JPH0643105B2 - コンベアベルトのエンドレス接合方法 - Google Patents

コンベアベルトのエンドレス接合方法

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JPH0643105B2
JPH0643105B2 JP6527086A JP6527086A JPH0643105B2 JP H0643105 B2 JPH0643105 B2 JP H0643105B2 JP 6527086 A JP6527086 A JP 6527086A JP 6527086 A JP6527086 A JP 6527086A JP H0643105 B2 JPH0643105 B2 JP H0643105B2
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JP
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reinforcing layer
conveyor belt
end portion
joint
ply
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盛明 鶴田
一美 大徳
元徳 ▲高▼▲崎▼
治雄 賀川
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KYUSHU GOMU SEIHIN HANBAI KK
KYUSHU RUBBER SEIHIN HANBAI KK
Bridgestone Corp
Nippon Steel Corp
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KYUSHU GOMU SEIHIN HANBAI KK
KYUSHU RUBBER SEIHIN HANBAI KK
Bridgestone Corp
Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ゴム、ゴム状弾性体、合成樹脂などを主体
とし、そこに複数プライの補強層を埋設してなるコンベ
アベルトのエンドレス接合方法に関し、とくに、接合部
分の耐久性の著しい向上をもたらすものである。
(従来の技術) 従来既知の、ベルトのエンドレス接合方法としては、た
とえば、実開昭48−81241号公報、実開昭49−
23657号公報などに開示されたものがある。
ここで前者の接合方法は、弾性繊維ベルトを、その側縁
に対して傾斜させて切断して接合部を形成し、この接合
部を、ベルトの両面に配置した当て布とともに縫合する
ものであり、また後者の方法は、伸縮性ベルトの継ぎ目
を凹凸に形成し、この継ぎ目を突き合わせてミシン掛け
するものである。
これがため、このような従来方法によってエンドレス接
合されたベルトをコンベアベルトとして用いる場合に
は、ベルト表面に露出する縫合糸が、搬送物、ベルト駆
動ローラなどによって、極めて早期に切断されるという
問題があった。
そこで、第3図に長さ方向の断面図で示すように、コン
ベアベルトaの両端部分で、そのカバーゴムbから、た
とえば帆布の三プライにて形成した補強層cを露出さ
せ、そして補強層cの各露出端部分で、それぞれのプラ
イc,c,cを、コンベアベルトaの厚さ方向に
おいて、相互に逆方向に向くステップ状に形成するとと
もに、補強層cの両露出端部分を、図示のように、それ
らの間に未加硫ゴムシートdが介在させた状態でそれぞ
れのプライ端面が相互に向き合って整列する姿勢で重ね
合わせ、次いで、補強層cの露出端部分に、図に仮想線
で示すように配置した未加硫ゴムeを加熱加圧すること
によって、補強層cの重ね合せ端部分の加硫接着ならび
に未加硫ゴムeの補強層cへの加硫接着をもたらすエン
ドレス接合方法が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、この提案技術によれば、コンベアベルトaの
接合端部分を縫合する必要がなく、縫目がコンベアベル
トの表面に露出することがないので、縫合糸の切断に起
因するコンベアベルトの破断の問題は生じないものの、
そこでは、補強層cの重ね合わせ端部分を、そこに介在
させて未加硫ゴムシートdの加硫に基づいて接合してい
ることから、そのゴムシートdの加硫による補強層の重
