JPH079398U - おしゃぶりアクション人形 - Google Patents

おしゃぶりアクション人形

Info

Publication number
JPH079398U
JPH079398U JP4388593U JP4388593U JPH079398U JP H079398 U JPH079398 U JP H079398U JP 4388593 U JP4388593 U JP 4388593U JP 4388593 U JP4388593 U JP 4388593U JP H079398 U JPH079398 U JP H079398U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pacifier
doll
action
head
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4388593U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2550925Y2 (ja
Inventor
好造 長坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomy Co Ltd
Original Assignee
Tomy Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomy Co Ltd filed Critical Tomy Co Ltd
Priority to JP1993043885U priority Critical patent/JP2550925Y2/ja
Priority to GB9414102A priority patent/GB2279885A/en
Publication of JPH079398U publication Critical patent/JPH079398U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2550925Y2 publication Critical patent/JP2550925Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H3/00Dolls
    • A63H3/20Dolls with parts moved due to movements of other parts, e.g. limbs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H3/00Dolls
    • A63H3/24Drinking dolls; Dolls producing tears; Wetting dolls

Landscapes

  • Toys (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤ちゃんの自然なアクション、特におしゃぶ
りをするときに見せるアクションをリアルに表現するこ
とができるおしゃぶりアクション人形を提供することを
目的としている。 【構成】 首振り自在に構成された頭部4を有する人形
1において、口部5と、当該口部5に対して離反可能な
おしゃぶり対象物2、3との間に磁力吸引作用が働くよ
うに、前記口部5および前記おしゃぶり対象物2、3の
少なくとも一方にマグネット6を、他方にマグネット2
5、28または磁性体を組み込み、前記磁力吸引作用に
よって、おしゃぶりアクションを行わせるように構成し
たことを特徴とする

