JPH0643683B2 - 橋梁床版の水平方向の切断方法 - Google Patents
橋梁床版の水平方向の切断方法Info
- Publication number
- JPH0643683B2 JPH0643683B2 JP1134306A JP13430689A JPH0643683B2 JP H0643683 B2 JPH0643683 B2 JP H0643683B2 JP 1134306 A JP1134306 A JP 1134306A JP 13430689 A JP13430689 A JP 13430689A JP H0643683 B2 JPH0643683 B2 JP H0643683B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor slab
- cutting
- bridge girder
- bridge
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28D—WORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
- B28D1/00—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
- B28D1/02—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
- B28D1/08—Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with saw-blades of endless cutter-type, e.g. chain saws, i.e. saw chains, strap saws
- B28D1/088—Sawing in situ, e.g. stones from rocks, grooves in walls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mining & Mineral Resources (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、老朽化等により改築の必要となった橋梁床版
を低公害、かつ、経済性を備えて撤去することのできる
橋梁床版の水平方向の切断方法に関する。
を低公害、かつ、経済性を備えて撤去することのできる
橋梁床版の水平方向の切断方法に関する。
(従来の技術) 高架道路等における橋梁床版は、年月の経過により老朽
化したり、損傷したりし、改築の必要が生じ、改築の際
には、その橋梁床版を形成するコンクリート床版を撤去
する必要が生じる。
化したり、損傷したりし、改築の必要が生じ、改築の際
には、その橋梁床版を形成するコンクリート床版を撤去
する必要が生じる。
通常行われている撤去の仕方は、第15図に示すように
コンクリート床版をコンクリートカッターを用いて橋桁
に沿ってその両側を上下方向に切断するとともに前か後
に長さ方向に適当な間隔をもって幅員方向も上下方向に
切断し、コンクリートブロックとし、第16図に示すよ
うに大型クレーン等を用いて切断したコンクリートブロ
ックを吊り込み撤去する。コンクリートブロック撤去後
は、第17図に示すように橋桁上の残コンクリートを
(a)人力ブレーカーや(b)大型油圧ブレーカーを用
いて破砕したり、(c)油圧圧砕機により圧砕する。そ
の後第18図に示すように床版定着アンカーをガス切断
器等により切断したり床版破砕屑をベルトコンベア等に
より回収する。
コンクリート床版をコンクリートカッターを用いて橋桁
に沿ってその両側を上下方向に切断するとともに前か後
に長さ方向に適当な間隔をもって幅員方向も上下方向に
切断し、コンクリートブロックとし、第16図に示すよ
うに大型クレーン等を用いて切断したコンクリートブロ
ックを吊り込み撤去する。コンクリートブロック撤去後
は、第17図に示すように橋桁上の残コンクリートを
(a)人力ブレーカーや(b)大型油圧ブレーカーを用
いて破砕したり、(c)油圧圧砕機により圧砕する。そ
の後第18図に示すように床版定着アンカーをガス切断
