JPH0324291Y2 - - Google Patents

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JPH0324291Y2
JPH0324291Y2 JP7053986U JP7053986U JPH0324291Y2 JP H0324291 Y2 JPH0324291 Y2 JP H0324291Y2 JP 7053986 U JP7053986 U JP 7053986U JP 7053986 U JP7053986 U JP 7053986U JP H0324291 Y2 JPH0324291 Y2 JP H0324291Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はプラズマアーク溶接や切断などプラズ
マアーク加工用に用いられる電力を得るための装
置に関するものである。特に電力源を商用電源か
ら直接得られない場所で用いるための電力変換装
置を提案したものである。
従来の技術 プラズマアークを利用した切断装置や溶接装置
に用いられる電源としては一般に商用交流電源か
ら電力を得て、この電力をプラズマアーク加工に
適した電圧−電流特性(例えば無負荷時出力電圧
300V、最大短絡電流100Aの定電流特性)に変換
する方式が採用されている。
考案が解決しようとする問題点 しかるにこのような装置にあつては、現地工事
のように電源設備が貧弱な場所や全く商用電源が
得られないような場所においてはその都度使用中
の他の機器、例えばアーク溶接機を外してプラズ
マアーク加工装置と接続替えをしてから使用した
り、別途エンジン式の交流発電機を用意すること
が必要となり、実用上非常に不便であつた。もち
ろん一般のアーク溶接機が設置されていたとして
もアーク溶接とプラズマアーク加工とでは必要な
出力電圧が大きく異なるのでプラズマアーク加工
具(トーチ)をこれに接続して電源をそのまま流
用することは不可能である。
問題点を解決するための手段 本考案は、通常プラズマアーク加工が必要とさ
れるような作業現場においてはアーク溶接用電源
(商用交流電源を電力源とするものまたはエンジ
ン駆動式のアーク溶接用電源)が使用されている
ことが多いことに着目し、このアーク溶接用電源
から主電力または主電力と制御用電力とを得て内
部に設けたインバータ回路と昇圧変圧器とにより
アーク溶接用電源の低い出力電圧を高周波高電圧
に変換した後に整流してプラズマアーク加工に必
要な比較的高い直流電圧を得るようにして上記従
来装置の不都合点を解決したものである。
作 用 本考案においては、一般のアーク溶接用電源の
出力を電力源としてプラズマアーク加工に必要な
特性の電力に変換するので、アーク溶接用電源の
設置されている場所であればこれから電力を得て
直ちにプラズマアーク加工用の電力に変換するこ
とが可能であり、電源容量の乏しい場所や商用電
源が全く得られずエンジン駆動式のアーク溶接機
を持ち込んでいる作業現場においてもプラズマア
ーク加工装置が使えるようになる。
実施例 第1図は本考案の実施例を示す接続図である。
同図において1はアーク溶接用電源13の出力を
整流器8および平滑用コンデンサ9を経て入力し
高周波交流に変換するインバータ回路、2はイン
バータ回路1の出力をプラズマアーク加工に適し
た200Vないし400V程度の比較的高い電圧に昇圧
するための昇圧変圧器、3は昇圧変圧器2の出力
を整流する整流回路、4は整流回路3によつて直
流に変換された出力を平滑するための平滑回路で
ありインバータ回路1の動作周波数が十分に高い
ときは空心の小形リアクトルでもよくまたは省略
することもできる。5はパイロツトアーク電流制
限用の抵抗器、6は出力電流検出器である。7は
外部から得られる制御用の電源(交流100V)を
電力源としてプラズマ作動用ガス電磁弁104お
よび加工起動スイツチ105の動作および加工電
流設定用の基準電圧発生器12のための直流電源
を供給するシーケンス制御回路、10は出力電流
検出器6の出力電圧と基準電圧発生器12の出力
電圧との差を得る比較器であり、11は比較器の
出力信号に応じてインバータ回路1を駆動するイ
ンバータ駆動回路であり、通常インバータ回路1
を構成するスイツチング素子の導通時間幅を調整
するパルス幅制御回路が用いられる。これらの電
流検出回路6、シーケンス制御回路7、比較器1
0、インバータ駆動回路11および基準電圧発生
器12はインバータ制御回路を構成している。1
3は本考案の電力供給源となるアーク溶接用電源
であり、同図の実施例の場合は直流定電圧特性、
直流垂下特性または直流定電流特性のものが適す
