JPH0641143B2 - 切割りのある筒体の成形型 - Google Patents

切割りのある筒体の成形型

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JPH0641143B2
JPH0641143B2 JP21976389A JP21976389A JPH0641143B2 JP H0641143 B2 JPH0641143 B2 JP H0641143B2 JP 21976389 A JP21976389 A JP 21976389A JP 21976389 A JP21976389 A JP 21976389A JP H0641143 B2 JPH0641143 B2 JP H0641143B2
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兼嗣 赤▲崎▼
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、周壁に軸方向の切割りがある筒体(例え
ば、車両用のスタビライザブツシユ等のブツシユ類、及
びグロメツト類)を形成するのに好適な成形型に関す
る。なお、筒体の切割りは、これを棒状の相手に外装す
る手間を少なくするために形成されている。即ち、筒体
を切割り部分で開くことで、筒体を側方から相手へ外装
できることとなる。
〈従来の技術〉 従来、かかる筒体1(第5図参照)を形成する際には、
下記の成形型10を用いていた。
この成形型10は、第6,7図の如く、下型11(固定
型)、上型13(可動型)及びスライドコア17から構
成される。
下型11と上型13には、筒体1の外周形状に対応した
2つのキヤビテイ面15が形成されている。また、各型
合せ面12,14には軸方向にスライドコア17のガイ
ド溝16が形成されている。
スライドコア17は円柱形の部材であつて、その外面が
筒体1の内周面に対応している。このスライドコア17
はガイド溝16へ装着され、上下型11,13に対して
軸方向へ移動可能である。第4図においてスライドコア
17の右端省略部分は図示しないアクチュエータ(油圧
シリンダ等)へ連結されているか、又は手動により移動
可能となつている。
筒体1はこの成形型10を用い、以下の様にして形成さ
れる。
即ち、第6,7図のように、下型11のガイド溝16へ
スライドコア17をセツトし、上型13を型締めする。
そして、図示しないスプルー、ライナー及びゲートを通
じてキヤビテイ面15とスライドコア17で囲まれるキ
ヤビテイ空間へゴム材料を注入し、加硫を行う。その
後、上型13を開きスライドコア17を抜くと、中間体
5が形成される。
そして、この中間体5を離型し、カツタナイフ等で所定
の位置へ切割り3を入れて、製品の筒体1とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記のように、従来の成形型10では、製品(切割り3
のある筒体1)を直接成形することができなかつた。従
つて、型成形後、得られた中間体5へ切割り3を入れる
工程が必要となり、製品の製造工数、製造コストを嵩ま
せていた。
ここに、切割り3を有した筒体1を成形型で直接形成す
るために、キヤビテイ空間において切割り3へ対応する
部分に、中子を入れることが考えられた。しかしこの場
合、中子は薄い平板状となるのでこれの耐久性を確保し
難い。
〈課題を解決するための手段〉 この発明は、上記課題にかんがみてなされた切割りのあ
る筒体用の成形型であり、その構成は、周壁に軸方向の
切割りがある筒体を成形するための成形型であつて、筒
体の外周面を形成するキヤビテイ面を持つた上型及び下
型と、上型と下型の型合せ面に形成された軸方向のガイ
ド溝にガイドされて移動可能であり、筒体の内周面を形
成する外形を持つたスライドコアと、を備えてなり、ス
ライドコアは、型締め時に上型と下型から突出する突出
部を有し、上型のキヤビテイ面を越える位置に切先を持
つカツタが、その刃部をスライドコアの抜き方向へ向け
て突出部に取り付けられていることを特徴とする。
〈実施例〉 以下、この発明を実施例により更に詳細に説明する。な
お、従来例で説明した部材と同一の部材には同一の部符
号を付し、その説明を部分的に省略する。
実施例の成形型20は、従来例と同一の上下型11,1
3及びスライドコア21から構成される。
スライドコア21は同一横断面の円柱状であつて、上下
型11,13のガイド溝16へ装着される。勿論、スラ
イドコア17の横断面は筒体の内周面に応じて決められ
る。例えば、筒体が四角の孔を持つならばスライドコア
の横断面も四角になる。また、筒体がテーパ孔を持つな
らばスライドコアも円錐台形になる。このときには、上
下型に形成されるキヤビテイが1つに制限される。ガイ
ド溝の形状がスライドコアに対応して変形されることは
