JP3873655B2 - 座席搭載形ドライブロボットのバケットシートへの固定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、座席搭載型ドライブロボットのバケットシート(スポーツ車のシート)への固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は特開平8−261883号において本出願人が提案した座席搭載型ドライブロボットの固定装置を示し、1は座部1aとシートバック1bからなる運転席、2は座部1a上に載置されたシートフレームであり、座部1aの前端と係止する湾曲した係止部2aを有している。3は運転者を模擬したものであり、4はシートフレーム2に取り付けられたミッションフレーム、5はミッションフレーム4上に取り付けられたミッションアクチュエータ、6はハンドル11に取り付けられたイグニッションアクチュエータ、9はアクセル、クラッチ、ブレーキの各アクチュエータであり、シートフレーム2に取り付けられている。12はシートフレーム2上にピン13を介して回動自在に設けられたシートクランプジャッキであり、左右一対設けられており、前後方向に移動する移動部12aと、移動部12aを移動させるハンドル12bを有している。12cは移動部12aの後端に形成されたリング部であり、リング部12cには固定治具14が連結される。固定治具14のフックバー部15は二手に分かれて座部1aとシートバック1bとの間の隙間を通り、後端にはシートクランプ部17が回動自在に連結される。
【0003】
ミッションアクチュエータ5は車両のミッションレバーを操作し、アクチュエータ9はアクセル、ブレーキ、クラッチを操作し、イグニッションアクチュエータ6はスタータキーを操作してエンジンの始動、停止を行う。シートフレーム2の固定に際しては、固定治具14のシートクランプ部17をフックバー部15に対して直角とするとともに、ハンドル12bの回転により移動部12aを前方へ移動させ、シートフレーム2の係止部2aを座部1aの前端と係止させるとともに、シートクランプ部17をシートバック1bの後側と係止させる。このように、シートフレーム2は、人間が車内で体を保持するために背中やひざの裏を使うように運転席1に設置され、車両の種類、室内の形状、装備の差等により影響を受けない。
【0004】
又、特許第2573119号においては、自動車運転用ロボットを運転席上にベルトで固定するものが示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図7(a),(b)はスポーツ車に多く使用されているバケットシート18の斜視図及び側面図を示し、また図8は他の種類のバケットシート19の側面図を示し、バケットシート18,19は人体が密着するように作られており、座部18a,19aとシートバック18b,19bとは一体に作られ、その間に隙間がない。なお、バケットシート18は座部18aとシートバック18bとの間に切れ込み部18cを有するが、バケットシート19は座部19aとシートバック19bとの間に切れ込み部がない、もしくはあっても深くない。又、バケットシート18,19は座部18a,19a及びシートバック18b,19bの両側に突出した縁部18d,19cを有する。
【0006】
上記したように、運転席がバケットシート18,19の場合、座部18a,19aとシートバック18b,19bとの間に隙間がないために図6に示した従来のドライブロボットをバケットシート18,19に固定することができず、試験を行うことができなかった。そこで、バックシート18,19を他車種の座席と交換する必要があり、その取付代を得るために車内を改造しなければならず、また外したバケットシート18,19の保守も容易でなかった。
【0007】
又、ドライブロボットを運転席上にベルトを用いて固定した場合、ドライブロボットは重量が重く、車両試験の際には短時間でのペダルの踏込やギヤチェンジなどによりドライブロボットには大きな負荷が加わるため、ベルトではドライブロボットを支えきれなくなり、ドライブロボットがふらつくこととなり、車両試験の測定精度に悪影響を及ぼした。
【0008】
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、運転席がバケットシートのスポーツ車両の走行試験を容易にかつ正確に行うことができる座席搭載形ドライブロボットのバケットシートへの固定装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る座席搭載形ドライブロボットのバケットシートへの固定装置は、シートフレームに設けられ、座部の前端と係止する係止部と、シートフレームに回動自在に取り付けられ、前後方向に移動するとともに所定位置で係止される移動部を有するシートクランプジャッキと、閉端状に形成されるとともに、座部の縁部に沿って折曲される折曲部を有し、シートバックに上方から挿入されて座部とシートバックの中間部分に配置され、折曲部の先端が移動部と連結される固定治具を設けたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施形態1
以下、この発明の実施の形態を図面とともに説明する。図1はこの発明の実施形態1による座席搭載型ドライブロボットの固定装置を含む正面図、図2は固定治具をバケットシートへ装着した状態の斜視図である。図において、20は閉端状に形成された固定治具であり、バケットシート18のシートバック18bに上方から挿入され、座部18aとシートバック18bの中間部分即ち切れ込み部18cの位置に配置される。そして、移動部12aの後端のリング部12cが固定治具20の前端に連結される。その他の構成は従来と同様である。
