JP2550925Y2 - おしゃぶりアクション人形 - Google Patents

おしゃぶりアクション人形

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JP2550925Y2
JP2550925Y2 JP1993043885U JP4388593U JP2550925Y2 JP 2550925 Y2 JP2550925 Y2 JP 2550925Y2 JP 1993043885 U JP1993043885 U JP 1993043885U JP 4388593 U JP4388593 U JP 4388593U JP 2550925 Y2 JP2550925 Y2 JP 2550925Y2
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好造 長坂
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H3/00Dolls
    • A63H3/20Dolls with parts moved due to movements of other parts, e.g. limbs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H3/00Dolls
    • A63H3/24Drinking dolls; Dolls producing tears; Wetting dolls

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  • Toys (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、赤ちゃんのお
しゃぶりを表現するおしゃぶりアクション人形に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の人形は、頭部が人為的に
単独で動き、口を開いた赤ちゃん人形の口部に、おしゃ
ぶり対象物であるおもちゃのおしゃぶりやほ乳びんなど
の乳首を、単に人為的に挿入させて、保持させるように
構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のこの種の人形に
よれば、人がおしゃぶり対象物を、強制的に人形の開い
た口に挿入するだけなので、赤ちゃんの表情が表せてい
ないものである。また、頭部が動くにしても、人が手で
動かすという単純な動きであり、全体的に赤ちゃんのお
しゃぶりアクションとしては、実際の赤ちゃんの動作か
らはほど遠いものであり、かつ不自然なものである。
【0004】本考案は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、赤ちゃんの自然なアクショ
ン、特におしゃぶりをするときに見せるアクションをリ
アルに表現することができるおしゃぶりアクション人形
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、首振り自在に構成された頭部を有する人
形において、口部と、口部に対して離反可能なおしゃぶ
り対象物との間に磁力吸引作用が働くように、口部およ
びおしゃぶり対象物の少なくとも一方にマグネットを、
他方にマグネットまたは磁性体を組み込み、磁力吸引作
用によって、おしゃぶりアクションを行わせるように構
し、おしゃぶり対象物の少なくとも1つが手の指であ
り、手の指を離反位置でロックするロック機構と、ロッ
クを解除するロック解除機構と、ロック解除時に、離反
位置からおしゃぶり位置まで手の指を移動させる移動手
段を含んで構成されたことを特徴としている。
【0006】
【0007】さらに、おしゃぶり対象物が口部に当設す
るのに連動してまたは単独でいつでも、おしゃぶり音を
発声させる発声手段を備えたことが好ましい。
【0008】
【作用】請求項1に記載のおしゃぶりアクション人形に
よれば、おしゃぶり対象物が頭部に接近すると、口部と
おしゃぶり対象物との間に磁力吸引作用が働き、人形の
頭部がおしゃぶり対象物の方向に向き、おしゃぶり対象
物が口部に当する。したがって、人形は、頭を動か
