JP5004350B2 - 着用型薬剤拡散装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人間、家畜やペット等の動物などの身体に着用して、殺虫剤、忌避剤、芳香剤、消臭剤、除菌剤などの揮散性の薬剤を身体の周囲に拡散し、人間などの身体の周りに寄る害虫を避けたり、香りでリラックスしたりする着用型薬剤拡散装置に関する。
特許文献1に着用型の薬剤拡散装置が開示されている。
この装置は、本体内にモータでファンを回転する送風機と薬剤保持体と電池を設けて送風機を駆動することで吸込口から放出口に空気が流通し、その空気が薬剤保持体に触れて薬剤を強制揮散し、その揮散した薬剤を、放出口から放出される空気とともに大気に拡散される装置本体と、この装置本体に取付けた着用バンドを備え、その着用バンドによって装置本体を人体、動物の体などの身体に着用できる。
特開2004−24161号公報
前述した従来の装置は、モータでファンを回転する送風機と、そのモータ用の電源となる電池を備えているので、そのモータ、電池のために重量が重く、装置本体が大きいから、身体に着用して使用する装置としては好ましくはない。
また、電源として電池が使用され、電池は寿命がくると交換しなければならず、その交換作業の面倒さ、また費用もかかり経済的でない。また、寿命がきた電池はゴミとして廃棄処理問題がある。さらに電池は有害ゴミとなり環境問題を発生させる。
前述のことを解決するには、送風機を使用せずに薬剤保持体から薬剤を自然揮散させ、モータ、電池を必要としないようにすれば良い。
しかし、前述のように薬剤保持体から薬剤を自然揮散するだけでは、その薬剤の揮散量が少なく、実用的ではない。
そこで、前述の従来の装置において、モータ、電池を使用せずに、ファンを回転自在とし、身体の動きで装置本体を動作、例えば振るなどしてファンを回転させることが考えられるが、このようにしてファンを回転させるのでは、振る方向やタイミング等によって回転が弱いか、回転しないことがあり、ファンの回転の確実性に欠ける。
本発明の目的は、モータ、電池を使用せずに多くの薬剤を確実に揮散し、大気に拡散することができる着用型薬剤拡散装置を提供することである。
第1の発明は、薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を身体に装着する着用具2を備え、
前記薬剤拡散器具1は、器具本体3の本体8に対して回転部材4、回転部材4と薬剤5、器具本体3のカバー体9、ファン60の少なくとも1つが回転することで薬剤5に空気が触れて薬剤を揮散し、その薬剤を空気とともに大気に拡散するものとし、
前記器具本体3に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の回転を出力軸30に伝達する回転伝達機構20を設け、
前記回転伝達機構20は、回転錘10の往復回転を増速して出力軸30の往復回転として伝えるようにし、
前記出力軸30で前記回転部材4、回転部材4と薬剤5、カバー体9、ファン60の少なくとも1つを回転するようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置である。
第2の発明は、薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を身体に装着する着用具2を備え、
前記薬剤拡散器具1は、器具本体3の本体8に対して回転部材4、回転部材4と薬剤5、器具本体3のカバー体9、ファン60の少なくとも1つが回転することで薬剤5に空気が触れて薬剤を揮散し、その薬剤を空気とともに大気に拡散するものとし、
前記器具本体3に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の回転を出力軸30に伝達する回転伝達機構20を設け、
前記回転伝達機構20は、回転錘10の往復回転を出力軸30に一方向の回転として伝達するようにし、
前記出力軸30で前記回転部材4、回転部材4と薬剤5、カバー体9、ファン60の少なくとも1つを回転するようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置である。
