JPH0643722Y2 - ドライブロボット用アクチュエータの取付治具 - Google Patents

ドライブロボット用アクチュエータの取付治具

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JPH0643722Y2
JPH0643722Y2 JP14886789U JP14886789U JPH0643722Y2 JP H0643722 Y2 JPH0643722 Y2 JP H0643722Y2 JP 14886789 U JP14886789 U JP 14886789U JP 14886789 U JP14886789 U JP 14886789U JP H0643722 Y2 JPH0643722 Y2 JP H0643722Y2
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seat
actuator
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mounting
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光明 栗田
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、ドライブロボットのアクチュエータを供試車
両内に固定するドライブロボット用アクチュエータの取
付治具に関するものである。
B.考案の概要 本考案は、シャシーダイナモメータ上で供試車両を自動
運転させる際に、供試車両内にドライブロボット用アク
チュエータを固定させる取付治具において、 アクチュエータ取付用座板を供試車両の座席に載置した
状態で、その後端を座席と背もたれで挟持するとともに
前端を固定部材で座席に締め付けて固定することによ
り、床スペースに関係なく各種供試車両に容易に取り付
けることができるとともに、実車運転状態に近い運転を
実現し得るようにしたものである。
C.従来の技術 ドライブロボットは、供試車両をシャシーダイナモメー
タ上で自動運転させ、各種性能試験および耐久試験等を
行うシステムである。また、実車状態で一度人間が運転
し、その状態をデータレコーダ等へ記録してプログラム
を作成し、このプログラムに基づいて発進,加速,変速
などのミッションの操作を自動的に行うドライブシミュ
レータにもドライブロボットが用いられている。このド
ライブロボットは、例えばアクセルペダルにアタッチメ
ントを介してアクセル用アクチュエータの出力アームを
連結し、この出力アームの回動によりアクセルペダルを
押圧操作できるようにしたものである。この他にクラッ
チペダルまたは変速レバーを操作するドライブロボット
用アクチュエターがある。
この種のアクチュエータを供試車両の床に載置して運転
すると、アクチュエータの出力アームを支点にしてX線
方向とY軸方向に反作用の力が働く。この反作用の力に
よりアクチュエータは浮き上がり後方へと押しやられる
ために、操作対象となるペダル等に出力アームの駆動力
が十分に伝わらないことがある。そこで、アクチュエー
タを供試車両内に固定して、アクチュエータの運転を安
定させる必要がある。
従来、第3図,第4図に示すように各種アクチュエータ
を運転席または助手席の床に固定する取付治具がある。
この取付治具は、アクセル用アクチュエータ31とクラッ
チ用アクチュエータ32または変速レバー用アクチュエー
タ33を蝶ねじ等で固定するためのねじ孔(図中では省略
してある)を多数設けた座板34と、この座板34の先端部
をステアリングコラムまたはダッシュボード下面等に固
定させるターンバックル式ジャッキボルト35と、座板34
の後端部を座席の下部に固定させる固定金具36,37と、
座板34を水平に保つ4個のジャッキボルト38により構成
されている。この取付治具は、供試車両の運転席39およ
び助手席40の床スペースがメーカおよび車種により異な
ることから、できるだけ多くの車種に供用できるように
座板34に多数のねじ孔を設けたり、ターンバックル式ジ
ャッキボルト35や固定金具36,37に調整代を設けてい
る。なお、図中の二点鎖線は供試車両を示しており、41
はアクセルペダル、42はブレーキパダル、43はクラッチ
ペダル、44は変速レバー、45はハンドル、46は車体であ
る。
一方、ドライブロボットを用いて定常寿命試験または加
速寿命試験等を行う際には、任意の運転条件において異
常または不快な振動騒音が発生しないか、または所定の
負荷サイクルの後に異常が発生しないかを評価するため
に振動騒音試験が同時に行われている。
D.考案が解決しようとする課題 従来技術にように座板34をターンバックル式ジャッキボ
ルト35および固定金具36,37等の金具類を用いて供試車
両内に固定すると、車種により運転席39および助手席40
の床スペースが異なるため、全ての車種に供用できるよ
うに金具類の調整代を大きく設定するには限度がある。
このため、汎用性のある金具類を数種類用意しなければ
ならず、製品コストが高く付くとともに、部品の保管,
管理が煩雑になる。しかも、各車種ごとに各種金具類の
調整代が異なるために、金具の交換および調整が面倒に
なる。特に、運転席床スペースの狭い車種においては、
座席を取り外した後に、その取付孔等を利用して座板を
固定しなければならないため、座席の着脱作業に多大の
時間を要する。
また、アクチュエータを供試車両の床に直接取り付ける
