JP2009225666A - 着用型薬剤拡散装置 - Google Patents

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和則 山本
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Abstract

【課題】モータ、電池を使用せずに薬剤を大気に拡散できると共に、薬剤の揮散、揮散した薬剤の大気への拡散に風の影響を受け難くした着用型薬剤拡散装置とする。
【解決手段】器具本体3に回転撹拌体4と薬剤保持体5とゼンマイ30を有し、そのゼンマイ30の巻き戻しで回転撹拌体4が回転し、空洞部3a内の空気が撹拌されて薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空気流通口6から大気に拡散する薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を身体に着用する着用具2を備え、前記器具本体3と着用具2は、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、前記空気流通口6は器具本体3の裏面3bに開口して身体に向けて空気が流れるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、人間、家畜やペット等の動物などの身体に着用して、殺虫剤、忌避剤、芳香剤、消臭剤、除菌剤などの揮散性の薬剤を身体の周囲に拡散し、人間などの身体の周りに寄る害虫を避けたり、香りでリラックスしたりする着用型薬剤拡散装置に関する。
特許文献1に着用型の薬剤拡散装置が開示されている。
この装置は、本体内にモータでファンを回転する送風機と薬剤保持体と電池を設けて送風機を駆動することで吸込口から放出口に空気が流通し、その空気が薬剤保持体に触れて薬剤を強制揮散し、その揮散した薬剤を、放出口から放出される空気とともに大気に拡散される装置本体と、この装置本体に取付けた着用バンドを備え、その着用バンドによって装置本体を人体、動物の体などの身体に着用できる。
前述した従来の装置は、モータでファンを回転する送風機と、そのモータ用の電源となる電池を備えているので、そのモータ、電池のために重量が重く、装置本体が大きいから、身体に着用して使用する装置としては好ましくはない。
また、電源として電池が使用され、電池は寿命がくると交換しなければならず、その交換作業の面倒さ、また費用もかかり経済的でない。また、寿命がきた電池はゴミとして廃棄処理問題がある。さらに電池は有害ゴミとなり環境問題を発生させる。
前述のことを解決するために、送風機を使用せずに、ゼンマイの巻き戻りで薬剤保持体を回転し、その薬剤保持体から薬剤を揮散させ、モータ、電池を必要としないようにした装置が、特許文献2に開示されている。
特開2004−24161号公報 特開2007−61074号公報
前述したようにモータ、電池を使用せずに、ゼンマイを用いた装置は、薬剤保持体からの薬剤の揮散が風の影響を受け易いし、揮散した薬剤の大気への拡散のいきおいが弱いので薬剤の拡散範囲が狭く、薬剤の揮散に風の影響を受け易い。
このために、前述したゼンマイを用いた装置は身体に着用して使用する着用型薬剤拡散装置として好ましくない。
すなわち、着用型薬剤拡散装置は基本的には屋外で使用するものであること、またその効能範囲は、主として着用部位の周りや身体の周りであることである。
そして屋外の使用環境は、通常、風(空気の流れ)があり、風の強弱によって薬剤の拡散範囲が大きく作用される。また、効能範囲外に飛散する。そのために無駄になる薬剤が多い。
本発明の目的は、モータ、電池を使用せずに薬剤を揮散することができると共に、薬剤の揮散や揮散した薬剤の拡散に風の影響を受け難く、屋外での使用の際に、いつも揮散する薬剤量が変わらず、一定量の薬剤を効能範囲に拡散できるようにした着用型薬剤拡散装置とすることである。
第1の発明は、器具本体3に、回転撹拌体4と薬剤保持体5とゼンマイ30を、そのゼンマイ30の巻き戻りで回転撹拌体4が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌し、薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
前記器具本体3を身体に着用する着用具2と、
前記ゼンマイ30を巻きつける手段を備え、
前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置である。
第2の発明は、器具本体3に、薬剤保持体5とゼンマイ30を、そのゼンマイ30の巻き戻りで薬剤保持体5が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌し、薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
前記器具本体3を身体に着用する着用具2と、
前記ゼンマイ30を巻きつける手段を備え、
前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置である。
