JPH0642549A - クラッチ摩擦ホィール - Google Patents
クラッチ摩擦ホィールInfo
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- JPH0642549A JPH0642549A JP5090508A JP9050893A JPH0642549A JP H0642549 A JPH0642549 A JP H0642549A JP 5090508 A JP5090508 A JP 5090508A JP 9050893 A JP9050893 A JP 9050893A JP H0642549 A JPH0642549 A JP H0642549A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/129—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon characterised by friction-damping means
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- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クラッチ摩擦ホィールの堅牢性、組立と分解
の容易性等を向上させる。 【構成】 ダンパー板12に固着された摩擦板10と、ダン
パー板12とハブ14の間に設けた支持リング13に固着され
たガイドリング18を備え、摩擦板10とダンパー板12、ガ
イドリング18、支持リング13、及び減衰装置20とで、第
1組立体Aを構成し、ガイドリング18は、その内周26
で、支持リング13に固着されており、かつ、補助ダンパ
ー24とハブ14とで、第2組立体Bを構成し、補助ダンパ
ー24は、ガイドリング18の一側に設けられ、保持リング
27は、ガイドリング18の他側において、ハブ14に設けら
れ、さらに、嵌合部35が、補助ダンパー24と支持リング
13の間に設けられている。
の容易性等を向上させる。 【構成】 ダンパー板12に固着された摩擦板10と、ダン
パー板12とハブ14の間に設けた支持リング13に固着され
たガイドリング18を備え、摩擦板10とダンパー板12、ガ
イドリング18、支持リング13、及び減衰装置20とで、第
1組立体Aを構成し、ガイドリング18は、その内周26
で、支持リング13に固着されており、かつ、補助ダンパ
ー24とハブ14とで、第2組立体Bを構成し、補助ダンパ
ー24は、ガイドリング18の一側に設けられ、保持リング
27は、ガイドリング18の他側において、ハブ14に設けら
れ、さらに、嵌合部35が、補助ダンパー24と支持リング
13の間に設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用等のクラッチ摩
擦ホィールに関する。
擦ホィールに関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチ摩擦ホイールは、3つの部分か
らなっている。ストッパにより定められた範囲内を、回
転しうるようにして、支持リングに取付けられているダ
ンパー板に、摩擦板が固着されている。支持リングは、
ゆるいカップリングで定められた範囲内を、回転しうる
ようにしてハブに取付けられている。クラッチ摩擦ホィ
ールは、支持リングに固着されていて、ダンパー板を囲
んでいる2つのガイドリング、ダンパー板とガイドリン
グとの間で作用する減衰装置、及び支持リングとハブと
の間で作用するプリダンパーすなわち補助ダンパーを備
えている。
らなっている。ストッパにより定められた範囲内を、回
転しうるようにして、支持リングに取付けられているダ
ンパー板に、摩擦板が固着されている。支持リングは、
ゆるいカップリングで定められた範囲内を、回転しうる
ようにしてハブに取付けられている。クラッチ摩擦ホィ
ールは、支持リングに固着されていて、ダンパー板を囲
んでいる2つのガイドリング、ダンパー板とガイドリン
グとの間で作用する減衰装置、及び支持リングとハブと
の間で作用するプリダンパーすなわち補助ダンパーを備
えている。
【0003】このような摩擦ホィールは、減衰装置にト
ルクをバランスよく伝達し、このトルクを、ガイドリン
グ間に均等に配分するので、例えば産業用車両の場合の
ように、高いトルクを伝動するのによく用いられる。
ルクをバランスよく伝達し、このトルクを、ガイドリン
グ間に均等に配分するので、例えば産業用車両の場合の
ように、高いトルクを伝動するのによく用いられる。
【0004】ガイドリングは、通常、支持リングに、貫
通させたリベットをもって、支持リングに固着される。
この構成は、英国特許公開第2 183 787A号、及びドイツ
国実用新案第1 840 718号と、それに対応する米国特許
第3 203 205号の明細書に開示されている。これらにお
けるリベットの数は限られており、リベットに局部的に
力が集中するという欠点があった。この欠点を最小限に
するには、リベットの長さを短かくして、支持リングの
軸方向の長さ部分、及び支持リングとハブの間にある、
ゆるいカプリングの軸方向の長さ部分に、損傷が生じな
