JPH0641969U - アーク溶接機 - Google Patents

アーク溶接機

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JPH0641969U JP8864492U JP8864492U JPH0641969U JP H0641969 U JPH0641969 U JP H0641969U JP 8864492 U JP8864492 U JP 8864492U JP 8864492 U JP8864492 U JP 8864492U JP H0641969 U JPH0641969 U JP H0641969U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交流電流を整流して直流とし、その出力をイ
ンバータ回路により高周波交流とし変圧器により適宜変
圧しした後に整流回路にて直流とする方式のアーク溶接
機の改良に関する。 【構成】 出力電流設定器の設定値Irと出力電流検出
器の出力Ifとから差信号ΔI=If−Irを得る誤差
増幅器と、信号IfがIf>0の期間およびIf>0か
らIf=0になる立下り時から一定時間の間出力信号を
発する時限回路と、誤差増幅器の出力に応じてインバー
タ回路のスイッチングパルス幅を制御するデッドタイム
コントロール端子付PWM制御回路と、高低2種類のデ
ッドタイムコントロール信号発生回路と、時限回路の出
力信号により出力電流通電中および出力電流通電終了か
ら一定時間の間はデッドタイムを最小幅とし時限回路の
時限終了後はデッドタイムを大きくしてインバータ回路
の出力電圧を低下させるデッドタイムコントロール信号
切替回路とを備えたことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、商用周波の交流電源を一旦整流して直流とした後にインバータ回路 によって商用周波よりも高い周波数の交流に変換し、変圧器によってアーク溶接 に適した電圧に変圧した後に再度整流する方式のアーク溶接機の改良に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
一般にアーク溶接機においては、アークスタートを円滑に行うためには出力電 圧を高くしておく必要があるが、変圧器にて出力電圧をアーク溶接に適した値に 変圧する方式のものにおいては、高い出力電圧を得るようにしておくと、無負荷 時の励磁電流が大となって無負荷損が増大し、かつ変圧器の温度上昇も高くなる 。そこで従来は、溶接電流が流れるまでは低い出力電圧となるように低電圧制御 を行い、溶接電流が流れ始めた後は設定電流に応じた定電流制御を行うものが提 案されていた。
【0003】 図1にこの方式の従来装置の例を接続図にて示す。同図において、1は商用交 流電源、2は商用交流電源1の出力を整流して直流とする第1の整流回路であり 、内部に平滑回路を含む。3は第1の整流回路2の出力を20KHz〜60KH z程度の高周波に変換するインバータ回路、4はインバータ回路5の出力を溶接 に適した電圧に変圧する変圧器、5は変圧器4の出力を再び直流に変換する第2 の整流回路、6は出力平滑用の直流リアクトル、7は溶接電極であり、例えば溶 接トーチや被覆アーク溶接棒などである。8は被溶接物、9は出力電流検出器、 10は出力電流有無判別回路、11はフィードバック信号切替回路、12は出力 設定信号切替回路、13は変圧器4に設けられた補助巻線からなる出力電圧検出 回路、14はインバータ回路3のスイッチング素子の導通時間率を入力信号に応 じて定めるパルス幅変調回路(以後PWM制御回路という)、15は無負荷電圧 設定回路、16は出力電流設定回路、17はPWM制御回路の14の出力を入力 としインバータ回路3のスイッチング素子を導通させる駆動信号を出力するスイ ッチング素子駆動回路である。
【0004】 同図において、出力電流検出回路9が電流を検出して出力信号IfがIf>0 となるまでは、出力電流有無判別回路10の出力s1 はローレベル(以下Lとい う)であり、フィードバック信号切替回路11は(a)側にあり、出力電圧検出 回路13の出力Vfがフィードバック信号s2 として出力される。またこのとき 、出力設定信号切替回路12も(a)側にあって無負荷電圧設定回路15の出力 信号Erが設定信号s3 として出力される。この信号s3 (s3 =Er)はPW M制御回路14にてフィードバック信号s2 (s2 =Vf)と比較されて差信号 Δs=Vf−Erが算出され、この差信号に応じた時間幅のパルス信号がスイッ チング素子駆動回路17に出力されてインバータ回路3を構成するスイッチング 素子を導通制御する。この結果、溶接電流が流れていない間はインバータ回路3 はその出力電圧が無負荷電圧設定回路15の設定値に対応した値になるように定 電圧制御される。
