JP2663261B2 - ねじり振動止め装置 - Google Patents

ねじり振動止め装置

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JP2663261B2 JP60170976A JP17097685A JP2663261B2 JP 2663261 B2 JP2663261 B2 JP 2663261B2 JP 60170976 A JP60170976 A JP 60170976A JP 17097685 A JP17097685 A JP 17097685A JP 2663261 B2 JP2663261 B2 JP 2663261B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用可能性〕 本発明は、弾性手段即ち円周方向作用弾性手段に抗し
て、或る所定の角度的な偏よりの限度内で2つずつ相対
的に回動可能に取付けられている少くとも3つの同軸的
な部分を有し、該円周方向作用弾性手段は、前記角度的
な偏よりの少くとも或る領域について、該部物の間に円
周方向に作用するようにした、特に自動車のためのねじ
り振動止め装置に関する。 〔従来の技術〕 周知のように、この形式のねじり振動止め装置は、特
に自動車用の摩擦クラッチに通常使用されている。その
場合、回転部分のうちの一方は、第1軸、実際は駆動
軸、自動車の場合にはエンジン出力軸、に回転一体化さ
れるようになった摩擦ディスク(クラッチディスク)を
支持しており、他のものは、第2軸、実際は被動軸、自
動車の場合には減速機の入力軸、に回転一体化されるよ
うにするためのハブを備えている。 このねじり振動止め装置は、他の回転部分自身が回転
トルクを受ける場合において、一方の回転部分に適用さ
れた回転トルクを整然と伝達すること、換言すれば、自
動車の場合に、エンジンから被動車軸に至る動力学的連
鎖(ねじり振動止め装置はこの連鎖に挿入されている)
に沿って発生しうる振動を濾去することを可能とする。 本発明は、特に、少くとも3つの同軸的な部分、即
ち、自動車の場合に変速機の入力軸に回転一体化される
ようになったハブを備えている。第1部分と、ハブとの
間の遊び噛合い手段と共に該ハブの回りに1つの環状部
材を横方向に形成している、ハブディスクとも呼ばれる
少くとも1つの側板を含む第3部分と、該側板と同様
に、該側板と平行に横方向にハブの回りの環状ピースを
形成している少くとも1つの別の側板ないしは補助側板
を含む第3部分(自動車の場合、摩擦ディスクを支持す
る部分)とが、ねじり振動止め装置の軸線から外周にか
けてもうけられている場合に適用される。 ところで、この第3の部分は、2つの補助側板を有
し、これらの補助側板は、相互から軸方向に距離をおい
て、ハブディスクの両側に互に平行に配置され、ハブデ
ィスクにそのために形成した通し孔を経てハブディスク
に通された軸方向スペーサーによって、互に連結されて
いる。 ねじり振動止め装置の軸方向に最も外側にある部材で
あるこれらの補助側板は、「ガイドワッシャー」又は
「案内ワッシャー」と普通呼ばれているが、その理由
は、円周方向作用弾性手段(それ自身が所属する第3部
分と、該第3部分と第1部分との間の第2部分、この場
合は側板即ちハブディスク、との間に介在される)は、
円形に分配された弾性部材を備えており、前記補助側板
は、これらの弾性部材を部分的に個別に収納するための
開口を有することにより、これらの弾性部材を保持し、
換言すれば案内するようになっていることによる。 この形式の、3つの同軸部分を備えたねじり振動止め
装置において、解決すべき問題の1つは、少くとも見か
け上互に相反する2つの要求を調和させることの必要性
に由来している。 第1の要求は、騒音、特に、ドライバーが加速ペタル
を押下げるか又は開放し、自動車の変速機のピニオンを
トルクの下に互に衝突させた時などに発生する騒音(普
通「トラッシュ」騒音と呼ばれる)を最小にするには、
ねじり振動止め装置を形成する第2と第3の同軸部分の
間に介在される円周方向作用弾性手段が、比較的低い剛
さ値、実際には、1度当り多くとも1m・daNに等しい剛
さ値を示すことが望ましいと考えられていることに関係
している。ここで、「daN」は10N(10ニュートン)を表
す。 第2の要求は、第2と第3の同軸部分の間に、従っ
て、全体的に、第1と第3の同軸部分の間の角度的な偏
よりの終了時において、最も普通の最大原動トルクより
も最大許容トルクが大きくなるという条件が、常に満た
されることである。 この最大原動トルクは、多くの場合、15〜17m・daNの
オーダーである。 従って、ねじり振動止め装置の第2部分と第3部分と
の間に伝達されうる最大トルクを例えば20m・daNのオー
ダーとすることが、安全対策の上から望ましい。 ところで、前記の形式の、以前から知られているねじ
り振動止め装置において、第2部分と第3部分との間の
最大可能な角度的な偏よりは、限定された値である。 この角度的な偏よりは、実際には、第1部分を形成す
る2つの補助側板(案内ワッチャー)を互に軸方向に連
結しているスペーサーを通すために第2部分のハブディ
スクに形成される開口に与えうる円周方向の延長によっ
て制限される。 これらの開口は、或る円周方向の長さの限度を超える
と、ハブディスクの機械的な強度を、容認できない程度
まで低下させ、装置系の寿命を短縮させる。 前記の形式の、以前から知られているねじり振動止め
装置の場合、第2部分と第3部分との間の角度的な偏よ
りは、大体において、多くとも10゜に等しい。 そのため、「トラッシュ」騒音を最小にするために、
例えば前記のように1度当り1m・daNのオーダーの中庸
な剛さ値しかもたない円周方向作用弾性手段を、第2部
分と第3部分との間に介在させた場合、第1部分と第2
部分との間に介在させた円周方向作用弾性手段に基づく
トルクを差引いた後の、装置系の角度的な偏よりの終了
時の最大許容トルクは、多くとも10m・daNであり、これ
は十分な値ではない(円周方向作用弾性手段は、他の理
由から、即ち、死点及びアイドリングの騒音を濾波する
ために、それだけでは比較的低い剛さを示し、この弾性
手段に基づくトルクは非常にわずかである)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、これらの難点を克服したねじり振動
止め装置を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明によって、一般に、弾性手段(円周方向作用弾
性手段と呼ばれる)に抗して、或る所定の角度的な偏よ
りの限度内で2つずつ相対的に回動可能に取付けられて
いる少くとも3つの同軸的な部分、即ち、ハブを備えた
第1部分、該バブの回りの環状部材を、該ハブとの間の
遊び噛合い手段と共に横方向に形成するための、少くと
も1つの側板を含む第2部分、並びに、該側板と同様
に、該側板と平行に、該ハブの回りの環状部材を、ハブ
との間の関係なしに横方向に形成する少くとも1つのピ
