JPH0642049B2 - 給紙方法 - Google Patents

給紙方法

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JPH0642049B2
JPH0642049B2 JP60166202A JP16620285A JPH0642049B2 JP H0642049 B2 JPH0642049 B2 JP H0642049B2 JP 60166202 A JP60166202 A JP 60166202A JP 16620285 A JP16620285 A JP 16620285A JP H0642049 B2 JPH0642049 B2 JP H0642049B2
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light
exposure
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進 大川内
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/795Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of macromolecular substances

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は紙粉に起因する露光影故障の発生が少なく、カ
ッター刃の摩耗が少ない写真感光材料の給紙方法に関す
るものである。
[発明の背景] 写真感光材料を用い写真印画をつくる方法としては撮影
ネガから写真印画紙に引伸しをして印画をつくる方法、
スライドからポジ型印画紙に引伸しをして印画をつくる
方法、更には大版原稿から拡大、縮小をして所望の大き
さの印画をつくる方法等が実用化されている。
大量の写真印画をつくる現像所においては大量生産をす
るに適したロール状写真感光材料にプリンターと称する
装置で連続的に露光を行ない現像処理をするのが一般的
である。一方、引伸し機を用いて少量ずつ露光する場合
にはシート状写真感光材料が用いられていたが、シート
状写真感光材料はロール状写真感光材料にくらべ割高で
あることと省力化の面からロール状写真感光材料を必要
な都度切断して使用することが行なわれるようになって
きている。また、更に特願昭60-73012号にはロール状写
真感光材料を露光装置の一部に組込み、露光に必要な大
きさに切断(即ちシート状とする)し露光することも提
案されている。
従来から写真感光材料の基体としては、ポリエステルフ
ィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、セルロースアセテート
フィルム、パライタ紙、ポリオレフィンラミネート紙等
が適当であると言われている。
しかしながら、これらの基体のうち、バライタ紙、ポリ
オレフィンラミネート紙は紙繊維を固めているため、カ
ッター等によりくり返し切断をすると紙中の繊維やサイ
ズ剤等が紙粉として大量に発生し最悪の場合には切断さ
れた写真感光材料の上に付着し、そのまま像様露光され
ると影となりポチ故障となり印画の品質を損ねることと
なる。
又サイズ剤として無機物を多量に含むため切断をくり返
すとカッター刃が摩耗し、切れ味が悪化し、さらに紙粉
が出やすくなるという欠点がある。
一方、ポリエステルフィルム、ポリスチレンフィルム等
の熱硬化性ポリマーからなるフィルムを基体とした場合
は紙粉の発生は著しく抑えることができるが、基体が硬
いためカッター刃の摩耗が激しく、頻繁に刃を交換しな
いと切断ができないという欠点がある。
[発明の目的] 本発明は上記従来の問題点に鑑み、ロール状に巻かれた
写真感光材料を所定の大きさのシート状に切断した後、
画像露光する方法において、紙粉に起因する露光影によ
る故障の発生が少なく高品質の画像が得られ、しかも切
断時のカッター刃の摩耗が少なくカッター刃の寿命をも
著しく延ばすことが出来るようにした写真感光材料の給
紙方法を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、反射支持体上に感光層を有するロ
ール状に巻かれた写真感光材料を走査露光方式により像
様露光した後現像処理することにより画像を形成するに
あたり、前記像様露光をするに先立ち前記ロール状に巻
かれた写真感光材料を所望の長さに切断する給紙方法に
おいて、前記支持体がボイド(空隙)を含む熱可塑性ポ
リマーから形成された反射支持体であることを特徴とす