と、アクチュエータから発生する振動が車体に直に伝わ
り供試車両の振動系が実車状態(人が車両を運転してい
る状態)と異なるために、振動騒音試験を行う際に供試
車両の振動騒音を正確に評価することができなかった。
本考案は、上記問題点に着目してなされたもので、取り
付けが容易で運転席および助手席の床スペースに関係な
く各種車両に供用でき、かつ車両振動への影響の少ない
実車運転状態に近い運転を実現し得る実用性に優れたド
ライブロボット用アクチュエータの取付治具を提供する
ことを目的とする。
E.課題を解決するための手段 本考案は、上記の目的を達成するために、供試車両の前
方に設置された座席上に載置され後端が座席と背もたれ
により挟持されるアクチュエータ取付用座板と、上記座
席に締め付けて上記座板の前端を固定する固定部材によ
りドライブ用アクチュエータの取付治具を構成する。
F.作用 アクチュエータ取付用座板の後端を座席と背もたれで挟
持せしめ、その座板の先端を固定部材を用いて座席に締
め付けると、アクチュエータ取付用座板は座席上に固定
される。また、アクチュエータを座席の上に搭載する
と、アクチュエータから発生した振動は緩衝材の役割を
果たす座席によってはほとんど吸収されてしまう。
G.実施例 以下、本考案を第1図,第2図に示す実施例に基づいて
説明する。
第1図および第2図は本考案に係る取付治具の一実施例
を示す供試車両内に取付けた状態を示す平面図と右側面
図である。本図において1,2は供試車両3の前方に設置
された運転席と助手席で、その運転席1と助手席2の座
席1a,2a上に本考案に係る取付治具4が取付けられてい
る。この取付治具4は、アクセル用アクチュエータ5お
よびクラッチ用アクチュエータ6を搭載する第1の座板
4aと、変速レバー用アクチュエータ7を搭載する第2の
座板4bとからなる。第1の座板4aは、座席1aまたは2a上
に載置する際、その後端が座席1aまたは2aと背もたれ1b
または2bにより挟持されるように座席1aまたは2aの奥行
きより長く、かつ座席1aまたは2aの幅よりも狭い矩形状
に形成されている。この第1の座板4aの先端にアングル
プレート4cを垂下させL字形のステー4dで固定する。そ
のアングルプレート4cの下端には、座板4aより幅広の第
2の座板4bがほぼ水平に連結されている。また、本図で
は省略してあるが、上述の第1の座板4aにはアクセル用
アクチュエータ5およびクラッチ用アクチュエータ6を
蝶ねじ等で任意の位置に固定できるように多数のねじ孔
が設けられている。ただし、アクセル用アクチュエータ
5を第1の座板4aに安定に固定するためにサポートプレ
ート8を用いる。同様に、上述の第2の座板4bにも変速
レバー用アクチュエータ7を蝶ねじ等で固定するための
ねじ孔が多数設けられている。
9は、運転席1または助手席2の座席1a,2aの周囲に巻
装して締め付けることにより、第1の座板4aの前端を固
定するためのラッシングベルトである。
まお、図中の二点鎖線は供試車両3を示しており、10は
アクセルペダル、11はブレーキペダル、12はクラッチペ
ダル、13は変速レバー、14はハンドル、15は車体であ
る。
次に、上述の取付治具4を用いて、アクセル用アクチュ
エータ5とクラッチ用アクチュエータ6を供試車両3の
運転席2に取り付ける方法について説明する。
まず、運転席1の背もたれ1bを後方に倒した状態で、座
席1aの上に取付治具4を載置し、第1の座板4aの後端を
座席1aと背もたれ1bとの間隙に差し込む。その後、ラッ
シングベルト9をアングルプレート4cの上から座席1aの
周囲に巻き付けて締着させ、第1の座板4aの前端を座席
1aに固定する。そして、背もたれ1bを起こし、第1の座
板4aの後端を座席1aと背もたれ1bにより挟持して固定す
る。この状態で第1の座板4aの上にアクセル用アクチュ
エータ5およびクラッチ用アクチュエータ6を任意の位
置に蝶ねじ等を用いて固定し、アクセル用アクチュエー
タ5およびクラッチ用アクチュエータ6の各出力アーム
5a,6aに取り付けられた操作ロッド5b,6bをアタッチメン
トを介してアクセルペダル10およびクラッチペダル12に
連結する。このとき、座席1aを前後方向にスライドさせ
ることにより、アクセル用アクチュエータ5およびクラ
ッチ用アクチュエータ6の取り付け位置を大幅に調整す
ることができる。
同様にして助手席2の上に取付治具4を固定し、その第
2の座板4bの上に変速レバー用アクチュエータ7を任意
の位置に蝶ねじ等を用いて固定する。
したがって、このような構成によれば、第1の座板4aの
後端を座席1a,2aと背もたれ1b,2bで挟持し、アングルプ
レート4cの上からラッシングベルト9を座席1a,2aの周
囲に巻装し締め付けるだけで、運転席1,助手席2の上に
取付治具4を容易に取り付けることができる。しかも、
座席1a,2aを前後方向にスライドさせることにより、ア
クチュエータ5〜7に取り付け位置を大幅に調整するこ
とができるため、従来技術で述べたような固定金具の交
換およびその面倒な調整が不要となり、アクチュエータ
5〜7の取付作業時間を著しく短縮することができると
ともに、殆どの車種に供用でき大変に便利である。特
に、運転席および助手席の床スペースが狭い車種におい
ては、座席を取り外さないで取り付けることができるた
め、アクチュエータ5〜7の取付時間を大幅に短縮する
ことができる。
また、アクチュエータ5〜7を座席1a,2aの上に固定す