第3の発明は、本体8とカバー体9を有した器具本体3に、薬剤保持体5とゼンマイ30を、そのゼンマイ30の巻き戻りでカバー体9が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌し、薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
前記器具本体3を身体に着用する着用具2と、
前記ゼンマイ30を巻きつける手段を備え、
前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置である。
第4の発明は、第1又は第2又は第3の発明において、器具本体3に、当該器具本体3が動作することで回転するように設けた回転錘10と、この回転錘10の回転をゼンマイ30に、ゼンマイ30の巻きつけとして伝達する回転伝達機構20とで、ゼンマイ巻きつけ手段とした着用型薬剤拡散装置である。
第5の発明は、器具本体3に、回転撹拌体4と薬剤保持体5と回転錘10を、その器具本体3が動作することで回転錘10が回転して回転撹拌体4が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌して薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
前記器具本体3を身体に着用する着用具2を備え、
前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置である。
第6の発明は、器具本体3に、薬剤保持体5と回転錘10を、その器具本体3が動作することで回転錘10が回転して薬剤保持体5が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌して薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
前記器具本体3を身体に着用する着用具2を備え、
前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置である。
第7の発明は、本体8とカバー体9を有した器具本体3に、薬剤保持体5と回転錘10を、その器具本体3が動作することで回転錘10が回転してカバー体9が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌して薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
前記器具本体3を身体に着用する着用具2を備え、
前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置である。
請求項1,2,3に係る発明によれば、ゼンマイ30の巻き戻りで回転撹拌体4、薬剤保持体5、カバー体9を回転して薬剤含浸体5aから薬剤を揮散し、その揮散した薬剤が空気流通口6から大気に拡散する。
したがって、モータ、電池を使用せずに薬剤を大気に拡散できる。
また、身体に着用して使用する際に、揮散した薬剤が身体に向けて拡散するし、空気流通口6から器具本体3内に風が入り込むことがほとんどない。
したがって、屋外での使用の際に、いつも揮散する薬剤量が変わらず、一定量の薬剤を効能範囲に拡散することができる。
請求項4に係る発明によれば、回転錘10の回転でゼンマイ30を巻きつけると共に、その回転錘10は使用時に身体の動きで回転するので身体に着用して使用する時にはゼンマイ30を自動的に巻きつけでき、特別な操作をせずに薬剤を拡散することができる。
請求項5,6,7に係る発明によれば、回転錘10の回転で回転撹拌体4、薬剤保持体5、カバー体9を回転して薬剤含浸体5aから薬剤を揮散し、その揮散した薬剤が空気流通口6から大気に拡散する。
したがって、モータ、電池を使用せずに薬剤を大気に拡散できる。
また、身体に着用して使用する際に、揮散した薬剤が身体に向けて拡散するし、空気流通口6から器具本体3内に風が入り込むことがほとんどない。
したがって、屋外での使用の際に、いつも揮散する薬剤量が変わらず、一定量の薬剤を効能範囲に拡散することができる。
図1と図2に示すように、薬剤拡散器具1と、この薬剤拡散器具1を人間、動物などの身体に装着する着用具2で着用型薬剤拡散装置としてある。
前記薬剤拡散器具1は、器具本体3と、その器具本体3の空洞部3a内に設けた回転撹拌体4、薬剤保持体5等を備えている。
前記空洞部3aは空気流通口6で器具本体3の裏面3bにのみ開口している。
前記回転撹拌体4は後述するゼンマイ30の巻き戻りによって回転し、この回転撹拌体4が回転すると空洞部3a内の空気が撹拌され、薬剤保持体5の薬剤含浸体5aに空気が触れて薬剤を揮散し、その揮散した薬剤が空気流通口6から大気に拡散される。
前記器具本体3には回転錘10が回転自在に取付けてあり、この回転錘10は器具本体3が動作することで回転する。
この回転錘10の回転で前記ゼンマイ30が巻きつけられ、ゼンマイ30を巻きつける手段としてある。