し、欲しがる動作をして、おしゃぶりをするというリア
ルなおしゃぶりアクションを表現することができる。
た、おしゃぶり対象物の少なくとも1つが手の指である
ため、赤ちゃんが指をおしゃぶりするという日常的な動
作をリアルに表現することができる。さらに、移動手段
によって、おしゃぶりをする指を離反位置からおしゃぶ
り位置まで移動させることができるため、おしゃぶりを
する指を自分で口部に運ぶとともに、頭を動かし、欲し
がる動作をして、この指をおしゃぶりする。したがっ
て、頭と手の動きを連動させることにより、おしゃぶり
アクションを自然な動きでしかもリアルに表現すること
ができる。
【0009】
【0010】請求項に記載のおしゃぶりアクション人
形によれば、おしゃぶり対象物が口部に当したとき
に、これと連動してまたは単独でいつでも、おしゃぶり
音を発するため、視覚ばかりでなく聴覚にも訴えて、さ
らにリアルなおしゃぶりアクションを表現することがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の好ましい実施例を、図面を参
照して詳細に説明する。
【0012】図1に示すように、このおしゃぶりアクシ
ョン人形1は、いわゆる玩具の赤ちゃん人形であり、同
図には、おしゃぶりする指(親指=おしゃぶり対象物:
以下、親指という)2を有した人形玩具とおしゃぶり
(おしゃぶり対象物)3とが示されている。
【0013】このおしゃぶりアクション人形(以下、人
形という)1は、頭部4が首振り自在に、かつ、マグネ
ット25(図9)を内蔵した左手8の親指2が、マグネ
ット6(図2)を内蔵した口部5に対して接近および離
反可能に構成されいる。また、この人形1は、外部パー
ツとして、マグネット28(図9)を内蔵したおしゃぶ
り3を備えている。
【0014】そして、この人形1は、おしゃぶり3を人
形1の頭部4に近付けると、人形1の口部5がおしゃぶ
り3の方に向くように頭部4が揺れ動いて、人形1はお
しゃぶり3を欲しがる動作をする。おしゃぶり3を、さ
らに口部5に近付けると、おしゃぶり3が人形1の口部
5に吸着される。この際、人形1の胴体部7の上腹部を
押圧して、おしゃぶり音(「チュ」)を人形1から発音
させることができる。また、おしゃぶりを用いずに、胴
体部7の下腹部を押圧すると、左手8が頭部4に向かっ
てゆっくりと動き、その左手8の親指2が頭部4に近付
くと、人形1の口部5が左手8の親指2の方へ向くよう
に、頭部が揺れ動き、ついには、左手8の親指2が口部
5に吸着される。この際、おしゃぶり音が人形1から自
動的に発音される。なお、左手8は、人為的に元の位置
(離反位置)に復帰させることができる。また、おしゃ
ぶり音は、人形1の上腹部を押圧することにより、左手
8の動作とは別個に、いつでも発音させることができ
る。
【0015】次に、人形1の構成の詳細を説明する。
【0016】人形1は、赤ちゃん人形として構成され、
この人形1には、ベビー服が着せてある。この人形1は
胴体部7、頭部4、手部26および脚部27から構成さ
れ、頭部4が胴体部7に対して首振り自在に構成され、
左手8の先が頭部4に対して接近および離反可能に構成
されている。
【0017】頭部4は、図2に示すように、口部5にマ
グネット6を、下部に首振り機構9を内蔵している。こ
のうち、首振り機構9は、図2および図3に示すよう
に、首振り機構9を頭部4に支持する支持枠10と、支
持枠10に取り付けられた重りリング11と、支持枠1
0の中央を貫通するピボットシャフト12と、ピボット
シャフト12の外側に嵌まり合う揺り台13と、支持枠
10の上端を覆う支持枠カバー14と、支持枠カバー1
4の上部に配置されたピボット先端受け15と、ピボッ
ト先端受け15の上方に設けられたコイルばね16と、
コイルばね16を上方から抑える保護キャップ17とか
ら構成され、ピボットシャフト12の先端部には、胴体
部7に対する頭部4の脱落を防止するため、係止リング
(かな)21aが取り付けられている。なお、図2で
は、実際はピボットシャフト12に対して、頭部4が揺
り動くのであるが、都合上、頭部4に対してピボットシ
ャフト12が動いているように作図してある。