ね合わせ端部分での高度増加、ゴムシートdを介在させ
ることによるその重ね合わせ端部分の厚さの増加などに
よって、コンベアベルトaのエンドレス接合部における
曲げ剛性が高まり、この故に、コンベアベルトの屈曲性
が低下し、その接合部のセパレーションが、比較的早期
に発生するという他の問題があった。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決するも
のであり、縫合糸の切断のおそれなしに、エンドレス接
合部の屈曲性の著しい向上をもたらすコンベアベルトの
エンドレス接合方法を提案するものである。
(問題点を解決するための手段) この発明の方法は、とくに、コンベアベルトの両端部分
で、その外皮から補強層を、所要距離にわたって露出さ
せ、その補強層の各露出端部分で、それぞれのプライ
を、コンベアベルトの厚さ方向において、相互に逆方向
に向くステップ状に形成し、そして補強層の両露出端部
分を、それぞれのプライ端面が相互に向き合って整列す
る姿勢で重ね合わせた後、補強層の、少なくとも重ね合
せ端部分を縫合し、さらに、補強層の露出端部分を、そ
こに加硫接着その他によって接合した外皮で被覆するこ
とよりなる。
(作用) この方法によれば、とくに、補強層の重ね合せ部分を、
縫合によって接合することにより、その接合部分に硬度
の増加がほとんど生じないことはもちろん、その接合部
分に、縫合糸の締め付けによる厚さの減少をもたらすこ
とができるので、接合強度を十分に高めてなお、その部
分の屈曲性を著しく向上させることができる。
またここでは、補強層の露出端部分を外皮で被覆して縫
合糸を埋め込むことにより、その縫合糸の搬送物その他
との接触が確実に防止されるので、縫合糸が切断される
ことに起因する問題が有効に除去されることになる。
(実施例) 以下にこの発明を図示例に基づいて説明する。
第1,2図はそれぞれこの発明の実施工程を例示する図
であり、図中1はコンベアベルトを、2は補強層を、3
は補強層2を包み込む外皮をそれぞれ示す。
ここで、補強層2は、ポリアミド,ポリエステル,ポリ
ビニールアルコールなどの繊維にて形成したたとえば帆
布の複数プライ、ここでは三プライ2a,2b,2cか
らなり、また外皮3は、ゴム,ゴム状弾性体,合成樹脂
などからなる。
ここでは、外皮3内に埋設した補強層2を、たとえば加
硫によって、外皮3に接着させることにより、補強層2
のそれぞれのプライ2a〜2cもまた、相互に加硫接着
された状態のコンベアベルト1を構成し、はじめに、こ
のコンベアベルト1の両端部分で、外皮3から補強層2
を露出させ、そして補強層2のその各露出端部分で、そ
れぞれのプライ2a〜2cを、コンベアベルト1の厚さ
方向において、相互に逆方向に向くステップ状に形成
し、次いで、補強層2の両露出端部分を、それぞれのプ
ライ端面が相互に向き合って、より好ましくは第1図
(a)に示すように、ぴったり面接触して整列する姿勢
で重ね合わせて補強層2のその重ね合わせ端部分の厚さ
を他の部分の補強層厚さと実質的に等しくし、また、補
強層2の、少なくとも重ね合わせ端部分、好ましくは、
補強層2の外皮3からの露出端部分の全体にわたって、
たとえば、第1図(b)もしくは(c)に示すように、
コンベアベルト1の長さ方向またはその幅方向へ向けて
ジグザグ状に縫合し、さらにその後、補強層2の露出端
部分全体を、第2図に示すように、好ましくは外皮3と
同質の材料からなる外皮4で覆い、この外皮4を補強層
2および外皮3に、自然もしくは熱加硫、接着剤などに
よって接着させる。
このようなエンドレス接合方法によれば、補強層端部分
の接合が、強力な糸の縫合によって行われるので、たと
えば第2図に示すところにおいて、左右の補強層2,2
の、各プライの端部間5,5に、十分なる密着力がもた
らされるとともに、コンベアベルト1の長さ方向の剪断
力に対する大きな対抗力がもたらされるので、コンベア
ベルト1に作用するその剪断力に起因する補強層プライ
の抜け出し、コンベアベルト1の屈曲時におけるプライ
端部分6の起上りに起因する補強層プライの剥離などを
有効に防止することができ、このことにより、コンベア
ベルト1の耐久性が著しく向上されることになる。
またここにおける補強層2のための縫合糸は外皮4によ
って被覆されるので、その縫合糸が、搬送物その他との
接触によって切断されるおそれは全くなく、従って、コ