この実施の形態では、回転錘10の回転が回転伝達機構20でゼンマイ30に伝達され、それによってゼンマイ30が巻きつけられるようにしてある。
このようであるから、着用具2で薬剤拡散器具1を身体に着用することで、その身体が動くことで回転錘10が回転し、ゼンマイ30が巻きつけられ、その巻き戻しによって回転撹拌体4が回転し、薬剤含浸体5aから揮散した薬剤が空気流通口6から大気に拡散することができる。
したがって、モータ、電池を使用せず薬剤を揮散して大気に拡散することができる。
しかも、モータ、電池を用いていないので軽量とすることが可能で、着用型薬剤拡散装置として好ましい。
前記着用具2は、身体に巻きつけて使用するものとしてある。
例えば、器具本体3に一側バンド2aと他側バンド2bを設け、その一側バンド2aと他側バンド2bに相互に係着、離脱する雄テープ片2c、雌テープ片2dを取付ける。
そして、一側バンド2aと他側バンド2bを身体(腕など)に巻きつけて雄テープ片2cと雌テープ片2dを係着することで取付けする。
前記一側バンド2a、他側バンド2bは器具本体3にピン等を利用して回動自在に連結してあるが、器具本体3に一体的に設けても良い。
また、雄テープ片2c、雌テープ片2dの代わりにバックルタイプとしても良い。
前記着用具2は、人間、動物などの身体に吊り下げて着用するものであっても良い。
例えば、器具本体3にフックを取付け、このフックを人間の腰のベルトに引っかけて吊り下げる。
前記器具本体3と着用具2は、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成としてある。
前記空気流通口6は器具本体3の裏面3bにのみ形成されて空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしてある。
前記器具本体3の空気流通口6以外の部分は閉塞されて、空洞部3aは空気流通口6のみで外部に開口している。
例えば、器具本体3の表面3c、周面3dは閉塞されている。
このようであるから、身体に着用して使用する時に、揮散した薬剤は空気流通口6から身体に向けて拡散されるので、効率良く薬剤を身体の回りに拡散できる。
また、大気中の風(空気の流れ)は器具本体3の表面3c、周面3dに主として当たり、裏面3bにはほとんど当たることがないので、その風によって空気流通口6から空洞部3a内に空気が入り込むことがほとんどなく、風の影響によって薬剤含浸体5aから薬剤が揮散することがほとんどない。
また、器具本体3の空洞部3a内は、風の影響をほとんど受けないことから余分な空気の流れが起こらず、回転撹拌体4の回転だけで空気が撹拌されるので薬剤の揮散がたえず安定かつ均一であり、使用する日時毎で揮散する薬剤量が大きく変わらない。また、風による飛散がないので無駄になる薬剤ロスも少ない。
したがって、屋外で使用する時でも風の影響を受け難く、薬剤含浸体5aからの薬剤の揮散量も大きく変わらず、いつも一定量の薬剤を大気に拡散することができる。また、飛散による無駄になる薬剤も少ない。
要するに、身体に着用して使用する着用型薬剤拡散装置で重要なことは、基本的には屋外で使用するものであること、またその効能範囲は、主として着用部位の周りや身体の周りであることである。
すなわち屋外の使用環境は、通常、風(空気の流れ)があり、風の強弱によって薬剤の拡散範囲が大きく作用される。また、効能範囲外に飛散する。そのために無駄になる薬剤が多い。
また、モータ、電池を用いない本発明の装置で重要なことは、モータ、電池を用いる装置に比較して回転撹拌体の回転力が弱いこと、また回転が不規則であることである。
すなわち薬剤の拡散範囲が狭く、薬剤の揮散に風の影響を受け易い。そのために薬剤の揮散(量)が不安定である。
そこで、前述のように風に当たりやすい器具本体3の表側である表面3c、周面3dを閉塞することで、風を入り難くしかつ表側に飛散する無駄な薬剤をなくすと共に、空気流通口6を身体の着用側である器具本体3の裏側の裏面3bに形成することで、揮散した薬剤の全てを身体の周りに拡散できるようにした。さらに、前述のように空気流通口6を器具本体3の裏側の裏面3bに形成することで空洞部3a内に空気が入り難くなり、いつも揮散する薬剤量が変わらず、一定量の薬剤を大気に拡散するように、薬剤の揮散に風の影響を受け難くした。
次に、図2〜図4に基づいて、前記回転錘10、回転伝達機構20、ゼンマイ30を詳細に説明する。
前記回転錘10は器具本体3が動作、例えば身体の動きにより揺れ動き往復回転する。
前記回転伝達機構20は、回転錘10の回転をゼンマイ30に伝え、そのゼンマイ30を巻きつける。
前記ゼンマイ30は、所定の状態まで巻きつけられると巻き戻り、その巻き戻りによって回転撹拌体4を回転する。
このようであるから、身体に装着して使用する際に、その身体の動きによって回転錘10が往復回転し、その回転によってゼンマイ30を巻きつける。
そして、ゼンマイ30が所定の状態まで巻きつけられると、そのゼンマイ30が巻き戻り、回転撹拌体4が回転する。
したがって、回転錘10の回転によって回転撹拌体4を回転し、薬剤含浸体5aに空気を触れて強制揮散し、その薬剤を空気流通口6から空気とともに大気に拡散できるので、モータ、電池を使用せずに多くの薬剤を確実に拡散することができる。
