JPS6220763Y2 - - Google Patents

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JPS6220763Y2
JPS6220763Y2 JP1983041877U JP4187783U JPS6220763Y2 JP S6220763 Y2 JPS6220763 Y2 JP S6220763Y2 JP 1983041877 U JP1983041877 U JP 1983041877U JP 4187783 U JP4187783 U JP 4187783U JP S6220763 Y2 JPS6220763 Y2 JP S6220763Y2
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belt
joint
cut
conveyor
light
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JP1983041877U
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は軽搬送用コンベヤベルトの端部の接合
構造に関する。 軽搬送用コンベヤベルトはたとえばポリエステ
ル繊維またはポリアミド系繊維からなる織布等を
抗張力体層とし、ゴム、ポリウレタン、塩化ビニ
ール樹脂またはポリエステル樹脂等を被覆層とし
て構成されているが、その端部の接合構造に起因
して種々のトラブルを発生しがちであつた。 この種ベルトの端部の接合構造として従来より
採用されているものとしては次の(a)〜(c)のものが
ある。 (a) 第1図に示すように抗張力体層1とカバー層
2から構成されるベルトの接合端部を段階状に
剥離し、接着剤及び接着シート3を介して相互
に重ね合わせた接合構造(以下、剥離方式と略
称する。) (b) 第2図に示すように抗張力体層1とカバー層
2から構成されるベルトの接合端部を斜めに切
削し、接着剤及び接着シート3を介して相互に
重ね合せた接合構造(以下、切削方式と略称す
る。) (c) 第3図に示すようにベルト接合端部を連続し
たV字形にカツトし、相互に嵌合組合せて接着
剤及び接着シート3を介して接合した接合構造
(以下、フインガー方式と略称する。)尚、第4
図は第3図の平面図である。 上記の従来の接合構造(a)〜(c)のうち、(a)の剥離
方式と(b)の切削方式では接合部の重ね合せ部が硬
くなり、特にベルトの長手方向の屈曲に対して接
合部が柔軟性に欠けるために特に軽搬送用コンベ
ヤベルトにある特徴として小プーリ径(MiN10mm
φ)またはナイフエツジ(MiN1.5mmR)のコン
ベヤ機械装置にて使用される場合には第9図のよ
うに、ベルト接合部4が小プーリ上またはナイフ
エツジ部5で折り曲げられることによる歪発生に
より円滑な回転走行ができず、接合部の上に載つ
ている軽搬送物がベルト表面歪より横転したり、
落下したりあるいは位置ずれ変形したりする欠
点、および接合部が硬いことから屈曲疲労が大き
く、接着界面の早期剥離等が発生し、耐久性に乏
しい欠点があつた。 また、(c)のフインガー方式ではベルト長さ方向
では端末を鋭角にしているため屈曲疲労は少ない
が、構造的にベルトの幅方向(ヨコ)に対する強
度が弱く、ベルトの幅方向の張力または曲げ応力
に対して耐久性が乏しく、早期に接合部の破壊を
きたす欠点がある。たとえばカーブドコンベヤベ
ルト(方向転換ベルト)においては走行時、常に
外周方向(ベルトの幅方向)に緊張力を付加しな
がら回転走行せしめられるために、ベルト幅方向
に張力がかかり、接合部が早期に破壊される。 そして、またコンベヤの支持体がトラフキヤリ
アローラの場合にはそのトラフ(変角部)でくり
返しの曲げ応力を受けるので、これに耐えられ
ず、第9図に例示するように接合部が短期間に破
壊するという欠点があつた。 本考案は上述の問題点に鑑み考案されたもので
あつて、従来の剥離方式と切削方式の接合構造の
場合の欠点である接合部の硬さと、フインガー方
式の接合構造の場合の欠点であるベルト幅方向の
強度不足を共に解決した軽搬送用コンベヤベルト
の接合構造を提供しようとするものである。 以下、本考案の構成について図面を参考として
具体的に説明する。 第5図ないし第8図は本考案の実施例を示して