いようにするのが、唯一の手段である。
通させたリベットをもって、支持リングに固着される。
この構成は、英国特許公開第2 183 787A号、及びドイツ
国実用新案第1 840 718号と、それに対応する米国特許
第3 203 205号の明細書に開示されている。これらにお
けるリベットの数は限られており、リベットに局部的に
力が集中するという欠点があった。この欠点を最小限に
するには、リベットの長さを短かくして、支持リングの
軸方向の長さ部分、及び支持リングとハブの間にある、
ゆるいカプリングの軸方向の長さ部分に、損傷が生じな
いようにするのが、唯一の手段である。
【0005】この場合、伝達されるトルクの大きさが限
定されてしまう。また、リベットは、径方向の広がり部
を有するので、支持リングとハブ間にあるゆるいカプリ
ングにとって、従って、伝達しうるトルクにとって不利
である。
定されてしまう。また、リベットは、径方向の広がり部
を有するので、支持リングとハブ間にあるゆるいカプリ
ングにとって、従って、伝達しうるトルクにとって不利
である。
【0006】リベットの別の欠点は、補助ダンパーの取
付けが難しくなることである。
付けが難しくなることである。
【0007】このように、取付けを容易にし、かつ補助
ダンパーとハブを組立体とした構成については、フラン
ス国特許公開第2 570 147A号と、それに対応する米国特
許第4 686 666号の明細書に開示されている。
ダンパーとハブを組立体とした構成については、フラン
ス国特許公開第2 570 147A号と、それに対応する米国特
許第4 686 666号の明細書に開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、フランス国特
許公開第2 570 147A号の明細書に開示されている構成で
は、ダンパー板が支持リングに固着されているにもかか
わらず、摩擦板は、ガイドリングに固着されている。ま
た、減衰装置は、ダンパー板と1つのガイドリングとの
間に、軸方向に挿入されている。これでは、組立体の分
解が容易ではない。
許公開第2 570 147A号の明細書に開示されている構成で
は、ダンパー板が支持リングに固着されているにもかか
わらず、摩擦板は、ガイドリングに固着されている。ま
た、減衰装置は、ダンパー板と1つのガイドリングとの
間に、軸方向に挿入されている。これでは、組立体の分
解が容易ではない。
【0009】分解は、例えば、テストを容易にするた
め、または再調整や再生利用のための作業量を、できる
だけ小さくするために必要である。
め、または再調整や再生利用のための作業量を、できる
だけ小さくするために必要である。
【0010】本発明の目的は、これら従来技術の欠点を
解消した利点を保なって、そのクラッチ摩擦ホィールを
提供することにある。
解消した利点を保なって、そのクラッチ摩擦ホィールを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のクラッチ摩擦ホィールは、スットパにより定
められた範囲内を、回転しうるようにして、支持リング
に取付けられているダンパー板に、摩擦板が固着され、
支持リングは、ゆるいカプリングで定められた範囲内
を、回転しうるようにして、ハブに取付けられており、
かつ、支持リングに固着されていてダンパー板を取り囲
んでいる2つのガイドリング、ダンパー板とガイドリン
グとの間で作用する減衰装置、及び支持リングとハブの
間で作用する補助ダンパーを備えているクラッチ摩擦ホ
ィールにおいて、第1に、摩擦板とダンパー板、ガイド
リング、支持リング、及び減衰装置とで、第1組立体を
構成し、そのうちガイドリングは、その内周で、支持リ
ングに直接固着されており、第2に、補助ダンパーとハ
ブとで、第2組立体を構成し、補助ダンパーは、ガイド
リングの外側の一方に設けられ、かつ保持リングが、ガ
イドリングの他方において、ハブの上に軸方向に設けら
れ、第3に、嵌合部が、補助ダンパーと支持リングの間
に設けられていることを特徴としている。
の本発明のクラッチ摩擦ホィールは、スットパにより定
められた範囲内を、回転しうるようにして、支持リング
に取付けられているダンパー板に、摩擦板が固着され、
支持リングは、ゆるいカプリングで定められた範囲内
を、回転しうるようにして、ハブに取付けられており、
かつ、支持リングに固着されていてダンパー板を取り囲
んでいる2つのガイドリング、ダンパー板とガイドリン
グとの間で作用する減衰装置、及び支持リングとハブの
間で作用する補助ダンパーを備えているクラッチ摩擦ホ
ィールにおいて、第1に、摩擦板とダンパー板、ガイド
リング、支持リング、及び減衰装置とで、第1組立体を
構成し、そのうちガイドリングは、その内周で、支持リ
ングに直接固着されており、第2に、補助ダンパーとハ
ブとで、第2組立体を構成し、補助ダンパーは、ガイド
リングの外側の一方に設けられ、かつ保持リングが、ガ
イドリングの他方において、ハブの上に軸方向に設けら
れ、第3に、嵌合部が、補助ダンパーと支持リングの間
に設けられていることを特徴としている。
【0012】ガイドリングは、支持リングに、例えば溶
接される。変形例では、ガイドリングを、支持リングに