しかも、ゼンマイ30の巻き戻りで回転撹拌体4を回転するので、回転錘10の回転速度よりも速い速度で回転撹拌体4を回転することができ、空気流通口6に多くの空気を速い速度で流通させることで、より多くの薬剤を広い範囲に亘って拡散できる。
前記各部材の具体形状を説明する。
前記器具本体3は、本体8とカバー体9とで空洞部3aを有している。
前記回転撹拌体4は、回転体に撹拌用羽根を設けたもので、この実施の形態ではファン形状としてある。
前記本体8は、その下面8aに開口した凹陥部8bと、その凹陥部8bの底面8cに形成した開口部8dを有し、この開口部8dで凹陥部8bが空洞部3aに開口連通している。
前記凹陥部8bの下面開口部は着脱自在な蓋8eで閉塞されている。
この蓋8eと本体8の下面8aが器具本体3の裏面3bで、その本体8の下面8aはテーパー形状で、その本体8の下面8aに空気流通口6が開口している。
このようであるから、身体に着用した時に蓋8eが身体に触れ、本体8の下面8aは身体から離れるので、空気流通口6が身体や、衣服で閉じられることがない。
なお、器具本体3の裏面3bを凹凸形状とし、その凹部に空気流通口6を開口させても良い。
前記カバー体9は、周面板9aと表面板9bを有し、その周面板9aが本体8に嵌合して着脱自在に取付けられる。
前記薬剤保持体5は、容器5bに薬剤含浸体5aを設けたもので、その容器5bがカバー体9の表面板9bに形成した開口部9cに嵌合してカバー体9に取付けてある。
前記回転錘10と回転伝達機構20はケーシング40内に設けてある。
このケーシング40は、前記凹陥部8b内に挿入される基板41と、この基板41と一体的に設けられ、かつ前記開口部8dから空洞部3a内に突出する有底の筒体42を有したケーシング本体43と、このケーシング本体43の基板41に取付けた蓋板44を備えている。
そして、基板41と蓋板44を凹陥部8bの底面8cにビス45で固着して取付けられる。
前記回転錘10は図3に示すように、円弧状の外周面11と円弧状の内周面12と一対の端面13,13で囲まれた平面ほぼ扇形状で、その内周面12寄りに取付用孔14を有している。
この取付用孔14が器具本体3に対して固定された回転錘用軸15、例えば前記ケーシング40の蓋板44に固定した回転錘用軸15に軸受16で回転自在に支承され、回転錘10はスムーズに往復回転するようにケーシング40に取付けてある。
前記回転伝達機構20は、回転錘10とともに回転し、かつ回転中心が回転錘10の回転中心と同一の主歯車21と、この主歯車21とそれぞれ噛合した第1・第2下伝達歯車22a,23aと、この第1・第2下伝達歯車22a,23aと第1・第2爪クラッチ24,25を介して連結し、かつ相互に噛合している第1・第2上伝達歯車22b,23bと、この第2上伝達歯車23bとともに回転する出力歯車26と、この出力歯車26の回転を出力軸27に伝える増速歯車対28を有している。
前記第1下・上伝達歯車22a,22bは、ケーシング40の筒体42の上底壁42aに設けた第1軸29aに回転自在に取付けてある。
前記第2下・上伝達歯車23a,23bは、前記上底壁42aに設けた第2軸29bに回転自在に取付けてある。
このように、回転伝達機構20はケーシング40内に設けてある。
次に、回転伝達機構20の動作を説明する。なお、図3で実線の矢印aで示す回転方向を一方向(時計方向)とし、点線の矢印bで示す回転方向を他方向(反時計方向)とする。
図3において、回転錘10が一方向(矢印a方向)に回転した時。
図5(a)に示すように、主歯車21が一方向に回転し、第1・第2下伝達歯車22a,23aが他方向に回転する。
第1下伝達歯車22aの他方向の回転は第1爪クラッチ24を介して第1上伝達歯車22bに伝達され、第1上伝達歯車22bは他方向に回転する。
第2下伝達歯車23aの他方向の回転は、第2爪クラッチ25が滑ることで第2上伝達歯車23bに伝達されない。
前述の第1上伝達歯車22bの他方向の回転で第2上伝達歯車23bが一方向に回転する。この第2上伝達歯車23bの一方向の回転は第2クラッチ25が滑ることで第2下伝達歯車23aには伝わらない。
これによって、出力歯車26が一方向に回転する。
図3において、回転錘10が他方向(矢印b方向)に回転した時。
図5(b)に示すように、主歯車21が他方向に回転し、第1・第2下伝達歯車22a,23aが一方向に回転する。
第1下伝達歯車22aの一方向の回転は第1爪クラッチ24が滑ることで第1上伝達歯車22bに伝達されない。
第2下伝達歯車23aの一方向の回転は、第2爪クラッチ25を介して第2上伝達歯車23bに伝達され、第2上伝達歯車23bは一方向に回転する。
前述の第2上伝達歯車23bの一方向の回転で第1上伝達歯車22bが他方向に回転する。この第1上伝達歯車22bの他方向の回転は第1爪クラッチ24が滑ることで第1下伝達歯車22aには伝わらない。
これによって、出力歯車26が一方向に回転する。
前述のように、出力歯車26が一方向に回転することで、増速歯車対28を介して出力軸27が一方向に増速して回転する。