おり、第5図は2プライものの軽搬送用コンベヤ
ベルトの端部の切削状態を示す一部拡大斜視図、
第6図は第5図のベルト端部へ接合する他方のベ
ルトの端部の切削状態を示す一部拡大斜視図、第
7図は本考案のベルト端部の接合状態を示す平面
図、第8図は同じく断面図、第10図は第7図の
X−X線拡大断面図である。 つぎに、本考案の接合手順を添付図面に基づい
て説明する。 一方の接合端部をベルト厚の約半分の厚みま
で切削して平たんとする(第5図参照)。 他方の接合端部の切削面(第5図で符号Aで
示し、以下、A面という)に接着剤を塗布す
る。 他方の接合端部の切削面(第6図で符号Bで
示し、以下、B面という)に接着剤を塗布す
る。 A面の全体に接着シート(実施例では0.05mm
厚)を貼る。 A面の接着シートの上に接着剤を塗布する。 A面とB面を重ね合わせて圧着する。 A面の先端突き合わせ部上部に接着シートを
貼る(ベルトのカバー被覆層が熱融着良好な配
合材質の場合には省略することがある。) B面の台形波形状部の間隙に第10図に図示
するように、接着シートを充てんする(1プラ
イベルトの場合には接着シートの充てんを省略
する場合がある。また、2プライベルトの場合
には接着シートの充てんをおこなう)。 このようにして得られるベルト接合部を通常
の加硫方式でもつて加圧加硫して接合一体化さ
れる。 尚、1はポリエステル繊維またはポリアミド系
繊維からなる織布等から構成される抗張力体層、
2はカバー層である。ところで第7図において台
形波形状に裁断するに際して個々の台形のサイズ
としては実用上、台形の底辺の長さ(α)が10〜
40mm、上辺の長さ(β)が10〜30mm、高さ(γ)
が30〜60mm実用的寸法である。 なお、2プライものの軽搬送用コンベヤベルト
についての場合を説明してきたが、当然のことな
がら1プライ、3プライのものにも適用できるの
はいうまでもない。 以上のとおり本考案は構成されているものであ
り、軽搬送物が載せられるベルト端部の接合部表
側は突き合せ式としているのでベルト表面の平た
ん性が確保でき、軽搬送物の搬送に何ら支障がな
いばかりか、接合部裏側は台形波形状に切り込み
を入れているので帆布の重ね合せ面積が減少し、
減少分だけ接合部の硬さが低下し、柔軟性が増力
する。 実験 1 本考案にかかるベルト接合部を有するベルトと
従来方式によるベルト接合部(前述した剥離方
式、切削方式及びフインガー方式による接合部)
を有するベルトについて、つぎのとの実験を
試みた。 第11図aに示すように、8mmφのプーリ部
位11に上記ベルト12の接合部を180゜巻き
付けるのに必要な張力をバネ秤り13で測定し
た。重り15は固定。そして、ベルト本体部が
プーリ部位に180゜接触するときの力を100(基
準指数)として、各供試ベルトがプーリ部位に
180゜接触するときの力の指数を求めた。 第11図bに示すよう、バネ秤り13で一定
の張力を加えたときのプーリ部位11での膨ら
み量14(プーリ部位にベルト12の接合部が
添わずに離間する量)を測定した(ここで、一
定張力とは、ベルト本体部がプーリに第11図
aのように180゜接触するときの力を意味す
る。) 実験結果は次表のとおりである。
【表】 上述実験について考察するに、本考案による接
合部は従来の接合方式のものに比べ、8mmφのプ
ーリに180゜巻き付けるのに必要な張力が小さく
てすみ、また、プーリ部位に発生する膨らみ量も
少なくなり、プーリ部位の形状に添つて円滑に回
転走行しうることが判明した。 したがつて、本考案の接合構造を有する軽搬送
用コンベヤベルトは小プーリ上あるいはナイフエ
ツジ部を通過する際でも円滑に回転走行し、軽搬
送物が横転したり、落下したり、あるいは位置ず
れしたりするおそれがない。特に位置ずれがない
ということはカーブドコンベヤとして適用した場
合、チヨコレート菓子などの軽搬送物は常に一定
の軌跡を描いて搬送されるので爾後のマーク付や
飾り付などの加工が確実におこなえ、自動化作業
にも何ら支障をきたすおそれもなく、その効果は
顕著である。 実験 2 また、本考案による接合構造による軽搬送用コ
ンベヤベルトと、従来の接合構造による同コンベ
ヤベルトについて接合部の強度や寿命などの項目
につき比較実験をおこなつたが、その結果を次表
に示す。なお、実験はカーブドコンベヤに適用し
