JPH0643491U - 配管の断熱部材 - Google Patents

配管の断熱部材

Info

Publication number
JPH0643491U
JPH0643491U JP8687992U JP8687992U JPH0643491U JP H0643491 U JPH0643491 U JP H0643491U JP 8687992 U JP8687992 U JP 8687992U JP 8687992 U JP8687992 U JP 8687992U JP H0643491 U JPH0643491 U JP H0643491U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating member
insulating material
pipe
adjacent heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8687992U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2518393Y2 (ja
Inventor
盛行 畑田
Original Assignee
セイアス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by セイアス株式会社 filed Critical セイアス株式会社
Priority to JP1992086879U priority Critical patent/JP2518393Y2/ja
Publication of JPH0643491U publication Critical patent/JPH0643491U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2518393Y2 publication Critical patent/JP2518393Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Insulation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 隣接する断熱部材の境界の隙間を確実に閉塞
して結露を防止する。外した断熱部材を再使用できる状
態で配管に巻き付ける。 【構成】 断熱部材は、筒体を縦割した形状の断熱材1
と、この断熱材1の表面を被覆する被覆シート2Bと、
被覆シート2Bの表面に張設されている金網2Aとを備
える。被覆シート2Bは、隣接して配管に被着される断
熱材1に向かって突出する隣接断熱部材締付部2aを有
し、隣接断熱部材締付部2aの表面を金網2Aで被覆し
ている。隣接断熱材締付部2aが、隣接して配管に巻き
付られた断熱材1の表面を被覆し、隣接断熱部材との境
界を閉塞する。 【効果】 金網で緊締される隣接断熱部材締付部が、隣
接する断熱部材との境界を閉塞し、ここに外気が流入し
て結露するのを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主として屋内配管の断熱に使用される配管の断熱部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋内には、水道の配管、排水用の配管、給湯用の配管、冷暖房用の配管等が設 けられる。これ等全ての配管は、表面を断熱部材で被覆する必要がある。それは 、結露による水滴の付着と放熱とを防止し、さらに凍結を防止するためである。
【0003】 これ等の配管用の断熱部材として、断熱材の表面に被覆シートを接着したもの が、例えば下記の公報に記載されている。 実開昭55−113886号公報 実開昭55−165193号公報 実開昭57−89087号公報 実開昭59−1995号公報 実開昭60−79086号公報
【0004】 これ等の公報に記載される配管の断熱部材は、配管に巻き付け、糊シロの粘着 層の剥離シートを除去して糊シロを接着して配管に固定する。この構造の断熱部 材は、配管に巻き付けた状態で糊シロを接着するので、正確に固定するのに手間 がかかる。また、一旦固定した後は、簡単に除去できない。このため、水漏れ等 の補修に手間がかかり、また、配管から除去した断熱部材を再使用できない欠点 がある。
