JPH0642887Y2 - 空調用レジスタ - Google Patents

空調用レジスタ

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JPH0642887Y2
JPH0642887Y2 JP3323787U JP3323787U JPH0642887Y2 JP H0642887 Y2 JPH0642887 Y2 JP H0642887Y2 JP 3323787 U JP3323787 U JP 3323787U JP 3323787 U JP3323787 U JP 3323787U JP H0642887 Y2 JPH0642887 Y2 JP H0642887Y2
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JP
Japan
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core
housing
fin
air
operating lever
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JP3323787U
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JPS63142642U (ja
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善孝 伊藤
冬樹 板倉
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Kojima Industries Corp
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Kojima Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等の室内に温度や湿度を調整された空
気を導入するためのレジスタの改良に関する。特に、全
体形状が略球形をなす、丸型レジスタにおける風向調節
機構の改良に関する。
〔従来の技術〕
空調用レジスタは、大別して(1)複数の縦及び横フィ
ンをハウジング内に設けて、これを左右又は上下に回動
させて風向を調節する縦横フィン型レジスタ、(2)ハ
ウジング内に一本の軸を中心に回動可能なバレルを設
け、該バレル内に、前記軸と直交する方向の軸を中心に
回動するフィンを設け、バレルとフィンとの回動によっ
て風向を変化させるバレル型レジスタ、及び(3)略球
形の全体形状をなしたハウジングの内部に、上下左右に
回動自在に球形のバレルを設置し、該バレルに対して一
本の軸を中心に回動可能にフィンを設けた丸型レジスタ
(例えば実開昭60-184713号、又は61-1418号参照)に分
類される。
(1)及び(2)のタイプのレジスタにおいては、フィ
ンが複数枚設けられているので、製作に際して部品点数
が多くてコスト高となり、又、操作に際しフィンの動き
が正面の通風開口から目視されるので、意匠上の問題が
ある。一方、(3)のタイプのレジスタは、前者のタイ
プに比べて部品点数は減少するが、なお、通風開口を通
じて、奥に設置されたシャットダンパの動きやハウジン
グの内側が見えると云う意匠上の欠点は残り、これを避
けるために開口の一部を遮蔽した場合には、空気の吹き
出しが悪化し機能が低下する恐れがある。
〔考案の構成〕
本考案は、このような従来技術の問題点を解決すること
を目的とし、前述の丸型レジスタにおいて、通風機能を
損なうことなく、可能な限り通風開口の内部が隠蔽され
るようなレジスタ構造を提供するものである。
この目的は、実質的に球形をなす中空体の対向する二つ
の領域を切り欠いて開口を設けて、一方を空気導入口、
他方を空気吹き出し口としたハウジングを構成し、該ハ
ウジングの内部に、前記空気吹き出し口に対面して、最
大直径部の断面が該空気吹き出し口に略等しいか又は大
きい実質的に球形の中子を設け、該中子によって前記空
気導入口からハウジング内に導入された空気をハウジン
グの球面状内壁に沿って前記吹き出し開口まで流れるよ
うに案内し;前記中子の後方に、導入空気の流通空間を
その流れ方向に対して二つの領域に分割するフィンを設
け;更に該フィンを操作して前記領域における位相角並
びに傾斜角を調節可能とする操作手段を設けたことを特
徴とするレジスタによって達成される。
前記操作手段は、前記中子の中心軸を貫通し、該中子に
対して該中心軸を中心に回転自在に設置された略円筒形
の回転子と、該回転子の中空部を軸方向に貫通して、後
端部が前記フィンに連結されると共に、前端部が前記空
気吹き出し口から突出している操作レバーとからなって
いることが望ましい。