ースを含む第3部分、を有し、前記円周方向作用弾性手
段は、前記角度的な偏よりの少くとも或る領域につい
て、第1部分、第2部分及び第3部分の間に円周方向に
作用するようにした、特に自動車のためのねじり振動止
め装置であって、前記第2部分が、少くとも1つの別の
側板即ち補助側板(ハブディスクとも呼ばれる)を有
し、該補助側板は、それに組合された前記側板と同様
に、これと平行に、ハブの回りの環状部材を、補助側板
とハブとの間で遊び噛合い手段と共に、横方向に形成
し、該遊び噛合い手段は、ハブと側板との間に形成され
た遊び噛合い手段と交互に配することにより、前記第1
部分と第2部分との間の角度的な偏よりの第1円周方向
においては、側板が最初に作用し始め、前記の角度的な
偏よりの逆の円周方向においては補助側板が最初に作用
し始めるようにしたことを特徴とするねじり振動止め装
置が提供される。 本発明の好ましい実施態様によれば、ハブと側板との
間の遊び噛合い手段は、2つの共役の歯部を有し、一方
の歯部は、ハブに、他の歯部は側板に、それぞれ形成し
てあり、ハブと補助側板との間の遊び噛合い手段は、同
様に、2つの共役の歯部を有し、一方の歯部はハブに、
他の歯部は補助側板にそれぞれ形成してあり、これらの
共役の歯部のうち少くとも一方の歯部は、装置系の軸線
と平行に、少くとも1つの突歯を形成し、他方の歯部
は、該奥歯と共働するための溝を有していて、該溝によ
って該突歯と共働し、該溝の円周長さは突歯の円周長さ
より大きくし、該第1部分と第2部分との間に介在され
た円周方向作用弾性手段によって規定された装置系の休
止形態においては、或る第1円周方向に、ハブと補助側
板との間に、該第1円周方向において存在する遊隙より
も大きな円周方向の遊隙が、側板とハブとの共役の歯部
の間に存在し、前記第1円周方向と逆の第2円周方向に
は、ハブと補助側板との共役の歯部の間に該第2円周方
向に存在する遊隙よりも小さな円周方向の遊隙が、側板
とハブとの共役の歯部の間に存在するようになってい
る。 本発明によるねじり振動止め装置において、第2部分
は、2個の別々の部分、即ち側板と補助側板を備えてお
り、これら2個の部分は互いに連結されておらず、その
内の一方が、まず第1円周方向に動くと、他方は逆向き
の第2円周方向に動くようになってり、そこで、第2部
分と第3部分と間の全偏よりを、これら二つの部分に分
配出来るという利点がある。他の条件、特に機械的条件
が同じならば、従来のねじり振動止め装置に通常許容さ
れている最大の角度的偏よりに比べ、本発明において
は、第2部分と第3部分との間の最大の角度的偏より
を、より大きくすることが可能である。 実際に、本発明の構成によれば、例えば20゜の角度的
な偏よりが容易に実現される。 そのため、例えば1゜当り1m・daNのオーダーの中庸
な剛さの円周方向作用弾性手段を所要のようによじりダ
ンパーの第2部分と第3部分との間に使用して、死点又
はアイドリングの騒音を濾去でき、有利となる。 本発明の特徴及び利点は、添付図面に示した本発明の
好ましい実施例の以下の詳細な説明によって一層明らか
とされよう。 〔実施例〕 各図には、一例として、特に自動車用クラッチディス
クに本発明を適用した場合が図示されている。 このクラックディスクによって形成されるねじり振動
止め装置は、3つの同軸部分A、B、Cから成り、同軸
部分A、B、Cは、円周方向作用弾性手段と呼ばれる弾
性手段の作用に抗して、所定の角度的な偏よりの限度内
で、2つずつ相対的に回動自在に取付けてあり、該弾性
手段は、前記の角度的な偏よりの少くとも或る領域につ
いて同軸部分A、B、Cの間に円周方向に作用するよう
になっている。 第1の部分Aは、図示しない軸(実際には、自動車の
変速機の入力軸、即ち被動軸)にキー止めされて、回転
一体化された、ハブ10である。 このために、ハブ10の内孔には、フルートが形成され
ている。 第2の部分Bは、それ自体として既知のように、普通
ハブディスクと呼ばれる側板12を有し、側板12は、ハブ
10の回りに横方向に1つの環状ピースを形成し、側板12
とハブ10との間には、遊び噛合い手段13がもうけられて
いる。 側板12は第10図に単独に図示されている。 ハブと側板12との間にもうけられた遊び噛合い手段13
は、ここでは共役歯部とも呼ばれている2つの歯部14、
15を、第4図に最もよく示すように備えており、歯部14
は、ハブ10上に、より正確には、その外周に形成されて
おり、歯部15は、側板12に、より正確には、その内周縁
部に形成されている。 これらの共役歯部14、15のうち少くとも1つは、装置
系の軸線と平行に、少くとも1つの突歯を有し、他のも
のは、この突歯と共働するための溝を有し、この溝によ
って該突歯と係合する。溝の円周方向の幅は、突歯のそ
れよりも大きい。 ハブ10の歯部14は、実際には、円周上に等間隔に分配
された複数の突歯16と溝17とを交互に有し、それに対応
して側板12の歯部15は、円周上に等間隔に配分された複
数の突歯18と溝19とを交互に備えている。 ハブ10の歯部14の突歯16は、側板12の歯部15の溝19に
係合し、それに対応して、歯部15の突歯18は、歯部14の
溝17に係合している。 実際には、ハブ10の歯部14の突歯16の例えば半分の高
さを通る共通の円周上で測定した、側板12の歯部15の溝
19の円周方向の長さC1は、ハブ10の歯部14の突歯16の円
周方向の長さC2よりも長い。 図示した例によれば、後述する理由のため、ハブ10の
歯部14は、軸方向に、ハブ10の全長に延長している。 同様に、側板12の歯部15は、その縁部の全長に亘り延
長している。 本発明によれば、部分Bは、補助ディスクと呼ばれて
いる少くとも1つの別の側板即ち補助側板20を備えてお
り、この補助側板20は、それに組合された側板12と同様
に、この側板12と平行に、ハブ10の回りの1つの環状ピ
ースを横方向に形成している。ハブ10と、補助側板20と
の間には、遊び噛合い手段22がもうけられている。 このように、図示した例では、2つの補助側板20があ
り、これらの補助側板20は、側板12の両側に、相互から
隔だてられて、平行に配置され、側板12にそのために形
成した通し孔24に通された軸方向スペーサー23により互
に連結されている。 実際には、4個の、即ち側板12の通し孔24と同数のス
ペーサー23が、互に90゜ずつの間隔に配置されている。 各々のスペーサー23の先端は、それが連結している補
助側板20にリベット締めにより固定されている。 図示した例によれば補助側板20の厚さは、側板12の厚
さよりも小さく、側板12(プレス加工によって作製され
る)は、それ自身としては、普通の厚さを有する。 ハブ10と補助側板20との間の遊び噛合い手段22は、1
つの補助側板20から次の補助側板20にかけて、軸方向に
対応している。 遊び噛合い手段22は、各々の補助側板20について、2
つの共役歯部を有し、その一方は、ハブ10に、他のもの
