JP2001097035A - 丸型レジスタ - Google Patents

丸型レジスタ

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JP2001097035A
JP2001097035A JP27646299A JP27646299A JP2001097035A JP 2001097035 A JP2001097035 A JP 2001097035A JP 27646299 A JP27646299 A JP 27646299A JP 27646299 A JP27646299 A JP 27646299A JP 2001097035 A JP2001097035 A JP 2001097035A
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JP
Japan
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retainer
blade
register
cylindrical
air
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Pending
Application number
JP27646299A
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English (en)
Inventor
Masaki Otake
正起 大竹
Shigeru Yabutani
茂 薮谷
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】丸型レジスタにおいて部品点数を低減するとと
もに、風切り音を低減し指向性を向上させる。 【解決手段】円筒状の第1リテーナ1と、回動可能に第
1リテーナ1の内部に保持された第2リテーナ2と、第
2リテーナ2の回動軸と直交する方向に回動可能に第2
リテーナ2の内部に保持されたブレード3とから構成し
た。従来のような複数のフィンが不要となり1枚のブレ
ード3でよく、筒状の第2リテーナ2から吹き出すので
指向性が向上する。そしてブレード3は第1リテーナ1
に対して相対的に2軸回動可能となるため、第1リテー
ナ1の開口に対するブレード3の角度を任意に調整する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車などの空調装
置の空調用空気を吹き出す開口部を構成するレジスタに
関し、詳しくは丸型のレジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のインストルメントパネルなどに
は、空調装置からの温冷風を吹き出す開口部としてのレ
ジスタが設けられている。このレジスタは、図6に示す
ように空気流路及び吹き出し開口を形成する筒状のリテ
ーナ100と、リテーナ100内に揺動自在に配置され
た互いに平行な複数の水平フィン200及び垂直フィン
201と、水平フィン200及び垂直フィン201を揺
動させてリテーナに対する角度を可変することで送風方
向を可変する図示しないノブなどの可変手段とからな
り、一般に手動により可変手段を駆動してフィンの角度
を調節することで送風方向を調節可能とされている。
【0003】例えば複数の水平フィン200は、一端が
それぞれ側板202に枢支され、他端が連結ロッド20
3に枢支されて互いに平行となっている。そして、側板
202がリテーナに固定されるとともに連結ロッド20
3が図示しないリンク機構に連結され、リンク機構が連
結ロッド203を駆動することで全ての水平フィン20
0が同期して揺動するように構成されている。
【0004】また意匠上の理由から、丸型のレジスタが
用いられる場合もある。この丸型のレジスタは、例えば
図7に示すように、円筒状基体300の内周表面に固定
される筒部材301と、筒部材301に回動自在に枢支
された第1バレル302と、第1バレル302の回動方
向と略直交する方向へ回動自在に第1バレル302に枢
支された第2バレル303と、第2バレル303に固定
されたノブ304と、から構成されている。第2バレル
303は複数の縦フィン305が同軸的に軸支され、か
つ縦フィン305どうしの間に図示しない横フィンをも
ち、縦フィン305の軸306が第1バレル302に回
動自在に枢支されている。
【0005】この丸型レジスタでは、ノブ304を持っ
て第2バレル303を第1バレル302に対して矢印A
方向へ回動させるとともに、第1バレル302を筒部材
301に対して矢印B方向へ回動させることで、筒部材
301及び第2バレル303を通過して吹き出す空調用
空気の風向を調整することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来のレジス
タでは、上記したように部品点数が多いために、組付工
数や生産管理工数などが多大となり、その分コストが高
いものとなっている。また複数のフィンの間を空気が通
過するために、通風抵抗による風切り音が大きく、吹出
し空気の指向性も十分とはいえなかった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、丸型レジスタにおいて部品点数を低減する
とともに、風切り音を低減し指向性を向上させることを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の丸形レジスタの特徴は、空調用空気の流路及び吹き
出し開口を構成する円筒状の第1リテーナと、短い円筒
状をなしその直径方向に平行な軸を中心に回動可能に第