固着させるのに、支持リング又はガイドリングの材料
を、鍛圧により変形させてもよい。いずれの場合も、ガ
イドリングは、支持リングに直接固着される。すなわ
ち、リベットや、従来用いられたような補助的な留め具
は、使用しない。従って、支持リングとハブ間のゆるい
カプリングの、軸方向、又は径方向の寸法を、所要の大
きさになるように設計することができる。
接される。変形例では、ガイドリングを、支持リングに
固着させるのに、支持リング又はガイドリングの材料
を、鍛圧により変形させてもよい。いずれの場合も、ガ
イドリングは、支持リングに直接固着される。すなわ
ち、リベットや、従来用いられたような補助的な留め具
は、使用しない。従って、支持リングとハブ間のゆるい
カプリングの、軸方向、又は径方向の寸法を、所要の大
きさになるように設計することができる。
【0013】同様に、補助ダンパーの取り付け、及び取
り外しは、嵌合部により、容易に実施できる。
り外しは、嵌合部により、容易に実施できる。
【0014】また、補助ダンパーは、もし必要なら、径
方向の寸法を大きくすることができる。また、取り付け
る前に、テストすることもできる。
方向の寸法を大きくすることができる。また、取り付け
る前に、テストすることもできる。
【0015】本発明の種々の特徴と効果は、下記の、単
なる例示にすぎない実施例の説明と、添付図面により、
より明らかになると思う。
なる例示にすぎない実施例の説明と、添付図面により、
より明らかになると思う。
【0016】
【実施例】図面に示すクラッチ摩擦ホィールは、特に、
産業車両用のクラッチの一部をなしている。それは、摩
擦ライナー(11)が付いた摩擦板(10)を備えている。摩擦
ライナー(11)は、摩擦板(10)の一方のめんの外周部に、
例えばリベット止めして固着されている。摩擦板(10)の
内周部は、ダンパー板(12)の外周部に、例えばリベット
止めして固着されている。実施例では、摩擦板(10)は、
ダンパー板(12)の外周の全域に亘って、径方向に広がっ
ている。
産業車両用のクラッチの一部をなしている。それは、摩
擦ライナー(11)が付いた摩擦板(10)を備えている。摩擦
ライナー(11)は、摩擦板(10)の一方のめんの外周部に、
例えばリベット止めして固着されている。摩擦板(10)の
内周部は、ダンパー板(12)の外周部に、例えばリベット
止めして固着されている。実施例では、摩擦板(10)は、
ダンパー板(12)の外周の全域に亘って、径方向に広がっ
ている。
【0017】ダンパー板(12)は、ストッパ(32)により定
められた範囲内を回転しうるようにして、支持リング(1
3)に取付けられている。支持リング(13)自体は、ハブ(1
4)に回転しうるようにして取付けられている。支持リン
グ(13)とハブ(14)との相対的な回転は、支持リング(13)
の内面に設けたスプライン(16)と、ハブ(14)の外面に設
けたスプライン(17)が協動するようになっている、ゆる
いカプリング(15)により、限定されている。
められた範囲内を回転しうるようにして、支持リング(1
3)に取付けられている。支持リング(13)自体は、ハブ(1
4)に回転しうるようにして取付けられている。支持リン
グ(13)とハブ(14)との相対的な回転は、支持リング(13)
の内面に設けたスプライン(16)と、ハブ(14)の外面に設
けたスプライン(17)が協動するようになっている、ゆる
いカプリング(15)により、限定されている。
【0018】支持リング(13)に固着されている2つのガ
イドリング(18)は、ダンパー板(12)を囲んでいる。減衰
装置(20)が、ガイドリング(18)とダンパー板(12)の間で
作用するようにして、両者間に設けられている。減衰装
置(20)は、ばね(21)と摩擦リング(22)を備えている。補
助ダンパー(24)が、後述する嵌合部(35)により、支持リ
ング(13)とハブ(14)の間で作用するようにして設けられ
ている。
イドリング(18)は、ダンパー板(12)を囲んでいる。減衰
装置(20)が、ガイドリング(18)とダンパー板(12)の間で
作用するようにして、両者間に設けられている。減衰装
置(20)は、ばね(21)と摩擦リング(22)を備えている。補
助ダンパー(24)が、後述する嵌合部(35)により、支持リ
ング(13)とハブ(14)の間で作用するようにして設けられ
ている。
【0019】実施例では、補助ダンパー(24)は、フラン
ス国特許公開第2 570147A号の明細書に記載のものと同
一である。詳細はそれを参照されたい。それは、ダンパ
ー板(12')を折り曲げることにより、ハブ(14)に取付け
られている。ダンパー板(12')は、2つのガイドリング
(18')で挟まれている。
ス国特許公開第2 570147A号の明細書に記載のものと同
一である。詳細はそれを参照されたい。それは、ダンパ
ー板(12')を折り曲げることにより、ハブ(14)に取付け
られている。ダンパー板(12')は、2つのガイドリング
(18')で挟まれている。
【0020】減衰装置(20)と同様に、補助ダンパー(24)
は、ダンパー板(12')と、ガイドリング(18')の間に、1
対の摩擦リング(22')を備えている。各摩擦リング(22')
