JP2003197712A - 基板搬送装置、及び基板収納カセット搬送装置 - Google Patents

基板搬送装置、及び基板収納カセット搬送装置

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JP2003197712A
JP2003197712A JP2001400392A JP2001400392A JP2003197712A JP 2003197712 A JP2003197712 A JP 2003197712A JP 2001400392 A JP2001400392 A JP 2001400392A JP 2001400392 A JP2001400392 A JP 2001400392A JP 2003197712 A JP2003197712 A JP 2003197712A
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Toshiaki Nagai
利明 永井
Yutaka Tsukada
豊 塚田
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送ハンド、アーム及び支持台の荷重を分散
でき、搬送ハンドの高精度の位置決め及び高速移動がで
きる基板搬送装置、及び基板収納カセット搬送装置を提
供する。 【解決手段】 水平方向に伸縮するアーム11先端にて
円盤状の薄型基板を支持して搬送する搬送ハンド10
と、搬送ハンド10を支持した鉛直軸周りに回転自在な
支持台20と、を備える。さらに、共に同一直線に沿っ
て水平方向に移動自在な第1及び第2直動ベース31、
32を備える。また、支持台20と第1直動ベース31
との双方に、それぞれ第1直動ベース31の移動方向に
沿う鉛直面に沿って旋回自在に連結された第1リンク3
3と、支持台20と第2直動ベース32との双方に、そ
れぞれ第2直動ベース32の移動方向に沿う鉛直面に沿
って旋回自在に連結された第2リンク34を含む支持台
20を水平状態に維持可能な平行リンクとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板搬送装置、及
び基板収納カセット搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平11−300663号公報
にて公知のように、例えばシリコンウェハや液晶ガラス
基板等の薄型基板(以下、基板と略称する)に所定の処
理を施すことにより半導体を製造する半導体製造ライン
において、基板を一枚単位で搬入出する基板搬送装置が
知られている。この基板搬送装置の要部構成を図4〜図
6に示す。
【0003】上記従来の基板搬送装置100は、水平方
向に伸縮する一対のアーム111,111と、このアー
ム111,111の先端にて基板を支持して搬送する一
対の搬送ハンド110,110と、この一対の搬送ハン
ド110,110及びアーム111,111を支持した
支持台120と、搬送ハンド110を鉛直面に沿って旋
回自在な垂直旋回アーム部130と、この垂直旋回アー
ム部130を前記鉛直面に沿って旋回自在に支持する基
台140とを備えて概略構成されている。なお、151
は処理前の基板が収納されている搬入カセットキャリ
ア、152は処理後の基板が収納される搬出カセットキ
ャリア、153〜156は例えばプロセスチャンバの基
板がセットされる部分を示している。
【0004】垂直旋回アーム部130は、第1及び第2
垂直旋回アーム131、132と両垂直旋回アーム13
1、132を独立に駆動する第1及び第2アーム駆動モ
ータ133、134を備えている。第1及び第2垂直旋
回アーム131、132は、各々の一端が回動可能に連
結され、第1垂直旋回アーム131の他端が基台140
に、第2アーム132の他端が支持台120の下部にそ
れぞれ回動可能に設けられている。支持台120は、こ
の上部に回転可能に取り付けられた回転ベース121を
備え、当該支持台120は常時水平姿勢に保持されてい
る。アーム111は、第1及び第2アーム112、11
3とを備えている。第1及び第2アーム112、113
は、各々の一端が回動可能に連結され、第1アーム11
2の他端が回転ベース121に、第2アーム113の他
端が搬送ハンド110の基端部にそれぞれ回動可能に設