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、赤ちゃんのおしゃぶりを表現するおしゃぶりアクション人 形に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の人形は、頭部が人為的に単独で動き、口を開いた赤ちゃん人形 の口部に、おしゃぶり対象物であるおもちゃのおしゃぶりやほ乳びんなどの乳首 を、単に人為的に挿入させて、保持させるように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のこの種の人形によれば、人がおしゃぶり対象物を、強制的に人形の開い た口に挿入するだけなので、赤ちゃんの表情が表せていないものである。また、 頭部が動くにしても、人が手で動かすという単純な動きであり、全体的に赤ちゃ んのおしゃぶりアクションとしては、実際の赤ちゃんの動作からはほど遠いもの であり、かつ不自然なものである。
【0004】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたものであり、赤ちゃん の自然なアクション、特におしゃぶりをするときに見せるアクションをリアルに 表現することができるおしゃぶりアクション人形を提供することを目的としてい る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、首振り自在に構成された頭部を有する 人形において、口部と、口部に対して離反可能なおしゃぶり対象物との間に磁力 吸引作用が働くように、口部およびおしゃぶり対象物の少なくとも一方にマグネ ットを、他方にマグネットまたは磁性体を組み込み、磁力吸引作用によって、お しゃぶりアクションを行わせるように構成したことを特徴としている。
【0006】 また、この場合、おしゃぶり対象物の少なくとも1つが手の指であり、おしゃ ぶり対象物を離反位置でロックするロック機構と、ロックを解除するロック解除 機構と、ロック解除時に、離反位置からおしゃぶり位置までおしゃぶり対象物を 移動させる移動手段を含んで構成されたことが好ましい。
【0007】 さらに、おしゃぶり対象物が口部に当設するのに連動してまたは単独でいつで も、おしゃぶり音を発声させる発声手段を備えたことが好ましい。
【0008】
【作用】
請求項1に記載のおしゃぶりアクション人形によれば、おしゃぶり対象物が頭 部に接近すると、口部とおしゃぶり対象物との間に磁力吸引作用が働き、人形の 頭部がおしゃぶり対象物の方向に向き、おしゃぶり対象物が口部に当設する。し たがって、人形は、頭を動かし、欲しがる動作をして、おしゃぶりをするという リアルなおしゃぶりアクションを表現することができる。
【0009】 請求項2に記載のおしゃぶりアクション人形によれば、おしゃぶり対象物の少 なくとも1つが手の指であるため、赤ちゃんが指をおしゃぶりするいう日常的な 動作をリアルに表現することができる。また、移動手段によって、おしゃぶりを する指を離反位置からおしゃぶり位置まで移動させることができるため、おしゃ ぶりをする指を自分で口部に運ぶとともに、頭を動かし、欲しがる動作をして、 この指をおしゃぶりする。したがって、頭と手の動きを連動させることにより、 おしゃぶりアクションを自然な動きでしかもリアルに表現することができる。
【0010】 請求項3に記載のおしゃぶりアクション人形によれば、おしゃぶり対象物が口 部に当設したときに、これと連動してまたは単独でいつでも、おしゃぶり音を発 するため、視覚ばかりでなく聴覚にも訴えて、さらにリアルなおしゃぶりアクシ ョンを表現することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の好ましい実施例を、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】 図1に示すように、このおしゃぶりアクション人形1は、いわゆる玩具の赤ち ゃん人形であり、同図には、おしゃぶりする指(親指=おしゃぶり対象物:以下 、親指という)2を有した人形玩具とおしゃぶり(おしゃぶり対象物)3とが示 されている。
【0013】 このおしゃぶりアクション人形(以下、人形という)1は、頭部4が首振り自 在に、かつ、マグネット25(図9)を内蔵した左手8の親指2が、マグネット 6(図2)を内蔵した口部5に対して接近および離反可能に構成されいる。また 、この人形1は、外部パーツとして、マグネット28(図9)を内蔵したおしゃ ぶり3を備えている。
【0014】 そして、この人形1は、おしゃぶり3を人形1の頭部4に近付けると、人形1 の口部5がおしゃぶり3の方に向くように頭部4が揺れ動いて、人形1はおしゃ ぶり3を欲しがる動作をする。おしゃぶり3を、さらに口部5に近付けると、お しゃぶり3が人形1の口部5に吸着される。この際、人形1の胴体部7の上腹部 を押圧して、おしゃぶり音(「チュ」)を人形1から発音させることができる。 また、おしゃぶりを用いずに、胴体部7の下腹部を押圧すると、左手8が頭部4 に向かってゆっくりと動き、その左手8の親指2が頭部4に近付くと、人形1の 口部5が左手8の親指2の方へ向くように、頭部が揺れ動き、ついには、左手8 の親指2が口部5に吸着される。この際、おしゃぶり音が人形1から自動的に発 音される。なお、左手8は、人為的に元の位置(離反位置)に復帰させることが できる。また、おしゃぶり音は、人形1の上腹部を押圧することにより、左手8 の動作とは別個に、いつでも発音させることができる。