【0011】
上記構成において、ハンドル12bを回転させて移動部12aを前方へ移動させると、シートフレーム2の係止部2aが座部18aの前端と係止され、また固定治具20の後端がバケットシート18の後側と係合し、シートフレーム2及びシートフレーム2上に設けられたアクチュエータ5,9等はバケットシート18にしっかりと固定される。このため、スポーツ車両の走行試験を容易に正確に行うことができる。又、固定治具20はシートバック18bに上方から挿入するだけであるから、作業性がよい。
【0012】
なお、実施形態1においては、座部18aとシートバック18bとの間の内側に切れ込み部18cを有するバケットシート18に座席搭載形ドライブロボットを固定する場合に適用したが、切れ込み部がない、あるいは深くないバケットシート19に座席搭載形ドライブロボットを固定する場合にも適用することができる。
実施形態2
図3はこの発明の実施形態2による座席搭載形ドライブロボットの固定装置を含む正面図、図4は固定治具をバケットシートに装着した状態を示す斜視図である。図において、21は閉端状に形成された固定治具であり、バケットシート19の座部19aの縁部19cに沿うよう折曲された折曲部21aを有する。固定治具21はバケットシート19のシートバック19bに上方から挿入されて座部19aとシートバック19bとの中間部分に配置され、縁部19cに沿うよう折曲された折曲部21aの先端にシートクランプジャッキ12の移動部12aの後端のリング部12cが連結される。その他の構成は従来と同様である。
【0013】
上記構成において、ハンドル12bを回転させて移動部12aを前方へ移動させると、シートフレーム2の係止部2aが座部19aの先端と係止され、図5の矢印22に示すように、固定治具21の折曲部21aの先端が斜め上方の前方へ引っ張られ、このため固定治具21の前側部分21bが矢印23に示すようにシートバック19bの縁部19cに押し付けられ、シートフレーム2等はバケットシート19にしっかりと固定される。このため、スポーツ車両の走行試験を容易に正確に行うことができ、また固定治具21はシートバック19bに上方から挿入するだけであるから、作業性がよい。
【0014】
【発明の効果】
又、請求項1によれば、閉端状に形成されるとともに、座部の縁部に沿って折曲された折曲部を有し、シートバックに上方から挿入される固定治具を、座部の前端部と係止する係止部を有するシートフレームに取り付けられたシートクランプジャッキの移動部と連結し、この移動部を移動することにより、ドライブロボットをバケットシートに固定しており、上記係止部と固定治具はバケットシートと係合し、ドライブロボットをバケットシートにしっかりと固定することができる。このため、スポーツ車両の走行試験を容易に正確に行うことができる。又、固定治具は単にシートバックに上方から挿入するだけであるので、作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1による座席搭載形ドライブロボットの固定装置を含む正面図である。
【図2】 実施形態1による固定治具をバケットシートへ装着した状態の斜視図である。
【図3】 実施形態2による座席搭載形ドライブロボットの固定装置を含む正面図である。
【図4】 実施形態2による固定治具をバケットシートに装着した状態の斜視図である。
【図5】 実施形態2による固定治具がバケットシートに押し付けられる状態を示す正面図である。
【図6】 従来の座席搭載形ドライブロボットの固定装置を含む正面図である。
【図7】 切れ込み部を有するバケットシートの斜視図及び正面図である。
【図8】 切れ込み部がない、あるいは深くないバケットシートの正面図である。
【符号の説明】
2…シートフレーム
2a…係止部
5,6,9…アクチュエータ
12…シートクランプジャッキ
12a…移動部
12b…ハンドル
12c…リング部
13…ピン
18,19…バケットシート
18a,19a…座部
18b,19b…シートバック
19c…縁部
20,21…固定治具
21a…折曲部
Claims (1)
- 座部とシートバックが一体に形成され、両側に突出した縁部を有するバケットシートに、座部上に載置されたシートフレームと、シートフレーム上に取り付けられて車両の操作を行うアクチュエータとを有する座席搭載形ドライブロボットを固定する座席搭載形ドライブロボットのバケットシートへの固定装置において、シートフレームに設けられ、上記座部の前端と係止する係止部と、シートフレームに回動自在に取り付けられ、前後方向に移動するとともに所定位置で係止される移動部を有するシートクランプジャッキと、閉端状に形成されるとともに、座部の縁部に沿って折曲される折曲部を有し、シートバックに上方から挿入されて座部とシートバックの中間部分に配置され、折曲部の先端が上記移動部と連結される固定治具を備えたことを特徴とする座席搭載形ドライブロボットのバケットシートへの固定装置。
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2001
- 2001-05-15 JP JP2001144038A patent/JP3873655B2/ja not_active Expired - Lifetime
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