けられている。また、搬送ハンド110は、基板の吸着
保持が可能となっている。
【0005】この基板搬送装置100は、基板搬入の際
に、垂直旋回アーム部130を旋回すると共に回転ベー
ス121を回転して、搬送ハンド110を搬入カセット
キャリア151の正面に移動する。そして、アーム11
1を水平方向に伸長し搬入カセットキャリア151内に
搬送ハンド110を挿入して、この搬送ハンド110上
に基板を保持する。次いで、アーム111を収縮すると
共に回転ベース121を略1/2回転する一方で、垂直
旋回アーム部130を旋回して例えば処理装置153の
正面且つ搬送ハンド110を挿入可能な高さに移動す
る。そして、アーム111を水平方向に伸長し搬送ハン
ド110を処理装置153内に挿入して、この処理装置
153に基板を受け渡して、基板の搬入を終了する。そ
の後、基板搬送装置100は、基板搬出の際に、上述し
た基板搬入の際と同様の動作を行って、処理済基板を搬
出カセットキャリア152に受け渡して、基板の搬出を
終了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板搬
送装置は、支持台が第2垂直旋回アームの他端に設けら
れているため、垂直旋回アーム部には大きな負荷がかか
る。特に、第1垂直旋回アームには、搬送ハンド、アー
ム及び支持台の荷重に加えて第2垂直旋回アームの荷重
もかかるため、搬送ハンドの位置決めの際に、誤差が生
じ易くなるといった問題がある。そのため、第1及び第
2垂直旋回アームに高い剛性が求められ、両アームの質
量が大きなものとなっている。その結果、両アームを駆
動する第1及び第2アーム駆動モータに高いトルクが要
求され、両駆動モータの質量、外形を大きなものとする
必要がある。加えて、搬送ハンドの垂直方向への移動を
第1及び第2垂直旋回アームを旋回させることにより行
うため、所定位置への移動に関しての演算が複雑なもの
となってしまう。その結果、演算に時間がかかり、搬送
ハンドの所定位置への移動速度が遅くなるといった問題
もある。
【0007】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、搬送ハンド、アーム及び支持台の荷重を分散でき、
搬送ハンドの高精度の位置決め及び高速移動ができる基
板搬送装置、及び基板収納カセット搬送装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明の基板搬送装置(1)は、例え
ば図1〜図3に示すように、水平方向に伸縮するアーム
(11)先端にて円盤状の薄型基板を支持して搬送する
搬送ハンド(10)と、前記搬送ハンドを支持した鉛直
軸周りに回転自在な支持台(20)と、共に同一直線に
沿って水平方向に移動自在な第1及び第2移動基台(例
えば、第1及び第2直動ベース31、32)と、前記支
持台と前記第1移動基台との双方に、それぞれ前記第1
移動基台の移動方向に沿う鉛直面に沿って旋回自在に連
結された第1リンク(33)と、前記支持台と前記第2
移動基台との双方に、それぞれ前記第2移動基台の移動
方向に沿う鉛直面に沿って旋回自在に連結された第2リ
ンク(34)を含む前記支持台を水平状態に維持可能な
姿勢維持手段(例えば、第2リンク34)と、を備える
ことを特徴としている。
【0009】ここで、円盤状の薄型基板としては、例え
ば、シリコンウェハや液晶ガラス基板やCD−ROM
(Compact Disc Read Only Memory)基板等が挙げられ
る。姿勢維持手段としては、例えば第2リンクを含んで
構成される平行リンクが挙げられる。
【0010】請求項1記載の発明によれば、第1及び第
2移動基台を同一直線に沿って同一方向に移動させるこ
とにより搬送ハンドを所定の高さで水平移動させること
ができ、第1及び第2移動基台を相対的に近づける或い
は遠ざけるように移動させることにより搬送ハンドを上
方或いは下方に移動させることができる。つまり、第1
及び第2移動基台を共に同一直線に沿って水平方向に移
動させることに伴って、第1及び第2移動基台の移動方
向に沿う鉛直面に沿って搬送ハンドを移動させることが
できる。従って、搬送ハンドの所定位置への移動に関し
て複雑な演算を行う必要がなく、搬送ハンドを高速で移
動させることができる。また、支持台と第1移動基台の
双方にそれぞれ連結された第1リンクと、支持台と第2