本考案の一態様によれば、前記中子は前記ハウジングに
対して固定されており、前記フィンと操作レバーとは前
記中心軸に垂直な固有の軸を中心にそれぞれ回動自在に
前記回転子に枢支され、且つフィンと操作レバーとはリ
ンク−ピン機構によって連結され、更に該操作レバーは
前記回転子の中空部の軸平面内で運動の自由度を有して
いることを特徴とする。
又、本考案の別の態様によれば、前記中子は前記ハウジ
ングに対して中心軸に垂直な軸を中心に回動自在に枢支
され、フィンは操作レバーの後端部にこれと一体的に固
定されていることを特徴とする。
本考案によれば、操作レバーを中子の中心軸を中心に回
動することによって、中子に支持された回転子が、これ
に取りつけられているフィンと共に軸を中心に回転し、
導入空気の振り分け位置が変更される。一方、操作レバ
ーを回転子の中空部の範囲内で左右に動かすことによ
り、ハウジングに対するフィンの傾斜角度を変更するこ
とができ、空気の振り分け割合が調節される。この両者
の組み合わせによって、吹き出し空気の方向を任意に調
節可能である。
フィンと操作レバーとをリンク−ピン機構で連結した態
様によれば、操作レバーの少ない左右移動操作によって
も、フィンが大きく移動するので、効率的に風向を調節
することが可能となる。
又、中子を空気吹き出し口に等しいか又はこれよりも大
きい断面となるように構成したので、レジスタ内部が中
子によって隠蔽され、フィン等の動きが見えなくなるの
で意匠上の効果も大きい。
以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本考案を更に
詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は、本考案の一態様にかかるレジスタの全体構成
を示す断面図であり、第3図はその正面図である。略球
形中空体からなるハウジング1の前面には空気吹き出し
口2が設けられ、これに対向する後面には空気導入口3
が設けられ、空気供給源(図示しない)に接続されたダ
クト4に連通している。ハウジング1の内部には、垂直
な支持ロッド5によって上下壁に固定されて、内部空間
の略中央部に宙吊り状態で中子6が支持されている。該
中子6は空気抵抗を少なくするために略球形をなし、そ
の中心軸に沿って円筒状の中空部7が設けられている。
該中空部7には、これに対応して略円筒形の外形を有す
る回転子8が、軸を中心に回動自在に嵌合している。
回転子8は、第2図に示すように、二つ割の部材8a,8b
から構成され、組み合わされた状態では両部材間に軸方
向に延在する所定寸法の中空部9が形成されるように構
成されている。この中空部9に対して、前方からは操作
レバー10が挿入され、更に後方からは中子6の後方に位
置するフィン11の中心から突出した取付けバー11aが挿
入されている。操作レバー10と取付けバー11aには、そ
れぞれ上下方向のピン12,13が凸設されており、回転子
の部材8a,8bのこれに対応する個所に設けられた孔14,15
に嵌合して枢支されるように構成されている。なお、前
記中空部9は操作レバー10及び取付けバー11aに所定の
左右回動を許容する広さが必要である。
操作レバー10の後端と取付けバー11aの前端は前者に設
けられたピン16と後者に設けられた孔17との嵌合によっ
てリンク結合されている。又操作レバー10の前端は空気
吹き出し口2から前方に突出している。
前記フィン11はハウジング1内の空気の流れに沿って配
置された、略扇形をなす一枚のプレートであり、ハウジ
ング1の後部空間を実質的に二分している。
この構成を有するレジスタの操作手順について説明す
る。
空気はダクト4を通じてハウジング1の空気導入口3に
供給されるが、その際、フィン11の作用によって二つの
流れに分割された上、中子6の外表面とハウジングの内
壁とで形成される滑らかな流路に沿って空気吹き出し口
2方へ導かれる。
吹き出し空気の方向の変更は、操作レバー10の操作によ
ってフィン11の位置を変えることによって行われる。先
ず、第4図(a)に示すように、操作レバー10の軸を回
転子8に対して移動させることなく、中子の中心軸を中
心に回転させると、回転子8は中子6に対して同心的に
回転し、これに支持されているフィン11を第4図(b)
に示すように回転させ、ハウジング1内での位相角αを
変化させる。又、この状態で、第5図(a)に示すよう
に、操作レバー10を前記回転子8の中空部9の許容範囲
内で移動させて、軸方向を変更すると、ピン−リンク結
合を通じてフィンの取付けバー11aが動かされ、フィン1
1は第5図(b)に示すように傾動して傾斜角βを変化
させ、ハウジング1内での空気の流れの振り分け割合を
変化させる。この場合、ピン−リンク結合の効果によっ
