JPH0642602A - 同軸駆動部を有する平行リンクロボット - Google Patents
同軸駆動部を有する平行リンクロボットInfo
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- JPH0642602A JPH0642602A JP9304792A JP9304792A JPH0642602A JP H0642602 A JPH0642602 A JP H0642602A JP 9304792 A JP9304792 A JP 9304792A JP 9304792 A JP9304792 A JP 9304792A JP H0642602 A JPH0642602 A JP H0642602A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウエハ等の試料を2枚同時に搬送できるよう
な寸法の試料台を取付けることができ、スループット
(処理量)の向上が可能な搬送ロボットを提供するこ
と。 【構成】 同軸駆動部の内軸1aと外軸2aにそれぞれ
一端を固定したアーム21,22と、それぞれに平行な
アーム23,24とによって第1の平行リンクAを形成
すると共に、アーム23を共通にし平行アーム27,2
8とその端部に取付けた試料台19とによって第2の平
行リンクBを形成する。両平行リンクAとBは、アーム
22の端部に軸25aを固定された歯車25と、アーム
27の端部に軸26aを固定された歯車26をかみ合せ
ることによって、両平行リンクA,Bを互いに連係して
組合わせ、ダブルリンクを形成し、試料台19に伸縮と
旋回運動をさせる。
な寸法の試料台を取付けることができ、スループット
(処理量)の向上が可能な搬送ロボットを提供するこ
と。 【構成】 同軸駆動部の内軸1aと外軸2aにそれぞれ
一端を固定したアーム21,22と、それぞれに平行な
アーム23,24とによって第1の平行リンクAを形成
すると共に、アーム23を共通にし平行アーム27,2
8とその端部に取付けた試料台19とによって第2の平
行リンクBを形成する。両平行リンクAとBは、アーム
22の端部に軸25aを固定された歯車25と、アーム
27の端部に軸26aを固定された歯車26をかみ合せ
ることによって、両平行リンクA,Bを互いに連係して
組合わせ、ダブルリンクを形成し、試料台19に伸縮と
旋回運動をさせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同軸駆動部を有する搬
送用ロボットに関し、真空内のウエハ搬送ロボットに用
いて好適のものである。
送用ロボットに関し、真空内のウエハ搬送ロボットに用
いて好適のものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フロッグレッグ式真空内搬送ロボ
ットは、図6に示すように、同芯2軸のモータ1,2の
内側軸1a及び外側軸2aにそれぞれ取付けられた第1
アーム3及び4は、リンク軸5を介してそれぞれ第2ア
ーム6及び7に接続され、また該第2アーム6,7の先
端部は、ウエハ8の搬送用受皿(試料台)9に、図示し
ない同様のリンク軸を介して接続されている。そしてこ
れら第1アーム3,4と第2アーム6,7によってリン
ク機構を形成している。図中、10は、アーム6,7に
逆方向の運動を与えるための歯車である。作動時、上記
同芯2軸のモータ1,2の軸1a及び2aをθ1 及びθ
2 の角度範囲で回動させることにより、搬送用受皿9に
矢印b方向の直線往復運動させるようになっている。
ットは、図6に示すように、同芯2軸のモータ1,2の
内側軸1a及び外側軸2aにそれぞれ取付けられた第1
アーム3及び4は、リンク軸5を介してそれぞれ第2ア
ーム6及び7に接続され、また該第2アーム6,7の先
端部は、ウエハ8の搬送用受皿(試料台)9に、図示し
ない同様のリンク軸を介して接続されている。そしてこ
れら第1アーム3,4と第2アーム6,7によってリン
ク機構を形成している。図中、10は、アーム6,7に
逆方向の運動を与えるための歯車である。作動時、上記
同芯2軸のモータ1,2の軸1a及び2aをθ1 及びθ
2 の角度範囲で回動させることにより、搬送用受皿9に
矢印b方向の直線往復運動させるようになっている。
【0003】また、図7(a)及び(b)は、同様のウ
エハ搬送ロボットの平面図及び側面図で、図中、図5に