移動基台の双方にそれぞれ連結された第2リンクとを備
えるので、搬送ハンド及び支持台の荷重を第1移動基台
と第2移動基台とに分散することができ、この荷重を受
けるために第1及び第2リンクの剛性を高める必要がな
くなる。すなわち、第1及び第2リンクの剛性を高めな
くとも、搬送ハンドの位置決めの誤差を生じ難くして、
高精度の位置決めを行うことができる。さらに、鉛直軸
周りに回転自在な支持台を備えているので、支持台を回
転させることにより搬送ハンドを所定の向きに移動させ
ることができる。加えて、支持台を水平状態に維持可能
な姿勢維持手段を備えているので、支持台を常時水平姿
勢に維持することができる。
【0011】請求項2記載の発明の基板収納カセット搬
送装置は、水平方向に伸縮するアーム先端にて円盤状の
薄型基板を複数枚収納可能な基板収納カセットを支持し
て搬送する搬送ハンドと、前記搬送ハンドを支持した支
持台と、共に同一直線に沿って水平方向に移動自在な第
1及び第2移動基台と、前記支持台と前記第1移動基台
との双方に、それぞれ前記第1移動基台の移動方向に沿
う鉛直面に沿って旋回自在に連結された第1リンクと、
前記支持台と前記第2移動基台との双方に、それぞれ前
記第2移動基台の移動方向に沿う鉛直面に沿って旋回自
在に連結された第2リンクと、を備えることを特徴とし
ている。
【0012】請求項2記載の発明によれば、基板収納カ
セットの搬送において請求項1記載の発明と同等の効果
を得ることができる。さらに、基板収納カセットの搬送
を容易に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1に示すように、基板搬送装置1は、例
えばシリコンウェハや液晶ガラス基板等の円盤状の薄型
基板(以下、基板と略称する;図示略)に所定の処理を
施すことにより半導体を製造する半導体製造ラインにお
いて、例えばロードロックやプロセスチャンバ(共に、
図示略)等の処理装置と基板収納カセット(図示略)と
の相互間で基板を一枚単位で搬入出するものである。
【0015】基板搬送装置1は、水平方向に伸縮する一
対のアーム11,11と、このアーム11,11の各々
の先端にて基板を支持して搬送する搬送ハンド10,1
0と、この搬送ハンド10,10及びアーム11,11
を支持した支持台20と、この支持台20を鉛直面に沿
って移動自在な支持台移動部30とを備えて概略構成さ
れている。
【0016】このうち、支持台移動部30は、共に同一
直線に沿って水平方向に移動自在な第1直動ベース(第
1移動基台)31及び第2直動ベース(第2移動基台)
32と、支持台20と第1直動ベース31との双方に連
結された第1リンク33と、支持台20と第2直動ベー
ス32との双方に連結された第2リンク34と、第1及
び第2直動ベース31、32を前記水平方向に移動させ
る直動ユニット40とを備えて概略構成されている。
【0017】直動ユニット40は、例えば矩形状の底盤
部401を有し、この底盤部401には第1及び第2直
動ベース31、32の各々を同一直線に沿って水平方向
に移動させる第1及び第2直動ベース駆動部41、42
が設けられている。この第1及び第2直動ベース駆動部
41、42は、例えば図2に示すように、駆動モータ4
11、421と、駆動プーリ412、422と、従動プ
ーリ413、423と、タイミングベルト414、42
4と、ボールスクリュー415、425と、スライダ4
16、426とをそれぞれ備えている。
【0018】駆動モータ411、421は、底盤部40
1の上面側にて該底盤部401の長手方向の一方の端部
に設けられた駆動モータ収納部402に収納されてい
る。駆動モータ411、421の回転軸には駆動プーリ
412、422が固定されており、この駆動プーリ41
2、422と従動プーリ413、423とにタイミング
ベルト414、424がそれぞれ巻き掛けられている。
なお、従動プーリ413、423は、ボールスクリュー
415、425の一端に固定されている。このボールス
クリュー415、425は、底盤部401の下側にて該
底盤部401の長手方向に互いに平行に延在している。
一方、スライダ416、426は、例えば直方体状に形
成されており、互いの長手方向が平行となるように底盤
部401の長手方向に並んでいる。このスライダ41
6、426の各々は、当該スライダ416、426を貫