【0005】 この欠点は、実開昭62−59395号公報に記載される断熱部材で解消でき る。この公報に記載される断熱部材は、脱着できる嵌合ホックで断熱部材を配管 に巻き付けている。嵌合ホックを外して、断熱材を配管から簡単に取り外すこと ができる。さらに、特公昭59−45496号公報にも、簡単に脱着できる配管 の断熱部材が記載される。この断熱部材は、表面の被覆シートの側縁に、ゴム製 の嵌着部を設けている。嵌着部を連結して配管に固定し、嵌着部を外すと配管か ら取り外すことができる。これ等の公報に記載される断熱部材は、配管から外し て再使用できる特長がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これ等の公報に記載される断熱部材は、配管に巻き付けるとき に、隣接する断熱部材との境界にできる隙間を閉塞するのが難しい。境界の隙間 は、配管の一部を露出させて、結露の原因となる。結露した水は、配管から水滴 となって落下する。落下する水は、屋内の天井等を汚すことがある。また、結露 水は、ガラス繊維やロックウール等の断熱材に吸水されて、断熱性を著しく低下 させる。断熱材が吸水すると、熱伝導率は急激に増加する。それは、微細な空気 層で断熱性を良くしているのに、空気層が水で満たされるからである。
【0007】 したがって、配管の断熱処理において、配管を露出させることなく断熱部材で 覆うことは極めて大切なことである。このことを実現するためには、隣接する断 熱部材を互いに密着して配管に巻き付ける必要がある。簡単に断熱部材を巻き付 けるのではなく、慎重に施工することが大切である。さらに、施工したときには 、断熱部材を隙間なく巻き付けても、配管の振動や断熱部材の自重で経時的に断 熱部材の位置がずれて境界に隙間ができることがある。長期間に渡って断熱部材 の隙間を密閉することは極めて難しいことである。断熱部材の境界に沿って粘着 テープを張り、テープで境界の隙間を閉塞することはできる。しかしながら、こ の構造は施工するのに著しく手間がかかる。また、粘着テープの接着力が次第に 低下して剥離しやすくなり、長い間、断熱部材の境界を完全に閉塞することが難 しい。
【0008】 この考案は、従来の断熱部材が有するこれ等の欠点を解決することを目的に開 発されたものである。この考案の重要な目的は、配管に巻き付けて簡単に固定で き、しかも、隣接する断熱部材の境界の隙間を確実に閉塞して結露を防止できる 配管の断熱部材を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案の配管の断熱部材は、前述の目的を達成するために、下記の構成を備 えている。すなわち、この考案の断熱部材は、配管の表面に被着される断熱材1 と、この断熱材1の表面を被覆する被覆シート2Bと、被覆シート2Bの表面に 張設されている金網2Aとを備える。
【0010】 断熱材1は、筒体を縦割した形状に成形されている。筒状の断熱材1の表面を 被覆する被覆シート2Bは、隣接して配管に被着される断熱材1に向かって突出 する隣接断熱部材締付部2aを有する。すなわち、断熱材1の端縁から突出して 隣接断熱材締付部2aを設けている。断熱材1から突出する隣接断熱部材締付部 2aの表面を金網2Aで被覆している。隣接断熱材締付部2aが、隣接して配管 に巻き付られた断熱材1の表面を被覆し、隣接断熱材締付部2aの表面を金網(2 A)で緊締して、隣接断熱材締付部2aを、隣接する断熱材1の表面に密着して巻 き付けるように構成している。
【0011】
【作用】
この考案の配管の断熱部材は、図1ないし図8に示すようにして施工する。 図1に示すように断熱部材を配管に沿わせる。 図2ないし図3に示すように、断熱材1を配管4に巻き付ける。このとき、 金網2Aは円筒状に変形される。変形した金網2Aは、被覆シート2Bを介して 、断熱材1を配管に巻き付けた状態に保持する。 さらに、確実に巻き付けるために、金網2Aの金属線をハッカー3で連結す る。それは、図4に示すように、金網2Aの端縁と、その近傍の金網2Aとにハ ッカー3先端のフックを引っかけ、ハッカー3を回転させると、図5に示すよう に、金網2Aの線材が引っ張られてループ状に結束される。このようにして、金 網2Aの端縁を、一定の間隔で結束して、金属線を円形に連結する。この状態で 、ひとつの断熱材1が配管4に固定される。 その後、図7に示すように、別の断熱部材を、先に配管に巻き付けた断熱部 材を隣に位置させる。このとき、被覆シート2Bの隣接断熱部材締付部2aを、 先に配管に巻き付けた断熱部材の端部を被覆できる位置に配設する。 金網2Aを変形して、断熱材1を配管4に巻き付ける。このとき、隣接する 断熱部材の端部に突出する隣接断熱部材締付部2aを、先に配管に巻き付けた断 熱部材の端部に巻き付ける。この状態で、金網2Aが円筒状に変形され、金網2 Aは、被覆シート2Bを介して断熱材1を配管に巻き付け状態に保持する。 その後、再びハッカーを使用して、図5と図6と同じようにして、表面の金 網2Aの金属線を局部的に結束し、金網2Aで被覆シート2Bを緊締する。緊締 された金網2Aは、被覆シート2Bを介して断熱材1を配管に巻き付け状態に保 持する。隣接断熱部材締付部2aの被覆シート2Bは、金網2Aに緊締されて隣 接する断熱部材の端部に巻き付けられる。