【0005】 次にこの状態で電極7と被溶接物8とを接触させると、両者間は短絡状態とな って短絡電流が流れる。この短絡電流によって出力電流検出器9の出力信号If は正(If>0)となり、出力電流有無判別回路10の出力信号s1 はLからハ イレベル(以下Hという)に反転する。このH信号によってフィードバック信号 切替回路11および出力設定信号切替回路12はともに(b)側に切替わって出 力電流設定回路の出力信号Irと出力電流検出器9の出力信号Ifとが信号s3 およびs2 としてPWM制御回路14に供給される。PWM制御回路14におい てはこの両入力信号s2 (s2 =If)とs3 (s3 =Ir)との差信号Δs= If−Irに応じた時間幅のパルス信号が出力されてスイッチング素子駆動回路 17を経てインバータ回路3のスイッチング素子を導通制御する。この結果、イ ンバータ回路3は出力電流設定回路16の設定値に対応した値に出力電流を保つ ように定電流制御される。この結果、無負荷時には無負荷電圧設定回路15の出 力Erに応じた低い出力電圧となって変圧器4の励磁電流を抑制し、溶接電流が 流れている間は設定された電流が得られるように動作することになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来装置においては、無負荷電圧設定回路15の設定値Vrを低く設定し ておけば無負荷時の出力電圧を低い値に制限するので変圧器の無負荷損を低減す ることができ、温度上昇も低く抑えることができる。しかし、電圧検出回路13 、無負荷電圧設定回路15および設定信号切替回路12を余分に設ける必要があ る。さらに無負荷時の定電圧制御と溶接時の定電流制御とを電流検出器9の出力 の有無によってのみ行っているのでアーク起動時の無負荷電圧が低い値に抑制さ れたままとなって極めてスタートが難しくなるものであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案においては、インバータ回路を構成する半導体スイッチング素子の導通 を制御するPWM制御回路として出力パルス幅に強制的にOFF期間を設けるデ ッドタイムコントロール端子を有するPWM制御回路を用い、無負荷時にはこの デッドタイムコントロール端子に対する信号を大としてOFF期間を強制的に広 くして電流フィードバック信号と出力電流設定信号との差信号の大きさにかかわ らず出力電圧(の平均値)を低下させ、かつこのデッドタイムコントロール信号 の切替えを出力電流検出器の出力によってトリガーされる時限回路によって出力 電流の検出信号によって小として最大パルス幅を大きくしかつ出力電流の検出信 号が消滅した後も一定時間小のままとして出力電圧を高い値に維持するようにし て上記従来装置の問題点を解決したものである。
【0008】
【実施例】
図2に本考案の実施例を示す。同図において18は時限回路であり、出力電流 有無判別回路10の出力s1 が出力電流If=0からIf>0となってHになっ たときに出力信号s4 がHとなり、出力電流Ifが消滅して信号s1 がHからL になったときから一定の設定時間後に出力信号s4 がHからLに復帰する瞬時動 作限時復帰の動作を行う回路を用いる。この時限回路としては、例えば図中に示 すように入力信号の立下りでトリガーされて一定時間の間H信号を出力するモノ マルチバイブレータMM1とこのモノマルチバイブレータMM1の出力と信号s 1 とを入力とするオア回路OR1とによって構成することができる。19は時限 回路18の出力信号s4 を入力として入力信号がHのときに低い電圧を出力し、 入力信号がLのときに比較的高い電圧を出力するデッドタイムコントロール信号 切替回路であり、例えば図中に示すように直流電源Esとこの直流電源Esの出 力電圧を分圧する抵抗器R1 ,R2 ,R3 および抵抗器R2 の端子間を時限回路 18の出力信号s4 がHのときに短絡するアナログスイッチAN1とからなり、 抵抗器R1 とR2 との接続点から出力信号s5 を取り出す回路を用いることがで きる。20はPWM制御回路であり、出力電流設定回路16の出力信号Irと出 力電流検出器9の出力信号Ifとを入力として両信号の差ΔI=If−Irに応 じたパルス幅のパルス信号を生成するとともに、デッドタイムコントロール端子 DTCに入力される信号s5 の大きさに応じて定まるOFF時間によって定まる 最大パルス幅とのいずれか狭い方のパルスs6 をスイッチング素子駆動回路17 に出力する。このPWM制御回路としては、パルス幅制御方式のためのスイッチ ングレギュレータ用制御回路として市販されているIC(集積回路)が多くある 。(例えば、日本電気(株)製μPC494)同図のその他の部分は図1の従来 装置と同機能のものに同符号を付して説明の重複を避ける。