【0018】支持枠10はボウル状に形成され、その底
部には円形開口10aが設けられている。この円形開口
10aを画成する円形リム18の外側には、外向フラン
ジ18aが設けられ、このフランジ部分が頭部4に係合
されることにより、支持枠10は頭部4に固定される。
円形リム18の内面は、頭部4が揺動する際、ピボット
シャフト12の外周に当接し、その頭部4の揺動範囲を
規制するように機能する。また、支持枠10の内面は、
所定の曲率を持って構成され、そこには揺り台13が着
座するようになっている。
【0019】重りリング11はリング状に形成され、支
持枠10の外側に取り付けられている。この重りリング
11は、頭部4を安定化させる機能を有している。な
お、支持枠10をダイキャストなどの重い材質で構成す
る場合は、この重りリング11は省かれる。
【0020】ピボットシャフト12はその先端が尖った
円錐形に形成され、その先端には球面19が形成されて
いる。ピボットシャフト12の下端は胴体部7内で固定
されており、先端はピボット先端受け15に嵌入されて
いる。
【0021】揺り台13はカップ状に形成され、その底
面中央に円筒ボス20が立設されている。この円筒ボス
20の中央には、この円筒ボス20の軸に沿って貫通孔
21が形成されている。この貫通孔21にはピボットシ
ャフト12が貫通され、ピボットシャフト12の先端部
に後付けされた係止リング(かな)21aによって、揺
り台13はピボットシャフト12に取り付けられる。な
お、揺り台13は、支持枠10内にすっぽり入るような
大きさに構成され、揺り台13の外面は、前記支持枠1
0の内面と同じ曲率になるように構成されている。その
結果、頭部4の揺動に伴い、揺り台13の外面に対して
支持枠10が摺り動くことになる。
【0022】支持枠カバー14は、支持枠10の上端を
覆うことができるようにお椀の蓋状に形成され、上面中
央には、ピボット先端受け15を内蔵する円筒収納部2
2が設けられている。この円筒収納部22の貫通孔22
aには内向フランジ22bが形成され、この内向フラン
ジ22bにピボット先端受け15が着座するようになっ
ている。
【0023】ピボット先端受け15は、ほぼ円柱状に形
成され、上面中央には、コイルばね16の一端を掛止す
る円筒状の小凸部23が上方に突出するように設けられ
ている。ピボット先端受け15の内部には、上端に向け
て搾まるような円錐状の凹部15aが形成されている。
この凹部15aの底部には、ピボットシャフト12の先
端の球面19が接触している。
【0024】コイルばね16は、保護キャップ17とピ
ボット先端受け15との間に装着されている。コイルば
ね16は、上からまたは横からの過度な力に対して、そ
の衝撃や曲げ応力を吸収して、ピボットシャフト12の
先端を保護する機能を有している。
【0025】保護キャップ17は、裁頭円錐形状かつ中
空に形成され、支持枠カバー14の円筒収納部22の外
側に嵌入されている。保護キャップ17の内部上端に
は、コイルばね16の一端を掛止する小凸部24が下方
に突出するように設けられている。保護キャップ17
は、コイルばね16を上方から抑え、コイルばね16を
介して、ピボット先端受け15を下方に付勢している。
【0026】胴体部7は、左手8の親指2にマグネット
25(図9)を、腹部30にメカボックス31を内蔵し
ている。このうち、メカボックス31の前面には、図4
に示すように、音出しボタン32と、左手動作用のロッ
ク解除ボタン33とがそれぞれ上下に設けられ、メカボ
ックス31の上面中央部位からピボットシャフト12が
突設し、右側面上部には人形1の左手基端34が取り付
けられている。
【0027】メカボックス31の内部には、図5に示す
ように、左手を離反位置からおしゃぶり位置まで動作さ
せる左手動作機構(移動手段)35と、左手動作機構3
5を離反位置で一時ロックおよびアンロックするロック
・アンロック機構36(ロック機構とアンロック機構と
が一体となっている)と、おしゃぶり位置で音を出す音
出し機構(発声手段)37とが配設されている。
【0028】左手動作機構35は、図5および図6に示
すように、メカボックス31の上部に配設され、一端が