【0012】 このように、この考案の断熱部材は、断熱材1から突出する隣接断熱部材締付 部2aを、隣接する断熱材1の端部に巻き付けてその表面を金網2Aで緊締する 。このため、被覆シート2Bの隣接断熱部材締付部2aは、金網2Aに緊締され 、断熱材1を配管に巻き付ける状態に保持する。この状態で配管に巻き付けられ る断熱材1は、1枚の被覆シート2Bで、互いに隣接する断熱材1の境界を被覆 する。それは、被覆シート2Bの端部に設けた隣接断熱部材締付部2aが隣接す る断熱部材の表面に巻き付けられるからである。さらに、隣接する断熱材1の端 部を被覆する被覆シート2Bの隣接断熱部材締付部2aは、金網2Aに緊締され て、隙間なく断熱材1に密着される。とくに、断熱材1を、弾性変形するガラス ウールやロックウール、あるいは合成樹脂発泡体とすると、金網2Aに緊締され る被覆シート2Bの隣接断熱部材締付部2aは、断熱材1を弾性的に変形させ、 これを多少押し潰した状態となってより確実に断熱材1に密着される。このよう に、1枚の被覆シート2Bが、隣接する断熱材1の端部まで延長され、その表面 に密着されると、隣接する断熱部材の境界は、被覆シート2Bで確実に閉塞され る。このため、断熱部材の境界に外気が侵入して結露するのを効果的に防止でき る。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施 例は、この考案の技術思想を具体化するための配管の断熱部材を例示するもので あって、この考案の断熱部材は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の構 造に特定するものでない。この考案の断熱部材は、実用新案登録請求の範囲にお いて、種々の変更を加えることができる。
【0014】 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲を理解し易いように、実施例に 示される部材に対応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、および「課 題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、実用新案 登録請求の範囲に示される部材を実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0015】 図1に示す配管の断熱部材は、断熱材1の表面を被覆シート2Bで被覆し、被 覆シート2Bの表面に金網2Aを張設している。
【0016】 断熱材1には、無数の繊維材の集合体、あるいは合成樹脂発泡体、または、こ れ等の積層体を使用することができる。断熱材1は、円筒状の配管4の表面に嵌 着できるように、円筒を縦に2分割した形状に成形している。無数の繊維材を集 合した断熱材1には、ガラス繊維やロックウールを集合したものが使用できる。 合成樹脂発泡体の断熱材1には、軟質のウレタンフォーム等が使用できる。
【0017】 断熱材1の断熱性は、材質と厚さとで決定される。断熱材1が充分な断熱性を 有するように、断熱材1には、好ましくは、非圧縮状態における厚さが5mm〜5 0mmのものを使用する。
【0018】 被覆シート2Bは、断熱材1の表面に張設されて輻射熱を遮断するシート材が 使用される。したがって、被覆シート2Bには、輻射熱を効率よく反射するシー ト材が最適である。この被覆シート2Bには、例えば、基材シートの表面に金属 を蒸着したシート材、基材シートの表面に金属箔を接着したシート材、ガラス繊 維で補強された金属箔等が使用できる。金属箔を蒸着あるいは接着する基材シー トには、合成樹脂シート、紙、布、不織布等が使用できる。輻射熱を反射する被 覆シート2Bは、断熱材1から放射される輻射熱を反射して断熱性を改善するこ とができる。また、被覆シート2Bの外側表面で輻射熱を反射して、外部からの 輻射熱を遮断して断熱性を改善する。
【0019】 さらに、被覆シート2Bは、緊締される金網2Aで、断熱材1を配管に巻き付 ける役目もする。この被覆シート2Bは、断熱材1の外側表面の全面を被覆する と共に、図1に示すように、一端を断熱材1から突出させて隣接断熱部材締付部 2aとする。隣接断熱部材締付部2aは、隣接する断熱部材の端部に巻き付けら れるので、縦方向の一端に突出して設けられている。隣接断熱部材締付部2aの 幅は、通常10mm〜100mm、好ましくは15mm〜80mmの範囲に設計 される。図1に示す断熱部材は、被覆シート2Bで断熱部材の外側全面を被覆し ている。ただ、被覆シート2Bは、かならずしも断熱部材の全面を被覆する必要 はない。図1の破線Aで示すよりも端は、隣接する断熱部材の隣接断熱部材締付 部2aで被覆される。このため、断熱材1の表面であって、隣接する断熱部材の 隣接断熱部材締付部2aに被覆される部分は、被覆シート2Bを省略することも できる。