【0009】 図3は図2の装置の動作を説明するために各部の波形を模式的に示した線図で ある。同図において、(a)は電極7と被溶接物8との接触短絡状況、(b)は 出力電流有無判別回路10の出力信号s1 、(c)は時限回路18の出力信号s 4 、(d)はデッドタイムコントロール信号切替回路19の出力信号s5 、(e )はPWM制御回路20の出力信号s6 、(f)は出力電圧ea 、(g)は出力 電流ia 即ち出力電流検出器9の出力信号Ifの各変化を時間の経過とともに示 してある。
【0010】 図2の装置の動作を図3の線図とともに説明する。図3(a)に示すようにア ーク起動前であって電極7を被溶接物8に接触させる時刻t1 までは出力電流は 流れないから出力電流有無判別回路10の出力信号s1 はLであり、時限回路1 8は動作せずその出力信号s4 もLである。それ故、デッドタイムコントロール 信号切替回路19は大なる信号(高い電圧の信号)s5 を出力している。一方、 出力電流検出回路9の出力信号Ifは零であり、出力電流設定回路16の設定値 Irに対しては低すぎる値となっており、差信号(If−Ir)が過大となるた めにPWM制御回路20は最大パルス幅の出力を発生する条件が整っている。し かし、前述のようにデッドタイムコントロール端子DTCに入力される信号s5 は高い値であるので結局、PWM制御回路20はこのデッドタイムコントロール 端子に供給される高い電圧によって定まる休止時間率(OFF時間率)の大きな パルスを出力信号s6 として出力することになり、導通時間率が低いパルスを発 生するようになる。それ故、このときは狭いONパルス時間の信号s6 によって インバータ回路3が駆動されることになり、このために出力電圧の平均値は低い 値となる。
【0011】 次に電極8を被溶接物9に接触させると、両者の短絡部を通じて短絡電流が流 れ、この電流Iaが出力電流検出器9によって検出されてフィードバック信号I f(≠0)となる。この検出信号If>0によって出力電流有無判別回路10の 出力信号s1 はHとなり、これによって時限回路18の出力信号s4 もHとなる 。この結果デッドタイムコントロール信号切替回路19の出力信号s5 はアナロ グスイッチAN1が閉じるために低い値(小)となり、PWM制御回路20のデ ッドタイムを必要最小限の値に狭くして、最大パルス幅の制限を解除して広いO Nパルス幅の出力を可能とする。一方、出力電流検出回路9の出力信号IfはP WM制御回路20にて出力電流設定回路16の設定値Irと比較されて、差信号 (If−Ir)に応じた時間幅のパルス列s6 が生成されてスイッチング素子駆 動回路17を経てインバータ回路3が駆動され、出力電流が設定値Irに等しく なるように定電流制御される。この状態で電極7を被溶接物8から引きあげると 両者の間の接触が解消した瞬間にアークが発生して溶接が開始される。
【0012】 次に時刻t=t2 (またはt5)において電極7を被溶接物8から大きく引離 してアークを遮断すると、出力電流Iaは零となり出力電流検出信号Ifも零( If=0)になるが、この信号Ifの立下り、即ち出力電流有無判別回路の出力 信号s1 の立下りから一定時間td の間は時限回路18の出力信号s4 はHの状 態に保たれるから、デッドタイムコントロール信号切替回路19の出力信号s5 は引続いて低い値に保たれる。一方、アークの遮断により出力電流検出信号If は零になるからPWM制御回路20は入力信号の差(If−Ir)が大となるた めに最大パルス幅の出力パルス列s6 を発生することになり、これによって駆動 されるインバータ回路3の出力電圧は最大出力となる(時刻t=t2 ないしt4 の間、またはt4 ないしt6 の間)。
【0013】 この状態が続いている間(時刻td の間、例えば図3の時刻t=t4 )に電極 7と被溶接物8との接触が発生すると、高い出力電圧によって容易にアークが発 生することになる。またこのtd の時間中に時刻t=t5 とt6 との間のように 電極7と被溶接物8との接触が発生しないと、時限回路18の時限終了により時 刻t=t6 に示すように出力信号s4 がLとなり、デッドタイムコントロール信 号切替回路19の出力電圧が再び高い値となってPWM制御回路20の出力パル スs6 のOFF期間を強制的に長くし、インバータ回路3の平均出力電圧は低い 値に戻ることになる。それ故、この時限回路18の設定時限を作業態様に応じて 適値に選定すればよい。例えば定まった作業を行う自動溶接に用いる場合には数 分間程度の比較的長い時間に設定し、作業者がトーチを操作する半自動溶接や被 覆アーク溶接棒を用いる手溶接に用いる場合には溶接と休止、再スタートとがラ ンダムにくりかえされるので数10秒ないし1分程度の比較的短かい時間に設定 するなどである。