記載した符号と同一の符号は同一ないし同類部分を示す
ものとする。このものにおいては、第2アーム6,7を
第1アーム3,4より長く形成して死点をなくすように
なっている。作動時、ロボットが旋回する際は、アーム
3,4が同一方向に回転し、ロボットが伸縮(直線運
動)する際は、アーム3,4が逆方向に回転するように
なっている。
エハ搬送ロボットの平面図及び側面図で、図中、図5に
記載した符号と同一の符号は同一ないし同類部分を示す
ものとする。このものにおいては、第2アーム6,7を
第1アーム3,4より長く形成して死点をなくすように
なっている。作動時、ロボットが旋回する際は、アーム
3,4が同一方向に回転し、ロボットが伸縮(直線運
動)する際は、アーム3,4が逆方向に回転するように
なっている。
【0004】一方、最近の半導体製造装置は、1台でウ
エハに多層の膜を形成するため、図5(a)に示すよう
に、膜を形成する成膜室(モジュール)を複数個備え、
これら複数の成膜室11a〜11dは、内部にウエハ搬
送ロボットを備えた搬送室12a,12bを介して連通
され、また該搬送室12a,12bは、成膜前と後のウ
エハを収納したカセット室13a,13bと連通されて
いる。図中、11eは両搬送室12a,12bをつなぐ
中間室で、両室共有の一つの成膜室を形成している。1
4は内部に各種配線配管を収納した架台、15は成膜室
の架台である。
エハに多層の膜を形成するため、図5(a)に示すよう
に、膜を形成する成膜室(モジュール)を複数個備え、
これら複数の成膜室11a〜11dは、内部にウエハ搬
送ロボットを備えた搬送室12a,12bを介して連通
され、また該搬送室12a,12bは、成膜前と後のウ
エハを収納したカセット室13a,13bと連通されて
いる。図中、11eは両搬送室12a,12bをつなぐ
中間室で、両室共有の一つの成膜室を形成している。1
4は内部に各種配線配管を収納した架台、15は成膜室
の架台である。
【0005】上記のように構成された半導体製造装置に
おいて、ウエハの搬送工程は図5(b)に示すように、
各成膜室I(11e),II(11b), III(11a)
で成膜等の処理が終了すると、室Iのウエハは室II
へ、また室IIのウエハは室 IIIへ、また室 IIIのウエ
ハはカセット室13aへ、内部ロボット16によって
搬送されるようになっている。
おいて、ウエハの搬送工程は図5(b)に示すように、
各成膜室I(11e),II(11b), III(11a)
で成膜等の処理が終了すると、室Iのウエハは室II
へ、また室IIのウエハは室 IIIへ、また室 IIIのウエ
ハはカセット室13aへ、内部ロボット16によって
搬送されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のフロッ
グレグ型のロボットは、図7に示すように、同芯2軸の
モータ1,2の内側軸1a及び外側軸2aにそれぞれ取
付けられた第1アーム3及び4より、これら第1アーム
3,4にリンク軸5を介して接続された第2アーム6及
び7を長くして、死点をなくすように構成しているた
め、図3に示すようなウエハ18を2枚同時に搬送でき
るような長い寸法(長尺)の試料台19を、第2アーム
6,7に取付けることができず、そのため、処理量(ス
ループット)を向上させることができないという問題点
があった。
グレグ型のロボットは、図7に示すように、同芯2軸の
モータ1,2の内側軸1a及び外側軸2aにそれぞれ取
付けられた第1アーム3及び4より、これら第1アーム
3,4にリンク軸5を介して接続された第2アーム6及
び7を長くして、死点をなくすように構成しているた
め、図3に示すようなウエハ18を2枚同時に搬送でき
るような長い寸法(長尺)の試料台19を、第2アーム
6,7に取付けることができず、そのため、処理量(ス
ループット)を向上させることができないという問題点
があった。
【0007】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決し、図3に示すようなウエハ等の試料を2枚同時に搬
送できるような長尺の試料台を取付けることができ、処
理量の向上が可能な搬送用ロボットを提供することを目
的としている。
決し、図3に示すようなウエハ等の試料を2枚同時に搬
送できるような長尺の試料台を取付けることができ、処
