JPH0643087U - 透水性材料充填グレーチング - Google Patents

透水性材料充填グレーチング

Info

Publication number
JPH0643087U
JPH0643087U JP7910692U JP7910692U JPH0643087U JP H0643087 U JPH0643087 U JP H0643087U JP 7910692 U JP7910692 U JP 7910692U JP 7910692 U JP7910692 U JP 7910692U JP H0643087 U JPH0643087 U JP H0643087U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main girder
water
permeable material
gap
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7910692U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2523249Y2 (ja
Inventor
史樹 小林
Original Assignee
中部工機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 中部工機株式会社 filed Critical 中部工機株式会社
Priority to JP1992079106U priority Critical patent/JP2523249Y2/ja
Publication of JPH0643087U publication Critical patent/JPH0643087U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2523249Y2 publication Critical patent/JP2523249Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で安価に透水性材料充填グレーチングが
製造できる透水性材料充填グレーチング。 【構成】 断面I形の板材からなる主桁材10と、この主
桁材と直交し格子状に連結する連結棒と、主桁材の両端
に接合された側板と、両側に主桁材との間に間隙20を設
け主桁材の上端との間に所望の厚さの透水性材料22を充
填できるように主桁材の間の各間隙に水平に主桁材に固
着した受け材16により固定された透水性材料支持板18と
からなるものであって、車等の荷重は主桁材が受けるの
で、受け材および支持板を軽量化できるし、また支持板
の固定により透水性充填材の厚さを薄くできるので、支
持板の上に透水性材料を充填することにより、軽量で安
価に透水性材料充填グレーチングとすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は道路、公園等の側溝や排水溝に被せられその上を歩行者または車両が 通過する溝蓋および枡蓋に使用するグレーチングに関する。
【0002】
【従来の技術】
道路、公園等の側溝や排水溝に被せられる溝蓋のうち、いわゆるグレーチング と称されるものは、断面I形の板材であって溝を横断する方向に多数等間隔で平 行に配置された主桁材と、この主桁材と直交し主桁材の上部を格子状に連結する 連結棒と、さらに主桁材の両端に直交して接合された側板とで構成される。
【0003】 かかる構造のグレーチングにおいては、主桁同志が間隙を設けて配設されてい るため、次のような問題点がある。 すなわち、第1にこの間隙から煙草の吸殻等のゴミが落下して溝に堆積し溝の 水捌けを悪くする。そのため定期的に清掃する必要が生ずる。また、第2にハイ ヒール等の踵の細い靴でグレーチングの上を歩くと、間隙に踵が嵌入し歩行に支 障を生じたり転倒したりして危険である。さらに、グレーチングが被せてある箇 所は金属部が露出しているので、周囲の舗装と調和せず違和感を感じさせる。
【0004】 このようなグレーチングの問題点を解決するため、実開平2−89083号公 報の考案においては、グレーチングの両側部を除く主桁の間の間隙全体に透水性 素材を充填し歩行路とした歩行路付グレーチングが提案されている。また、実開 平3−21491号公報の考案は、主桁材の間の間隙の下から透水孔の形成され た遮蔽材を嵌入して固定し、その上に透水性舗装材を充填した溝蓋用グレーチン グが提案されている。
【0005】 さらに、実開昭63−81992号公報の考案においては、側板と主桁材との 間に段差を設けその空間に透水性材料を敷設した透水性グレーチングが提案され ている。また、実開平4−70383号公報の排水溝用蓋の考案は、グレーチン グの表面に透水性小孔を多数穿設した浅い皿状の床材受けを固定し、その中に透 水性骨材を埋め込んだものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、これら透水性材料充填グレーチングにおいては、主桁材の間に充填 する透水性材料は、グレーチングの排水性やコストおよび重量等を勘案すると、 出来るだけ薄い方が好ましく、10ミリ以下程度に仕上げることが望ましい。
【0007】 しかるに、前記第1の提案においては、グレーチングの厚みと共に透水性素材 の充填厚みが増すので、排水性および重量の点で好ましくない。また、前記第2 の提案においては、解決策としては有効であるが、グレーチングの寸法・形状お よび厚さ等に応じて多種類の遮蔽材を準備する必要があり、遮蔽材を製作し管理 する上で極めて厄介である。