器等により切断したり床版破砕屑をベルトコンベア等に
より回収する。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような撤去工法は、種々の問題を生
じる。
じる。
まず、コンクリート床版の橋梁幅員方向の切断は当然と
して橋桁方向の両側も上下方向に切断しなければなら
ず、切断そのものもかなりの時間を要する。そのうえ、
橋桁上の残コンクリートをブレーカーにより破砕したり
するため、騒音、振動、粉塵公害が著しく、市街地作業
に不適であるばかりでなく、橋桁の損傷をも招くことに
なる。しかも、コンクリート床版の撤去後も床版定着ア
ンカーの切断作業、コンクリート破砕屑の回収作業等2
次的な作業を余儀なくされる。
して橋桁方向の両側も上下方向に切断しなければなら
ず、切断そのものもかなりの時間を要する。そのうえ、
橋桁上の残コンクリートをブレーカーにより破砕したり
するため、騒音、振動、粉塵公害が著しく、市街地作業
に不適であるばかりでなく、橋桁の損傷をも招くことに
なる。しかも、コンクリート床版の撤去後も床版定着ア
ンカーの切断作業、コンクリート破砕屑の回収作業等2
次的な作業を余儀なくされる。
本発明は、このような点に鑑み、以下に述べるところに
より、低公害で経済性を備えた橋梁床版の撤去工法に適
したコンクリート床版と橋桁との接触部のハンチ部分の
水平方向の切断方法を提供しようとするものである。
より、低公害で経済性を備えた橋梁床版の撤去工法に適
したコンクリート床版と橋桁との接触部のハンチ部分の
水平方向の切断方法を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) コンクリート床版と橋桁との接触部のハンチ部分及び床
版定着アンカーを水平方向に切断するとともに幅員方向
を上下方向に切断してコンクリートブロックを作り、こ
の橋桁より切り離されたコンクリートブロックを撤去す
ることにより、上記問題点を解決するものであり、詳し
くは、コンクリート床版と橋桁との接触部のハンチ部分
の橋桁両側橋軸方向の水平方向にソーイングワイヤーを
沿わせ、このソーイングワイヤーを橋桁両側のコンクリ
ート床版下面にハンチ部分の水平方向の切断高さに合わ
せて橋桁両側橋軸方向に適当な間隔で取り付けた回転保
持装置に保持せしめ、かつ、途中に設けられた方向転換
用滑車を用いて方向転換せしめ、駆動装置移動レールを
介して移動する駆動装置の回転体にエンドレス状にして
回転可能にし、このソーイングワイヤーを回転体の回転
により回転させ、駆動装置移動レールを介して駆動装置
を移動させることにより、ソーイングワイヤーによって
ハンチ部分及び床版定着アンカーを水平方向に切断する
というものである。
版定着アンカーを水平方向に切断するとともに幅員方向
を上下方向に切断してコンクリートブロックを作り、こ
の橋桁より切り離されたコンクリートブロックを撤去す
ることにより、上記問題点を解決するものであり、詳し
くは、コンクリート床版と橋桁との接触部のハンチ部分
の橋桁両側橋軸方向の水平方向にソーイングワイヤーを
沿わせ、このソーイングワイヤーを橋桁両側のコンクリ
ート床版下面にハンチ部分の水平方向の切断高さに合わ
せて橋桁両側橋軸方向に適当な間隔で取り付けた回転保
持装置に保持せしめ、かつ、途中に設けられた方向転換
用滑車を用いて方向転換せしめ、駆動装置移動レールを
介して移動する駆動装置の回転体にエンドレス状にして
回転可能にし、このソーイングワイヤーを回転体の回転
により回転させ、駆動装置移動レールを介して駆動装置
を移動させることにより、ソーイングワイヤーによって
ハンチ部分及び床版定着アンカーを水平方向に切断する
というものである。
(作用) 上記構成において、コンクリート床版はコンクリート床
版と橋桁との接触部のハンチ部分において、床版定着ア
ンカーとともに水平方向に切断され、かつ、幅員方向を
上下方向に切断されるので容易に撤去しやすい大きさの
コンクリートブロックが形成される。
版と橋桁との接触部のハンチ部分において、床版定着ア
ンカーとともに水平方向に切断され、かつ、幅員方向を
上下方向に切断されるので容易に撤去しやすい大きさの
コンクリートブロックが形成される。
水平方向の切断は、ソーイングワイヤーを用いて行わ
