JP5004347B2 - 着用型薬剤拡散装置 - Google Patents
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Description
この装置は、本体内にモータでファンを回転する送風機と薬剤保持体と電池を設けて送風機を駆動することで吸込口から放出口に空気が流通し、その空気が薬剤保持体に触れて薬剤を強制揮散し、その揮散した薬剤を、放出口から放出される空気とともに大気に拡散される装置本体と、この装置本体に取付けた着用バンドを備え、その着用バンドによって装置本体を人体、動物の体などの身体に着用できる。
しかし、前述のように薬剤保持体から薬剤を自然揮散するだけでは、その薬剤の揮散量が少なく、実用的ではない。
前記薬剤拡散器具1は、器具本体3とファン4と薬剤5を備え、そのファン4の回転によって吸込口6からの空気が薬剤5に触れて薬剤を揮散し、その薬剤を含む空気が吐出口7から放出されて薬剤を拡散するものとし、
前記器具本体3は、着用具2を備えた裏面側の本体8と、この本体8に設けた表面側のカバー体9とで空洞部3aを形成し、その本体8は裏面に開口し、かつ開口部8dで空洞部3aに連通した凹陥部8bを有し、カバー体9は空洞部3aに連通した吸込口6、吐出口7を有し、
前記ファン4は空洞部3a内に回転自在に設けられ、前記薬剤5はカバー体9に取り付けられ、
前記凹陥部8bと空洞部3aとに亘ってケーシング40を開口部8dを挿通して設け、
このケーシング40内に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の往復回転を出力軸27の同一方向の回転として伝える回転伝達機構20を、前記回転錘10が凹陥部8a内で、出力軸27が空洞部3aに突出して設け、
前記出力軸27にゼンマイ支持軸31を摩擦クラッチ33を介して連結し、
このゼンマイ支持軸31にゼンマイ30の一端部30aを固定し、他端部30bを回転体32に固定し、
前記回転体32は、ゼンマイ巻き取り方向には回転不能で、巻き戻し方向には回転可能とし、
この回転体32でファン4を回転するようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置である。
前記薬剤拡散器具1は、空洞部3aを有した器具本体3と、その空洞部3aに設けた回転部材と、その回転部材に設けた薬剤5を備え、その回転部材の回転によって前記空洞部3a内の空気が撹拌されて薬剤5に触れて薬剤を揮散し、その薬剤を含む空気が吸込口6、吐出口7から放出されて薬剤を拡散するものとし、
前記器具本体3は、着用具2を備えた裏面側の本体8と、この本体8に設けた表面側のカバー体9とで空洞部3aを形成し、その本体8は裏面に開口し、かつ開口部8dで空洞部3aに連通した凹陥部8bを有し、カバー体9は空洞部3aに連通した吸込口6、吐出口7を有し、
前記凹陥部8bと空洞部3aとに亘ってケーシング40を開口部8dを挿通して設け、
このケーシング40内に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の往復回転を出力軸27の同一方向の回転として伝える回転伝達機構20を、前記回転錘10が凹陥部8a内で、出力軸27が空洞部3aに突出して設け、
前記出力軸27にゼンマイ支持軸31を摩擦クラッチ33を介して連結し、
このゼンマイ支持軸31にゼンマイ30の一端部30aを固定し、他端部30bを回転体32に固定し、
前記回転体32は、ゼンマイ巻き取り方向には回転不能で、巻き戻し方向には回転可能とし、
この回転体32で回転部材を回転するようにすることができる。
前記薬剤拡散器具1は、着用具2を備えた裏面側の本体8に表面側のカバー体9を回転自在に設けて空洞部3aを有した器具本体3と、その空洞部3aに設けた薬剤5を備え、そのカバー体9の回転によって空洞部3a内の空気が撹拌されて薬剤5に触れて薬剤を揮散し、その薬剤を含む空気が吸込口6、吐出口7から放出されて薬剤を拡散するものとし、
