JPH0331500Y2 - - Google Patents

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JPH0331500Y2
JPH0331500Y2 JP17641684U JP17641684U JPH0331500Y2 JP H0331500 Y2 JPH0331500 Y2 JP H0331500Y2 JP 17641684 U JP17641684 U JP 17641684U JP 17641684 U JP17641684 U JP 17641684U JP H0331500 Y2 JPH0331500 Y2 JP H0331500Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 技術分野 この考案は、アーク溶接機用電源装置の溶接負
荷へ供給する電流の制御回路に関する。
(b) 従来技術とその欠点 従来の交流アーク溶接機では交流の商用電源を
直接変圧、開閉制御等を行つて、低周波の矩形波
を得るようにしていた。しかし、この方式では商
用電源等の入力を変圧するためのトランス、変圧
後の波形を矩形波に整形するためのリアクトルは
低周波用の大きなものが必要であつた。また、ト
ランスの2次側の電流を一定に保つための制御を
1次側で行う場合、リアクトル等が大型化するた
めに応答性が非常に悪くなる問題があつた。
これらの問題点を解決するため、本出願人は、
商用電源を一旦高周波に変換したのち、変圧と矩
形波への整形を行うアーク溶接機用電源装置を特
願昭58−126399号にて提案した。この出願に係る
アーク溶接機用電源装置の回路図を第3図に示
す。この回路では三相交流を整流回路9及び平滑
コンデンサ10で直流化したのちスイツチングト
ランジスタ11,12及び出力制御回路13で高
周波スイツチング(3〜25KHz)を行つて電源入
力を高周波に変換している。この高周波出力をト
ランス2で数十〜百数十Vに変圧し、整流器1
4,15、平滑リアクトル16、平滑コンデンサ
17で再び直流に変換している。この回路であれ
ば、変圧、2度目の整流は高周波電流について行
うため変圧器もリアクトルも高周波用のものでよ
く、小型化、低価格化を実現することができ、電
流検知器23の検出値に基づく出力制御回路13
の電流制御も速い応答速度で且つ精度よく行うこ
とができる。また、高周波からの整流はリプルが
少なく正確に行われるため、波形の整形も、スイ
ツチングトランジスタ18,19,20,21及
び低周波制御回路22によつて反転スイツチング
を行えば、精度のよい矩形波を得ることができ、
スイツチングトランジスタ18,21又は19,
20のオン状態を保持すれば溶接電極7、母材8
に直流を供給することもできる。なお、24は
TIG溶接等を行うときの動作開始時のアーク点弧
を容易にするための高周波発振器、22aは低周
波スイツチング速度を可変するボリユーム、13
aは高周波スイツチング速度を変えて出力を可変
するボリユームである。
しかしながら、上記のアーク溶接機用電源装置
では、例えばアルミニウム材をTIG溶接する場
合、トーチ側の電流の大きさは負の半波の方が正
の半波の場合より大きくなつて整流作用が生じ、
また、トーチ側が正のとき(逆極性)にアークの
安定が悪くなつて失弧することがあつた。
(c) 考案の目的 この考案は上記欠点を解決し、出力の矩形波の
周波数、デユーテイー比及び負荷電流を任意に設
定出来るアーク溶接機用電源装置を提供すること
を目的とする。
(d) 考案の構成 低周波制御回路に対して、第1,第2のスイツ
チ(スイツチングトランジスタ18〜21)をオ
ン/オフする周波数を設定する周波数設定器と、
前記第1,第2のスイツチのオン時間の比である
デユーテイー比を設定するデユーテイー比設定器
とを設けるとともに、 前記第1のスイツチオン時における溶接電流を
決定する第1の基準値を設定する第1の電流設定
器と、前記第2のスイツチオン時における溶接電
流を決定する第2の基準値を設定する第2の電流
設定器と、 前記第1のスイツチオン時には前記第1の基準
値を、前記第2のスイツチオン時には前記第2の
基準値を出力制御回路に入力する電流設定器と、 を備えたことを特徴とする。
(e) 実施例 以下、図面を参照してこの考案の実施例を説明
する。
第1図はこの考案の実施例であるアーク溶接機
用電源装置の回路図である。この実施例の構成に
おいて、第3図に示した回路構成と異なる点は、
低周波制御回路に負荷電流である矩形波の低周波
の周波数を設定する周波数設定器22a、矩形波
の正極、逆極の比率を設定するデユーテイー比設
定器22bを備えた点、矩形波の正極性時、逆極
性時の電流の大きさに対応する基準値を設定する
電流設定器25a,25bを備えた電流設定回路
25を装備した点である。
第2図Aは上記実施例の負荷電流出力波形を示
す図である。この矩形波の周期T1は周波数設定
器22aを操作して設定される。T2とT3との
比率はデユーテイー比設定器22bを操作して設