左手基端34に連結された回動シャフト38を動作させ
るための回動コイルばね43と、その動作速度を調整す
るための調速手段41とから構成されている。このう
ち、回動コイルばね43は、回動シャフト38に固着さ
れた円板42の周方向に巻き付けられ、一端が円板42
のボス42aに、他端がメカボックス31内の固定部
(図示せず)に掛けられている。そして、この回動コイ
ルばね43は、左手8をおしゃぶり位置から離反する方
向に動かすことにより復帰力がチャージされ、おしゃぶ
り位置方向に左手8を付勢する機能を有している。一
方、調速手段41は、大小2枚の減速ギア44、45を
介して、前記回動シャフト38に連結されている。この
調速手段41はガバナ機構46から構成されている。
【0029】ロック・アンロック機構36は、図5およ
び図6に示すように、前記回動シャフト38に同軸的に
取り付けられた円板カム40と、メカボックス31の上
下方向中間部で軸支されたロック・アンロックアーム4
8と、引きコイルばね49と、ロック解除ボタン33と
で構成されている。円板カム40には、その円周のほぼ
半分にカム溝47が形成されている。そして、円板カム
40は、離反位置とおしゃぶり位置との間を、回動コイ
ルばね43の復帰力によって回動するようになってい
る。ロック・アンロックアーム48は、U字形に形成さ
れ、基部の上面には、左手動作用のロック解除ボタン3
3が突設されている。そして、ロック・アンロックアー
ム48の上下方向中間部には、4本の回動軸50、5
0、50、50が側方に突出して設けられている。ま
た、ロック・アンロックアーム48の一方のアーム48
aにはばね掛け用突起51が、他方のアーム48bには
ロック爪52が設けられている。ロック爪52は、ばね
掛け用突起51に掛けられた引きコイルばね49により
常時、回動軸50を支点として、円板カム40の周面5
3に密接するように付勢され、円板カム40のカム溝4
7の一端に臨むと、それに落ち込むように構成されてい
る。
【0030】左手8を離反位置でロックする場合は、左
手8を回動コイルばね43に抗して下げ、図5の矢印A
方向に円板カム40を回動させることにより、上記ロッ
ク爪52をカム溝47の一端に臨ませ、これに落ち込ま
せて、ロックする。また、このロックを解除する場合
は、ロック解除ボタン33を押圧し、てこの原理を利用
して、ロック爪52をはね上げ、これをカム溝47から
外して、上記ロックを解除する。
【0031】音出し機構37は、図5および図7に示す
ように、ベローズ笛54と、音出しボタン32と、リン
クアーム55と、前記ロック・アンロック機構36で使
われる円板カム40とから構成されている。
【0032】ベローズ笛54は、メカボックス31の下
部に配置され、前面が押圧されると、内蔵の笛体から
「チュ」というおしゃぶり音を出すように構成されてい
る。音出しボタン32は、前記U字形のロック・アンロ
ックアーム48の両アーム48a、48b腕に挟まれる
ように、メカボックス31の中央に配置されている。こ
の音出しボタン32は、円筒形の本体56と、ベローズ
笛54の前面まで延びる押圧突起57と、本体56の裏
側に付設された軸58を有し、この音出しボタン32は
押しコイルばね59により前方に付勢されている。そし
て、この音出しボタン32は押圧されると、押圧突起5
7がベローズ笛54の前面を押圧し、おしゃぶり音を発
声させる。また、この音出しボタン32は、押しコイル
ばね59により、押圧を解除すると元の位置に自動復帰
するようになっている。
【0033】リンクアーム55は、回動軸60から屈曲
してベローズ笛54の前面まで延びる音出しレバー61
と、回動軸60から円板カム40の裏面側まで延びる連
動レバー62とで一体に形成され、連動レバー62の先
端には、緩やかな曲面で形成された連動音出し爪63が
設けられている。この連動音出し爪63は、上述したロ
ック・アンロックアーム48のロック爪52と同様に、
引きコイルばね64により円板カム40の周面53に密
接するように付勢され、ロック爪52と連動音出し爪6
3とで円板カム40を挟むように配設されている。そし
て、図8に示すように、ロック爪52がカム溝47に落