前記出力軸27の中心は回転錘10の回転中心と同一としてある。
前述の回転伝達機構20は、回転錘10が一方向に回転した時及び他方向に回転した時に出力軸27がそれぞれ一方向に回転する。つまり、回転錘10の往復回転によって出力軸27を同一の方向にそれぞれ回転するので、回転錘10の往復回転を有効利用できる。
前記ゼンマイ30は図4に示すように、前記出力軸27の回転方向(矢印aで示す一方向)と反対に巻いてあり、そのゼンマイ30の中心側の一端部30aがゼンマイ支持軸31に連結され、外周側の他端部30bが回転体32に連結されている。
前記ゼンマイ支持軸31が摩擦クラッチ33を介して前述の出力軸27に連結され、設定以上のトルクが作用するとスリップするようにしてある。
前記回転体32はケーシング40の上底壁42aに爪クラッチ34を介して支持され、この回転体32はゼンマイ巻きつけ方向(前述の一方向)には回転できず、ゼンマイ巻き戻し方向には回転する。
前記回転体32に前述の回転撹拌体4が設けてある。
例えば、前記回転体32は、筒体32aと上面板32bと下フランジ32cを有した筒形状で、その筒体32aの内周面にゼンマイ30の他端部30bが連結され、下フランジ32cが爪クラッチ34でケーシング40に支持され、上面板32bにファン回転軸4aが連結してある。
このようであるから、出力軸27が一方向に回転するとゼンマイ支持軸31が一方向に回転してゼンマイ30を巻きつける。この時、回転体32はゼンマイの巻きつけ方向には回転しない。
前記ゼンマイ30が所定の状態まで巻きつけられると、巻き戻し力が回転撹拌体4の回転抵抗に見合う値よりも大きくなり、ゼンマイ30は巻き戻しされる。
これによって、回転体32とともに回転撹拌体4が他方向(ゼンマイ30の巻きつけ方向と反対方向)に回転する。
前述のようにゼンマイ30が巻き戻しされる際にも出力軸27は回転するが、摩擦クラッチ33が滑ることでゼンマイ支持軸31と出力軸27は相対的に回転するので、出力軸27の回転に関係なくゼンマイ30は巻き戻しできる。
しかも、ゼンマイ30が巻き戻り終了した後にゼンマイ支持軸31が慣性力で出力軸27に対して回転できるので、回転撹拌体4がゼンマイ30とともに慣性力で回転することが可能である。
前述のようにして回転撹拌体4が停止した後に、前述と同様にして回転錘10の回転でゼンマイ30を巻きつける。
このようであるから、ゼンマイ30の巻き戻しを利用して回転撹拌体4を間欠的に回転できる。
前述の出力軸27の中心と回転撹拌体4の回転中心は同一で、そのファン4の回転中心は回転錘10の回転中心と同一であるから、回転錘10の上方にゼンマイ30、回転撹拌体4が同芯状に配置され、それらの設置スペースを小さくできるので、器具本体3を強固なものとすることができると共に、コンパクトにできる。
また、後述する回転錘10の性状と共に、回転錘10の径を大きくできることから回転錘10の重心の位置が回転錘10の回転中心から外周側へ離れた箇所となり、遠心力を得るのがより容易となる。また、長期に亘る回転錘10や、回転撹拌体4などの回転による回転伝達機構20への負担(磨耗、噛合わせのズレ、など)が軽減される。
さらに、回転撹拌体4などを占有する空間が形成しやすい構造にすることができる。
また、ケーシング40に回転錘10が取付けてあると共に、そのケーシング40内に回転伝達機構20が設けられ、ケーシング40の上面にゼンマイ30等が設けてあるので、そのケーシング40を本体8の凹陥部8b内に挿入して取付けることによって、回転錘10、回転伝達機構20、ゼンマイ30等を器具本体3に取付けできる。
また、ケーシング40の筒体42が本体8の開口部8dに嵌まり合って、その筒体42と本体8の開口部8dとの間、つまりケーシング40と本体8との間を空気が流れることがないようにしてある。
しかも、ケーシング40内に回転伝達機構20が設けてあり、空洞部3a内の空気が回転伝達機構20に触れることがない。
したがって、回転撹拌体4の回転によって吸込口6から吸い込まれた空気が空洞部3a内をスムーズに流れ、吐出口7から放出されるので、吸い込んだ空気の大部分を薬剤揮散に有効利用できる。
前述の実施の形態では、回転撹拌体4を回転したが、図6に示す第2の実施の形態のように、薬剤保持体5を回転するようにしても良い。
図6に示すように、前述した回転体32に円板50などの回転部材を取付ける。
この円板50に撹拌羽根51を周方向に間隔を置いて複数設け、この円板50が回転することで空洞部3a内の空気を撹拌するようにする。
前記円板50に薬剤保持体5を取付ける。
このようにすれば、前述のようにゼンマイ30の巻き戻しで円板50が回転する。
前記円板50が回転することで空洞部3a内の空気が撹拌されると共に、その撹拌された空気に対して薬剤含浸体5aが回転移動し、その薬剤含浸体5aには空気が多量に触れ、多くの薬剤が揮散する。
前述のように空洞部3a内の空気が撹拌されることによって、空気流通口6から空気が空洞部3a内に流れ込み、流出する。
これらが相俟って、薬剤含浸体5aから揮散した薬剤を大気に多量に拡散できる。
また、回転撹拌体4が不要となる。
