹部43d上表面外周部に突き合い接触させ、上ケース45と下ケース44で挟んで固定し、円孔45cと通気孔43eを連通接続している。
また、ダクト46は、有底筒状のモータ取り付け部46aと、モータ取り付け部46aをダクト46の内部上側に保持する複数のアーム46bを一体に形成し、装置本体40の内部上側に、下側を通気孔43eを介して薬剤カートリッジ収納部55に連通し、上側を円孔45cを介して装置本体44の外部に開放した送風機収納部49を形成している。
そして、送風機10は、そのモータ11がモータ取り付け部46aに嵌合保持され、回転軸11aがモータ取り付け部46aの下側に鉛直に突出し、プロペラファン12がモータ取り付け部46aと内底板43aの凹部43d上表面の間に回転可能に軸支された状態で、送風機収納部49に収納保持されている。
図1(A),図2に示すように、排気ガイド47は、円孔45cより一回り小さい円板状に形成し、下表面中央部にモータ取り付け部46aの上端部に嵌合する取り付け部47aを一体に垂下し、ダクト46のラッパ状に開いた上端部内側に同芯状に配置している。
そして、天板45aと排気ガイド47によって装置本体40の上端部42を形成すると共に、装置本体40の上端部42中央部に、排気ガイド47の周縁部とダクト46のラッパ状に開いた上端部の間のリング状の開口からなる排気口50を設け、送風機収納部49の上側を排気口50を介して装置本体40の外部に連通している。
上記のように装置本体40は、その下端部41の周囲に開口した複数の吸気口44jを設けると共に、上端部42に360度全方向へ開口したリング状の排気口50を設け、吸気口44jと排気口50の間に送風機10を収納すると共に、吸気口44jと送風機10の間に薬剤カートリッジ20を収納し、また、カートリッジ収納部55、通気孔43e、送風機収納部49によって吸気口44jと排気口50の間にこれらを連通接続する通気路を形成している。
図4は本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置の電池収納ケースを上下逆にしたものを斜め上側から見た斜視図、図6は本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置を裏返しにして下ケースと薬剤カートリッジを取り外し電池収納部に1本の電池を収納したものを斜め上から見た斜視図、図7は本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置を裏返しにして下ケースと薬剤カートリッジを取り外し電池収納部に全ての電池を収納したものを斜め上から見た斜視図、図8は本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置の図7におけるY−Y断面図である。
図2,図4乃至図8に示すように、電池収納ケース48は、電池収納ベース43gとで電池出し入れ口43fの上側、即ち装置本体40内の送風機収納部49の左外側に、2本の電池30A,30Bを略水平姿勢で装置本体40の厚さ方向に積み重ねて収納する電池収納部51を形成している。
そして、電池収納ベース43gが電池出し入れ口43fの右側縁に沿って立ち上がる電池収納部51の右側壁を形成する一方、電池収納ケース48が、電池出し入れ口43fの前後側縁に沿って立ち上がり、装置本体40の前後方向で対向する電池出し入れ口43fの前後側壁48a,48bと、電池出し入れ口43fの左側縁に沿って立ち上がり、装置本体40の左右方向で電池収納ベース43gと対向する電池収納部51の左側壁48cと、電池出し入れ口43fと装置本体40の厚さ方向で対向する電池収納部51の底板48dを一体に形成している。
また、電池収納ケース48は、電池収納ベース43gと電池収納ケース押さえ43kの間に嵌め込み、前後側壁48a,48b及び底板48dの右側縁部を電池収納ベース43gの左表面に当接させた状態で、上ケース45の電池収納ケース押さえ45dと中間ケース44の電池出し入れ口43f周縁の内底板43aとで挟んで固定し、電池収納ベース43gとで電池出し入れ口43fの上側に電池収納部51を形成している。
そして、電池収納部51は、前後側壁48a,48bの一方(本実記形態では前側壁48a)に各電池30A,30Bのプラス電極に接触させる2つのプラス側接点52A,52Bを装置本体40の厚さ方向に並べて設けると共に、前後側壁48a,48bの他方(本実記形態では後側壁48a)に各電池30A,30Bのマイナス電極に接触させるバネ性を持った2つのマイナス側接点53A,53Bを装置本体40の厚さ方向に並べて設け、2本の電池30A,30Bを同じ向きで装置本体40の厚さ方向に積み重ねて収納するように構成している。
各プラス側接点52A,52Bは、金属線材を平坦渦巻き状に曲げ形成した端子部材からなり、各マイナス側接点53A,53Bは、導電性に優れた金属製のコイルバネからなる。
また、電池収納部51は、前後側壁48a,48bを断面階段状(クランク状)に形成し、前後側壁48a,48bの上下中間部に略水平な段差48e,48fを設け、段差48e,48fより奥側(上側)に位置する前後側壁48a,48b上部を、段差48e,48fより手前側(下側)に位置する前後側壁48a,48b下部に対して装置本体40の後側へ少し位置ずれさせ、前側壁48a上部に一方のプラス側接点52Aを設けると共に、後側壁48b上部に一方のマイナス側接点53Aを設けて、これら一方のプラス側接点52Aとマイナス側接点53Aを装置本体40の前後方向で相互に対向させ、また、前側壁48a下部に他方のプラス側接点52Bを設けると共に、後側壁48b下部に他方のマイナス側接点53Aを設けて、これら他方のプラス側接点52Bとマイナス側接点53Bを、一方のプラス側接点52Aとマイナス側接点53Aと装置本体40の厚さ方向で重ならないように、一方のプラス側接点52Aとマイナス側接点53Aに対して装置本体40の後側へ少し位置ずれした位置にて装置本体40の前後方向で相互に対向させ、電池出し入れ口43fの真上位置に一方の電池30Bを収納する下部電池収納部51Bを形成すると共に、その下部電池収納部51Bの奥側で、電池出し入れ口43f及び下部電池収納部51Bに対して装置本体40の後側へ少し位置ずれした位置に、他方の電池30Aを収納する上部電池収納部51Aを連続一体に形成し、2本の電池30A,30Bのそれぞれの軸方向位置(水平位置)を装置本体40の前後方向に沿って位置ずれさせて収納するように構成している。
また、電池出し入れ口43fは、その左側縁のプラス側接点52B側端部を外側に膨らませるように円弧状に形成し、電池出し入れ口43fの形状をプラス側接点52B側で大きく(太く)すると共に、これに対応して、下部電池収納部51Bは、その左側壁48cのプラス側接点52A,52B側端部を外側に膨らませるように円弧状に湾曲させ、下部電池収納部51Bのプラス側接点52B側端部に、上部電池収納部51Aのプラス側接点52A側端部へ人指し指等の指先を容易に挿入させるためのフィンガースペース51Cを形成している。
また、電池収納部51は、左右側壁48c,43gの一方(本実施形態では左側壁48c)に下部電池収納部51Bと上部電池収納部51Aのそれぞれに収納する各電池30A,30Bの極性を示す彫刻48gを設けている。
さらに、電池収納部51は、電池出し入れ口43fを送風機収納部49と各吸気口44jの間の通気路、即ち薬剤カートリッジ収納部55の外周部に開放している。
なお、装置本体40内の送風機収納部49右外側の空間には、電池収納部51に設けた各接点53A,53Bをリード線を介して電気接続すると共に、薬剤拡散装置1の電源スイッチを実装し、また、薬剤拡散装置1の作動状態(電源のオン/オフ)や薬剤カートリジ20及び電池30A,30Bの交換時期等を使用者に表示するためのLED等の表示ランプ等をリード線を介して電気接続した図示しない回路基板が収納されている。装置本体40の右側周側部には、中間周壁43b上端部と上周壁45b下端部に対向状に設けた一対の切り欠き43p,45eによって内外面貫通の孔54が形成され、この孔54から電源スイッチの操作部が装置本体40の右側周側部表面に露出されている。表示ランプは、排気口50の下側にあるダクト46のラッパ状に開いた上側内部に2個を、180度間隔で前後方向対称位置に取り付け、ダクト46の全部又はラッパ状に開いた上側に透光性を持たせて、装置本体40の上端部42で各表示を行う。また、ダクト46と電池収納ケース48は上ケース44に収納させて、中間ケース44と上ケース45を合わせることで、ダクト46と電池収納ケース48は挟まれた形になり、この状態で中間ケース44と上ケース45をネジ結合することで固定される。さらに、中間ケース44と上ケース45の結合手段は締結部材以外の例えば接着剤であってもよく、装置本体40が円筒状の外形を備える場合は、ネジ構造にしてもよい。
次に、上記のように構成した本実施形態に係る薬剤拡散装置1の動作を説明する。
図2に示すように、薬剤カートリッジ20と2本の電池30A,30Bを装着した装置本体40を室内や車内等の薬剤拡散領域にある平坦面Gに置き、電源スイッチをオンにすると、送風機10のモータ11が各電池30A,30Bからの供給電力で駆動され、送風機10のプロペラファン12が一方向に回転する。これにより、装置本体40外部の空気が装置本体40の下端部41周囲にある複数の吸気口44jから装置本体40内の薬剤カートリッジ収納部55に吸い込み、その吸い込んだ空気を装置本体40内の薬剤カートリッジ20、通気孔43e、送風機収納部49(プロペラファン12)の順に通過させて、装置本体40の上端部42中央部にあるリング状の排気口50から吹き出す。そして、排気口50から吹き出す空気には、薬剤カートリッジ20の薬剤含浸体21を通過する際に、薬剤含浸体21に含浸させた揮散性の薬剤が混入されており、これにより、揮散性の薬剤が薬剤拡散領域に拡散される。
ここで、本実施形態に係る薬剤拡散装置1は、開封した新品の薬剤カートリッジ20と、単3形の2本の電池30A,30Bを装置本体40に装着し、使用開始してから例えば延べ240時間(1日8時間使用して1カ月)使用できる設計になっており、その使用期間の経過に伴って、薬剤カートリッジ20と各電池30A,30Bを新品のものに交換する必要がある。
各電池30A,30Bを交換する際は、装置本体40を裏返しにして下ケース44を中間ケース43から取り外し、図7に示すように、内底板43a下表面を露出した状態で、先ず、電池収納部51の下部電池収納部51Bに収納されている手前側(電池出し入れ口43f側)の古い電池30Bを、そのプラス電極側端部に指先を掛けて持ち上げながら、電池出し入れ口43fを通して電池収納部51から取り出した後(図6参照)、電池収納部51の上部電池収納部51Aに収納されている奥側(底板48d側)の古い電池30Aを、そのプラス電極側端部に指先を掛けて持ち上げながら、電池出し入れ口43fを通して電池収納部51から取り出す(図5参照)。次に、新品の電池30Aを電池出し入れ口43fから挿入し、そのマイナス電極端部を奥側のマイナス側接点53Aに押し付けながら、奥側のマイナス側接点53Aとプラス側接点52Aとの間に押し込み、電池収納部51の上部電池収納部51Aに装着した後(図6参照)、新品の電池30Bを電池出し入れ口43fから挿入し、そのマイナス電極端部を手前側のマイナス側接点53Bに押し付けながら、手前側のマイナス側接点53Bとプラス側接点52Bとの間に押し込み、電池収納部51の下部電池収納部51Aに装着し(図7参照)、図8に示すように、2本の電池30A,30Bを同じ向きで装置本体40の厚さ方向に積み重ねて収納する。最後に、下ケース44を中間ケース43に取り付けることにより完了する。
そして、本実施形態に係る薬剤拡散装置1において、電池収納部51は、送風機10の外側に形成し、2本の電池30A,30Bを装置本体40の厚さ方向に積み重ねて収納することにより、全体の厚さをあまり損なわずに小型化を実現することができる。
しかも、電池収納部51は、2本の電池30A,30Bを同じ向きで収納することにより、電池収納部51から奥側の電池30Aを取り出す際に、手前側の電池30Bのバネ性を持ったマイナス側接点53Bが邪魔にならず、奥側の電池30Aが取り出し易くなっている。
また、電池収納部51は、2本の電池30A,30Bを装置本体40の厚さ方向とは直角な方向へ位置ずれさせて収納することにより、電池収納部51から奥側の電池30Aを取り出す際に、奥側の電池電池30Aに指先を掛け易く、奥側の電池30Aがより取り出し易くなっている。
さらに、電池収納部51は、電池出し入れ口43fの形状をプラス側接点52Bの側で部分的に大きくすることにより、電池収納部51から奥側の電池30Aを取り出す際に、奥側の電池30Aのプラス電極側により指先を掛け易く、奥側の電池30Aがより取り出し易くなっている。
したがって、電池収納部51を送風機10の外周側に設け、2本の電池30A,30Bを装置本体40の厚さ方向に積み重ねて収納しても、各電池30A,30Bを容易に取り出すことができ、各電池30A,30Bの交換を容易に行うことができる。
また、電池収納部51は、2つのプラス側接点52A,52Bを設けた側壁48aと2つのマイナス側接点53A,53Bを設けた側壁48bに隣接して装置本体40の厚さ方向とは直角な方向で対向する側壁48c,43gの一方に各電池30A,30Bの極性を示す彫刻48gを付けることにより、電池収納部51への各電池30A,30Bの収納時に、各電池30A,30Bが間違った向きに収納されるのを防止することができ。また、シール表示のように表示機能が磨耗で低下したり、剥がれて消失することもない。
また、電池収納部51は、装置本体40に一体に形成する電池収納ベース43gと単体構造の電池収納ケース48からなることにより、装置本体40及び電池収納ケース48の形状が簡単になり、装置本体40及び電池収納ケース48を容易に成型することができる。