ち込んで、離反位置にあるときは、連動音出し爪63は
カム溝47から外れており(図8(a))、ロック爪5
2がカム溝47から外れ、おしゃぶり位置にあるときに
は、連動音出し爪63はカム溝47に落ち込む(図8
(b))ように配設されている。
【0034】従って、図7および図8に示すように、ロ
ック解除ボタン33が押されて、ロック・アンロックア
ーム48のロック爪52が円板カム40のカム溝47の
一端から外れて、ロックが解除されると、円板カム40
は、回動コイルばね43の復帰力により図5矢印A方向
と逆方向に回動するとともに、左手8は上方(図5矢印
B方向)に回動し、左手8の親指2が口部5に吸着した
ときに、すなわち、おしゃぶり位置に達したときに、リ
ンクアーム55の連動音出し爪63が円板カム40のカ
ム溝47の他端に落ち込み、音出しレバー61でベロー
ズ笛54の前面を押し、「チュ」というおしゃぶり音を
出すように構成されている。
【0035】ここで、図9を参照して、おしゃぶりアク
ション人形1の動作を説明する。
【0036】同図(a)に示すように、この人形1は、
常時は、外的な振動により、首振り機構9が働いて、頭
部4をゆらゆらさせている。
【0037】また、同図(b)に示すように、この人形
1は、その口部5に外部パーツのおしゃぶり3を近付け
ると、口部4とおしゃぶり3とにそれぞれ内蔵されたマ
グネット6、28の磁力吸引作用が働いて、おしゃぶり
3に対して、最も磁力が強く働く位置に口部4を向ける
ように頭部4を揺り動かし、さらに、おしゃぶり3が近
付くと、これを吸着する。すなわち、この人形1は、お
しゃぶり3に反応して、頭部4を揺り動かし、おしゃぶ
り3を欲しがる自然な動作をして、これを口部5に含
み、おしゃぶりアクションをすることができる。また、
このとき、音出しボタン32を押圧すれば、「チュ」と
いうおしゃぶり音を出すことができる。
【0038】さらに、同図(c)に示すように、この人
形1は、腹部30のロック解除ボタン33を押すと、マ
グネット25を内蔵した左手8の親指2を頭部4に向か
わせる。また、人形1は、親指2が口部5に所定の位置
まで近付くと、口部5と親指2とのマグネット6、25
の磁力吸引作用が働くために、頭部4を揺り動かし、口
部5を親指2の方に向ける。口部5と親指2とが、さら
に接近すると、人形1は、最も磁力が働く位置に口部5
を動かし、これを吸着する。また、吸着と同時に、ベロ
ーズ笛54が押圧され、「チュ」というおしゃぶり音が
出る。すなわち、この人形1は、自分で左手8の親指2
を口部5に近付け、自然におしゃぶりをしたがる動作を
して、「チュ」というおしゃぶり音を出して左手8の親
指2を口部5に含み、おしゃぶりアクションをすること
ができる。
【0039】このように、本実施例の赤ちゃんのおしゃ
ぶりアクション人形1は、おしゃぶり3に対して自然に
欲しがる動作をし、これを口部5に含んだときに、「チ
ュ」とおしゃぶり音を出すことができる。また、自分の
左手8の親指2を、自分の口部5まで自分で持ってい
き、自然におしゃぶりをしたがる動作をし、これを口部
5に含み、しかも含んだときに、「チュ」とおしゃぶり
音を出すことができる。従って、おしゃぶりアクション
を自然でリアルに、表現することができる。
【0040】なお、本考案のおしゃぶりアクションは、
本実施例では、人間の赤ちゃんに適用しているが、例え
ば、これを他の動物の赤ちゃんに適用することも可能で
ある。また、人形の口部とおしゃぶり対象物との間で磁
力吸引作用を働かせるために、本実施例では、マグネッ
トとマグネットとの組み合わせで行っているが、例え
ば、これをマグネットと磁性体との任意の組み合わせで
行ってもよい。この場合、コスト面から考慮すれば、お
しゃぶり対象物の点数が多いため、人形の口部にはマグ
ネットを、おしゃぶり対象物にはより安価な磁性体を組
み込むことが望ましい。さらに、左手動作機構は、本実
施例では、メカ的に動作させる機構であるが、例えば、
メカ機構の代わりに、空気圧を利用して動作させる機構
にしてもよく、また、メカ機構の代わりに、人形の左手
を持って、左手の指を口部まで人為的に運ぶ機構にする
こともできる。また、本実施例では、磁力の吸引作用を