理量の向上が可能な搬送用ロボットを提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、同軸駆動部の内軸及び外軸にそれぞれ
一端を固定した2個のアームを用いて第1の平行リンク
を形成し、該第1の平行リンクにおける内軸又は外軸に
固定した一方のアームと平行の対向するアームの少くと
も一部を共通にした第2の平行リンクを形成し、該第2
の平行リンクの共通のアームに対向する位置に該共通ア
ームと平行に試料台を、2個の平行アームの端部に長手
方向の2個所で支持して取付け、これら第1及び第2の
各平行リンクを構成するそれぞれ一つのアームの同軸駆
動部と反対側の一端を、上記共通のアームの軸上にそれ
ぞれ支持された同期歯車の軸にそれぞれ固定し、これら
第1及び第2の両平行リンクを互いに連係して組合わ
せ、ダブルリンクを形成したことを特徴としている。
めに、本発明は、同軸駆動部の内軸及び外軸にそれぞれ
一端を固定した2個のアームを用いて第1の平行リンク
を形成し、該第1の平行リンクにおける内軸又は外軸に
固定した一方のアームと平行の対向するアームの少くと
も一部を共通にした第2の平行リンクを形成し、該第2
の平行リンクの共通のアームに対向する位置に該共通ア
ームと平行に試料台を、2個の平行アームの端部に長手
方向の2個所で支持して取付け、これら第1及び第2の
各平行リンクを構成するそれぞれ一つのアームの同軸駆
動部と反対側の一端を、上記共通のアームの軸上にそれ
ぞれ支持された同期歯車の軸にそれぞれ固定し、これら
第1及び第2の両平行リンクを互いに連係して組合わ
せ、ダブルリンクを形成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記のように構成されているので、(i)試料
台を伸縮(直線)運動させる場合には、(図において)
同軸駆動部の内軸と外軸にそれぞれ一端を固定した第1
アームと第2アームを用いて形成された第1の平行リン
クのうち、内軸に固定された第1アームを固定し、外軸
に固定された第2アームのみを例えば反時計方向に旋回
(回転)させると、該第2アームの他端に取付けた同期
歯車も、第1アームと対向する共通アームと共に、同軸
駆動部軸心の周りに旋回、移動する。
台を伸縮(直線)運動させる場合には、(図において)
同軸駆動部の内軸と外軸にそれぞれ一端を固定した第1
アームと第2アームを用いて形成された第1の平行リン
クのうち、内軸に固定された第1アームを固定し、外軸
に固定された第2アームのみを例えば反時計方向に旋回
(回転)させると、該第2アームの他端に取付けた同期
歯車も、第1アームと対向する共通アームと共に、同軸
駆動部軸心の周りに旋回、移動する。
【0010】このとき、上記同期歯車と噛合う第2の平
行リンクの同期歯車も一緒に移動するが、これらの両同
期歯車は、第1の平行リンク側のものは反時計方向に、
また第2の平行リンク側のものは時計方向にそれぞれ自
転することになるので、該第2の平行リンク側の同期歯
車軸に一端を固定し他端を試料台に取付けられた該第2
の平行リンクの第1アームは、上記同期歯車軸を軸とし
て時計方向に旋回(回転)する。従って上記試料台は同
軸駆動部に向かって伸縮運動する。
行リンクの同期歯車も一緒に移動するが、これらの両同
期歯車は、第1の平行リンク側のものは反時計方向に、
また第2の平行リンク側のものは時計方向にそれぞれ自
転することになるので、該第2の平行リンク側の同期歯
車軸に一端を固定し他端を試料台に取付けられた該第2
の平行リンクの第1アームは、上記同期歯車軸を軸とし
て時計方向に旋回(回転)する。従って上記試料台は同
軸駆動部に向かって伸縮運動する。
【0011】(ii)他方、試料台を旋回運動させたい場
合には、前記同軸駆動部の内軸と外軸にそれぞれ一端を
固定された第1及び第2の両アームを、同方向に同一角
度旋回させると、第1の平行リンクと第2の平行リンク
は、それぞれそのままの形状(各アームのなす角度が変
化しない形状)を保ったまま、両平行リンク全体が、試
料台を含めて同軸駆動部を中心に旋回運動する。
合には、前記同軸駆動部の内軸と外軸にそれぞれ一端を
固定された第1及び第2の両アームを、同方向に同一角
度旋回させると、第1の平行リンクと第2の平行リンク
は、それぞれそのままの形状(各アームのなす角度が変
化しない形状)を保ったまま、両平行リンク全体が、試
料台を含めて同軸駆動部を中心に旋回運動する。