なお、図示は省略するが、第1の実施の形態の回転撹拌体4に薬剤保持体5を取付け、回転撹拌体4の回転とともに薬剤保持体5が回転するようにしても良い。
前述の各実施の形態では、回転撹拌体4や薬剤保持体5を回転したが、図7に示す第3の実施の形態のように、カバー体9を回転するようにしても良い。
図7に示すように、カバー体9に撹拌羽根9dを設け、そのカバー体9が回転することで空洞部3a内の空気が撹拌されるようにする。
薬剤保持体5を空洞部3aの底部(本体8の上面)に取付ける。
前記カバー体9の表面板9bに軸9dを設け、この軸9dを前述の回転体32に連結し、回転体32とともにカバー体9が回転するようにする。
前述の各実施の形態では、回転伝達機構20は回転錘10の往復回転によって出力軸27を同一の方向に回転するようにしたが、回転体10の一方の回転によってのみ出力軸27を回転し、他方の回転によっては出力軸27が回転しないようにしても良い。
例えば、回転錘10の回転中心に爪クラッチを介して出力軸27を連結し、回転錘10が一方向に回転する時には出力軸27が回転し、他方向に回転した時には爪クラッチ60が滑って出力軸27が回転しないようにする。
前述の各実施の形態では、ゼンマイ30の巻き戻りで回転撹拌体4、薬剤保持体5、カバー体9を連続して回転させたが、ゼンマイ30の巻き戻りで回転撹拌体4、薬剤保持体5、カバー体9を間欠的に等速度で回転させるようにすることもできる。
前述の各実施の形態における第1爪クラッチ24、第2爪クラッチ25、爪クラッチ34、爪クラッチ60は、一方向には回転するが、他方向には回転しないようにするもので、ボール等を利用した一方向クラッチでも良い。
前述の回転錘10について、その形状や性状は特に限定されないが、腕などを振る動作で回転運動を起し易いものが好ましい。回転モーメントが大きい、例えば回転錘の中心角がほぼ120度(扇形状)から180度(半円形状)の間からなる形状が例示できる。また遠心力が大きい、回転錘の重量をできるだけ回転中心から離して構成、例えば回転錘の外周側を肉厚に、回転中心側を肉薄に、さらには外周側を重く、回転中心側を軽くする性状が例示できる。
前述した第2の実施の形態での薬剤保持体5を円板50に取付ける、第3の実施の形態での薬剤保持体5を空洞部3aの底部に取付ける、などの薬剤保持体5の取付けを、第1の実施の形態で行うようにしても良い。例えば、第1の実施の形態における回転撹拌体4や空洞部3aの底部に取付手段を設け、カバー体9を取り外して薬剤保持体5をファンに取付けて使用する、又は薬剤保持体5を空洞部3aの底部に取付けて使用することができる。
前述の各実施の形態では、回転伝達機構20をケーシング40内に取付け、そのケーシング40に回転錘10を設けると共に、ゼンマイ30を取付け、そのケーシング40を空洞部3a内に突出するようにして本体8に取付けしたが、これに限ることはなく、回転錘10、回転伝達機構20、ゼンマイ30は種々の取付けができる。
例えば、本体8に回転錘用軸15を回転自在に取付けて凹陥部8bと空洞部3aに突出させる。
この凹陥部8bに突出した部分に回転錘10を取付け、空洞部3aに突出した部分に主歯車21を取付ける。
回転伝達機構20の第1の支軸29a、第2の支軸29bを本体8に取付け、その回転伝達機構20を覆うカバー体を本体8の上面に取付ける。
このカバー体に出力軸27を支承すると共に、ゼンマイ30を取付ける。
また、本体8の上面に、回転錘用軸15、第1・第2の支軸29a,29b、出力軸27、ゼンマイ支持軸31、ゼンマイ30、回転体32をそれぞれ取付ける。
このようにすれば、回転錘10、ゼンマイ30等が本体8の上面に並設されるから、カバー体9(器具本体3)の上下寸法を小さくできる。
前述の各実施の形態では、ゼンマイ30を回転錘10の回転で巻きつけるようにしたが、そのゼンマイ30は手動で巻きつけるようにしても良い。
例えば、図8に示すように、器具本体3内の下部に手動回転機構60を取付けてゼンマイを巻きつける手段とする。
この手動回転機構60は、前記ケーシング40の蓋板44に回転自在に支承したハンドル61と、このハンドル61で回転される小歯車62と、この小歯車62と噛合し軸63に固定した大歯車64を備え、その軸63は蓋板44に一方向クラッチ65でゼンマイ巻きつけ方向に回転自在に支承してある。前記軸63が前記ゼンマイ支持軸31に摩擦クラッチ66で連結してある。
このようであるので、ハンドル61で小歯車62を回転して軸63をゼンマイ巻きつけ方向に回転することでゼンマイ30が巻きつけられる。
この時、回転体32は爪クラッチ34でゼンマイ巻きつけ方向には回転しない。
前記ゼンマイ30が所定量だけ巻きつけられると、そのゼンマイ30が巻き戻り、ゼンマイ支持軸31とともに回転撹拌体4が回転する。
この時、軸63がゼンマイ巻き戻り方向には回転しないので、ゼンマイ30は摩擦クラッチ66で滑らせながら徐々に巻き戻る。
図8に示す回転撹拌体4は、円板4bに複数の開口部4cを形成すると共に、撹拌羽根4dを放射状に設けた形状で、回転することで空洞部3a内の空気を撹拌すると共に、上下方向の空気流れが生じるようにしてある。