【0015】 次に、人形1の構成の詳細を説明する。
【0016】 人形1は、赤ちゃん人形として構成され、この人形1には、ベビー服が着せて ある。この人形1は胴体部7、頭部4、手部26および脚部27から構成され、 頭部4が胴体部7に対して首振り自在に構成され、左手8の先が頭部4に対して 接近および離反可能に構成されている。
【0017】 頭部4は、図2に示すように、口部5にマグネット6を、下部に首振り機構9 を内蔵している。このうち、首振り機構9は、図2および図3に示すように、首 振り機構9を頭部4に支持する支持枠10と、支持枠10に取り付けられた重り リング11と、支持枠10の中央を貫通するピボットシャフト12と、ピボット シャフト12の外側に嵌まり合う揺り台13と、支持枠10の上端を覆う支持枠 カバー14と、支持枠カバー14の上部に配置されたピボット先端受け15と、 ピボット先端受け15の上方に設けられたコイルばね16と、コイルばね16を 上方から抑える保護キャップ17とから構成され、ピボットシャフト12の先端 部には、胴体部7に対する頭部4の脱落を防止するため、係止リング(かな)2 1aが取り付けられている。なお、図2では、実際はピボットシャフト12に対 して、頭部4が揺り動くのであるが、都合上、頭部4に対してピボットシャフト 12が動いているように作図してある。
【0018】 支持枠10はボウル状に形成され、その底部には円形開口10aが設けられて いる。この円形開口10aを画成する円形リム18の外側には、外向フランジ1 8aが設けられ、このフランジ部分が頭部4に係合されることにより、支持枠1 0は頭部4に固定される。円形リム18の内面は、頭部4が揺動する際、ピボッ トシャフト12の外周に当接し、その頭部4の揺動範囲を規制するように機能す る。また、支持枠10の内面は、所定の曲率を持って構成され、そこには揺り台 13が着座するようになっている。
【0019】 重りリング11はリング状に形成され、支持枠10の外側に取り付けられてい る。この重りリング11は、頭部4を安定化させる機能を有している。なお、支 持枠10をダイキャストなどの重い材質で構成する場合は、この重りリング11 は省かれる。
【0020】 ピボットシャフト12はその先端が尖った円錐形に形成され、その先端には球 面19が形成されている。ピボットシャフト12の下端は胴体部7内で固定され ており、先端はピボット先端受け15に嵌入されている。
【0021】 揺り台13はカップ状に形成され、その底面中央に円筒ボス20が立設されて いる。この円筒ボス20の中央には、この円筒ボス20の軸に沿って貫通孔21 が形成されている。この貫通孔21にはピボットシャフト12が貫通され、ピボ ットシャフト12の先端部に後付けされた係止リング(かな)21aによって、 揺り台13はピボットシャフト12に取り付けられる。なお、揺り台13は、支 持枠10内にすっぽり入るような大きさに構成され、揺り台13の外面は、前記 支持枠10の内面と同じ曲率になるように構成されている。その結果、頭部4の 揺動に伴い、揺り台13の外面に対して支持枠10が摺り動くことになる。
【0022】 支持枠カバー14は、支持枠10の上端を覆うことができるようにお椀の蓋状 に形成され、上面中央には、ピボット先端受け15を内蔵する円筒収納部22が 設けられている。この円筒収納部22の貫通孔22aには内向フランジ22bが 形成され、この内向フランジ22bにピボット先端受け15が着座するようにな っている。
【0023】 ピボット先端受け15は、ほぼ円柱状に形成され、上面中央には、コイルばね 16の一端を掛止する円筒状の小凸部23が上方に突出するように設けられてい る。ピボット先端受け15の内部には、上端に向けて搾まるような円錐状の凹部 15aが形成されている。この凹部15aの底部には、ピボットシャフト12の 先端の球面19が接触している。
【0024】 コイルばね16は、保護キャップ17とピボット先端受け15との間に装着さ れている。コイルばね16は、上からまたは横からの過度な力に対して、その衝 撃や曲げ応力を吸収して、ピボットシャフト12の先端を保護する機能を有して いる。
【0025】 保護キャップ17は、裁頭円錐形状かつ中空に形成され、支持枠カバー14の 円筒収納部22の外側に嵌入されている。保護キャップ17の内部上端には、コ イルばね16の一端を掛止する小凸部24が下方に突出するように設けられてい る。保護キャップ17は、コイルばね16を上方から抑え、コイルばね16を介 して、ピボット先端受け15を下方に付勢している。
【0026】 胴体部7は、左手8の親指2にマグネット25(図9)を、腹部30にメカボ ックス31を内蔵している。このうち、メカボックス31の前面には、図4に示 すように、音出しボタン32と、左手動作用のロック解除ボタン33とがそれぞ れ上下に設けられ、メカボックス31の上面中央部位からピボットシャフト12 が突設し、右側面上部には人形1の左手基端34が取り付けられている。
【0027】 メカボックス31の内部には、図5に示すように、左手を離反位置からおしゃ ぶり位置まで動作させる左手動作機構(移動手段)35と、左手動作機構35を 離反位置で一時ロックおよびアンロックするロック・アンロック機構36(ロッ ク機構とアンロック機構とが一体となっている)と、おしゃぶり位置で音を出す 音出し機構(発声手段)37とが配設されている。