れ、ソーイングワイヤーは移動レールを介して移動する
駆動装置の回転体の回転により回転して切断を進行し、
切断の進行に伴い、駆動装置はレールを介して移動し、
ソーイングワイヤーの張力を保つ。またソーイングワイ
ヤーは回転保持装置に保持されて目標とする水平方向の
切断線を正確に保持する。
れ、ソーイングワイヤーは移動レールを介して移動する
駆動装置の回転体の回転により回転して切断を進行し、
切断の進行に伴い、駆動装置はレールを介して移動し、
ソーイングワイヤーの張力を保つ。またソーイングワイ
ヤーは回転保持装置に保持されて目標とする水平方向の
切断線を正確に保持する。
(実施例) つぎに、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図乃至第3図は、切断方法を示す概略説明図で、そ
れぞれ側面、平面、第1図のA−A断面を示す。
れぞれ側面、平面、第1図のA−A断面を示す。
図面において、1はコンクリート床版、2は橋桁、3は
床版定着アンカー、4はソーイングワイヤー、5は方向
転換滑車、6は駆動装置、7は駆動装置移動レール、8
は挿通孔、9は回転保持装置である。
床版定着アンカー、4はソーイングワイヤー、5は方向
転換滑車、6は駆動装置、7は駆動装置移動レール、8
は挿通孔、9は回転保持装置である。
コンクリート床版1は、橋桁2に載置されて床版定着ア
ンカー3によって定着されている。床版定着アンカー3
は、たとえば、第10図に示すように鋼板と鉄筋の組み
合せ(a)、スタットジベル(b)、鉄筋又は締鉄
(c)、魚鋼と鉄筋(d)、鉄筋(e)のようなものが
あり、橋桁2のフランジ2aとコンクリート床版1のハ
ンチ部分1aとを強固に定着している。
ンカー3によって定着されている。床版定着アンカー3
は、たとえば、第10図に示すように鋼板と鉄筋の組み
合せ(a)、スタットジベル(b)、鉄筋又は締鉄
(c)、魚鋼と鉄筋(d)、鉄筋(e)のようなものが
あり、橋桁2のフランジ2aとコンクリート床版1のハ
ンチ部分1aとを強固に定着している。
このようにしてなるコンクリート床版1にあって、橋桁
との接触部のハンチ部分1aを床版定着アンカー3とと
もに水平方向に切断し、またコンクリート床版1の幅員
方向を上下方向に切断しコンクリートブロックとし、コ
ンクリート床版1と橋桁2とを切り離す。水平方向の切
断と幅員方向の上下方向の切断とは前後してもよい。
との接触部のハンチ部分1aを床版定着アンカー3とと
もに水平方向に切断し、またコンクリート床版1の幅員
方向を上下方向に切断しコンクリートブロックとし、コ
ンクリート床版1と橋桁2とを切り離す。水平方向の切
断と幅員方向の上下方向の切断とは前後してもよい。
水平方向の切断は、ソーイングワイヤー4を切断個所に
当て、ソーイングワイヤー4を回転させながら水平方向
に移動して行う。
当て、ソーイングワイヤー4を回転させながら水平方向
に移動して行う。
一般に用いられているソーイングワイヤー4は第11図
及び第12図に示すように複数のダイヤモンドビーズ4
aにワイヤー4bを通してエンドレスに形成されてい
る。
及び第12図に示すように複数のダイヤモンドビーズ4
aにワイヤー4bを通してエンドレスに形成されてい
る。
ソーイングワイヤー4はコンクリート床版1のハンチ部
分1aの橋桁2の直角方向に窄孔した挿通孔8に挿通さ
れ、ハンチ部分1aの橋軸方向両側のコンクリート床版
下面に、ハンチ部分1aの水平方向切断高さに取り付け
た回転保持装置9に移動可能に保持されて目標とする水
平方向の切断線を正確に保持する。ソーイングワイヤー
4はハンチ部分1aの端部、たとえば伸縮継手位置で
は、挿通孔を設けることなく、その端面に沿わせるとと
もに両側水平方向に沿わせればよい。
分1aの橋桁2の直角方向に窄孔した挿通孔8に挿通さ
れ、ハンチ部分1aの橋軸方向両側のコンクリート床版
下面に、ハンチ部分1aの水平方向切断高さに取り付け
た回転保持装置9に移動可能に保持されて目標とする水
平方向の切断線を正確に保持する。ソーイングワイヤー
4はハンチ部分1aの端部、たとえば伸縮継手位置で
は、挿通孔を設けることなく、その端面に沿わせるとと
もに両側水平方向に沿わせればよい。