このようであるから、回転撹拌体4が回転することで薬剤含浸体5aから薬剤が揮散すると共に、その揮散した薬剤は空気流通口6から大気にスムーズに拡散する。
図8に示す実施の形態では、回転撹拌体4を回転したが、前述と同様に薬剤保持体5、カバー体9を回転することもできる。
また、ゼンマイ30を用いずに回転錘10のみで回転撹拌体4、薬剤保持体5、カバー体9を回転することもできる。
例えば、図9に示す第5の実施の形態のように、前述の第1の実施の形態(図2)における回転伝達機構20の出力軸27で回転撹拌体4を直接回転するようにする。例えば、出力軸27を回転軸4aに連結、又は一体とする。
また、図10に示す第6の実施の形態のように、前述の第2の実施の形態(図6)における回転伝達機構20の出力軸27に薬剤保持体5を直接取付ける。
例えば、円板50を出力軸27に取付ける。
また、図11に示す第7の実施の形態のように、前述の第3の実施の形態(図7)における回転伝達機構20の出力軸27にカバー体9を連結し、その出力軸27でカバー体9を回転するようにする。
このようにすれば、回転錘10の往復回転で出力軸27が一方向に連続して回転するので、回転錘10の往復回転を有効利用して回転撹拌体4、薬剤保持体5、カバー体9を回転するので、モータ、電池を使用せずに薬剤を揮散することができる。
また、器具本体3の裏面3bに空気流通口6が開口しているので、身体に着用して使用する際に薬剤を身体に向けて拡散できるし、空気流通口6から空気が空洞部3a内に入り込むことがほとんどなく、薬剤の揮散、拡散に風の影響を受けることが少ない。
前述の図9、図10、図11に示す第5・第6・第7の実施の形態では、回転伝達機構20を、回転錘10の往復回転を出力軸27の一方向の連続回転とする構成としたが、これに限ることはなく、回転錘10の一方向の回転のみを出力軸27に伝達し、他方向の回転は出力軸27に伝えない構成としても良い。
例えば、図12に示す第8の実施の形態のように、回転錘10に爪クラッチ70を介して出力軸27を取付け、回転錘10が一方向に回転する時には出力軸27も一方向に回転するか、回転錘10が他方向に回転する時には出力軸27が回転しないようにする。
この実施の形態では、回転撹拌体4を回転するようにしたが、薬剤保持体5、カバー体9を回転するようにしても良い。
前述の回転伝達機構20を、回転錘10の回転を増速して出力軸27に伝達するものとしても良い。
例えば、図13、図14に示す第9の実施の形態のように、前記回転伝達機構20は、回転錘10とともに往復回転し、かつ回転中心が回転錘10の回転中心と同一の第1大径歯車71と、この第1大径歯車71と噛合した第1小径歯車72と、この第1小径歯車72を取付けた軸73に設けた第2大径歯車74と、この第2大径歯車74と噛合し、出力軸27に設けた第2小径歯車75を備え、前記回転錘10の往復回転を増速して出力軸27の往復回転に伝達する。
前記出力軸27が薬剤保持体5に転結してある。例えば、円板50の軸50aを出力軸27に連結してある。
このようであるから、身体に着用して使用する際に、その身体の動きで回転錘10が往復回転し、その往復回転は回転伝達機構20で増速して出力軸27に伝達するので、薬剤保持体5は高速回転し、多量の薬剤が揮散する。
また、図15に示す第10の実施の形態のように、回転伝達機構20の出力軸27を回転撹拌体4に連結し、回転錘10の往復回転によって回転撹拌体4が高速で往復回転するようにする。
また、図16に示す第11の実施の形態のように、回転伝達機構20の出力軸27をカバー体9に連結し、回転錘10の往復回転によってカバー体9が高速で往復回転するようにする。
本発明の第1の実施の形態を示す全体背面図である。 図1のA−A拡大断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 回転伝達機構の動作説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第5の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第6の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第7の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第8の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第9の実施の形態を示す断面図である。 図13のD−D断面図である。 本発明の第10の実施の形態を示す断面図である。 本発明の第11の実施の形態を示す断面図である。
符号の説明
1…薬剤拡散器具、2…着用具、3…器具本体、3a…空洞部、3b…裏面、4…回転撹拌体、5…薬剤保持体、5a…薬剤含浸体、6…空気流通口、8…本体、9…カバー体、10…回転錘、20…回転伝達機構、27…出力軸、30…ゼンマイ、31…ゼンマイ支持軸、32…回転体、33…摩擦クラッチ、34…爪クラッチ、50…円板、60…手動回転機構。

Claims (7)