る給紙方法を提供することによって達成される。
[発明の具体的構成] 本発明における写真感光材料に用いる基体はボイド(空
隙)を含む熱可塑性ポリマーからなるフィルムである。
本発明に好ましく用いられる熱可塑性ポリマーとしては
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等が挙げ
られる。
例えば微粒子の無機あるいは有機化合物(熱可塑性ポリ
マーの溶融温度より高いもの)を熱可塑性ポリマーに混
合し、熱可塑性ポリマーの融点以上の温度に加熱して混
和させ、次いでTダイ等によりシート状にスリットから
押出し、これを一軸又は二軸延伸することにより熱可塑
性ポリマー中にボイドを形成することが出来る。またこ
の延伸比を変えることによってボイドの含有比率を調節
することが出来る。ボイドの含有比率つまりボイド体積
/(熱可塑性ポリマー+充填剤)体積は10〜50%が
好ましく、さらに好ましくは15〜35%である。また
本発明における写真感光材料に用いる基体を構成する熱
可塑性ポリマー中に白色充填剤を含有せしめることによ
って更に反射性の高められた反射用支持体として利用で
きる。本発明に好ましく用いられる白色充填剤として
は、チタン白、ZnO、BaSO、アルミナ、タル
ク等が挙げられ、その含有量は熱可塑性ポリマーに対し
て30重量%以下、好ましくは20重量%以下が良い。
また、上記のボイドを含む熱可塑性ポリマーからなるフ
ィルムを2枚以上貼合することも基体としての剛度、不
透明度の点からより好ましいことである。
本発明の給紙方法はロール状に巻かれた写真感光材料を
所定の大きさのシート状に切断した後、画像露光する方
法に適用される。従ってロール状の写真感光材料は切断
された後、シート状態で移動しながら、画像露光及びこ
れに続く写真処理が施される。切断方法としては、例え
ばカッター刃が写真感光材料面上をその幅方向に移動し
つつ切断する方法、あるいは写真感光材料に対してカッ
ター刃が水平に降下して一度に切断する方法等、種々の
方法が挙げられるが、本発明はこれらあらゆる方法を含
有する。カッター刃の材質としては一般には炭素鋼が多
く用いられる。
また、本発明における露光方式としては静止全面同時露
光方式や光学的手段の走査移動に同期した写真感光材料
が移動しながらスリット露光を受けるようないわゆる走
査露光方式等が挙げられるが、特に走査露光方式におい
ては、露光前に切断することによる効果が発揮される。
つまり、一般的に切断されていないロール状写真感光材
料を複数のロール対で所定区間狭持搬送させる場合に
は、搬送中に写真感光材料に無理な張力が加わったり、
写真感光材料の搬送速度ムラが生じやすい。特に写真感
光材料が露光を受ける部分においてこのような事態が発
生すると画質に影響してしまう。しかし、露光前に切断
してしまうと、搬送中写真感光材料に無理な張力が加わ
らず、かつ写真感光材料の搬送速度にムラも生じない。
本発明に用いられる写真感光材料として以下にポジ型の
ハロゲン化銀カラー写真感光材料が挙げてあるが、もち
ろんこれに限定されるものではない。
ポジ型のハロゲン化銀カラー写真感光材料に用いられる
ハロゲン化銀乳剤としては、内部潜像型ハロゲン化銀乳
剤があり、これは例えば米国特許2,592,250号に記載さ
れている変換方法による所謂コンバージョン型ハロゲン
化銀乳剤、または米国特許3,206,316号、同3,317,322号
および同3,367,778号に記載れている内部化学増感され
たハロゲン化銀粒子を有するハロゲン化銀乳剤、または
米国特許3,271,157号、同3,447,927号および同3,531,29
1号に記載されている多価金属イオンを内蔵しているハ
ロゲン化銀粒子を有するハロゲン化銀乳剤、または米国
特許3,761,276号に記載されているドープ剤を含有する
ハロゲン化銀粒子の粒子表面を弱く化学増感したハロゲ
ン化銀乳剤、または特開昭50-8524号、同50-38525号お
よび同53-2408号に記載されている積層方法による所謂
コア・シェル型ハロゲン化銀乳剤、その他特開昭52-156
614号、同55-127549号及び同57-79940号に記載されてい
るハロゲン化銀乳剤などが挙げられる。
内部潜像型ハロゲン化銀は積層型粒子でつくられたもの
が特に好ましい。
このようなハロゲン化銀は通常の積層型ハロゲン化銀と
同様にして製造することができる。例えば特開昭50-852
4号、同50-38525号、同53-60222、同55-1524号および米
国特許3,206,313号等に記載される如く、塩化銀粒子を