る。また101および102はプラズマアーク加
工用トーチを模式的に示したものであり、101
は電極、102はノズル、また103は被加工物
である。同図の実施例において一点鎖線で囲んだ
インバータ回路1ないし基準電圧発生器12が本
考案の電力変換装置である。
同図の実施例において起動スイツチ105が押
されるとシーケンス制御回路7は基準電圧発生器
12の出力を比較器10に供給してインバータ駆
動回路を動作させ、インバータ1はこれによつて
出力を発生する。シーケンス制御回路7は電磁弁
104を開きプラズマ作動用ガスを電極101の
周辺に供給しノズル102の先端から噴出させ
る。アーク溶接用電源13の出力はインバータ回
路1によつて高周波の交流に変換された後に昇圧
変圧器2にて所定の比率で昇圧され、この昇圧さ
れた交流電力は整流回路3およびリアクトル4に
て平滑な直流となつて電極101および被加工物
103の間に印加される。またこのとき直流出力
電圧は電流制限用の抵抗器5を通してノズル10
2にも印加されるので図示を省略した点弧装置を
動作させて電極101とノズル103との間に微
少アークを点弧させると、この微少アークは電流
制限用抵抗器5によつて制限された値のパイロツ
トアークにまで増大し、このパイロツトアークに
よつてイオン化された作動ガス流がノズル102
の先端から外方へ拡散してゆく。このとき電極1
01およびノズル102からなる加工トーチを被
加工物103に近づけるとパイロツトアークによ
つてイオン化された作動ガスに助けられて電極1
01と被加工物103との間に加工用の主アーク
が発生する。この主アークはノズル102の出口
にて細く絞られた作動ガスによつてエネルギー密
度の高いプラズマアークとなつて被加工物を加熱
溶融する。主アーク電流は電流検出器6にて検出
されて比較器10にフイードバツクされるので、
加工電流は基準電圧発生器12にて設定された値
に保たれる。なお第1図の実施例において、整流
器8はアーク溶接用電源13の出力を本考案の電
力変換装置に接続するときに正、逆端子を誤つて
接続されても装置が破壊されないようにするため
の保護のために設けた半波整流器である。またコ
ンデンサ9はアーク溶接用電源13の出力に含ま
れるリツプル分を除去するための平滑用コンデン
サである。またインバータ回路1はブリツジ形、
センタータツプ形等公知の回路構成のものを用い
ることが可能であり、このインバータ回路の回路
方式に応じて昇圧変圧器2の巻線仕様、インバー
タ駆動回路11および整流回路3の各構成を決定
すればよい。また制御回路用の電源は別に供給す
る必要があるが、アーク溶接用電源13がエンジ
ン駆動式の溶接電源であれば一般工具用および照
明用として交流100Vの補助出力が設けられてい
るのでこれを利用することができる。
第2図は、本考案において制御用の電源もアー
ク溶接用電源の出力から得るようにしたときの実
施例を示す接続図であり、第1図と比べて制御電
源用安定化電源回路14が追加となつており、ま
たアーク溶接用電源の接続方向を無制限とし同時
に交流アーク溶接用電源も利用可能とするために
整流器8を両波整流器とした点が異なり、他は第
1図に示した実施例と同様である。安定化電源回
路14は、整流器8の出力端子から直流電力を得
るインバータ回路141、変圧器142、整流回
路143、リアクトル144、基準電圧発生器1
45、出力電圧検出回路146、比較器147お
よびインバータ駆動回路148によつて構成され
ている。このうち基準電圧発生器回路145はア
ーク溶接用電源13から得られる電源電圧が
100Vから10V程度と大幅に変動するがこの基準
電圧発生器145に必要な電力は微少でありかつ
その出力は固定でよいのでこの電源電圧の変動幅
を考慮して定電圧ダイオードやトランジスタを利
用して定電圧回路を構成すればよい。この基準電
圧発生器145によつて設定された基準電圧と出
力電圧検出器146の検出電圧とは比較器147
にて比較され差電圧がインバータ駆動回路148
に制御信号として供給される。したがつてインバ
ータ駆動回路148はこの入力信号に応じたパル
ス幅となるようにインバータ回路141を構成す
るスイツチング素子の導通を制御し、インバータ
回路141の出力は変圧器142にて所定の電圧
に変換された後に整流回路143、リアクトル1
44を経て制御用電源出力となり、主回路の基準
電圧発生器12およびシーケンス制御回路7など
に供給される。このように安定化電源回路14の
出力電圧は常に検出されて基準値と比較されて誤
差が減少するようにフイードバツク制御されるの