【0028】 左手動作機構35は、図5および図6に示すように、メカボックス31の上部 に配設され、一端が左手基端34に連結された回動シャフト38を動作させるた めの回動コイルばね43と、その動作速度を調整するための調速手段41とから 構成されている。このうち、回動コイルばね43は、回動シャフト38に固着さ れた円板42の周方向に巻き付けられ、一端が円板42のボス42aに、他端が メカボックス31内の固定部(図示せず)に掛けられている。そして、この回動 コイルばね43は、左手8をおしゃぶり位置から離反する方向に動かすことによ り復帰力がチャージされ、おしゃぶり位置方向に左手8を付勢する機能を有して いる。一方、調速手段41は、大小2枚の減速ギア44、45を介して、前記回 動シャフト38に連結されている。この調速手段41はガバナ機構46から構成 されている。
【0029】 ロック・アンロック機構36は、図5および図6に示すように、前記回動シャ フト38に同軸的に取り付けられた円板カム40と、メカボックス31の上下方 向中間部で軸支されたロック・アンロックアーム48と、引きコイルばね49と 、ロック解除ボタン33とで構成されている。円板カム40には、その円周のほ ぼ半分にカム溝47が形成されている。そして、円板カム40は、離反位置とお しゃぶり位置との間を、回動コイルばね43の復帰力によって回動するようにな っている。ロック・アンロックアーム48は、U字形に形成され、基部の上面に は、左手動作用のロック解除ボタン33が突設されている。そして、ロック・ア ンロックアーム48の上下方向中間部には、4本の回動軸50、50、50、5 0が側方に突出して設けられている。また、ロック・アンロックアーム48の一 方のアーム48aにはばね掛け用突起51が、他方のアーム48bにはロック爪 52が設けられている。ロック爪52は、ばね掛け用突起51に掛けられた引き コイルばね49により常時、回動軸50を支点として、円板カム40の周面53 に密接するように付勢され、円板カム40のカム溝47の一端に臨むと、それに 落ち込むように構成されている。
【0030】 左手8を離反位置でロックする場合は、左手8を回動コイルばね43に抗して 下げ、図5の矢印A方向に円板カム40を回動させることにより、上記ロック爪 52をカム溝47の一端に臨ませ、これに落ち込ませて、ロックする。また、こ のロックを解除する場合は、ロック解除ボタン33を押圧し、てこの原理を利用 して、ロック爪52をはね上げ、これをカム溝47から外して、上記ロックを解 除する。
【0031】 音出し機構37は、図5および図7に示すように、ベローズ笛54と、音出し ボタン32と、リンクアーム55と、前記ロック・アンロック機構36で使われ る円板カム40とから構成されている。
【0032】 ベローズ笛54は、メカボックス31の下部に配置され、前面が押圧されると 、内蔵の笛体から「チュ」というおしゃぶり音を出すように構成されている。音 出しボタン32は、前記U字形のロック・アンロックアーム48の両アーム48 a、48b腕に挟まれるように、メカボックス31の中央に配置されている。こ の音出しボタン32は、円筒形の本体56と、ベローズ笛54の前面まで延びる 押圧突起57と、本体56の裏側に付設された軸58を有し、この音出しボタン 32は押しコイルばね59により前方に付勢されている。そして、この音出しボ タン32は押圧されると、押圧突起57がベローズ笛54の前面を押圧し、おし ゃぶり音を発声させる。また、この音出しボタン32は、押しコイルばね59に より、押圧を解除すると元の位置に自動復帰するようになっている。
【0033】 リンクアーム55は、回動軸60から屈曲してベローズ笛54の前面まで延び る音出しレバー61と、回動軸60から円板カム40の裏面側まで延びる連動レ バー62とで一体に形成され、連動レバー62の先端には、緩やかな曲面で形成 された連動音出し爪63が設けられている。この連動音出し爪63は、上述した ロック・アンロックアーム48のロック爪52と同様に、引きコイルばね64に より円板カム40の周面53に密接するように付勢され、ロック爪52と連動音 出し爪63とで円板カム40を挟むように配設されている。そして、図8に示す ように、ロック爪52がカム溝47に落ち込んで、離反位置にあるときは、連動 音出し爪63はカム溝47から外れており(図8(a))、ロック爪52がカム 溝47から外れ、おしゃぶり位置にあるときには、連動音出し爪63はカム溝4 7に落ち込む(図8(b))ように配設されている。
【0034】 従って、図7および図8に示すように、ロック解除ボタン33が押されて、ロ ック・アンロックアーム48のロック爪52が円板カム40のカム溝47の一端 から外れて、ロックが解除されると、円板カム40は、回動コイルばね43の復 帰力により図5矢印A方向と逆方向に回動するとともに、左手8は上方(図5矢 印B方向)に回動し、左手8の親指2が口部5に吸着したときに、すなわち、お しゃぶり位置に達したときに、リンクアーム55の連動音出し爪63が円板カム 40のカム溝47の他端に落ち込み、音出しレバー61でベローズ笛54の前面 を押し、「チュ」というおしゃぶり音を出すように構成されている。