回転保持装置9は第4図及び第5図に示すようにハンチ
部分1aの切断高さに合せ、切断長さに見合う水平方向
に、コンクリート床版1の下面にハンチ部分1aをはさ
んで適宜の間隔で取り付けられる。取り付け方法の一例
は一軸又は二軸のローラ又は滑車からなる回転保持装置
9をソーイングワイヤー4を保持して回転可能に補助部
材10に取り付け11して、この補助部材10をアンカ
ー止め12することにより取り付けられる。
部分1aの切断高さに合せ、切断長さに見合う水平方向
に、コンクリート床版1の下面にハンチ部分1aをはさ
んで適宜の間隔で取り付けられる。取り付け方法の一例
は一軸又は二軸のローラ又は滑車からなる回転保持装置
9をソーイングワイヤー4を保持して回転可能に補助部
材10に取り付け11して、この補助部材10をアンカ
ー止め12することにより取り付けられる。
この回転保持装置9は、たとえば第6図乃至第9図に示
すような手段が考えれる。第6図は二軸のローラータイ
プ、第7図は一軸のローラータイプ、第8図はローラー
と滑車の組み合せタイプ、第9図は一軸の滑車タイプで
ある。なお、回転保持装置9は、コンクリート床版1下
面に取り付けなくても他の手段をもって、水平方向の切
断高さに合わせてよいこともちろんである。
すような手段が考えれる。第6図は二軸のローラータイ
プ、第7図は一軸のローラータイプ、第8図はローラー
と滑車の組み合せタイプ、第9図は一軸の滑車タイプで
ある。なお、回転保持装置9は、コンクリート床版1下
面に取り付けなくても他の手段をもって、水平方向の切
断高さに合わせてよいこともちろんである。
このようにしてなる回転保持装置9が保持されて、コン
クリート床版と橋桁との接触部のハンチ部分の橋桁両側
橋軸方向に沿わされたソーイングワイヤー4は、コンク
リート床版下面の橋桁両側橋軸方向の水平方向に設けら
れた方向転換滑車5により方向転換させられる。この実
施例においては、ハンチ部分1aの両側に位置し、コン
クリート床版下面に取り付けた方向転換滑車5を介して
下方へ方向転換し、さらに下方の方向転換滑車5により
水平方向に方向転換している。この方向転換は、切断の
進行に伴って、ソーイングワイヤー4を切断方向に移動
させるための移動空間を保つことができる。下方には駆
動装置6を移動させる移動レール7が敷設され駆動装置
6が位置している。方向転換したソーイングワイヤー4
は、下方に敷設した駆動装置移動レール7を介して移動
する駆動装置6の回転体に回転体の回転により回転可能
にエンドレス状にして巻かれている。駆動装置6は回転
体の回転により、ソーイングワイヤー4を回転させ、ソ
ーイングワイヤー4によりコンクリート床版1のハンチ
部分1aを切断し、切断の進行に伴い、移動レール7を
介して駆動装置6が移動し、ソーイングワイヤー4の張
力を一定に保つようになっている。
クリート床版と橋桁との接触部のハンチ部分の橋桁両側
橋軸方向に沿わされたソーイングワイヤー4は、コンク
リート床版下面の橋桁両側橋軸方向の水平方向に設けら
れた方向転換滑車5により方向転換させられる。この実
施例においては、ハンチ部分1aの両側に位置し、コン
クリート床版下面に取り付けた方向転換滑車5を介して
下方へ方向転換し、さらに下方の方向転換滑車5により
水平方向に方向転換している。この方向転換は、切断の
進行に伴って、ソーイングワイヤー4を切断方向に移動
させるための移動空間を保つことができる。下方には駆
動装置6を移動させる移動レール7が敷設され駆動装置
6が位置している。方向転換したソーイングワイヤー4
は、下方に敷設した駆動装置移動レール7を介して移動
する駆動装置6の回転体に回転体の回転により回転可能
にエンドレス状にして巻かれている。駆動装置6は回転
体の回転により、ソーイングワイヤー4を回転させ、ソ
ーイングワイヤー4によりコンクリート床版1のハンチ
部分1aを切断し、切断の進行に伴い、移動レール7を
介して駆動装置6が移動し、ソーイングワイヤー4の張
力を一定に保つようになっている。
しかして、ソーイングワイヤー4をハンチ部分1aの両
側橋軸方向の水平方向に沿わせ、回転保持装置9に保持
させ、方向転換滑車5を経て、方向転換し、駆動装置6
の回転体にエンドレス状に巻いた状態で駆動装置6の回