て、操作レバー11の単位操作量当たりのフィンの移動量
は、操作レバーと取付けバーとが一体的に結合されてい
る場合に比し、大きくなることが理解できるであろう。
換言すれば、少ない操作量で同じ効果が得られることに
なる。
これら2種類の操作を組み合わせて実行することによ
り、任意の方向への空気の吹き出しを制御することがで
きる。
前述のように、操作レバーの操作量は大きくなるが、操
作レバーとフィンの取付けバーを一体的に結合し、それ
と同時に中子6を支持ロッド5によって、ハウジング1
に対して回動自在に枢支した構成も本考案の範疇にあ
り、この場合には前述の例における回転子8内の中空部
9における操作レバー10との間の余裕空間は不要となる
等構造が簡単となる。
以上の説明は、図示の略球形をなすハウジングからなる
レジスタについて述べたが、ハウジング形状の多少の変
更は本考案の技術的思想の範囲であり、例えば、回転楕
円体状のハウジングとか、半球状のハウジングのもの等
が当然に含まれる。その他、吹き出し口の形状も円形以
外に、周囲の意匠に適合するように変更可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、空気吹き出し口からレジスタのハウジ
ング内部のフィンの動きが目視されると云う従来の丸型
レジスタの欠点が、特別な寸法の中子を設けることによ
って解消し、又縦横フィン型及びバレル型のレジスタに
比べて構成部品点数が大幅に減少するので、製造コスト
を安くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のレジスタの側断面図、 第2図は主要部品の分解斜視図、 第3図は第1図の正面図、 第4図は操作レバーの操作によってフィンの位相角が変
化する状態を示す正面図、 第5図は同じくフィンの傾斜角が変化する状態を示す平
面図である。 1……ハウジング 2……空気吹き出し口 3……空気導入口 4……ダクト 5……支持ロッド 6……中子 8……回転子 9……中空部 10……操作レバー 11……フィン

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に球形をなす中空体の対向する二つ
    の領域を切り欠いて開口を設けて、一方を空気導入口、
    他方を空気吹き出し口としたハウジングを構成し、該ハ
    ウジングの内部に、前記空気吹き出し口に対面して、最
    大直径部の断面が該空気吹き出し口に略等しいか又は大
    きい実質的に球形の中子を設け、該中子によって前記空
    気導入口からハウジング内に導入された空気をハウジン
    グの球面状内壁に沿って前記吹き出し開口まで流れるよ
    うに案内し;前記中子の後方に、導入空気の流通空間を
    その流れ方向に対して二つの領域に分割するフィンを設
    け;更に該フィンを操作して前記領域における位相角並
    びに傾斜角を調節可能とする操作手段を設けたことを特
    徴とするレジスタ。
  2. 【請求項2】前記操作手段が、前記中子の中心軸を貫通
    して該中子に対して該中心軸を中心に回転自在に設置さ
    れた略円筒形の回転子と、該回転子の中空部を軸方向に
    貫通して、後端部が前記フィンに連結されると共に、前
    端部が前記空気吹き出し口から突出している操作レバー
    とからなっていること特徴とする実用新案登録第1項に
    記載されたレジスタ。
  3. 【請求項3】前記中子が前記ハウジングに対して固定さ
    れており、前記フィンと操作レバーとは前記中心軸に垂
    直な固有の軸を中心にそれぞれ回動自在に前記回転子に
    枢支され、且つフィンと操作レバーとはリンク−ピン機
    構によって連結され、更に該操作レバーは前記回転子の
    中空部の軸平面内で運動の自由度を有していることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項のい
    ずれか1項に記載されたレジスタ。
  4. 【請求項4】前記中子が前記ハウジングに対して中心軸
    に垂直な軸を中心に回動自在に枢支され、前記フィンが
    操作レバーの後端部にこれと一体的に固定されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項のいずれか1項に記載されたレジスタ。
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JPS63142642U JPS63142642U (ja) 1988-09-20
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