【0012】このようにして、長尺の試料台上の2個の
ウエハ等の試料は、伸縮と旋回の両運動を行って能率よ
く円滑に搬送されるので、処理量(スループット)が向
上する。
ウエハ等の試料は、伸縮と旋回の両運動を行って能率よ
く円滑に搬送されるので、処理量(スループット)が向
上する。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す平行リンクロボッ
トの機構を示す説明図である。
る。図1は、本発明の一実施例を示す平行リンクロボッ
トの機構を示す説明図である。
【0014】図において、1a及び2aは、図5の同芯
2軸のモータ1,2の内側軸1a及び外側軸2aに相当
する同軸駆動部の内軸及び外軸であって、内軸1aには
アーム21の一端が固定され、外軸2aにはアーム22
の一端が固定され、これらの両アーム21及び22にそ
れぞれ平行なアーム23及び24の両端を軸支(ピボッ
ト)して第1の平行リンクAを形成し、アーム22の他
端には同期歯車25の軸25aが固定され、該歯車軸2
5aはアーム23に軸支されている。なお、上記アーム
22と24は同一長さに形成されている。
2軸のモータ1,2の内側軸1a及び外側軸2aに相当
する同軸駆動部の内軸及び外軸であって、内軸1aには
アーム21の一端が固定され、外軸2aにはアーム22
の一端が固定され、これらの両アーム21及び22にそ
れぞれ平行なアーム23及び24の両端を軸支(ピボッ
ト)して第1の平行リンクAを形成し、アーム22の他
端には同期歯車25の軸25aが固定され、該歯車軸2
5aはアーム23に軸支されている。なお、上記アーム
22と24は同一長さに形成されている。
【0015】一方、上記アーム23の少くとも一部を共
通にした第2の平行リンクBは、前記アーム22と同一
長さのアーム27と、該アーム27と平行のアーム28
とによって形成され、該アーム27の一端は、アーム2
3の延長部に軸支され且つ前記同期歯車25と常時かみ
合う歯車26の軸26aに固定され、他端は、図3に示
すような長尺の試料台19の一側に軸支されている。ま
た、該アーム27と平行のアーム28の一端は、上記ア
ーム23に軸支され、他端は、試料台19の他側に軸支
されている。
通にした第2の平行リンクBは、前記アーム22と同一
長さのアーム27と、該アーム27と平行のアーム28
とによって形成され、該アーム27の一端は、アーム2
3の延長部に軸支され且つ前記同期歯車25と常時かみ
合う歯車26の軸26aに固定され、他端は、図3に示
すような長尺の試料台19の一側に軸支されている。ま
た、該アーム27と平行のアーム28の一端は、上記ア
ーム23に軸支され、他端は、試料台19の他側に軸支
されている。
【0016】図2は、上記リンク機構を備えた本発明の
平行リンクロボットの要部断面図であって、図中、図1
に記載した符号と同一の符号は同一ないし同類部分を示
すものとする。
平行リンクロボットの要部断面図であって、図中、図1
に記載した符号と同一の符号は同一ないし同類部分を示
すものとする。
【0017】次に、作用について説明すると、先ず
(i)試料台19を従来例(図6)における矢印b方向
の伸縮運動、つまり直線往復運動をさせる場合には、第
1の平行リンクAの内軸1aに固定されたアーム21を
固定し、外軸2aに固定されたアーム22のみを、例え
ば図示のイのように反時計方向に旋回(回転)させる
と、該アーム22の他端に取付けられた同期歯車25
も、アーム21と平行の共通アーム23と共に、同軸駆
動部の軸心の周りに旋回移動する。
(i)試料台19を従来例(図6)における矢印b方向
の伸縮運動、つまり直線往復運動をさせる場合には、第
1の平行リンクAの内軸1aに固定されたアーム21を
固定し、外軸2aに固定されたアーム22のみを、例え
ば図示のイのように反時計方向に旋回(回転)させる
と、該アーム22の他端に取付けられた同期歯車25
も、アーム21と平行の共通アーム23と共に、同軸駆
動部の軸心の周りに旋回移動する。
【0018】このとき、同期歯車25と噛合う第2の平
行リンクBの同期歯車26も噛合ったままアーム23と
一緒に移動するが、この旋回移動に伴い、これらの同期
歯車25、26は矢印ロ,ハの相反する方向に自転する
ことになるので、該第2の平行リンクB側の同期歯車軸
26aに一端を固定し他端を試料台に固定されたアーム