  1. 器具本体3に、回転撹拌体4と薬剤保持体5とゼンマイ30を、そのゼンマイ30の巻き戻りで回転撹拌体4が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌し、薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
    前記器具本体3を身体に着用する着用具2と、
    前記ゼンマイ30を巻きつける手段を備え、
    前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
    前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置。
  2. 器具本体3に、薬剤保持体5とゼンマイ30を、そのゼンマイ30の巻き戻りで薬剤保持体5が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌し、薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
    前記器具本体3を身体に着用する着用具2と、
    前記ゼンマイ30を巻きつける手段を備え、
    前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
    前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置。
  3. 本体8とカバー体9を有した器具本体3に、薬剤保持体5とゼンマイ30を、そのゼンマイ30の巻き戻りでカバー体9が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌し、薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
    前記器具本体3を身体に着用する着用具2と、
    前記ゼンマイ30を巻きつける手段を備え、
    前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
    前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置。
  4. 器具本体3に、当該器具本体3が動作することで回転するように設けた回転錘10と、この回転錘10の回転をゼンマイ30に、ゼンマイ30の巻きつけとして伝達する回転伝達機構20とで、ゼンマイ巻きつけ手段とした請求項1〜3いずれか1項に記載の着用型薬剤拡散装置。
  5. 器具本体3に、回転撹拌体4と薬剤保持体5と回転錘10を、その器具本体3が動作することで回転錘10が回転して回転撹拌体4が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌して薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
    前記器具本体3を身体に着用する着用具2を備え、
    前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
    前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置。
  6. 器具本体3に、薬剤保持体5と回転錘10を、その器具本体3が動作することで回転錘10が回転して薬剤保持体5が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌して薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
    前記器具本体3を身体に着用する着用具2を備え、
    前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
    前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置。
  7. 本体8とカバー体9を有した器具本体3に、薬剤保持体5と回転錘10を、その器具本体3が動作することで回転錘10が回転してカバー体9が回転し、その回転によって空洞部3a内の空気を撹拌して薬剤保持体5の薬剤含浸体5aから薬剤が揮散し、その揮散した薬剤が空洞部3a内から空気流通口6で大気に拡散するように設けた薬剤拡散器具1と、
    前記器具本体3を身体に着用する着用具2を備え、
    前記器具本体3と着用具2を、その器具本体3の裏面3bが身体に向かうように着用される構成とし、
    前記空気流通口6を器具本体3の裏面3bにのみ開口して空洞部3aから身体に向けて空気が流れるようにしたことを特徴とする着用型薬剤拡散装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017000012A (ja) * 2015-06-04 2017-01-05 フマキラー株式会社 薬剤放散装置

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