転体を駆動するとエンドレス状になったソーイングワイ
ヤー4は張力ある状態で回転し、挿通孔8の内面を切断
する。そして、切断の進行に伴い、駆動装置6を移動レ
ール7に沿って移動するとソーイングワイヤー4は回転
保持装置9の回転に案内されて目標の切断線を保持しな
がら水平方向に切断を進行し、コンクリート床版1のハ
ンチ部分1aを床版定着アンカーとともに橋桁2より切
り離す。
側橋軸方向の水平方向に沿わせ、回転保持装置9に保持
させ、方向転換滑車5を経て、方向転換し、駆動装置6
の回転体にエンドレス状に巻いた状態で駆動装置6の回
転体を駆動するとエンドレス状になったソーイングワイ
ヤー4は張力ある状態で回転し、挿通孔8の内面を切断
する。そして、切断の進行に伴い、駆動装置6を移動レ
ール7に沿って移動するとソーイングワイヤー4は回転
保持装置9の回転に案内されて目標の切断線を保持しな
がら水平方向に切断を進行し、コンクリート床版1のハ
ンチ部分1aを床版定着アンカーとともに橋桁2より切
り離す。
しかるのち、適当間隔で幅員方向に上下方向の切断を行
ってコンクリートブロックとする。なお、幅員方向に上
下方向の切断は、水平方向の切断より先に行ってもよ
く、この場合、切断部をソーイングワイヤー4の挿通孔
8としてもよい。
ってコンクリートブロックとする。なお、幅員方向に上
下方向の切断は、水平方向の切断より先に行ってもよ
く、この場合、切断部をソーイングワイヤー4の挿通孔
8としてもよい。
ついで、切断されたコンクリートブロックは公知の方法
たとえば第15図乃至第16図に示すように大型クレー
ン等を使用して吊り込み撤去される。
たとえば第15図乃至第16図に示すように大型クレー
ン等を使用して吊り込み撤去される。
本発明は、上述のようにしてなるので、つぎの効果を有
する。
する。
コンクリート床版と橋桁との接触部のハンチ部分及び床
版定着アンカーを水平方向に切断するので両側の上下方
向を切断することなく、幅員方向の上下方向を適宜の間
隔で切断するだけで、橋桁より切り離されたコンクリー
トブロックが形成される。
版定着アンカーを水平方向に切断するので両側の上下方
向を切断することなく、幅員方向の上下方向を適宜の間
隔で切断するだけで、橋桁より切り離されたコンクリー
トブロックが形成される。
したがって、コンクリート床版の切断個所が少くて済
み、そのうえ、ハンチ部分を床版アンカーとともに切断
し、コンクリート床版を橋桁より切り離すので橋桁上の
残コンクリートの破砕作業、床版定着アンカーのガス切
断作業、コンクリート屑の回収作業を省略できることに
より、全体の作業時間を短縮することができる、橋桁
上の残コンクリートの破砕作業を要せず、ブレーカー、
油圧圧砕機等を使用しないので、騒音、振動、粉塵の発
生がきわめて少く、また、橋桁への損傷の影響が少い、
床版定着アンカーのガス溶断を伴わないので熱影響に
よる橋桁の逆そり等悪影響が避けられる、コンクリー
ト床版と橋桁との接触部の切断は、水平方向に対するも
のであるので、交通を止めることなく行うことができ
る、全体として時間短縮ができるので、一般交通への
影響を少くすることができる等の利点を有する。
み、そのうえ、ハンチ部分を床版アンカーとともに切断
し、コンクリート床版を橋桁より切り離すので橋桁上の
残コンクリートの破砕作業、床版定着アンカーのガス切
断作業、コンクリート屑の回収作業を省略できることに
より、全体の作業時間を短縮することができる、橋桁
上の残コンクリートの破砕作業を要せず、ブレーカー、
油圧圧砕機等を使用しないので、騒音、振動、粉塵の発
生がきわめて少く、また、橋桁への損傷の影響が少い、
床版定着アンカーのガス溶断を伴わないので熱影響に
よる橋桁の逆そり等悪影響が避けられる、コンクリー
ト床版と橋桁との接触部の切断は、水平方向に対するも
のであるので、交通を止めることなく行うことができ
る、全体として時間短縮ができるので、一般交通への
影響を少くすることができる等の利点を有する。
そのうえ、ソーイングワイヤーをコンクリート床版下面
にハンチ部分の水平方向の切断高さに合せて、橋桁両側
橋軸方向の水平方向に適当な間隔で取り付けた回転保持
装置に保持せしめたので正確な水平方向の切断線を保つ
ことができる。
にハンチ部分の水平方向の切断高さに合せて、橋桁両側
橋軸方向の水平方向に適当な間隔で取り付けた回転保持
装置に保持せしめたので正確な水平方向の切断線を保つ
ことができる。
第1図乃至第3図は、コンクリート床版の切断における
実施例を示す概略図で、第1図は側面図、第2図は平面
図、第3図は第1図のA−A断面図、第4図は回転保持
装置を示す断面図、第5図は同平面図、第6図乃至第9
図は、回転保持装置の他の実施例図、第10図は床版定
着アンカーを例示した概略斜視図、第11図及び第12
図は、ソーイングワイヤーの実施例を示す概略図で、第
11図は平面図、第12図は断面図、第13図及び第1
4図は、コンクリート床版の撤去の実施例を示す概略図
で、第13図は幅員方向の概略図、第14図は長手方向
の概略図、第15図乃至第18図は、従来例を示す概略
図である。 図面において、1はコンクリート床版、1aはハンチ部
分、2は橋桁、3は床版定着アンカー、4はソーイング
ワイヤー、5は方向転換滑車、6は駆動装置、7は駆動
装置移動レール、8は挿通孔、9は回転保持装置であ
る。
実施例を示す概略図で、第1図は側面図、第2図は平面
図、第3図は第1図のA−A断面図、第4図は回転保持
装置を示す断面図、第5図は同平面図、第6図乃至第9
図は、回転保持装置の他の実施例図、第10図は床版定
着アンカーを例示した概略斜視図、第11図及び第12
図は、ソーイングワイヤーの実施例を示す概略図で、第
11図は平面図、第12図は断面図、第13図及び第1
4図は、コンクリート床版の撤去の実施例を示す概略図
で、第13図は幅員方向の概略図、第14図は長手方向
の概略図、第15図乃至第18図は、従来例を示す概略
図である。 図面において、1はコンクリート床版、1aはハンチ部
分、2は橋桁、3は床版定着アンカー、4はソーイング
ワイヤー、5は方向転換滑車、6は駆動装置、7は駆動
装置移動レール、8は挿通孔、9は回転保持装置であ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】コンクリート床版と橋桁との接触部のハン
チ部分の橋桁両側橋軸方向の水平方向にソーイングワイ
ヤーを沿わせ、このソーイングワイヤーを橋桁両側のコ
ンクリート床版下面にハンチ部分の水平方向の切断高さ
に合わせて橋桁両側橋軸方向に適当な間隔で取り付けた
回転保持装置に保持せしめ、かつ、途中に設けられた方
向転換滑車を用いて方向転換せしめ、駆動装置移動レー
ルを介して移動する駆動装置の回転体にエンドレス状に
して回転可能に案内し、このソーイングワイヤーを回転
体の回転により回転させ、駆動装置移動レールを介して
駆動装置を移動させることにより、ソーイングワイヤー
によってハンチ部分及び床版定着アンカーを水平方向に
切断することを特徴とする橋梁床版の水平方向の切断方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1134306A JPH0643683B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 橋梁床版の水平方向の切断方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1134306A JPH0643683B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 橋梁床版の水平方向の切断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02311603A JPH02311603A (ja) | 1990-12-27 |
JPH0643683B2 true JPH0643683B2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=15125209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1134306A Expired - Lifetime JPH0643683B2 (ja) | 1989-05-26 | 1989-05-26 | 橋梁床版の水平方向の切断方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643683B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7012042B2 (ja) * | 2019-03-30 | 2022-01-27 | テクノス株式会社 | 床版の切断方法、及び、切断装置 |