通したねじ孔417、427と貫通孔418、428と
が長手方向に並んで形成されている。ねじ孔417、4
27は、その内周部にボールスクリュー415、425
の外周部と螺合可能な雌ねじ部を有している。一方、貫
通孔418、428は、その内径がボールスクリュー4
15、425の外径よりも大きい寸法に設定されてい
る。そして、スライダ416、417には、一方のスラ
イダ416(スライダ426)のねじ孔417(ねじ孔
427)に螺入し、且つ他方のスライダ426(スライ
ダ416)の貫通孔428(貫通孔418)を貫通した
状態でボールスクリュー415(ボールスクリュー42
5)が取り付けられている。
【0019】また、スライダ416、426は、その両
端の下面が底盤部401の長手方向に互いに平行に配設
された一対の直動ガイド403,403に沿って案内さ
れている。さらに、スライダ416(スライダ426)
は、その上面に第1直動ベース31(第2直動ベース3
2)と接続可能な脚部404が(例えば複数個)設けら
れている。一方、底盤部401は、例えば長手方向に長
尺な開口部405を有しており、この開口部405に挿
入された脚部404を長手方向に案内可能となってい
る。なお、脚部404の上端部に直動ベースの下面が固
定されている。
【0020】直動ユニット40は、このように構成され
ているので、駆動モータ411、421の回転に伴って
ボールスクリュー415、425が回転して、この回転
に伴い第1及び第2直動ベース31、32が同一直線に
沿って水平方向に移動する。すなわち、駆動モータ41
1(駆動モータ421)を所定方向(例えば、時計回
り)に回転させることにより第1直動ベース31(第2
直動ベース32)が駆動モータ収納部402に近づく方
向(以下、右という)に移動する一方で、所定方向と逆
(例えば、反時計回り)に回転させることにより第1直
動ベース31(第2直動ベース32)が駆動モータ収納
部402から遠ざかる方向(以下、左という)に移動す
る。
【0021】第1及び第2直動ベース31、32は、例
えば長尺な平板状の部材であり、第2直動ベース32
は、例えば第1直動ベース31よりも駆動モータ収納部
402側に設けられている。また、第1直動ベース31
の上面には、第1リンク33を取り付け可能な一対の第
1リンク取付部311,311が設けられている。一
方、第2直動ベース32の上面には、第2リンク34を
構成する上側第2リンク341及び下側第2リンク34
2(後述)を取り付け可能な上側第2リンク取付部32
11及び下側第2リンク取付部3212が設けられてい
る。
【0022】第1リンク33は、例えば棒状の部材であ
る。この第1リンク33は、その下端が第1リンク取付
部311に、その上端が支持台20下部に設けられた第
1リンク取付部位211に、それぞれ第1及び第2直動
ベース31、32の移動方向に沿う鉛直面に沿って旋回
自在に連結されている。第2リンク34は、例えば、互
いに平行且つ長さが等しい棒状の上側及び下側第2リン
ク341、342とから構成されている。この上側及び
下側第2リンク341、342は、各々の下端が上側及
び下側第2リンク取付部3211、3212に、各々の
上端が支持台20下部に設けられた上側及び下側第2リ
ンク取付部位221、222に、それぞれ前記鉛直面に
沿って旋回自在に連結されている。これら第1及び第2
リンク33、34は、支持台20の上面が略水平となる
ように取り付けられている。さらに、上側及び下側第2
リンク341、342と、上側及び下側第2リンク取付
部3211、3212と、上側及び下側第2リンク取付
部位221、222とが平行リンクを構成しているの
で、支持台20の上面を常時略水平に維持可能となって
いる。また、支持台20の第1リンク取付部位211
は、第2リンク取付部位221、222よりも支持台2
0下部の駆動モータ収納部402側に取り付けられてい
る。従って、第1リンク33と第2リンク34とが交差
した状態となっている。
【0023】支持台移動部30は、このように構成され
ているので、第1及び第2直動ベース31、32を水平
方向に移動させることに伴って、両直動ベース31、3
2の移動方向に沿う鉛直面に沿って支持台20を移動さ
せることができる。この際の動作について図3を参照し
て具体的に説明する。
【0024】先ず、図3(a)に示すように、第1及び