本発明においては、回転伝達機構20は、その出力軸30の中心と回転錘10の回転中心が同一となるようにし、その出力軸30を中心としてファン60又は回転部材4又はカバー体9が回転するようにすることが好ましい。
このようにすれば、回転錘10の回転中心とファン60、回転部材4、カバー体9の回転中心が同一であるから、その回転錘10とファン60、回転部材4、カバー体9が重なり合うようにでき、器具本体3を強固なものとすることができると共に、コンパクトにできる。
また、後述する回転錘10の性状と共に、回転錘10の径を大きくできることから回転錘10の重心の位置が回転錘10の回転中心から外周側へ離れた箇所となり、遠心力を得るのがより容易となる。また、長期に亘る回転錘10や、ファン60などの回転による回転伝達機構20への負担が軽減される。
さらに、ファン60などを占有する空間が形成しやすい構造にすることができる。
本発明においては、器具本体3に2つの回転錘10と2つの出力軸30をそれぞれ設け、
前記一方の回転錘10で一方の出力軸30を回転すると共に、その一方の出力軸30で回転部材4又はカバー体9又はファン60を回転し、
前記他方の回転錘10で他方の出力軸30を回転すると共に、その他方の出力軸30で薬剤5を回転するようにすることが好ましい。
このようにすれば、薬剤5に触れる空気の量が多く、多量の薬剤を揮散できる。
本発明の好ましい着用型薬剤拡散装置は、次の3つである。
第1は、薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を身体に装着する着用具2を備え、
前記薬剤拡散器具1は、空洞部3aを有した器具本体3と、その空洞部3aに設けた回転部材4と、薬剤5を備え、その回転部材4の回転によって前記空洞部3a内の空気が撹拌されて薬剤5に触れて薬剤を揮散し、その薬剤を含む空気が第1流通込口6、第2流通口7から放出されて薬剤を拡散するものとし、
前記器具本体3に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の回転により回転する出力軸30を設け、
この出力軸30で前記回転部材4を回転するようにした着用型薬剤拡散装置である。
第2は、薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を身体に装着する着用具2を備え、
前記薬剤拡散器具1は、本体8にカバー体9を回転自在に設けて空洞部3aを有した器具本体3と、その空洞部3aに設けた薬剤5を備え、そのカバー体9の回転によって空洞部3a内の空気が撹拌されて薬剤5に触れて薬剤を揮散し、その薬剤を含む空気が第1流通口6、第2流通口7から放出されて薬剤を拡散するものとし、
前記器具本体3に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の回転により回転する出力軸30を設け、
この出力軸30で前記カバー体9を回転するようにした着用型薬剤拡散装置である。
第3は、薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を身体に装着する着用具2を備え、
前記薬剤拡散器具1は、器具本体3とファン60と薬剤5を備え、そのファン60の回転によって第1流通口6からの空気が薬剤5に触れて薬剤を揮散し、その薬剤を含む空気が第2流通口7から放出されて薬剤を拡散するものとし、
前記器具本体3に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の往復回転を出力軸30に一方向の回転として伝達する回転伝達機構20を設け、
この出力軸30で前記ファン60を回転するようにした着用型薬剤拡散装置である。
本発明によれば、身体に装着して使用する際に、器具本体3の動作で回転錘10が往復回転し、その回転錘10の往復回転で回転部材4、回転部材4と薬剤5、カバー体9、ファン60の少なくとも1つを回転するので、モータ、電池を使用せずに多くの薬剤を確実に揮散して大気に拡散することができる。
第1の発明によれば、回転錘10の回転を回転伝達機構20で出力軸30に伝達し、その回転伝達機構20は、回転錘10の往復回転を増速して出力軸30の往復回転として伝えるから、出力軸30が回転錘10よりも高速回転するので、回転部材4、回転部材4と薬剤5、カバー体9、ファン60の少なくとも1つが高速で回転し、薬剤5からの薬剤揮散量が多くなる。