1リテーナの内部に保持された第2リテーナと、板状を
なし表裏面に平行な軸を中心に回動可能に第2リテーナ
の内部に保持されたブレードと、よりなることにある。
【0009】そして上記丸形レジスタにおいて、第2リ
テーナは第1リテーナの内周形状に沿う外周形状をも
ち、ブレードは第2リテーナの内周形状と略同一形状で
あることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の丸型レジスタでは、第1
リテーナをインストルメントパネルなどに設けられた被
組付部材とし、その他は第2リテーナとブレードのみか
ら構成することができる。したがって第2リテーナとブ
レードとを予め組み付けておけば、組付工程では第2リ
テーナの両端を第1リテーナに枢支するだけの作業とな
り、組付工数を低減することができる。また部品点数が
少ないので、生産管理工数なども低減することができ、
コストを大きく低減することができる。
【0011】そして本発明の丸型レジスタでは、空調時
には空調用空気が第1リテーナの開口から吹き出す。そ
して第2リテーナを第1リテーナに対して相対的に回動
させ、かつブレードを第2リテーナに対して相対的に回
動させることで、吹き出す風向を任意に調整することが
できる。したがって従来必要であった複数のフィンを不
要として風向を調整することができるので、風切り音を
低減することができる。そして風は筒状の第2リテーナ
から吹き出すので、吹出し空気の指向性も向上する。
【0012】また第2リテーナは第1リテーナの内周形
状に沿う外周形状をもち、ブレードは第2リテーナの内
周形状と略同一形状とすれば、第2リテーナの軸中心を
第1リテーナの軸中心と一致させるとともに、ブレード
を回動させて第2リテーナの開口面と一致させることで
第1リテーナの開口を塞ぐことができ、送風・停止を容
易に切り換えることができる。
【0013】第2リテーナを第1リテーナに回動可能に
保持するには、一方から突出する突起を他方の穴部に挿
通して枢支すればよい。ブレードを第2リテーナに回動
可能に保持する場合も同様である。また第2リテーナの
回動方向とブレードの回動方向は、互いに異なっていれ
ばよいが、操作をわかりやすくするためには、第2ブレ
ードの枢支軸とブレードの枢支軸とがなす角度を直角と
することが望ましい。
【0014】そして本発明の丸形レジスタを操作するに
は、ブレードを摘んでブレードを第2リテーナに対して
相対的に回動させるとともに、第2リテーナの回動方向
に動かすことで第2リテーナを第1リテーナに対して相
対的に回動させる。これにより所望の風向とすることが
できる。そして風を止めたい場合には、第2リテーナの
軸方向が第1リテーナの軸方向と一致するようにし、さ
らにブレードの表面が第2リテーナの開口面と一致する
ようにすればよい。
【0015】第1リテーナ及び第2リテーナの断面形状
は、真円形状、楕円形状、卵型形状などとすることがで
きるが、真円形状とすれば角度調節の自由度が最も大き
くなるので特に好ましい。
【0016】ブレードは1枚の板状とするだけで十分に
機能を果たすが、場合によっては複数のフィンが一体と
なったブレードを用いることもできる。また風向調節を
一層容易とするために、ブレード表面にノブなどを形成
することも好ましい。
【0017】なお、本発明の丸型レジスタでは、第2リ
テーナ及びブレードの回動角度を360度無制限とする
ことができるが、係止突起などを設けたり、第2リテー
ナが所定角度の時に第1リテーナと干渉するように構成
して、回動角度を制限するようにしてもよい。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しながら、実施例により本
発明を具体的に説明する。
【0019】図1に示す本実施例のレジスタは、インス
トルメントパネルの一部を構成し真円形の吹き出し開口
を構成する第1リテーナ1と、第1リテーナ1に回動自
在に枢支された断面真円の円筒状の第2リテーナ2と、
第2リテーナ2に回動自在に枢支された真円板状のブレ
ード3とから構成されている。
【0020】第1リテーナ1は基部10と、基部10か
ら裏面側へ突出する筒部11とからなり、基部10がイ
ンストルメントパネルの一部を構成するとともに真円形
の吹き出し開口を構成している。基部10は断面真円形
に形成され、直径方向で180度反対方向に一対の穴部
12が形成されている。また筒部11の端部は、空調装
置から延び空調用空気の流路を構成する図示しないダク
トに連通固定されている。
【0021】第2リテーナ2は、高さの低い円筒形状を
なして断面真円形状に形成され、その外周形状は第1リ
テーナ1の内周形状と一回り小さい形状となっている。
また第2リテーナ2には直径方向に180度反対方向で
外側へ突出する一対の突起20が形成され、その突起2
0がシム21を介してそれぞれ第1リテーナ1の穴部1
2に枢支されている。したがって第2リテーナ2は、第
1リテーナ1内で一対の突起20を結ぶ直線を中心にし
て回動可能となっている。また突起20から90度ずれ
た位置の内周面には、直径方向で180度反対方向に一
対の穴部22が形成されている。
【0022】ブレード3は、第2リテーナ2の開口より
一回り小さな真円形状をなし、その外周表面には直径方
向に180度反対方向で外側へ突出する一対の突起30
が形成されている。またブレード3の表裏面には、それ
ぞれノブ31が形成されている。そして突起30がシム
32を介してそれぞれ第2リテーナ2の内周表面に枢支
されている。したがってブレード3は、第2リテーナ2
内で一対の突起30を結ぶ直線を中心にして回動自在と