は、補助側板20に、それぞれ形成されている。 実際には、ハブ10の歯部14は、その全長に亘って、軸
方向に延長しており、側板12及び補助側板20に共通にな
っている。 換言すれば、ハブ10は、側板12及び補助側板20につい
て、同一の歯部14を備えている。 側板12の場合と同様に、補助側板20の共役歯部26は、
例えば打抜きによって、補助側板20の内周に形成してあ
り、実際には、この内周の全長に延長している。 共役歯部26は、装置系の軸線と平行に、少くとも1つ
の溝27を有し、この溝27によって、ハブ10の歯部14の1
つの突歯16に、遊隙と共に係合している。 実際には、歯部26は、側板12について前述したよう
に、突歯28と互い違いに、円周上に等間隔に配分された
複数の溝27を備えている。 また、実際には、図示した例において、側板12と補助
側板20との歯部15、26は、平面図でみて、互に重なり合
っている。 換言すれば、この実施例において、補助側板20の歯部
26の各々の溝27の円周方向の長さは、側板12の歯部15の
溝19の円周方向の長さC1に等しく、前記と同じ条件の下
に測定した場合に、ハブ10の歯部14の突歯16の円周方向
の長さC2よりも大きい。 第3の部分Cも、少くとも1つの側板を含み、この側
板も、側板12と同様に、これと平行に、1つの環状ピー
ス30を、ハブ10の回りに横方向に形成している。しか
し、環状ピース30は、側板12及び補助側板20と異なっ
て、ハブ10と無縁になっており、即ち、環状ピース30と
ハブ10との間には噛合い手段は存在していない。 環状ピース30は単独に第11図に図示されている。 図示した例において、第3の部分Cは、実際には、2
つの側板30、30′を有し、これらの側板30、30′は、側
板12の両側に、互に平行に、軸方向に相互から距離をお
いて配置され、側板12にそのために形成した通し孔32を
介し側板12に通された軸方向のスペーサー31によって、
互に連結されている。 実際には、互に90゜の角度間隔に、4個の、即ち側板
12の通し孔32と同数の軸方向のスペーサー31が配設され
ている。 図示した例によれば、軸方向スペーサー31は、2つの
補助側板20を互に連結しているスペーサー31を結ぶ円周
よりも大きな直径の円周上に配設されている。 更に、図示した例によれば環状ピース30、30′は、側
板12のすぐ近くに配設してあり、側板20自身は、側板12
と環状ピース30、30′とによって形成された装置系の両
側にそれぞれ配設されている。 換言すれば、この実施例によれば、本発明による補助
側板20は、ねじり振動止め装置の、軸方向に最も外側の
側板を形成している。 そのため、補助側板20を互に連結している軸方向スペ
ーサー23は、環状ピース30、30′にそのために形成した
通し孔33を経て、環状ピース30、30′に通されている。 部分Cはそのほかに摩擦ディスク34を備えている。 図示した例によれば、摩擦ディスク34のディスク本体
は、環状ピース30′によって直接に形成され、環状ピー
ス30′は、側板12、20及び環状ピース30(環状ピース3
0′に組合されている)の外周から先に、突片36をそれ
だけで形成し、突片36には、その両側に、摩擦ライニン
グ35が取付けられている。 部分Cは、2枚の板即ちプレッシャープレートとフラ
イホイール(いずれも図示しない)の間に摩擦ライニン
グ35を締付けることによって、軸に対し回転一体化され
るようになっている。 この軸は、自動車の摩擦クラッチの場合には、エンジ
ンの出力軸である。 部分Aに対して部分Cを心出しするための軸受37は、
部分Aを形成するハブ10と部分Cの環状ピース30、30′
のうち1つとの間に、径方向に介在している。 このように、軸受37は、この実施例によれば、ハブ10
と環状ピース30′の内周縁との間に介在されている。 また、この実施例によれば、軸受37は、2つの別々の
軸受部分38A、38Bによって形成され、これらの軸受部分
は、各々180゜に亘って延長し、装置系の直径面に従っ
て、互に向い合っている。 軸受37をこのように形成している2つの軸受部分38
A、38Bは、第7、8図にそれぞれ単独に図示されてい
る。 軸受部分38A、38Bは、各々半リング39A、39Bを有し、
半リング39A、39Bは、その内周部の軸方向の第1側に、
円周方向に、その長さの少くとも一部分に、この例では
その一部分のみに、舌片40A、40Bを有し、これらの舌片
は、装置系の軸線に向って径方向に突出し、軸受部分38
A、38Bは、ハブ10にそのために外周から横方向に形成し
た環状のノッチ41中に、舌片40A、40Bにより係合してい
る。 実際には,部分Aに対して部分Cを、即ち、ハブ10に
対して環状ピース30、30′を所要のように心出しするた
めに、舌片40A、40Bは、それが係合するハブ10のノッチ
41の底面と、内周縁により共働するようになっている。 軸受37を形成する軸受部分38A、38Bの半リング39A、3
9Bは、円周方向に全長に、前記と反対の軸方向側に、カ
ラー42A、42Bを有し、カラー42A、42Bは、装置系の軸心
に向う方向と反対の径方向に突出するように延長してい
る。半リング39A、39Bは、カラー42A、42Bによって、部
分Cの環状ピース30′と部分Bの側板12との間に挿入さ
れている。 図示した実施例によれば、カラー42A、42Bの厚さは、
関係する舌片40A、40Bの厚さよりも小さく、舌片40A、4
0Bの厚さは、対応した半リング39A、39Bの通常の部分の
厚さよりも小さい。また、カラー42A、42Bは、舌下40
A、40Bに対し軸方向に偏よった位置にある。 換言すれば、この実施例において、軸受37を形成する
各々の軸受部分38A、38Bのカラー42A、42Bは、舌下40
A、40Bの延長している平面と異なった横方向の平面内に
延長している。 軸受37の各々の軸受部分38A、38Bの半リング39A、39B
は、その外周上の複数の個所に切欠43A、43Bを有し、こ
れらの切欠には、部分Cに所属する環状ピース30′の内
周にそのために径方向に装置径の軸心に向って突出する
ように形成した突歯44(第3図)が、装置系を部分Cに
回転一体的に連結するために径方向に入りこんでいる。 図示した実施例によれば、部分A、Bの間に介在され
た円周方向作用弾性手段は、少くとも1つのコイルばね
46を有し、コイルばね46は、装置系の円周に対するほぼ
接線方向に配設してあり、一部は、ハブ10の歯部14より
も深くなっていて歯部14を局所的に中断させている切欠
47中に、また一部は、補助側板20の係合手段22と側板12
の歯部15とを局所的に中断させている切欠48、49中に保
持されている。 図示した実施例によれば、部分A、Bの間には、互に
ほぼ直径上に向い合いに2個のコイルばね46が配設され
ている。 従ってハブ10は、2個の切欠47を、また側板12、20は
各々2個の切欠48、49をそれぞれ備えている。 実際に使用されているばね46は、死点及びアイドリン
グの騒音を濾去するために、比較的剛さの低いばねであ