JP7019008B1 (ja) * | 2020-09-30 | 2022-02-14 | テクノス株式会社 | 構造物の切断方法、及び、切断装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63151790A (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-24 | ハイリーエンタープライズジャパン株式会社 | 鉄筋コンクリ−ト構築物のワイヤ−ソ−イング工法 |
AT409530B (de) * | 1999-04-29 | 2002-09-25 | Tcg Unitech Ag | Kühlwasserpumpe für eine brennkraftmaschine |
-
1989
- 1989-05-26 JP JP1134306A patent/JPH0643683B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02311603A (ja) | 1990-12-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0643685B2 (ja) | 橋梁床版の水平方向の切断方法 | |
HRP20040247A2 (en) | Method for the continuous laying of a rail on a rigid track, in addition to an alignment device and a rigid track | |
JP2006299753A (ja) | 既設伸縮継手部の部分切断装置および部分切断方法 | |
JP6885434B2 (ja) | 既設コンクリート床版の切断装置 | |
JPH0643682B2 (ja) | 橋梁床版の撤去工法 | |
JPH0643684B2 (ja) | 橋梁床版の水平方向の切断方法 | |
JP3652938B2 (ja) | ダイヤモンドワイヤソーイング装置 | |
JP2003027420A (ja) | 既設伸縮継手部の部分切断装置および部分切断方法 | |
JP7012042B2 (ja) | 床版の切断方法、及び、切断装置 | |
JP6715678B2 (ja) | 切断装置および床版切断方法 | |
JPH0643683B2 (ja) | 橋梁床版の水平方向の切断方法 | |
JP7113452B2 (ja) | 床版の撤去方法およびレール固定具 | |
JP2008014067A (ja) | 伸縮継手の撤去方法 | |
JP2003193418A (ja) | 橋梁のジョイント切断撤去方法及び斜め切断装置 | |
JP6987283B1 (ja) | 床版切断装置及び床版切断方法 | |
JP2007046291A (ja) | 構造物表面の一部を除去する切断方法 | |
JPH07227833A (ja) | 切断装置 | |
JP7383847B1 (ja) | コンクリート床版の切断・撤去方法 | |
JP2558999B2 (ja) | ワイヤソー工法 | |
RU2186166C2 (ru) | Способ вырезания дефектных участков в рельсовых нитях бесстыкового пути | |
JP7421531B2 (ja) | ガイド装置の設置構造 | |
JP2003074196A (ja) | 鉄筋コンクリート構造物の水平切断方法 | |
JP2024012870A (ja) | コンクリート床版切断方法及び床版撤去方法 | |
SU1504296A1 (ru) | Устройство дл креплени рельса к подкрановой балке | |
JPH0348282B2 (ja) |