第2直動ベース31、32が所定の間隔を空けて底盤部
401上で停止した状態(以下、停止状態と略称する)
となっている。次に、停止状態から、駆動モータ41
1、421が反時計回りに等速度で回転すると、例えば
図3(b)に示すように、第1及び第2直動ベース3
1、32が等間隔を保ちながら左に移動し、それに伴い
支持台20が上下動せずに左に移動する。また、停止状
態から、駆動モータ411、421が時計回りに等速度
で回転すると、例えば図3(c)に示すように、第1及
び第2直動ベース31、32が等間隔を保ちながら右に
移動し、それに伴い支持台20が上下動せずに右に移動
する。さらに、停止状態から、駆動モータ411が反時
計回りに駆動モータ421が時計回りに等速度で回転す
ると、例えば図3(d)に示すように、第1直動ベース
31が左に第2直動ベース32が右に移動、すなわち第
1及び第2直動ベース31、32が相対的に遠ざかるよ
うに移動し、それに伴い支持台20が左右に移動せずに
下方に移動する。そして、停止状態から、駆動モータ4
11が時計回りに駆動モータ421が反時計回りに等速
度で回転すると、例えば図3(e)に示すように、第1
直動ベース31が右に第2直動ベース32が左に移動、
すなわち第1及び第2直動ベース31、32が相対的に
近づくように移動し、それに伴い支持台20が左右に移
動せずに上方に移動する。
【0025】また、支持台20は、例えば略円筒状に形
成されており、支持台移動部30に接続される支持台下
部21と、この支持台下部21上に鉛直方向の回転軸
(図示略)を有する支持台上部22とから構成されてい
る。また、支持台下部21は、前記回転軸を回転駆動す
る回転軸駆動部(図示略)を有して形成されている。さ
らに、支持台上部22は、その上面に一対の搬送ハンド
10を有するアーム11が水平方向に旋回可能に設けら
れている。
【0026】搬送ハンド10及びアーム11は、従来の
搬送ハンド及びアーム(例えば図1参照)と同様の構成
であり、例えば2リンク式のアーム11と、このアーム
11の先端に取り付けられた搬送ハンド10とからな
り、水平方向に伸縮自在な構成となっている。
【0027】次に、この基板搬送装置1による基板を搬
送する動作について説明する。
【0028】先ず、基板搬送装置1は、プロセスチャン
バ等の処理装置に基板を搬入する際には、上述のように
第1及び第2直動ベース31、32を水平方向に移動す
ることにより、支持台20に設けられた搬送ハンド10
を搬入カセットキャリアの正面、且つ搬入カセットキャ
リア内に搬送ハンド10を挿入可能な高さに移動しつ
つ、搬送ハンド10が基板を取り出せる向きに支持台2
0を回転する。そして、アーム11を水平方向に伸長
し、搬送ハンド10を搬入カセットキャリア内に挿入
し、さらに第1及び第2直動ベース31、32が互いに
近づく方向に同じ速度で移動することにより搬送ハンド
10を上方に移動させ、この搬送ハンド10上に基板を
保持する。次いで、アーム11を収縮すると共に支持台
20を略1/2回転する一方、上述のように第1及び第
2直動ベース31、32を水平方向に移動して、処理装
置の正面且つ搬送ハンド10を挿入可能な高さに移動す
る。そして、アーム11を水平方向に伸長し搬送ハンド
10を処理装置内に挿入し、さらに第1及び第2直動ベ
ース31、32が互いに遠ざかる方向に同じ速度で移動
することにより搬送ハンド10を下方に移動させ、この
処理装置に基板を受け渡して、基板の搬入を終了する。
その後、基板搬送装置1は、処理装置から基板を搬出す
る際には、上述した基板を搬入する際と同様の動作を行
って、処理済基板を搬出カセットキャリアに受け渡し
て、基板の搬出を終了する。
【0029】以上のように、この実施の形態の基板搬送
装置1によれば、第1及び第2直動ベース31、32を
共に同一直線に沿って水平方向に移動させることに伴っ
て、第1及び第2直動ベース31、32の移動方向に沿
う鉛直面に沿って搬送ハンド10を移動させることがで
きる。従って、搬送ハンド10の所定位置への移動に関
して複雑な演算を行う必要がなく、搬送ハンド10を高
速で移動させることができる。また、支持台20と第1
直動ベース31の双方にそれぞれ連結された第1リンク
33と、支持台20と第2直動ベース32の双方にそれ
ぞれ連結された第2リンク34とを備えるので、搬送ハ