ることにより、座席1a,2aが緩衝材の役割を果たし、ア
クチュエータ5〜7から発生する振動をほぼ吸収するこ
とができるため、振動騒音試験を行う際に車両振動への
影響が極めて少なくなり、これにより供試車両の振動騒
音を正確に評価することができる。しかも、運転席1の
座席1aにアクセル用アクチュエータ5およびクラッチ用
アクチュエータ6を取り付けることにより、人間が運転
する状態とほぼ同一の条件で運転させることができるた
め、実車運転状態により近い運転を実現することができ
る。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
要旨を変更しない範囲において種々変形して実施するこ
とができる。
例えば、上記実施例ではアクチュエータ取付用座板の前
端を座席に締め付け固定する固定部材としてラッシング
ベルトを用いたが、両端部にフック面とループ面からな
るベルベットファスナーを取り付けたベルトや万力等を
用いて締め付け固定することもできる。
H.考案の効果 以上述べたように、本考案によれば、アクチュエータ取
付用座板の後端を座席と背もたれで挟持し、その座板の
先端を固定部材を用いて座席に締め付けて固定するだけ
で、アクチュエータ取付用座板を容易に取り付けること
ができる。しかも、座席をスライドさせることによって
アクチュエータの取り付け位置を大幅に調整することが
できるために、従来のように特別な調整金具を用いなく
とも殆どの車種に共用することができるとともに、面倒
な金具の交換や調整をなくしアクチュエータの取付時間
を大幅に短縮することができる。
また、アクチュエータを座席の上に搭載すると、実車運
転状態により近い運転を実現することができ、かつアク
チュエータから発生する振動を座席で吸収し車両振動へ
の影響を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る取付治具の一実施例
の使用状態を例示したもので、第1図は平面図を示し、
第2図は右側面図を示す。第3図および第4図は従来の
ドライブロボット用アクチュエータの取付治具の使用状
態を例示したもので、第3図は平面図を示し、第4図は
右側面図を示す。 1…運転席、2…助手席、1a,2a…座席、1b,2b…背もた
れ、3…供試車両、4…取付治具、4a…第1の座板、4b
…第2の座板、4c…アングルプレート、4d…ステー、5
…アクセル用アクチュエータ、6…クラッチ用アクチュ
エータ、5a,6a…出力アーム、5b,6b…操作ロッド、7…
変速レバー用アクチュエータ、8…サポートプレート、
9…ラッシングベルト、10…アクセルペダル、11…ブレ
ーキペダル、12…クラッチペダル、13…変速レバー、14
…ハンドル、15…車体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】供試車両の前方に設置された座席上に載置
    され後端が座席と背もたれにより挟持されるアクチュエ
    ータ取付用座板と、上記座席に締め付けて上記座板の前
    端を固定する固定部材とを具備したことを特徴とするド
    ライブロボット用アクチュエータの取付治具。
JP14886789U 1989-12-25 1989-12-25 ドライブロボット用アクチュエータの取付治具 Expired - Lifetime JPH0643722Y2 (ja)

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JP14886789U JPH0643722Y2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 ドライブロボット用アクチュエータの取付治具

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Publication Number Publication Date
JPH0388140U JPH0388140U (ja) 1991-09-09
JPH0643722Y2 true JPH0643722Y2 (ja) 1994-11-14

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JP14886789U Expired - Lifetime JPH0643722Y2 (ja) 1989-12-25 1989-12-25 ドライブロボット用アクチュエータの取付治具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010164312A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Akebono Brake Ind Co Ltd シート取付機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010164312A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Akebono Brake Ind Co Ltd シート取付機構

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JPH0388140U (ja) 1991-09-09

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