形成後臭化物を加えて臭化銀粒子に変換し、更にハロゲ
ン化物を硝酸銀を加えて積層する方法或いは過剰ハロゲ
ンの少ない状態で沃臭化銀粒子を作り、更に塩化銀、臭
化銀を順次積層していく方法等が挙げられる。
内部潜像型ハロゲン化銀乳剤には各種の写真用添加剤を
加えることが出来る。例えば、本発明において使用し得
る光学増感剤としては、シアニン類、メロシアニン類、
三核または四核メロシアニン類、三核または四核シアニ
ン類、ストリル類、ホロボーラシアニン類、ヘミシアニ
ン類、オキソノール類およびヘミオキソノール類等が挙
げられる。
内部潜像型ハロゲン化銀乳剤は超色増感することができ
る。超色増感の方法については、例えば「超色増感の機
構の総説」レビュー オブ スーパーセンシタイゼーシ
ョン(Review ofSupersensitization)フォトグラフィッ
ク サイエンス アンド エンジニアリング (Photographic Science and Engineering)(PSE)V
ol.18,第4418頁(1974)に記載されている。
内部潜像型ハロゲン化銀乳剤には、カラー用とする場
合、色素形成カプラーを用いることが好ましい。
イエロー色素形成カプラーとしては、ベンゾイルアセト
アニリド型、ビバロイルアセトアニリド型、或いはカッ
プリング位の炭素原子がカップリング時に離脱すること
ができるいわゆるスプリットオフ基で置換されている2
当量型イエローカプラー等が有用である。
アゼンタ色素形成カプラーとしては、5−ピラゾロン
系、ピラゾロトリアゾール系、ピラゾリノベンゾイミダ
ゾール系、インダゾロン系、或いはスプリットオフ基を
有する2当量型マゼンタカプラーが有用である。
またシアン色素形成カプラーとしては、フェノール系、
ナフトール系、ピラゾキナゾロン系、或いはスプリット
オフ基を有する2当量型シアンカプラーが有用である。
これらの色素形成カプラーは任意に選択でき、又使用
法、使用量等については特に限定されない。
又、色素画像の短波長の活性光線による退色を防止する
ため紫外線吸収剤を用いることができ、例えばチアゾリ
ドン、ベンゾトリアゾール、アクリロニトリル、ベンゾ
フェノン系化合物等が挙げられ、特にチヌビンPS、同
120、同320、同326、同327、同328(いずれもチバガ
イギー社製)の単用もしくは併用が有利である。
上記内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材料には、目的に
応じて適当なゼラチン(酸化処理ゼラチンを含む)及び
その誘導体を含ませることができる。この好ましいゼラ
チン誘導体としては、例えば、アシル化ゼラチン、グア
ニジル化ゼラチン、カルバミル化ゼラチン、シアノエタ
ノール化ゼラチン、エステル化ゼラチン等が挙げられ
る。
また、内部潜像型ハロゲン化銀遮写真感光材料において
は、その親水性コロイド層に、ゼラチンの他にも、他の
親水性バインダーを含ませることができる。
この親水性バインダーは乳剤層あるいは中間層、保護
層、フィルター層、裏引層等の写真構成層に目的に応じ
て添加することができ、さらに上記親水性バインダーに
は目的に応じて適当な可塑剤、潤滑剤等を含有せしめる
ことができる。
また、内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材料の写真構成
層は、任意の適当な硬膜剤で硬化せしめることができ
る。これらの好ましい硬膜剤としては、クロム塩、ジル
コニウム塩、フォルムアルデヒドやムコハロゲン酸の如
きアルデヒド系、ハロトリアジン系、ポリエポキシ化合
物、エチレンイミン系、ビニルスルフォン系、アクリロ
イル系硬膜剤等が挙げられる。
また、内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材料は、前述の
基体上に乳剤層の他、必要に応じてフィルター層、中間
層、保護層、下引層、裏引層、ハレーション防止層等の
種々の写真構成層を塗設されて作製される。塗布方法と
しては、ディップ塗布、エアドクター塗布、エクストル
ージョン塗布、スライドホッパー塗布、カーテンフロー
塗布等を用いることが出来る。
内部潜像型ハロゲン化銀写真感光材料は画像露光後、全
面露光するか若しくはカブリ剤の存在下に現像処理する
ことによって直接ポジ画像を形成するが、該感光材料の
現像処理方法は任意の現像処理方法が採用され、好まし
くは表面現像処理方法である。この表面現像処理方法と
はハロゲン化銀溶剤を実質的に含まない現像液で処理す
ることを意味する。
[実施例] 以下本発明の実施例について詳述するが、本発明はこれ