ンド10、アーム11及び支持台20の荷重を第1直動
ベース31と第2直動ベース32とに分散することがで
き、この荷重を受けるために第1及び第2リンク31、
32の剛性を高める必要がなくなる。すなわち、第1及
び第2リンク31、32の剛性を高めなくとも、搬送ハ
ンド10の位置決めの誤差を生じ難くして、高精度の位
置決めを行うことができる。さらに、上側及び下側第2
リンク341、342と、上側及び下側第2リンク取付
部3211、3212と、上側及び下側第2リンク取付
部位221、222とが平行リンクを構成しているの
で、支持台20の上面を常時略水平に維持することがで
きる。加えて、支持台20は、鉛直軸周りに回転自在と
なっているので、支持台20を回転させることにより搬
送ハンド10を所定の向きに移動させることができる。
【0030】なお、本発明は本実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意の変形
が可能である。例えば、この実施の形態では、基板を一
枚単位で支持して搬送する搬送ハンド10を設けるよう
にしたが、例えば、基板を複数枚収納可能な基板収納カ
セット(図示略)を支持して搬送する搬送ハンドを設け
るようにしても良い。さらに、この搬送ハンドを備えて
基板収納カセット搬送装置(図示略)を構成することに
より、基板収納カセットの搬送を容易に行うことができ
る。また、ボールスクリューの長さを延長するだけで、
搬送距離を延長させることもできる。また、この実施の
形態では、支持台20の移動において、駆動モータ41
1、421を等速度で回転させるようにしたが、これに
限られるものではなく、例えば、両駆動モータ411、
421を異なる回転速度に制御することにより、支持台
20を垂直方向及び水平方向に同時に移動、すなわち斜
めに移動させることができる。さらに、この実施の形態
では、駆動モータ411、421を回転させこの回転に
伴いボールスクリュー415、425を回転させること
によって、スライダ416、426を移動させる構成と
したが、これに限られるものではなく、スライダ41
6、426を移動可能であれば如何なる構成であっても
良い。例えば、リニアモータ等を用いる構成でも良い。
加えて、この実施の形態では、第1及び第2リンク3
3、34を交差させた構成としたが、これに限られるも
のではなく、支持台20を鉛直面に沿って移動自在な構
成であれば如何なる構成であっても良い。例えば、第1
及び第2リンク33、34を交差させずに略「八」字状
に設けた構成であっても良い。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1及び
第2移動基台を同一直線に沿って同一方向に移動させる
ことにより搬送ハンドを所定の高さで水平移動させるこ
とができ、第1及び第2移動基台を相対的に近づける或
いは遠ざけるように移動させることにより搬送ハンドを
上方或いは下方に移動させることができる。つまり、第
1及び第2移動基台を共に同一直線に沿って水平方向に
移動させることに伴って、第1及び第2移動基台の移動
方向に沿う鉛直面に沿って搬送ハンドを移動させること
ができる。従って、搬送ハンドの所定位置への移動に関
して複雑な演算を行う必要がなく、搬送ハンドを高速で
移動させることができる。また、支持台と第1移動基台
の双方にそれぞれ連結された第1リンクと、支持台と第
2移動基台の双方にそれぞれ連結された第2リンクとを
備えるので、搬送ハンド及び支持台の荷重を第1移動基
台と第2移動基台とに分散することができ、この荷重を
受けるために第1及び第2リンクの剛性を高める必要が
なくなる。すなわち、第1及び第2リンクの剛性を高め
なくとも、搬送ハンドの位置決めの誤差を生じ難くし
て、高精度の位置決めを行うことができる。さらに、鉛
直軸周りに回転自在な支持台を備えているので、支持台
を回転させることにより搬送ハンドを所定の向きに移動
させることができる。加えて、支持台を水平状態に維持
可能な姿勢維持手段を備えているので、支持台を常時水
平姿勢に維持することができる
【0032】請求項2記載の発明によれば、基板収納カ
セットの搬送において請求項1記載の発明と同等の効果
を得ることができる。さらに、基板収納カセットの搬送
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態として例示する