る。 図示した例では、第6図に最もよく示すように、ハブ
10のノッチ41の底面は、切欠47の底面に対する接円に従
って延長している。 各々のコイルばね46と、ハブ10及び側板12、20との間
には、各々の円周方向に保持板50T、50Rが円周方向に介
在されている。第1の保持板50Tは、各図に矢印F1によ
って表わした装置系の通常の回転方向に対応する円周方
向について、その上流側に、第2の保持板50Rはその下
流側に、それぞれ配設されている。 各々の保持板50T、50Rは、側板12と補助側板20とを隔
だてている距離に少くとも等しい距離に亘って、そして
実際には、2つの補助側板20を互に隔だてている距離に
少くとも等しい距離に亘って、軸方向に延長している。 また、保持板50T、50Rは、ハブ10の対応した切欠47の
対応した円周方向の端縁により実際に形成される。ハブ
10の肩部51T、51Rに常時当接している。 保持板50T、50Rは、後に明らかになるように、側板12
の肩部52T、52Rにも、補助側板20の肩部53T、53Rにも当
接するようになっている。これらの肩部は、前記と同様
に、側板12及び補助側板20の対応した切欠48、49の対応
した円周方向の端縁48、49により形成されている。 このために、各々の保持板50T、50Rは、嵌合溝を形成
する2面耐の形状の凹所90を後面に有していると共に、
フランス特許第2270491号(公告日、1977年2月21日)
に記載されているように、保持板50T、50R上に保持され
たコイルばね46を心出しするためのラグ91を有してい
る。 保持板50T、50Rは、それを軸方向に保持するために、
装置軸線から径方向に遠隔の軸方向の端縁に沿って、切
欠55を備えており、この切欠によって軸受37に、より正
確にはその対応した軸受部分38A、38Bに係合している。 なお軸受37は、ほぼコイルばね46の軸線を通る装置系
の平均の横断面から軸方向の或る距離に配設してあり、
各々の保持板50T、50Rは、この保持板に形成したラグ91
の両側に関して対称に、前記横断面の両側に、同じ形状
の2個の切欠55を、装置系においてどちらの軸方向にも
所定位置に取付けうるように備えており、このように所
定位置に取付けた後は、切欠55のうちの一方のみがこの
ようにして使用される。 理解されるように、保持板50T、50Rとコイルばね46上
によって形成された装置系は、軸受37を形成する2つの
軸受部分38A、38Bの舌片40A、40Bの間に円周方向に形成
される自由なスペース中に収容される。この実施例で
は、舌片40A、40Bの円周方向の長さは、この結果を得る
ために非常に正確に、予め縮小されている。 好ましくは、各々の保持板50T、50Rと、関係する舌片
40A、40Bの対応する円周方向端部との間には、円周方向
に、わずかなすきまが存在している。 図示した例では、部分B、Cの間に円周方向に介在さ
れた円周方向作用弾性手段は、円周上に一定の間隔にお
いて、装置系の同一の円周に対してほぼ接線方向に配置
された、複数の弾性部材56A、56Bを備えている。 この実施例によれば、2個の弾性部材56Aと、これら
と互い違いに配置された2個の弾性部材56Bとが配設さ
れており、これらの弾性部材56A、56Bは2個の同軸的な
コイルばね56′A、56″A、56″B、56Bによって各
々形成されている。 これらの弾性部材56A、56B(図示した例では同一の形
式のもの)は、コイルばね46の比較的低い剛さ値よりも
大きな剛さ値を総体的にもつようになっている。 弾性部材56A、56Bは、側板12、20の窓部によってそれ
ぞれ形成された、側板12の開口57A、57B及び補助側板20
の開口58A、58Bと、環状ピース30、30′の窓部によって
形成された環状ピース30、30′の開口59A、59Bとに、そ
れぞれ一部ずつ収納されている。 図示した例によれば、側板12の開口57A、57Bの径方向
に外側の周縁部は、装置系の軸心を中心とした円の輪郭
を備えている。 しかし、その径方向に内側の周縁部は、装置系の通常
の回転方向に対応する第10図に矢印F1で表わした方向と
反対の円周方向に順に、装置系の軸心を中心とする部分
円状の区画81′A、81′Bと、直線状の区画81″A、8
1″Bとによって形成されている。なお、開口57Aの直線
状の区画81″Aは、部分円の区画81′Aに対し接続点に
おいて引いた接線に従って延長しているが、開口57Bの
直線状の区画81″Bは、部分円の区画81′Bに対し接続
点において引いた接線と或る角度iをなし、この接線と
装置系の軸心との間に延長している。 ところで、2つの区画81′A、81″Aと81′Bと81″
Bは、それぞれの区画57A、57Bのほぼ中心点において、
互に接続している。 しかし、この実施例において、環状ピース30、30′の
開口59A、59Bの径方向に外側の周縁部は、円形の形状を
備えていても、この円の中心は、装置等の軸心上にはな
く、開口59A、59Bの中心部と装置系の軸心との中間にあ
る(第11図)。従って、この円の半径は比較的小さい。 更に、これらの開口59A、59B(同一の形状である)に
おいて、その内周縁は、装置系の通常の回動方向に対応
する第11図の矢印F1の方向と逆の円周方向に順に、装置
系の軸心を中心とする円形の区画83′A、83′Bと、区
画83′A、83′Bとの接続点においてこの円に引いた接
線との間に角度をなし、装置系の軸心に関して該接線
から先に延長している、直線状の区画83″A、83″Bと
から成っている。 この構成によると、弾性部材56A、56Bの加工条件がよ
くなり、開口面積が最小となり、側板12及び環状ピース
30、30′の機械的強度が高くなるため、好ましい。 図示した例によれば、弾性部材56Aの収納部として役
立つ開口57A、58A、59Aの円周長さは全て同一である。 第1図に示した装置系の休止状態において、開口57
A、58A、59Aは、円周方向の両方の端縁において、互に
軸方向に全部対応している。 その反対に、弾性部材56Bについては側板12、20の開
口57B、58Bは、環状ピース30、30′の開口59Bよりも円
周方向の長さが小さい。 装置系の休止状態では、第12図に最もよく示すよう
に、装置系の通常の回動方向に対応する第12図の矢印F1
の円周方向にみて下流側にある開口57B、58B、59Bの円
周方向の端縁は、前記の場合と同様に、軸方向に互に対
応している。その反対に、前記円周方向に上流側にある
側板12の開口57Bの円周方向の端縁は、環状ピース30、3
0′の開口59Bの対応した円周方向の端縁に関して上流側
に円周方向に偏よっている。別の側板20の開口58Bの対
応した円周方向の端縁についても同様である。 理解されるように、本発明のねじり振動止め装置にお
いては軸方向外側にあり、部分B、Cの間に介在された
円周方向作用弾性手段を形成している弾性手段56A、56B
を少くとも部分的に各各収納する開口58A、58Bを備えて
いる、補助側板20は、弾性部材56A、56Bに対して、普通