らの態様に限定されない。
第1図は本発明に係る給紙方法が適用される画像露光装
置の一例を示す概略断面図である。
画像露光装置本体1は画像露光部3、給紙部11、搬送
部13、写真処理部24および乾燥部30から構成され
る。
画像露光部3は光源4、第1反射ミラー5、第2反射ミ
ラー6、第3反射ミラー7、レンズ8、第4反射ミラー
9及び第5反射ミラー10からなっている。光源4には
スリットが設けられ、特にその軸方向での配光ムラのな
いものが好ましく使用される。本実施例ではスリット幅
が10mmの棒状ハロゲンランプ(200W)が使用され、
光の射出面には配光ムラを無くすためのスリガラスが設
けられている。
透明な原稿台ガラス2上に載置された原画(図示せず)
は光源4によってスリット露光され、光源4の走査移動
とともに原画面からの反射光すなわち光源は第1反射ミ
ラー5、第2反射ミラー6、第3反射ミラー7、レンズ
8、第4反射ミラー9及び第5反射ミラー10を介し
て、露光口23より光源4の走査移動に同期して移動し
ている写真感光材料(以下単に写真感材と称する)12
上に順次露光される。本実施例で光源4の走査速度は6
0mm/秒である。このようにして写真感材12上に原画
を対応する光像が露光される。尚、第1反射ミラー5、
第2反射ミラー6及び第3反射ミラー7は光源4の走査
移動に伴って移動する。またレンズ8、第4反射ミラー
9及び第5反射ミラー10は露光時には静止している
が、変倍を行なう際には光学的距離を変えるために露光
に先立って変倍率に対応した所定位置に移動する。
一方、写真感材12はロール状に形成され、暗箱12′
内に収納されている。暗箱12′から引き出された写真
感材12は一連の圧接回転するローラ対14、14′乃
至21,21′によって搬送部13内を搬送される。と
ころで、今までロール状であった写真感材12は露光に
先立って搬送経路中に設けられた切断部材22によって
所望の大きさに切断される。従って切断された後は写真
感材12はシート状で搬送されることになる。切断部材
22は第2図および第3図に示す如く、カッター刃22
aおよび固定板22bからなる。固定板22bにはワイ
ヤ34が取り付けられており、さらにワイヤ34はプー
リー35および36間に張架されている。モータ37に
よりプーリー35を回転させるとワイヤ34が移動し、
このワイヤ34の移動にともなって固定板22bも移動
レール33に沿いながら移動する。これによって固定板
22bに取り付けられたカッター刃22aは写真感材1
2面上をその幅方向に移動しつつこれを切断する。なお
カツター刃22aの材質は炭素銅である。
また、切断部材22は作動させる具体的な方法として
は、本実施例ではA3、A4といった大きさに対応する
センサ(図示せず)が写真感材12の搬送経路中に設け
られており、予め操作者が選択キー(図示せず)によっ
て選択した大きさに対応するセンサ位置に写真感材12
が達した時にそのセンサが動作し、このセンサ信号によ
って切断部材22が作動するというものである。もちろ
んこの他にも種々の方法があり、これらに限定されるも
のではない。このようにしてシート状に切断された写真
感材12は、前述したように露光口23にて、光源4の
走査移動に同期して移動しながら原画の光像の露光を受
ける。
露光の完了した写真感材12は次に写真処理部24に送
られる。
写真処理部24では露光済みの写真感材12に写真処理
を施して原画に対応する露像を形成する。本実施例では
写真処理部24は4つの処理槽、すなわち現像処理槽2
5、漂白及び定着処理槽26及び安定化槽27、28か
ら構成されている。安定化槽27、28は2槽向流方式
である。また光源29は例えば写真感材12として内部
潜像型ハロゲン化銀写真感光材料を使用した場合に現像
処理時のカブリ露光を与えるためのものである。
露光済みの写真感材12は写真処理部24において、各
処理槽内で所定時間処理された後、乾燥部30へ送られ
て乾燥され、装置外へ排出される。
尚、図中31は廃液貯蔵部、32は補充液貯蔵部であ
る。
本実施例ではミラーは5枚構成となっているが、例えば
3枚や1枚構成とすることも可能で、このようにすれば
画像露光部3をさらに簡素化出来る。
以上の構成の画像露光装置にてカラーの原画の等倍複写
を行なったところ、露光ムラのない鮮明な複写画像が得
られた。本実施例で使用した写真感材12は、具体的に
は以下に示す方法により作成した内部潜像型の多層カラ
ー感光材料である。
表面処理(コロナ放電)の施されたポリエチレンラミネ
ート紙(厚さ200μ)、合成紙−1,2に下記に示す赤