27は、該同期歯車軸26aを軸として時計方向に旋回
し、それに伴いアーム28も同方向に旋回して、試料台
19は、同軸駆動部1a,2aの方へ伸縮(直線)運動
する。
行リンクBの同期歯車26も噛合ったままアーム23と
一緒に移動するが、この旋回移動に伴い、これらの同期
歯車25、26は矢印ロ,ハの相反する方向に自転する
ことになるので、該第2の平行リンクB側の同期歯車軸
26aに一端を固定し他端を試料台に固定されたアーム
27は、該同期歯車軸26aを軸として時計方向に旋回
し、それに伴いアーム28も同方向に旋回して、試料台
19は、同軸駆動部1a,2aの方へ伸縮(直線)運動
する。
【0019】他方、(ii) 試料台19を旋回運動させた
い場合には、同軸駆動部の内軸1aと外軸2aに一端を
固定されたアーム21と22を、同方向に同一角度旋回
させると、第1の平行リンクAと第2の平行リンクB
は、そのままの形状を保ったまま、全体が試料台19を
含めて同軸駆動部を中心に旋回運動する。上記の旋回運
動は、図5(b)における中間室I(11e)内のウエ
ハを、実線矢印ホのように室IIへ搬送する場合等に用
いられる。
い場合には、同軸駆動部の内軸1aと外軸2aに一端を
固定されたアーム21と22を、同方向に同一角度旋回
させると、第1の平行リンクAと第2の平行リンクB
は、そのままの形状を保ったまま、全体が試料台19を
含めて同軸駆動部を中心に旋回運動する。上記の旋回運
動は、図5(b)における中間室I(11e)内のウエ
ハを、実線矢印ホのように室IIへ搬送する場合等に用
いられる。
【0020】この実施例によれば、同軸の駆動部に第1
及び第2の平行リンクA及びBを二つ組み合せたダブル
リンクを設け、第2の平行リンクの先端に、ウエハ18
を2個載置することのできる長尺の試料台19を取付け
ているので、装置内真空中の搬送のスループット(処理
量)を向上させることが可能となる。
及び第2の平行リンクA及びBを二つ組み合せたダブル
リンクを設け、第2の平行リンクの先端に、ウエハ18
を2個載置することのできる長尺の試料台19を取付け
ているので、装置内真空中の搬送のスループット(処理
量)を向上させることが可能となる。
【0021】なお、上記した実施例において、第2の平
行リンクBの平行アーム27,28の端部にウエハ18
搬送用試料台19を取付けた装置について説明したが、
搬送物にウエハの代りにディスプレー用ガラス基板等を
用いてもよい。
行リンクBの平行アーム27,28の端部にウエハ18
搬送用試料台19を取付けた装置について説明したが、
搬送物にウエハの代りにディスプレー用ガラス基板等を
用いてもよい。
【0022】図4は、本発明の他の実施例を示す説明図
であって、図中、図1に記載した符号と同一の符号は同
一ないし同類部分を示すものとする。この実施例では、
第1の平行リンクAのアーム22の他端に同期歯車25
の軸25aが固定され、該歯車軸25aは、第2の平行
リンクBのアーム28の一端に固定された軸28aと、
同軸上に共通のアーム23によって別々に軸支されてい
る。また上記同期歯車25とかみ合う歯車26の軸26
aは、該第2の平行リンクBのアーム27の一端に固定
され、共通アーム23とアーム24の支点(ピボット)
に軸支されている。この実施例によっても、先の実施例
と同様の作用が行われる。
であって、図中、図1に記載した符号と同一の符号は同
一ないし同類部分を示すものとする。この実施例では、
第1の平行リンクAのアーム22の他端に同期歯車25
の軸25aが固定され、該歯車軸25aは、第2の平行
リンクBのアーム28の一端に固定された軸28aと、
同軸上に共通のアーム23によって別々に軸支されてい
る。また上記同期歯車25とかみ合う歯車26の軸26
aは、該第2の平行リンクBのアーム27の一端に固定
され、共通アーム23とアーム24の支点(ピボット)
に軸支されている。この実施例によっても、先の実施例
と同様の作用が行われる。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、同
軸駆動部の内軸及び外軸にそれぞれ一端を固定した2個
のアームを用いて第1の平行リンクを形成し、該第1の
平行リンクにおける内軸又は外軸に固定した一方のアー
ムと平行の対向するアームの少くとも一部を共通にした
第2の平行リンクを形成し、該第2の平行リンクの共通
のアームに対向する位置に該共通アームと平行に試料台
