JPH0643552U - 環境試験装置 - Google Patents

環境試験装置

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JPH0643552U
JPH0643552U JP8475292U JP8475292U JPH0643552U JP H0643552 U JPH0643552 U JP H0643552U JP 8475292 U JP8475292 U JP 8475292U JP 8475292 U JP8475292 U JP 8475292U JP H0643552 U JPH0643552 U JP H0643552U
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JP
Japan
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case
air
test tank
ccd camera
test
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Application number
JP8475292U
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English (en)
Inventor
直樹 山本
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Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
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Publication date
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  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温観察時における結露の発生を防止し、鮮
明な画像を得る。 【構成】 CCDカメラ20をケース22内に収納す
る。ケース22の前面開口部に取り付けられたキャップ
24にガラス23を設け、このガラス表面に透明な発熱
体26を形成する。また、ケース22内にエアチューブ
31により外気を導く。高温観察時において、発熱体2
6を加熱し試験槽2内の空気中の水分がガラス表面に結
露しないようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気部品等の被試験物の挙動等を観察する環境試験装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の環境試験装置は、試験槽内を一定の高,低温,或いは高,低湿 に保ち、試験槽内に設置した被試験物の挙動を観察するよう構成されている。ま た、試験槽内の被試験物の外観を観察する場合は、試験槽に設けた観察窓を通し て観察するか、或いは環境試験装置の前面に設けられる断熱構造の扉の内側に透 明なガラスにより形成される内扉を設け、扉を開けて内扉越しに試験槽内を観察 するよう構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の環境試験装置においては、観察窓は装置の一側面部分に しか設けられておらず、観察窓を正面とした場合、被試験物の背面となる部分は 死角となり、観察することができないという問題があった。また、試験槽の扉を 開けて内扉越しに観察する場合は、試験槽内の空気がガラスを介して外気に触れ ることとなり、これにより安定した環境が変化しやすくなるという不具合が生じ ていた。
【0004】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 死角を作ることなく、同時に試験槽内の環境を変えることなく観察することが可 能な環境試験装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る環境試験装置は、被試験物を収納す る試験槽と、この試験槽内に配置され被試験物を観察するCCDカメラおよび試 験槽内を冷却する冷却器と、ガラス窓を含み前記カメラを収納する密閉型のケー スと、このケース内に乾燥空気を供給するエアチューブと、前記ケースのガラス 表面に形成された透明な発熱体とで構成したものである。
【0006】
【作用】
試験槽内部の温度がCCDカメラの動作範囲を越える場合であっても、ケース 内に試験槽の外部より常温の乾燥空気をエアチューブより順次供給することによ り、ケース内の温度はCCDカメラの動作範囲内に保持される。また、高温下で の観察において、試験槽内部とケース内部の温度差が大きいと、試験槽内部のケ ース近傍における空気は急激に冷却される。そのため、槽内の空気中の水分が水 滴となってケース外側のガラス表面に付着する。この時、発熱体を通電加熱して おくとガラス表面が急激に冷却されず、結露の発生を防止する。また、低温下の 観察において、試験槽内部とケース内部の温度差が大きいと、ケース内の空気中 の水分が水滴となってケース内部のガラス表面に付着する。この時、ケース内に 乾燥空気を供給することにより、ケース内の空気中の水分の結露を防止する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る環境試験装置の一実施例を示す外観斜視図、図2は概略構 成図、図3はCCDカメラユニットの一部破断斜視図である。図1および図2に おいて、環境試験装置1は外部から隔絶された密閉構造をなす試験槽2を備えて いる。試験槽2は、前面開口部を気密に閉塞する開閉自在な観察窓付扉4を備え 、内部が内壁に沿って延びる壁体5によって温度制御部6と被試験物収納部7と に仕切られている。温度制御部6と被試験物収納部7は上下において互いに連通 している。温度制御部6には冷却器8、冷却器8の上方に位置する加熱ヒータ9 およびファン10、冷却器8の下方に位置する加湿ヒータ11および加湿用水受 け皿12より構成される加湿制御部13が配設されている。冷却器8は、試験槽 2の外部に配設された圧縮機14、凝縮機15および膨張機構(弁)16に配管 17を介して接続されており、これらにより冷凍機18を構成している。配管1 7にはフロン等の冷媒が封入されている。したがって、冷凍機18の運転により 圧縮機14で冷媒を圧縮して高圧冷媒ガスとし、このガスを凝縮機15で凝縮、 液化して膨張機構16により膨張させて低圧冷媒ガスとし冷却器8に導くと冷凍 サイクルを形成して槽外および槽内との熱交換を行うため、試験槽2内を所望の 低温に設定することができる。また、ヒータ9によって試験槽2内の空気を加熱 すると所望の高温に設定することができる。一方、被試験物収納部7内には電子 部品等の被試験物19を観察する観察手段としてのCCDカメラ20および照明 装置21が配設されている。
【0008】 前記CCDカメラ20は、試験槽2内の熱の影響を受けないよう図3に示すよ うに断熱材からなるケース22内に収納されている。ケース22の前面開口部は ガラス23を備えたキャップ24によって気密に閉塞されており、これらCCD カメラ20、ケース22およびキャップ24によってCCDカメラユニット25 を構成している。ガラス23の表面には金属膜のコーティングにより透明な発熱 体26が形成されており、コード27によって電源に接続されている。そして、 CCDカメラユニット25は、照明装置28(図2)により照明される被試験物 19の観察したい箇所を撮影できるように配設され、外部からの操作により移動 可能に配設されており、CCDカメラ20によって撮影された被試験物19の画 像がケーブル29を介してTVモニタ30に送信、表示されるように構成されて いる。また前記ケース22には給気用エアチューブ31および排気用エアチュー ブ32の一端がそれぞれ接続されている。給気用エアチューブ31は、乾燥空気 をCCDカメラユニット25内に導き、カメラユニット25から順次乾燥空気を 導出することにより2、カメラユニット内の温度上昇および空気が結露すること を防止するためのもので、一端部が乾燥空気を供給するポンプ33に接続されて おり、カメラユニット側の端部は断熱フレキシブルチューブ34により形成され ており、CCDカメラユニット25に接続される。また、カメラユニット25に 導入された乾燥空気は、ユニット内を循環した後に、順次排出用エアチューブ3 2により試験槽2の外部に導出される。
【0009】 このような構成において、高温環境下で被試験物19を観測する場合は、ヒー タ9によって試験槽2の内部を加熱し所定温度に上昇させ、ポンプ30を駆動し て乾燥空気を給気エアパイプ31によりCCDカメラユニット23の内部に導き 、その内部温度をCCDカメラ20の動作範囲内に設定保持する。この時、試験 槽2内の温度とケース22内の温度との差が大きいと、ケース22のガラス21 窓付近における試験槽2内の空気が急激に冷やされる。そのため、空気中に含ま れている水分は水滴となってガラス表面に付着し、CCDカメラ20による撮影 に悪影響を及ぼす。そこで、コード25に通電してガラス21の発熱体24を加 熱すると、ガラス表面付近の空気は急激に冷却されず、結露を防止することがで きる。また、仮に結露しても発熱体24によって速やかに蒸発、除去することが できる。したがって、ケース22内は導入される乾燥空気によりCCDカメラの 20動作温度範囲内に保持され、かつ、CCDカメラ20による撮影画像が結露 によって影響されず、鮮明な画像を得ることができる。
【0010】 低温環境下で観測する場合は冷凍機18を起動して試験槽2内を冷却し所定の 低温に設定すると共にポンプ30を駆動して乾燥空気を給気用エアパイプ31に よりCCDカメラユニット25内に供給する。これにより試験槽2内の温度とケ ース22内に導入されるので、ケース22内の内面で結露が発生することを防止 することができ、CCDカメラ20による撮影に影響を与えることがない。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る環境試験装置によれば、試験槽内部にCCD カメラと、ガラスを含みこのカメラを収納する密閉型のケースを設け、ケース内 に乾燥空気を供給すると共にガラス表面に透明な発熱体を設けて構成したので、 カメラを収納するケース内をカメラの動作温度範囲内に保持することができ、試 験槽内とケース内の温度差が大きくても試験槽内或いはカメラケース内の空気中 の水分が結露してガラス表面に付着することがない。したがって、カメラに悪影 響を及ぼすことがなく、また、試験槽内の環境を変えることなく観察することが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る環境試験装置の一実施例を示す外
観斜視図である。
【図2】概略構成図である。
【図3】CCDカメラユニットの一部破断斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 環境試験装置 2 試験槽 6 温度制御部 7 被試験物収納部 8 冷却器 9 ヒータ 10 ファン 14 圧縮機 15 凝縮機 16 膨張機構 17 配管 18 冷凍機 19 被試験物 20 CCDカメラ 22 ケース 23 ガラス 24 キャップ 25 CCDカメラユニット 26 発熱体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験物を収納する試験槽と、この試験
    槽内に配置され被試験物を観察するCCDカメラおよび
    試験槽内を冷却する冷却器と、ガラス窓を含み前記カメ
    ラを収納する密閉型のケースと、このケース内に乾燥空
    気を供給するエアチューブと、前記ケースのガラス表面
    に形成された透明な発熱体とを備えたことを特徴とする
    環境試験装置。
JP8475292U 1992-11-16 1992-11-16 環境試験装置 Pending JPH0643552U (ja)

Priority Applications (1)

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JP8475292U JPH0643552U (ja) 1992-11-16 1992-11-16 環境試験装置

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JP8475292U JPH0643552U (ja) 1992-11-16 1992-11-16 環境試験装置

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JPH0643552U true JPH0643552U (ja) 1994-06-10

Family

ID=13839426

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JP8475292U Pending JPH0643552U (ja) 1992-11-16 1992-11-16 環境試験装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014044075A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Hitachi High-Tech Science Corp 走査型プローブ顕微鏡
WO2018056320A1 (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 大日本印刷株式会社 無菌充填機
JP2019211287A (ja) * 2018-06-01 2019-12-12 岩崎電気株式会社 耐候性試験装置

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