JP5114778B2 - 薬剤拡散装置及び薬剤拡散方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に開示されている送風式害虫防除装置は、シロッコファンなどを用いる装置で、2つの排気口をファンの回転方向に対して傾斜させた形状によって、害虫防除成分を上下に拡散、到達させ易くしたものである。
(1) 薬剤が含浸された薬剤保持体と、モータを有して当該モータが回転駆動されることにより、当該薬剤保持体に対して気流を発生させて前記薬剤を空気中に拡散する送風手段と、を備えた薬剤拡散装置であって、
前記送風手段は、
複数の平板が前記モータの回転軸の軸方向と略平行となるように前記回転軸に放射状に直接取り付けられた平板状ファンにより構成され、
前記平板状ファンの前記平板は、前記モータ側の端部に半径方向にわたって、軸方向と直交方向に延在する補強板が一体に設けられている
ことを特徴とする薬剤拡散装置。
(2) 前記複数の平板が、
前記回転軸の周方向に対し、対称にして等間隔に配置されている
ことを特徴とする上記(1)に記載の薬剤拡散装置。
(3) 前記複数の平板が、
前記回転軸の周方向に対し、45°、60°、72°、90°、120°、180°のいずれかの間隔毎にそれぞれ離間配置されている
ことを特徴とする上記(2)に記載の薬剤拡散装置。
(4) 前記送風手段により発生する前記気流の流路中に、前記薬剤保持体が配置されている
ことを特徴とする上記(1)から上記(3)のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。
(5) 前記複数の平板が、
前記薬剤保持体を備える
ことを特徴とする上記(1)から上記(3)のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。
(6) 前記送風手段により発生する前記気流が通過し得る開口を複数、備えた
ことを特徴とする上記(1)から上記(5)のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。
(7) 複数の前記開口は、互いに異なる方向に前記気流が通過し得る
ことを特徴とする上記(6)に記載の薬剤拡散装置。
(8) 前記送風手段は、
前記モータに供給される電流値が50mA以下であり、0.1リットル/秒以上の風量の前記気流を発生させる
ことを特徴とする上記(1)から上記(7)のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。
(9) 前記送風手段は、
前記モータの回転軸が時計回り及び反時計回りに回転したとき、略同一風量の前記気流を発生させる
ことを特徴とする上記(1)から上記(8)のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。
(10) 前記薬剤が、
害虫防除剤である
ことを特徴とする上記(1)から上記(9)のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。
(11) 上記(1)から上記(10)のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置によって、前記薬剤保持体に含浸された前記薬剤を外部に拡散する
ことを特徴とする薬剤拡散方法。
図1は本発明の実施形態である薬剤拡散装置の分解斜視図、図2は図1における平板状ファンの斜視図、図3は平板状ファンの他の形態を示す斜視図、図4は平板状ファンの更に他の形態を示す斜視図である。
また、開口16はモータ11の設置面側にあってもよいし、両側にあってもよい。
なお、図1に示した実施形態においては、薬剤拡散装置100の幅、奥行き共に5cm、高さ2cmであり、平板状ファン12の直径は3.8cm、高さ0.5mmで、8〜12mAの電流によって約2000rpmで回転させた場合、1.0〜1.5リットル/秒の風量を得る。
実施例及び比較例ともに、モータはRF400CA−5Z700(マブチモーター社製)、一方の開口16の面積:12.56cm2(Φ40mm)、他方の開口15の面積:20cm2(10cm2×2)とし、モータへ直流3Vの電圧を印加して駆動したときの電流値(mA)、その時の回転数、及び各ファンの風量を測定して比較した。
実施例で使用した平板状ファンはABS樹脂製であり、その平板の枚数は、2枚(図2参照)、4枚(図3参照)、8枚(図4参照)とし、4枚の平板状ファンについては平板の高さ(回転軸の軸方向の厚さ)の効果を確認するため3、5、7mmの3種類の試験を行った。また、従来のシロッコファン及びプロペラファンはPP樹脂製であり、その斜視図をそれぞれ、図10及び図11に示す。なお、図10及び図11に示したファンは周知のものであるので説明を省略する。
・電流値は、上記の電流計を回路に直列接続して測定した。
・回転数は、ファンの一部に反射テープを張り、上記の回転計で測定した。
・風量は、薬剤拡散装置の開口の一つに、正四角柱状の筒の一端を隙間なく取り付け、筒内において該装置から37cmの距離に風速センサのプローブを設置して風速計により風速を測定し、そこから風量を求めた。
結果を表2及び図9に示す。
12 平板状ファン
13 送風手段
14 薬剤保持体
15,16 開口
17 回転軸
22,42,52 平板
100 薬剤拡散装置
Claims (11)
- 薬剤が含浸された薬剤保持体と、モータを有して当該モータが回転駆動されることにより、当該薬剤保持体に対して気流を発生させて前記薬剤を空気中に拡散する送風手段と、を備えた薬剤拡散装置であって、
前記送風手段は、
複数の平板が前記モータの回転軸の軸方向と略平行となるように前記回転軸に放射状に直接取り付けられた平板状ファンにより構成され、
前記平板状ファンの前記平板は、前記モータ側の端部に半径方向にわたって、軸方向と直交方向に延在する補強板が一体に設けられている
ことを特徴とする薬剤拡散装置。 - 前記複数の平板が、
前記回転軸の周方向に対し、対称にして等間隔に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤拡散装置。 - 前記複数の平板が、
前記回転軸の周方向に対し、45°、60°、72°、90°、120°、180°のいずれかの間隔毎にそれぞれ離間配置されている
ことを特徴とする請求項2に記載の薬剤拡散装置。 - 前記送風手段により発生する前記気流の流路中に、前記薬剤保持体が配置されている
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。 - 前記複数の平板が、
前記薬剤保持体を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。 - 前記送風手段により発生する前記気流が通過し得る開口を複数、備えた
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。 - 複数の前記開口は、互いに異なる方向に前記気流が通過し得る
ことを特徴とする請求項6に記載の薬剤拡散装置。 - 前記送風手段は、
前記モータに供給される電流値が50mA以下であり、0.1リットル/秒以上の風量の前記気流を発生させる
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。 - 前記送風手段は、
前記モータの回転軸が時計回り及び反時計回りに回転したとき、略同一風量の前記気流を発生させる
ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。 - 前記薬剤が、
害虫防除剤である
ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置。 - 請求項1から請求項10のいずれか1つに記載の薬剤拡散装置によって、前記薬剤保持体に含浸された前記薬剤を外部に拡散する
ことを特徴とする薬剤拡散方法。
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JP2008132963A JP5114778B2 (ja) | 2007-05-23 | 2008-05-21 | 薬剤拡散装置及び薬剤拡散方法 |
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JP2007136499 | 2007-05-23 | ||
JP2007136499 | 2007-05-23 | ||
JP2008132963A JP5114778B2 (ja) | 2007-05-23 | 2008-05-21 | 薬剤拡散装置及び薬剤拡散方法 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008132963A Active JP5114778B2 (ja) | 2007-05-23 | 2008-05-21 | 薬剤拡散装置及び薬剤拡散方法 |
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-
2008
- 2008-05-21 JP JP2008132963A patent/JP5114778B2/ja active Active
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