なっている。なおブレード3が第2リテーナ2に保持さ
れた状態で、一対の突起30を結ぶ直線は、第2リテー
ナ2の一対の突起20を結ぶ直線に対して直交するよう
に構成されている。さらにノブ31は、ブレード3と直
交して突出する平板33の先端に設けられている。
【0023】この丸型レジスタでは、第2リテーナ2が
第1リテーナ1に回動可能に枢支され、ブレード3が第
2リテーナ2に回動自在に枢支されている。そして第2
リテーナ2の回動方向とブレード3の回動方向とが直交
しているので、ブレード3は第1リテーナ1に対して相
対的に2軸回動可能となって、第1リテーナ1の開口に
対するブレード3の角度を任意に調整可能となってい
る。
【0024】上記のように構成された本実施例の丸型レ
ジスタでは、空調装置からの空調用空気は図示しないダ
クトから第1リテーナ1の筒部11及び基部10を通過
し、ブレード3及び平板33に案内されて第2リテーナ
2から吹き出す。そしてブレード3の先端あるいはノブ
31を摘んでブレード3を回動させ、かつ第2リテーナ
2を回動させることで、第1リテーナ1の基部10の開
口に対するブレード3の角度を任意に調整することがで
き、風向を任意の方向とすることができる。図2及び図
3には、第2リテーナ2の軸中心を第1リテーナ1の軸
中心と一致させた状態で正面に向かって吹き出すように
調整した開状態を示している。
【0025】次に図2及び図3の状態からこのレジスタ
を閉状態とするには、ブレード3又はノブ31を摘んで
ブレード3を第2リテーナ2に対して90度回動させ
る。これにより、図4に示すようにブレード3が第2リ
テーナ2の開口を塞ぎ、第1リテーナ1の開口が塞がれ
るので、風の吹出しを止めることができる。
【0026】また風向を任意の角度とするには、ブレー
ド3又はノブ31を摘んでブレード3を第2リテーナ2
に対して回動させるとともに、ブレード3を介して第2
リテーナ2を第1リテーナ1に対して回動させる。これ
により図5に示すように風向を任意の角度とすることが
できる。
【0027】
【発明の効果】すなわち本発明の丸型レジスタによれ
ば、部品点数がきわめて少ないため、組付工数の大幅な
低減が可能となり、コストが安価となるとともに信頼性
も向上する。
【0028】また従来のような複数の可動フィンが不要
となるため、抵抗の低減により風切り音が低減され、か
つブレードと筒状の第2リテーナにより風向を制御する
ため指向性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の丸型レジスタを分解状態で
示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の丸型レジスタの開状態を第
2リテーナの枢支軸で切断して示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例の丸型レジスタの開状態をブ
レードの枢支軸で切断して示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例の丸型レジスタの閉状態をブ
レードの枢支軸で切断して示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例の丸型レジスタの風向調整状
態をブレードの枢支軸で切断して示す断面図である。
【図6】従来のレジスタの断面図である。
【図7】従来の丸型レジスタを分解状態で示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1:第1リテーナ 2:第2リテーナ 3:ブ
レード 21,32:シム 31:ノブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調用空気の流路及び吹き出し開口を構
    成する円筒状の第1リテーナと、短い円筒状をなしその
    直径方向に平行な軸を中心に回動可能に該第1リテーナ
    の内部に保持された第2リテーナと、板状をなし表裏面
    に平行な軸を中心に回動可能に該第2リテーナの内部に
    保持されたブレードと、よりなることを特徴とする丸型
    レジスタ。
  2. 【請求項2】 前記第2リテーナは前記第1リテーナの
    内周形状に沿う外周形状をもち、前記ブレードは前記第
    2リテーナの内周形状と略同一形状であることを特徴と
    する請求項1に記載の丸形レジスタ。
JP27646299A 1999-09-29 1999-09-29 丸型レジスタ Pending JP2001097035A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7566261B2 (en) 2005-08-24 2009-07-28 Howa Plastics Co., Ltd. Air outlet device for vehicle cabin
JP2013154735A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Toyoda Gosei Co Ltd 空調用レジスタ
JP2015094551A (ja) * 2013-11-13 2015-05-18 株式会社三菱地所設計 吹出口装置
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JP2020111087A (ja) * 2019-01-08 2020-07-27 日本プラスト株式会社 風向調整装置

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