【0035】 ここで、図9を参照して、おしゃぶりアクション人形1の動作を説明する。
【0036】 同図(a)に示すように、この人形1は、常時は、外的な振動により、首振り 機構9が働いて、頭部4をゆらゆらさせている。
【0037】 また、同図(b)に示すように、この人形1は、その口部5に外部パーツのお しゃぶり3を近付けると、口部4とおしゃぶり3とにそれぞれ内蔵されたマグネ ット6、28の磁力吸引作用が働いて、おしゃぶり3に対して、最も磁力が強く 働く位置に口部4を向けるように頭部4を揺り動かし、さらに、おしゃぶり3が 近付くと、これを吸着する。すなわち、この人形1は、おしゃぶり3に反応して 、頭部4を揺り動かし、おしゃぶり3を欲しがる自然な動作をして、これを口部 5に含み、おしゃぶりアクションをすることができる。また、このとき、音出し ボタン32を押圧すれば、「チュ」というおしゃぶり音を出すことができる。
【0038】 さらに、同図(c)に示すように、この人形1は、腹部30のロック解除ボタ ン33を押すと、マグネット25を内蔵した左手8の親指2を頭部4に向かわせ る。また、人形1は、親指2が口部5に所定の位置まで近付くと、口部5と親指 2とのマグネット6、25の磁力吸引作用が働くために、頭部4を揺り動かし、 口部5を親指2の方に向ける。口部5と親指2とが、さらに接近すると、人形1 は、最も磁力が働く位置に口部5を動かし、これを吸着する。また、吸着と同時 に、ベローズ笛54が押圧され、「チュ」というおしゃぶり音が出る。すなわち 、この人形1は、自分で左手8の親指2を口部5に近付け、自然におしゃぶりを したがる動作をして、「チュ」というおしゃぶり音を出して左手8の親指2を口 部5に含み、おしゃぶりアクションをすることができる。
【0039】 このように、本実施例の赤ちゃんのおしゃぶりアクション人形1は、おしゃぶ り3に対して自然に欲しがる動作をし、これを口部5に含んだときに、「チュ」 とおしゃぶり音を出すことができる。また、自分の左手8の親指2を、自分の口 部5まで自分で持っていき、自然におしゃぶりをしたがる動作をし、これを口部 5に含み、しかも含んだときに、「チュ」とおしゃぶり音を出すことができる。 従って、おしゃぶりアクションを自然でリアルに、表現することができる。
【0040】 なお、本考案のおしゃぶりアクションは、本実施例では、人間の赤ちゃんに適 用しているが、例えば、これを他の動物の赤ちゃんに適用することも可能である 。また、人形の口部とおしゃぶり対象物との間で磁力吸引作用を働かせるために 、本実施例では、マグネットとマグネットとの組み合わせで行っているが、例え ば、これをマグネットと磁性体との任意の組み合わせで行ってもよい。この場合 、コスト面から考慮すれば、おしゃぶり対象物の点数が多いため、人形の口部に はマグネットを、おしゃぶり対象物にはより安価な磁性体を組み込むことが望ま しい。さらに、左手動作機構は、本実施例では、メカ的に動作させる機構である が、例えば、メカ機構の代わりに、空気圧を利用して動作させる機構にしてもよ く、また、メカ機構の代わりに、人形の左手を持って、左手の指を口部まで人為 的に運ぶ機構にすることもできる。また、本実施例では、磁力の吸引作用を利用 して、赤ちゃんの好きなおしゃぶりアクションを表現させているが、例えば、お しゃぶり対象物の他に、別途「嫌な物」を付加的に用意し、マグネット同士の反 発作用を利用して、「嫌な物」に対して首を振るというように、「いや、いや」 を表現させることもできる。その他、同様の機能を発揮させて、それぞれ任意に 適用させることができることは勿論である。また、本考案の趣旨を逸脱しない範 囲で、細部の構成を適宜変更することは可能である。
【0041】
【考案の効果】
以上詳述したように、本考案のおしゃぶりアクション人形は、赤ちゃんのおし ゃぶりアクションを自然でリアルに、しかも心あたたまるように表現できるとい う効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したおしゃぶりアクション人形の
外観図である。
【図2】実施例のおしゃぶりアクション人形に適用した
首振り機構の裁断側面図である。
【図3】実施例の首振り機構の分解斜視図である。
【図4】実施例の人形の胴体内部に組み込まれたメカボ
ックスの外観斜視図である。
【図5】実施例のメカボックスの内部の分解斜視図であ
る。
【図6】実施例の移動機構およびロック機構の概略正面
図(a)と概略側面図(b)である。
【図7】実施例の音出し機構の概略正面図(a)と概略
側面図(b)である。
【図8】実施例の離反位置(a)とおしゃぶり位置
(b)とを表したロック・アンロックアームと連動アー
ムのそれぞれの位置である。
【図9】実施例のおしゃぶりアクション人形の動作説明
図である。
【符号の説明】
1 おしゃぶりアクション人形 2 おしゃぶり指(左手の親指) 3 おしゃぶり 4 頭部 5 口部 6 マグネット(口部に内蔵) 7 胴体部 8 左手 9 首振り機構 25 マグネット(左手親指に内蔵) 28 マグネット(おしゃぶりに内蔵) 35 左手動作機構 36 ロック・アンロック機構 37 音出し機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A63H 31/08 E 33/26 A