「ガイドワッシャー」と呼ばれる部分を形成し、開口58
A、58Bの少くとも1つの径方向の端縁、例えば、径方向
外側の端縁は、この効果を得るために、オーバン(ひさ
し)形に形成されている。 また補助側板20は、開口58A、58Bの領域に、軸方向内
側に指向した環状の型打ち部分75を、弾性部材56A、56B
を良好に支持するために備えている(第2図)。 装置系の軸方向の厚みは、この領域では、その分減少
している。 この構成は、弾性部材56A、56Bを形成する既存のばね
の使用を容易にするだけでなく、補助側板20、20′の強
度も高くし、有利となる。 特に、図示した例では、軸方向スペーサー23を通すた
めに側板12に形成した通し孔24は、弾性部材56A、56Bの
ために側板12に同様に形成した開口57A、57Bの円周方向
の延長部分を形成している。 なお、これらの円周方向の延長部分は、第12図に矢印
F1によって表わした装置系の通常の回転方向に対応した
同じ円周方向に、この回転方向に関して下流側に向って
延長していると共に、円周方向の端縁からみて径方向に
内側の開口57A、57Bの端縁に沿って延長している。 同様に、軸方向スペーサー31を通すために側板12に形
成した通し孔32は、側板12の開口57A、57Bの円周方向の
延長部分を形成している。前記と同じ円周方向に延長し
ている、これらの円周方向の延長部分は、開口57A、57B
のそれぞれの円周方向端縁からみて径方向に内側の開口
57A、57Bの径方向の端縁に沿って延長している。 図示した例では、3つの目安開口61、62が補助側板20
と環状ピース30、30′との間に配設しており、側板12の
開口61、62に対応しており、切欠63は、径方向に最も内
側の側板12の円周上の延長部分の径方向端縁に沿って開
口している。 同様に、軸方向スペーサー23を通すために環状ピース
30、30′に形成した通し孔33は、弾性部材56A、56Bのた
めに環状ピース30、30′に形成した開口59A、59Bの円周
延長部分を形成している。前記と同様に、同じ円周方
向、即ち、第11図に矢印F1によって示した装置系の通常
の回転方向に延長している、この円周延長部分は、開口
59A、59Bのそれぞれの円周方向の先端から径方向内方に
ある開口59A、59Bの径方向端縁に沿って延長している。 側板20には、軸方向スペーサー23の先端を通してリベ
ット締めするために、これらのスペーサーと係合するた
めの穿孔64が穿設されている。 補助側板20は、同じ形式のものであり、側板12のどち
らの側にも取付けできるように、各々2列の穿孔64を備
えている。 同様に、環状ピース30、30′にも、軸方向スペーサー
31の先端を通してリベット締めするための穿孔65が、軸
方向スペーサー31と係合するように穿設されている。 ハブ10に対する補助側板20の心出しは、少くとも或る
程度までは、その歯部26によって確保されるとしても、
この心出しは、スペーサー23が通っている環状ピース3
0、30′の通し孔33とのスペーサー23の共働を通じて、
このスペーサーによって好ましくは確実にする。環状ピ
ース30、30′自身は、前述したように、軸受37によっ
て、ハブ10に対して心出しされる。 側板12の心出しも、これらの軸方向のスペーサー23に
よって、又は軸方向スペーサー31によって確保されう
る。 ねじり振動止め装置を形成する同軸部分A、B、Cの
間には、それ自体として既知のように、摩擦手段が介在
されている。 図示した側では、この摩擦手段は、前記の軸受37、よ
り詳しくは、軸受37を形成する軸受部分38A、38Bのカラ
ー42A、42Bのほかに、摩擦ワッシャー66を有し、この摩
擦ワッシャーは、軸受37と同一の側板12の側に配された
補助側板20の内面と接触して配置され、ワッシャー66を
補助側板20に常時当接するように付勢する軸方向作用弾
性手段の作用を受けている(第3図参照)。 ところで、この軸方向作用弾性手段は、2個の再分配
ワッシャー68の間に介在された皿形ワッシャーの形状の
弾性ワッシャー67により形成されている。再分配ワッシ
ャー68(1つは摩擦ワッシャー66に、他のものは軸受37
に、それぞれ接触している)は、突歯69によって、ハブ
10に回転一体化され、これらの突歯69は、ハブ10の歯部
14の突歯16と係合している。 図示した例において、本発明のねじり振動止め装置を
形成する3つの同軸部分A、B、Cの間に介在する摩擦
手段は、摩擦ワッシャー70も備えており、摩擦ワッシャ
ー70は、環状ピース30の内周に、この内周とハブ10との
間に径方向に配設されている。 摩擦ワッシャー70は、側板12と再分配ワッシャー71と
の両方と軸方向に接触している。再分配ワッシャー71自
身は、軸方向作用弾性手段、実際には隣接した補助側板
20上に支持される皿形ワッシャー72の作用下にあり、そ
の外周に径方向に突出したフィンガー73によって、少く
とも1つの軸方向スペーサー23と係合し、このスペーサ
ー23により補助側板20と回転一体化されている。 本発明によるねじり振動止め装置の緩衝装置を形成す
る3つの部分A、B、Cの間の摩擦手段は、図示した例
では、摩擦ワッシャー76を更に有し、この摩擦ワッシャ
ー76は、環状ピース30′に隣接した補助側板20と環状ピ
ース30′との間に軸方向に配設してあり、軸方向スペー
サー23とワッシャー66、67、68との間に径方向に延長し
ている。 第1、4図に示した装置系の休止状態において、同軸
部分A、Bの間に介在された円周方向作用弾性手段を形
成するコイルばね46は、同軸部分A、Bのための相対的
な心出し位置を画定している。この心出し位置では、装
置系の通常の回転方向に対応する第1〜4図の矢印F1で
表わした第1円周方向には、ハブ10の共役歯部14、15と
側板12との間に、円周方向の遊隙JTが形成され、それと
逆の第2円周方向には、遊隙JRが形成される(第4
図)。 同様に、この休止状態において、矢印F1によって表わ
した円周方向には、ハブ10の共役歯部14、26と補助側板
20との間に、円周方向の遊隙J′Tが形成され、それと
逆の円周方向には、遊隙J′Rが形成される(第1、4
図)。 本発明によれば、対応した遊び噛合い手段13、22にお
いて、対応した円周方向に対しては、ハブ10の共役歯部
14、15と側板12との間に存在する円周方向の遊隙JTが、
この同じ円周方向に対するハブ10の共役歯部14、26と補
助側板20との間に存在する円周方向の遊隙J′Tよりも
大きくなり、逆の円周方向には、ハブ10の共役歯部14、
15と側板12との間に存在する円周方向の遊隙JRが、この
同じ円周方向に対するハブ10の共役歯部14、26と補助側
板20との間に存在する円周方向の遊隙J′Rよりも大き
くなるような、互い違い形式の運動が成立する。 実際には、装置系の休止形態において、保持板50T
は、コイルばね46による付勢の下に、ハブ10の対応した
肩部51T上に支持されると共に、補助側板20の対応した
肩部53T上に支持され、保持板50Rは、同じコイルばね46
