JPH0641705B2 - 紙張リタイルユニットの施工方法 - Google Patents

紙張リタイルユニットの施工方法

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JPH0641705B2
JPH0641705B2 JP25188087A JP25188087A JPH0641705B2 JP H0641705 B2 JPH0641705 B2 JP H0641705B2 JP 25188087 A JP25188087 A JP 25188087A JP 25188087 A JP25188087 A JP 25188087A JP H0641705 B2 JPH0641705 B2 JP H0641705B2
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paper
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伸一 平井
東一 藤田
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Inax Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は紙張りタイルユニットを効率良く施工する方法
に係り、特に紙張りタイルユニットを張り付ける工程で
目地も同時に形成され、タイルユニット張り付け後の塗
り目地等の目地詰め作業が不要となる紙張りタイルユニ
ットの施工方法に関するものである。なお、本発明にお
いて対象となるタイルはその表面に凸凹がありモザイク
タイルより大きく、二丁掛くらいまでの大きさのものが
好適である。
[従来の技術] タイルを一枚ずつ躯体面に施工する手間を省略するため
に、複数のタイルを紙にて連結し、この複数のタイルを
一辺に躯体に張り付けるようにした紙張りタイルユニッ
トによるタイル施工方法が従来より行なわれている。
この種の紙張りタイルユニットの従来例を第9図
(a)、(b)及び第10図を参照して説明する。第9
図に示す施工方法においては、躯体1に張り付けモルタ
ル2があらかじめ塗り付けられている。そして、紙張り
タイルユニット3は、そのタイル4の裏面が該張り付け
モルタル2に押し付けられるようにして躯体面に張り付
けられ、その後紙張りタイルユニット3から紙5を取り
除くことにより、第9図(b)の如く施工が完了する。
第10図に示す従来例においては、躯体1に下塗り2a
及び中塗り2bが施され、下地が形成される。紙張りタ
イルユニット3のタイル4の裏面には張り付けモルタル
6が盛られている。そして、この紙張りタイルユニット
3が下地に押し付けられるようにして躯体面に張り付け
られ、その後、紙5を除去することにより施工が完了す
る。
しかして、第9図及び第10図に示す従来例において
は、紙張りタイルユニットから紙を剥して施工が完了し
た後、タイル4同志の間の目地間隙に目地モルタルを詰
め込む目地詰め作業を行なっていた。
[発明が解決しようとする問題点] この目地詰め作業は著しく手間のかかるものであり、タ
イル張り作業コストを高いものとする原因の一つとなっ
ていた。例えば、従来の目地詰め方法としては塗り目地
方法がしばしば用いられているが、この塗り目地法では
目地モルタルを施工面全面に塗り延ばして目地間隙に詰
め込み、しかる後タイル表面に付着した目地モルタルを
拭き取るようにしており、著しく手間がかかる。
[問題点を解決するための手段] 本発明の紙張りタイルユニットの施工方法では、まず紙
張りタイルユニットのタイル同志の間に仮目地材を差し
込む。次いで、この紙張りタイルユニットを、その裏面
が上向きとなるように板状のホルダ上に載置する。この
ホルダの少なくとも一側辺には紙張りタイルユニットを
係止するための係止部が設けられている。
この紙張りタイルユニットが載せられたホルダは、次に
浅箱状の縁付きケース内に納入され、紙張りタイルユニ
ットの裏面全面にモルタルが塗られる。この際、モルタ
ルはタイル同志の間隙部分(目地部)にも入り込むよう
に塗られる。
次に、モルタル付きの紙張りタイルユニットが載せられ
たホルダをケースから抜き出し、モルタル面が躯体面に
押し付けられるようにホルダを躯体に向けて押圧し、紙
張りタイルユニットを躯体面に張り付ける。その後、ホ
ルダを紙張りタイルユニットから引き離すと共に、紙を
タイルから剥し、さらに仮目地材を取り除くことにより
紙張りタイルユニットの施工が完了する。
[作用] かかる本発明の紙張りタイルユニットの施工方法におい
ては、紙張りタイルユニットの裏面にモルタルを塗る工
程で、このモルタルが目地部にも入り込むように塗られ
る。即ち、モルタルは仮り目地材とタイル側面とで囲ま
れる空間部にも密実に充填される。
従って、紙張りタイルユニットの張り付け後、この仮目
地材を取り除くと、タイル同志の間にはモルタルが均一
面を成すように充填された状態となっており、その後の
目地詰めが不要となる。
[実施例] 以下図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に
説明する。
第1図〜第8図は本発明方法を説明する施工手順図であ
る。
本発明方法では、まず第1図に示す如く、紙張りタイル
ユニット10のタイル11同志の間に仮目地材12を挟
み込むようにして差し込む。符号13はタイル11の表
面に張り付けられた紙(本実施例ではクラフト紙)であ
る。なお、仮目地材12はタイル11の厚みよりも十分
に小さく、かつクラフト紙13に密着するように目地部
に深く差し込まれる。
この紙張りタイルユニット10はホルダ14上に載せら
れる。このホルダ14の少なくとも一側辺(本実施例で
は隣接する二側辺)に紙張りタイルユニット10の係止
部15が設けられている。また、本実施例ではホルダ1
4には取手16が設けられている。