を2個の平行アームの端部の長手方向の2個所で支持し
て取付け、これら第1及び第2の各平行リンクを構成す
るそれぞれ一つのアームの同軸駆動部と反対側の一端
を、上記共通のアームの軸上にそれぞれ支持された同期
歯車の軸にそれぞれ固定し、これら第1及び第2の両平
行リンクを互いに連係して組合わせ、ダブルリンクを形
成したことにより、ダブルリンクの先端に、試料を2個
載置することのできる長尺の試料台を取付けることがで
きるので、装置内の真空中搬送の処理量(スループッ
ト)を向上させることが可能となる。
軸駆動部の内軸及び外軸にそれぞれ一端を固定した2個
のアームを用いて第1の平行リンクを形成し、該第1の
平行リンクにおける内軸又は外軸に固定した一方のアー
ムと平行の対向するアームの少くとも一部を共通にした
第2の平行リンクを形成し、該第2の平行リンクの共通
のアームに対向する位置に該共通アームと平行に試料台
を2個の平行アームの端部の長手方向の2個所で支持し
て取付け、これら第1及び第2の各平行リンクを構成す
るそれぞれ一つのアームの同軸駆動部と反対側の一端
を、上記共通のアームの軸上にそれぞれ支持された同期
歯車の軸にそれぞれ固定し、これら第1及び第2の両平
行リンクを互いに連係して組合わせ、ダブルリンクを形
成したことにより、ダブルリンクの先端に、試料を2個
載置することのできる長尺の試料台を取付けることがで
きるので、装置内の真空中搬送の処理量(スループッ
ト)を向上させることが可能となる。
【図1】本発明の一実施例を示す平行リンクロボットの
機構を示す説明図である。
機構を示す説明図である。
【図2】図1のリンク機構を備えた本発明の平行リンク
ロボットの要部断面図である。
ロボットの要部断面図である。
【図3】本発明の平行リンクロボットに使用される試料
台の一実施例を示す平面図である。
台の一実施例を示す平面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【図5】半導体製造装置の構造図で、(a)は斜視図、
(b)は搬送系概念図である。
(b)は搬送系概念図である。
【図6】従来例を示す真空内搬送ロボットの斜視図であ
る。
る。
【図7】図6と同様の従来例を示し、(a)は平面図、
(b)は側面図である。
(b)は側面図である。
1a 内軸 2a 外軸 18 ウエハ 19 試料台 21 アーム 22 アーム 23 アーム 24 アーム 25 同期歯車 25a 歯車軸 26 同期歯車 26a 歯車軸 27 アーム 28 アーム A 第1の平行リンク B 第2の平行リンク
Claims (1)
- 【請求項1】 同軸駆動部の内軸及び外軸にそれぞれ一
端を固定した2個のアームを用いて第1の平行リンクを
形成し、該第1の平行リンクにおける内軸又は外軸に固
定した一方のアームと平行の対向するアームの少くとも
一部を共通にした第2の平行リンクを形成し、該第2の
平行リンクの共通のアームに対向する位置に該共通アー
ムと平行に試料台を、2個の平行アームの端部に長手方
向の2個所で支持して取付け、これら第1及び第2の各
平行リンクを構成するそれぞれ一つのアームの同軸駆動
部と反対側の一端を、上記共通のアームの軸上にそれぞ
れ支持された同期歯車の軸にそれぞれ固定し、これら第
1及び第2の両平行リンクを互いに連係して組合わせダ
ブルリンクを形成したことを特徴とする同軸駆動部を有
する平行リンクロボット。
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---|---|---|---|
JP04093047A JP3113729B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 同軸駆動部を有する平行リンクロボット |
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JP04093047A JP3113729B2 (ja) | 1992-04-13 | 1992-04-13 | 同軸駆動部を有する平行リンクロボット |
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Family Applications (1)
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