の付勢下に、ハブ10の対応した肩部51Rと、側板12の肩
部52Rとに各々支持される。これは本発明による互い違
いの運動形態に対応している。 本発明の構成の結果として、同軸部分A、Bの間の相
対的な角度的偏よりの第1円周方向(装置系の通常の回
転方向に対応していると共に、装置系の引張作動にも対
応している)においては、同軸部分Bの補助側板20が最
初に作動し、逆の円周方向(装置等の引戻し作動に対応
している)においては、同軸部分Bの側板12が最初に作
動する。 実際に、作動に際して、同軸部分B、Aの間に介在さ
れたコイルばね46は、その剛度が比較的低いため、最初
に撓み、恰も部分Bが剛度の高い弾性部材56A、56Bによ
って部分C上に角度的にロックされたような状態とな
る。 このようにして開始される第1作動相においては、部
分C、Bが部分Aの回りに一体的に回動するような状態
となる。 部分C、Aの間の角度的な偏よりDを横軸に、これら
の部分C、Aの間に伝達されるトルクCを縦軸に、それ
ぞれプロットした、第14図の線図において、この第1作
動相を表わす曲線は、原点0から線分Iとして表わさ
れ、この線分Iは、ばね46の比較的低い剛さに対応して
比較的わずかな勾配を示す。 この第1作動段階は、或る角度的な偏よりd1におい
て、コイルばね46が飽和し、補助側板20がその歯部26の
突歯28によってハブ10の歯部14の突歯16上に積極的に当
接する(第15A図参照)まで続けられる。 第2作動相の開始時点であるこの瞬時点から、部分
C、Bの間に介在された弾性部材56A、56Bが作用し始
め、圧縮された状態になっているコイルばね46のばね力
に自己のばね力を付加する。 実際に、前述した構成を勘案して、弾性部材56A、56B
は、装置系の引張作動(即ち、同軸部分Cに加えられる
原動トルクが同軸部分Aに加えられる抵抗トルクよりも
大きくなっている間の作動)に対応した円周方向におい
て、同時に作用し始める。 弾性部材56A、56Bは、部分Cの環状ピース30、30′上
の支持点と補助側板20上のその支持点との間において、
徐々に圧縮される。 その反対に、弾性部材56A、56B上の全ての支持から一
時的に自由になった側板12は、装置系に対して摩擦を除
いて一時的に無支持となる。これは対応した円周方向の
遊隙JTが吸収され(第15B図)、歯部15の突歯18(この
時は補助側板20の突歯28と軸方向に整列している)によ
って、ハブ10の歯部14の突歯16上にそれ自身積極的に支
持されることにより、補助側板20と再び回転一体化され
るまで続けられる。 第14図の線図において、この第2作動相を示す曲線
は、前述曲線Iの線分の勾配よりも少し大きな勾配の、
第2の線分IIとなる。それは、この勾配が、前記のよう
に事実上圧縮されているコイルばねの予圧が付加された
弾性部材56A、56Bの剛さに対応しているためである。 実際には、線分IIは、環状ピース30、30′と補助側板
20との間に弾性部材56A、56Bが周知のように斜めに作用
することによる中間の勾配の線分である線分II′を介し
て、線分Iに続いている。 この第2作動相は、角度的な偏よりd2において、部分
Bが部分Cによって積極的に同伴され、部分B、Cの間
に介在された弾性部材56A、56Bのうち少くとも1つのば
ね条が互に接触した状態となり、少くとも1つの軸方向
スペーサー31が側板12の通し孔32(スペーサー31は、こ
の通し孔に通されている)の底面に当接するまで続けら
れる。 この最後の場合に、側板12(該当円周方向において
は、これまで作用していない)は、原動部分である部分
Cと被動部分である部分Aとの間において中間的なスト
ッパーとなる。 そのため、過大トルクは、軸方向スペーサー31を通過
する。 どんな場合にも、側板12の通し孔24と環状ピース30、
30′の通し孔33とのため、軸方向スペーサー23は作用し
なくなる。環状ピース30、30′の通し孔33は、この効果
を得るために、側板12の通し孔24よりも円周長さが大き
くなるように形成されている。 或る時点において、トルクが反転され、部分Cに適用
された原動トルクが部分Aに適用された抵抗トルクより
も小さくなると、装置系に対するいわゆる引戻し作動に
従って、前記の過程と逆の過程が生起する。 前記の過程と逆のこの過程において、弾性部材56A、5
6Bが最初にほぼ瞬時的に弛緩する。部分B、Cが、各図
に矢印F1によって表わした円周方向である同じ回転方向
に回転を続ける間に、前記と逆の円周方向に部分Aに対
して引戻し回動を行なう。 装置系の休止状態の移行後に、この引戻し方向の回動
運動が続けられる。 最初に、角度的偏よりd′の開始時に、ハブ10の共
役歯部14、15と側板12との間の円周方向の遊隙JRが吸収
されることにより、側板12がハブ10上に積極的に支持さ
れる(第15C図)。コイルばね46は、前記と逆の方向
に、再び飽和される。 従って、引戻し作動の間は、最初に作用し始めるの
は、側板12であり、前記の引張作動においては、それ
は、補助側板20である。 この第1作動相を表わす曲線は、原点を通り、対応し
た曲線Iの線分の延長上にある線分I′である。 しかし、前記引張作動とは異なって、この実施例に用
いられている構造のため、最初に弾性部材56Aが作用し
始め、圧縮状態になっているばね46に、弾性部材56Aの
効果が付加される。 角度的な偏よりd′2−1(弾性部材56Bが収納され
ている開口57B、58B、59Bのそれぞれの円周方向の先端
の間に存在する円周方向のずれの吸収に対応する)の間
に、弾性部材56Bが作用し始める。 従って、対応する作用を表わす曲線は、2つの連続し
た線分II′、II′によって形成され、第1の線分I
I′の勾配は、前記線分I、IIの勾配の中間の値であ
り、第2の線分II′の勾配は、線分IIの勾配にほぼ等
しい。 この第2作動相の間に、補助側板20は、引張作動の間
に側板12と同様に、摩擦を除いては無支持となる。これ
は対応した円周方向の遊隙J′Rが吸収され、補助側板
20がその突歯28によって側板12の突歯16に積極的に支持
されるまで続けられる。 この第2作動相は、角度的な偏よりd′2−2に対し
て、同軸部分B、Cの間に積極的な支持が得られ、前記
のように、弾性部材56A、56Bのうち少くとも1つがばね
条同士接触し、又は、補助側板20を連結する軸方向スペ
ーサー23の少くとも1つが環状ピース30、30′の通し孔
33(軸方向スペーサー23が通されている)の底面に突当
るまで続けられる。 この場合に、前記の構成と反対に、部分C、Aの間の
積極的な支持は、補助側板20を通って行なわれ、過大な
トルクは、軸方向スペーサー23を通過する。 明らかなように、引張作動の間に、軸方向スペーサー
23、31が、側板12にそのためにもうけた特定の通し孔2
4、32を介して、側板12に関して偏向するとしても、引
戻し作動の間は、軸方向スペーサー23は、少くとも部分
的には、弾性部材56A、56Bのための開口57A、57Bによっ
て側板12に対して偏向する。 そのため、全ての条件が同じならば、軸方向のスペー