言うまでもない。
スライドコア21の左端は、型締め時に上下型11,1
3から突出している(突出部23)。そして、この突出
部23にカツタ25が取り付けられている。取り付けの
態様は特に限定されないが、ねじ止め等の方法で取り替
え可能とすることが好ましい。カツタ25の刃部27は
上下型11,13の方向、即ちスライドコア21の抜き
方向を向いている。また、カツタ25の切先は、型締め
時、側面からみて、上型13のキヤビテイ面15を越え
る位置にある。
なお、図例では、スライドコア21に対してカツタ25
が傾いているが、これは製品に形成される切割りの位置
に対応させたものである。
筒体1は実施例の成形型20を用い、以下の様にして形
成される。
先ず、第1,2図のように、下型11のガイド溝16へ
スライドコア21をセツトし、上型13を型締めする。
そして、図示しないスプルー、ライナー及びゲートを通
じてキヤビテイ面15とスライドコア21で囲まれるキ
ヤビテイ空間へゴム等の成形材料を注入し、中間体5を
形成する。その後、上型13を開いて図示しないアクチ
ユエータによりスライドコア21を図示右側へ抜くと、
カツタ21が中間体5の側壁を切り裂き、切割り3が形
成され、筒体1が得られる。
なお、第3図の如く、スライドコア31へキイ33を設
け、一方下型11のガイド溝16へキイ溝35を設ける
と、スライドコア31が回転しなくなるので、切割り3
の位置が安定する。
また、切割り3の切断面を平滑にするためには、スライ
ドコア21を抜くときに、第4図の如く、中間体5を押
え型41で押えることが好ましい。この押え型41は既
述の上型13へ、カツタ25の切先が挿通する溝43を
形成した形状である。
キヤビテイ面の形状、その数及び上下型の割り方等、こ
の発明が上記の説明に限定されないことは勿論である。
〈発明の作用・効果〉 以上説明したように、この発明の成形型は、周壁に軸方
向の切割りがある筒体を成形するための成形型であつ
て、筒体の外周面を形成するキヤビテイ面を持つた上型
及び下型と、上型と下型の型合せ面に形成された軸方向
のガイド溝にガイドされて移動可能であり、筒体の内周
面を形成する外形を持つたスライドコアと、を備えてな
り、スライドコアは、型締め時に上型と下型から突出す
る突出部を有し、上型のキヤビテイ面を越える位置に切
先を持つカツタが、その刃部をスライドコアの抜き方向
へ向けて突出部に取り付けられた構成である。
このように構成された成形型によれば、スライドコアを
引き抜くときに、これへ取り付けられたカツタが、中間
体の周壁を切り裂き、切割りを形成する。つまり、この
成形型によれば、離型時に切割りが形成されるので、従
来のような切割りを入れる工程が削減される。
また、この発明で新たに用いられるカツタは、スライ
ドコアの突出部へ単に取り付ければよいこと、型締め
時、カツタは上下型の外側に位置するので、上下型は既
存のものを何ら変形する必要がないこと、検討案の成
形型のような中子は不要なこと、より、成形型自体のコ
ストも殆ど上昇しない。
よつて、この発明の成形型によれば、筒体の製造コスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の成形型20の断面図、 第2図は同側面図、 第3図は同変形例の側面図、 第4図は同変形例の側面図、 第5図は筒体1斜視図、 第6図は従来例の成形型10の断面図、 第7図は同側面図。 1……筒体、 3……切割り、 10,20……成形型、 11……下型、 13……上型、 14……型合せ面、 15……キヤビテイ面、 16……ガイド溝、 17,21,31……スライドコア、 23……突出部、 25……カツタ、 27……刃部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周壁に軸方向の切割りがある筒体を成形す
    るための成形型であつて、 前記筒体の外周面を形成するキヤビテイ面を持つた上型
    及び下型と、 前記上型と下型の型合せ面に形成された軸方向のガイド
    溝にガイドされて移動可能であり、前記筒体の内周面を
    形成する外形を持つたスライドコアと、 を備えてなり、 前記スライドコアは、型締め時に前記上型と下型から突
    出する突出部を有し、前記上型のキヤビテイ面を越える
    位置に切先を持つカツタが、その刃部を前記スライドコ
    アの抜き方向へ向けて前記突出部に取り付けられている ことを特徴とする切割りのある筒体の成形型。
JP21976389A 1989-08-25 1989-08-25 切割りのある筒体の成形型 Expired - Fee Related JPH0641143B2 (ja)

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