は、ダンパー板(12')の両面に取付けられており、摩擦
リング(22')は、弾性リング(23')により、押圧されてい
る。両者間にスペースリングを設けてもよい。
は、ダンパー板(12')と、ガイドリング(18')の間に、1
対の摩擦リング(22')を備えている。各摩擦リング(22')
は、ダンパー板(12')の両面に取付けられており、摩擦
リング(22')は、弾性リング(23')により、押圧されてい
る。両者間にスペースリングを設けてもよい。
【0021】ダンパー板(12')は、減衰装置(20)のばね
(21)よりも弱いばねにより、ガイドリング(18')に、円
周方向に結合されている。このばねは、エンジンが減速
している間、振動を減衰させるためのものである。これ
らのばねは、コイルスプリング、又は弾性ブロックから
なり、その一部は、関連するガイドリング(18)又は(1
8')に設けられた複数の窓に、隙間なく収容されてお
り、また一部は、関連するダンパー板(12)及び(12')に
設けた別の複数の窓に収容されている。ばねと、ダンパ
ー板の窓のいくつかとの間に、隙間を設けてもよい。
(21)よりも弱いばねにより、ガイドリング(18')に、円
周方向に結合されている。このばねは、エンジンが減速
している間、振動を減衰させるためのものである。これ
らのばねは、コイルスプリング、又は弾性ブロックから
なり、その一部は、関連するガイドリング(18)又は(1
8')に設けられた複数の窓に、隙間なく収容されてお
り、また一部は、関連するダンパー板(12)及び(12')に
設けた別の複数の窓に収容されている。ばねと、ダンパ
ー板の窓のいくつかとの間に、隙間を設けてもよい。
【0022】上記の各種の構成部品は、それ自体公知で
あるから、詳述しない。本発明は、これらの部品の結合
にある。しかし、補助ダンパー(24)と、減衰装置(20)
は、上記の嵌合部(35)によって、直列に設けてもよい。
実際上は、摩擦ライナー(11)は、クラッチの圧力板と反
応板(図示せず)の間に保持されるようになっている。
クラッチの反応板は、自動車エンジンのクランクシャフ
トに固着されていて、それとともに回転するようになっ
ている。同様に、ハブ(14)は、そのスプラインを切って
ある内孔を介して、ギアボックスの入力軸と連結される
ようになっている。
あるから、詳述しない。本発明は、これらの部品の結合
にある。しかし、補助ダンパー(24)と、減衰装置(20)
は、上記の嵌合部(35)によって、直列に設けてもよい。
実際上は、摩擦ライナー(11)は、クラッチの圧力板と反
応板(図示せず)の間に保持されるようになっている。
クラッチの反応板は、自動車エンジンのクランクシャフ
トに固着されていて、それとともに回転するようになっ
ている。同様に、ハブ(14)は、そのスプラインを切って
ある内孔を介して、ギアボックスの入力軸と連結される
ようになっている。
【0023】このようにして推進トルクは、減衰装置(2
0)と補助ダンパー(24)を介して、摩擦ライナー(11)から
ハブ(14)に伝達される。このトルクが小さい時(特にエ
ンジンの低速回転時)には、補助ダンパー(24)のばねは
圧縮されるが、ばね(21)は、剛性が高いので、この時、
減衰装置(20)のガイドリング(18)と、ダンパー板(12)と
の間には、相対的な動きは生じない。しかし、ゆるいカ
プリング(15)の隙間が一旦塞がれると、支持リング(13)
は、ハブ(14)とともに回転するようになり、ばね(21)
は、圧縮され、補助ダンパー(24)のばねは、固いままと
なる。勿論、ガイドリング(18)(18')と、ばねの作用に
逆らうダンパー板(12)(12')との間に、相対的な動きが
ある間、摩擦リング(22)(22')によって、摩擦力が、生
じる。
0)と補助ダンパー(24)を介して、摩擦ライナー(11)から
ハブ(14)に伝達される。このトルクが小さい時(特にエ
ンジンの低速回転時)には、補助ダンパー(24)のばねは
圧縮されるが、ばね(21)は、剛性が高いので、この時、
減衰装置(20)のガイドリング(18)と、ダンパー板(12)と
の間には、相対的な動きは生じない。しかし、ゆるいカ
プリング(15)の隙間が一旦塞がれると、支持リング(13)
は、ハブ(14)とともに回転するようになり、ばね(21)
は、圧縮され、補助ダンパー(24)のばねは、固いままと
なる。勿論、ガイドリング(18)(18')と、ばねの作用に
逆らうダンパー板(12)(12')との間に、相対的な動きが
ある間、摩擦リング(22)(22')によって、摩擦力が、生
じる。
【0024】摩擦板(10)とダンパー板(12)は、ガイドリ
ング(18)、支持リング(13)、及び減衰装置(20)ととも
に、図1のAに示す第1組立体を構成する。この組立体
では、ガイドリング(18)は、その内周(26)の端から端ま
で、支持リング(13)に直接固着されている。リベットな
どは一切使用していない。補助ダンパー(24)とハブ(14)
は、ともに第2組立体Bを構成する。補助ダンパー(24)
は、ガイドリング(18)の外側の一方に設けられており、
保持リング(27)は、ガイドリング(18)の他方に、ハブ(1
