JPH064122U - 回転ブラシ式ロータリ除雪車のブラシカバー - Google Patents

回転ブラシ式ロータリ除雪車のブラシカバー

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JPH064122U
JPH064122U JP3366792U JP3366792U JPH064122U JP H064122 U JPH064122 U JP H064122U JP 3366792 U JP3366792 U JP 3366792U JP 3366792 U JP3366792 U JP 3366792U JP H064122 U JPH064122 U JP H064122U
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JP
Japan
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snow
blower
brush
cover
rotary
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JP3366792U
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浩 井上
芳直 矢崎
將次 西田
幸治 水上
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Central Japan Railway Co
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Central Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転ブラシで掻き上げられた雪を、ブロアの
投雪能力を低めないようにブロアに導く。 【構成】 回転ブラシ6の後部上方にブロア11を設け
る。駆動装置9は回転ブラシ6を前側が下から上に動く
ように回転させる。ブロア羽根11cは、ケーシング1
1a中央の中心軸11bに取り付け、ケーシング11a
のブロア羽根11c回転上昇側に投雪筒11dを鉛直に
設ける。回転ブラシ6の前面からブロア11にかけてブ
ラシカバー16を設ける。ブラシカバー16の投雪筒1
1d位置の部分16bを中心軸11bよりも低い位置に
開口させ、また他の部分16cを中心軸11bよりも高
い位置に開口させる。ブラシカバー16は、雪を投雪筒
11dの直下部分Aに導くことがない。このため、回転
ブラシ6で掻き上げられた雪がブロア羽根11cで加速
された投雪筒の直下部分の雪に衝突してその速度を低下
させることがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
雪を回転ブラシでブロアに掻き上げて投雪筒から投出させる回転ブラシ式ロー タリ除雪車のブラシカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
ロータリ式除雪車として、従来、雪をオーガ(掻寄せスクリュ)でブロアの前 に掻き寄せて投雪筒から投出させるものが知られている。このロータリ式除雪車 は、オーガが剛構造であるため、軌道や路面の付帯構造物を損傷しやすく、また 雪を余すことなく排除できないという問題点がある。
【0003】 そこで、本考案の提案者は、回転ブラシを用いた回転ブラシ式ロータリ除雪車 を開発した。この新しい除雪車は、ブロアの前部下方に、水平な回転軸を中心に 周方向に回転する回転ブラシを備え、該回転ブラシを、従来のオーガとは逆の方 向、つまり前進方向前側が下から上に動くようにアップカットで回転させて雪を 掻き上げ、ブラシカバーでブロアに導く構造とされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の回転ブラシ式ロータリ除雪車を試運転して見ると、一般的な技術で、ブ ラシカバーをその開口面積を最大にしてブロアに連絡すると、場合によって、ブ ロアの投雪能力が低下することが判明した。
【0005】 本考案は、上記の知見に基づいてなされたものであり、ブロアの投雪能力を低 下させない、回転ブラシ式ロータリ除雪車のブラシカバーを提供することを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案は、回転ブラシで掻き上げられた雪を、 該回転ブラシの後部上方にブロア羽根の中心軸線を回転ブラシのほぼ水平な中心 軸線に平面視においてほぼ直交させて設けられたブロアに導く、回転ブラシ式ロ ータリ除雪装置のブラシカバーにおいて、該ブラシカバーは、上記ブロアのほぼ 鉛直に設けられた投雪筒位置の部分をブロアの中心軸線よりも低い位置に開口さ せ、また投雪筒から横に外れた他の部分をブロアの中心軸線よりも高い位置に開 口させて設けた構成とした。
【0007】
【作用】
回転ブラシで掻き上げられて投雪筒位置のブロアカバーの部分で導かれた雪は 、ブロア羽根が回転下降から上昇に移って水平になる前のブロア部分に入る。し たがってこの雪は、回転上昇中のブロア羽根で十分に加速され、投雪筒から投出 される。また、ブロアカバーの他の部分で導かれた雪は、ブロア羽根が投雪筒の 部分を上昇してから、下降に移り投雪筒位置のブロアカバーの部分に上昇するま での間のブロア部分に入る。この雪は、該ブロア部分のブロア羽根と一緒に回転 し、上記同様に十分に加速されて投雪筒から投出される。
【0008】 このように、ブロアカバーは、投雪筒の直下部分には開口しておらず、投雪筒 直下部分に雪を導くことがない。このため、ブロア羽根で加速されて投雪筒に入 る速度の早い雪に、回転ブラシで掻き上げられた雪が触れて失速させブロアの投 雪能力を低下させることが防止される。
【0009】
【実施例】