【0020】 さらに、図1に示すように、被覆シート2Bは、2分割して断熱材1の合わせ 目を被覆するために、側縁から突出してラツプ片2Cを設けている。ラツプ片2 Cは、図4の断面図に示すように、断熱材1を配管に巻き付けた状態で、被覆シ ート2Bの側縁に重ね合わされる。ラツプ片2Cを被覆シート2Bの上にラップ させた状態で、ラツプ片2Cの端縁の金網2Aを図5と図6とに示すように結束 して緊締する。図4に示すように、被覆シート2Bの上に重ねられるラツプ片2 Cの幅(W)は、通常は10mm〜100mm、好ましくは15mm〜80mm の範囲に設計される。
【0021】 金網2Aは、被覆シート2Bの外側に張設され、被覆シート2Bを介して断熱 材1を配管に緊締する。金網2Aは、被覆シート2Bを緊締するので、被覆シー ト2Bの全面に張設される。ただ、隣接する断熱部材の隣接断熱部材締付部2a で被覆される部分は、隣接する断熱部材の金網2Aに緊締されるので、図1に示 すように、隣接する断熱部材の隣接断熱部材締付部2aで緊締される部分は金網 2Aを省略することもできる。さらに、金網2Aは、図3に示すように、被覆シ ート2Bの両側縁で内側に折り返されている。
【0022】 金網2Aは、図5に示すように、針金を亀甲状に編んだもの、あるいは、針金 を碁盤格子状に編んだものが使用できる。金網2Aには、手で簡単に折曲できる 程度のものを使用する。金網2Aの折曲性、言いかえると、どの程度の力で折曲 できるかは、針金の太さと、編目の大きさとで調整できる。針金は、通常、0. 2mmφ〜0.8mmφの範囲で調整される。編目は、対角線の長さが3mm〜50mm 、好ましくは5mm〜30mmのものが使用される。
【0023】 図1に示す断熱部材は、下記の構造で配管を断熱する。 図1に示すように、断熱材1の溝に配管4に沿わせる。 図2に示すように、ふたつ割した断熱材1を合わせて、両方の断熱材1で配 管4を挟む。 図3に示すように、被覆シート2Bのラツプ片2Cを断熱材1を配管4に巻 き付け、ラップ部2Cを、被覆シート2Bの表面に重ねる。 この状態で、図5に示すように、金網2Aにハッカー3を挿入する。ハッカ ー3はラップ部2Cの金網2Aと、ラップ部2Cを上に重ねた下の金網2Aに挿 入する。 ハッカー3の先端を金網2Aに引っかけて、ロッド部を矢印で示すように回 転すると、図6に示すように、下の金網2Aとラップ部2Cの金網2Aとが連結 されてループ5ができる。 ループ5からハッカー3のフックを引き抜くと、図4に示すように断熱部材 が配管に巻き付けて固定される。 その後、図7に示すように、別の断熱部材を、先に配管4に巻き付けた断熱 部材を隣に位置させる。このとき、隣接断熱部材締付部2aを、先に配管4に巻 き付けた断熱部材の端部を被覆できる位置に配設する。 金網2Aを変形して、断熱材1を配管4に巻き付ける。このとき、隣接断熱 部材締付部2aを、先に配管に巻き付けた断熱部材の端部に巻き付けて、隣接断 熱部材との境界にできる隙間を閉塞する。再びハッカーを使用して、表面の金網 2Aの金属線を局部的に結束し、金網2Aで被覆シート2Bを緊締する。
【0024】 このようにして配管4に巻き付けた断熱部材は、図8に示すように、隣接断熱 部材締付部2aを、隣接する断熱材1の端部に巻き付け、その表面を金網2Aで 緊締することによって、隣接する断熱部材との境界を閉塞する。とくに、金網2 Aで緊締される被覆シート2Bは、断熱材を多少押し潰す状態で隣接する断熱部 材の表面に密着する。
【0025】 さらに、この公報の断熱部材は、図9に示すように、隣接断熱部材締付部2a で被覆される部分を、別の被覆シート2Dで被覆し、その表面を隣接断熱部材締 付部2aで被覆することもできる。
【0026】
【考案の効果】
この考案の配管の断熱部材は、簡単かつ容易に、しかも能率よく施工できて、 隣接する断熱部材の境界にできる隙間を閉塞することができる。このため、断熱 部材の境界に外気が侵入することがなく、配管表面の結露を効果的に防止できる 。とくに、この考案の断熱部材は、長期間に渡って、配管表面の結露を防止でき る特長がある。したがって、配管の結露水が滴下して天井に染みを付け、あるい は、結露水が断熱部材の断熱特性を低下する等の従来の欠点を効果的に防止でき る特長がある。この考案がこのように断熱部材として極めて優れた特長を実現す るのは、隣接する断熱部材の境界を独得の構造で閉塞するからである。すなわち 、この考案の断熱部材は、断熱材の表面を被覆する被覆シートを端部から突出さ せて隣接断熱材締付部とし、この隣接断熱材締付部の表面に金網を張設する構造 によって優れた特長を実現する。