サー23を通過させるために形成された開口のために、側
板12が受ける機械的な弱化は減少する。 その反対に、機械的な耐性を同一とすれば、これらの
開口の円周方向の長さを大きくできる。 換言すれば、部分C、Bの間の角度的な偏よりが大き
くなりうる。 実際に、本発明によれば、この偏よりは、第14図の線
図に示すように、例えば20゜のオーダーすることができ
る。第14図において、角度的な偏よりd1は7゜に等し
く、角度的な偏よりd2は27゜に等しいと想定されてい
る。 これらの値は単なる例であり、本発明は、これ以外の
数値に対してももちろん適用される。 特に、第11、12図から明らかになるように、ハブ10、
側板12、環状ピース30、30′、並びに、環状ピース30′
によって形成される摩擦ディスク34は、軸方向フランジ
31を所定位置に取付けた後に、コイルばね46及び対応し
た保持板50T、50Rと共に、単一のサブユニットを形成
し、このサブユニットは、個別に予組付けされ、本発明
によるねじり振動止め装置の他の構成部品の組付け前に
それ自体として取扱うことができ、有利となる。 実際に、第7、8図に矢印FA、FBによって略示したよ
うに、互の逆の径方向に、軸受37を形成する軸受部分38
A、38Bをハブ10に対して径方向に、第7、8図に示すよ
うに向い合せることを想定する、そうした予組付けの後
に、軸受37は、ハブ10の横方向のノッチ41に軸受37を係
合させることと、軸受37を形成する軸受部分38A、38B上
にカラー42A、42Bが存在することとによって、ハブ10に
対する側板12及び環状ピース30、30′の軸方向の保持
を、それだけで確実にする。 本発明によるねじり振動止め装置の組付けは、それに
より、容易となり、好ましい。 本発明は、前述した実施例には限定されず、そのいろ
いろの可能な変形は、本発明の範囲に包含される。 特に、本発明によるねじり振動止め装置を形成する第
2及び第3の部分の間に円周方向に介在される弾性部材
は、同じ形式とし、従って、同一の剛さを示す代りに、
別々にか又は群ごとに、異なった剛さを有してもよい。 同様に、ねじり振動止め装置の第2部分を本発明に従
って形成する側板及び補助側板の歯部の溝の円周長も、
異なった大きさとすることができる。 また、本発明は、特に以上に図示し説明したねじり振
動止め装置のみに、特に自動車の摩擦クラッチのみに限
定されない。 その反対に、本発明は、互に相対的に回動しうる3つ
の部分を備えた、どんな種類のねじり振動止め装置にも
適用される。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明のねじり振動止め装置を示し、第2図
の矢印Iの方向にみた部分的な立面図、第2図は、第1
図おII−II線に沿った軸横断図、第3図は、第2図の枠
IIIで囲んだ部分を示す詳図、第4図は、第1図の枠IV
で囲んだ部分を、部分的に切欠き、第3図と同一の縮尺
を用いて示した詳図、第5図は、本発明によるねじり振
動止め装置のハブを示す軸断面図、第6図は、第5図の
矢印VIの方向にみた立面図、第7図は、本発明によるね
じり振動止め装置に使用されている軸受の一方の軸受部
分を示す端面図、第8図は、第7図の軸受の他の軸受部
分を、第7図と同じ軸受部分と共に示す端面図、第9図
は第8図の拡大図、第10図は、本発明のねじり振動止め
装置に用いられている一方の側板を、第1図と同じ縮尺
を用いて示す部分的な立面図、第11図は、他方の側板を
示す部分的な立面図、第12図は、本発明によるねじり振
動止め装置を形成するサブユニットを示し、第13図の矢
印XIIの方向に見た部分的な立面図、第13図は、第12図
のサブユニットを示し、第12図のXIII−XIII線断面図、
第14図は、本発明によるねじり振動止め装置の作用を説
明するための線図、第15A、15B、15C、15D図は、本発明
によるねじり振動止め装置のいろいろの作動相を説明す
るための、第4図に対応した説明図である。 符号の説明 10……ハブ。12……側板。13、22……遊び噛合い手段。
20……補助側板。30……環状ピース。A、B、C……同
軸部分(同軸的な部分)。
フロントページの続き (72)発明者 ミツシエル バシエ フランス国 95330 ドモン リユー ド ブルターニユ 17 (56)参考文献 特開 昭55−115627(JP,A) 特開 昭61−105324(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.弾性手段即ち円周方向作用弾性手段に抗して、或る
    所定の角度的な偏よりの限度内で2つずつ相対的に回動
    可能に取付けられている、少くとも3つの同軸的な部
    分、即ち、ハブ(10)を備えた第1部分(A)、ハブ
    (10)の回りの環状部材を、ハブ(10)との間の遊び噛
    合い手段(13)と共に、軸と直交する方向に形成するた
    めの、少くとも1つの側板(12)を含む第2部分
    (B)、並びに、側板(12)と平行に、ハブ(10)の回
    りの環状部材を、ハブ(10)と係合せずに、軸と直交す
    る方向に形成する少くとも1つのピース(30)を含む第
    3部分(C)を有し、前記円周方向作用弾性手段は、前
    記角度的な偏よりの少くとも或る領域において、第1部
    分(A)、第2部分(B)及び第3部分(C)の間に円
    周方向に作用するようにした、特に自動車のためのねじ
    り振動止め装置であって、第2部分(B)が、少くとも
    1つの別の側板即ち補助側板(20)を有し、補助側板
    (20)は、補助側板(20)に組合された側板(12)と同
    様に、側板(12)と平行に、ハブ(10)の回りの環状部
    材を、補助側板(20)とハブ(10)との間の遊び噛合い
    手段(22)と共に、軸と直交する方向に形成し、該遊び
    噛合い手段(22)は、ハブ(10)と側板(12)との間に
    形成された遊び噛合い手段(13)と交互に配することに
    より、第1部分(A)と第2部分(B)との間の角度的
    な偏よりの第1円周方向においては、側板(12)が最初
    に作用し始め、前記の角度的な偏よりの逆の円周方向に
    おいては補助側板(20)が最初に作用し始めるように
    し、ハブ(10)と側板(12)との間の遊び噛合い手段
    (13)が、2つの歯部(14,15)を有し、一方の歯部(1
    4)はハブ(10)に、他の歯部(15)は側板(12)にそ
    れぞれ設けられ、ハブ(10)と補助側板(20)との間の
    遊び噛合い手段(22)は、同様に、2つの歯部(14,2
    6)を有し、一方の歯部(14)はハブ(10)に、他の歯
    部(26)は補助側板(20)にそれぞれ設けられ、これら
    の歯部(14,15−14,26)のうち少くとも一方の歯部は、
    装置の軸線と平行に、少くとも1つの突歯(16)を形成