4)の上に軸方向に設けられている。嵌合部(35)は、補助
ダンパー(24)と支持リング(13)との間に設けられてい
る。
ング(18)、支持リング(13)、及び減衰装置(20)ととも
に、図1のAに示す第1組立体を構成する。この組立体
では、ガイドリング(18)は、その内周(26)の端から端ま
で、支持リング(13)に直接固着されている。リベットな
どは一切使用していない。補助ダンパー(24)とハブ(14)
は、ともに第2組立体Bを構成する。補助ダンパー(24)
は、ガイドリング(18)の外側の一方に設けられており、
保持リング(27)は、ガイドリング(18)の他方に、ハブ(1
4)の上に軸方向に設けられている。嵌合部(35)は、補助
ダンパー(24)と支持リング(13)との間に設けられてい
る。
【0025】実施例では、補助ダンパー(24)は、ハブ(1
4)の上のスプライン(17)の一端に設けられている。スプ
ライン(17)の他端を越えた所にある保持リング(27)は、
ハブ(14)に設けた円周方向の溝(28)に嵌合する弾性割り
リングからなっている。
4)の上のスプライン(17)の一端に設けられている。スプ
ライン(17)の他端を越えた所にある保持リング(27)は、
ハブ(14)に設けた円周方向の溝(28)に嵌合する弾性割り
リングからなっている。
【0026】ガイドリング(18)は、支持リング(13)に、
溶接部(29)で(例えばレーザー溶接で)、ガイドリング
(18)の内周(26)の表面(30)と、支持リング(13)の表面(3
1)との間に、固着するのが好ましい。内周(26)は、組立
体の軸と直角に伸びている。実施例では、表面(30)と表
面(31)は、共に面取りされている。
溶接部(29)で(例えばレーザー溶接で)、ガイドリング
(18)の内周(26)の表面(30)と、支持リング(13)の表面(3
1)との間に、固着するのが好ましい。内周(26)は、組立
体の軸と直角に伸びている。実施例では、表面(30)と表
面(31)は、共に面取りされている。
【0027】溶接部(29)は、例えばエンドレスである
が、変形例としては、スポット溶接としてもよい。あら
ゆる場合、溶接部(29)の利点は、その軸方向の長さを最
小にでき、ガイドリング(18)の下部を、支持リング(13)
の軸方向の全幅以内に留めることができる点にある。し
かし、図4に示す変形例では、ガイドリング(18)は、支
持リング(13)に、係合フランジ(29')によって固着され
ている。この係合フランジ(29')は、例えば、ガイドリ
ング(18)の内縁と係合する複数の歯、もしくは多角形部
を備えているのがよい。
が、変形例としては、スポット溶接としてもよい。あら
ゆる場合、溶接部(29)の利点は、その軸方向の長さを最
小にでき、ガイドリング(18)の下部を、支持リング(13)
の軸方向の全幅以内に留めることができる点にある。し
かし、図4に示す変形例では、ガイドリング(18)は、支
持リング(13)に、係合フランジ(29')によって固着され
ている。この係合フランジ(29')は、例えば、ガイドリ
ング(18)の内縁と係合する複数の歯、もしくは多角形部
を備えているのがよい。
【0028】ダンパー板(12)とガイドリング(18)との間
に作用するストッパ(32)は、少なくとも1つの棒材を備
えている。実施例では、円周方向に間隔を有する複数の
棒材がある。それは、ガイドリング(18)によって、隙間
なしに設けられており、組立体の軸に平行に伸びてい
て、ダンパー板(12)を、隙間なく貫通している。ガイド
リング(18)を支持リング(13)に固着する前に、図1に破
線(34)で示すように、ストッパ(32)の少なくとも1つ
(実際にはその各々)を、関係するガイドリング(18)に
圧入するのが好ましい。
に作用するストッパ(32)は、少なくとも1つの棒材を備
えている。実施例では、円周方向に間隔を有する複数の
棒材がある。それは、ガイドリング(18)によって、隙間
なしに設けられており、組立体の軸に平行に伸びてい
て、ダンパー板(12)を、隙間なく貫通している。ガイド
リング(18)を支持リング(13)に固着する前に、図1に破
線(34)で示すように、ストッパ(32)の少なくとも1つ
(実際にはその各々)を、関係するガイドリング(18)に
圧入するのが好ましい。
【0029】このように、ガイドリング(18)は、支持リ
ング(13)に溶接されるので、ガイドリング(18)は、円錐
形となるのが防止される。また、圧入する前に、構成部
品の組立とは別に、この溶接を行うことができる。これ
には、溶接中、ガイドリング(18)間の相対的位置を保持
し易いという別の利点がある。
ング(13)に溶接されるので、ガイドリング(18)は、円錐
形となるのが防止される。また、圧入する前に、構成部
品の組立とは別に、この溶接を行うことができる。これ
には、溶接中、ガイドリング(18)間の相対的位置を保持
し易いという別の利点がある。
【0030】実施例では、補助ダンパー(24)は、支持リ
ング(13)に当接しており、嵌合部(35)は、補助ダンパー
(24)と支持リング(13)との間に作用し、回転中に両者を
連結するようになっている。
ング(13)に当接しており、嵌合部(35)は、補助ダンパー