基板搬送装置の要部斜視図である。
【図2】図1の基板搬送装置に備わる直動ベース駆動部
を示す要部斜視図である。
【図3】図1の基板搬送装置の基板を搬送する動作を説
明するための図面である。
【図4】従来の基板搬送装置を示す要部平面図である。
【図5】従来の基板搬送装置を示す要部斜視図である。
【図6】従来の基板搬送装置を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 基板搬送装置 10 搬送ハンド 11 アーム 20 支持台 31 第1直動ベース(第1移動基台) 32 第2直動ベース(第2移動基台) 33 第1リンク 34 第2リンク(姿勢維持手段) 341 上側第2リンク(姿勢維持手段) 342 下側第2リンク(姿勢維持手段) 3211 上側第2リンク取付部(姿勢維持手段) 3212 下側第2リンク取付部(姿勢維持手段) 221 上側第2リンク取付部位(姿勢維持手段) 222 下側第2リンク取付部位(姿勢維持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 49/07 B65G 49/07 L Fターム(参考) 3C007 AS24 BS15 CS04 CT04 CT05 CT07 CY00 HS27 HT02 HT12 HT20 5F031 CA02 CA05 DA01 FA01 FA03 FA07 GA02 GA43 GA47 GA48 GA49 GA50 LA08 LA12 LA13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に伸縮するアーム先端にて円盤
    状の薄型基板を支持して搬送する搬送ハンドと、 前記搬送ハンドを支持した鉛直軸周りに回転自在な支持
    台と、 共に同一直線に沿って水平方向に移動自在な第1及び第
    2移動基台と、 前記支持台と前記第1移動基台との双方に、それぞれ前
    記第1移動基台の移動方向に沿う鉛直面に沿って旋回自
    在に連結された第1リンクと、 前記支持台と前記第2移動基台との双方に、それぞれ前
    記第2移動基台の移動方向に沿う鉛直面に沿って旋回自
    在に連結された第2リンクを含む前記支持台を水平状態
    に維持可能な姿勢維持手段と、 を備えることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 水平方向に伸縮するアーム先端にて円盤
    状の薄型基板を複数枚収納可能な基板収納カセットを支
    持して搬送する搬送ハンドと、 前記搬送ハンドを支持した支持台と、 共に同一直線に沿って水平方向に移動自在な第1及び第
    2移動基台と、 前記支持台と前記第1移動基台との双方に、それぞれ前
    記第1移動基台の移動方向に沿う鉛直面に沿って旋回自
    在に連結された第1リンクと、 前記支持台と前記第2移動基台との双方に、それぞれ前
    記第2移動基台の移動方向に沿う鉛直面に沿って旋回自
    在に連結された第2リンクと、 を備えることを特徴とする基板収納カセット搬送装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7535523B2 (en) 2005-09-20 2009-05-19 Seiko Epson Corporation Electro-optical device supporting device and method of supporting electro-optical device
DE102015003136A1 (de) * 2015-03-11 2016-09-15 Kuka Roboter Gmbh Roboterlagerung
CN106607885A (zh) * 2016-11-28 2017-05-03 广西大学 一种采用伺服电机驱动多自由度连杆机构饲料堆码机械臂
CN106607875A (zh) * 2016-12-05 2017-05-03 广西大学 一种用于搬运作业的伺服驱动可变活动度连杆机构机械臂
JP7425701B2 (ja) 2020-09-16 2024-01-31 芝浦メカトロニクス株式会社 基板搬送装置

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