第2の発明によれば、回転錘10の回転を回転伝達機構20で出力軸30に伝達し、その記回転伝達機構20は、回転錘10の往復回転を出力軸30に一方向の回転として伝達するから回転錘10が往復回転することで出力軸30が一方向に回転するので、その出力軸30でファン60を回転するようにすれば、そのファン60が一方向にのみ回転し、薬剤5に向かう空気の流れが常に同一となるので、薬剤5から薬剤が効率良く揮散する。
図1に示すように、薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を人間、動物などの身体に装着する着用具2で着用型薬剤拡散装置としてある。
前記薬剤拡散器具1は、器具本体3と、その器具本体3の空洞部3a内に設けた回転部材4、薬剤5等を備えている。図1において薬剤5は仮想線で図示してある。
そして、回転部材4が回転することで薬剤5に空気が触れて薬剤を揮散し、その揮散した薬剤を空気とともに大気に拡散する。
この実施の形態では、前記器具本体3は第1流通口6と第2流通口7を有し、前記回転部材4が回転することで、その空洞部3a内の空気が撹拌されると共、その第1流通口6、第2流通口7を通って空洞部3a内に空気が流れ込み、流出し、前記薬剤5に空気が触れて強制揮散し、その揮散した薬剤を第1・第2流通口6,7から流出する空気とともに大気に拡散する。
前記着用具2は、身体に巻きつけて使用するものとしてある。
例えば、器具本体3に一側バンド2aと他側バンド2bを設け、その一側バンド2aと他側バンド2bに相互に係着、離脱する雄テープ片2c、雌テープ片2dを取付ける。
そして、一側バンド2aと他側バンド2bを身体(腕など)に巻きつけて雄テープ片2cと雌テープ片2dを係着することで取付けする。
前記一側バンド2a、他側バンド2bは器具本体3にピン等を利用して回動自在に連結してあるが、器具本体3に一体的に設けても良い。
また、雄テープ片2c、雌テープ片2dの代わりにバックルタイプとしても良い。
前記着用具2は、人間、動物などの身体に吊り下げて着用するものであっても良い。
例えば、器具本体3にフックを取付け、このフックを人間の腰のベルトに引っかけて吊り下げる。
前記器具本体3には、その器具本体3が動作することで、前記回転部材4を回転する回転装置が設けてある。
この回転装置は、図2と図3に示すように、回転錘10、回転伝達機構20、出力軸30等を備えている。
前記回転錘10は器具本体3が動作、例えば身体の動きにより揺れ動き往復回転する。
前記回転伝達機構20は、回転錘10の往復回転を出力軸30に伝える。
前記出力軸30は回転部材4に連結され、その回転部材4を回転する。
このようであるから、身体に装着して使用する際に、その身体の動きによって回転錘10が往復回転し、その往復回転によって出力軸30が往復回転する。
したがって、回転錘10の往復回転によって回転部材4が往復回転し、薬剤5に空気が触れて強制揮散し、その薬剤を第1・第2流通口6,7から空気とともに大気に拡散できるので、モータ、電池を使用せずに多くの薬剤を確実に拡散することができる。
前記各部材の具体形状を説明する。
前記器具本体3は、本体8とカバー体9とで空洞部3aを有している。
前記本体8は、その下面8aに開口した凹陥部8bと、その凹陥部8bの底面8cに形成した開口部8dを有し、この開口部8dで凹陥部8bが空洞部3aに開口連通している。
前記凹陥部8bの下面開口部は着脱自在な蓋8eで閉塞されている。
前記カバー体9は、周面板9aと表面板9bを有し、その周面板9aが本体8に嵌合して着脱自在に取付けられる。
前記表面板9bに第1流通口6が形成され、周面板9aに第2流通口7が形成されている。
前記回転部材4は、円板4aに複数の開口部4bと複数の撹拌用の羽根4cを設け、その円板4aの中心に設けた支軸4dを前記出力軸30に連結してある。
前記円板4aが回転すると各羽根4cによって空洞部3a内の空気を撹拌すると共に、第1・第2流通口6,7を通して空洞部3a内に空気が流れ込み、流出する。
前記薬剤5は、リング体5aに薬剤含浸体5bを設けたもので、前記円板4a上に取付けてある。前記円板4aの開口部4bを通して薬剤含浸体5b内を空気が流通する。
前記回転装置はケーシング40を備えている。