添付図面は本考案の一実施例を示す。図において符号1はフレームである。フ レーム1は、走行車両2の前側(図2で右側)の端部に平行リンク3,4により 支持され、車両2とフレーム1の間に設けられたシリンダ5によつて車両2に対 して上下に昇降させられる。
【0010】 フレーム1の前部には、回転ブラシ6が設けられている。回転ブラシ6は、中 心に回転軸6aを持つドラム6bの外周に針金等の線条部材6cを植設して成る 。この回転ブラシ6は、フレーム1に取り付けられた側板7,7の軸受8,8に 、回転軸6aを支承されて設けられており、油圧モータ等の回転駆動装置9によ って図2で反時計回りに回転させられる。回転ブラシ6の中心軸線、つまり回転 軸6aの軸方向は、水平状態で車両2の走行方向に直交させられている。
【0011】 回転ブラシ6の後部上方には、ブロア11が配設され、フレーム1に支持され ている。ブロア11は、円筒状のケーシング11aの中心に中心軸11bを設け 、この中心軸11bにブロア羽根11cを取り付けるとともに、ケーシング11 aにおけるブロア羽根11cの回転上昇側(図1と図3で左側)に投雪筒11d を鉛直に設けて成る。ブロア羽根11cは、油圧モータ等の回転駆動装置12に より減速機13と中心軸11bを介し図1と図3において時計回りに回転させら れる。
【0012】 ブロア羽根11cの中心軸線、つまり中心軸11bの軸方向は、車両2の走行 方向に水平に向けられ、回転ブラシ6の回転軸6aの軸方向に平面視において直 交させられている。ブロア11の上にはシュート14が投雪筒11dに連ねて設 けられ、該シュート14の上端にシュートキャップ15が取り付けられている。 シュート14は左右に回動して投雪方向を左右に変え、またシュートキャップ1 5は上下に回動して投雪方向を上下に変える。ブロア11とシュート14等の基 本構造は周知である。
【0013】 回転ブラシ6の側板7,7の前端部からブロア11のケーシング11aにかけ てブラシカバー16が設けられている。ブラシカバー16の下部16aは、回転 ブラシ6の外周面に沿うように湾曲しており、また上部の上記投雪筒11d位置 の部分16bは、ブロア11の中心軸11bよりも低い位置に開口し、投雪筒1 1dから横に外れた他の部分16cは中心軸11bよりも高い位置に開口してい る。このため充分な開口面積が得られ、回転ブラシ6によって掻き上げられた雪 が絞られて支障をきたすようなことはない。ブラシカバー16は、回転ブラシ6 によって掻き上げられた雪をブロア11に導く。
【0014】 次に上記のように構成された本考案に係る回転ブラシ式ロータリ除雪車のブラ シカバーの作用を説明する。 除雪に際しては、各回転駆動装置9,12で回転ブラシ6を図2と図4におい て反時計回りに回転させるとともにブロア11のブロア羽根11cを図1と図3 において時計回りに回転させながら、走行車両2を図2で左から右に前進させる 。
【0015】 軌道や路面上の雪は、回転ブラシ6の回転によって掻き上げられてブラシカバ ー16でブロア11に導かれ、ブロア羽根11cで加速されて投雪筒11dとシ ュート14を通り外部に投出される。この場合、投雪筒11d位置のカバー部分 16bで導かれた雪は、ブロア羽根11cが回転下降から上昇に移って水平にな る前のブロア部分に入るため、回転上昇中のブロア羽根11cにより十分に加速 され、投雪筒11dに投出される。
【0016】 また、投雪筒11dから横に外れた他のカバー部分16cで導かれた雪は、ブ ロア羽根11cが投雪筒11dの直下部分Aを上昇してから、下降に移り投雪筒 11d位置のカバー部分16bに上昇するまでの間のブロア部分に入るため、こ の場合においてもブロア羽根11cにより十分に加速されて投雪筒11dに投出 される。
【0017】 ところで、実験によれば、ブラシカバー16の開口面積を最大にしてブロア1 1のおよそ全面に雪を導くようにすると、ブロア羽根11cで加速された投雪筒 11d部分の雪に、回転ブラシ6で掻き上げられて投雪筒11d直下部分Aに導 かれた速度の遅い雪が干渉し、速度の速い雪を失速させてブロア11の投雪能力 を著しく低下させ、稀には投雪不能にする場合がある。
【0018】 本考案のブラシカバー16は、投雪筒11dの直下部分Aには開口しておらず 、その部分Aに雪を導くことがないので、上記の支障は完全に防止され、雪はブ ロア11により遠方に投出されるようになる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る回転ブラシ式ロータリ除雪車のブラシカバ ーは、回転ブラシで掻き上げられた雪を、該回転ブラシの後部上方にブロア羽根 の中心軸線を回転ブラシのほぼ水平な中心軸線に平面視においてほぼ直交させて 設けられたブロアに導く、回転ブラシ式ロータリ除雪装置のブラシカバーであっ て、該ブラシカバーは、上記ブロアのほぼ鉛直に設けられた投雪筒位置の部分を ブロアの中心軸線よりも低い位置に開口させ、また投雪筒から横に外れた他の部 分をブロアの中心軸線よりも高い位置に開口させて設けられた構成とされている ので、ブロアの投雪能力を低下させることがない。このため本考案によれば雪を 効率的に遠方に投出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示すもので、本考案に係
るブラシカバーを装備した回転ブラシ式ロータリ除雪車
の正面図である。
【図2】 同じく側面図である。
【図3】 ブロアとブラシカバー等の関係を示す一部破
断の正面図である。
【図4】 本ブラシカバーの一部破断の側面図である。
【図5】 図3の(V−V)部分の断面図である。
【符号の説明】
6 回転ブラシ 6a 回転軸 11 ブロア 11b 中心軸 11c ブロア羽根 11d 投雪筒 16 ブラシカバー 16b 投雪筒位置のカバー部分 16c 投雪筒から横に外れたカバー部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西田 將次 滋賀県伊香郡西浅井町大字余138 (72)考案者 水上 幸治 滋賀県彦根市古沢町684番地