前記本体8は裏面に開口し、かつ開口部8dで空洞部3aに連通した凹陥部8bを有し、カバー体9は空洞部3aに連通した吸込口6、吐出口7を有し、
前記凹陥部8bと空洞部3aとに亘ってケーシング40を開口部8dを挿通して設け、
このケーシング40内に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の往復回転を出力軸27の同一方向の回転として伝える回転伝達機構20を、前記回転錘10が凹陥部8a内で、出力軸27が空洞部3aに突出して設け、
前記出力軸27にゼンマイ支持軸31を摩擦クラッチ33を介して連結し、
このゼンマイ支持軸31にゼンマイ30の一端部30aを固定し、他端部30bを回転体32に固定し、
前記回転体32は、ゼンマイ巻き取り方向には回転不能で、巻き戻し方向には回転可能とし、
この回転体32でカバー体9を回転するようにすることもできる。
また、後述する回転錘10の性状と共に、回転錘10の径を大きくできることから回転錘10の重心の位置が回転錘10の回転中心から外周側へ離れた箇所となり、遠心力を得るのがより容易となる。また、長期に亘る回転錘10や、ファン4などの回転による回転伝達機構20への負担が軽減される。
さらに、ファン4などを占有する空間が形成しやすい構造にすることができる。
また、回転伝達機構20は、回転錘10の往復回転を出力軸27の同一方向の回転として伝えるので、回転錘10の往復回転によってゼンマイ30を巻き取りできる。
また、ゼンマイ30の一端部30aをゼンマイ支持軸31に固定し、他端部30bを回転体32に固定し、前記ゼンマイ支持軸31を摩擦クラッチ33を介して出力軸27に連結し、
前記回転体32は、ゼンマイ巻き取り方向には回転不能で、巻き戻し方向には回転可能とし、この回転体32でファン4又は回転部材又はカバー体9が回転するようにしたので、ゼンマイ30が巻き戻る時にゼンマイ支持軸31と出力軸27が相対的に回転することができるので、ゼンマイ30が巻き戻り終了後にゼンマイ30とともに回転体32、ファン4又は回転部材又はカバー体9が慣性力で回転することができる。
前記薬剤拡散器具1は、器具本体3と、その器具本体3に設けたファン4、薬剤5等を備えている。図1において薬剤5は仮想線で図示してある。
前記器具本体3は吸込口6と吐出口7を有し、前記ファン4が回転することで、その吸込口6と吐出口7とに亘って空気が流れることで、前記薬剤5に空気が触れて強制揮散し、その揮散した薬剤を吐出口7から放出される空気とともに大気に拡散する。
例えば、器具本体3に一側バンド2aと他側バンド2bを設け、その一側バンド2aと他側バンド2bに相互に係着、離脱する雄テープ片2c、雌テープ片2dを取付ける。
そして、一側バンド2aと他側バンド2bを身体(腕など)に巻きつけて雄テープ片2cと雌テープ片2dを係着することで取付けする。
前記一側バンド2d、他側バンド2bは器具本体3にピン等を利用して回動自在に連結してあるが、器具本体3に一体的に設けても良い。
また、雄テープ片2c、雌テープ片2dの代わりにバックルタイプとしても良い。
例えば、器具本体3にフックを取付け、このフックを人間の腰のベルトに引っかけて吊り下げる。
このファン回転装置は、図2〜図4に示すように、回転錘10、回転伝達機構20、ゼンマイ30等を備えている。
前記回転錘10は器具本体3が動作、例えば身体の動きにより揺れ動き往復回転する。
前記回転伝達機構20は、回転錘10の回転をゼンマイ30に伝え、そのゼンマイ30を巻きつける。
前記ゼンマイ30は、所定の状態まで巻きつけられると巻き戻り、その巻き戻りによってファン4を回転する。
そして、ゼンマイ30が所定の状態まで巻きつけられると、そのゼンマイ30が巻き戻り、ファン4が回転する。
前記器具本体3は、本体8とカバー体9とで空洞部3aを有している。
前記本体8は、その下面8aに開口した凹陥部8bと、その凹陥部8bの底面8cに形成した開口部8dを有し、この開口部8dで凹陥部8bが空洞部3aに開口連通している。