利用して、赤ちゃんの好きなおしゃぶりアクションを表
現させているが、例えば、おしゃぶり対象物の他に、別
途「嫌な物」を付加的に用意し、マグネット同士の反発
作用を利用して、「嫌な物」に対して首を振るというよ
うに、「いや、いや」を表現させることもできる。その
他、同様の機能を発揮させて、それぞれ任意に適用させ
ることができることは勿論である。また、本考案の趣旨
を逸脱しない範囲で、細部の構成を適宜変更することは
可能である。
【0041】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案のおしゃぶ
りアクション人形は、赤ちゃんのおしゃぶりアクション
を自然でリアルに、しかも心あたたまるように表現でき
るという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したおしゃぶりアクション人形の
外観図である。
【図2】実施例のおしゃぶりアクション人形に適用した
首振り機構の裁断側面図である。
【図3】実施例の首振り機構の分解斜視図である。
【図4】実施例の人形の胴体内部に組み込まれたメカボ
ックスの外観斜視図である。
【図5】実施例のメカボックスの内部の分解斜視図であ
る。
【図6】実施例の移動機構およびロック機構の概略正面
図(a)と概略側面図(b)である。
【図7】実施例の音出し機構の概略正面図(a)と概略
側面図(b)である。
【図8】実施例の離反位置(a)とおしゃぶり位置
(b)とを表したロック・アンロックアームと連動アー
ムのそれぞれの位置である。
【図9】実施例のおしゃぶりアクション人形の動作説明
図である。
【符号の説明】
1 おしゃぶりアクション人形 2 おしゃぶり指(左手の親指) 3 おしゃぶり 4 頭部 5 口部 6 マグネット(口部に内蔵) 7 胴体部 8 左手 9 首振り機構 25 マグネット(左手親指に内蔵) 28 マグネット(おしゃぶりに内蔵) 35 左手動作機構 36 ロック・アンロック機構 37 音出し機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A63H 31/08 A63H 31/08 E

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 首振り自在に構成された頭部を有する人
    形において、口部と、当該口部に対して離反可能なおし
    ゃぶり対象物との間に磁力吸引作用が働くように、前記
    口部および前記おしゃぶり対象物の少なくとも一方にマ
    グネットを、他方にマグネットまたは磁性体を組み込
    み、前記磁力吸引作用によって、おしゃぶりアクション
    を行わせるように構成し、 前記おしゃぶり対象物の少なくとも1つが手の指であ
    り、当該手の指を離反位置でロックするロック機構と、
    当該ロックを解除するロック解除機構と、ロック解除時
    に、前記離反位置からおしゃぶり位置まで前記手の指を
    移動させる移動手段を含んで構成されたことを 特徴とす
    るおしゃぶりアクション人形。
  2. 【請求項2】 前記おしゃぶり対象物が前記口部に当接
    するのに連動してまたは単独でいつでも、おしゃぶり音
    を発声させる発声手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載のおしゃぶりアクション人形。
JP1993043885U 1993-07-16 1993-07-16 おしゃぶりアクション人形 Expired - Fee Related JP2550925Y2 (ja)

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JP1993043885U JP2550925Y2 (ja) 1993-07-16 1993-07-16 おしゃぶりアクション人形
GB9414102A GB2279885A (en) 1993-07-16 1994-07-13 Sucking action doll

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