JP2571230Y2 - 可動体を有する芳香器 - Google Patents

可動体を有する芳香器

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JP2571230Y2
JP2571230Y2 JP2611792U JP2611792U JP2571230Y2 JP 2571230 Y2 JP2571230 Y2 JP 2571230Y2 JP 2611792 U JP2611792 U JP 2611792U JP 2611792 U JP2611792 U JP 2611792U JP 2571230 Y2 JP2571230 Y2 JP 2571230Y2
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JP
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JP2611792U
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Inventor
隆夫 松本
Original Assignee
株式会社トイボックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は可動体を有する芳香器、
詳しくは、作動ひもの引き出しに対応して表面デザイン
の一部をなす可動体が揺動運動を行うと共に、開いた蓋
から香気が所望量充分に放出されるようにした芳香器に
関する。
【0002】
【従来の技術】作動ひもの引き出しに対応して表面デザ
インの一部をなす可動体が揺動運動を行うようにしたア
クセサリーとして、本出願人の出願に係る実公昭59−
34339号公報に記載されたものがある。該公報に記
載されたアクセサリーは、香料噴出器の噴射弁を作動さ
せ、可動体の揺動に加えて香気を発散させるようにした
ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のアクセサリーは
香気を発散させることができるが、作動ひもの終端部近
傍に設けた、香料噴出器の噴射弁を作動させる係止部に
よって噴射弁を作動させて香気を発散させるようにした
構成であるため、香気の発散はわずかの時間であり、か
つ一定の若干量に限られる。したがって、芳香器として
使用できる程に充分な、また所望量の香気を発散させる
ことができるものでなかった。本考案の目的は、作動ひ
もの引き出しに対応して表面デザインの一部をなす可動
体が揺動運動を生ずると共に、開いた蓋から所望量の香
気が充分に放出される芳香器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、次のような技
術手段を講ずることにより上記課題を解決したものであ
る。すなわち、本考案は、ばね軸に設けたプーリーに作
動ひもを引き出し可能に巻回し、該作動ひもの引き出し
に伴うばねの復帰運動により本体の表面デザインの一部
をなす可動体に揺動運動を与えるように構成すると共
に、芳香剤収容室、前記ばね軸から歯車を介して伝達さ
れて回転するファン及び該ファンの近傍で作動ひもの引
き出し巻き戻りに対応して開閉する蓋を本体に設け、前
記作動ひもの引き出しにより前記可動体の揺動と共に香
気を放出せしめるようにしてなる芳香器である。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は本考案に係る芳香器の一実施例の、作動ひも
31を引き出した状態を示す分解斜視図、図2は実施例
の側断面図である。
【0006】図1に示すとおり、本体1内に形成された
枠壁2内に収まるように駆動ユニット3が内蔵されてお
り、枠壁2の周囲の本体内の空間が芳香剤収容室10と
なっている。芳香剤収容室には例えば粒径5ミリくらい
の固形芳香剤等が本体1の背面に設けられた開孔部から
蓋13を外して収容される。本体1の下部には蓋11が
本体1に対して自重で下方に開くように枢着されてい
る。駆動ユニット3のばね軸23から歯車を介して回転
が伝達されて回転するファン12が本体1の下方側部
に、芳香剤収容室10に隣接して設けられている。
【0007】駆動ユニット3のばね軸23にプーリー4
が取り付けられており、プーリー4には作動ひも31の
一端部が固定され、巻き取られるようになっている。作
動ひも31の他端にはリング体32が取り付けられてお
り、このリング体32は作動ひも31を引き出すとき指
をかけるための役目を果たすと共に作動ひも31が巻き
取られたとき蓋11に接してストッパーの役目をする。
駆動ユニット3のほぼ中央に突出した偏心カム5は表面
デザイン9の一部をなす可動体8(図示のとおり耳、
目、手の各部分が形成されている)の切欠部7に遊嵌さ
れる。可動体8は本体カバー6に設けられた突起6aに
回動可能に嵌合されている。表面デザイン9は可動体8
の上に被せられるようにして本体カバー6に取り付けら
れる。
【0008】駆動ユニット3は図2に示すような構造を
有する。すなわち、動力源であるばね21(ぜんまい)
が収容されており、該ばね21はばね軸23に固定され
ている。このばね軸23の回転によりばねの巻締めが行
われるわけであるが、ばね軸23には作動ひも31の一
端部が固定されたプーリー4が固着され、作動ひも31