【0014】 次にデッドタイムコントロール機能について説明する。デッドタイムコントロ ールは一般的なインバータ制御用PWM制御回路を構成した集積回路に設けられ ている機能であるが、その回路構成を概念的に示すと図4のようになる。図4に おいてDef1は誤差増幅器、Comp1,Comp2は比較器、OSCは鋸歯 状波発振器、AND1はアンド回路である。またa1 ,a2 は入力端子、DTC はデッドタイムコントロール信号入力端子、oは出力端子である。図5は図4の PWM制御回路の動作を説明するための各部の波形を示す線図であり、(a)は 発振器OSCの出力信号s7 、出力電流設定信号Irと出力電流検出信号Ifと の差信号(誤差増幅器Def1の出力信号ΔI)、およびデッドタイムコントロ ール信号切替回路19の出力信号s5 との関係を示し、(b)は誤差信号ΔIと 発振器OSCの出力信号s7 とを比較し、s7 >ΔIのときH信号を出力する比 較器Comp1の出力s8 、(c)はDTC端子入力信号s5 と発振器OSCの 出力信号s7 とを比較し、s7 >s5 のときにH信号を出力する比較器Comp 2の出力信号s9 、(d)は信号s8 とs9 とがともにHとなったときにH信号 を出力するアンド回路AND1の出力、即ちPWM制御回路20の出力s6 をそ れぞれ時間の経過とともに示してある。
【0015】 図4および図5において誤差信号ΔI=If−Irは発振器OSCの出力信号 s7 と比較されてs7 >ΔIの期間Hとなる信号s8 となる。またDTC端子に 供給されるデッドタイムコントロール信号切替回路19の出力信号s5 は発振器 OSCの出力信号s7 と比較されてs7 >s5 の期間Hとなる信号s9 となる。 信号s8 とs9 とはアンド回路AND1に供給されて、両信号がともにHの期間 Hとなる信号がPWM制御信号s6 として出力される。 ここで図5のようにDTC端子に供給される信号s5 が低い値であるときには 、信号s9 がHとなる期間は広く、このために信号s6 はほとんどDTC端子へ の入力信号に影響を受けず誤差信号ΔIによって定まることになる。(通常溶接 時および時限回路18の設定時限td の間)
【0016】 次に図6は図4の回路においてDTC端子への入力信号s5 が高い値であると きの様子を図5と同様に示した線図であり、同図の場合は信号s5 が高い値であ るために信号s9 のHとなる期間が狭く、このために信号s8 とs9 とがともに Hとなる期間に相当する信号s6 は誤差信号ΔIの大きさにかかわらず信号s9 によって制限された狭いパルス幅の信号となる。それ故図6の場合は、図2の装 置において溶接開始前およびアーク遮断後時限回路18の設定時限経過後に相当 し、図3の時刻t=t1 以前およびt=t6 以後に相当する。 なお図4は、デッドタイムコントロール機能付PWM制御回路をその機能を説 明するために概念的に示した接続図であり実際の集積回路の中味を正確に示した ものではない。
【0017】 本考案は図2の実施例にのみ適用できるものではなく、第2の整流回路の次に ブリッジ接続されたスイッチング素子を接続してこのスイッチング素子を適宜O N−OFFすることによって正、逆、または交流の出力を得るようにした極性切 替回路を設けて交直両用としてもよく、また第2の整流回路5の出力として正、 零、負の3出力を得るものとし、各正、負出力端子に直列にスイッチング素子を それぞれ接続した極性切替回路を設けて同様に交直両用としたものでもよい。
【0018】 図7は、交直両用としたときの実施例を示す接続図であり、第2の整流回路以 降のみを示している。同図において21は極性切替回路であり、ブリッジ接続さ れたスイッチング素子Q1 ないしQ4 およびこれらのスイッチング素子のうちQ 1 とQ4 およびQ2 とQ3 とをそれぞれ1組として同時にかつ各組を適宜の順序 でON−OFF制御する極性切替制御回路21aから構成されている。同図にお いて、スイッチング素子Q1 とQ4 とを導通させると電極7がプラスとなる極性 の直流出力が得られ、スイッチング素子Q2 とQ3 とを導通させると電極7がマ イナスとなる極性の直流出力が得られる。またスイッチング素子Q1 とQ4 およ びスイッチング素子Q2 とQ3 との各組を交互に切替えることにより交流出力が 得られる。