感性乳剤層から保護層までの9層を同時多層塗布方式に
より塗布乾燥した。
合成紙−1 ポリエチレンMI=0.95 SG0.96 MP138℃ 60部 アイソスタチックポリプロピレン MI=1.0 MP165℃ 30部 タルク 8部 酸化チタン 2部 上記混合物を240℃に設定された押出機により加熱、混
練してTダイより押出し、冷却し厚さ1.0mmの無延伸シ
ートを得た。
このシートを145℃で縦方向に3倍、横方向4倍に2軸
延伸し冷却した。……シートA 更に無延伸シートフィルムを縦方向に4倍、横方向に6
倍に2軸延伸し冷却した。……シートB シートAの両側にシートBを対面させ両側にコロナ加工
し、145℃に加熱して圧着ラミネートし貼合し写真用基
体を得た。
厚さ 205μ ボイド含有率 35% 合成紙−2 ポリエチレン 20部 アイソスタチックポリプロピレン 65部 酸化チタン 4部 タルク 9部 ステアリン酸ナトリウム 2部 上記混合物を250℃に設定された押出機により、加熱混
練してTダイより押出し冷却し厚さ1.0mmの無延伸シー
トを得た。
このシートを150℃で縦3倍、横4倍に延伸し冷却し
た。……シートC 一方上記シートフィルムを縦4.5倍、横4倍に2軸延伸
した。……シートD シートCを芯としその両側にエチレン酢酸ビニルコーポ
リマーを極く薄く塗布し90℃に加熱し圧着ラミネート
し貼合し3層からなる合成紙−2を用意した。
厚さ 220μ ボイド含有率 28% 赤感光乳剤層(第1層) 2.0%不活性ゼラチン液を50℃に保ち、攪拌しながら
下記A液とB液を同時に加え3分間かけて注入した。1
0分下記C液を3分間かけて注入添加した。40分間熟
成後、沈澱水洗法により過剰塩を除去した後下記D液と
E液を加え、 AgCl95モル%、AgBr5モル%からなる塩臭化
銀を表面に積層させた。再度沈澱水洗法により過剰の水
溶性塩を除去し、ゼラチンを少量加えて分散させた。
その後このハロゲン化銀乳剤に増感色素[D−1]及び
増感色素[D−4]、ジブチルフタレートでプロテクト
分散された2,5−ジオクチルハイドロキノン及びシア
ンカプラー[C,C−1]を含む液、4−ヒドロキシ−
6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン、1
−フェニル−5−メルカプトテトラゾール、更にゼラチ
ン、塗布助剤[S−1]を適量加える。塗布銀量0.4g
/m2となるように塗布した。
第1中間層(第2層) ジオクチルフタレート中に分散された2,5−ジオクチ
ルハイドロキノン及び紫外線吸収剤チヌビン328(チバ
ガイギー社製9)、塗布助剤[S−1]を含むゼラチン
液を用意し、チヌビン328塗布量0.15g/mlとなるよう
に塗布した。
緑感光乳剤層(第3層) 赤感光乳剤と同様にしてハロゲン化銀粒子を作成した。
これに増感色素[D−2]、ジブチルフタレートでプロ
テクト分散された2,5−ジオクチルハイドロキノン及
びマゼンタカプラー[MC−1]を含む液、4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデ
ン、1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール、更に
ゼラチン、塗布助剤[S−2]を適量加える。塗布銀量
0.4g/m2となるように塗布した。
第2中間層(第4層) 第1中間層と同一処方でチヌビン328塗布量を0.2g/m2
とした。
イエローフィルター層(第5層) アルカリ性弱還元剤下で酸化してつくられた(中和後ヌ
ードル水洗法により弱還元剤を除去)イエローコロイド
銀及びジオクチルフタレートに分散された2,5−ジオ
クチルハイドロキノン液、塗布助剤[S−2]及び硬膜
剤[H−1](塗布直前に加える)を加えて、塗布銀量
0.15g/m2となるように塗布した。
第3中間層(第6層) 第1中間層と同一処方でチヌビン328塗布量0.15g/m2
となるように塗布した。
青感光乳剤層(第7層) 1.5%不活性ゼラチン液を60℃に保ち攪拌しながら下
記のA液とB液を同時に加え15分間かけて注入した。
15分後下記C液を2分間かけて注入し、1分後ハイポ
を3mg/Ag相当加え、更に40分間熟成した。なお、
サンプリングして組成分析したところAgCl4モル
%、AgBr96モル%、AgI2モル%からなる塩臭
沃化銀であった。
沈澱水洗法により過剰塩を除去した後下記D液及びE液
を加えてAgCl97モル%、AgBr3モル%の表面
層を積層させた後に再度沈澱水洗法により過剰塩を除去
して分散用ゼラチンを加えた。
このハロゲン化銀乳剤に増感色素[D−3]、ジオクチ