た場合のものである。
【表】
【表】 上掲表の実験結果から明らかなように従来の接
合構造によるベルトのうち、剥離方式と切削方式
によるものはカーブドコンベヤとして用いた場
合、搬送物の位置ずれが顕著であり、使用不可能
でありフインガー方式によるものでは搬送物の位
置ずれが全くなく、カーブドコンベヤとして好適
であるが、特にベルト幅方向の接合部強度が不足
しているので破損しやすく低寿命である。これに
対し、本考案によるものでは位置ずれがなく、接
合部強度もある程度確保できるので12ケ月以上と
きわめて長寿命で、カーブドコンベヤとして最適
であり、通常用途のコンベヤとしては更に長寿命
のコンベヤベルトとして利用できる。 以上のように、本考案ベルトの接合構造によれ
ば、従来の接合構造に比べて格段に優れた効果が
あり、実際のベルト適用においても、たとえば、
第12図に示すように、従来の接合構造によるベ
ルト12によれば、ベルト接合部17が硬いもの
であるので、接合部がナイフエツジ16部位(も
しくは小径プーリ部位)で膨らみ、円滑な搬送に
支障を来すものであつのに対し、実験1や実験2
に示すごとく、ベルト接合部の硬さが柔軟であつ
て、プーリ部位での膨らみ量がほとんど無視でき
る程度のものであるので、ナイフエツジ16部位
でも膨らむことはなく、円滑に走行し、搬送物の
円滑な走行になんら支障を来すおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来の軽搬送用コンベヤ
ベルトの端部の接合構造を示す接合前の拡大断面
図であり、第1図は剥離方式による場合、第2図
は切削方式による場合、第3図はフインガー方式
による場合を示し、第4図は第3図の平面図、第
5図ないし第8図は本考案の実施例を示し、第5
図は2プライものの軽搬送用コンベヤベルトの端
部の切削状態を示す一部拡大斜視図、第6図は第
5図のベルト端部へ接合する他方のベルトの端部
の切削状態を示す一部拡大斜視図、第7図は本考
案のベルト端部の接合状態を示す平面図、第8図
は同じく断面図、第9図は従来の剥離方式あるい
は切削方式によるベルト接合部がナイフエツジ部
で歪を発生した状態を示す斜視図、第10図は第
7図のX−X線拡大断面図、第11図aは実験1
における実験の測定試験方法を示す説明図、同
図bは実験の測定試験方法を示す説明図、第1
2図は従来の接合構造によるベルトの使用例を示
す概要図である。 1……抗張力体層、2……カバー層、3……接
着剤及び接着シート、4……ベルト接合部、5…
…ナイフエツジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 織布を抗張力体層として有する軽搬送用コンベ
    ヤベルトにおいて、一方の接合端部をベルト厚の
    約半分の厚みまで切削して平たんとし、他方の接
    合端部をベルトの約半分の厚みまで切削して平た
    んにしたのち台形波形状に裁断し、両者の接合端
    部の表側を突き合わせ、前記一方の接合端部の切
    削面と他方の接合端部の台形波形状部とを貼合し
    たことを特徴とする軽搬送用コンベヤベルトの接
    合構造。
JP4187783U 1983-03-22 1983-03-22 軽搬送用コンベヤベルトの接合構造 Granted JPS59153747U (ja)

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JPS59153747U JPS59153747U (ja) 1984-10-15
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4685247B2 (ja) * 2001-01-26 2011-05-18 三ツ星ベルト株式会社 トレッドミル用ベルトの接合構造
JP5508862B2 (ja) * 2007-03-21 2014-06-04 ハバシット アクチエンゲゼルシャフト 熱可塑性樹脂発泡材料からなる層を有するトレッドミルベルト

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JPS59153747U (ja) 1984-10-15

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