(24)と支持リング(13)との間に作用し、回転中に両者を
連結するようになっている。
【0031】嵌合部(35)は、少なくとも1つのピン(3
6)、実際には、円周方向に間隔を有する複数のピン(36)
を備えている。ピン(36)は、補助ダンパー(24)により保
持され、組立体の軸と平行になっている。各ピン(36)
は、支持リング(13)に、この目的のために設けられた軸
方向の受孔(37)の1つに、それぞれ個別に係合してい
る。ピン(36)は、従って、受孔(37)の軸方向に挿入され
る。受孔を、円周方向に間隔を置いて多数設けてもよ
い。ガイドリング(18)は、直径D1を有する支持リング
(13)の円周上に固着されている。直径D1は、嵌合部(3
5)が作用する円周の直径D2より大きい。
6)、実際には、円周方向に間隔を有する複数のピン(36)
を備えている。ピン(36)は、補助ダンパー(24)により保
持され、組立体の軸と平行になっている。各ピン(36)
は、支持リング(13)に、この目的のために設けられた軸
方向の受孔(37)の1つに、それぞれ個別に係合してい
る。ピン(36)は、従って、受孔(37)の軸方向に挿入され
る。受孔を、円周方向に間隔を置いて多数設けてもよ
い。ガイドリング(18)は、直径D1を有する支持リング
(13)の円周上に固着されている。直径D1は、嵌合部(3
5)が作用する円周の直径D2より大きい。
【0032】実施例では、保持リング(27)を形成してい
る弾性リングには、スロット(38)が、切られている。ハ
ブ(14)上に回転しうるように設けられて、軸方向に移動
自由なスペースリング(40)は、保持リング(27)と支持リ
ング(13)との間に設けられており、支持リング(13)とハ
ブ(14)との角変位の間、スロット(38)の偶発的な開口を
防止している。スペースリング(40)は、例えば(図示し
たように)弾性リングからなっており、スロット(41)が
切られていて、ハブ(14)上のスプライン(17)と係合して
いる。
る弾性リングには、スロット(38)が、切られている。ハ
ブ(14)上に回転しうるように設けられて、軸方向に移動
自由なスペースリング(40)は、保持リング(27)と支持リ
ング(13)との間に設けられており、支持リング(13)とハ
ブ(14)との角変位の間、スロット(38)の偶発的な開口を
防止している。スペースリング(40)は、例えば(図示し
たように)弾性リングからなっており、スロット(41)が
切られていて、ハブ(14)上のスプライン(17)と係合して
いる。
【0033】2つの組立体AとBは、別々の場所で組み
立てることができる。組立体Bは、ハブ(14)を介して、
組立体Aの支持リング(13)に係合でき、補助ダンパー(2
4)のピン(36)は、支持リング(13)の受孔(37)に挿入され
る。スペースリング(40)を、所定の場所に取付けた後、
保持リング(27)を形成している弾性リングを、ハブ(14)
に取付ける。
立てることができる。組立体Bは、ハブ(14)を介して、
組立体Aの支持リング(13)に係合でき、補助ダンパー(2
4)のピン(36)は、支持リング(13)の受孔(37)に挿入され
る。スペースリング(40)を、所定の場所に取付けた後、
保持リング(27)を形成している弾性リングを、ハブ(14)
に取付ける。
【0034】取り付け許容度を得るため、組立後、2つ
の組立体AとBの間に、軸方向に隙間を残す。
の組立体AとBの間に、軸方向に隙間を残す。
【0035】前記の説明と図面から分かるように、支持
リング(13)は、軸方向に所要の長さとすることができ
る。事情が許せば、そのスプライン(16)と、ハブ(14)上
のスプライン(17)は、従来のものより多数設けることが
できる。また、その直径をより大きくすることができ
る。換言すれば、支持リング(13)とハブ(14)の間で作用
するゆるいカプリング(15)は、径方向にも、軸方向に
も、所要の寸法に設計することができる。これと関連し
て、ハブ(14)を厚くし、スプライン(16)(17)を浅くし
て、クラッチ摩擦ホィールの堅牢性を向上させることが
できる。
リング(13)は、軸方向に所要の長さとすることができ
る。事情が許せば、そのスプライン(16)と、ハブ(14)上
のスプライン(17)は、従来のものより多数設けることが
できる。また、その直径をより大きくすることができ
る。換言すれば、支持リング(13)とハブ(14)の間で作用
するゆるいカプリング(15)は、径方向にも、軸方向に
も、所要の寸法に設計することができる。これと関連し
て、ハブ(14)を厚くし、スプライン(16)(17)を浅くし
て、クラッチ摩擦ホィールの堅牢性を向上させることが
できる。
【0036】図示していない変形例では、保持リング(2
7)とスペースリング(40)の間に、弾性リングを挿入し
て、補助ダンパー(24)の弾性リング(23')と、弾性リン
グ(23')によって直接押圧される摩擦リング(22')の少な
くとも1つを、省略することができる。その場合、ダン
パー板(12)の他方の、軸方向の隙間はなくなる。
7)とスペースリング(40)の間に、弾性リングを挿入し
て、補助ダンパー(24)の弾性リング(23')と、弾性リン