この構造の断熱部材は、隣接断熱材締付部を、 隣接する断熱部材の端部に巻き付け、さらに、隣接断熱材締付部の表面を金網で 結束して緊締することができる。隣接断熱材締付部の表面に張設した金網は、そ れ自体を円筒状に変形して被覆シートを断熱材の表面に密着するのにとどまらず 、金属線を円形に結束して被覆シートの外周を緊締する。金網で緊締される被覆 シートは、極めて強く、例えば断熱材を多少押し潰す程の圧力で断熱材の表面に 押圧される。さらに、金網で被覆シートを緊締する施工状態を、ハッカー等で金 網の金属線を結束するという極めて簡単な操作で実現できる。したがって、この 考案の断熱部材は、簡単かつ容易に、しかも能率よく施工できるにもかかわらず 、被覆シートを隣接する断熱部材の表面に密着でき、さらに、金網の金属線を結 束して強く緊締される被覆シートは、長期間に渡って断熱材の表面に密着される 。このため、この考案の断熱部材は、施工後は言うにおよばず、施工した相当期 間が経過しても、配管の結露を効果的に防止できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の断熱部材を広げて配管に沿わせる状
態を示す斜視図
【図2】図1に示す断熱部材を配管に巻き付けた状態を
示す斜視図
【図3】図1に示す断熱部材の被覆シートを巻き付けた
状態を示す斜視図
【図4】図1に示す断熱部材を配管に巻き付けた状態を
示す断面図
【図5】ハッカーを使用して金網を連結する状態を示す
平面図
【図6】ハッカーで連結された金網の連結部分を示す平
面図
【図7】断熱部材に隣接して別の断熱部材を巻き付ける
状態を示す斜視図
【図8】隣接して断熱部材を配管に巻き付けた状態を示
す断面図
【図9】この考案の他の実施例にかかる断熱部材を配管
に巻き付けた状態を示す断面図
【符号の説明】
1…断熱材 2A…金網 2B…被覆シート 2C…ラップ片 2D…被覆シート 2a…隣接断熱部材締付部 3…ハッカー 4…配管 5…ループ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管の表面な被着される断熱材(1)と、
    この断熱材(1)の表面を被覆する被覆シート(2B)と、被
    覆シート(2B)の表面に張設されている金網(2A)とを備
    え、 断熱材(1)が筒体を縦割した形状に成形されると共に、
    この筒状断熱材(1)の表面を被覆する被覆シート(2B)
    は、隣接して配管に被着される断熱材(1)に向かって突
    出する隣接断熱部材締付部(2a)を有し、隣接断熱部材締
    付部(2a)の表面が金網(2A)で被覆されており、隣接して
    配管に巻き付られた断熱材(1)の表面を被覆する隣接断
    熱材締付部(2a)の表面を金網(2A)で緊締するように構成
    したことを特徴とする配管の断熱部材。
JP1992086879U 1992-11-24 1992-11-24 配管の断熱部材 Expired - Lifetime JP2518393Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992086879U JP2518393Y2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 配管の断熱部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992086879U JP2518393Y2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 配管の断熱部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0643491U true JPH0643491U (ja) 1994-06-10
JP2518393Y2 JP2518393Y2 (ja) 1996-11-27

Family

ID=13899126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992086879U Expired - Lifetime JP2518393Y2 (ja) 1992-11-24 1992-11-24 配管の断熱部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2518393Y2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002181281A (ja) * 2000-12-18 2002-06-26 Mag:Kk 保温筒