このケーシング40は、前記凹陥部8b内に挿入される基板41と、この基板41と一体的に設けられ、かつ前記開口部8dから空洞部3a内に突出する有底の筒体42を有したケーシング本体43と、このケーシング本体43の基板41に取付けた蓋板44を備えている。
そして、基板41と蓋板44を凹陥部8bの底面8cにビス45で固着して取付けられる。
前記回転錘10は図3に示すように、円弧状の外周面11と円弧状の内周面12と一対の端面13,13で囲まれた平面ほぼ扇形状で、その内周面12寄りに取付用孔14を有している。
この取付用孔14が器具本体3に対して固定された回転錘用軸15、例えば前記ケーシング40の蓋板44に固定した回転錘用軸15に軸受16で回転自在に支承され、回転錘10はスムーズに往復回転するようにケーシング40に取付けてある。
前記回転伝達機構20は、回転錘10とともに往復回転し、かつ回転中心が回転錘10の回転中心と同一の第1大径歯車21と、この第1大径歯車21と噛合した第1小径歯車22と、この第1小径歯車22を取付けた軸23に設けた第2大径歯車24と、この第2大径歯車24と噛合し、前記出力軸30に設けた第2小径歯車25を備え、前記回転錘10の往復回転を増速して出力軸30の往復回転に伝達する。
前述の出力軸30の回転中心と回転部材4の回転中心は同一で、その回転部材4の回転中心は回転錘10の回転中心と同一であるから、回転錘10の上方に回転部材4が同芯状に配置され、それらの設置スペースを小さくできるので、器具本体3を強固なものとすることができると共に、コンパクトにできる。
また、後述する回転錘10の性状と共に、回転錘10の径を大きくできることから回転錘10の重心の位置が回転錘10の回転中心から外周側へ離れた箇所となり、遠心力を得るのがより容易となる。また、長期に亘る回転錘10や、回転部材4などの回転による回転伝達機構20への負担(磨耗、噛合わせのズレ、など)が軽減される。
さらに、回転部材4などを占有する空間が形成しやすい構造にすることができる。
また、ケーシング40に回転錘10が取付けてあると共に、そのケーシング40内に回転伝達機構20が設けてあるので、そのケーシング40を本体8の凹陥部8b内に挿入して取付けることによって、回転錘10、回転伝達機構20等を器具本体3に取付けできる。
また、ケーシング40の筒体42が本体8の開口部8dに嵌まり合って、その筒体42と本体8の開口部8dとの間、つまりケーシング40と本体8との間を空気が流れることがないようにしてある。
しかも、ケーシング40内に回転伝達機構20が設けてあり、空洞部3a内の空気が回転伝達機構20に触れることがない。
したがって、空洞部3a内で撹拌された空気が回転伝達機構20によって乱れることがないし、その空気に含有した薬剤が回転伝達機構20に触れることがないので、揮散した薬剤を効率良く大気に拡散できる。
前述の実施の形態では回転部材4に薬剤5を設け、その回転部材4とともに薬剤5を回転したが、図4に示す第2の実施の形態のように薬剤5を回転部材4とは別に器具本体3に取付けて回転しないようにしても良い。
図4に示すように、薬剤5を本体8の上面に取付け、薬剤含浸体5bの上面に撹拌された空気が触れるようにする。
前述の各実施の形態では、回転部材4を回転したが、図5に示す第3の実施の形態のように、カバー体9を回転するようにしても良い。
図5に示すように、カバー体9に撹拌羽根9cを設け、そのカバー体9が回転することで空洞部3a内の空気が撹拌されるようにする。
薬剤5を空洞部3a底部(本体8の上面)に取付ける。
前記カバー体9の表面板9bに軸9dを設け、この軸9dを前述の出力軸30に連結し、出力軸30とともにカバー体9が回転するようにする。
前述の各実施の形態では、回転部材4、カバー体9を回転したが、図6に示す第4の実施の形態のようにファン60を回転しても良い。また回転伝達機構20は回転錘10の往復回転によって出力軸30を往復回転するようにしたが、図6に示す第4の実施の形態のように、回転錘10の一方の回転によってのみ出力軸30を一方向に回転し、回転錘10の他方の回転によっては出力軸30が回転しないようにしても良い。
図6に示すように、回転錘10の回転中心に爪クラッチ50を介して出力軸30を連結し、回転錘10が一方向に回転する時には出力軸30が一方向に回転し、他方向に回転した時には爪クラッチ50が滑って出力軸30が回転しないようにする。