【0008】 また、前記第3および第4の提案においては、表面を形成する透水性材料の骨 材間の接着強度に限界があり、歩行者用に限定すればこの程度の厚さだ問題はな いが、車両通行用にはさらに全体の厚さを少なくとも15mm増さなければなら ないというもんだいがある。
【0009】 本考案は透水性材料充填グレーチングの前記のごとき問題点を解決すべくなさ れたものであって、歩行者の通行の安全を確保しながら、車両の通行も可能とし 、軽量で排水性能にも優れ量産可能な透水性材料充填グレーチングを提供するこ とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の透水性材料充填グレーチングは、断面I形の板材からなり多数等間隔 で平行に配置された主桁材と、前記主桁材と直交し前記主桁材の上部を格子状に 連結する連結棒と、前記主桁材の両端に直交して接合された側板と、前記主桁材 に固定され前記主桁材の間の各間隙に透水性材料支持板を水平に固定する受け材 と、両側に前記主桁材との間に間隙を設け前記主桁材の上端との間に所望の厚さ の透水性材料を充填できるように前記主桁材の間の各間隙に水平に固定された透 水性材料支持板とからなることを要旨とする。
【0011】
【作用】
主桁材の間の各間隙には、両側に主桁材との間に間隙を設け、主桁材の上端と の間に所望の厚さの透水性材料を充填できるように、透水性材料支持板が、主桁 材に固定された受け材により、水平に固定されているので、支持板の上に透水性 材料を充填することにより、軽量で安価に透水性材料充填グレーチングとするこ とができる。すなわち、車等の荷重は主桁材が受けるので、受け材および支持板 を軽量化できるし、また透水性充填材の厚さを薄くできる。
【0012】 透水性充填材として、粒状骨材と合成樹脂バインダの混合物を用いるので、そ のみかけ比重が1.8〜2.0であって、透水性充填材支持板の上面と主桁の間 の空間に充填されると、支持板と主桁材の間に間隙が設けてあるため、充分な透 水性が確保されると共に、通過する車両の荷重は主桁材が受けることになり、骨 材の剥離が起こらない。そのため、使用するグレーチングを選定することにより 、歩行者専用道路、人車兼用道路のいずれにも使用することができる。なお、透 水性充填材は工場で予め充填しても良く、また必要に応じて工事現場で充填して も良い。
【0013】
【実施例】
本考案の好適な一実施例を以下図面に従って説明する。図1は本考案の一実施 例の主桁材を切断した部分拡大断面図、図2は本実施例のグレーチングの平面図 である。
【0014】 主桁材10は断面I形の板材であって、溝を横断する方向に多数等間隔に平行 に並列されている。連結棒12は角棒を捩じった棒であって、2本の連結棒12 が主桁材10と直交し主桁材10の上部に等間隔を保持して格子状に溶接されて いる。また、主桁材10の両端には、主桁材10と直交して側板14が固着され てグレーチングを構成している。
【0015】 受け材16は並列する主桁材10の間の間隙に差し渡される長さの板材であっ て、両端は主桁材10に垂直に固定されている。この受け材16は、その上に固 定される透水性材料支持板18が主桁材10の上端との間に所望の厚さの透水性 材料を充填できるような高さとし、また必要な荷重に耐えるように適宜のピッチ で各主桁材の間の間隙に固定されている。
【0016】 透水性材料支持板18は、両側に主桁材10との間に約3mm程度の間隙20 を設け、さらに主桁材10の上端との間に所望の厚さの透水性材料22を充填で きるようにして、主桁材10と並行でかつ水平状態で各間隙に固定されている。
【0017】 透水性充填材22は、粒径5ミリ前後の天然石からなる骨材にエポキシ樹脂等 の合成樹脂バインダを重量比で5〜7%混合したみかけ比重1.8〜2.0のも のであって、前記主桁10の間の各空間に固定された支持板18の上に主桁材1 0の上端と同一面の平滑な面となるように充填される。
【0018】 以上の構成からなる本実施例の透水性材料充填層が10mmのグレーチングに ついて、注水による透水性試験を行ったところ、充分なる透水性を有することが 判明した。また、充填層に直接10mm径の棒を用いて荷重をかける充填層の耐 荷重試験を行ったところ、400kgの荷重まで耐えることが確認され、ハイヒ ール等の踏みつけによる集中荷重にも充分耐え得ることが判明した。なお、本考 案の透水性材料支持板付きグレーチングは、透水性材料を充填した状態で主桁材 の間隙の全部に透水性材料を充填したグレーチングに比べて、厚さ50mmのグ レーチングにおいて約25%軽量であって、透水性材料充填グレーチングの軽量 化にも成功したことが確認された。
【0019】
【考案の効果】
本考案の透水性材料充填グレーチングは以上詳述したように、断面I形の板材 からなる主桁材と、この主桁材と直交し格子状に連結する連結棒と、主桁材の両 端に接合された側板と、両側に主桁材との間に間隙を設け主桁材の上端との間に 所望の厚さの透水性材料を充填できるように主桁材の間の各間隙に水平に主桁材 に固着した受け材により固定された透水性材料支持板とからなるものであって、 車等の荷重は主桁材が受けるので、受け材および支持板を軽量化できるし、また 支持板の固定により透水性充填材の厚さを薄くできるので、支持板の上に透水性 材料を充填することにより、軽量で安価に透水性材料充填グレーチングとするこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のグレーチングの主桁材を切
断した部分拡大断面図である。
【図2】本考案の実施例のグレーチングの平面図であ
る。
【符号の説明】