また、送風機10は、モータ11と、モータ11の回転軸11aに取り付けてその軸方向に沿って送風するプロペラファン12を設け、装置本体40の吸気口44jと排気口50の間に収納し、薬剤カートリッジ20は、装置本体40の吸気口44jと送風機10の間に収納することにより、電池収納部51を送風機10の外側に設けた上で、装置本体40の吸気口44jと排気口50の間に、空気の流通抵抗が小さく通気性に優れたストレートで断面積の大きい通気路を形成して、薬剤の拡散性能を向上させることができる。
また、装置本体40の排気口50は、360度全方向へ開口することにより、電池収納部51を送風機10の外側に設けた上で、360度の全方向へ薬剤を拡散させて、薬剤の拡散性能を向上させることができる。
さらに、電池収納部51は、電池出し入れ口43fを装置本体40内の送風機10と吸気口44jの間の通気路となるカートリッジ収納部55に開放することにより、電池収納部51に侵入する塵埃を吸い出して、各接点52A,52B,53A,53Bへの塵埃の付着による接触不良を防止することができる。
図9は本実施形態に係る薬剤拡散装置1の変形構造を示す模式図である。図9において、400は任意の外形に形成される樹脂製のハウジングである装置本体であり、この装置本体400は一面の一部を開閉式400aに構成することによって電池30A,30Bの交換に便利である。なお、開閉式400aに代えて引出式に構成しても同様の作用効果を得ることができる。また、電池収納部51など塵埃の付着しやすい箇所には帯電防止剤が処理されていてもよい。
また、ファン12と揮散性薬剤とが共回りするように、ファン12に揮散性薬剤を保持させて、薬剤カートリッジ収納部55をなくしている。ファン12に揮散性薬剤が保持されているので、薬剤カートリッジ収納部55が不要となり、薬剤拡散装置1のより一層の小型・薄型化を図ることができる。なお、ファン12は多翼ファンでも同様の作用効果を得ることができる。
ここで、揮散性薬剤をプロペラファンや多翼ファンなどのファン12に保持させる手段としは種々の手段があり、大別して(1)その内部に保持させる方式、(2)その表面に保持させる方式がある。ここで、「表面」とは羽根(ブレード)の表面だけでなく、プロペラファンの場合は複数の羽根を外周に取り付けているファン中心部のハブの内外周面(一体、別体の何れでも可)、多翼ファンの場合は多数の羽根(ブレード)を挟む中心部にハブを有する円板状の主板とリング状の副板の表裏面(一体、別体の何れでも可)など、の表面を含む。
(1)の方式では、(a)ファン12自体を揮散性薬剤を混和した吸油性材料(例えば樹脂)によって構成する、(b)ファン12全体又はその表面に近い内部層を多孔性の吸油性材料で構成し、その多孔性吸油性材料部分に揮散性薬剤を含浸させたものとするなどの揮散性薬剤保持手段を採用することができる。
(2)の手段では、(c)ファン12の羽根表面に揮散性薬剤を含有する液体を塗布する、(d)ファン12の羽根表面に揮散性薬剤を含有する又は含浸させたシート状、マット状やパッチ状の薬剤保持体を貼り付ける、(e)ファン12の羽根表面に揮散性薬剤をガス透過性フィルムからなる容器、又は通気しうる容器に封入したものを固定するなどの揮散性薬剤保持手段を採用することができる。
また、多翼ファンでは、(f)その内(外)周に揮散性薬剤をガス透過性フィルムからなる容器、又は通気しうる容器に封入したものを挟持させたり、収納させる、(g)その内(外)周に通気性薬剤保持材(容器形態、袋形態など)を設け、この通気性薬剤保持材に通気性が阻害されないように薬剤保持体(粒、シート、小片などに揮散性薬剤を含有する薬液を保持させたもの)を使用することでもファン12に揮散性薬剤を保持させることができる。
上記のようにしてファン12に保持させた揮散性薬剤は、ファン12の回転によって排気口50から気中に拡散させることができ、そして、消費し終わったならば、薬剤拡散装置を継続的に使用するためには、揮散性薬剤を補給する必要があるが、(1)の方式のうち、(a)ではファンそのものを新品のものに交換し(使い捨て)、(b)の含浸型では揮散性薬剤を溶液による含浸によって補給してやればよい。また、(2)の方式のうち、(c)及び(d)の含浸型は上記(b)と同様に揮散性薬剤を溶液による含浸によって補給し、(d)の含有型は吸油性材料片を取り換え、(e)及び(f)では揮散性薬剤を封入したものを取り換えればよい。(g)では薬液の補給や薬剤保持体の交換すればよい。
以上、本実施形態は本発明に係る薬剤拡散装置の好適な一実施形態を示したが、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施することができる。例えば、送風機の電源として単1形、単2形、単3形、単4形、単5形の何れか1種類の電池を複数本使用する薬剤拡散装置に実施可能である。使用する電池は充電式電池などでもよい。また、薬剤拡散装置は交流電源にも接続できる兼用型でもよい。
本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置の(A)平面図、(B)側面図、(C)底面図である。 本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置の図1(A)におけるX−X断面図である。 本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置の中間ケースを斜め上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置の電池収納ケースを上下逆にしたものを斜め上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置を裏返しにして下ケースと薬剤カートリッジと全ての電池を取り外したものを斜め上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置を裏返しにして下ケースと薬剤カートリッジを取り外し電池収納部に1本の電池を収納したものを斜め上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置を裏返しにして下ケースと薬剤カートリッジを取り外し電池収納部に全ての電池を収納したものを斜め上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置の図7におけるY−Y断面図である。 本発明の実施形態に係る薬剤拡散装置の変形構造を示す模式図である。
1 薬剤拡散装置
10 送風機
11 モータ
11a 回転軸
12 プロペラファン
20 薬剤カートリッジ(揮散性薬剤)
30A,30B 電池
40 装置本体
43g 電池収納ベース
43f 電池出し入れ口
44j 吸気口
48 電池収納ケース
48a 前側壁
48b 後側壁
48c 左側壁
48e,48f 段差
48g 彫刻
49 送風機収納部
50 排気口
51 電池収納部
51A 上部電池収納部
51B 下部電池収納部
51C フィンガースペース
52A,52B プラス側接点
53A,53B マイナス側接点
55 薬剤カートリッジ収納部(薬剤収納部)

Claims (7)

  1. 送風機と、揮散性の薬剤と、電池と、これらを収納すると共に、薬剤の揮散を許容する開口を設けた装置本体を備え、送風機を電池からの供給電力で駆動し、薬剤収納部に通気して薬剤を拡散させる薬剤拡散装置において、
    電池収納部は、送風機の外側に形成し、装置本体の厚さ方向で対向する側壁の一方に電池1本分の大きさであって、装置本体内の通気路に開放する電池出し入れ口を設け、装置本体の厚さ方向とは直角な方向で対向する側壁の一方に電池のプラス電極に接触させるプラス側接点を装置本体の厚さ方向に沿って複数設けると共に、装置本体の厚さ方向とは直角な方向で対向する側壁の他方に電池のマイナス電極に接触させるバネ性を持ったマイナス側接点を装置本体の厚さ方向に沿って複数設け、複数本の電池を同じ向きで装置本体の厚さ方向に積み重ねて収納することを特徴とする薬剤拡散装置。
  2. 電池収納部は、複数のプラス側接点を設けた側壁と複数のマイナス側接点を設けた側壁を階段状に形成し、複数本の電池を装置本体の厚さ方向とは直角な方向へ位置ずれさせて収納する請求項1に記載の薬剤拡散装置。
  3. 電池収納部は、電池出し入れ口の形状をプラス側接点の側で部分的に大きくする請求項1又は2に記載の薬剤拡散装置。
  4. 電池収納部は、複数のプラス側接点を設けた側壁と複数のマイナス側接点を設けた側壁に隣接して装置本体の厚さ方向とは直角な方向で対向する側壁の一方に各電池の極性を示す彫刻を付ける請求項1乃至3の何れか1に記載の薬剤拡散装置。
  5. 電池収納部は、装置本体に一体に形成するベースと単体構造の電池収納ケースからなる請求項1乃至4の何れか1に記載の薬剤拡散装置。
  6. 揮散性薬剤を送風機のファンに保持する請求項1乃至の何れか1に記載の薬剤拡散装置。
  7. その内部及び/又はその表面に揮散性薬剤を保持させた請求項に記載の薬剤拡散装置。
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