ルフタレートで分散されたイエローカプラー[YC−
1]を含む液、2−メルカプトベンゾチアゾール、4−
ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザ
インデン、ゼラチン、塗布助剤[S−3]及び硬膜剤
[H−2](塗布直前に添加)を含む液を用い、塗布銀
量0.5g/m2となるように塗布した。
第4中間層(第8層) 第1中間層と同じでチヌビン328塗布量0.3g/m2となる
ように塗布した。但し塗布直前に硬膜剤[H−2]を加
えた。
保護層(第9層) コロイダルシリカ、塗布助剤[S−3]、硬膜剤[H−
2]及び[H−3](塗布直前に添加)を含むゼラチン
液を用い、ゼラチン塗布量1.0g/m2となるように塗布
した。
シアンカプラー〔CC−1〕 マゼンタカプラー〔MC−1〕 イエローカプラー〔YC−1〕 増感色素〔D−1〕 増感色素〔D−2〕 増感色素〔D−3〕 増感色素〔D−4〕 塗布助剤〔S−1〕 塗布助剤〔S−2〕 塗布助剤〔S−3〕 硬膜剤〔H−1〕 硬膜剤〔H−2〕 硬膜剤〔H−3〕 また本実施例における具体的な写真処理条件は下記の通
りである。
処理液組成 (発色現像液) ベンジルアルコール 10ml エチレングリコール 15ml 亜硫酸カリウム 2.0g 臭化カリウム 1.5g 塩化ナトリウム 0.2g 炭酸カリウム 30.0g ヒドロキシルアミン硫酸塩 3.0g ポリリン酸(TPPS) 2.5g 3−メチル−4−アミノ−N−エチル −N−(β−メタンスルホンアミド エチル)−アニリン硫酸塩 5.5g 蛍光増白剤(4,4′−ジアミノ スチルベンズスルホン酸誘導体) 1.0g 水酸化カリウム 2.0g 水を加えて全量を1とし、pH10.20に調整する。
(漂白定着液) エチレンジアミンテトラ酢酸第2鉄 アンモニウム2水塩 60g エチレンジアミンテトラ酢酸 3g チオ硫酸アンモニウム(70%溶液)100ml 亜硫酸アンモニウム(40%溶液)27.5ml 炭酸カリウムまたは氷酢酸でpH7.1に調整し水を加えて
全量を1とする。
(安定化液) 5−クロロ−2−メチル−4− イソチアゾリン−3−オン 1.0g エチレングリコール 10g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1′ −ジホスホン酸 2.5g 塩化ビスマス 0.2g 塩化マグネシウム 0.1g 水酸化アンモニウム(28%水溶液)2.0g ニトリロトリ酢酸ナトリウム 1.0g 水を加えて全量を1とし、水酸化アンモニウムまたは
硫酸でpH7.0に調整する。
なお安定化処理は前述のように2槽構成の向流方式にし
た。
ポリエチレンラミネート紙上に塗布された写真感光材料
を試料−3(比較)、合成紙−1、合成紙−2に塗布さ
れた写真感光材料をそれぞれ試料−1、試料−2(以上
本発明)として用意し、カッター刃22aによる切断耐
久性試験を行なった。
結果を第1表に示す。
第1表の結果から、本発明に係る給紙方法によれば紙粉
による影故障の発生が非常に少なく、しかもカッター刃
22aの摩耗が少ないことがわかる。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明の給紙方法は紙粉に
起因する露光影による故障の発生が少なく、長期に亘っ
て高品質の画像が得られ、しかも切断時のカッター刃の
摩耗が少なくカッター刃の寿命をも著しく延ばすことが
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る給紙方法が適用される画像露光装
置の一例を示す概略断面図、第2図及び第3図はそれぞ
れ切断部材の断面図及び正面図である。 1……画像露光装置本体、3……画像露光部、 11……給紙部、12……写真感材、13……搬送部、 22……切断部材、24……写真処理部、 30……乾燥部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射支持体上に感光層を有するロール状に
    巻かれた写真感光材料を走査露光方式により像様露光し
    た後現像処理することにより画像を形成するにあたり、
    前記像様露光をするに先立ち前記ロール状に巻かれた写
    真感光材料を所望の長さに切断する給紙方法において、
    前記支持体がボイド(空隙)を含む熱可塑性ポリマーか
    ら形成された反射支持体であることを特徴とする給紙方
    法。
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