前記凹陥部8bの下面開口部は着脱自在な蓋8eで閉塞されている。
前記カバー体9は、周面板9aと表面板9bを有し、その周面板9aが本体8に嵌合して着脱自在に取付けられる。
前記表面板9bに吸込口6が形成され、周面板9aに吐出口7が形成されている。
このケーシング40は、前記凹陥部8b内に挿入される基板41と、この基板41と一体的に設けられ、かつ前記開口部8dから空洞部3a内に突出する有底の筒体42を有したケーシング本体43と、このケーシング本体43の基板41に取付けた蓋板44を備えている。
そして、基板41と蓋板44を凹陥部8bの底面8cにビス45で固着して取付けられる。
この取付用孔14が器具本体3に対して固定された回転錘用軸15、例えば前記ケーシング40の蓋板44に固定した回転錘用軸15に軸受16で回転自在に支承され、回転錘10はスムーズに往復回転するようにケーシング40に取付けてある。
前記第1下・上伝達歯車22a,22bは、ケーシング40の筒体42の上底壁42aに設けた第1軸29aに回転自在に取付けてある。
前記第2下・上伝達歯車23a,23bは、前記上底壁42aに設けた第2軸29bに回転自在に取付けてある。
このように、回転伝達機構20はケーシング40内に設けてある。
図3において、回転錘10が一方向(矢印a方向)に回転した時。
図5(a)に示すように、主歯車21が一方向に回転し、第1・第2下伝達歯車22a,23aが他方向に回転する。
第1下伝達歯車22aの他方向の回転は第1爪クラッチ24を介して第1上伝達歯車22bに伝達され、第1上伝達歯車22bは他方向に回転する。
第2下伝達歯車23aの他方向の回転は、第2爪クラッチ25が滑ることで第2上伝達歯車23bに伝達されない。
前述の第1上伝達歯車22bの他方向の回転で第2上伝達歯車23bが一方向に回転する。この第2上伝達歯車23bの一方向の回転は第2クラッチ25が滑ることで第2下伝達歯車23aには伝わらない。
これによって、出力歯車26が一方向に回転する。
図5(b)に示すように、主歯車21が他方向に回転し、第1・第2下伝達歯車22a,23aが一方向に回転する。
第1下伝達歯車22aの一方向の回転は第1爪クラッチ24が滑ることで第1上伝達歯車22bに伝達されない。
第2下伝達歯車23aの一方向の回転は、第2爪クラッチ25を介して第2上伝達歯車23bに伝達され、第2上伝達歯車23bは一方向に回転する。
前述の第2上伝達歯車23bの一方向の回転で第1上伝達歯車22bが他方向に回転する。この第1上伝達歯車22bの他方向の回転は第1爪クラッチ24が滑ることで第1下伝達歯車22aには伝わらない。
これによって、出力歯車26が一方向に回転する。
前記ゼンマイ支持軸31が摩擦クラッチ33を介して前述の出力軸27に連結され、設定以上のトルクが作用するとスリップするようにしてある。
前記回転体32はケーシング40の上底壁42aに爪クラッチ34を介して支持され、この回転体32はゼンマイ巻きつけ方向(前述の一方向)には回転できず、ゼンマイ巻き戻し方向には回転する。
前記回転体32に前述のファン4が設けてある。
例えば、前記回転体32は、筒体32aと上面板32bと下フランジ32cを有した筒形状で、その筒体32aの内周面にゼンマイ30の他端部30bが連結され、下フランジ32cが爪クラッチ34でケーシング40に支持され、上面板32bにファン回転軸4aが連結してある。
前記ゼンマイ30が所定の状態まで巻きつけられると、巻き戻し力がファン4の回転抵抗に見合う値よりも大きくなり、ゼンマイ30は巻き戻しされる。
これによって、回転体32とともにファン4が他方向(ゼンマイ30の巻きつけ方向と反対方向)に回転する。
しかも、ゼンマイ30が巻き戻り終了した後にゼンマイ支持軸31が慣性力で出力軸27に対して回転できるので、ファン4がゼンマイ30とともに慣性力で回転することが可能である。
このようであるから、ゼンマイ30の巻き戻しを利用してファン4を間欠的に回転できる。
また、後述する回転錘10の性状と共に、回転錘10の径を大きくできることから回転錘10の重心の位置が回転錘10の回転中心から外周側へ離れた箇所となり、遠心力を得るのがより容易となる。また、長期に亘る回転錘10や、ファン4などの回転による回転伝達機構20への負担(磨耗、噛合わせのズレ、など)が軽減される。
さらに、ファン4などを占有する空間が形成しやすい構造にすることができる。
しかも、ケーシング40内に回転伝達機構20が設けてあり、空洞部3a内の空気が回転伝達機構20に触れることがない。
したがって、ファン4の回転によって吸込口6から吸い込まれた空気が空洞部3a内をスムーズに流れ、吐出口7から放出されるので、吸い込んだ空気の大部分を薬剤揮散に有効利用できる。
図6に示すように、前述した回転体32に円板50などの回転部材を取付ける。
この円板50に撹拌羽根51を周方向に間隔を置いて複数設け、この円板50が回転することで空洞部3a内の空気を撹拌するようにする。
前記円板50に薬剤5を取付ける。
前記円板50が回転することで空洞部3a内の空気が撹拌されると共に、その撹拌された空気に対して薬剤5が回転移動し、その薬剤5には空気が多量に触れ、多くの薬剤が揮散する。
前述のように空洞部3a内の空気が撹拌されることによって、吸込口6と吐出口7とから空気が空洞部3a内に流れ込み、流出する。
これらが相俟って、薬剤5から揮散した薬剤を大気に多量に拡散できる。
また、ファン4が不要となる。
図7に示すように、カバー体9に撹拌羽根9cを設け、そのカバー体9が回転することで空洞部3a内の空気が撹拌されるようにする。
薬剤5を空洞部3の底部(本体8の上面)に取付ける。
前記カバー体9の表面板9bに軸9dを設け、この軸9dを前述の回転体32に連結し、回転体32とともにカバー体9が回転するようにする。
図8に示すように、回転錘10の回転中心に爪クラッチ60を介して出力軸27を連結し、回転錘10が一方向に回転する時には出力軸27が回転し、他方向に回転した時には爪クラッチ60が滑って出力軸27が回転しないようにする。
例えば、本体8に回転錘用軸15を回転自在に取付けて凹陥部8bと空洞部3aに突出させる。
この凹陥部8bに突出した部分に回転錘10を取付け、空洞部3aに突出した部分に主歯車21を取付ける。
回転伝達機構20の第1の支軸29a、第2の支軸29bを本体8に取付け、その回転伝達機構20を覆うカバー体を本体8の上面に取付ける。
このカバー体に出力軸27を支承すると共に、ゼンマイ30を取付ける。
このようにすれば、回転錘10、ゼンマイ30等が本体8の上面に並設されるから、カバー体9(器具本体3)の上下寸法を小さくできる。
Claims (4)
- 薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を身体に装着する着用具2を備え、
前記薬剤拡散器具1は、器具本体3とファン4と薬剤5を備え、そのファン4の回転によって吸込口6からの空気が薬剤5に触れて薬剤を揮散し、その薬剤を含む空気が吐出口7から放出されて薬剤を拡散するものとし、
前記器具本体3は、着用具2を備えた裏面側の本体8と、この本体8に設けた表面側のカバー体9とで空洞部3aを形成し、その本体8は裏面に開口し、かつ開口部8dで空洞部3aに連通した凹陥部8bを有し、カバー体9は空洞部3aに連通した吸込口6、吐出口7を有し、
前記ファン4は空洞部3a内に回転自在に設けられ、前記薬剤5はカバー体9に取り付けられ、
前記凹陥部8bと空洞部3aとに亘ってケーシング40を開口部8dを挿通して設け、
このケーシング40内に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の往復回転を出力軸27の同一方向の回転として伝える回転伝達機構20を、前記回転錘10が凹陥部8a内で、出力軸27が空洞部3aに突出して設け、
前記出力軸27にゼンマイ支持軸31を摩擦クラッチ33を介して連結し、
このゼンマイ支持軸31にゼンマイ30の一端部30aを固定し、他端部30bを回転体32に固定し、
前記回転体32は、ゼンマイ巻き取り方向には回転不能で、巻き戻し方向には回転可能とし、
この回転体32でファン4を回転するようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置。 - 薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を身体に装着する着用具2を備え、
前記薬剤拡散器具1は、空洞部3aを有した器具本体3と、その空洞部3aに設けた回転部材と、その回転部材に設けた薬剤5を備え、その回転部材の回転によって前記空洞部3a内の空気が撹拌されて薬剤5に触れて薬剤を揮散し、その薬剤を含む空気が吸込口6、吐出口7から放出されて薬剤を拡散するものとし、
前記器具本体3は、着用具2を備えた裏面側の本体8と、この本体8に設けた表面側のカバー体9とで空洞部3aを形成し、その本体8は裏面に開口し、かつ開口部8dで空洞部3aに連通した凹陥部8bを有し、カバー体9は空洞部3aに連通した吸込口6、吐出口7を有し、
前記凹陥部8bと空洞部3aとに亘ってケーシング40を開口部8dを挿通して設け、
このケーシング40内に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の往復回転を出力軸27の同一方向の回転として伝える回転伝達機構20を、前記回転錘10が凹陥部8a内で、出力軸27が空洞部3aに突出して設け、
前記出力軸27にゼンマイ支持軸31を摩擦クラッチ33を介して連結し、
このゼンマイ支持軸31にゼンマイ30の一端部30aを固定し、他端部30bを回転体32に固定し、
前記回転体32は、ゼンマイ巻き取り方向には回転不能で、巻き戻し方向には回転可能とし、
この回転体32で回転部材を回転するようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置。 - 薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を身体に装着する着用具2を備え、
前記薬剤拡散器具1は、着用具2を備えた裏面側の本体8に表面側のカバー体9を回転自在に設けて空洞部3aを有した器具本体3と、その空洞部3aに設けた薬剤5を備え、そのカバー体9の回転によって空洞部3a内の空気が撹拌されて薬剤5に触れて薬剤を揮散し、その薬剤を含む空気が吸込口6、吐出口7から放出されて薬剤を拡散するものとし、
前記本体8は裏面に開口し、かつ開口部8dで空洞部3aに連通した凹陥部8bを有し、カバー体9は空洞部3aに連通した吸込口6、吐出口7を有し、
前記凹陥部8bと空洞部3aとに亘ってケーシング40を開口部8dを挿通して設け、
このケーシング40内に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の往復回転を出力軸27の同一方向の回転として伝える回転伝達機構20を、前記回転錘10が凹陥部8a内で、出力軸27が空洞部3aに突出して設け、
前記出力軸27にゼンマイ支持軸31を摩擦クラッチ33を介して連結し、
このゼンマイ支持軸31にゼンマイ30の一端部30aを固定し、他端部30bを回転体32に固定し、
前記回転体32は、ゼンマイ巻き取り方向には回転不能で、巻き戻し方向には回転可能とし、
この回転体32でカバー体9を回転するようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置。 - 回転伝達機構20は、その出力軸27の中心と回転錘10の回転中心が同一となるようにし、その出力軸27を中心としてファン4又は回転部材又はカバー体9が回転するようにした請求項1〜3いずれか1項に記載の着用型薬剤拡散装置。
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