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 首振り自在に構成された頭部を有する人
    形において、口部と、当該口部に対して離反可能なおし
    ゃぶり対象物との間に磁力吸引作用が働くように、前記
    口部および前記おしゃぶり対象物の少なくとも一方にマ
    グネットを、他方にマグネットまたは磁性体を組み込
    み、前記磁力吸引作用によって、おしゃぶりアクション
    を行わせるように構成したことを特徴とするおしゃぶり
    アクション人形。
  2. 【請求項2】 前記おしゃぶり対象物の少なくとも1つ
    が手の指であり、当該おしゃぶり対象物を離反位置でロ
    ックするロック機構と、当該ロックを解除するロック解
    除機構と、ロック解除時に、前記離反位置からおしゃぶ
    り位置まで前記おしゃぶり対象物を移動させる移動手段
    を含んで構成されたことを特徴とする請求項1に記載の
    おしゃぶりアクション人形。
  3. 【請求項3】 前記おしゃぶり対象物が前記口部に当設
    するのに連動してまたは単独でいつでも、おしゃぶり音
    を発声させる発声手段を備えたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載のおしゃぶりアクション人形。
JP1993043885U 1993-07-16 1993-07-16 おしゃぶりアクション人形 Expired - Fee Related JP2550925Y2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993043885U JP2550925Y2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 おしゃぶりアクション人形
GB9414102A GB2279885A (en) 1993-07-16 1994-07-13 Sucking action doll