JP2010236689A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 流体管用遮音カバー
WO2019135436A1 (ko) * 2018-01-05 2019-07-11 (주)동인엔지니어링 분기형 배관용 단열장치
WO2019135434A1 (ko) * 2018-01-05 2019-07-11 (주)동인엔지니어링 배관용 단열장치
WO2019135435A1 (ko) * 2018-01-05 2019-07-11 (주)동인엔지니어링 밸브유닛용 단열장치
JP2019120437A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 シャープ株式会社 断熱庫

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5462155U (ja) * 1977-10-12 1979-05-01
JPS5549173U (ja) * 1978-09-27 1980-03-31

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5462155U (ja) * 1977-10-12 1979-05-01
JPS5549173U (ja) * 1978-09-27 1980-03-31

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002181281A (ja) * 2000-12-18 2002-06-26 Mag:Kk 保温筒
JP2010236689A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 流体管用遮音カバー
JP2019120437A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 シャープ株式会社 断熱庫
WO2019135436A1 (ko) * 2018-01-05 2019-07-11 (주)동인엔지니어링 분기형 배관용 단열장치
WO2019135434A1 (ko) * 2018-01-05 2019-07-11 (주)동인엔지니어링 배관용 단열장치
WO2019135435A1 (ko) * 2018-01-05 2019-07-11 (주)동인엔지니어링 밸브유닛용 단열장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2518393Y2 (ja) 1996-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5272285A (en) Sound attenuating machinery cover
US4022248A (en) Pipe having insulating material and cover and having two strips of self-sealing adhesive material
JP5827332B2 (ja) 吸音障壁
NO20003238D0 (no) FremgangsmÕte for fremstilling av en pressevire
JPH0643491U (ja) 配管の断熱部材
JPH06285832A (ja) コンクリート養生用マット
US5611369A (en) Concrete hydration system
JPH0754717Y2 (ja) 配管の断熱材
JPH1047587A (ja) 配管の断熱部材とその施工方法
JP2003278973A (ja) 管継手
JP2007162853A (ja) 配管表面カバー、仮設用配管および仮設用配管の施工方法
JP3561834B2 (ja) 保温カバー
JPH0319677Y2 (ja)
JP2978793B2 (ja) トンネル用止水シートの取付構造及び取付方法
JP2010025338A (ja) リブ付き本管と支管の接続構造
JP4050142B2 (ja) 防水構造
JPH0644961Y2 (ja) 建築用シート材
JP3052827U (ja) エアコン用洗浄装置
JPS6329039Y2 (ja)
HU192709B (en) Flexible heat transfer member
JPH0682199U (ja) トンネルの防水シ−ト及び断熱シ−ト取付構造
JP3607244B2 (ja) 防水シートの展張方法
JPH10113989A (ja) 管ライニング材の方向修正方法及び方向修正用フックの取付構造
JPS6028590Y2 (ja) パツク状断熱材
JPH0514078Y2 (ja)