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ブラシで掻き上げられた雪を、該回
    転ブラシの後部上方にブロア羽根の中心軸線を回転ブラ
    シのほぼ水平な中心軸線に平面視においてほぼ直交させ
    て設けられたブロアに導く、回転ブラシ式ロータリ除雪
    装置のブラシカバーであって、該ブラシカバーは、上記
    ブロアのほぼ鉛直に設けられた投雪筒位置の部分をブロ
    アの中心軸線よりも低い位置に開口させ、また投雪筒か
    ら横に外れた他の部分をブロアの中心軸線よりも高い位
    置に開口させて設けられたことを特徴とする回転ブラシ
    式ロータリ除雪車のブラシカバー。
JP3366792U 1992-05-21 1992-05-21 回転ブラシ式ロータリ除雪車のブラシカバー Expired - Lifetime JPH0647950Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3366792U JPH0647950Y2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 回転ブラシ式ロータリ除雪車のブラシカバー

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JP3366792U JPH0647950Y2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 回転ブラシ式ロータリ除雪車のブラシカバー

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Publication Number Publication Date
JPH064122U true JPH064122U (ja) 1994-01-18
JPH0647950Y2 JPH0647950Y2 (ja) 1994-12-07

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ID=12392815

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JP3366792U Expired - Lifetime JPH0647950Y2 (ja) 1992-05-21 1992-05-21 回転ブラシ式ロータリ除雪車のブラシカバー

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61152040U (ja) * 1985-03-12 1986-09-19
JPS63107614A (ja) * 1986-10-24 1988-05-12 Kumagai Gumi Ltd 杭基礎の構築方法
JPH03115614A (ja) * 1990-04-20 1991-05-16 Kumagai Gumi Co Ltd 加重重錘

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Publication number Publication date
JPH0647950Y2 (ja) 1994-12-07

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