ンベアベルト1の十分なる耐久性が一層担保されること
になる。
この一方において、この接合方法は、補強層2の縫合の
ための工業用ミシンその他の設備を設置することにて低
い設備コストの下で簡易に実施することが可能である
が、第3図に述べた方法では、加熱加圧下にて補強層の
接合を行うことが必要になるため、その加熱加圧のため
の設備コストが嵩むという問題がある。
〔比較例〕
以下にこの発明による接合部と、第3図に示す従来技術
による接合部との耐屈曲性試験の比較結果を示す。
ここでベルト緒元は、 ベルトサイズ:40mm幅×4p×6.0mm 外側外皮×2.5mm内側外皮 帆布強度 :200kg/cm/p ステップ長さ:75mm であり、この発明の方法では、補強層の重ね合わせ端部
分を、JIS25番のミシン針と、3000デニールのポリエ
ステル繊維を用い、10cm当り12〜13針運針することにて
縫合し、また、従来技術では、補強層の重ね合わせ端部
分を、それらの間に介装した約1mm厚さの接着ゴムによ
って加硫接着した。
また、耐屈曲性試験は、コンベアベルトのエンドレス接
合部を、その搬送面を外側として直径100φのプーリに
巻き掛けするとともに、その接合部に200/12kg(帆布
強度/12)の張力を作用させ乍ら、接合部をプーリの回
転中心の周りに90往復/minさせた場合の往復回数を計
測することにより行った。
この試験によれば、従来技術による接合部は、約8万回
の往復運動によって補強層にセパレーションが発生した
のに対し、この発明による接合部では、そのセパレーシ
ョンが約25万回の往復運動によって発生した。従ってこ
の発明によれば、従来技術に比し、耐屈曲性が大幅に向
上することになる。
(発明の効果) 以上述べたところから明らかなように、この発明によれ
ば、とくに、補強層の接合を縫合にて行うことにより、
耐屈曲性の著しい向上をもたらすことができ、また、縫
合糸を外皮にて被覆することにより、縫合糸の切断を防
止してコンベアベルトの耐久性を十分に高めることがで
きる。
さらにまた、この発明では、補強層の接合のための加熱
加圧装置が不要となるので、設備コストが有効に低減さ
れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの発明の実施工程を例示する図、 第3図は従来例を示す長さ方向断面図である。 1……コンベアベルト、2……補強層 2a,2b,2c……プライ、3,4……外皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大徳 一美 福岡県北九州市八幡東区枝光1丁目1番1 号 (72)発明者 ▲高▼▲崎▼ 元徳 福岡県北九州市八幡東区前田1丁目11番1 号 九州ゴム製品販売株式会社内 (72)発明者 賀川 治雄 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町1番地

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数プライの補強層を埋設してなるコンベ
    アベルトをエンドレス接合するに際し、 コンベアベルトの両端部分で、その外皮から補強層を露
    出させる工程と、補強層の各露出端部分で、それぞれの
    プライを、コンベアベルトの厚さ方向において、相互に
    逆方向に向くステップ状に形成する工程と、補強層の両
    露出端部分を、それぞれのプライ端面が相互に向き合っ
    て整列する姿勢で重ね合わせる工程と、補強層の、少な
    くとも重ね合わせ端部分を縫合する工程と、補強層の露
    出端部分を外皮で被覆する工程とを順次に組み合わせて
    なるコンベアベルトのエンドレス接合方法。
JP6527086A 1986-03-24 1986-03-24 コンベアベルトのエンドレス接合方法 Expired - Lifetime JPH0643105B2 (ja)

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KR101875617B1 (ko) * 2017-04-28 2018-07-10 (주)화승엑스윌 컨베이어벨트 접합용 지그 및 이를 이용한 컨베이어벨트 접합방법

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