この実施の形態によれば、出力軸30が一方向にのみ回転するので、その出力軸30にファン60を連結し、そのファン60を一方向に回転することで第1流通口6から空気が空洞部3a内に吸い込まれ、第2流通口7から空洞部3a内の空気が吐出されるようにする。つまり、第1流通口6が吸込口で、第2流通口7が吐出口である。
前記第1流通口6に薬剤5を取付け、その薬剤5(薬剤含浸体5b)に空気流通するようにすることが好ましい。
このようにすれば、ファン60の回転によって空気が一方向に流れ、薬剤5を通過した後に大気に放出されるので、効率良く薬剤を揮散することができる。
前述の各実施の形態では、回転錘10と出力軸30を回転伝達機構20で連結したが、回転錘10と出力軸30を直接連結しても良い。
前述の各実施の形態では、回転伝達機構20をケーシング40内に取付け、そのケーシング40に回転錘10を設け、そのケーシング40を空洞部3a内に突出するようにして本体8に取付けしたが、これに限ることはなく、回転錘10、回転伝達機構20は種々の取付けができる。
例えば、本体8に回転錘用軸15を回転自在に取付けて凹陥部8bと空洞部3aに突出させる。
この凹陥部8bに突出した部分に回転錘10を取付け、空洞部3aに突出した部分に第1大径歯車21を取付ける。
回転伝達機構20の軸23を本体8に取付け、その回転伝達機構20を覆うカバー体を本体8の上面に取付ける。
このカバー体に出力軸30を支承する。
前述の各実施の形態では、回転部材4と薬剤5、回転部材4、カバー体9、ファン60のいずれか1つを回転するようにしたが、2つ以上をそれぞれ別々に回転するようにしても良い。
例えば、図7に示す第5の実施の形態のように、器具本体3に2つの回転錘10をそれぞれ回転自在に設け、一方の回転錘10で回転部材4を回転すると共に、他方の回転錘10で薬剤5を回転する。
このようにすれば、回転部材4と薬剤5が別々に往復回転するので、薬剤5(薬剤含浸体5b)に触れる空気の量が多く、多くの薬剤が揮散するから、多量の薬剤を大気に拡散できる。
具体的には、本体8とカバー体9(表面板9b)とで一方の出力軸30を回転自在に支承する。この一方の出力軸30に一方の回転錘10を固定し、その一方の回転錘10とともに一方の出力軸30が往復回転するようにする。
前記一方の出力軸30の回りに筒形状の他方の出力軸30を回転自在に取付け、この他方の出力軸30に他方の回転錘10を固定し、その他方の回転錘10とともに他方の出力軸30が往復回転するようにする。
前記一方の出力軸30に回転部材4の円板4aを連結する。
前記他方の出力軸30に薬剤5を取付ける。例えば、薬剤5を外周リング体5cと内周リング体5dとの間に薬剤含浸体5bを設けたものとし、その内周リング体5dを他方の出力軸30に嵌合して取り付ける。
前記本体8には凹部61が形成され、この凹部61内に一方の回転錘10と他方の回転錘10が収容されるようにしてある。
前記本体8の上面と他方の出力軸30の外周面とに亘ってカバー62が取付けられ、このカバー62で前述の凹部61を閉塞してある。
これによって、器具本体3の空洞部3a内の空気が凹部61に入り込むことがないので、空洞部3a内に空気がスムーズに流れ込んだり、流出する。
また、図示は省略するが、回転部材4を用いずにカバー体9を回転するようにしても良い。
例えば、前述の図7においてカバー体9を本体8に回転自在に取付け、そのカバー体9に一方の出力軸30を連結する。
前述の各実施の形態では、回転錘10が下で、薬剤5が上となるようにしたが、薬剤5が下で回転錘10が上であっても良い。
例えば、図8に示すように、カバー体9の表面板9bに軸支承孔31を形成し、この軸支承孔31に出力軸30を軸受32で回転自在に支承し、その出力軸30の下端部を空洞部3a内に突出してファン60を連結する。
前記出力軸30の上端部を表面板9bよりも上方に突出し、回転錘10を取付ける。
例えば、一方向クラッチ33を介して取付け、その回転錘10は一方向には出力軸30とともに回転するが、他方向には出力軸30の回りに回転して出力軸30が回転しないようにする。
前記カバー体9に保護覆34を取付けて回転錘10を覆うようにしてある。