で常に設定値に保たれる。なお主回路については
第1図に示した実施例と同じであるので説明は省
略する。
なお、第1図および第2図に示した実施例にお
いて、アーク溶接用電源13として出力電流が可
変の垂下特性または定電流特性の電源を用いると
きは、これらのアーク溶接用電源の出力電流を適
当に調整することによつてプラズマアーク加工用
出力電流の調整に代えてもよい。この場合は本考
案の電力変換装置の電流調整に用いている部分、
即ち電流検出器6、基準電圧発生器12および比
較器10、を省略し、インバータ回路を固定の動
作状態とすればよい。
また第2図の実施例においてアーク溶接用電源
13として定電圧特性の電源を用いるときは単に
必要な比率の電圧変換のみを行えばよい。
さらにまた本考案の電力変換装置の電力源とし
てはアーク溶接用電源に限らず類似の特性を有す
る電源であればよく、例えばアークエアガウジン
グ用電源や大形の蓄電池充電用電源など比較的低
電圧で大電流のものであればよい。
考案の効果 本考案においては、既設のアーク溶接用電源か
ら電力を得てこれをインバータおよび昇圧変圧器
によつて高電圧交流に変換しこれを整流してプラ
ズマアーク加工に最適な比較的高電圧の直流電力
に変換する構成としたので、商用交流電源設備の
貧弱な場所でもプラズマアーク加工を実施するこ
とが可能となり現地工事や小規模工場などにおけ
る準備作業が簡単になる。特に制御用の電力もア
ーク溶接用電源から安定化回路を通して得るとき
はエンジン駆動式アーク溶接機を用いなければな
らないような全く商用電力の供給を受けることが
できない場所でも高能率で作業性に優れたプラズ
マアーク加工が実施できるようになる。さらにま
た入力端子部に両波整流器を設けておけば電力源
としてのアーク溶接用電源の種類および接続極性
に全く制限がなくなるので単に2本のパワーケー
ブルを本考案の装置とアーク溶接用電源との間に
接続するだけで全く電気工事の知識のない作業者
にも利用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本考案のプラ
ズマアーク加工用電力変換装置の実施例を示す接
続図である。 1……インバータ回路、2……昇圧変圧器、3
……整流回路、4……リアクトル、6……電流検
出器、8……整流器、10……比較器、11……
インバータ駆動回路、12……基準電圧発生器、
13……アーク溶接用電源、14……安定化電源
回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 既設のアーク溶接用電源から電力を得て入力
    電力を高周波交流電力に変換するインバータ回
    路と、前記インバータ回路の出力をプラズマア
    ーク加工に適した比較的高い電圧に変換する昇
    圧変圧器と、前記昇圧変圧器の出力を整流し平
    滑する整流回路と、前記インバータ回路の制御
    回路とを具備したプラズマアーク加工用電力変
    換装置。 2 前記既設のアーク溶接用電源は、出力電圧電
    流特性が垂下特性または定電流特性の電源であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載のプラ
    ズマアーク加工用電力変換装置。 3 前記制御回路は、出力電流を検出し検出値を
    あらかじめ設定した基準値と比較し差信号によ
    つて前記インバータ回路の出力を制御すること
    によつて定電流特性を得る回路である実用新案
    登録請求の範囲第1項または第2項に記載のプ
    ラズマアーク加工用電力変換装置。 4 前記インバータ回路と入力端子との間に整流
    器を直列に接続した実用新案登録請求の範囲第
    1項ないし第3項のいずれかに記載のプラズマ
    アーク加工用電力変換装置。 5 前記整流器は両波整流器である実用新案登録
    請求の範囲第4項に記載のプラズマアーク加工
    用電力変換装置。 6 前記インバータ回路の入力端子に並列に平滑
    用コンデンサが接続された実用新案登録請求の
    範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載のプ
    ラズマアーク加工用電力変換装置。 7 前記制御回路は、前記溶接電源の出力を入力
    とする安定化電源回路を通して制御用の電力を
    得る回路である実用新案登録請求の範囲第1項
    ないし第6項のいずれかに記載のプラズマアー
    ク加工用電力変換装置。
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