10 主桁材 12 連結棒 14 側板 16 受け材 18 透水性材料支持板 20 間隙 22 透水性充填材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面I形の板材からなり多数等間隔で平
    行に配置された主桁材と、前記主桁材と直交し前記主桁
    材の上部を格子状に連結する連結棒と、前記主桁材の両
    端に直交して接合された側板と、前記主桁材に固定され
    前記主桁材の間の各間隙に透水性材料支持板を水平に固
    定する受け材と、両側に前記主桁材との間に間隙を設け
    前記主桁材の上端との間に所望の厚さの透水性材料を充
    填できるように前記主桁材の間の各間隙に水平に固定さ
    れた透水性材料支持板と、粒状骨材と合成樹脂バインダ
    からなり前記透水性材料支持板の上に前記主桁材の上端
    と同一面になるように充填された透水性充填材からなる
    ことを特徴とする透水性材料充填グレーチング。
JP1992079106U 1992-11-17 1992-11-17 透水性材料充填グレーチング Expired - Lifetime JP2523249Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992079106U JP2523249Y2 (ja) 1992-11-17 1992-11-17 透水性材料充填グレーチング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992079106U JP2523249Y2 (ja) 1992-11-17 1992-11-17 透水性材料充填グレーチング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0643087U true JPH0643087U (ja) 1994-06-07
JP2523249Y2 JP2523249Y2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=13680649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992079106U Expired - Lifetime JP2523249Y2 (ja) 1992-11-17 1992-11-17 透水性材料充填グレーチング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2523249Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3021491U (ja) * 1995-08-08 1996-02-20 南亜塑膠工業股▲ひん▼有限公司 圧縮成形ドア組立構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3021491U (ja) * 1995-08-08 1996-02-20 南亜塑膠工業股▲ひん▼有限公司 圧縮成形ドア組立構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2523249Y2 (ja) 1997-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4885879A (en) Vault structure for protection of roadways against snow
EP2454416B1 (en) Surfaces using structural modules
KR101203978B1 (ko) 교량의 상부 구조물
CN208965337U (zh) 一种公路路基防沉降设施
WO2012157812A1 (ko) 친환경 데크로드 및 그 시공방법
CN112144340B (zh) 一种公路桥头跳车的防治结构及施工方法
CN108547209A (zh) 一种单孔预制空心板无伸缩缝桥梁及其施工方法
JPH0643087U (ja) 透水性材料充填グレーチング
JPH0653684U (ja) 透水性材料充填グレーチング
JP2008503666A (ja) ラダー枕木軌道
JP2510494Y2 (ja) 透水性材料充填グレ―チング
JP3328802B2 (ja) 橋梁における排水装置
JP3678951B2 (ja) 格子状床版を備えた構造物とその施工方法
JPH0653683U (ja) 透水性材料充填グレーチング
JP5318257B1 (ja) コンクリート製張出歩道構成体及び該構成体を用いた張出歩道を有する車道の建設方法
KR100214431B1 (ko) 교량의 조인트 시공구조 및 그 시공방법
JP2020094373A (ja) 橋梁の遊間に設けられる舗装体
JP2510495Y2 (ja) 透水性溝蓋
US3247539A (en) Suspended overpass
JP3751849B2 (ja) 軽量盛土工法におけるコンクリート床版とアンカーとの固定構造
RU2047681C1 (ru) Плита сборного покрытия
JP3851473B2 (ja) 舗装構造
RU2007104428A (ru) Способ и конструкция возведения автомобильной дороги с твердым покрытием
SU907131A1 (ru) Сборное покрытие дорог и аэродромов
JPH0151606B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term