が巻き回されているので、作動ひも31を引き出すこと
により、ばねの巻締めが行われる。作動ひも31を引き
出すと、蓋11はその自重で開く。引き出し完了後手を
離すと、巻締められたばねの復帰運動によりばね軸23
及びプーリー4は前記引き出しとは逆方向に回転し、作
動ひも31はプーリー4に巻き取られ、リング体32が
蓋11に接して蓋を閉めて停止する。
【0009】ばね軸23にはこれと一体をなす歯車22
が形成されており、該歯車22は歯車24と噛合し、歯
車24と一体の歯車24aは歯車25と噛合する。ただ
し、歯車24aの軸支部には遊びが形成されており、作
動ひも31を引き出す際には歯車24aの軸がずれて歯
車24aと歯車25とは噛合せず、作動ひも31が巻き
戻される時には歯車24aと歯車25とは噛合する。歯
車25と一体の歯車25aは歯車27と噛合する。歯車
25が固着された同軸に歯車25cが固着されており、
この歯車25cに歯車26が噛合する。歯車26の同軸
には偏心カム5が固着されている。また、歯車27と一
体をなす冠歯車28とピニオン歯車29とが噛合する。
そして、ピニオン歯車29の軸30の他端にはファン1
2が固着されている。
【0010】上記のように構成されているので、引き出
した作動ひも31が巻き戻されるとき、ばね21の復帰
運動によるばね軸23の回転に伴って偏心カム5が回転
し、この回転によって可動体8は突起6aを中心として
揺動運動を生じパタパタと軽快に動く。同時にファン1
2が回転して芳香剤収容室10からの香気を吸引し、開
いた蓋11から放出する。作動ひも31が巻き取られ、
リング体32が蓋11に接して蓋を閉めて停止し、動作
が完了する。このように、作動ひもの引き出しによって
可動体が揺動するので愉快であると共にファンの回転に
よって香気が充分に放出せしめられ、また、作動ひもを
引き出す長さによって、蓋が開いている時間及びファン
が回転する時間を調整できるため、必要な時に作動ひも
を適宜操作することにより、作動ひもの引き出し量に応
じた所望量の香気を開いた蓋から周囲に充分に放出させ
ることができる。動力としてバネを用いているので経済
的でもある。
【0011】以上、実施例を説明したが、本考案は上記
実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲
内で形状等種々の変形をなしうるものである。また、壁
掛け式として使用できる他、携帯用のアクセサリー等と
しても使用できる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係る芳香
器は、作動ひもの引き出しに対応して表面デザインの一
部をなす可動体が揺動運動を行うので愉快であることは
勿論、作動ひもを引き出す長さによって、蓋が開いてい
る時間及びファンが回転する時間を調整できるため、作
動ひもを適宜操作することにより、開いた蓋から所望量
の香気を周囲に充分に放出させることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る芳香器の一実施例の、作動ひも3
1を引き出した状態を示す分解斜視図である。
【図2】実施例の側断面図である。
【符号の説明】 1 本体 3 駆動ユニット 4 プーリー 8 可動体 9 表面デザイン 10 芳香剤収容室 11 蓋 12 ファン 23 ばね軸 31 作動ひも

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばね軸に設けたプーリーに作動ひもを引
    き出し可能に巻回し、該作動ひもの引き出しに対応する
    ばねの復帰運動により本体の表面デザインの一部をなす
    可動体に揺動運動を与えるように構成すると共に、芳香
    剤収容室、前記ばね軸から歯車を介して伝達されて回転
    するファン及び該ファンの近傍で作動ひもの引き出し巻
    き戻りに対応して開閉する蓋を本体に設け、前記作動ひ
    もの引き出しにより前記可動体の揺動と共に開いた蓋か
    ら香気を放出せしめるようにしてなる芳香器。
JP2611792U 1992-03-30 1992-03-30 可動体を有する芳香器 Expired - Lifetime JP2571230Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0580409U JPH0580409U (ja) 1993-11-02
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ID=12184639

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4814713B2 (ja) * 2006-07-19 2011-11-16 株式会社 資生堂 発香装置
KR200492230Y1 (ko) * 2019-07-15 2020-09-02 이용우 향기 발산 보관함

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JPH0580409U (ja) 1993-11-02

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