次に、第2図に示す如く、この紙張りタイルユニット1
0が載せられたホルダ14を縁付きのケース17内に納
入する。本実施例では、縁付きケース17には取手16
が挿通されるための切り欠き部18が形成されている。
符号19は縁を示す。
第3図は第2図の如くしてホルダ14をケース17内に
挿入した後の状態における第2図のIII−III線に沿う断
面を示している。第3図に示す如く、縁19は紙張りタ
イルユニット10の裏面よりも上方にまで立ち上る高さ
を有している。
次に、第4図に示す如く、張り付けモルタル20を紙張
りタイルユニット10の裏面に塗る。この際、モルタル
20がタイル11同志の間の目地部21にも十分に入り
込むように金小手22でしっかりとモルタル20を押圧
しながら塗り延ばす。また、この際モルタル20は、そ
のモルタル面が縁19の上面と面一となるように塗り延
ばすことにより均一な塗り面を形成することができる。
このように張り付けモルタル20を塗った後、第5図に
示す如くホルダ14をケース17から分離する。
次いで、第6図の如く、このホルダ14を躯体1の躯体
面に押し付けるようにして紙張りタイルユニットを躯体
面に張り付ける。なお、躯体1の躯体面には張り付けモ
ルタル2を予め塗り付けておく。また、ホルダ14は、
係止部15がその下側となるようにその姿勢を保持し、
紙張りタイルユニット10がホルダ14から脱落しない
ようにしておく。
ホルダ14を躯体1に向けて十分に押圧することによ
り、紙張りタイルユニット10が躯体面に張り付けられ
る。(この際、加振機を用いてホルダ14に微振動を与
えても良い。このようにすれば、モルタル2、20同志
や、モルタル20とタイル11、モルタル2と躯体1と
のなじみが一層良くなる。)そこで、ホルダ14を躯体
1から引き離すと、紙張りタイルユニット10が躯体面
に張り付いて残留した状態となる。そこで、第7図に示
す如く、まずクラフト紙13をタイル11から引き剥
し、その後仮目地材12を抜き出す。なお、クラフト紙
13を引き剥すには、水を噴霧したり塗り付けたりする
ことにより簡単に行なうことができる。
このように仮目地材12を取り除くと、第8図に示す如
く、目地部21にもモルタル20が充填されており、そ
れ故にその後の目地詰め作業が不要な紙張りタイルユニ
ットの施工が完了した状態となる。符号22は目地凹部
を示す。
なお、上記実施例においては張り付けモルタル20が1
種類のみ用いられているが、例えば目地部21付近には
白色セメント系モルタルを緊密に詰め、その後通常の張
り付けモルタル20を紙張りタイルユニット10の裏面
に盛り付けるように塗っても良い。このようにすれば、
白色目地を形成することができる。もちろん、この白色
セメント系モルタルの代りに着色セメント系モルタルを
採用しても良い。
[効果] 以上の実施例からも明らかな通り、本発明方法によれ
ば、紙張りタイルユニットの躯体への張り付け後の目地
詰め作業が不要であり、作業効率が著しく向上する。そ
して、施工手間が著しく省力化され、施工手間賃が大幅
に削減される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図の各図は本発明方法による紙張りタ
イルユニットの施工手順を示す説明図であり、第1図及
び第2図は斜視図、第3〜8図は断面図である。第9図
及び第10図は従来例を説明する断面図である。 1…躯体、 2…張り付けモルタル、 10…紙張りタイルユニット、 11…タイル、12…仮目地材、 13…クラフト紙、14…ホルダ、 17…ケース、19…縁、 20…張り付けモルタル、 21…目地部、22…金小手。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】整列配置されたタイルの表面に紙が張り付
    けられた紙張りタイルユニットを施工する方法におい
    て、 紙張りタイルユニットのタイル同志の間の間隙に目地凹
    部形成用の仮目地材を差し込む工程、 少なくとも一側辺に紙張りタイルユニットの係止部を有
    する板状のホルダ上に、該紙張りタイルユニットを、そ
    の裏面が上向きとなるように載置する工程、 該紙張りタイルユニットが載置されたホルダを、浅箱状
    の縁付きケース内に納入する工程、 ケース内の紙張りタイルユニットの裏面全面に、モルタ
    ルを、該モルタルが紙張りタイルユニットの目地部にも
    入り込むように塗る工程、 このモルタル付きの紙張りタイルユニットが載せられた
    ホルダをケースから抜き出す工程、 モルタル面が躯体面に押し付けられるように、該ホルダ
    を躯体に向けて押圧し、紙張りタイルユニットを躯体面
    に張り付ける工程、 ホルダを紙張りタイルユニットから引き離す工程、及
    び、 紙張りタイルユニットから紙を剥し、次いで前記仮目地
    材を取り除く工程、 にて紙張りタイルユニットを施工することを特徴とする
    紙張りタイルユニットの施工方法。
JP25188087A 1987-10-06 1987-10-06 紙張リタイルユニットの施工方法 Expired - Lifetime JPH0641705B2 (ja)

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JPH06235253A (ja) * 1993-01-29 1994-08-23 Sliontec:Kk 目地部処理タイルシート、その製造方法及びそれを用いたタイル仕上げ方法
JP2003064835A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Sharp Corp 太陽電池モジュールの施工方法およびその取付構造

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