グ(23')によって直接押圧される摩擦リング(22')の少な
くとも1つを、省略することができる。その場合、ダン
パー板(12)の他方の、軸方向の隙間はなくなる。
【0037】図示していない別の変形例では、保持リン
グ(27)は、ハブ(14)と一体になっており、ハブ(14)の原
材料を、鍛圧により成形して形成される。
グ(27)は、ハブ(14)と一体になっており、ハブ(14)の原
材料を、鍛圧により成形して形成される。
【0038】本発明は、勿論上記の各種実施例に限定さ
れるものではなく、各種要素の、あらゆる変形や、組み
合わせを包含する。特に、ピン(36)は、ガイドリング(1
8)に鍛圧によって固着する代わりに、ガイドリング(18)
と一体とすることができる。また、支持リング(13)が、
ガイドリング(18')に設けた受孔に係合する(円錐台形
などの)突起を有するように、構造を変えることもでき
る。いずれの場合も、補助ダンパー(24)の取付け、取外
しは容易である。
れるものではなく、各種要素の、あらゆる変形や、組み
合わせを包含する。特に、ピン(36)は、ガイドリング(1
8)に鍛圧によって固着する代わりに、ガイドリング(18)
と一体とすることができる。また、支持リング(13)が、
ガイドリング(18')に設けた受孔に係合する(円錐台形
などの)突起を有するように、構造を変えることもでき
る。いずれの場合も、補助ダンパー(24)の取付け、取外
しは容易である。
【0039】
【発明の効果】上記のごとく、従来技術の欠点は解消さ
れ、堅牢性、組立と分解の容易性、その他の利点を有す
るクラッチ摩擦ホィールが提供される。
れ、堅牢性、組立と分解の容易性、その他の利点を有す
るクラッチ摩擦ホィールが提供される。
【図1】本発明のクラッチ摩擦ホィールの部分縦断側面
図である。
図である。
【図2】図1の破線枠II内の拡大詳細断面図である。
【図3】図1の一部の分解縦断面図であり、本発明のク
ラッチ摩擦ホィールの組立て要領を示す。
ラッチ摩擦ホィールの組立て要領を示す。
【図4】図2と同様の拡大縦断面図で、本発明の変形例
のクラッチ摩擦ホィールの部分を示す。
のクラッチ摩擦ホィールの部分を示す。
10 摩擦板 11 摩擦ライナ
ー 12 12’ ダンパー板 13 支持リング 14 ハブ 15 カプリング 16 17 スプライン 18 18’ ガ
イドリング 20 減衰装置 21 ばね 22 22’ 摩擦リング 23 23’ 弾
性リング 24 補助ダンパー 26 内周 27 保持リング 28 溝 29 溶接部 29’ 係合フラ
ンジ 30 31 表面 32 ストッパ 34 破線 35 嵌合部 36 ピン 37 受孔 38 スロット 40 スペースリ
ング 41 スロット
ー 12 12’ ダンパー板 13 支持リング 14 ハブ 15 カプリング 16 17 スプライン 18 18’ ガ
イドリング 20 減衰装置 21 ばね 22 22’ 摩擦リング 23 23’ 弾
性リング 24 補助ダンパー 26 内周 27 保持リング 28 溝 29 溶接部 29’ 係合フラ
ンジ 30 31 表面 32 ストッパ 34 破線 35 嵌合部 36 ピン 37 受孔 38 スロット 40 スペースリ
ング 41 スロット
Claims (10)
- 【請求項1】 ストッパ(32)により定められた範囲内を
回転しうるようにして、支持リング(13)に、取付けられ
ているダンパー板(12)に、摩擦板(10)が固着され、支持
リング(13)は、ゆるいカプリング(15)で定えられた範囲
内を、回転しうるようにして、ハブ(14)に取付けられて
おり、かつ、支持リング(13)に固着されていてダンパー
板(12)を囲んでいる2つのガイドリング(18)、ダンパー
板(12)とガイドリング(18)との間で作用する減衰装置(2
0)、及び支持リング(13)とハブ(14)の間で作用する補助
ダンパー(24)を備えているクラッチ摩擦ホィールにおい
て、第1に、摩擦板(10)とダンパー板(12)、ガイドリン
グ(18)、支持リング(13)、及び減衰装置(20)とで、第1
組立体(A)を構成し、そのうちガイドリング(18)は、そ
の内周(26)で、支持リング(13)に直接固着されており、
第2に、補助ダンパー(24)とハブ(14)とで、第2組立体
(B)を構成し、補助ダンパー(24)は、ガイドリング(18)
の外側の一方に設けられ、かつ保持リング(27)が、ガイ
ドリング(18)の他方において、ハブ(14)の上に軸方向に
設けられ、第3に、嵌合部(35)が、補助ダンパー(24)と
支持リング(13)の間に設けられていることを特徴とする
クラッチ摩擦ホィール。 - 【請求項2】 ガイドリング(18)が、その内周(26)の一
部(30)と、支持リング(13)の表面(31)との間の溶接部(2
9)により、支持リング(13)に固着されていることを特徴
とする請求項1に記載のクラッチ摩擦ホィール。 - 【請求項3】 前記溶接部(29)が、円周方向に連続して
いることを特徴とする請求項2に記載のクラッチ摩擦ホ
ィール。 - 【請求項4】 ガイドリング(18)が、支持リング(13)
に、形部をもって固着されていることを特徴とする請求
項1に記載のクラッチ摩擦ホィール。 - 【請求項5】 ガイドリング(18)を支持リング(13)に固
着する手段が、前記嵌合部(35)の作用する円周の直径(D
2)よりも大きい直径(D1)を有する円周上に設けられてい
ることを特徴とする請求項1に記載のクラッチ摩擦ホィ
ール。 - 【請求項6】 補助ダンパー(24)が、支持リング(13)に
接合されていることを特徴とする請求項1に記載のクラ
ッチ摩擦ホィール。 - 【請求項7】 嵌合部(35)が、少なくとも1つのピン(3
6)を備えており、ピン(36)は、組立体の軸と平行に、補
助ダンパー(24)により保持され、かつ、支持リング(13)
に設けた受孔(37)に係合されていることを特徴とする請
求項6に記載のクラッチ摩擦ホィール。 - 【請求項8】 ダンパー板(12)とガイドリング(18)の間
で作用するストッパ(32)が、組立体の軸と平行に、ガイ
ドリング(18)により隙間なく取付けられ、ダンパー板(1
2)を隙間なく貫通する、少なくとも1つの棒材であり、
その棒材は、ガイドリング(18)が支持リング(13)に固着
される前に、ガイドリング(18)に圧入されていることを
特徴とする請求項1に記載のクラッチ摩擦ホィール。 - 【請求項9】 弾性リングで形成されている保持リング
(27)が、径方向に開口するスロット(38)を有し、ハブ(1
4)と共に回転しうるようにして設けられているスペース
リング(40)が、保持リング(27)と支持リング(13)の間に
位置していることを特徴とする請求項1に記載のクラッ
チ摩擦ホィール。 - 【請求項10】 ガイドリング(18)の内周(26)が、組立
体の軸と直交していることを特徴とする請求項1に記載
のクラッチ摩擦ホィール。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9203638 | 1992-03-26 | ||
FR9203638A FR2689191B1 (fr) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | Friction d'embrayage, notamment pour vehicule industriel. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642549A true JPH0642549A (ja) | 1994-02-15 |
JP3486736B2 JP3486736B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=9428091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09050893A Expired - Fee Related JP3486736B2 (ja) | 1992-03-26 | 1993-03-26 | クラッチ摩擦ホイール |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5366057A (ja) |
JP (1) | JP3486736B2 (ja) |
DE (1) | DE4309477A1 (ja) |
FR (1) | FR2689191B1 (ja) |
IT (1) | IT1261425B (ja) |
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US10766535B2 (en) | 2017-07-06 | 2020-09-08 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body rear part structure |
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BR102016027973A2 (pt) | 2015-11-30 | 2017-06-06 | Eaton Corp | arranjo de amortecedor induzido |
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1993
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- 1993-03-24 DE DE4309477A patent/DE4309477A1/de not_active Ceased
- 1993-03-25 US US08/036,854 patent/US5366057A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-03-26 JP JP09050893A patent/JP3486736B2/ja not_active Expired - Fee Related
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ITRM930175A0 (it) | 1993-03-19 |
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