    し、他方の歯部は、突歯(16)と共働するための溝(19
    −27)を有していて、該溝により突歯(16)と共働し、
    該溝の円周長さ(C1)は突歯(16)の円周長さ(C2)よ
    り大きくなっており、第1部分(A)と第2部分(B)
    との間に介在された円周方向作用弾性手段によって規定
    された装置の非作動時においては、第1円周方向に、ハ
    ブ(10)と補助側板(20)における各歯部(14,26)の
    間に、該第1円周方向において存在する遊隙(J′T)
    よりも大きな円周方向の遊隙(JT)が、側板(12)とハ
    ブ(10)における各歯部(14,15)の間に形成され、前
    記第1円周方向と逆の第2円周方向には、ハブ(10)と
    補助側板(20)における各歯部(14,26)の間に該第2
    円周方向に存在する遊隙(J′R)よりも小さな円周方
    向の遊隙(JR)が、側板(12)と歯部(10)における各
    歯部(14,16)の間に形成されるようになっていること
    を特徴とするねじり振動止め装置。 2.側板(12)と補助側板(20)との歯部(15,26)を
    互いに重ね合せ可能としたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のねじり振動止め装置。 3.ハブ(10)が側板(12)及び補助側板(20)のため
    に同一の歯部(14)を備えたことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載のねじり振動止め装置。 4.それぞれの部分(A,B)の間に介在された円周方向
    作用弾性手段(46)と、ハブ(10)、側板(12)及び補
    助側板(20)との間に、各各の円周方向に保持板(50T,
    50R)を介在させ、該保持板は、補助側板(20)と側板
    (12)とを隔だてる距離に少くとも等しい距離に亘り軸
    方向に延長させ、該保持板は、ハブ(10)の肩部(51T,
    51R)上に常時当接し、側板(12)の肩部(52T,52R)と
    補助側板(20)の肩部(53T,53R)とにより支持される
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1〜3項
    のいずれか1項記載のねじり振動止め装置。 5.装置系の休止状態において保持板(50T)が、ハブ
    (10)の肩部(51T)上に、また補助側板(20)の肩部
    (53T)上にそれぞれ支持され、保持板(50R)はハブ
    (10)の肩部(51R)上に、また側板(12)の肩部(52
    R)上に支持されることを特徴とする特許請求の範囲第
    4項記載のねじり振動止め装置。 6.2つの補助側板(20)が、互に対し軸方向に距離を
    おいて、互に平行に側板(12)の両側に配され、側板
    (12)にそのために形成した通し孔(24)によって側板
    (12)に通された軸方向スペーサー(23)によって互に
    軸方向に連結されたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1〜5項のいずれか1項記載のねじり振動止め装置。 7.補助側板(20)が、軸方向に最も外側の側板を形成
    し、第2部分(B)と第3部分(C)との間に介在され
    た円周方向作用弾性手段が、円周上に分布された弾性部
    材(56A,56B)を含み、補助側板(20)は、弾性部材(5
    6A,56B)のための案内ワッシャーを形成し、弾性部材
    (56A,56B)が個別に少くとも部分的に内部に収納され
    る開口(58A,58B)を備えていることを特徴とする特許
    請求の範囲第6項記載のねじり振動止め装置。 8.弾性部材(56A,56B)がやはり部分的に側板(12)
    の開口(57A,57B)中に収納され、補助側板(20)を互
    に連結しているスペーサー(23)がそれを通り延長して
    いる側板(12)の通し孔(24)は、開口(57A,57B)の
    円周方向延長部分を全て同じ向きに形成することを特徴
    とする特許請求の範囲第6項又は第7項記載のねじり振
    動止め装置。 9.側板(12)の少くとも1つの開口(57A)の内側の
    径方向端縁が、装置系の軸心を中心とする円形の区画
    (81′A)と、区画(81′A)との接続点においての接
    線に従って延長する直線状の区画(81″A)とによって
    順次形成されたことを特徴とする特許請求の範囲第8項
    記載のねじり振動止め装置。 10.側板(12)の少くとも1つの開口(57B)の径方
    向に内側の端縁が、装置系の軸心を中心とする円形の区
    画(81′B)と、区画(81′B)との接続点においての
    接線と或る角度(i)をなして該接線と装置の軸心との
    間に径方向に延長する直線状の区画(81″B)とによっ
    て順に形成されることを特徴とする特許請求の範囲第8
    項又は第9項記載のねじり振動止め装置。 11.第3部分(C)が、2つの環状ピース(30,3
    0′)を有し、環状ピース(30,30′)が、相互から軸方
    向に距離をおいて、互に平行に、側板(12)の両側に配
    設してあり、側板(12)にそのために形成した通し孔
    (32)により側板(12)に通された軸方向スペーサー
    (31)により互に連結され、通し孔(32)は、側板(1
    2)の開口(57A,57B)の、全て同一方向の、円周方向の
    延長部分を形成し、開口(57A,57B)中には、第2部分
    (B)と第3部分(C)との間に介在された円周方向作
    用弾性手段に所属する弾性部材(56A,56B)が部分的に
    配設されたことを特徴とする特許請求の範囲第8〜10項
    のいずれか1項記載のねじり振動止め装置。 12.側板(12)の開口(57A,57B)の円周方向の延長
    部分を全て同じ向きに延長させたことを特徴とする特許
    請求の範囲第11項記載のねじり振動止め装置。 13.弾性部材(56A,56B)を少くとも部分的に環状ピ
    ース(30,30′)の開口(59A,59B)中に収納し、開口
    (59A,59B)のうち少くとも1つのものの径方向内側の
    縁端が、装置系の軸心を中心とする円形の区画(83′A,
    83′B)と円形の区画(83′A,83′B)との接続点にお
    いての接線との間に或る角度(i)を含み、装置の軸心
    に対し該接線から先に径方向に延長している、直線状の
    区画(83″A,83″B)とによって順に形成されることを
    特徴とする特許請求の範囲第11項又は第12項記載のねじ
    り振動止め装置。
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