【0019】 図8は極性切替回路を設けた別の例を示す接続図であり、変圧器4以降を示し ている。同図において、変圧器4は2次巻線にセンタータップを有しており第2 の整流回路5は変圧器4のセンタータップを有する2次巻線の各出力を両波整流 するダイオードD1 ないしD4 から構成されており、正、零および負の各出力を 得ている。極性切替回路21は第2の整流回路5の正、負出力端子にそれぞれ直 列接続され、他端が共通接続されたスイッチング素子Q5 およびQ6 とこれらの スイッチング素子Q5 ,Q6 を適宜ON−OFF制御する極性切替制御回路21 bから構成されている。同図においてスイッチング素子Q5 またはQ6 をON− OFFすることにより正、逆および交流の各極性の出力が得られるのは図7の装 置と同様である。
【0020】 なお上記各実施例において、インバータ回路および極性切替回路を構成するス イッチング素子としては、スイッチングトランジスタやGTOのような自己消弧 形のスイッチング素子やサイリスタのような自己消弧性のないスイッチング素子 を適当な消弧回路とともに用いるものが使用できる。
【0021】
【考案の効果】
本考案は、上記の通りであるので、溶接休止時間が長い間は出力電圧が低くな り無負荷損を低減でき温度上昇を低く抑えることができる。また、一旦溶接アー クを発生させると、短時間の溶接休止では出力電圧は高い値に保たれるのでアー クの再起動が容易となり、作業性が著しく改善されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の装置の例を示す接続図。
【図2】本考案の実施例を示す接続図。
【図3】図2の装置の動作を説明するための線図。
【図4】本考案に用いるデッドタイムコントロール機能
を有するPWM制御回路の概念を示す接続図。
【図5】図4のPWM制御回路の溶接中の動作を説明す
るための線図。
【図6】図4のPWM制御回路の溶接休止中の動作を説
明するための線図。
【図7】本考案の別の実施例の第2の整流回路以降を示
す接続図。
【図8】本考案のさらに別の実施例の変圧器以降を示す
接続図。
【符号の説明】
2 第1の整流回路 3 インバータ回路 4 変圧器 5 第2の整流回路 6 リアクトル 7 電極 8 被溶接物 9 出力電流検出器 10 出力電流有無判別回路 16 出力電流設定回路 17 インバータ駆動回路 18 時限回路 19 デッドタイムコントロール信号切替回路 20 PWM制御回路 21 極性切替回路 21a,21b 極性切替制御回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電流を整流して直流とする第1の整
    流回路と前記第1の整流回路の出力を高周波交流に変換
    するインバータ回路と前記インバータ回路の出力をアー
    ク溶接に適した電圧に変換する変圧器と前記変圧器の出
    力を整流して直流とする第2の整流回路とを有するアー
    ク溶接機において、出力電流設定器と、出力電流検出器
    と、前記出力電流設定器の設定値Irと前記出力電流検
    出器の出力Ifとを入力とし差信号ΔI=If−Irを
    得る誤差増幅器と、前記出力電流検出器の出力信号If
    を入力としIf>0の期間およびIf>0からIf=0
    になる立下り時から一定時間の間出力信号を発する時限
    回路と、前記誤差増幅器の出力を入力として前記インバ
    ータ回路のスイッチングパルス幅を制御するデッドタイ
    ムコントロール端子付PWM制御回路と、前記PWM制
    御回路の出力パルス幅の最大値を制限するための高低2
    種類のデッドタイムコントロール信号発生回路と、前記
    時限回路の出力信号に応じて出力電流通電中および出力
    電流通電終了から一定時間の間は前記PWM制御回路の
    デッドタイムを最小幅とし前記時限回路の時限終了後は
    前記デッドタイムを大きくして前記インバータ回路の出
    力電圧を低下させるデッドタイムコントロール信号切替
    回路とを備えたアーク溶接機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアーク溶接機におい
    て、前記第2の整流回路の出力を正極性出力、逆極性出
    力および正逆両極性を交互に切替えて交流出力とする極
    性切替回路を備えて交直両用としたアーク溶接機。
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