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993043885U JP2550925Y2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 おしゃぶりアクション人形

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH079398U true JPH079398U (ja) 1995-02-10
JP2550925Y2 JP2550925Y2 (ja) 1997-10-15

Family

ID=12676167

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993043885U Expired - Fee Related JP2550925Y2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 おしゃぶりアクション人形

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2550925Y2 (ja)
GB (1) GB2279885A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6386937B1 (en) * 1999-10-01 2002-05-14 Mattel, Inc. Magnetically coupled toy apparatus
US7841920B2 (en) 2006-06-08 2010-11-30 Mattel, Inc, Crying toy dolls
US8382551B2 (en) 2009-11-30 2013-02-26 Mattel, Inc. Toy figure with motion features

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56139783A (en) * 1980-02-08 1981-10-31 Marvin Glass & Associates Moving doll
JPS61154997U (ja) * 1985-03-15 1986-09-26

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB670489A (en) * 1950-06-06 1952-04-16 Oscar Graham Improvements relating to toys
GB672523A (en) * 1950-08-04 1952-05-21 Jay V Zimmerman Company Improvements in toys
IT1006841B (it) * 1974-01-10 1976-10-20 Masi Loris De Metodo per la simulazione dei natu rali movimenti di succhiamento in una bambola o simile e bambola bam bolotto o simile attuante tale me todo
JPS575287U (ja) * 1980-06-07 1982-01-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56139783A (en) * 1980-02-08 1981-10-31 Marvin Glass & Associates Moving doll
JPS61154997U (ja) * 1985-03-15 1986-09-26

Also Published As

Publication number Publication date
GB9414102D0 (en) 1994-08-31
GB2279885A (en) 1995-01-18
JP2550925Y2 (ja) 1997-10-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4402158A (en) Toy employing governor to control rate of movement of movable member
US3959919A (en) Animated objects such as dolls, figured personages and the like
US6224456B1 (en) Doll having an arm movement mechanism using a rear-facing lever
US5236385A (en) Mechanical doll assembly capable of simulating sleep
US2633670A (en) Hand puppet
JP2519125Y2 (ja) 紐引き式ぜんまい玩具
US4033071A (en) Sucking doll with cheekflexing means operated by turning bottle
US5941750A (en) Doll having magnetically actuated functions
US4114313A (en) Combination doll and accessory articles
JPH079398U (ja) おしゃぶりアクション人形
US4179842A (en) Audible sound emitting toy
US5480340A (en) Crib toy having removable plush figure
US6123598A (en) Hand held doll having pullstring driven jaws
JP2538822Y2 (ja) 首振り機構
US4211030A (en) Space toy
US3900991A (en) Ventriloquist doll
JP2507705Y2 (ja) 人形玩具
GB2119264A (en) Animated doll, with rocking support
GB2267229A (en) Rocking toy.
JP2664040B2 (ja) 眼球駆動装置
US6537127B1 (en) Kissing doll
JPS6031982Y2 (ja) 子供用乗物
JPS6121104Y2 (ja)
WO2003035201A1 (en) Big mouth doll
JPH0533786U (ja) 動作玩具

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees