JPH11153208A - 主として車両に搭載される流体継手装置ロックアップクラッチ - Google Patents

主として車両に搭載される流体継手装置ロックアップクラッチ

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JPH11153208A
JPH11153208A JP10269617A JP26961798A JPH11153208A JP H11153208 A JPH11153208 A JP H11153208A JP 10269617 A JP10269617 A JP 10269617A JP 26961798 A JP26961798 A JP 26961798A JP H11153208 A JPH11153208 A JP H11153208A
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clutch
shank
hole
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、ピストンが締め付けシャン
クに固定された後、タングとピストンとの間の半径方向
の相対的変位を防止することである。本発明において、
摩擦ウェッジ60を、タング30とピストンとの間に挿
入することにより、ピストンを(締め付けスリーブによ
り)締め付けシャンク40に固定した後のピストンに対
するタングの半径方向の変位を防止する。 【解決手段】 流体継ぎ手用ロックアップクラッチは、
クラッチを介してピストンと遮断可能に接続される半径
方向の固定壁を有する回転ケーシングを有する。この固
定壁は、軸方向に固定されており、ピストンは、軸方向
に相対変位出来るように配設され、タング30を介して
固定壁に結合されている。締め付けシャンク40は、ピ
ストンに設けた通孔を経て伸長しており、タング30の
端30Bを貫通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に主として搭
載される流体動力継手装置(以下、流体継手と称する)
のロックアップクラッチに関する。
【0002】また、本発明は、流体継手装置用ロックア
ップクラッチに関し、このクラッチは、少なくとも1個
の摩擦ライナーを有し、この摩擦ライナーは、運動方向
に対して固定されたトラバース壁と、該壁とともに回転
しうるように接続され、固定壁方向に対して軸方向に運
動できるように搭載されたピストンから成る2個の要素
の間に、軸方向に配設されている。
【0003】
【従来の技術】このようなロックアップクラッチは、フ
ランス国特許公開第2726620公報により公知であ
る。この明細書では、2つの要素は、タングを介して、
回転しうるように接続され、各タングは、アセンブリの
円周上の弦方向に沿って長手方向に十分に伸びている。
タングの一方の端は、すべてのタングに共通な駆動リン
グあるいはアタッチメントリングを介して、前記2つの
要素の1番目の要素に結合されており、アタッチメント
リングは、前記1番目の要素に取り付けられている。
【0004】タングは、コントロールチャンバ内に取り
付けられ、各タングの他方の端は、複数の締めつけ手段
の中の対応する1つにより、この要素の中の第2要素に
取り付けられている。各締めつけ手段は、当該タングの
他方の端に適用される第1部分を有し、タングの他方の
端に設けられた対応する通孔を通って伸びている締付シ
ャンクにより、軸方向に貫通している頭部を有する。こ
れにより、シャンクは、軸方向にタングの側面(以下、
内側面と称する)を貫通して、軸方向に伸び、この内側
面は、前記第2要素に接触するように形成された結合側
面(以下、外側結合面と称する)と結合して、軸方向に
把持される。
【0005】上記のフランス国特許公報で提案されてい
る締付手段には、第2要素の他方の側に第2部分があ
り、これは、第1部分と係合している。これらの締付け
手段は、タングを、ピストン(このフランス国の特許出
願では、ピストンが第2要素を構成している)に取付け
るために使用されており、この締付け手段により、軸方
向に共通な方向にコンポネントを組み立てる単純な作業
により、アセンブリを簡単に実施し、かつアセンブリの
コンポネントの数を減らすことができる。まず第1に、
ピストンは、タングの他端により、締付手段の第1部分
で連結され、引き続き、締付け手段の第2部分は、非常
に簡単に配置できる。第2部分を、対応する第1部分と
係合するためには、ピストンの片側だけの作業ですむ。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのアセ
ンブリおよび締付け作業を可能にするには、締付け手段
の第1部分の各シャンクのボディと、シャンクボディが
貫通する軸方向のピストンの孔との間に、半径方向にす
きまを設けることが必要である。第1部分と第2部分の
係合により、軸方向の継ぎあるいは把持に影響を及ぼす
が、この影響により、予期せずに生ずるピストンの変位
が、半径方向の平面においてシャンクとの関連で発生
し、悪影響を与える恐れがある。
【0007】一般的には、各締付け手段は、少なくとも
第1部分を有し、この第1部分は、頭部と頭部から軸方
向に伸びて対応するタングの他の端を固定する締付けシ
ャンクを有し、締付けシャンクは、クラッチの第2要素
の通孔を貫通し、この孔は、半径方向にすきまを設けら
れており、第2要素をシャンク上に取り付けること、あ
るいは、シャンクを第2要素上に取り付けることを容易
にしている。
【0008】そのため、シャンクに関連する第2要素の
変位を回避し、簡単かつ廉価にて、これを実施しうるこ
とが重要である。
【0009】
【課題を解決する手段】本発明の流体継手装置用ロック
アップクラッチは、2個の要素の間に、軸方向に少なく
とも1個の摩擦ライナーを配設してあり、これら2個の
要素は、運動しないように固定されたトラバース固定壁
とともに回転しうるように接続され、この固定壁に対し
て軸方向運動が出来るようになっているピストンを有
し、前記2つの要素は、タングを介して、ともに回転し
うるように結合され、タングは、アセンブリの円周の弦
方向に沿って長手方向に伸びており、タングの一方の端
は、例えば、すべてのタングに共通である駆動リング、
つまりアタッチメントリングを介して、2つの要素の中
の第1要素に結合され、該アタッチメントリングは、第
1要素に取り付けられ、かつ、各タングの他方の端は、
複数の締付け手段の1つを用いて、当該要素の中の第2
要素に取り付けられており、各締付け手段は、対応する
タングの他方の端を固定する第1締付け手段を有し、か
つ、タングの他方の端に設けられた対応する通孔を通っ
て伸びている締付けシャンクにより、軸方向に貫通して
伸びている頭部を有し、この締付けシャンクは、タング
の側面(以下、内側面と称する)、および、この内側面
を保持するために第2要素上に接触するよう形成された
結合側面を軸方向に貫通して伸びており、摩擦ウェッジ
を、対応する締付け手段の第1部分であるシャンクが貫
通し、かつ、これが、各タングの内側面と第2要素の外
側結合側面との間に軸方向に挿入されており、さらに各
摩擦ウェッジの側面部分(以下、内側側面と称する)
は、第2要素に軸方向に締めつけられおり、その表面が
粗い部分を有していることを特徴としている。
【0010】摩擦ウェッジにより、シャンクに関連する
第2要素の変位が防止され、かつ、第2要素をシャンク
上に取り付けること、あるいはシャンクを第2要素に取
り付けることが容易となる。
【0011】摩擦ウェッジは、単純なコンポネントであ
り、そのため、本発明の構成は、簡単かつ廉価である。
また、摩擦ウェッジの軸方向寸法は小さいので、何ら悪
影響を及ぼすことはないい。そのため、タングを共通駆
動リング(以下、アタッチメントリングと称する)で固
定する場合、摩擦ウェッジの存在により、アタッチメン
トリングを変更する必要はなく、アタッチメントリング
を、標準設計のコンポネントとすることが出来る。
【0012】摩擦ウェッジが、軽量であるため、第2要
素がピストンである場合、ピストンの軸方向運動は、摩
擦ウェッジの存在により悪影響を受けない。
【0013】各締付け手段は、フランス国特許公開第2
726620号公報に記載されているように、2つの部
分から成っている。但し、別の実施態様においては、各
締付け手段は、1つの部分のみから構成されており、2
つの部分から構成されている締付け手段におけるのに比
べて、軽量でかつ、廉価である例えば、リベットが使用
されている。この場合、国際特許出願PCT/FR98
/01393号明細書に記載の方法によれば、リベット
作業を実施するに際して、工具またはアンビル、あるい
は、カウンタツールを使用して、第2要素の両側から締
付け作業をすることを可能にするためには、第1要素に
通孔を設けることが必要である。これに関連して、カウ
ンタツールを、関連する通孔を通過させ、タング上に前
もって摩擦ウェッジを取り付けた状態で、リベットの頭
部と接触させる。シャンクは容易に通孔を通過するが、
その通過後、このカウンタツールを使い、シャンクの自
由端を、(シャンク上に容易に取付けられた)ピストン
あるいはトラバース壁に接触するように、あるいは壁に
取付けられたコンポーネントと接触するように鍛圧して
膨径させる。
【0014】通孔は、最終的には、プラグ、プレート、
カプセル、あるいはその他適切な密閉物などの適切な密
閉、密封要素によりシールされる。
【0015】通孔により、第2要素の両側から作業可能
であるため、締付け手段は、勿論ボルトであってもよ
い。そのために、シャンクに、部分的にねじ切りをして
もよい。最終リベット作業前に、言うまでもなく、クラ
ッチの摩擦円板は、この摩擦円板の摩擦ライナー(ある
いは、各摩擦ライナー)がピストンとトラバース固定壁
との間に把持されるように配置してから、適切な位置に
取り付ける。
【0016】このように、本発明の実施態様において
は、トラバース固定壁は、タングの他の端をピストンに
取り付けることが出来るように、リベットと同一軸線上
に通孔を設けてある。摩擦ウェッジは、従来技術の第2
締付け手段の第2部分よりも軽量であり、そのため、ピ
ストンの軸方向の変位は容易となる。
【0017】本発明の他の実施態様においては、通孔
は、タング用の共通アタッチメントリングをトラバース
壁に締めつける手段と同一の軸線上になるように、ピス
トン上に設けてある。この通孔は、最終的には、プラグ
などの密封、密閉要素を使ってシールされる。
【0018】この構成においては、タングの一方の端
を、先ず共通アタッチメントリングに取り付け、次にピ
ストンの両側から作業して、摩擦ウェッジとシャンクを
装着したタングの他方の端に、ピストンを取り付ける。
次に、摩擦ディスクを通孔を使用して取り付けた後、共
通アタッチメントリングをトラバース固定壁に取り付
け、その後、上述した国際特許明細書に記載されている
通りに、通孔を、最終的に、プラグ、あるいは他の手段
など適切な密封要素を用いてシールする。
【0019】通孔により、アタッチメントリングは、最
終的に、トラバース固定固定壁(典型的には、金属製で
ある。)に接着あるいは溶接される。他の例では、アタ
ッチメントリングは、通孔を利用してリベットによりト
ラバース固定壁に固定される。1個以上のツールを、こ
の通孔を通過させ、自明の要領で、リベット作業の間、
リベットに接触させることが可能である。例えば、押し
出し成型することにより、リベットとトラバース固定壁
とを一体化することもできる。この場合、摩擦ウェッジ
をリベットの頭部とトラバース固定壁との間に挟むよう
にして、リベットに取りつける。これにより、摩擦ウェ
ッジの粗い表面部分は、アタッチメントリングと接触す
るようにされる。
【0020】このように、タングおよびアタッチメント
リングの締付けは、リベットにより達成される。締付け
手段のシャンクは、半径方向のすきまを設けた上述した
第2要素を貫通している。更に、正確に言うと、この実
施態様では、リベットは、タングの一方の端と結合さ
れ、タングの他の端と結合するリベットのシャンクと、
対応ピストンに設けた通孔、例えば、孔との間の半径方
向のすきまより小さいすきまを設けたアタッチメントリ
ング上の通孔を貫通している。
【0021】タングは、勿論、直接に、軸方向に突出す
るボスに固定してもよい。このボスは、例えば、フラン
ス国特許公開第2726620号公報に示された方法に
従い、トラバース固定壁上に溶接することにより取り付
けるか、あるいはトラバース固定壁を押し出して成型す
る。この場合、第2の要素はトラバース固定壁であり、
第1の要素はピストンである。
【0022】この結果、例えば、1組の第1リベットを
使用して、タングの一方の端を先ず、ピストンに固定
し、このリベットのシャンクをピストン上に設けた孔へ
貫通させる。次に、摩擦ディスクを取り付けた後、タン
グの他の端に、摩擦ウェッジを装着し、1組の第2リベ
ットを使用して、ボス上に固定する。第2リベットは、
シャンクを有しており、このシャンクは、ボス上の半径
方向にすきまを有する孔を通して貫通している。この目
的のために、ピストン上に、通孔をボスと同軸上に設
け、1個以上のリベット用カウンタツールあるいはアン
ビルをこの孔を通して、リベットの頭部を鍛圧すること
が出来る。摩擦ウェッジは、ボスとタングの他の端の間
に軸方向に挿入される。第2リベットのシャンクは、1
個以上のツールを使用して、ピストンから離れた外側に
面するトラバース固定壁の側に向かって鍛圧膨径され
る。
【0023】このリベット作業後、通孔を閉鎖し、密閉
要素を使用してシールする。密閉要素は、例えば、通孔
に強制はめ込み、あるいは、スナップはめ込み、あるい
は、接着固定することにより取り付けられる。
【0024】第2締付けリベットのシャンクは、ボスに
設けた半径方向すきまを有する孔を通して貫通する。こ
の半径方向すきまは、第1締付けリベットのシャンク
と、ピストン上に設けた対応する穴との間に存在するす
きまより大きい。したがって、最初の締付けリベットの
膨径により、タングとピストンとの間に変位は起きな
い。摩擦ウェッジにより、タングとトラバース固定壁と
の間の軸方向の運動は阻止される。
【0025】本明細書において、タングの一方の端は、
(直前の述べた最初のリベットのような)第1締付け手
段により固定される。タングの他の端は、本発明の摩擦
ウェッジを含めた複数の締付け手段を構成している第2
締付け手段により、クラッチの第2要素に固定されてい
る。
【0026】第2の締付け手段は、勿論、リベットの代
わりに、ボルトとしもよい。この場合、密封座金を配設
することが必要となる。
【0027】変形例として、ボスの代わりに、共通アタ
ッチメントリングを使ってもよい。この変形例では、ア
タッチメントリングは、例えばリベットにより、トラバ
ース固定壁に固定され、タングの一方の端はピストンに
固定される。タングの他方の端には、摩擦ウェッジを装
着し、リベットにより、耳に固定される。このために、
アタッチメントリング上に、軸方向の突起を形成してあ
る。このために、ピストンおよびトラバース壁は、アタ
ッチメントリングの耳部と同一軸上に、通孔を有し、リ
ベットツールあるいはツール、およびリベットアンビ
ル、あるいはカウンタツールが通るようにする。
【0028】リベット作業が完了すれば、通孔は、適切
な密閉要素を使用して、シールされる。
【0029】摩擦ウェッジを、耳とタングの他方の端と
の間に軸方向に挿入し、第2締付けリベットのシャンク
を、ピストンの通孔およびトラバース壁の通孔と同一軸
上に配設したアタッチメントリングの耳部に設けた半径
方向にすきまを有する通孔へ貫通する。ここで、トラバ
ース固定壁は、アタッチメントリングを経由して、上記
の第2要素の構成要素となる。
【0030】他の実施態様においては、摩擦ウェッジ
は、タングの各端と結合されている。すなはち、第1お
よび第2の締付け手段は、これらの摩擦ウェッジを組み
込む。通孔の存在により、あらゆる組合せが可能とな
る。
【0031】本発明の好ましい特徴によれば、各ウェッ
ジの粗い表面部分は、環状であって、締付けシャンクが
通過するウェッジの孔を取り囲むものであってもよい。
【0032】本発明の他の好ましい特徴によれば、各摩
擦ウェッジは、対応するタングの他方の端に取り付けら
れる。
【0033】本発明の更に好ましい特徴によれば、前記
第2締付け手段の前記第1部分を摩擦ウェッジに適用
し、締付けシャンクを摩擦ウェッジの孔に強制嵌め込み
する。この方法は、簡単で廉価である。
【0034】好ましくは、各タングの他方の端を、関連
する締付け手段の第1部分に適用し、締付けシャンク
を、タングの他方の端の対応する通孔に強制嵌め込みす
る。
【0035】ある実施態様では、各摩擦ウェッジは、そ
の外側面の部分を、タングの他方の端の内側面に、例え
ば、接着あるいは溶接により取り付ける。
【0036】また、他の実施態様では、各摩擦ウェッジ
は、粗い表面部分を有する座金部分を有し、この座金部
分は、半径方向にインデックスクアームが伸び、ほぼ同
平面に、座金部分から突き出ている。インデクックスア
ームは、関連タングの内側面に近接しており、自由端の
近辺に、2つの対向するインデックス耳があり、各耳
は、2つの縦方向に対面するタング端に沿って、それぞ
れ軸方向に噛合している。
【0037】各摩擦ウェッジのインデックスアームは、
対応するタングの内側面に対して、鋭角であることが好
ましい。
【0038】好ましくは、第1要素は、クラッチのケー
シング要素のトラバース壁であり、第2要素は、ピスト
ンである。
【0039】締付手段中、第2締付手段は、締付けシャ
ンクのうねり部分に半径方向に嵌め込まれるスリーブで
もよい。
【0040】本発明の他の特徴および利点は、本発明の
好ましい実施態様の下記の詳細な説明を読めば、明白で
ある。次に、添付図面を参照にして、実施態様により、
本発明を説明するが、本発明は、これに制限されるもの
ではない。
【0041】
【発明の実施の形態】まず、従来技術のロックアップク
ラッチ10を示す図1および図2について説明する。こ
のクラッチ10は、軸方向に対称軸X−Xを有する流体
運動学的継手装置、あるいは流体継手装置(図示してい
ない)に組み込まれており、これにより、機械的に流体
継手のタービンホイールを衝撃ホィールに接続して、直
接的あるいは間接的に、一体化して回転するようにする
ことを可能としてある。但し、タービンホイールは、ハ
ブを介して、流体導管を有する従動シャフト上に設ける
ことにより、一体化して回転するようにし、一方、イン
パルスホイールは、駆動シャフト上に搭載し、一緒に回
転出来るようにしてある。
【0042】ロックアップクラッチ10は、少なくとも
1個の摩擦ライナー11を有しており、摩擦ライナー
は、軸X−Xを中心にして、軸方向に固定された固定壁
12(以下、便宜上固定固定壁12と称する)と、固定
壁12に向かって軸方向運動出来るように搭載され、そ
の固定壁と接続して共に回転するピストン13との間に
軸方向に配設されている。なお「固定壁」という語は、
単純に固定壁12が軸方向に固定されているという意味
である。言うまでもなく、固定壁12は、アセンブリの
軸X−Xを中心にして、回転駆動される。固定壁12
は、回転しうるように、駆動シャフトに接続されてい
る。
【0043】図1の下部には、突起要素(符号はない)
の一つが示されている。この突起要素により、固定固定
壁12は、自明の方法で、半径方向のプレート部材21
を介して、駆動シャフトと、一体回転可能に、接続され
ている。図1に示す実施態様においては、固定固定壁1
2は、クラッチケーシングの一部である。より正確に言
うと、固定壁12は、ケーシング要素14のベース固定
壁の一部であり、釣鐘形ガラス覆あるいはポットのよう
な形状である。流体継手の衝インパルスホイールは、ケ
ーシング要素14に接続され、それとともに回転する。
摩擦ライナー11およびピストン13が、ケーシング要
素14内に配設されている。
【0044】図1に示す実施態様においては、2つの摩
擦ライナー11が示されている。摩擦ライナーは、おお
むね平らな環状サポートプレート15のいずれか一方の
側に配設されている。このライナーは、例えば接着によ
り、サポートプレート15に取り付けられており、サポ
ートプレート15と共に、環状摩擦ディスク16を構成
している。他の変形例では、サポートプレート15は、
一つの摩擦ライナー内に被包されている。別の変形例で
は、一方の摩擦ライナーは、ピストン30に固定されて
おり、他方の摩擦ライナーは、固定固定壁12に固定さ
れている。
【0045】サポートプレート15は、半径方向の外側
周辺の所に、耳18を有している。この耳18は軸方向
に突出し、ピストン13の外側周辺に半径方向に伸びて
いる。図1に想像線で示すように、これらの耳18を介
して、摩擦ディスク16を、噛み合せにより、ねじり振
動止め装置19の要素の一つと接続してある。ねじり振
動止め装置の他方の要素それ自体は、一体となって回転
出来るように、流体継手装置のタービンホイールに結合
されている。
【0046】固定壁12は、中心ノーズ20を支えてい
る。中心ノーズ20は、固定壁12の中心域から軸方向
に突き出ている。中心ノーズ20それ自体は、半径方向
のサポートリングあるいはスリーブ21を備えており、
このサポートリングあるいはスリーブ21は、中心ノー
ズ20に取り付けられ、ピストン13を支えている。ピ
ストン13は、密閉された状態で、軸方向に運動出来る
ように、スリーブ21の半径方向の内側を介して、中心
ノーズ20に取り付けられている。
【0047】スリーブ21は、中心ノーズ20とは独立
したコンポネントである固定固定壁12に対して直接接
合されている。このため、スリーブ21には、スリーブ
面上の半径方向に当接ボス22が、軸方向に出っ張って
形成されている。スリーブ21は、中心ノーズ20の表
面24で支えられる。当接ボス22により、流体が(こ
の場合、オイル)、当接ボス22と中心ノーズ20の間
を流れることが出来ることは注目すべき特徴である。
【0048】スリーブ21は、中心ノーズ2Oの上に軸
方向に、(例えば)固定壁12の中心ノーズの相対する
側に配設されている。図1に示すように、固定固定壁1
2から離れたところにあり、スリーブ21をはみ出して
いる中心ノーズ20の端の部材は、鍛圧膨径され、部材
の塑性変形により、中心ノーズ20上の軸方向のスリー
ブ21の位置決めを確実にしている。
【0049】固定壁12およびピストン13は、スリー
ブ21と一緒に、流体コントロールチャンバー25を形
成している。摩擦ライナー11は、コントロールチャン
バ25の外側周辺に位置している。半径方向通路26
が、当接ボス22の間に形成されている。中心ノーズ2
0には、ボアから外側に向かって伸びる通孔27が形成
されている。流体コントロールチャンバ25は、半径方
向通路26、通孔27および中心孔28を通して、加圧
流体(図示しない)の源と連絡されている。さらに正確
に言うと、従動シャフトの流体ダクトは、中心ノーズの
中心孔28と連絡されている。
【0050】上述した配列のさらに詳細な説明に関して
は、例えば、国際特許出願94/07058号明細書お
よび対応する米国特許明細書5,590,750号を参
照されたい。これらの内容は、本明細書に組込まれてい
るものとして見做す。流体継手のタービンおよびインパ
ルスホイールは、これらの文書に記載されている。但
し、ここでは、タービンホイールには、ハブが一体的に
回転できるように、従動シャフトに搭載されていること
を前提としている。
【0051】自明の方法により、ピストン13は(この
場合金属製である)、1組のタング30を介して、固定
固定壁12(再度、この場合、金属製である)に固定さ
れ、一体となって回転する。
【0052】これに関連して、図3を参照して説明す
る。図3に詳細に示されるように、タング30は、長手
方向に、アセンブリの周囲の弦上に、すなわち、共通の
ピッチ円に正接するように、伸びている。タング30
は、軸方向に弾力的に変形され、これにより、ピストン
13は、固定固定壁12に対して、軸方向に移動ができ
る。この実施態様では、タング30は金属製であり、特
に、処理されたスチール製である。
【0053】簡略化のため、「タング」という用語は、
ここでは、独立的に作動するタングもしくは、それぞれ
のタングが、単一タングの集まりからなるタング、例え
ば、1対の単一タングが、添付図面のすべての図に示す
ように、一緒に、かつ同じデザインで設計されている。
【0054】この場合、タング30は、摩擦ライナー1
1とアセンブリの軸X−Xとの間の半径方向に伸長する
空間に形成されている流体コントロールチャンバ25内
に設けられている。タングは、直接的あるいは間接的
に、タングの一方の端30Aで、固定固定壁12に取り
付けられている。各タング30の他方の端30Bは、ピ
ストン13に取り付けられている。
【0055】図面で示す各種のクラッチにおいて、タン
グ30は、固定壁12に固定された中間部材32によ
り、固定壁23に取り付けられている。特に、この中間
部材32は、アタッチメントリングであり、すべてのタ
ング30に共通であり、固定壁12にリベット33によ
り固定される。リベット33のシャンクは、例えば、押
し出し成型により、固定固定壁12と一体化して形成さ
れる。アタッチメントリング、すなわち中間部材32
は、それゆえに、駆動あるいは作動リングであり、すべ
てのタング30に共通である。半径方向の内側におい
て、中央部位、すなわち、軸方向に突き出ている耳34
については、中心軸方向にピストン13に向かって斜め
に配設されている。タング30の一方の端30Aは、リ
ベット35により、耳34に固定され、前述したよう
に、第1締付手段を構成している。
【0056】図1および図2に示す最新技術を説明する
と、タング30の他方の端30Bのピストン13への取
り付けに関して、複数の第2締め付け手段36が使用さ
れている。これらの締め付け手段は、詳細に、図2に示
されており、2つの部分から成っている。締め付け手段
は、一般的には、各タングに設けられた通孔37を経
て、タング30を通り、次に、ピストンに設けた孔38
を経て、ピストン13を通り、貫通するように構成され
ている。このように、タング30の他方の端30Bをピ
ストン13に固定する締め付け手段36は、第1部分3
6Aと第2部分36Bから構成されている。第1部分3
6Aは、後に詳しく述べるような方法で、事前にタング
30に取付けられる。第1部分36Aで取り付けるため
に、第2部分36Bだけ、ピストン13の近づきやすい
側で、すなわち、図1と図2では左手側において、支え
ることが必要である。
【0057】図面において、タング30に関連する締め
付け手段36は、フランス国特許公開第2726620
号公報に記載する方法によって膨径されたボルトシャン
クからなるタイプの締め付けからなっている。
【0058】最初の部分36Aは、シャンク40および
頭部41を有する特殊ボルトからなっている。シャンク
40は、図2に詳細に示されているように、軸方向にピ
ストン13に設けられた半径方向すきまをを有する孔3
8を通過している。頭部41から伸長して、シャンク4
0は、図1および図2に示すように、右から左の軸方向
に連続して伸長する滑らかな部位42、および第1リブ
付き部位43から構成されている。シャンク40と接合
部で、頭部41は、半径方向の接合面47を形成してい
る。この接合面47は、平らな表面であり、これによ
り、頭部の接合面47は、二重タング上において、軸方
向に接合関係を形成する外側面あるいは接合面46と接
合する。タングの接合面46には、対応する通孔37が
設けられている。
【0059】このように構成される締め付け手段36の
ボルト36Aは、例えば、関連するタング30に取り付
ける場合、強制的にシャンク40の滑らかな部位42
を、タング30の通孔37に嵌め込む。ボルト36A
は、ロスなく固定できる。強制嵌め込みを容易にするた
めに、シャンク40の滑らかな部位42の自由端を、例
えば、僅かに、円錐台形にする。他の変形例として、滑
らかな部位40をきざみ付きにしてもよい(図示せ
ず)。
【0060】他の変更例を説明する。締め付け手段36
の第1部分36Aは、タング30を締め付ける場合、頭
部41の結合面47をタング30の表面46に、例えば
溶接あるいは接着することも出来る。
【0061】締め付け手段36の第2部分36Bは、ボ
ルト36Aのシャンク40の最初のリブ付き部位43上
に覆うようにタップ付けられた単1なスリーブから構成
されている。この実施態様において、スリーブ36B
は、ピストン13と同じ側に、ベースあるいは、つば部
45を有する。このつば部45は、直径が拡大されてお
り、これにより、スリーブがピストン13の通孔38に
向かって塑性流動を受けるのを防止する。
【0062】締め付け手段36を使用したアセンブリ作
業は、下記の通り実施される。まず、タング30の一方
の端30Aを、固定壁12に取り付ける。このために、
図4に示すサブアセンブリ48をまず構成する。サブア
センブリ48は、中間部材32とリベット35で中間リ
ング32の耳34に取り付けたタング30、およびタン
グ30により支えられた締め付け手段36、および締め
付け手段36のボルト36Aから構成されている。
【0063】次にサブアセンブリ48は、リベット33
により固定壁12に取り付けられる。この目的のため
に、耳34には、孔38を設けてある。この孔38へ、
リベット33のシャンクを貫通させる。その孔38を通
して、タング30の他方の端30Bにより支えられてい
る締め付け手段36のボルト36Aに、ピストン13を
軸方向に結合が出来る。この取り付け作業は、孔38お
よびシャンク40との間に半径方向のすきまが設けられ
ているために、実施することが容易である。
【0064】好ましくは、ピストン13、固定固定壁1
2と中心を合わせながら、同時に、締め付け手段36の
ボルト36A上にピストン13を結合することが望まし
い。このために、この実施態様では、中心ノーズ20が
利点となる。図示はしていないが、心出しツールを利用
する。この心出しツールは、内側で中心ノーズ20を支
え、外側で、中間部材32を支える。この様に、得られ
た中心合わせの結果、ピストン13は、孔38および締
め付け手段36のボルト36Aのシャンク40との間に
設けた半径方向のすきまの存在により、位置決め出来
る。これにより、ピストンは、スリーブ21と干渉しな
いという利点を有する。反対に、ピストンは、スリーブ
上を褶動運動することにより、正しく接合することが出
来る。
【0065】最後に、締め付け手段36の第2部分36
Bを適切に取り付けることで十分である。すなわち、第
2部分36Bを構成するスリーブを、ボルトがピストン
13上の軸方向接合部にくるまで、ボルト36Aのシャ
ンク40上にはめ合わせる。
【0066】このために、つば部45の外側半径方向面
50は、ピストン13の内側側面と軸方向に接合する。
一方、一般には、半径方向に向いているピストンの外側
面52は、タング30の他方の端30Bの内側面54
(接触関係を形成する)と軸方向に接合する。外側面5
2は、それゆえに、(「外側結合側面」と称する)接合
面であり、この面は、部分的なスタンピングあるいはプ
レス加工により、ピストン13上に形成する。この軸方
向の締め付け結合を達成するために、特殊ツールを使用
して、締め付け手段36のボルト36Aのシャンク40
上に牽引力を加え、その後、シャンク40のリブ付き部
位に嵌め込むように、半径方向圧力をスリーブ36Bに
加える。このように、嵌め込みにより、2つのコンポネ
ントを嵌合することができる。
【0067】図面には示していないが、変更例を説明す
ると、フランス国特許第2726620号に示すよう
に、タング30の一方の端30Aと中間リング32とを
一体化し、固定固定壁12に取り付けてもよい。
【0068】前述したように、かつ、図2に示されるよ
うに、締め付け手段36の設計により、かつ、アセンブ
リを最新技術で実施することにより、孔38とシャンク
40との間に、半径方向のすきまが存在する。このすき
まにより、ピストン13のシャンク40上への取り付け
が容易になり、リベット35のシャンクとリベット35
が通過するように、耳部34に設けた孔34との間のす
きまよりも大きくなる。
【0069】半径方向すきまから生ずるこの欠陥を是正
するために、図3から図8に示すように、本発明では、
摩擦ウェッジ60を配設し、タング30の他方の端30
Bと(現在の場合)ピストン13との間に軸方向に挿入
する。締め付け手段36の第1部分36Aのシャンク4
0は、対応する摩擦ウェッジ60を通して伸びる。
【0070】摩擦ウェッジ60の構成を、図3から図8
により、詳細に説明する。図3に示すように、二重タン
グ30の他方の端30Bのそれぞれに、一つずつ摩擦ウ
ェッジ60を装着する。この実施態様では、摩擦ウェッ
ジ60は、金属製であり、薄くて、軽量である。
【0071】各摩擦ウェッジ60は、主要部62を備
え、この主要部は、環状リングあるいは座金の形状をし
ており、ピストン13の外側接触面52(図2を参照)
と接触している環状の内側面64で、および、関連する
タング30の他方の端30Bと接触している環状の外側
面66で、軸方向に固着されている。
【0072】本発明に従い、環状内側面64は、図6に
示すように、粗い表面部を備えている。
【0073】摩擦ウェッジの主要部62つまり座金部
は、孔68を有し、円筒状の滑らかな部位42用に配設
されており、関連する締め付け手段36のボルト36A
のシャンク40の円錐台形状の端がその孔を通過してい
る。例えば、強制嵌め込みにより、主要部62は取り付
けられ、摩擦ウェッジ60も、シャンク40および対応
する2重タング30の他方の端30Bに取り付けられ
る。摩擦ウェッジ60は、ピストンがタングに固着され
る前に紛失することはない。
【0074】クラッチ機構が組み立てられた後、粗い環
状の内側面64は、ピストン13の外側面52と接触
し、ウェッジ60とピストン13との間で得られる摩擦
により、締め付け手段36のボルトあるいはスリーブが
軸方向に締め付けられた後の、ピストン13に対する半
径方向のシャンク40の変位が防止される。
【0075】次に、図面に示していない他の実施態様を
説明する。摩擦ウェッジ60は、その外側主要部62を
タング30の他方の端30Bの内側面54に固着するこ
とにより(例えば、接着剤あるいは溶接することによ
り)、対応するタングの他方の端30Bに取り付けるこ
ともできる。
【0076】本発明の他の特徴に従い、各メーン部位、
すなわち、摩擦ウェッジの輪状座金の形状をしている部
位は、そのインデックスアーム70部分が半径方向に伸
長している。インデックスアーム70は、タング30の
内側面64と、あるいは近接したほぼ同平面状に座金部
位から突き出している。インデックスアームは、その自
由端の近くに、2つの相対するインデックス耳72を有
している。これらのインデックス耳72は、それぞれ、
関連するタング30の縦方向の相対する両端74に沿っ
て噛み合っている。
【0077】図6から図8において詳細に示してある特
別の変形実施態様を説明すると、インデックスアーム7
0は、関連タング30の内側面64に対して鋭角に配設
されている。すなわち、摩擦ウェッジ60の主要部6
2、あるいは、粗い座金部の平面に対して鋭角に配設さ
れている。このようにして、摩擦ウェッジは、関連する
タング30に対して回転することが防止されている。摩
擦ウェッジは、円周囲における割り出しの役目をする。
【0078】サポートプレート15(図1)、耳18
は、勿論回転しながら、例えば、ほぞ、およびほぞ穴タ
イプの結合方法により、流体継ぎ手のタービンホイール
に取り付けた部材に接続する。
【0079】この発明の場合、タング30の端30Aお
よび30Bの、形状は丸く、輪郭は半環状である。他方
の端30Bは、摩擦ウェッジ60、より正確に言うと摩
擦ウェッジの環状リング部位62と重なっている。
【0080】一般的には、ウェッジ60は、タング30
の他方の端30Bと重ねるのが好ましく、これにより、
ウェッジの形状は、他方の端を補完するような形状をと
る。タング30の他方の端30Bは、変形例において
は、長方形である。この場合、主要部62を、表面の粗
い長方形のプレート要素に代えてもよい。ウェッジ60
は、タング30の他方の端を覆うようにし、保護するす
るように形成される。
【0081】摩擦ウェッジの粗い表面部分は、摩擦ウェ
ッジ60の通孔68を囲むようにし、この通孔68を、
締め付けシャンクが貫通する。他の実施態様では、タン
グ30の他方の端30Bは、ウェッジ60よりはみ出し
ている。この配置では、摩擦ウェッジの粗い表面の部分
が小さいので、あまり利点がない。
【0082】すべての場合、アタッチメントリングある
いは中間部材32は共通である。このために、中間部材
32は、図3におけるタング30の他方の端30Bの部
分で示すように、切り抜き法で成形される。これによ
り、シャンク40が貫通でき、タング30の軸方向の運
動が可能になる。摩擦ウェッジ60が存在するからとい
って、この切り抜き成形法を変更する必要はない。他の
派生的実施態様におけるように、摩擦ウェッジ60は、
タング30の他方の端30Bをはみ出してもよい。
【0083】本発明の第2の実施態様を示す図9から図
11までを参照する。この実施態様では、各締め付け手
段36は、(第2締め付け手段と称されている)単一の
部分のみで構成されており、すなわち、リベットから構
成されている。 滑らかな部位42あるいはこのリベッ
トのシャンクは、軸方向に伸びており、半径方向すきま
を有するピストン13に設けた孔38を貫通している。
この実施態様において、図3の実施態様で使用するのと
同じ中間部材32を使用する。これにより、通孔124
をピストン13に設け、押し出し成形により固定壁12
に形成したリベット33と同軸方向に配設することが必
要である。通孔124の存在により、少なくとも、リベ
ット用のツールが1本あれば、リベット33のシャンク
を孔へ貫通させ、鍛圧膨径させることが可能となる。ア
ンビルあるいはカウンタツールを、ピストン13と相対
する固定壁12の側に配設することにより、リベット3
3の膨径作業の間、固定壁を支持する。
【0084】リベット作業の後、密封要素123を使っ
て、通孔124をシールする。この実施態様の場合、こ
の密封要素はプラグであり、通孔124にスナップ嵌め
込みする。他の実施態様では、プラグ123を、通孔1
24に強制嵌め込みする。別の実施態様では、プラグ1
23は、ピストン上に接着あるいは溶接される。プラグ
123の代わりに、プレート要素あるいは他の適切な密
封材を使ってもよい。詳細に関しては、国際特許出願P
CT/FR98/01393号を参照して、その文書に
説明してある各種の形式を、本発明の構想中、組み込み
うる。
【0085】この実施態様において、タング30の一方
の端30Aを、まずリベット35(すなわち、第1締め
付け手段)で、中間中間部材32の両側で作業しなが
ら、中間中間部材32に固定する。次に、ピストン13
を、リベット36により、タング30の他方の端30B
に固定する。その際、摩擦ウェッジ60は、ピストン4
2をタング30およびウェッジ60に強制嵌め込みする
ことにより、前もって取り付けられている。このこと
は、図1から図8を参照して、既に前述した通りであ
る。次に、摩擦ディスク16(図1)を位置決めした
後、中間中間部材32を、リベット33により、最終的
に固定壁12に固定し、最後に、通孔124を、前述し
たようなプラグ123あるいは他の密封要素により、密
封する。リベット35は、図1から図8に示した耳34
に設けた通孔を貫通する。この通孔は、シャンク40と
関連するピストン13の通孔38との間に設けた半径方
向すきまより小さい半径方向すきまを有する。
【0086】中間リング部材32は、勿論、中間リング
32と固定壁12との間の軸方向に挿入されている粗い
表面の座金、あるいは、摩擦ウェッジにより、固定固定
壁12に固定することも出来る。リベット33のシャン
クは、貫通可能なように形成された半径方向すきまを有
する孔を貫通する。
【0087】変更実施態様において、リベット36をま
ずピストン13に取り付け、次に、中間リング32を固
定壁12上に取り付ける。その後、摩擦ウェッジをはさ
みながら、タング30を耳34に固定する。その場合、
ピストン13および固定壁12に、通孔をリベット35
と同軸上に設けることが必要である。ウェッジは、耳3
4とタング30との間で軸方向に運動する。最後に、通
孔を密封する。構造を反対にし、タング30の他方の端
を耳34、すなわち、固定壁12側と結合する端とする
ことも可能である。
【0088】図9は、流体継手のタービンホイール10
1を示す。タービンホイールの形状は通常は羽根であ
り、その内周には、環状部位102を有しており、この
環状部位は、リベット122により、ハブ120上に固
定されている。ハブには、タービンホイール101を従
動シャフトと結合するために、キー溝が付けられてお
り、タービンホイール101と一体になり従動シャフト
も回転する。従動シャフトの流体通路は、中心ノーズ2
0の中心孔28と連絡しており、この実施態様では、こ
の中心孔28は、ピストン13を誘導する役目をしてい
る。低摩擦リング121が、ハブ120と中心ノーズ2
0との間に軸方向に挿入されている。
【0089】ねじり振動止め装置19は、リベット12
2によりハブ120に固定されているダンパプレート1
03からなる。ダンパプレート103は、外周に、固定
固定壁12に向かい軸方向に開放している溝114を備
えている。コイル中間リング190は、サポートリング
15とダンパプレート103との間の円周上に挿入され
ている。この目的のために、サポートリング15および
摩擦ディスク16は、外周に、傾斜した耳140を有し
ている。この耳は、指状の軸方向の耳141と一体とな
り、スプリング190を支持する。図では、隠れていた
部分に位置しており、見えないが、この指状軸方向耳1
41は、円周方向に突き出ており、2つの連続スプリン
グ190の円周端から入り込んでいる。
【0090】ダンパプレート103は、外周において、
押し出された部位146を有しており、この部位で、溝
114に取り付けられた2つの連続スプリング190の
円周端と結合している。スプ中間部材190は、摩擦デ
ィスク16で支持されており、ダンパプレート103の
溝114において、摩擦ディスクと一体となり軸方向に
変位する。摩擦ライナー11がピストン13と固定固定
壁12との間で把持される場合、トルクは、ディスク1
6からダンパプレート103に向かって軸方向に伝動さ
れる。
【0091】他の実施態様では、スプ中間部材190を
省略し、ディスク16がその耳141を介して、ほぞと
ほぞ孔により、ダンパプレート103と直接に結合され
る。詳細に関しては、1988年3月3日に出願のフラ
ンス国特許出願9802808号を参照のこと。この出
願に、ねじり振動止めの説明がある。
【0092】図に示すすべての実施態様について説明す
る。ピストン13の一方の側に対する圧力が変化するこ
とにより、例えば、流体コントロールチャンバ25内の
圧力を変えることにより、ピストン13は、軸方向に一
方の方向あるいは他方の方向に変位し、ピストン13と
固定固定壁12との間の摩擦ライナー11が、把持ある
いは緩められる。摩擦ライナー11が把持されると(す
なわち、クラッチがロックアップされると)、タービン
ホイールと衝撃ホイールとの間の関連する運動は、阻止
され、トルクが、摩擦ディスク16を介して、弾性的
に、あるいは剛性的に、駆動シャフトから従動シャフト
に伝動する。摩擦ライナー11が、自由である場合(す
なわち、クラッチが外れている場合)、これらのホイー
ルの羽根の間のオイルが流動し、衝撃ホイールがタービ
ンホイールを駆動する。
【0093】通孔のために、リベット36の代わりに、
ボルトを使用してもよい。
【0094】別の実施態様では、この通孔は、タングを
ピストンに取り付ける第2締め付け手段36と同軸方向
で、トラバース固定壁12に設けられる。図12を参照
すると、段付けされた通孔224を、ピストン13の通
孔および第2締め付け手段の一つを構成する締め付けリ
ベット36と同軸方向で、トラバース固定壁12に設け
る。
【0095】図12は、二重タング30を示す。その内
側面は、リベット36の頭部に面している。摩擦ウェッ
ジ60は、タングの内側面とピストン13の外側面52
との間に軸方向に挿入され、把持される。この外側面5
2は、ピストン13に形成されたボス152の一部を構
成しており、ピストンは金属製である。更に正確に言う
と、リベット36およびウェッジ60は、リベット36
をタングおよびウェッジの通孔に強制嵌め込みすること
により、タング30の他方の端に取り付けられる。次
に、タング30の一方の端を、リベットにより、中間中
間部材32に固定する。勿論、前述した作業の最初の2
つの順を逆に行ってもよい。
【0096】中間リング32は、タング30に装着さ
れ、トラバース固定壁12に固定される。摩擦ディスク
は、適切に取り付けられ、固定壁12は、平らに配設さ
れる。引き続き、ピストン13は、リベット36のシャ
ンクに取り付ける。この作業は、リベットのシャンク
が、ピストンの半径方向すきまを有する通孔38を貫通
するので、容易である。
【0097】次に、リベット36のシャンクをリベット
する作業を実施する。このために、カウンタツールを通
孔224へ貫通させる。この実施態様では、この孔は、
円筒状であり、カウンタツールがリベット36の頭部を
鍛圧する。リベットのシャンクの自由端は、ピストンを
貫通して伸びている。
【0098】リベット36の自由端は、適当なツールを
使用して鍛圧される。自由端の材質は、2重タング30
から離れて相対するボス152の面と接触して流動す
る。これにより、ウェッジ60が把持される。引き続
き、通孔224を密閉する。密閉には、プラグ223を
使用し、通孔224に強制嵌め込みする。別の変形例で
は、プラグ223の頭部を、固定壁12に溶接あるいは
接着して固定する。
【0099】中間部材32であるリングを、フランス国
特許公開第2726620号公報に説明される方法で、
タング30と一体化してもよい。
【0100】図12を参照すると、中間部材32を先ず
固定固定壁12に固定し、その後、リベットおよび摩擦
ウェッジを装着したタングの自由端を、通孔224へ貫
通して、ピストン13に取り付ける。
【0101】すべての場合、本発明の摩擦ウェッジは、
軸方向に挿入し、タング30の両端の締付結合端(ここ
では、タング30の他方の端と称するもの)を保持す
る。タングは、少なくとも2つの重なりあったタングか
ら構成され、かつ、要素の1つは、ピストンあるいはト
ラバース固定壁からなっている。これは、クラッチの第
2要素と称されるものである。
【0102】一般的に言って、第2締め付け手段(第2
要素およびタングの他方の端を結合する手段)は、少な
くとも、表面が滑らかか、粗いか、あるいは、ねじ切り
されている1つの締め付けシャンク構成されており、こ
の締め付けシャンクは、軸方向に関連するコンポネン
ト、すなわち、タング、摩擦ウェッジおよび第2要素
を、これらのコンポネントすべてに軸方向に設けられた
通孔を介して、貫通して伸びる。
【0103】第2締め付け手段は、タング30の内側面
54と、外側面52との間に配設されたウェッジを保持
する。これらの面は、第2要素上の接合関係を形成する
タングの内側面と接続されている。
【0104】前記外側結合面は、添付図面に明示するよ
うに、金属ピストン13に部分的に押し出されて形成さ
れている。この押し出された部分は、図11および図1
2に符号152で示す。
【0105】タングは、突き出しており、リベットの場
合、シャンクの材料の塑性流動が第2要素の接触面に発
生し、タングが破壊しないようにする。
【0106】注目すべきことは、図11における中心ノ
ーズ20により、ピストン13の心合わせを直接行える
ことである。
【0107】摩擦ウェッジは、所定の用途、タングの
数、および伝動されるトルク値による。例えば、図1に
おいて、互いに正反対に相対して配設されている2個の
タング3は、摩擦ウェッジを取り付けられているが、他
の2個は、取り付けられていない。
【0108】摩擦ウェッジの粗い表面部分は、関連する
ウェッジの面を機械的に処理することにより、あるいは
耐圧力の適切な粗い材料を層にしたウェッジの面を電着
することにより得られる。例えば、ウェッジは、表面を
粗くするために、機械的に処理されたスチールで構成し
てもよい。ウェッジの両面を、勿論、粗くしてもよい。
インデックスアーム70の少なくとも一つの面を粗い面
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】最新技術におけるロックアップクラッチの軸方
向の断面図である。
【図2】図1の一部の拡大切り抜き図であり、タングの
他方の端を締め付ける手段を詳細に示す。
【図3】図3は、タングを保持するアタッチメント中間
部材を示し、タングの他方の端が締め付けられる手段が
示されている。図3は、本発明の一つの実施態様を示し
ている。
【図4】図3の線4−4の断面から見た詳細拡大図であ
る。
【図5】図3の線5−5の断面から見た詳細拡大図であ
る。
【図6】図3から図5で示す摩擦ウェッジの一つの拡大
正面図である。
【図7】図6の線7−7についての断面図である。
【図8】図7の線8−8についての断面図である。
【図9】本発明の他の実施態様におけるロックアップク
ラッチの軸方向断面図の半分図である。
【図10】図5に類似した図であり、本発明の第2の実
施態様を示す。
【図11】図4と同様の断面図で、同じ第2の実施態様
を示す。
【図12】タングのピストンへの締付けを示す切り抜き
図であり、本発明の第3の実施態様を示し、摩擦ウェッ
ジが挿入されており、通孔がトラバース固定壁に設けら
れている。
【符号の説明】
11 摩擦ライナー 12 トラバース固定壁 13 ピストン 14 ケーシング要素 15 サポートプレート 19 ねじり振動止め装置 20 中心ノーズ 21 スリーブ 22 当接ボス 23 固定壁 24 表面 25 コントロールチャンバ 26 半径方向通路 27 通孔 28 中心孔 30 タング 30A タングの一方の端 30B タングの他方の端 32 中間部材 33 リベット 35 リベット 36 締め付け手段 36A 第1部分 36B 第2部分 37、38 通孔 40 シャンク 41 頭部 45 つば部 46、47 接合面 48 サブアセンブリ 52 外側面 54 タングの内側面 60 摩擦ウエッジ 62 主要部 64 内側面 66 外側面 68 通孔 70 インデックスアーム 72 インデックス耳 74 タングの端

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運動方向に対しては固定されたトラバー
    ス固定壁12と、この固定壁12ともに回転しうるよう
    に接合され、かつ、この固定壁に対して軸方向に運動す
    るように設けられたピストン13との2個の要素の間
    に、軸方向に配設された少なくとも1個の摩擦ライナー
    11を備え、前記2個の要素12,13が、タング30
    を介して、ともに回転するように接続され、各タング
    は、長手方向にアセンブリの円周上の弦方向に沿って伸
    びており、タングの一方の端は、すべてのタング30に
    共通である駆動リングあるいはアタッチメントリングで
    ある中間部材32を介して、前記2個の要素12,13
    の中の第1要素12に結合され、該中間部材は、前記第
    1要素に取り付けられており、かつ、各タング30の他
    方の端30Bは、複数の締め付け手段36の中の対応す
    る1つを用いて、前記要素の中の第2要素13に取り付
    けられており、各締め付け手段36は、対応するタング
    30の他方の端30Bを固定する第1部分36Aを有
    し、かつ、タングの他方の端に設けられた対応する通孔
    37を通して伸びている締め付けシャンク40により、
    軸方向に貫通して伸びている頭部41を有し、したがっ
    て、この締め付けシャンクは、前記第2要素13に接触
    するように形成されている外側面52(外側結合側面と
    称する)に対して、軸方向に把持されるタングの内側面
    54を軸方向に貫通して伸びている流体継ぎ手装置用ロ
    ックアップクラッチにおいて、 摩擦ウェッジ60を、
    対応する締め付け手段36の第1部分36Aのシャンク
    が貫通し、各タング30の内側面54と第2要素13の
    外側結合側面52との間に軸方向に挿入されており、か
    つ、各摩擦ウェッジ60の内側面64は、第2要素1
    3,52に対して、軸方向にしめつけられており、その
    表面が粗面であることを特徴とする流体継ぎ手装置用ロ
    ックアップクラッチ。
  2. 【請求項2】 各ウェッジにおいて、表面の精面が、関
    連する締め付けシャンク40が貫通する摩擦ウェッジ6
    0の通孔68を取り囲んでいることを特徴とする請求項
    1記載のクラッチ。
  3. 【請求項3】 各摩擦ウェッジ60が対応するタング3
    0の他方の端に取り付けられていることを特徴とする請
    求項1記載ののクラッチ。
  4. 【請求項4】 前記各締め付け手段36の第1部分36
    Aが、締め付けシャンク40を摩擦ウェッジの通孔68
    に強制嵌め込みすることにより、関連する摩擦ウェッジ
    60に取付けられていることを特徴とする請求項3記載
    のクラッチ。
  5. 【請求項5】 各タング30の他方の端30Bが、締め
    付け手段の第1部分である締め付けシャク40を、タン
    グ30の他方の端の対応する通孔37に強制嵌め込みす
    ることにより、関連する締め付け手段の第1部分36A
    が取付けられていることを特徴とする請求項4記載のク
    ラッチ。
  6. 【請求項6】 各摩擦ウェッジ60が、前記粗い内側面
    64を有する座金部を備え、この座金部からインデック
    スアーム70が、半径方向に伸長して、ほぼ同じ平面内
    で突き出ており、かつこのインデックスアーム70が、
    関連するタング30の内側面に近接しており、その自由
    端近くに、2個の相対するインデックス耳72を有し、
    これらの各耳が、2個の長手方向に相対するタング30
    の端74の一方に、軸方向に噛合していることを特徴と
    する請求項1記載のクラッチ。
  7. 【請求項7】 各摩擦ウェッジのインデックスアーム7
    0が、関連するタング30内側面に対して鋭角であるこ
    とを特徴とする請求項6記載のクラッチ。
  8. 【請求項8】 前記第1要素12が、クラッチのケーシ
    ング要素14のトラバース固定壁であり、かつ、前記第
    2要素が、ピストンであることを特徴とする請求項1記
    載のクラッチ。
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