定される。これらの設定によつて、低周波制御回
路22はT2の時間だけトランジスタ19,20
をオンし、T3の時間だけトランジスタ18,2
1をオンするように制御する。この制御信号は電
流設定回路25にも出力されている。
電流設定回路25は電流設定器25a,25b
の操作によつて、正極性電流Is、逆極性電流Irに
対応する基準値(基準電圧)を設定する。この設
定値は誤差増幅回路26に出力されるが、低周波
制御回路22から入力される波形の制御信号に基
づいて、正極性の時間にはIsに対応する基準電圧
を、逆極性の時間にはIrに対応する基準電圧を出
力する。誤差増幅回路26は電流検知器23の検
出値と基準電圧との誤差を増幅して変換回路駆動
部13に出力する。変換回路駆動部13は出力電
流が過大なときは変換周波数を下げて出力電流を
降下させ、出力電流が過小のときは変換周波数を
上げて出力電流を上昇させる。同図Bは他の電流
制御を行つたときの負荷電流波形である。また、
電流検知器に代えて電圧を検知する素子を接続し
それに基づいて出力を制御すれば定電圧制御も可
能である。
以上の構成のアーク溶接機用電源装置を用いれ
ば、出力する矩形波の周波数、デユーテイー比、
各半波毎の負荷電流をそれぞれ任意に設定するこ
とが出来るため、TIG溶接を行う場合等に溶接面
のクリーニングのための逆極性アーク、実際の溶
接動作の正極性アークの比率を任意に設定するこ
とが出来、またそれぞれの半波時に流れる電流も
任意に設定することができるため、溶接部欠損の
少ない信頼性の高い溶接を行うことが出来るとと
もに、直流励磁によるトランス等の破損も防ぐこ
とができる。
(f) 考案の効果 このようにこの考案によれば、負荷電流の矩形
波の周波数、デユーテイー比、半波毎の負荷電流
をそれぞれ任意に設定する周波数設定手段、デユ
ーテイー比設定手段、電流設定手段を設けその設
定と電流検知器の検出値に基づいて負荷電流の波
形、電流を制御するようにしたため、溶接の種類
に応じた波形設定を行うことが出来、その場合に
正極性部分と逆極性部分とのアンバランスを除去
できる波形に設定すれば不平衡交流の直流分によ
る励滋の発生を防ぎ、装置各部の破損を未然に防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例であるアーク溶接機
用電源装置の回路図、第2図A,Bは上記実施例
の負荷電流の出力波形を示す図、第3図は従来の
アーク溶接機用電源装置の回路図である。 22a……周波数設定器、22b……デユーテ
イー比設定器、25……電流設定回路、25a,
25b……電流設定器、26……誤差増幅器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 交流電源の入力を整流したのち、高周波に変換
    する高周波変換回路と、 この高周波変換回路で周波数変換された高周波
    出力をトランスを介して整流後、母材に正電圧、
    溶接電極に負電圧を印加する第1のスイツチと、
    母材に負電圧、溶接電極に正電圧を印加する第2
    のスイツチと、前記第1のスイツチおよび第2の
    スイツチを低周波の周期でオン/オフする低周波
    制御回路と、 前記高周波変換回路の発振周波数を上下するこ
    とにより溶接電流を調整する出力制御回路と、 を有するアーク溶接機用電源装置において、 前記低周波制御回路に対して、前記第1,第2
    のスイツチをオン/オフする周波数を設定する周
    波数設定器と、前記第1,第2のスイツチのオン
    時間の比であるデユーテイー比を設定するデユー
    テイー比設定器とを設けるとともに、 前記第1のスイツチオン時における溶接電流を
    決定する第1の基準値を設定する第の電流設定器
    と、前記第2のスイツチオン時における溶接電流
    を決定する第2の基準値を設定する第2の電流設
    定器と、 前記第1のスイツチオン時には前記第1の基準
    値を、前記第2のスイツチオン時には前記第2の
    基準値を前記出力制御回路に入力する電流設定器
    と、 を備えたことを特徴とするアーク溶接機用電源装
    置。
JP17641684U 1984-11-19 1984-11-19 Expired JPH0331500Y2 (ja)

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JPS6192463U JPS6192463U (ja) 1986-06-14
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JPH0761543B2 (ja) * 1986-10-14 1995-07-05 株式会社ダイヘン 交流ア−ク溶接電源
JP2503448B2 (ja) * 1986-10-14 1996-06-05 株式会社ダイヘン 非消耗電極ア−ク加工方法及び装置

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