前記本体8は、底板8fとリング状の立上り8gで上向きの凹部8hを有し、その底板8fに第1流通口6を形成すると共に、その凹部8hに薬剤5を取付け、その薬剤含浸体5bが第1流通口6と対向するようにし、ファン60が一方向に回転することで第1流通口6を通して吸い込まれた空気が薬剤含浸体5bを通過して空洞部3a内に流入し、第2流通口7から吐出するようにしてある。
前記本体8の底板8fに、一体となった一側バンド2aと他側バンド2bが取付けられて着用具2としてある。
前述の回転錘10について、その形状や性状は特に限定されないが、腕などを振る動作で回転運動を起し易いものが好ましい。回転モーメントが大きい、例えば回転錘の中心角がほぼ120度(扇形状)から180度(半円形状)の間からなる形状が例示できる。また遠心力が大きい、回転錘の重量をできるだけ回転中心から離して構成、例えば回転錘の外周側を肉厚に、回転中心側を肉薄に、さらには外周側を重く、回転中心側を軽くする性状が例示できる。
本発明の第1の実施の形態を示す全体平面図である。 図1のA−A拡大断面図である。 図2のB−B断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第6の実施の形態を示す断面図である。
符号の説明
1…薬剤拡散器具、2…着用具、3…器具本体、3a…空洞部、4…回転部材、5…薬剤、6…第1流通口、7…第2流通口、10…回転錘、20…回転伝達機構、30…出力軸、50…爪クラッチ、60…ファン。

Claims (4)

  1. 薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を身体に装着する着用具2を備え、
    前記薬剤拡散器具1は、器具本体3の本体8に対して回転部材4、回転部材4と薬剤5、器具本体3のカバー体9、ファン60の少なくとも1つが回転することで薬剤5に空気が触れて薬剤を揮散し、その薬剤を空気とともに大気に拡散するものとし、
    前記器具本体3に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の回転を出力軸30に伝達する回転伝達機構20を設け、
    前記回転伝達機構20は、回転錘10の往復回転を増速して出力軸30の往復回転として伝えるようにし、
    前記出力軸30で前記回転部材4、回転部材4と薬剤5、カバー体9、ファン60の少なくとも1つを回転するようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置。
  2. 薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を身体に装着する着用具2を備え、
    前記薬剤拡散器具1は、器具本体3の本体8に対して回転部材4、回転部材4と薬剤5、器具本体3のカバー体9、ファン60の少なくとも1つが回転することで薬剤5に空気が触れて薬剤を揮散し、その薬剤を空気とともに大気に拡散するものとし、
    前記器具本体3に、その器具本体3の動作で往復回転する回転錘10と、この回転錘10の回転を出力軸30に伝達する回転伝達機構20を設け、
    前記回転伝達機構20は、回転錘10の往復回転を出力軸30に一方向の回転として伝達するようにし、
    前記出力軸30で前記回転部材4、回転部材4と薬剤5、カバー体9、ファン60の少なくとも1つを回転するようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置。
  3. 回転伝達機構20は、その出力軸30の中心と回転錘10の回転中心が同一となるようにし、その出力軸30を中心としてファン60又は回転部材4又はカバー体9が回転するようにした請求項又はに記載の着用型薬剤拡散装置。
  4. 器具本体3に2つの回転錘10と2つの出力軸30をそれぞれ設け、
    前記一方の回転錘10で一方の出力軸30を回転すると共に、その一方の出力軸30で回転部材4又はカバー体9又はファン60を回転し、
    前記他方の回転錘10で他方の出力軸30を回転すると共に、その他方の出力軸30で薬剤5を回転するようにした請求項1又は2記載の着用型薬剤拡散装置。
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